JP3214932B2 - 距離・速度予知装置 - Google Patents

距離・速度予知装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は距離・速度予知装置、例
えば自動車衝突予知センサに適した距離・速度予知装置
に関するものであり、特に衝突の危険性および衝突直前
の相対速度を検出し、生命防護装置の起動信号を発生さ
せるようにした距離・速度予知装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車衝突予知センサとしては、従来、
交通渋滞時の追突防止や後退時のバックセンサなどが知
られているが、一般に衝突が運転者あるい同乗者の生命
に危険なものかどうかは障害物との相対速度、障害物の
重量、衝突の仕方等に依存し、これらを衝突以前に知る
ことは困難が多い。衝突後の衝撃の強さを測定する従来
の方法としてはメカニカルな加速度センサが知られてい
る。この測定値があるしきい値を越えた時にエアバッ
グ、プリテンションなどの生命防護装置を起動させて衝
突の際の衝撃を緩和している。
【0003】衝突前に衝突の危険性を予知する方法は従
来多くの提案がなされており、その多くは追突防止装置
に見られるように車間距離が大きい場合を想定してい
る。しかし、衝突直前の近接した状態での移動体と障害
物の衝突の危険性および相対速度の検出は、生命防護装
置を起動すべきか否かを決定する上で重要な役割を有し
ている。
【0004】本出願人は既に特願平4─8531の衝突
予知装置に於いて衝突の危険性に関する評価量および衝
突直前の速度を求める方法を示している。この原理説明
図を図8に示す。図において、点Pを障害物とし、A、
Bを移動物体の両端に設けられた距離・速度測定手段と
する。Vを移動物体と障害物との相対速度、V1 、V2
を距離・速度測定手段A、B方向への速度成分、θを点
PがA、Bに対して張る角度、θ1 をVとV1 とがなす
角度、Lを基線ABの長さ、A、Bから点Pまでの距離
をL1 、L2 とする。衝突の危険性はθ1 ≦θの時高
く、θ1 >θの程度に従って低くなる。これを実測され
るパラメータで表現すると以下のようになる。
【0005】V1 =Vcosθ1 、V2 =Vcos(θ
1 −θ)から、 V2 +V1 =2Vcos(θ1 −θ/2)cos(θ/
2) V2 −V1 =2Vsin(θ1 −θ/2)sin(θ/
2) (V2 −V1 )/(V2 +V1 )=Kとおくと、 θ1 =tan-1{K/tan(θ/2)}+θ/2 したがって、θ1 ≦θの条件はK≦tan2 (θ/2)
と表される。あるいは、符号を考慮して、 |K|≦tan2 (θ/2) ・・・(1) ただし、 θ=cos-1(L1 2+L2 2−L2 )/2L12 ・・・(2) K=(V2 −V1 )/(V2 +V1 ) ・・・(3) また、真の相対速度Vは次式で与えられる。
【0006】 V=(V1 2+V2 2−2V12 cosθ)1/2 /sinθ・・・(4) この相対速度Vがある設定値Vthを越えると、エアバッ
グ、プリテンション等の生命防護装置を起動させる必要
性が生じる。すなわち、 V≧Vth ・・・(5) 言い換えると、既知の量L、及び、測定される距離・速
度のパラメータL1 、L2 、V1 、V2 から、(2)、
(3)、(4)式を用いてθ、K、Vを計算し、
(1)、(5)の不等式を満たすか否かをみることによ
り、衝突の危険性を判断することができる。これらの情
報と、衝突後の衝撃センサの情報を利用し、不図示の論
理回路手段を通して生命防護装置を起動させる信号を得
ることにより、生命防護装置を起動させるべきか否かに
つき、確度の高い情報を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、既出願のも
のでは次に述べるような不都合がある。前記しきい値V
thは速度Vの基線ABに垂直な成分に対して定められ
る。このため基線ABに垂直に近い角度での衝突に関し
ては、しきい値Vthはほぼ一定となるが、基線の法線に
