JP3211495B2 - 風呂給湯装置 - Google Patents
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Control For Baths (AREA)
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、風呂給湯装置に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、市水からの入水を熱交換器により
加熱し、浴槽あるいは台所等の他栓へ給湯する風呂給湯
装置の例として、特開平３−２６０５４８号の例があ
る。
加熱し、浴槽あるいは台所等の他栓へ給湯する風呂給湯
装置の例として、特開平３−２６０５４８号の例があ
る。
【０００３】該例においては、湯張り弁を閉とすること
により浴槽への湯張りを停止させるのに際して、台所等
の他栓へ給湯する給湯回路に設けた水流スイッチのＯＦ
Ｆ信号により、台所等の他栓が使用されていないと判断
し、湯張り弁より上流に設けた流量調整装置を絞り動作
させてから湯張り弁を閉成し、水撃音の発生を抑えるも
のであった。
により浴槽への湯張りを停止させるのに際して、台所等
の他栓へ給湯する給湯回路に設けた水流スイッチのＯＦ
Ｆ信号により、台所等の他栓が使用されていないと判断
し、湯張り弁より上流に設けた流量調整装置を絞り動作
させてから湯張り弁を閉成し、水撃音の発生を抑えるも
のであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、台所等の他栓使用有無を判定するのに際し、水
流スイッチのＯＦＦ信号に基づいて行っていた。従って
給湯回路に水流スイッチを設ける必要性があり、製品製
作上のコスト上昇を招いていた。
例では、台所等の他栓使用有無を判定するのに際し、水
流スイッチのＯＦＦ信号に基づいて行っていた。従って
給湯回路に水流スイッチを設ける必要性があり、製品製
作上のコスト上昇を招いていた。
【０００５】また給湯用の熱交換器は、一般的には熱交
換器を迂回するバイパス路を設けており、バイパス路を
流れる市水と熱交換器を流れる高温水とが流量調節手段
によりバイパス流量比が制御されて適宜混合されてい
る。ところが、夏期のように市水温度が３０℃近くある
場合に、入浴に適した４０℃の湯を得ようとして、入水
温度を考慮に入れずにバイパス流量比を決定してしまう
と、バイパス路の流量が少流量となり、高温湯の流量が
大流量となる。
換器を迂回するバイパス路を設けており、バイパス路を
流れる市水と熱交換器を流れる高温水とが流量調節手段
によりバイパス流量比が制御されて適宜混合されてい
る。ところが、夏期のように市水温度が３０℃近くある
場合に、入浴に適した４０℃の湯を得ようとして、入水
温度を考慮に入れずにバイパス流量比を決定してしまう
と、バイパス路の流量が少流量となり、高温湯の流量が
大流量となる。
【０００６】そのため熱交換器本体の温度が下がり、熱
交換器本体の表面にドレン等の水滴が付着し、熱交換器
表面にサビや穴あき等の腐食を引き起こすこととなる問
題点があり、上記従来例には該問題点に対して何ら対策
がなされていなかった。
交換器本体の表面にドレン等の水滴が付着し、熱交換器
表面にサビや穴あき等の腐食を引き起こすこととなる問
題点があり、上記従来例には該問題点に対して何ら対策
がなされていなかった。
【０００７】そこで本発明では、給湯回路に水流スイッ
チ等の特別な検出素子を必要とせず、通常の風呂給湯器
が具備する構成部品のみで他栓使用有無の正確な判定が
可能であり、かつ水撃音の発生を抑えることのできる風
呂給湯装置の提供を目的とする。
チ等の特別な検出素子を必要とせず、通常の風呂給湯器
が具備する構成部品のみで他栓使用有無の正確な判定が
可能であり、かつ水撃音の発生を抑えることのできる風
呂給湯装置の提供を目的とする。
【０００８】また本発明は、熱交換器の表面に錆等が発
生することを防止し、寿命の永い風呂給湯装置を提供す
ることを目的とする。
生することを防止し、寿命の永い風呂給湯装置を提供す
ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、熱交換器を備えた主水路と、熱交換器と並
列に接続されたバイパス水路と、バイパス水路を流れる
水と熱交換器から出湯される高温湯を混合する湯水混合
部と、主水路から分岐された落とし込み水路と、バイパ
ス水路を流れる水と高温湯の混合比率を調節する流量可
変手段と、熱交換器を加熱する熱源器と、混合湯の温度
が出湯を希望する設定温度に等しくなるように流量可変
手段を制御する混合比率制御手段と、混合出湯の総流量
を可変制御する給湯流量制御手段と、開とすることによ
り落とし込み水路に給水可能とした落とし込み水路開閉
手段と、前記主水路のうち前記バイパス路が並列に接続
されている区間又は前記バイパス路のいずれか一方に設
けられていて高温湯の流量あるいはバイパス水路を流れ
る水の流量を検知する混合前流量検知手段と、落とし込
み水路を流れる水流を検知する落とし込み水量検知手段
とを有し、所定の混合比率で流量可変手段を一旦固定
し、混合前流量検知手段の検出値および流量可変手段の
混合比率により算出される混合出湯の総流量と落とし込
み水量検知手段の検出値とを比較し、両者の差が一定量
以上か否かにより他栓割り込みの有無を判定する他栓割
り込み判定手段とを備えた風呂給湯装置であって、風呂
落とし込み停止指令がなされると他栓割り込み判定手段
により他栓割り込みの有無を判定し、他栓割り込みなし
であれば給湯流量制御手段を絞り動作させ、給湯流量制
御手段が略最絞り状態になった後に落とし込み水路開閉
手段を閉成する制御手段を設けたことを第１の特徴とし
ている。
するために、熱交換器を備えた主水路と、熱交換器と並
列に接続されたバイパス水路と、バイパス水路を流れる
水と熱交換器から出湯される高温湯を混合する湯水混合
部と、主水路から分岐された落とし込み水路と、バイパ
ス水路を流れる水と高温湯の混合比率を調節する流量可
変手段と、熱交換器を加熱する熱源器と、混合湯の温度
が出湯を希望する設定温度に等しくなるように流量可変
手段を制御する混合比率制御手段と、混合出湯の総流量
を可変制御する給湯流量制御手段と、開とすることによ
り落とし込み水路に給水可能とした落とし込み水路開閉
手段と、前記主水路のうち前記バイパス路が並列に接続
されている区間又は前記バイパス路のいずれか一方に設
けられていて高温湯の流量あるいはバイパス水路を流れ
る水の流量を検知する混合前流量検知手段と、落とし込
み水路を流れる水流を検知する落とし込み水量検知手段
とを有し、所定の混合比率で流量可変手段を一旦固定
し、混合前流量検知手段の検出値および流量可変手段の
混合比率により算出される混合出湯の総流量と落とし込
み水量検知手段の検出値とを比較し、両者の差が一定量
以上か否かにより他栓割り込みの有無を判定する他栓割
り込み判定手段とを備えた風呂給湯装置であって、風呂
落とし込み停止指令がなされると他栓割り込み判定手段
により他栓割り込みの有無を判定し、他栓割り込みなし
であれば給湯流量制御手段を絞り動作させ、給湯流量制
御手段が略最絞り状態になった後に落とし込み水路開閉
手段を閉成する制御手段を設けたことを第１の特徴とし
ている。
【００１０】更に、流量可変手段の混合比率が予め複数
設定されており、熱交換器あるいはバイパス水路に入水
される入水温度、落とし込み設定温度、前記入水温度と
落とし込み設定温度の差のいずれかに基づいて流量可変
手段の混合比率が選択され、この選択された混合比率に
よって流量可変手段が一旦固定される制御手段を有する
ことを第２の特徴としている。
設定されており、熱交換器あるいはバイパス水路に入水
される入水温度、落とし込み設定温度、前記入水温度と
落とし込み設定温度の差のいずれかに基づいて流量可変
手段の混合比率が選択され、この選択された混合比率に
よって流量可変手段が一旦固定される制御手段を有する
ことを第２の特徴としている。
【００１１】
【作用】本発明では、他栓割り込み判定手段により給湯
他栓の割り込みの有無を判定するのであるが、その内容
とするところは、混合前流量検知手段の検出値及び固定
された流量可変手段の混合比率により算出される混合出
湯の総流量と落とし込み水量検知手段の検出値と比較す
るので、水流スイッチ等の特別な検出素子を必要とせ
ず、通常の風呂給湯器が具備する構成部品のみで他栓使
用有無の正確な判定が可能となる。
他栓の割り込みの有無を判定するのであるが、その内容
とするところは、混合前流量検知手段の検出値及び固定
された流量可変手段の混合比率により算出される混合出
湯の総流量と落とし込み水量検知手段の検出値と比較す
るので、水流スイッチ等の特別な検出素子を必要とせ
ず、通常の風呂給湯器が具備する構成部品のみで他栓使
用有無の正確な判定が可能となる。
【００１２】よって、他栓使用が無しと判定された場合
には、給湯流量制御手段が略最絞り状態になった後に落
とし込み水路開閉手段を閉成するので、水撃音の発生を
確実に抑制できる。
には、給湯流量制御手段が略最絞り状態になった後に落
とし込み水路開閉手段を閉成するので、水撃音の発生を
確実に抑制できる。
【００１３】また、固定される流量可変手段の混合比率
は予め複数設定されているのであるが、熱交換器あるい
はバイパス水路に入水される入水温度、落とし込み設定
温度、前記入水温度と落とし込み設定温度の差のいずれ
かに基づいて流量可変手段の混合比率が選択され、該混
合比率は熱交換器を流れる温水温度が熱交換器表面にド
レン等水滴が付着しない温度となるように制御されてい
るので、熱交換器の耐久性を大幅に向上できる。
は予め複数設定されているのであるが、熱交換器あるい
はバイパス水路に入水される入水温度、落とし込み設定
温度、前記入水温度と落とし込み設定温度の差のいずれ
かに基づいて流量可変手段の混合比率が選択され、該混
合比率は熱交換器を流れる温水温度が熱交換器表面にド
レン等水滴が付着しない温度となるように制御されてい
るので、熱交換器の耐久性を大幅に向上できる。
【００１４】
【実施例】図１は、本発明の風呂給湯装置の構成を示す
図である。
図である。
【００１５】図１において、Ａは風呂給湯装置であり、
大きく分けると、熱交換器２を通る主水路１と、熱交換
器２と平行して主水路１に設けられたバイパス水路３
と、主水路１の湯水混合部以下、すなわち混合湯温度検
知手段１２の下流から分岐された落とし込み水路４より
構成される。主水路１の入口側は市水から分岐されてお
り、一方主水路１の落とし込み水路４の分岐点以降は、
台所や洗面所等の他栓に接続されている。
大きく分けると、熱交換器２を通る主水路１と、熱交換
器２と平行して主水路１に設けられたバイパス水路３
と、主水路１の湯水混合部以下、すなわち混合湯温度検
知手段１２の下流から分岐された落とし込み水路４より
構成される。主水路１の入口側は市水から分岐されてお
り、一方主水路１の落とし込み水路４の分岐点以降は、
台所や洗面所等の他栓に接続されている。
【００１６】そして主水路１には、入水温度を検知する
入水温度検知手段５、熱交換器２を流れる水量を検知す
る高温湯流量センサ６、熱交換器２、熱交換器２によっ
て加熱された湯温ＴK を検知する高温湯温度検知手段
７、混合出湯の総流量を可変制御する給湯流量制御手段
１１、出湯温度を検知する混合湯温度検知手段１２が設
けられている。尚、温度検知手段はいずれもサ−ミスタ
である。
入水温度検知手段５、熱交換器２を流れる水量を検知す
る高温湯流量センサ６、熱交換器２、熱交換器２によっ
て加熱された湯温ＴK を検知する高温湯温度検知手段
７、混合出湯の総流量を可変制御する給湯流量制御手段
１１、出湯温度を検知する混合湯温度検知手段１２が設
けられている。尚、温度検知手段はいずれもサ−ミスタ
である。
【００１７】またバイパス水路３の末端、すなわち主水
路１との接続部には流量可変手段１０が配管されてい
る。流量可変手段１０は、混合弁本体にステッピングモ
−タ等のアクチェ−タが結合されたものであり、ステッ
ピングモ−タの作動位置を調節することにより混合弁の
開度を調節する事ができ、バイパス水路３を流れる流量
を可変制御して主水路１を流れる高温湯と、バイパス水
路３を流れる水を適当な割合で混合し、必要とする温度
の混合出湯を得るものである。つまり、ステッピングモ
−タの開度を調節することにより、バイパス水路を流れ
る水の流量も可変制御されるのである。
路１との接続部には流量可変手段１０が配管されてい
る。流量可変手段１０は、混合弁本体にステッピングモ
−タ等のアクチェ−タが結合されたものであり、ステッ
ピングモ−タの作動位置を調節することにより混合弁の
開度を調節する事ができ、バイパス水路３を流れる流量
を可変制御して主水路１を流れる高温湯と、バイパス水
路３を流れる水を適当な割合で混合し、必要とする温度
の混合出湯を得るものである。つまり、ステッピングモ
−タの開度を調節することにより、バイパス水路を流れ
る水の流量も可変制御されるのである。
【００１８】主水路から分岐された落とし込み水路４に
は、開とすることにより風呂へ落とし込み給湯可能とし
た落とし込み水路開閉手段１３、落とし込み流量センサ
１４が配管され、この落とし込み流量センサ１４により
落とし込み流量が測定される。
は、開とすることにより風呂へ落とし込み給湯可能とし
た落とし込み水路開閉手段１３、落とし込み流量センサ
１４が配管され、この落とし込み流量センサ１４により
落とし込み流量が測定される。
【００１９】熱交換器２はガスバ−ナより成る熱源器９
によって加熱される。また熱源器９のガス配管には、比
例弁からなる熱量調節手段８が設けられ、この熱量調節
手段８の開度を調整することによりガス量を制御してい
る。
によって加熱される。また熱源器９のガス配管には、比
例弁からなる熱量調節手段８が設けられ、この熱量調節
手段８の開度を調整することによりガス量を制御してい
る。
【００２０】１５は前述の熱量調節手段等に信号を送っ
て動作させるコントロ−ラであり、図中一点鎖線で示す
配線により熱源器等の制御装置とコントロ−ラは接続さ
れている。またリモコン１６を接続し、リモコン１６に
は浴槽自動湯張りボタン１７が配されており、このボタ
ン１７を押すことにより浴槽への湯の落とし込みが開始
される。
て動作させるコントロ−ラであり、図中一点鎖線で示す
配線により熱源器等の制御装置とコントロ−ラは接続さ
れている。またリモコン１６を接続し、リモコン１６に
は浴槽自動湯張りボタン１７が配されており、このボタ
ン１７を押すことにより浴槽への湯の落とし込みが開始
される。
【００２１】図２は、給湯流量制御手段１１の構成を詳
しく説明した図である。給湯流量制御手段１１には、弁
体３１が弁座３２を閉鎖した際に鍔３４が当接すること
によりＯＮ信号をコントロ−ラ１５に送信するリミッタ
３３が設けられている。３５は流量制御手段の弁体３１
の開度を可変させるＤＣモ−タあるいはステッピングモ
−タ等のモ−タである。また本発明の実施例において
は、弁座３２を弁体３１が閉鎖した際に鍔３４がリミッ
タ３３に当接するようにしてもよいが、弁体３１が弁座
３２の近傍まで接近して流路内の流量が十分少なくなっ
た時点で、鍔３４がリミッタ３３に当接するようにして
もよい。
しく説明した図である。給湯流量制御手段１１には、弁
体３１が弁座３２を閉鎖した際に鍔３４が当接すること
によりＯＮ信号をコントロ−ラ１５に送信するリミッタ
３３が設けられている。３５は流量制御手段の弁体３１
の開度を可変させるＤＣモ−タあるいはステッピングモ
−タ等のモ−タである。また本発明の実施例において
は、弁座３２を弁体３１が閉鎖した際に鍔３４がリミッ
タ３３に当接するようにしてもよいが、弁体３１が弁座
３２の近傍まで接近して流路内の流量が十分少なくなっ
た時点で、鍔３４がリミッタ３３に当接するようにして
もよい。
【００２２】図３は、本発明の制御の内容を示すシ−ケ
ンス図である。風呂へ落とし込み給湯されている時は、
落とし込み水路開閉手段１３を開成して風呂へ落とし込
み給湯しており（Ｓ１）、該落とし込み給湯中は風呂落
とし込み停止信号がコントロ−ラ１５に発信されている
か否かを判定している（Ｓ２）。ここで風呂落とし込み
停止信号が発信されているか否かは、例えば図示されな
い風呂の水位を検出する水位センサの検出値が設定水位
となったか否かにより判定するとよい。
ンス図である。風呂へ落とし込み給湯されている時は、
落とし込み水路開閉手段１３を開成して風呂へ落とし込
み給湯しており（Ｓ１）、該落とし込み給湯中は風呂落
とし込み停止信号がコントロ−ラ１５に発信されている
か否かを判定している（Ｓ２）。ここで風呂落とし込み
停止信号が発信されているか否かは、例えば図示されな
い風呂の水位を検出する水位センサの検出値が設定水位
となったか否かにより判定するとよい。
【００２３】ステップ２において風呂落とし込み停止信
号が発信されると、流量可変手段１０のモ−タ開度を固
定する（Ｓ３）。ここで流量可変手段１０のモ−タ開度
θと、実際の湯水の混合比率の関係を示すのが図４のグ
ラフである。グラフの横軸は流量可変手段１０の開度で
あり、この開度は混合弁を開閉するステッピングモ−タ
のステップ数により正確に知ることができる。
号が発信されると、流量可変手段１０のモ−タ開度を固
定する（Ｓ３）。ここで流量可変手段１０のモ−タ開度
θと、実際の湯水の混合比率の関係を示すのが図４のグ
ラフである。グラフの横軸は流量可変手段１０の開度で
あり、この開度は混合弁を開閉するステッピングモ−タ
のステップ数により正確に知ることができる。
【００２４】縦軸は、高温湯とバイパス水路を流れる水
を混合した後の流量可変手段１０から出湯される総流量
Ｚであり、高温湯流量センサ６で検出される高温湯の流
量を１とした比率で表示されている。流量可変手段１０
の開度θは、本発明の場合は０゜から３１５゜の間が可
能であり、０゜においてはバイパス水路３を流れる流量
は最大であり、３１５゜においてはバイパス水路３を流
れる流量は最小である。
を混合した後の流量可変手段１０から出湯される総流量
Ｚであり、高温湯流量センサ６で検出される高温湯の流
量を１とした比率で表示されている。流量可変手段１０
の開度θは、本発明の場合は０゜から３１５゜の間が可
能であり、０゜においてはバイパス水路３を流れる流量
は最大であり、３１５゜においてはバイパス水路３を流
れる流量は最小である。
【００２５】ステップ４では、流量可変手段１０により
混合された出湯総流量ＱT の演算を行う。ここで出湯総
流量ＱT は、高温湯流量センサ６により検出される高温
湯流量ＱK と上記総流量デ−タＺとにより、ＱT ＝ＱK
×Ｚと表すことができる。
混合された出湯総流量ＱT の演算を行う。ここで出湯総
流量ＱT は、高温湯流量センサ６により検出される高温
湯流量ＱK と上記総流量デ−タＺとにより、ＱT ＝ＱK
×Ｚと表すことができる。
【００２６】ステップ５では、落とし込み流量センサ１
４により風呂へ落とし込む流量ＱFと上記出湯総流量Ｑ
T との流量差｜ＱT −ＱF ｜が３リットル／ｍｉｎ以上
か否かを判定し、該流量差が３リットル／ｍｉｎ以上で
あれば台所等の給湯他栓が使用されているとみなし、３
リットル／ｍｉｎ未満であれば台所等の給湯他栓が使用
されていないとみなす。尚、ここで上記３リットル／ｍ
ｉｎは流量センサの検出誤差等を考慮にいれた数値であ
り、必ずしも３リットル／ｍｉｎに数値を限定するもの
ではない。また、ステップ５における給湯他栓使用か否
かの判定中は、該判定を正確にするために給湯流量制御
手段１１の弁体３１の開度は最大限開いているものとす
る。
４により風呂へ落とし込む流量ＱFと上記出湯総流量Ｑ
T との流量差｜ＱT −ＱF ｜が３リットル／ｍｉｎ以上
か否かを判定し、該流量差が３リットル／ｍｉｎ以上で
あれば台所等の給湯他栓が使用されているとみなし、３
リットル／ｍｉｎ未満であれば台所等の給湯他栓が使用
されていないとみなす。尚、ここで上記３リットル／ｍ
ｉｎは流量センサの検出誤差等を考慮にいれた数値であ
り、必ずしも３リットル／ｍｉｎに数値を限定するもの
ではない。また、ステップ５における給湯他栓使用か否
かの判定中は、該判定を正確にするために給湯流量制御
手段１１の弁体３１の開度は最大限開いているものとす
る。
【００２７】ステップ５において給湯他栓使用なしと判
断されると、給湯流量制御手段１１の弁体３１の開度を
閉成する信号をモ−タ３５に送信し（Ｓ６）、給湯流量
制御手段１１の弁体３１の開度を最大限まで閉鎖したか
否かを判定している（Ｓ７）。弁体３１が最大限まで閉
鎖されると、鍔３４がリミッタ３３に当接することによ
りコントロ−ラ１５にＯＮ信号が送信されて弁体３１の
開度が最大限まで閉鎖されたと判定するのである。
断されると、給湯流量制御手段１１の弁体３１の開度を
閉成する信号をモ−タ３５に送信し（Ｓ６）、給湯流量
制御手段１１の弁体３１の開度を最大限まで閉鎖したか
否かを判定している（Ｓ７）。弁体３１が最大限まで閉
鎖されると、鍔３４がリミッタ３３に当接することによ
りコントロ−ラ１５にＯＮ信号が送信されて弁体３１の
開度が最大限まで閉鎖されたと判定するのである。
【００２８】ステップ７で給湯流量制御手段１１が閉成
されたと判定されれば、落とし込み水路開閉手段１３を
閉成して終了する（Ｓ８）。
されたと判定されれば、落とし込み水路開閉手段１３を
閉成して終了する（Ｓ８）。
【００２９】ステップ５において給湯他栓使用有りと判
断されると、給湯流量制御手段１１の開度を可変し、落
とし込み流量センサ１４により検出される流量ＱF が１
２リットル／ｍｉｎとなるようにモ−タ３５の開度を可
変する（Ｓ９）。
断されると、給湯流量制御手段１１の開度を可変し、落
とし込み流量センサ１４により検出される流量ＱF が１
２リットル／ｍｉｎとなるようにモ−タ３５の開度を可
変する（Ｓ９）。
【００３０】ステップ１０では上記流量ＱF が１２リッ
トル／ｍｉｎ以下となったか否かを判定しており、１２
リットル／ｍｉｎ以下となれば落とし込み水路開閉手段
１３を閉成し、終了する。
トル／ｍｉｎ以下となったか否かを判定しており、１２
リットル／ｍｉｎ以下となれば落とし込み水路開閉手段
１３を閉成し、終了する。
【００３１】ここで上記流量１２リットル／ｍｉｎと
は、台所等の給湯他栓使用時に落とし込み水路開閉手段
１３を閉成した場合に、水撃音の発生しない程度の流量
を意味するのであって、必ずしも１２リットル／ｍｉｎ
に限定する必要はない。
は、台所等の給湯他栓使用時に落とし込み水路開閉手段
１３を閉成した場合に、水撃音の発生しない程度の流量
を意味するのであって、必ずしも１２リットル／ｍｉｎ
に限定する必要はない。
【００３２】尚、上記ステップ３で固定されるモ−タ開
度は、熱交換器表面にドレン等の水滴が付着しないよう
にバイパス流量比を可変すれば、更に熱交換器の耐久性
が向上する。つまり、請求項２に示される如く、熱交換
器あるいはバイパス水路に入水される入水温度、風呂へ
の落とし込み設定温度、前記入水温度と落とし込み設定
温度の差のいずれかに基づいて流量可変手段の混合比率
を選択し、バイパス流量比を固定するようにすれば、熱
交換器表面にドレン等の水滴が付着しない範囲に熱交換
器表面温度を制御できる。
度は、熱交換器表面にドレン等の水滴が付着しないよう
にバイパス流量比を可変すれば、更に熱交換器の耐久性
が向上する。つまり、請求項２に示される如く、熱交換
器あるいはバイパス水路に入水される入水温度、風呂へ
の落とし込み設定温度、前記入水温度と落とし込み設定
温度の差のいずれかに基づいて流量可変手段の混合比率
を選択し、バイパス流量比を固定するようにすれば、熱
交換器表面にドレン等の水滴が付着しない範囲に熱交換
器表面温度を制御できる。
【００３３】ただし、一般的に熱交換器２表面に水滴が
付着しない程度とは、高温湯温度検知手段７の検出値Ｔ
K が５０℃以上である。
付着しない程度とは、高温湯温度検知手段７の検出値Ｔ
K が５０℃以上である。
【００３４】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、給湯回路
に水流スイッチを設けることなく従来からの器具構成で
風呂落とし込み給湯時の給湯他栓使用有無判定を正確に
判定でき、しかも風呂落とし込み停止時の水撃音発生を
抑制できる。
に水流スイッチを設けることなく従来からの器具構成で
風呂落とし込み給湯時の給湯他栓使用有無判定を正確に
判定でき、しかも風呂落とし込み停止時の水撃音発生を
抑制できる。
【００３５】更に上記給湯他栓使用有無の判定において
は、熱交換器あるいはバイパス水路に入水される入水温
度、落とし込み設定温度、前記入水温度と落とし込み設
定温度の差のいずれかに基づいてバイパス流量比が固定
されるので、熱交換器表面にドレン等水滴が付着しない
ようになる。
は、熱交換器あるいはバイパス水路に入水される入水温
度、落とし込み設定温度、前記入水温度と落とし込み設
定温度の差のいずれかに基づいてバイパス流量比が固定
されるので、熱交換器表面にドレン等水滴が付着しない
ようになる。
【図１】風呂給湯装置の構成図である。
【図２】給湯流量制御手段１１の詳細図である。
【図３】本発明の制御の内容を示すシ−ケンス図であ
る。
る。
【図４】流量可変手段１０の開度と出湯総流量との関係
を示した図である。
を示した図である。
Ａ 風呂給湯装置 １ 主水路 ２ 熱交換器 ３ バイパス水路 ４ 落とし込み水路 ５ 入水温度検知手段 ６ 高温湯流量センサ（混合前流量検知手段） １０ 流量可変手段 １１ 給湯流量制御手段 １３ 落とし込み水路開閉手段 １４ 落とし込み流量センサ １５ コントロ−ラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−260548（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−125851（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−62337（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−58621（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F24H 1/10 302
Claims (2)
- 【請求項１】 熱交換器を備えた主水路と、熱交換器と
並列に接続されたバイパス水路と、バイパス水路を流れ
る水と熱交換器から出湯される高温湯を混合する湯水混
合部と、主水路から分岐された落とし込み水路と、バイ
パス水路を流れる水と高温湯の混合比率を調節する流量
可変手段と、熱交換器を加熱する熱源器と、混合湯の温
度が出湯を希望する設定温度に等しくなるように流量可
変手段を制御する混合比率制御手段と、混合出湯の総流
量を可変制御する給湯流量制御手段と、開とすることに
より落とし込み水路に給水可能とした落とし込み水路開
閉手段と、前記主水路のうち前記バイパス路が並列に接
続されている区間又は前記バイパス路のいずれか一方に
設けられていて高温湯の流量あるいはバイパス水路を流
れる水の流量を検知する混合前流量検知手段と、落とし
込み水路を流れる水流を検知する落とし込み水量検知手
段とを有し、所定の混合比率で流量可変手段を一旦固定
し、混合前流量検知手段の検出値および流量可変手段の
混合比率により算出される混合出湯の総流量と落とし込
み水量検知手段の検出値とを比較し、両者の差が一定量
以上か否かにより他栓割り込みの有無を判定する他栓割
り込み判定手段とを備えた風呂給湯装置であって、風呂
落とし込み停止指令がなされると他栓割り込み判定手段
により他栓割り込みの有無を判定し、他栓割り込みなし
であれば給湯流量制御手段を絞り動作させ、給湯流量制
御手段が略最絞り状態になった後に落とし込み水路開閉
手段を閉成する制御手段を設けたことを特徴とする風呂
給湯装置。 - 【請求項２】 流量可変手段の混合比率が予め複数設定
されており、熱交換器あるいはバイパス水路に入水され
る入水温度、落とし込み設定温度、前記入水温度と落と
し込み設定温度の差のいずれかに基づいて流量可変手段
の混合比率が選択され、この選択された混合比率によっ
て流量可変手段が一旦固定される制御手段を有すること
を特徴とする請求項１記載の風呂給湯装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18938193A JP3211495B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 風呂給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18938193A JP3211495B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 風呂給湯装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0783456A JPH0783456A (ja) | 1995-03-28 |
| JP3211495B2 true JP3211495B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=16240366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18938193A Expired - Fee Related JP3211495B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 風呂給湯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3211495B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP18938193A patent/JP3211495B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0783456A (ja) | 1995-03-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |