JP3212041B2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JP3212041B2
JP3212041B2 JP11145892A JP11145892A JP3212041B2 JP 3212041 B2 JP3212041 B2 JP 3212041B2 JP 11145892 A JP11145892 A JP 11145892A JP 11145892 A JP11145892 A JP 11145892A JP 3212041 B2 JP3212041 B2 JP 3212041B2
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Numerical Control (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工物の加工を行な
う工作機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、工作機械においては、被加工
物を加工するための複数の可動部、及びこれら各可動部
を各々駆動する複数のアクチュエータを備え、数値制御
装置により、予め設定されたシーケンスに従い、各アク
チュエータを順次駆動することにより、被加工物を加工
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
工作機械では、各アクチュエータを、数値制御装置が有
する固定のシーケンスでのみ駆動させるようにしていた
ため、工作機械に何等かの異常が生じた場合には、数値
制御装置によるシーケンス制御を実行させ、数値制御装
置が各アクチュエータを順次駆動する度に、その動作状
態を確認して、異常箇所を見つけなければならず、異常
箇所を特定して修理するのに時間がかかるといった問題
があった。
【0004】本発明はこうした問題に鑑みなされたもの
で、各アクチュエータを手動で駆動して、その動作状態
を簡単に確認することのできる工作機械を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の工作機械は、被加工物を加工するた
めの複数の可動部と、各可動部を駆動するための複数の
アクチュエータと、各アクチュエータを予め記憶手段に
記憶されたシーケンス制御のプログラムに従い順次駆動
制御するシーケンス制御手段とを備え、更に、当該工作
機械の動作モードを、通常モードと動作確認モードとの
何れかに設定するための動作モード設定手段と、該動作
モード設定手段により通常モードから動作確認モードへ
設定された場合に、前記シーケンス制御手段によって各
アクチュエータの制御が実行されているか否かを判断す
る判断手段と、前記判断手段によってシーケンス制御に
よる各アクチュエータの制御が実行されていないと判断
された場合、前記シーケンス制御手段による各アクチュ
エータの制御の実行を禁止する禁止手段と、前記禁止手
段によって各アクチュエータの制御の実行が禁止された
ときに、前記各アクチュエータの動作状態を表す選択画
面を表示装置に表示する選択画面表示手段と、前記選択
画面表示手段によって表示された選択画面から前記各ア
クチュエータ毎に、駆動指令及び駆動停止指令を入力す
るための駆動指令入力手段と、前記駆動指令入力手段に
よって入力された該指令に応じて前記各アクチュエータ
を個々に駆動させる駆動制御手段とを備えている。
【0006】また、請求項2に記載の工作機械は、前記
動作確認モードの終了指令を入力する動作確認モード終
了手段と、前記動作確認モード終了手段によって、前記
終了指令が入力され、かつ全ての前記アクチュエータが
停止している場合に前記禁止手段による前記シーケンス
制御手段による各アクチュエータの動作の禁止を解除す
る禁止解除手段とを備えている。
【作用】上記のように構成された本発明の請求項1の工
作機械においては、予め記憶手段に記憶されたシーケン
ス制御のプログラムに従い順次駆動制御される複数アク
チュエータのそれぞれの動作を確認するために、動作モ
ード設定手段によって、動作確認モードを設定する。そ
の際、判断手段によって前記シーケンス制御手段による
各アクチュエータの制御が実行されていないと判断され
た場合、各アクチュエータが前記シーケンス制御手段に
よって制御されることを禁止手段によって禁止し、更
に、選択画面表示手段によって各アクチュエータの動作
状態を示す選択画面が表示される。その、選択画面に対
して前記駆動指令入力手段から各アクチュエータ毎に駆
動指令及び駆動停止指令を入力すると、駆動制御手段に
よって各アクチュエータ毎に入力された指令に応じて動
作させる。
【0007】また、請求項2に記載の工作機械において
は、動作確認モード終了手段によって動作確認モードの
終了指令が入力されると、全ての前記アクチュエータが
停止している場合のみ禁止解除手段によって前記シーケ
ンス制御手段による各アクチュエータの動作の禁止を解
除する。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図1は、本発明が適用されたワイヤ放電加工機にお
けるワイヤ走行系の構成を表す概略構成図である。図1
に示す如く、ワイヤ電極10はワイヤ駆動モータ12で
回転される一対のローラ14によってワイヤボビン16
から引き出された後、一対のワイヤガイド20,22に
より案内されて、被加工物24を通過し、使用済みワイ
ヤ回収箱26内に回収される。
【0009】ワイヤボビン16には、ボビンモータ28
から、加工時のボビン回転方向とは逆方向の回転力が与
えられる。このボビンモータ28は、その回転により、
加工時にはワイヤ電極10に予備張力を与え、ワイヤ電
極10の断線時にはワイヤ電極10を巻き戻す力を与え
る。
【0010】ワイヤボビン16とローラ14との間のワ
イヤ電極10の経路上には、回転検出センサ30を有す
るパウダブレーキ32によって制動力が伝えられること
によりワイヤ電極10に張力を与えるプーリ34と、ワ
イヤ放電加工機に容易に着脱可能な切断ユニット40と
が設置されている。
【0011】図2に示す如く、切断ユニット40は、ス
テッピングモータからなる上側送りモータ42、上側送
りモータ42に図示しない連結ベルトを介して連結され
た上側送りローラ44、上側送りローラ44に対向配設
されたピンチローラ46、及び、レバー48を支点48
aを中心に回動させることによりピンチローラ46を上
側送りローラ44に対して近接・離間させる回転式ソレ
ノイドからなる上側開閉ソレノイド50を備えている。
そして、上側開閉ソレノイド50によりピンチローラ4
6と上側送りローラ44とを近接させて、上側送りモー
タ42により上側送りローラ44を図2の矢印方向に回
転させることにより、ワイヤ電極10を下方に移送でき
るように構成されている。
【0012】なお、上側開閉ソレノイド50は、コイル
が励磁されると、その回転板が一定角度回転して、レバ
ー48を支点48aを中心に所定角度回動させるもので
あり、励磁が停止されると、内蔵された復帰スプリング
により、その回転板が復帰するように構成されている。
【0013】また切断ユニット40は、ワイヤ電極10
の入口に配設されてワイヤ電極10を上側送りローラ4
4とピンチローラ46との間に案内するワイヤガイド5
2、ワイヤ電極溶断用の電流を流す一対の溶断電極5
4,56、これら一対の溶断電極54,56をワイヤ電
極10を挟むように保持したホルダ58、ホルダ58を
支点58aを中心に回動させて、各溶断電極54,56
をワイヤ電極10に接続させる電極移動ソレノイド6
0、及び、上側送りローラ44とピンチローラ46とに
より移送されてきたワイヤ電極10を溶断電極54,5
6間に案内するワイヤガイド62を備えている。そし
て、電極移動ソレノイド60によりホルダ58を回動さ
せることによって、各溶断電極54,56をワイヤ電極
10に接続させ、図1に示す溶断電源70から溶断電極
54,56間に高電圧を印加してワイヤ電極10に溶断
電流を流すことにより、ワイヤ電極10を溶断する。
【0014】なお、電極移動ソレノイド60は、上記上
側開閉ソレノイド50と同様、回転式ソレノイドからな
り、コイルが励磁されると、その回転板が一定角度回転
して、ホルダ58を支点58aを中心に所定角度回動さ
せ、励磁が停止されると、内蔵された復帰スプリングに
より、回転板が復帰するように構成されている。
【0015】更に切断ユニット40には、上記ホルダ5
8の下方でワイヤ電極10の有無を光学的に検出するセ
ンサ64、溶断電極54,56間を通過してきたワイヤ
電極10をセンサ64の検出範囲に位置決めするための
一対のワイヤガイド66,68、ステッピングモータか
らなる下側送りモータ72、下側送りモータ72に図示
しない連結ベルトを介して連結された下側送りローラ7
4、下側送りローラ74に対向配設されたピンチローラ
76、及び、レバー78を支点78aを中心に回動させ
ることによりピンチローラ76を下側送りローラ74に
対して近接・離間させる回転式ソレノイドからなる下側
開閉ソレノイド80を備えている。そして、センサ64
によりワイヤ電極10の有無を検出できるようにすると
共に、下側開閉ソレノイド80によりピンチローラ76
と下側送りローラ74とを近接させて、下側送りモータ
72により下側送りローラ74を図2の矢印方向に回転
させることにより、ワイヤ電極10を更に下方に移送で
きる。
【0016】なお下側開閉ソレノイド80は、各ソレノ
イド50,60と同様、回転式ソレノイドからなり、コ
イルが励磁されると、その回転板が一定角度回転して、
レバー78を支点78aを中心に所定角度回動させ、励
磁が停止されると、内蔵された復帰スプリングにより、
その回転板が復帰するように構成されている。
【0017】また切断ユニット40は、ピンチローラ7
6と下側送りローラ74とにより下方に移送されてきた
ワイヤ電極10を、ワイヤガイド82を介して外部に排
出するが、切断ユニット40内では、上述の溶断電極5
4,56、ホルダ58、電極移動ソレノイド60、ワイ
ヤガイド62、センサ64、ワイヤガイド66,68、
下側送りモータ72、下側送りローラ74、ピンチロー
ラ76、レバー78、下側開閉ソレノイド80、及びワ
イヤガイド82が、回転台88に固定されている。そし
て、回転台88にレバー90を介して接続された案内移
動ソレノイド92を用いて、回転台88を支点88aを
中心に回動させることにより、ワイヤ電極10の排出方
向を、ワイヤ電極10を被加工物24に案内する案内パ
イプ84側と、当該切断ユニット40により切断した不
要なワイヤ電極10を回収するワイヤ回収箱86側とに
切り換えることができる。
【0018】なお、案内移動ソレノイド92は、上記各
ソレノイド50,60,80と同様、回転式ソレノイド
からなり、コイルが励磁されると、その回転板が一定角
度回転して、ワイヤガイド82をワイヤ回収箱86側に
移動させ、励磁が停止されると、内蔵された復帰スプリ
ングにより、回転板が復帰して、ワイヤガイド82を案
内パイプ84側に固定するように構成されている。
【0019】このように構成された切断ユニット40内
部の各アクチュエータ、即ち,上側送りモータ42,上
側開閉ソレノイド50,電極移動ソレノイド60,下側
送りモータ72,下側開閉ソレノイド80,及び案内移
動ソレノイド92は、ワイヤ放電加工機内の他のアクチ
ュエータ、即ち,ワイヤ駆動モータ12,ボビンモータ
28,パウダブレーキ32,溶断電源70等と共に、図
1に示す制御装置94により駆動制御される。
【0020】制御装置94は、CPU,ROM,RAM
等を中心とした周知のマイクロコンピュータにより構成
されており、被加工物24の加工条件等を入力するため
の操作盤96,その加工条件等を表示するための表示装
置98等を備えている。そして制御装置94は、操作盤
96を介して入力された被加工物24の加工条件や、回
転検出センサ30や切断ユニット40内のワイヤ電極検
出用のセンサ64等からの各種検出信号に応じて、予め
ROM内に格納されたシーケンス制御用のプログラムに
従い上記各アクチュエータを順次駆動することにより、
被加工物24の加工制御を実行する。
【0021】例えば、ワイヤ電極10の断線時に、上記
切断ユニット40により、被加工物との放電によって変
形している不要な部分のワイヤ電極10を切断して廃棄
することによりワイヤ電極先端を自動修正する場合に
は、以下のシーケンスで上記各アクチュエータが順次駆
動される。
【0022】即ち、ワイヤ電極10の断線が発生する
と、加工時にワイヤ電極10に予備張力を与えていたボ
ビンモータ28の発生する回転力が、ワイヤ電極10を
巻き戻す力として作用し、ワイヤ電極10はワイヤボビ
ン16に巻き戻される。そこで、まずワイヤ電極10の
断線を、センサ64がワイヤ電極10を検出しているか
否かにより判定し、センサ64がオフして、ワイヤ電極
10が検出されなくなると、ワイヤ電極10が断線した
と判断して、ボビンモータ28の回転を停止する。この
結果、ワイヤ電極10の巻き上げが停止される。
【0023】次に、案内移動ソレノイド92を励磁し
て、回転台88をワイヤ回収箱86側に回動させ、更に
上側開閉ソレノイド50を励磁して、ワイヤ電極10を
上側送りローラ44とピンチローラ46との間に挟む。
そして、上側送りモータ42を駆動することにより、上
側送りローラ44を回転させて、ワイヤ電極10をワイ
ヤ回収箱86に向けて移送させる。
【0024】この状態で一定時間が経過すると、上側開
閉ソレノイド50の励磁及び上側送りモータ42の駆動
を停止し、今度はパウダブレーキ32、下側開閉ソレノ
イド80、及び電極移動ソレノイド60を励磁し、下側
送りモータ72を駆動し、溶断電源70をオンする。こ
の結果、ワイヤ電極10の両端が保持されると共に、ワ
イヤ電極10に張力が与えられ、更にワイヤ電極10に
溶断電流が流れて、ワイヤ電極10の先端の不要な変形
部分が切断される。また、切断されたワイヤ電極10は
ワイヤ回収箱86に収容される。
【0025】こうしてワイヤ電極10が切断されて、ワ
イヤ電極10の先端部分がワイヤ回収箱86に収容され
ると、センサ64によりワイヤ電極10が検出されなく
なるので、今度は、センサ64により、ワイヤ電極10
が検出されなくなったか否かにより、ワイヤ電極10の
切断動作が完了したかどうかを判断する。そして、セン
サ64によりワイヤ電極10が検出されなくなると、パ
ウダブレーキ32、下側開閉ソレノイド80、電極移動
ソレノイド60の励磁を停止し、下側送りモータ72の
駆動を停止し、溶断電源70をオフする。
【0026】そして最後に、案内移動ソレノイド92の
励磁を停止して、回転台88を案内パイプ84側に復帰
させることにより、ワイヤ電極10を被加工物24側に
移送できるようにする。このように、上記各アクチュエ
ータは、予め制御装置94のROM内に格納されたシー
ケンス制御用のプログラムに従い順次駆動されるのであ
るが、こうしたワイヤ放電加工機では、何れかのアクチ
ュエータに異常が生じて、被加工物24の加工制御を正
常に行なうことができなくなることがある。
【0027】そこで本実施例では、ワイヤ放電加工機の
動作モードを、各アクチュエータを上記のようにシーケ
ンス制御する通常モードから、動作確認モードに切り換
え、この動作確認モードで、各アクチュエータを手動で
動作させるための制御プログラムを、予め制御装置94
のROM内に格納しておくことにより、異常発生時に、
各アクチュエータを個々に手動で動作させて異常箇所を
速やかに発見することができるようにされている。
【0028】以下、こうした動作確認モードで実行され
る制御処理について、図3に示すフローチャートに沿っ
て説明する。この動作確認制御処理は、操作盤96に設
けられた図示しないモード切換用キーを操作することに
より実行される処理であり、処理が開始されるとまずS
110にて、現在上記各アクチュエータを通常モードで
制御しているか否か、即ち現在シーケンス制御を実行中
であるか否かを判断する。そして、現在、シーケンス制
御を実行中であれば、S120にて、表示装置98に、
動作確認モードに切り換えることができない旨を表すエ
ラーメッセージを表示し、処理を終了する。
【0029】一方、現在、シーケンス制御が実行されて
いなければ、S130にて、シーケンス制御の実行を禁
止する禁止フラグをセットした後、S140に移行し
て、表示装置98に、上記各アクチュエータの動作状態
を表す図4に示す選択画面を表示する。
【0030】次にS150では、使用者による操作盤9
6の操作によって、操作盤96から何れかのアクチュエ
ータに対する動作切換指令が入力されたか否かを判断す
る。本実施例では、操作盤96に設けられた図5に示す
カーソル移動キーK1〜K4を操作することにより、選
択画面上のカーソルKを所望のアクチュエータの位置に
移動させ、更に図5に示す如く操作盤96に設けられて
いる5つのファンクションキーF1〜F5の内、選択画
面上にて「オン」又は「オフ」が表示されたファンクシ
ョンメニューf1,f2に対応したファンクションキー
F1,F2を操作することにより、所望のアクチュエー
タの動作切換指令を入力するようになっており、S15
0では、この操作盤96の操作によって、アクチュエー
タの動作切換指令が入力されたか否かを判断する。
【0031】そしてS150にて、操作盤96からアク
チュエータの動作切換指令が入力されたと判断される
と、S160に移行して、選択画面上で、そのアクチュ
エータのオン・オフ状態の表示を切り換え、S170に
移行して、そのアクチュエータの動作状態を切り換え、
再度S150に移行する。
【0032】例えば、図4に示す選択画面は、ワイヤ駆
動モータ12をオフからオンに切り換える指令が入力さ
れ、その動作状態の表示をオフからオンに切り換えた場
合の画面を表しているが、このようにS160にて表示
を切り換えた後、S170にて、ワイヤ駆動モータ12
に対して駆動信号を出力するのである。
【0033】次にS150にて、アクチュエータの動作
切換指令が入力されていないと判断されると、今度はS
180に移行して、操作盤96から動作確認モードの終
了指令が入力されたか否かを判断する。本実施例では、
図5に示す如く操作盤96に設けられている5つのファ
ンクションキーF1〜F5の内、選択画面上にて「終
了」が表示されたファンクションメニューf5に対応し
たファンクションキーF5を操作することにより、動作
確認モードの終了指令を入力するように構成されてお
り、S180では、ファンクションキーF5が操作され
たか否かを判断することにより、動作確認モードの終了
指令が入力されたか否かを判断する。
【0034】そして、S180にて、動作確認モードの
終了指令が入力されていないと判断されると、再度S1
50に移行し、S180にて、動作確認モードの終了指
令が入力されたと判断されると、S190に移行して、
動作確認モードの終了条件が成立しているか否かを判断
する。本実施例では、動作確認モードの終了条件とし
て、「全アクチュエータがオフ状態である」ことが定め
られており、ここでは、全アクチュエータがオフ状態で
あるか否かにより、終了条件の成立を判断する。
【0035】そして全アクチュエータの内、一つでもオ
ン状態となっていると、S200に移行して、その旨を
表すエラーメッセージを表示装置98に表示した後、再
度S150に移行する。また逆に、アクチュエータが全
てオフ状態となって、動作確認モードの終了条件が成立
している場合には、S210に移行して、上記S130
においてシーケンス制御の実行を禁止するためにセット
した禁止フラグをリセットして、シーケンス制御の禁止
を解除し、動作確認制御処理を終了する。
【0036】以上説明したように、本実施例のワイヤ放
電加工機においては、その動作モードを、被加工物24
の加工のために各アクチュエータを順次連続して駆動す
るシーケンス制御を実行する通常モードから、動作確認
モードに切り換え、各アクチュエータを手動で動作させ
ることができるように構成されている。このため、ワイ
ヤ放電加工機に何等かの異常が生じた場合には、各アク
チュエータを選択画面を見ながら手動で動作させて、各
アクチュエータの実際の動きを個々に確認することがで
き、異常が発生したアクチュエータを簡単且つ速やかに
特定することが可能となる。
【0037】なお、本発明は上記実施例に何等限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々なる態様で実施することができる。例えば、上記
実施例では、本発明をワイヤ放電加工機に適用した場合
について説明したが、本発明はこうしたワイヤ放電加工
機以外の工作機械であっても、適用して、上記と同様の
効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の工作機械
においては、予め記憶手段に記憶され たシーケンス制御
のプログラムに従い順次駆動制御される複数アクチュエ
ータのそれぞれの動作を確認するために、動作モード設
定手段によって、動作確認モードを設定する。その際、
判断手段によって前記シーケンス制御手段による各アク
チュエータの制御が実施されていないと判断された場
合、前記シーケンス前記制御手段による各アクチュエー
タの制御を禁止手段によって禁止し、更に、選択画面表
示手段によって各アクチュエータの動作状態を示す選択
画面が表示され、該選択画面に対して前記駆動指令入力
手段から各アクチュエータ毎に駆動指令及び駆動停止指
令を入力すると、駆動制御手段によって各アクチュエー
タ毎に入力された指令に応じて動作させることができ、
シーケンス制御を実施しているときでは、異常の箇所が
確認できない場合でも、各アクチュエータを単独で動作
させることによって、異常が発生したアクチュエータを
簡単かつ速やかに特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のワイヤ放電加工機におけるワイヤ走行
系の構成を表す概略構成図である。
【図2】切断ユニット40の内部構成を表す概略構成図
である。
【図3】制御装置94で実行される動作確認制御処理を
表すフローチャートである。
【図4】動作確認モードで表示装置98に表示される選
択画面を表す説明図である。
【図5】動作確認モードで使用される操作盤96に設け
られた各種キーを表す説明図である。
【符号の説明】
10…ワイヤ電極 12…ワイヤ駆動モータ 24…被加工物 28…ボビンモータ 32…パウダブレーキ 40…切断ユニット 42…上側送りモータ 50…上側開閉ソレノイド 60…電極移動ソレノイド 70…溶断電源 72…下側送りモータ 80…下側開閉ソレノイド 92…案内移動ソレノイド 94…制御装置 96…操作盤 98…表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 B23H 7/02 - 7/20 B23Q 15/00 - 15/28 B23Q 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を加工するための複数の可動部
    と、各可動部を駆動するための複数のアクチュエータ
    と、各アクチュエータを予め記憶手段に記憶されたシー
    ケンス制御のプログラムに従い順次駆動制御するシーケ
    ンス制御手段とを備えた工作機械において、 当該工作機械の動作モードを、通常モードと動作確認モ
    ードとの何れかに設定するための動作モード設定手段
    と、 該動作モード設定手段により通常モードから動作確認モ
    ードへ設定された場合に、前記シーケンス制御手段によ
    って各アクチュエータの制御が実行されているか否かを
    判断する判断手段と、 前記判断手段によってシーケンス制御による各アクチュ
    エータの制御が実行されていないと判断された場合、前
    記シーケンス制御手段による各アクチュエータの制御の
    実行を禁止する禁止手段と、 前記禁止手段によって各アクチュエータの制御の実行が
    禁止されたときに、前記各アクチュエータの動作状態を
    表す選択画面を表示装置に表示する選択画面表示手段
    と、 前記選択画面表示手段によって表示された選択画面から
    前記各アクチュエータ毎に、駆動指令及び駆動停止指令
    を入力するための駆動指令入力手段と、 前記駆動指令入力手段によって入力された該指令に応じ
    て前記各アクチュエータを個々に駆動させる駆動制御手
    段と を備えたことを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】 前記動作確認モードの終了指令を入力す
    る動作確認モード終了手段と、 前記動作確認モード終了手段によって、前記終了指令が
    入力され、かつ全ての前記アクチュエータが停止してい
    る場合に前記禁止手段による前記シーケンス制御手段に
    よる各アクチュエータの動作の禁止を解除する禁止解除
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の工作
    機械。
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