対する角度が大きい斜めの衝突の場合には、角度の大き
さに対応してVthを変える必要がある。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、衝突直前の近接した状態での移動体と障害
物の衝突の、基線の法線に対する角度が大きい場合にも
一定のしきい値により、衝突の危険度を評価し、生命防
護装置の起動信号を発生するようにした距離・速度予知
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、移
動体に基線長だけ隔たってそれぞれ配置された障害物探
査用投・受光部を有し、投光部から互いに交差するよう
に光ビームを放射して障害物からの反射光を受光部で受
光し、移動体と障害物との距離及び両者の相対速度を検
出する距離・速度検出手段と、該距離・速度検出手段の
検出出力から前記相対速度の基線に垂直な成分を算出す
る算出手段とを具備することを特徴とする。また、本発
明は、移動体に基線長だけ隔たってそれぞれ配置された
障害物探査用投・受光部を有し、投光部から互いに交差
するように光ビームを放射して障害物からの反射光を受
光部で受光し、移動体と障害物との距離及び両者の相対
速度を検出する距離・速度検出手段と、該距離・速度検
出手段の検出出力から前記相対速度の基線に垂直な成分
を算出する算出手段と、基線に垂直な相対速度成分をあ
らかじめ定められた閾値と比較する比較手段と、比較結
果に応じて生命防護装置の起動信号を発生させるか否か
を判別する演算手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、2つの距離・速度検出手段
を用いて検出した移動体と障害物との距離及び両者の相
対速度から移動体と障害物との間の基線に垂直な相対速
度成分VY を算出し、VY と一定のしきい値Vthとを比
較するようにしたものであり、移動体の基線に対する角
度が大きい斜め衝突の場合であっても一定のしきい値V
thを採用することが可能となり、VY がVthを越えたと
きに生命防護装置を起動させることが可能となる。
【0011】
【実施例】図1に本発明の概念図を示す。図1に於いて
ABを基線とし、点Pを障害物として、2点A,Bに距
離・速度センサ1、2を配置する。V,V1 ,V2
θ,θ1 を図8にならって図1のように定め、点Pから
基線ABに垂線PHを下ろし、速度ベクトルVの代わり
に基線ABに垂直な相対速度成分Vcos θ2 を評価量と
するもので、このように選ぶことにより、該基線の法線
に対する角度が大きい場合にもほぼ一定のしきい値Vth
との比較が可能となる。
【0012】本発明の第一実施例を図2に示す。図2に
おいて、基線長Lの間隔をおいて移動体3に投光部及び
受光部を有する距離・速度センサ1,2が設けられ、該
距離・速度センサ1,2から、コリメートされたコヒー
レント光ビーム4、5が互いに交差するように放出され
ている。該基線長Lとしては1〜2m 位比較的長い距離
が用いられる。6は障害物を表し、速度ベクトルVで移
動体3に接近し、7で表す位置に移動して点Pで光ビー
ム4に接触するものとし、V1 ,V2 ,θ1 ,θ2 は図
1のように定める。点Pでの散乱光を基線ABの両端の
距離・速度センサ1,2で受け、点Pの基線ABの両端
からの距離L1 ,L2 と速度ベクトルVの距離・速度セ
ンサ1,2の方向への成分V1 ,V2 が測定される。点
Pが基線ABの両端に対して張る角度をα、βとする
と、基線ABに垂直な相対速度成分VY =Vcos θ2
次式で表される。
【0013】 VY =Vcosθ2 ・・・(6) 但し、θ2 =θ1 +α−π/2 α=sin-1(L2 sinθ/L) θ1 =tan-1(K/tan(θ/2))+θ/2 K=(V2 −V1 )/(V2 +V1 ) θ=cos-1(L1 2 +L2 2 −L2 )/2L1 2 V=(V1 2 +V2 2 −2V1 2 cosθ)1/2 /s
inθ この相対速度VY がある設定値Vthを越えると、エアバ
ッグ、プリテンション等の生命防護装置を起動させる必
要性が生じる。すなわち、 VY ≧Vth ・・・(7) したがって、既知の量L、及び、測定される距離・速度
のパラメータL1 、L2 、V1 、V2 からθ、K、V求
めてθ1 、θ2 、αを算出し、(6)式よりVY を求め
て(7)の不等式を満たすか否かをみることにより、衝
突の危険性を判断することができる。
【0014】図3は本発明の第1実施例の機能ブロック
を示すとともに、処理フローを示す図である。図3にお
いて、20は距離・速度測定手段、21は(θ,K,
V)算出手段、23は(θ1 ,θ2 ,α)算出手段、2
4は垂直相対速度成分(VY )算出手段、22,30は
判別手段、25は論理回路、26は衝撃センサ、27は
警告信号発生手段、28は生命防護装置への起動信号発
生手段をそれぞれ表す。
【0015】距離・速度測定手段20により、測定値L
1 ,L2 ,V1 ,V2 が検出され、該測定値から(θ,
K,V)算出手段21により評価量θ,K,Vが算出さ
れ、さらに(θ1 ,θ2 ,α)算出手段23により、θ
1 ,α,θ2 が算出される。次いで、垂直相対速度成分
(VY )算出手段24により、(6)式に基づいて基線
ABに垂直な相対速度成分VY =Vcos θ2 が算出さ
れ、算出されたVY は、判別手段30によりあらかじめ
定められたしきい値Vthと比較される。これを越えれば
衝撃センサ26の出力信号および判別手段22による、
評価量KとC=tan2(θ/2)との比較結果とを参考に
して、論理回路25による論理演算に従って起動信号発
生手段28を通して生命防護装置の起動信号をONとす
る。
【0016】論理回路25の論理演算について図4、図
5により説明する。図4において、判別手段22、30
で判別した結果、両者共満足する場合、その結果の論理
積をとり、その結果と、衝突後の衝撃センサ出力信号α
の時刻t1での経時変化予測値α1 との比較判断α≧α
1 がYESならば、これとの論理積をとり、生命防護装
置の起動信号をONとする。また、比較判断α≧α1
NOならば、αの時刻t2 での経時変化予測値α2 との
比較判断α≧α2 をして、YESならば、これとK≦
C、VY ≧Vthの比較判断信号の論理和との後記するよ
うな論理演算を論理演算回路RCにより行い、生命防護
装置の起動信号をONするか否かを決定する。この結果
が否定的な場合には、さらに、αの時刻t3 での経時変
化予測値α3 との比較判断α≧α3 を待つ。この結果が
YESならば、K≦C、VY ≧Vthの比較判断信号がと
もにNOであっても、生命防護装置の起動信号をONと
する。α<α3 ならば、起動信号は出さない。図5に衝
突後の衝撃センサ出力信号αの初期の経時変化を模式的
に示す。具体的には、t3 は、衝撃センサ単独で生命防
護装置を起動できる最短の時間を表し、通常20ms以
内に選ばれる。また、t1 、t2 は、それぞれ例えば1
0ms、15ms以内に選ばれるのが好ましい。衝撃セ
ンサ出力信号α3 は、例えばエアバックでは、12mp
h(約20km/h)の速度での衝突における衝撃力に
対応している。
【0017】論理演算回路RCは、衝突後の衝撃センサ
出力信号αの時刻t2 での測定値α2m、及び、K、VY
の同時刻における測定値K2m、V2mの一種の重み付き平
均値と、予め定められた設定値とを比較するものであ
る。例えば、f(α2m)、g(K2m)、h(V2m)を各
測定値に対応した評価関数として、評価値εを、 ε=a1 f(α2m)+a2 g(K2m)+a3 h(V2m) により計算し、得られたεを予め定められた設定値ε0
と比較する。ここに、a1 、a2 、a3 は重み付き平均
値をとるための係数で、 a1 +a2 +a3 =1 のように選ばれる。評価関数f(α2m)、g(K2m)、
h(V2m)の具体例は、 f(α2m)=f(α2m/α2 )=1 if 0.9≦α2m/α2 <1.0 0.5 if 0.8≦α2m/α2 <0.9 0 if α2m/α2 <0.8 g(K2m)=g(K/C) =1 if 1.0≦K/C<3.0 0.5 if 3.0≦K/C<6.0 0 if 6.0≦K/C h(V2m)=h(V2m/Vth)=1 if 0.9≦V2m/Vth<1.0 0.5 if 0.8≦V2m/Vth<0.9 0 if V2m/Vth<0.8 また、係数a1 、a2 、a3 の数値例としては、 a1 =0.5、a2 =0.2、a3 =0.3 上記のように定めた評価関数及び係数により評価値ε求
め、予め定められた設定値ε0 と比較する。ε0 ≦εな
らば、生命防護装置の起動信号をONとする。ε0 とし
ては、例えば0.85から1.0程度の数値が選ばれ
る。
【0018】本実施例は、移動体の基線ABから1m以
内といった最近接の距離で障害物との相対速度の基線A
Bに垂直な成分を求める場合を念頭においているが、光
ビームの交差角を適当に選んでより遠方まで障害物を探
査することは可能である。また、2つの同じ光ビームを
同時に放射していることを念頭において説明したが、時
系列的に交代に点灯したり、同時に放射するが、異なる
周波数で振幅変調し、それぞれに対応したバンドパスフ
ィルタを設けて並列に上記のフローに示した信号処理を
行ったりする変更が可能である。
【0019】本実施例の特徴は互いに交差する単一の光
ビームといった簡単な構成で、最近接の距離で障害物と
の相対速度の基線ABに垂直な成分を正確に測定できる
ことにある。
【0020】なお、障害物の存在が確認され、距離・速
度のパラメータの測定がなされた場合衝突が起こる可能
性が極めて高いが、障害物の質量が生命防護装置の起動
を必要とする程大きいか否かが不明で、距離・速度パラ
メータの測定手段として公知の光、あるいはマイクロ
波、超音波を用いるものでは、障害物の質量の予測が困
難なため、衝突後の衝撃センサ出力信号αにこの予測を
依存している。そして、K≦C、VY ≧Vthの判断基準
を利用して、衝突後の生命防護装置の起動信号を生命維
持に必要な最大時間t3 以内のできるだけ早い時期に出
力が可能であり、最も早い場合には、衝突後10ms以
内に起動信号を発すること、エアバックのインフレーシ
ョンの時間をより長くとることが可能となり、安全性の
向上に寄与することができる。
【0021】図6に本発明の第2の実施例を示す。第1
の実施例では基線ABの両端から互いに交差する単一光
ビームを放出したが、この実施例では基線ABの両端か
ら互いに交差する光ビームを放出するもので、図6にお
いて、光ビーム10,11と光ビーム12,13のペア
がこれにあたる。また点線で示した直線は基線ABから
予め定められた距離Ythを監視距離とすることを意味す
る。言い換えると、光ビーム10,11のいずれかに障
害物6が最初に接触した位置Pが距離Yth以内にあれ
ば、光ビームを同じ距離・速度センサから放射されてい
る他方の光ビームに切り換えて再度その危険性を確認す
るものである。例えば、光ビーム10が最初に光ビーム
に接触した点が監視距離Yth以内にあったならば、光ビ
ーム10を11に切りかかて、再度測定を試みることを
意味する。
【0022】具体的な構成及び処理フローを図7に示
す。図7は図3の処理フローを一部変更したものであ
り、変更部分のみを説明する。障害物が光ビームに接触
すると、距離・速度測定手段20によりL1 ,L2 ,V
1 ,V2 が測定され、(θ,K,V)算出手段21によ
り評価量θ,K,Vが算出され、さらに(θ1 ,θ2
α)算出手段23により、θ1 ,α,θ2 が算出され、
算出手段24により基線ABに垂直な相対速度成分VY
が算出され、判別手段30によりあらかじめ定められた
しきい値Vthと比較される。同時に判別手段32によ
り、接触点Pの基線ABからの距離Yと監視距離Yth
の大小の判断がなされ、この結果がYESならば光ビー
ム切り換え回路33を働かせて再度上記処理を繰り返
す。この結果から再度、算出手段24によるVY の算
出、しきい値Vthとの比較までの処理が行われ、光ビー
ム切り換え前後の判別手段30の判断結果、衝撃センサ
26、判別手段23の結果を勘案して生命防護信号を起
動すべきか否か論理回路31で決定する。
【0023】決定機構は種々考えられるが、1例として
は、 (Vy1+Vy2)/2≧Vth ・・・(8) といった2回の測定の相加平均をとることである。な
お、距離Yの算出は、例えば次式でなされる。
【0024】 Y=(L1 2 sinθ)/L ・・・(9) 次に本実施例の特徴を述べる。図6において、2本の光
ビーム10,11を切り換えることにより2重の光バリ
ヤを形成し、予め設定された監視距離Ythに障害物が接
近したことを検知すると共に、(8)式で表されるよう
に、測定の確度を2倍に高めること可能である。
【0025】本実施例は次の変更が可能である。図6に
おいて、光ビームは基線ABのそれぞれから放射状に2
本出射しているが、この本数を増加したり、あるいは単
一の光ビームを放射角を可変とし、等価的に複数光ビー
ムと同等の役割を持たせることが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、衝突直前
の障害物の速度、特に基線に垂直な速度成分を測定する
ことにより、評価量の判断基準Vthを基線の法線に対し
て大きな角度を有する斜めの衝突の場合にもほぼ一定の
値を採用することを可能にすると共に、簡単な構成で正
確にリアルタイムで測定し、速度成分が予め定められた
しきい値を越えた場合には生命防護装置の起動信号を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第1実施例を説明する図である。
【図3】第1実施例の構成及び処理フローを説明する図
である。
【図4】第1実施例における論理回路を説明する図であ
る。
【図5】衝撃センサ出力信号を説明する図である。
【図6】第2実施例を説明する図である。
【図7】第2実施例の構成及び処理フローを説明する図
である。
【図8】既出願の衝突予知装置の原理説明図である。
【符号の説明】
1,2…距離・速度センサ 4,5…光ビーム 3…移動体 6,7…障害物 20…距離・速度測定手段 21…(θ,K,V)算出手段 23…(θ1 ,θ2 ,α)算出手段 24…垂直相対速度成分(VY )算出手段 22,30,32…判別手段 25,31…論理回路 26…衝撃センサ 27…警告信号発生手段 28…起動信号発生手段 33…光ビーム切り換え回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−116746(JP,A) 特開 昭48−74985(JP,A) 特開 平6−160527(JP,A) 特開 平5−197428(JP,A) 特開 昭49−92734(JP,A) 特開 昭53−4932(JP,A) 特公 昭52−9895(JP,B2) 特公 昭54−9036(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に基線長だけ隔たってそれぞれ配
    置された障害物探査用投・受光部を有し、投光部から互
    いに交差するように光ビームを放射して障害物からの反
    射光を受光部で受光し、移動体と障害物との距離及び両
    者の相対速度を検出する距離・速度検出手段と、該距離
    ・速度検出手段の検出出力から前記相対速度の基線に垂
    直な成分を算出する算出手段とを具備することを特徴と
    する距離・速度予知装置。
  2. 【請求項2】 移動体に基線長だけ隔たってそれぞれ配
    置された障害物探査用投・受光部を有し、投光部から互
    いに交差するように光ビームを放射して障害物からの反
    射光を受光部で受光し、移動体と障害物との距離及び両
    者の相対速度を検出する距離・速度検出手段と、該距離
    ・速度検出手段の検出出力から前記相対速度の基線に垂
    直な成分を算出する算出手段と、基線に垂直な相対速度
    成分をあらかじめ定められた閾値と比較する比較手段
    と、比較結果に応じて生命防護装置の起動信号を発生さ
    せるか否かを判別する演算手段とを具備することを特徴
    とする距離・速度予知装置。
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