JP3211463B2 - スイッチ回路 - Google Patents

スイッチ回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチング素子によ
るスイッチ回路及びそのスイッチ回路を用いた直流電源
を昇圧,降圧する直流−直流変換装置,交流電源の力率
を改善する電源装置,直流電源を任意の周波数の交流に
変換する直流−交流変換装置,交流電源を直流に変換す
る交流−直流変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチ回路のスイッチング素子
のスイッチング損失を低減する方式として、スイッチン
グ素子と、リアクトルとコンデンサによる共振回路を組
み合わせた共振スイッチ回路が、雑誌「電子技術」日刊
工業新聞社、1990年3月特別増刊号Vo132,N
o.3,9〜19pに記載されている。この中で、直流電
源を昇圧する直流−直流変換装置の共振形電源装置に
は、図2が例示される。
【0003】図2において、1は直流電源、2は直流リ
アクトル、3と5はダイオード、4はスイッチング素
子、6は共振用コンデンサ、7は共振用リアクトル、8
は平滑コンデンサ、9は負荷である。
【0004】以上の回路構成によれば、スイッチング素
子4をターンオンさせると、共振用リアクトル7に流れ
る共振電流ILが、図3に示すように、正弦波状にな
り、逆方向電流がダイオード3に流れている期間TBに
スイッチング素子4のベースに印加した電圧Vbeをオフ
することによりスイッチング素子を零電流でオフするこ
とができ、スイッチング損失が低減できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来方式の図
2に示すような電流共振形では、スイッチング素子に共
振電流が流れる時間(図3のTA )が共振回路の時定数
で決定される。したがって、共振周波数が固定されてい
れば、スイッチング素子を零電流期間でオフして通流比
を制御するためにはスイッチング周波数を可変しなけれ
ばならない。しかし、スイッチング周波数を変えること
はスイッチの開閉に伴うノイズのスペクトラムを変動さ
せることになり、ノイズ対策上好ましくない。また、ス
イッチング回路を用いた変換装置の大きさを決定する磁
気部品やコンデンサは最低周波数で設計する必要があり
必ずしも小型化が望めない。
【0006】また、スイッチング周波数を固定した場
合、共振回路を構成するリアクトルまたはコンデンサの
値を変えて共振周波数を変化させる方法や、磁気増幅器
や鉄共振回路を出力側に結合する方法がある。
【0007】しかし、上記方法では、制御回路が複雑化
したり、磁気増幅器や鉄共振回路を構成する可飽和磁心
の損失が増大する問題があった。
【0008】本発明の目的は、共振周波数,スイッチン
グ周波数を固定とし、簡単な回路構成で通流比を制御で
きるスイッチ回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、主たる電流
をオン,オフする主スイッチング素子と、前記主スイッ
チング素子とは逆方向極性のダイオードを前記素子に並
列に接続してなるスイッチ回路において、リアクトルと
コンデンサを直列接続した共振回路と補助スイッチング
素子と前記補助スイッチング素子に逆方向極性のダイオ
ードを並列に接続した補助スイッチ回路を直列接続し、
前記共振回路と前記補助スイッチ回路の直列回路を前記
スイッチ回路に並列に接続した構成とし、前記共振回路
によって発生する共振電流が、前記主スイッチング素子
をオフするときに前記主スイッチング素子に並列に接続
したダイオードに流れるように補助スイッチ回路を制御
することによって達成できる。
【0010】
【作用】上記構成において、主スイッチング素子がター
ンオンすると、共振用コンデンサに蓄えられていた電荷
が、主スイッチング素子,補助スイッチング素子に並列
接続されているダイオード及び、共振用リアクトルを通
って、共振電流として流れ、これと同時に主電流も主ス
イッチング素子を流れ始める。共振電流は主スイッチン
グ素子がオン状態中に、共振用コンデンサを逆充電す
る。このとき、スイッチ回路中の補助スイッチング素子
はオフ状態であり、逆充電されたコンデンサは、その電
荷を維持する。その後も主電流は流れ続ける。
【0011】次に、主スイッチング素子をターンオフす
るときには、その前に補助スイッチング素子をターンオ
ンさせる。これにより逆充電されていた共振用コンデン
サは、主スイッチング素子及び共振用リアクタンスの直
列回路の両端に電気的に接続され、直列回路を逆バイア
スし、共振動作が再開され、共振電流が共振用リアクト
ル及び主スイッチング素子に並列接続されているダイオ
ードを通して流れる。共振電流が主スイッチング素子に
並列接続されているダイオードに流れ、主電流を打ち消
し主スイッチング素子に主電流が流れていない期間に主
スイッチング素子をターンオフすると零電流スイッチン
グが可能になり低損失化が図れることになる。
【0012】このように主スイッチング素子及び補助ス
イッチング素子を通流比に従い動作させれば、常に零電
流スイッチング動作可能な通流比制御が可能になる。
【0013】また、主電流の大きさにより、共振回路の
インピーダンスを変更すれば、常に零電流スイッチング
動作が可能で、スイッチング損失が最小になる最適条件
で動作できる。
【0014】ここで、主スイッチング素子及び補助スイ
ッチング素子を用い共振動作させた場合に零電流スイッ
チング動作が可能になる条件を、共振用コンデンサ電圧
Vc,主スイッチング素子にオン時に流れる最大ピーク
電流Ip,共振回路の特性インピーダンスZnとして数
1に示す。
【0015】
【数1】
【0016】すなわち、主スイッチング素子にオン時に
流れる主電流の最大ピーク電流Ipを打ち消せるだけの
エネルギを共振用コンデンサが逆充電時に蓄えられなけ
ればならない。そのために、数1を満足するように、共
振回路の定数を選ばなければならない。但し、主スイッ
チング素子にオン時に流れる主電流の最大ピーク電流を
打ち消せるだけのエネルギ以上に共振用コンデンサが逆
充電時に蓄えると、そのエネルギ分だけスイッチング損
失が増加する。言い換えれば、上記式の両辺を常に等し
く保てばスイッチング損失が最小になる。
【0017】そこで、主電流の大きさによりインピーダ
ンスを変更すれば更に高効率な共振スイッチング動作が
可能になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1,図4及
び図5により説明する。図1は、本発明のスイッチ回路
を用いた昇圧形の直流−直流変換装置の系統図である。
【0019】直流電源1は、トランジスタ4によるスイ
ッチング動作とリアクトル2によるエネルギ蓄積効果を
利用した昇圧チョッパ回路により、ダイオード5,平滑
コンデンサ8を介して昇圧された直流電圧EDに変換さ
れ負荷9に供給される。
【0020】トランジスタ4を零電流でスイッチング動
作させるために、トランジスタ4にダイオード3が並列
接続され、また、共振用コンデンサ6と共振用リアクト
ル7の直列共振回路と補助スイッチ用トランジスタ10
とダイオード11の並列回路が直列接続され、直列共振
回路とトランジスタ10とダイオード11の並列回路の
直列回路がトランジスタ4に並列に接続されている。
【0021】このように、共振用コンデンサ6と共振用
リアクトル7により、直列共振回路が構成されており、
回路定数は、数1及び、共振周波数を満足するように決
定されている。また、補助スイッチ用トランジスタ10
及びダイオード11により、補助スイッチ回路が構成さ
れており、本回路により共振電流を制御している。
【0022】直流電圧EDを所定の電圧に制御する制御
手段は、直流電圧EDを検出する電圧検出回路12,出
力電圧指令値ED* と電圧検出回路12の出力値との偏
差が零となるように通流比を作成する通流比作成手段1
3,通流比作成手段13により作成された通流比によ
り、各トランジスタを動作させる動作信号を出力するス
イッチタイミング回路14及び、ドライバ150,15
1より構成されている。通流比作成手段13は、出力電
圧指令値ED* と電圧検出回路12の出力値との偏差が
零となるように通流比信号を作成する電圧制御回路13
1,三角波発振回路132,通流比信号と三角波を比較
して通流比を出力するコンパレータ133より構成されて
いる。
【0023】なお、スイッチング素子としてトランジス
タを使用したが、FETを用いれば、トランジスタに並
列に接続されているダイオードは、FETの寄生ダイオ
ードを使用してよい。
【0024】図4にスイッチタイミング回路及びスイッ
チタイミング回路の動作波形図を示す。スイッチタイミ
ング回路は、NAND回路141,バッファー回路14
2及び、抵抗とコンデンサによる遅延回路143より構
成されている。
【0025】スイッチタイミング回路に入力された信号
IN、つまり、トランジスタ4の通流比は、二つに分岐
され、一つは、直接、NAND回路141に入力され、
もう一つは遅延回路143に入力されΔtだけ遅延され
た信号IN1となり、NAND回路141及びバッファー回
路142に入力される。バッファー回路142及びNA
ND回路141のそれぞれの出力がOUT1,OUT
2、つまり、トランジスタ4及び補助スイッチ用トラン
ジスタ10の動作信号となる。ここで、Δtは共振周期
の4分の1周期分に設定する。なお、本実施例では遅延
回路143をアナログ回路としたがフリップフロップ回
路等を用いたデジタル回路とすれば正確な遅延時間が作
成できる。
【0026】スイッチタイミング回路により、トランジ
スタ4のターンオン信号と同時に補助スイッチ用トラン
ジスタ10のターンオフ信号を発生し、トランジスタ4
のターンオフ信号より、共振回路の共振周期の4分の1
周期分の時間だけ前に、補助スイッチ用トランジスタ1
0のターンオン信号を発生し、トランジスタ4及び補助
スイッチ用トランジスタ10を動作できる。
【0027】以上のような回路構成により本直流−直流
変換装置を動作させる。
【0028】図5にトランジスタ4及び補助スイッチ用
トランジスタ10の動作信号SW1,SW2,共振用リ
アクトル7に流れる電流IL及び、トランジスタ4の電
流と電圧ISW1,VSW1の波形図を示す。
【0029】図5を用いて零電流スイッチング動作につ
いて説明する。
【0030】t1で、トランジスタ4がターンオン,ト
ランジスタ10がターンオフすると、直流電源1はリア
クトル2を通して短絡される。また、コンデンサ6に充
電された電荷は、トランジスタ4,ダイオード11,リ
アクトル7を通って共振電流として流れコンデンサ6を
逆充電する。ここで、コンデンサ6に充電されていた電
圧値は直流電圧EDと同じであり、コンデンサ6の電圧
値が直流電源1の電圧値より低下するまでトランジスタ
4には直流電源1からの短絡電流は流れない。また、t
1以前では、リアクトル2,ダイオード5を介して電力
を負荷側に供給しており、トランジスタ4には電流が流
れていない。
【0031】t2で、コンデンサ6の逆充電が完了し、
再度逆電流を流して放電を開始しようとするが、ダイオ
ード11により阻止され、コンデンサ6は、逆充電され
たまま回路から電気的に切り離され、共振動作が中断さ
れる。その後、トランジスタ4には直流電源1からの短
絡電流のみが流れ続けリアクトル2に電磁エネルギを蓄
える。
【0032】t3で、トランジスタ10がターンオンす
ると、電気的に切り離されていたコンデンサ6が接続さ
れ、コンデンサ6に逆充電されていた逆電圧がリアクト
ル7,トランジスタ4にかかり、先程と逆方向に共振電
流が、リアクトル7,ダイオード3を通って流れ始め、
共振動作が再開される。
【0033】その後、トランジスタ4に電流が流れてい
ないt4で、トランジスタ4がターンオフする。さら
に、共振電流は流れ続け、コンデンサ6を再充電する。
【0034】t5で、コンデンサ6の充電が完了する
と、再度放電を開始しようとするが、ダイオード3によ
り阻止され、共振動作が停止する。ここで、リアクトル
7には電源からコンデンサ6への充電電流が流れる。ま
た、リアクトル2に蓄えられていた電磁エネルギは、ダ
イオード5を通して負荷側に供給される。
【0035】以上t3からt5の動作により、トランジ
スタ4は電圧と電流の重ならない、言い換えれば、スイ
ッチング損失の無いスイッチングが可能になる。
【0036】これまでトランジスタ10について述べて
いないが、t1でターンオフするときは、共振動作が停
止しており、コンデンサ6の充電も完了しているため電
流が流れていず、ダイオード11が導通しているため零
電流スイッチングが可能になる。
【0037】なお、今までトランジスタ10のターンオ
フのタイミングをトランジスタ4のターンオンと同時で
説明したが、トランジスタ10のターンオフのタイミン
グは、コンデンサ6の再充電完了後逆充電が終了するま
での間ならいつでも良い。
【0038】以上説明した動作を通流比に従い繰り返す
ことにより、零電流スイッチング動作が可能となり、共
振周波数,スイッチング周波数を固定とし、簡単な回路
構成で通流比を制御して出力電圧を制御できる。
【0039】図6は本発明の他の実施例に係るもので、
第1の実施例で説明したスイッチ回路を力率改善電源装
置に適用したものであり、図1と同じ番号のものは同様
の動作をするものである。本実施例で、第1の実施例と
異なるところは、トランジスタに与える通流比を作成す
るまでの手段、及び交流電源と整流回路である。通流比
を作成するまでの手段の構成について説明する。
【0040】電源電流検出増幅手段160は、電源電流
を検出する電流検出回路161と前記電流検出回路16
1の出力値を増幅度係数倍増幅する乗算器162より構
成されており、乗算器162は、昇圧チョッパ回路のト
ランジスタ4のオフの通流比指令値信号を出力してい
る。
【0041】直流電圧制御手段120は、電圧検出回路
12と電圧検出回路12の出力と直流電圧指令値ED*
との偏差が零となるように電源電流検出増幅手段160
の増幅度係数を出力する電圧制御回路121より構成さ
れている。
【0042】通流比作成回路133は、三角波発振回路
132の三角波と電源電流検出増幅手段160のオフの
通流比指令値信号を比較して通流比を出力するコンパレ
ータである。
【0043】通流比作成回路133の出力に従い、第1
の実施例同様にトランジスタを制御すれば零電流スイッ
チング動作が可能である。また、本実施例のように力率
改善回路と組合わせることにより低損失の力率改善電源
装置が実現できる。
【0044】図7は本発明の他の実施例に係るもので、
図6に示した実施例で説明した力率改善電源装置の負荷
としてモータ制御装置を接続し、電源の力率改善とモー
タ制御を同時に行うモータ駆動装置の構成図である。図
1及び図6と同じ番号のものは同様の動作をするもので
ある。
【0045】図6に示す力率改善電源装置と図7に示す
モータ駆動装置の力率改善電源装置部で異なるのは共振
用リアクトル30が追加されているところである。この
共振用リアクトル30を図7に示すようにトランジスタ
4がオンしたときのみできる共振回路ループ内に接続す
ることにより、トランジスタ4のオン時とオフ時で共振
回路のインピーダンスを変え、トランジスタ4のオン時
に流れる共振電流を低減し、図6に示す力率改善電源装
置よりさらに損失を低減できる。
【0046】モータ制御装置はインバータ回路20,モ
ータ21,インバータドライバ23,速度検出回路24
及び、モータ制御回路25から構成されている。速度検
出回路24はモータの回転信号より速度を算出しモータ
制御回路に速度信号を伝達するものである。モータ制御
回路25はモータ21を制御するための各種プログラ
ム、例えば速度検出回路24からの速度信号と速度指令
の取り込み,ドライブ信号演算,インバータドライバ2
3へのインバータドライブ信号出力,コンバータ制御回
路22への直流電圧指令ED*出力などの処理が実行さ
れ、モータ21の速度制御を行うものである。インバー
タドライバ23はインバータドライブ信号を基にインバ
ータ20の各トランジスタを駆動するものである。
【0047】コンバータ制御回路22は図6で説明した
力率改善電源装置の通流比を作成するまでの手段と同様
のもので構成されており、モータ制御回路25からの直
流電圧指令ED*に基づいて直流電圧制御及び力率改善
を行う。
【0048】以上のように力率改善電源装置とモータ制
御回路を組み合わせることにより、高力率,高効率なモ
ータ駆動装置が実現できる。
【0049】図8は本発明の他の実施例に係るもので、
図7に示すその他の実施例で説明したモータ駆動装置の
モータ制御回路25にコンバータ制御回路22内の直流
電圧制御手段を取り込んだものである。
【0050】コンバータ制御回路31は制御回路32か
らの増幅度係数信号よりスイッチ回路の主トランジスタ
4及び補助トランジスタ10のドライブ信号を出力する
ものである。制御回路32は速度指令に基づきインバー
タ20及び直流電圧を制御するものである。
【0051】以上により一つの制御回路で力率改善とモ
ータ制御が同時に行える。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、スイッチ回路を構成す
る主スイッチング素子に、共振回路と補助スイッチング
素子を設け、補助スイッチング素子により共振動作を操
作することにより、零電流スイッチングを共振回路の周
波数に依存されずに行うことができる。さらにこのスイ
ッチ回路を各種の変換装置のスイッチング部に適用する
ことにより、スイッチング周波数を固定としても補助ス
イッチング素子の動作により、共振回路の周波数に依存
されずに通流比制御が可能になり、零電流スイッチング
動作における制御範囲が広がり、装置として小型化,高
効率化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る昇圧形直流−直流
変換装置の系統図。
【図2】従来技術の昇圧形の共振形電源装置の回路図。
【図3】従来技術を用いたときのスイッチ回路の動作波
形図。
【図4】本発明の第1の実施例に係る昇圧形直流−直流
変換装置のスイッチタイミング回路と動作波形図。
【図5】本発明の第1の実施例に係る昇圧形直流−直流
変換装置のスイッチ回路の動作波形図。
【図6】本発明の他の実施例の力率改善電源装置の回路
図。
【図7】本発明の他の実施例のモータ駆動装置の回路
図。
【図8】本発明の他の実施例のモータ駆動装置の回路
図。
【符号の説明】
1…直流電源、2…リアクトル、3,5,11…ダイオ
ード、4…主トランジスタ、6…共振用コンデンサ、
7,30…共振用リアクトル、8…平滑コンデンサ、9
…負荷、10…補助トランジスタ、12…電圧検出回
路、13…通流比作成手段、14…スイッチタイミング
回路、150,151…ドライバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−155468(JP,A) 特開 平2−84062(JP,A) 特開 平4−157918(JP,A) 特開 平5−243941(JP,A) 特開 平6−217542(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 - 17/70

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方向に流れる主たる電流をオン,オフす
    る主スイッチング素子と、前記主スイッチング素子とは
    逆方向極性のダイオードを前記主スイッチング素子に並
    列に接続したスイッチ回路において、リアクトルとコン
    デンサを直列接続した共振回路と補助スイッチ素子と前
    記補助スイッチ素子に逆方向極性のダイオードを並列に
    接続した補助スイッチ回路を直列接続し、前記共振回路
    と前記補助スイッチ回路の直列回路を前記スイッチ回路
    に並列に接続し、前記共振回路によって発生する共振電
    流が、前記主スイッチング素子をオフするときに前記主
    スイッチ素子に並列に接続したダイオードに流れるよう
    に補助スイッチ回路を制御することを特徴とするスイッ
    チ回路。
  2. 【請求項2】請求項において、前記主スイッチング素
    子がオン時に形成される前記共振回路のループのインピ
    ーダンスが、前記主スイッチング素子がオフ時に形成さ
    れる前記共振回路のループのインピーダンスより大きく
    なるようにするスイッチ回路。
  3. 【請求項3】請求項において、前記共振回路にはイン
    ダクタンスとコンデンサを含み、前記主スイッチング素
    子がオン時に形成される前記共振回路のループのインダ
    クタンスが、前記主スイッチング素子がオフ時に形成さ
    れる前記共振回路のループのインダクタンスより大きく
    なるようにするスイッチ回路。
  4. 【請求項4】請求項において、前記主スイッチング素
    子をターンオフするタイミングは、前記補助スイッチン
    グ素子をターンオンした後とするスイッチ回路。
  5. 【請求項5】請求項において、前記主スイッチング素
    子に流れる主たる電流の大きさに応じて、前記共振回路
    のループのインピーダンスを可変にするスイッチ回路。
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