JP3214472U - 靴中敷き - Google Patents

Abstract

【課題】使用される際に使用者の足裏に刺激を与え、且つ通気性がある靴中敷きを提供する。【解決手段】靴の着用者の足裏に面する第１面１１と、第１面１１の反対側にある第２面１２とを有する靴中敷き１０において、第１面１１に凸設されている複数の突起と、第２面１２に凹設されている複数の凹み１４と、それぞれが対応する凹み１４から第１面１１まで靴中敷きを貫通し、複数の突起と重ならないように穿設されている複数の通気穴と、を有している上、各通気穴に接する凹み１４の一端側の開口の幅が、凹み１４の最大幅より狭い。【選択図】図２

Description

本考案は、靴中敷きに関し、特に、靴の中に敷くための靴中敷きに関する。

従来の靴中敷きは、例えば特許文献１〜特許文献５に記載されるものが挙げられる。特許文献１〜特許文献３に記載された靴中敷きは、使用者の足裏に面する上面と該上面の反対側にある下面を貫通する通気穴が複数設けられていることにより、通気性を実現する。また、特許文献４と特許文献５に記載された靴中敷きは、上面にそれぞれ人体の足裏のつぼの位置に対応するように凸設されている複数のマッサージ突起により、人体の足裏のつぼに刺激を与える機能を実現し得る。

台湾登録実用新案Ｍ５３９８２２号明細書 台湾登録実用新案Ｍ５３５００５号明細書 台湾登録実用新案Ｍ４９５７４６号明細書 台湾登録実用新案Ｍ５４２３６９号明細書 台湾登録実用新案Ｍ５３０５４９号明細書

しかし、上記特許文献１〜特許文献５に記載された靴中敷きは、別々に運用すると対応する効果を得ることができるが、同時に二つ以上の靴中敷きを運用しても複数の効果を得ることができない。

よって、本考案は以上の問題点に鑑みて、マッサージ機能と通気性の両立を実現する靴中敷きを提供することを目的とする。

上記目的を達成すべく、本考案は、靴の着用者の足裏に面する第１面と、前記第１面の反対側にある第２面とを有する靴中敷きにおいて、前記第１面に凸設されている複数の突起と、前記第２面に凹設されている複数の凹みと、それぞれが対応する前記凹みから前記第１面まで前記靴中敷きを貫通し、前記複数の突起と重ならないように穿設されている複数の通気穴と、を有している上、各前記通気穴に接する前記凹みの一端側の開口の幅が、前記凹みの最大幅より狭いことを特徴とする靴中敷きを提供する。

上記靴中敷きにおいて、前記複数の突起は、着用者の足裏のつぼの位置に対応するように設けられていることが好ましい。

上記靴中敷きにおいて、前記第２面に凹設され、且つ両端がそれぞれ１つの前記凹みに連通している複数の連通トレンチを更に有していることが好ましい。

上記靴中敷きにおいて、各前記連通トレンチは、それぞれ隣接する二つの前記凹みの間に設けられていることが好ましい。

上記靴中敷きにおいて、各前記通気穴の一部は、前記突起の周縁と近接するように形成されていることが好ましい。

上記靴中敷きにおいて、前記凹みは、前記通気穴に接する前記内開口から前記第２面までの幅が徐々に広がるように漏斗状に形成されていることが好ましい。

以上の構成により、本考案の靴中敷きは、使用される際に使用者の足裏に刺激を与え、且つ該靴中敷きの下面に凹みが設けられていることで、マッサージ機能と良好な通気性を両立できる。

本考案の靴中敷きの実施形態を示す斜視図である。 本考案の靴中敷きの実施形態を示す底面斜視図である。 本考案の靴中敷きの実施形態を示した真下から見た底面図である。 図３における破線ＩＶ−ＩＶによる斜視断面図である。

以下、本考案によって構成された靴中敷き１０の好ましい実施形態について、添付図面を参照しながら詳しく説明する。

図１〜４に示されているように、本実施形態は、靴の着用者の足裏に面する第１面１１と、第１面の反対側にある第２面１２と、第１面１１に凸設されている複数の突起１３と、第２面１２に凹設されている複数の凹み１４と、それぞれ凹み１４から第１面１１まで靴中敷き１０を貫通するように穿設されている複数の通気穴１５と、第２面に複数凹設され、且つ両端がそれぞれ１つの凹み１４に連通している連通トレンチ１６と、を有する。この靴中敷き１０の実施形態に使われる材料はフォーム材料、例えば、ポリウレタンフォーム（気泡ゴム）、ポリスチレンフォーム又はこれらと同等のものが好ましい。

突起１３は、それぞれ人体の足裏のつぼの位置に対応するように第１面１１に設けられている。各凹み１４は、対応する通気穴１５に接する内開口１４１と、第２面に接する外開口１４２とを有し、内開口１４１の幅が外開口１４２の幅より狭い。更に、凹み１４は、通気穴１５に接する箇所（内開口１４１）から第２面１２に接する箇所（外開口１４２）までの幅が徐々に広がるように漏斗状に形成される。

各通気穴１５は、第１面１１に接し、突起１３と重ならない位置に形成された通気開口１５１を有すると共に、一部の通気開口１５１が突起１３の周縁と略接するように形成される。

連通トレンチ１６は、第２面１２に複数凹設され、且つ両端がそれぞれ１つの凹み１４に連通している。また、各連通トレンチ１６は、一部の隣接する二つの凹み１４の間に設けられている。

上記の構成により、使用者が本考案の靴中敷き１０を備えた靴を履いて歩行した場合には、足が突起１３に接触すると、突起１３が足裏のつぼの位置を対応するように設けられたことで、足裏のつぼをマッサージすることができる。

また、使用者は歩行し、足が靴中敷き１０を圧迫すると、第２面１２に設けられた各凹み１４と、靴中敷き１０の下にある靴の底面（図示しない）に囲まれる空間が圧縮され、それらの空間にある空気が通気穴１５を経由して、第１面１１と足に囲まれる空間に流れ込む。一方、使用者は足を上げ、靴中敷き１０が圧迫された状態から開放され、凹み１４が元の形に戻って、空気を通気穴１５に経由して吸い込む。よって、使用者が歩いてる時、空気が通気穴１５を経由して往復することができ、通気性を実現することができる。

更に、靴中敷き１０の使用者の足に最も圧迫されている部分が、使用者の重心が移動することに伴って変わるので、凹み１４に囲まれる空間の中にある空気が、連通トレンチ１６を経由して他の凹み１４に流れることが起こる。例えば、歩行の最中、足が地面を踏み踵が先に靴中敷き１０を圧迫する時、空気は靴中敷き１０の踵に対応する部分に設けられた凹み１４から、つま先側に対応する部分に設けられた凹み１４へ流れ、そして使用者の重心が移動して、最も圧迫されている部分が足のつま先側へ移動するので、空気は足のつま先側に対応する部分に設けられた凹み１４から、踵に対応する部分に設けられた凹み１４へ流れ戻る。よって、空気が水平方向に流れることができ、使用者の足の蒸れと臭いを減らすことができる。

その他、一部の通気開口１５１が突起１３の周縁と略接するようになっていることにより、使用者の足裏は各突起１３の頂点辺りに支持されて、通気開口１５１が塞がれにくい。よって、靴中敷き１０の通気性がより保たれる。

以上のように、本考案は、突起１３によって足裏のつぼをマッサージすることができると共に、通気穴１５と連通トレンチ１６によって通気性が実現し、足の蒸れと臭いを低減することができる、従来の靴中敷きより優れた効果を有する靴中敷き１０を提供する。

１０ 靴中敷き
１１ 第１面
１２ 第２面
１３ 突起
１４ 凹み
１４１ 内開口
１４２ 外開口
１５ 通気穴
１５１ 通気開口
１６ 連通トレンチ

Claims (6)

1. 靴の着用者の足裏に面する第１面と、前記第１面の反対側にある第２面とを有する靴中敷きにおいて、
   前記第１面に凸設されている複数の突起と、
   前記第２面に凹設されている複数の凹みと、
   それぞれが対応する前記凹みから前記第１面まで前記靴中敷きを貫通し、前記複数の突起と重ならないように穿設されている複数の通気穴と、を有している上、
   各前記通気穴に接する前記凹みの一端側の開口の幅が、前記凹みの最大幅より狭い
   ことを特徴とする靴中敷き。
2. 前記複数の突起は、着用者の足裏のつぼの位置に対応するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の靴中敷き。
3. 前記第２面に凹設され、且つ両端がそれぞれ１つの前記凹みに連通している複数の連通トレンチを更に有していることを特徴とする請求項1に記載の靴中敷き。
4. 各前記連通トレンチは、それぞれ隣接する二つの前記凹みの間に設けられていることを特徴とする請求項３に記載の靴中敷き。
5. 各前記通気穴の一部は、前記突起の周縁と近接するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の靴中敷き。
6. 前記凹みは、前記通気穴に接する前記凹みの前記一端側から前記第２面までの幅が徐々に広がるように漏斗状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の靴中敷き。