JP3212902B2 - 自転車用フレーム - Google Patents
自転車用フレームInfo
- Publication number
- JP3212902B2 JP3212902B2 JP1747797A JP1747797A JP3212902B2 JP 3212902 B2 JP3212902 B2 JP 3212902B2 JP 1747797 A JP1747797 A JP 1747797A JP 1747797 A JP1747797 A JP 1747797A JP 3212902 B2 JP3212902 B2 JP 3212902B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base plate
- seat stay
- chain case
- bracket
- chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用フレーム
の改良に関し、フレームの組み立て精度ならびに強度を
著しく向上させるとともに、組み立て部品点数を減少さ
せ、工数を少なくしてコストの低減をはかることを目的
とする。
の改良に関し、フレームの組み立て精度ならびに強度を
著しく向上させるとともに、組み立て部品点数を減少さ
せ、工数を少なくしてコストの低減をはかることを目的
とする。
【０００２】
【従来の技術】一般的な自転車のフレーム構造として
は、上パイプ、下パイプ、立パイプ、ヘッドチューブや
シートステー（バックフォーク）、およびチェーンステ
ーを、ハンガーラグ、ヘッドラグ、シートラグを介して
いわゆるダイヤモンド形、あるいはスタッガード形等に
一体に結合させたもの等がある。 そしてさらに一般的
には、フレームの強度を増すとともに、泥よけを取り付
けるための起立片を中央部に設けた上ブリッジが、シー
トステー（バックホーク）の左右のパイプ間を跨いで鑞
付けされる。
は、上パイプ、下パイプ、立パイプ、ヘッドチューブや
シートステー（バックフォーク）、およびチェーンステ
ーを、ハンガーラグ、ヘッドラグ、シートラグを介して
いわゆるダイヤモンド形、あるいはスタッガード形等に
一体に結合させたもの等がある。 そしてさらに一般的
には、フレームの強度を増すとともに、泥よけを取り付
けるための起立片を中央部に設けた上ブリッジが、シー
トステー（バックホーク）の左右のパイプ間を跨いで鑞
付けされる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したフレ
ームにあっては、フレーム完成後さらにブレーキや変速
機操作用の各種ワイヤー取り付け用の部品類をフレーム
に取り付けるのみならず、とくにクランクギヤおよび駆
動チェーンを覆うチェーンケースを取り付けるための取
り付け金具を別途シートステー（バックホーク）やチェ
ーンステーに鑞付け等により直付けし、あるいは締め付
けバンドを用いて取り付ける必要があるために、部品点
数が多く繁雑となるのみならず作業工数が増え、しかも
コストが嵩む等の問題がある。
ームにあっては、フレーム完成後さらにブレーキや変速
機操作用の各種ワイヤー取り付け用の部品類をフレーム
に取り付けるのみならず、とくにクランクギヤおよび駆
動チェーンを覆うチェーンケースを取り付けるための取
り付け金具を別途シートステー（バックホーク）やチェ
ーンステーに鑞付け等により直付けし、あるいは締め付
けバンドを用いて取り付ける必要があるために、部品点
数が多く繁雑となるのみならず作業工数が増え、しかも
コストが嵩む等の問題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記し
た在来品フレームのもつ種々の難点を解決し、部品点数
を少なくしてフレームの組み立て作業性を向上させ、し
かもコストの低減をはかるようにしたものであって、具
体的にはシートステー（バックホーク）の左右のパイプ
間を跨いで取り付けられる上ブリッジには、ベース板の
中央部に形成したところの、泥よけ取り付け用の起立片
のほか、チェーンケース取り付け用のブラケットを形成
してなり、またこのブラケットは、ベース板の一部を該
ベース板と交差方向に折り曲げるとともに、先端のチェ
ーンケース取り付け部とベース板との間隔が、少なくと
もシートステーのパイプ厚みより長くなるように構成さ
れていることを特徴とした自転車用フレームに関する。
た在来品フレームのもつ種々の難点を解決し、部品点数
を少なくしてフレームの組み立て作業性を向上させ、し
かもコストの低減をはかるようにしたものであって、具
体的にはシートステー（バックホーク）の左右のパイプ
間を跨いで取り付けられる上ブリッジには、ベース板の
中央部に形成したところの、泥よけ取り付け用の起立片
のほか、チェーンケース取り付け用のブラケットを形成
してなり、またこのブラケットは、ベース板の一部を該
ベース板と交差方向に折り曲げるとともに、先端のチェ
ーンケース取り付け部とベース板との間隔が、少なくと
もシートステーのパイプ厚みより長くなるように構成さ
れていることを特徴とした自転車用フレームに関する。
【０００５】上記した構成において、上ブリッジの起立
片に泥よけを取り付けるとともに、必要に応じてそのベ
ース板に馬蹄錠を取り付け、さらにベース板から折り曲
げて形成したところの、先端のチェーンケース取り付け
部とベース板との間隔が、少なくともシートステーのパ
イプ厚みより長くなるように構成されており、シートス
テーの下側に露出したチェーンケース取り付け用のブラ
ケットの先端取り付け部にチェーンケースをネジ止めし
て取り付ける。
片に泥よけを取り付けるとともに、必要に応じてそのベ
ース板に馬蹄錠を取り付け、さらにベース板から折り曲
げて形成したところの、先端のチェーンケース取り付け
部とベース板との間隔が、少なくともシートステーのパ
イプ厚みより長くなるように構成されており、シートス
テーの下側に露出したチェーンケース取り付け用のブラ
ケットの先端取り付け部にチェーンケースをネジ止めし
て取り付ける。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の具体的な
内容を図示の実施例をもとに説明すると、図１には電動
補助動力駆動ユニットＤを取り付けた自転車用フレーム
１の全体があらわされており、該フレーム１は、水平部
３および該水平部３の前端から上方に立ち上がる起立部
４とを有する中間ラグ２を中心に、起立部４の上方に立
パイプ５を、また前方にメインパイプ６を、さらに後方
に向けてシートステー（バックホーク）７を、それぞれ
接続させるとともに、水平部３の後端にはチェーンステ
ー８を接続させ、さらに該チェーンステー８の後端部と
前記シートステー７の後端部とをフォークエンド９によ
り結合させて基本的なフレーム１を構成している。
内容を図示の実施例をもとに説明すると、図１には電動
補助動力駆動ユニットＤを取り付けた自転車用フレーム
１の全体があらわされており、該フレーム１は、水平部
３および該水平部３の前端から上方に立ち上がる起立部
４とを有する中間ラグ２を中心に、起立部４の上方に立
パイプ５を、また前方にメインパイプ６を、さらに後方
に向けてシートステー（バックホーク）７を、それぞれ
接続させるとともに、水平部３の後端にはチェーンステ
ー８を接続させ、さらに該チェーンステー８の後端部と
前記シートステー７の後端部とをフォークエンド９によ
り結合させて基本的なフレーム１を構成している。
【０００７】さらにフレーム１のシートステー７には、
左右のパイプ間を跨いで上ブリッジ１０が取り付けられ
ている。 この上ブリッジ１０は、図２〜図４に拡大し
てあらわされているように、表面が略平坦で中央部に略
Ｕ字状に凹入させた凹入部１２を有するとともに、四隅
に外方に向けて突出させた舌片１１ａを有し、しかもネ
ジ穴１１ｂを設けたベース板１１と、該ベース板１１の
前記した凹入部１２側中央部に形成したところの、直角
方向に起立させた泥よけ取り付け用の起立片１３と、ベ
ース板１１の外側寄りの一端を折り曲げたチェーンケー
ス取り付け用のブラケット１４とからなる。
左右のパイプ間を跨いで上ブリッジ１０が取り付けられ
ている。 この上ブリッジ１０は、図２〜図４に拡大し
てあらわされているように、表面が略平坦で中央部に略
Ｕ字状に凹入させた凹入部１２を有するとともに、四隅
に外方に向けて突出させた舌片１１ａを有し、しかもネ
ジ穴１１ｂを設けたベース板１１と、該ベース板１１の
前記した凹入部１２側中央部に形成したところの、直角
方向に起立させた泥よけ取り付け用の起立片１３と、ベ
ース板１１の外側寄りの一端を折り曲げたチェーンケー
ス取り付け用のブラケット１４とからなる。
【０００８】さらにチェーンケース取り付け用のブラケ
ット１４は、ベース板１１の一部を、該ベース板１１と
交差方向に折り曲げるとともに、先端のチェーンケース
取り付け部１５とベース板１１との間隔Ｈが、少なくと
もシートステー７のパイプ厚みより長くなるように構成
されている。 しかして上記した上ブリッジ１０は、シ
ートステー７の左右のパイプ間を跨いで、両側に突出さ
せた舌片１１ａをシートステー７のパイプにプロジェク
ション溶接により、あるいは鑞付けするなどして一体に
取り付けられる。
ット１４は、ベース板１１の一部を、該ベース板１１と
交差方向に折り曲げるとともに、先端のチェーンケース
取り付け部１５とベース板１１との間隔Ｈが、少なくと
もシートステー７のパイプ厚みより長くなるように構成
されている。 しかして上記した上ブリッジ１０は、シ
ートステー７の左右のパイプ間を跨いで、両側に突出さ
せた舌片１１ａをシートステー７のパイプにプロジェク
ション溶接により、あるいは鑞付けするなどして一体に
取り付けられる。
【０００９】また上ブリッジ１０のフレーム１への取り
付け後は、泥よけ取り付け用の起立片１３を利用して、
凹入部１２に沿わせて取りつけられる泥よけ１７をネジ
止めして固定させることができ、またベース板１１に形
成したネジ穴１１ｂを利用して図１に示したようにベー
ス板１１上に馬蹄錠１６を取り付けることも可能であ
る。
付け後は、泥よけ取り付け用の起立片１３を利用して、
凹入部１２に沿わせて取りつけられる泥よけ１７をネジ
止めして固定させることができ、またベース板１１に形
成したネジ穴１１ｂを利用して図１に示したようにベー
ス板１１上に馬蹄錠１６を取り付けることも可能であ
る。
【００１０】さらに、チェーンケース取り付け用のブラ
ケット１４は、先端のチェーンケース取り付け部１５と
ベース板１１との間隔Ｈが、少なくともシートステー７
のパイプ厚みより長くなるように構成されているので、
上ブリッジ１０をシートステー７の上面に取り付けた状
態において、ブラケット１４の先端取り付け部１５がシ
ートステー７の下側に露出し、この取り付け部１５に、
図１に鎖線にてあらわされているように、駆動チェーン
１８および該駆動チェーン１８を掛け回すハンガーギヤ
（クランクギヤ）を覆うチェーンケース１６をネジ止め
する等の固定手段を用いて取り付けることができる。
ケット１４は、先端のチェーンケース取り付け部１５と
ベース板１１との間隔Ｈが、少なくともシートステー７
のパイプ厚みより長くなるように構成されているので、
上ブリッジ１０をシートステー７の上面に取り付けた状
態において、ブラケット１４の先端取り付け部１５がシ
ートステー７の下側に露出し、この取り付け部１５に、
図１に鎖線にてあらわされているように、駆動チェーン
１８および該駆動チェーン１８を掛け回すハンガーギヤ
（クランクギヤ）を覆うチェーンケース１６をネジ止め
する等の固定手段を用いて取り付けることができる。
【００１１】なお図中において１９は中間ラグ２の水平
部３上面に取り付けられるバッテリーをあらわす。 ま
た上記した実施例におけるフレーム１は、電動補助動力
付きの自転車用フレームに本発明を適用する場合につい
て説明したが、必ずしもかかる構成のものに限られるも
のではなく、電動補助動力を有しない一般の自転車用フ
レームについて適用することも可能である。
部３上面に取り付けられるバッテリーをあらわす。 ま
た上記した実施例におけるフレーム１は、電動補助動力
付きの自転車用フレームに本発明を適用する場合につい
て説明したが、必ずしもかかる構成のものに限られるも
のではなく、電動補助動力を有しない一般の自転車用フ
レームについて適用することも可能である。
【００１２】
【発明の効果】本発明は上記したように、シートステー
（バックホーク）の左右のパイプ間を跨いで取り付けら
れる上ブリッジには、ベース板の中央部に形成したとこ
ろの、泥よけ取り付け用の起立片のほか、チェーンケー
ス取り付け用のブラケットを形成してなるものであるた
めに、とくにクランクギヤおよび駆動チェーンを覆うチ
ェーンケースを取り付けるための取り付け金具を別途シ
ートステー（バックホーク）やチェーンステーに鑞付け
等により直付けし、あるいは締め付けバンドを用いて取
り付ける等の必要がなくなり、部品点数の減少と組み立
て作業の簡略化をはかることができ、しかも低コスト化
に寄与するところが大きい。
（バックホーク）の左右のパイプ間を跨いで取り付けら
れる上ブリッジには、ベース板の中央部に形成したとこ
ろの、泥よけ取り付け用の起立片のほか、チェーンケー
ス取り付け用のブラケットを形成してなるものであるた
めに、とくにクランクギヤおよび駆動チェーンを覆うチ
ェーンケースを取り付けるための取り付け金具を別途シ
ートステー（バックホーク）やチェーンステーに鑞付け
等により直付けし、あるいは締め付けバンドを用いて取
り付ける等の必要がなくなり、部品点数の減少と組み立
て作業の簡略化をはかることができ、しかも低コスト化
に寄与するところが大きい。
【００１３】
【００１４】さらにチェーンケース取り付け用のブラケ
ットは、先端のチェーンケース取り付け部とベース板と
の間隔が、少なくともシートステーのパイプ厚みより長
くなるように構成されているので、上ブリッジをシート
ステーの上面に取り付けた状態において、ブラケットの
先端取り付け部がシートステーの内側に隠れずに下側に
露出させることができるので、チェーンケースの取り付
けが容易となり、シートステーのパイプがチェーンケー
ス取り付けの障害となることがない。
ットは、先端のチェーンケース取り付け部とベース板と
の間隔が、少なくともシートステーのパイプ厚みより長
くなるように構成されているので、上ブリッジをシート
ステーの上面に取り付けた状態において、ブラケットの
先端取り付け部がシートステーの内側に隠れずに下側に
露出させることができるので、チェーンケースの取り付
けが容易となり、シートステーのパイプがチェーンケー
ス取り付けの障害となることがない。
【図１】本発明の実施例であるところの、電動補助動力
付き自転車用フレームの側面図。
付き自転車用フレームの側面図。
【図２】図１の自転車用フレームに取り付けられる上ブ
リッジの拡大平面図。
リッジの拡大平面図。
【図３】図２における矢印Ｂ方向より見た状態の上ブリ
ッジの側面図。
ッジの側面図。
【図４】図２における矢印Ｃ方向より見た状態の上ブリ
ッジの側面図。
ッジの側面図。
【図５】上ブリッジを取り付けた状態のシートステーの
上面図。
上面図。
【図６】上ブリッジ上に馬蹄錠を、また中間ラグの水平
部上にバッテリーを、それぞれ取り付けた状態のシート
ステーの要部上面図。
部上にバッテリーを、それぞれ取り付けた状態のシート
ステーの要部上面図。
１ フレーム ２ 中間ラグ ３ 水平部 ４ 起立部 ５ 立パイプ ６ メインパイプ ７ シートステー（バックホーク） ８ チェーンステー ９ フォークエンド １０ 上ブリッジ １１ ベース板 １１ａ 舌片 １１ｂ ネジ穴 １２ 凹入部 １３ 泥よけ取り付け用の起立片 １４ ブラケット １５ 取り付け部 １６ チェーンケース １７ 泥よけ １８ 駆動チェーン １９ バッテリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鮎川 元規 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目１番１号 宮田工業株式会社内 (72)発明者 石田 一哉 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目１番１号 宮田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−110584（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−2771（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−38294（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B62K 19/40 B62K 19/44 B62J 13/02 - 13/06
Claims (1)
- 【請求項１】シートステー（バックホーク）の左右のパ
イプ間を跨いで取り付けられる上ブリッジには、ベース
板の中央部に形成したところの、泥よけ取り付け用の起
立片のほか、チェーンケース取り付け用のブラケットを
形成してなり、しかも該チェーンケース取り付け用のブ
ラケットは、ベース板の一部を該ベース板と交差方向に
折り曲げるとともに、先端のチェーンケース取り付け部
とベース板との間隔が、少なくともシートステーのパイ
プ厚みより長くなるように構成されていることを特徴と
した自転車用フレーム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1747797A JP3212902B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 自転車用フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1747797A JP3212902B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 自転車用フレーム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10194181A JPH10194181A (ja) | 1998-07-28 |
| JP3212902B2 true JP3212902B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=11945095
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1747797A Expired - Fee Related JP3212902B2 (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 自転車用フレーム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3212902B2 (ja) |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP1747797A patent/JP3212902B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10194181A (ja) | 1998-07-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |