JP3211180U - 待合所付き機械式立体駐車場 - Google Patents

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奈津子 西牟田
奈津子 西牟田
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Abstract

【課題】運転手が幼児などを伴う場合に安全かつ安心して車の入出庫を操作できる待合所付き機械式立体駐車場を提供する。【解決手段】集合住宅などの敷地内に併設される機械式立体駐車場と、機械式立体駐車場に隣接して構築される待合所4と、からなる機械式立体駐車場であって、該待合所4は前部開口を除き3方を囲う透明材からなる壁体13と、壁体13の天端を覆う屋根材14と、前部開口に開閉可能に設けられた開閉扉16と、開閉扉16の幼児が手が届かないように設定した位置にあって扉前面側からのみ施解錠可能な錠18を備えた。【選択図】図4

Description

本考案は、機械式立体駐車場に対する自車の入出庫操作時において、運転手の同伴者として幼児などを伴う場合に、安全かつ安心して入出庫操作できるようにした待合所付き機械式立体駐車場に関するものである。
最近のマンションなどの集合住宅では敷地内の駐車場面積が十分に確保できないため、例えば下記特許文献1のような機械式立体駐車場を採用して多層階に車を格納し、運転者自身が出庫操作することにより自車を地上階に降ろし、運転操作により出庫できるようにしている。また入庫の場合は出庫とは逆の手順により駐車場内に格納される。
特開2014−139391号公報
以上の入出庫操作時には前述のごとく運転手のみが操作可能であり、運転者以外は機械式駐車場に入らないこととする機械式駐車場メーカー側の禁止事項が掲げられているが、運転者が幼児等を同伴した保護者である場合、操作時には幼児にかまけていられない一方で、幼児がどのように行動するかは予測不能であり、例えば操作の間、駐車場から遠く離れた建物玄関、所謂エントランスなどに待たせておくことはできず、また、駐車場の出入口付近に待たせておく場合には、特に機械式立体駐車場では単なるフレーム構造で、幼児の入り込む隙間が多数あるとともに、車は車載用パレットに積載された状態で縦横移動するため、目を離した隙にパレットに乗り、ここから転落したり可動部に挟まれて怪我をするなどの虞れがある。また自車だけでなく、他人の車の出入りの際にも幼児の動向に十分に気をつけなければならない。さらには、雨風のある日には幼児及び運転者自身も吹きさらしの状態となり、片手がふさがる傘などが必要となる不都合もあった。
本考案は以上の不具合を解決するものであって、同伴者が幼児などの場合において、幼児の安全を確保し、その状態を見守りつつ運転者自身が安心して入出庫操作を行えるようにした待合所付き機械式立体駐車場を提供するものである。
前記目的を達成するため本考案は、図の実施の形態にも示すごとく、集合住宅( 2)などの敷地(1)内に併設される機械式立体駐車場(3)に隣接して構築される待合所(4)であって、該待合所は前部開口を除き3方を囲う透明材からなる壁体(13)と、壁体の天端を覆う屋根(14)と、前記前部開口に開閉可能に設けられた開閉扉(16)と、開閉扉の幼児が手が届かないように設定した位置にあって扉前面側からのみ施解錠可能な錠(18)を備えたことを特徴とする。
また本考案は、前記壁体(12,13)の上部と屋根材(14)との間、及び壁体下部と地表面との間には所定間隔の隙間が形成されている構造が採用できる。
さらに本考案では、前記待合所(4)の内部にベンチ(19)を設置することもできる。
従って本考案によれば、入出庫時に予め幼児を待合所内部に入れて施錠すれば、幼児にとって危険な駐車場から隔離することができ、透明材の壁体によって内部の見通しも良いため、幼児を度々見ながら入出庫の作業ができ、安全性を確保しつつ操作に集中できる。また、錠を手が届かないように設定した位置にしていることで、幼児が誤って操作をして解錠し待合所の外に不用意に出てしまうこともなく、幼児の事故を防ぎ、入出庫の操作に集中することができる。
請求項2の考案によれば、風雨を防止できると同時に風通しを確保できる。
請求項3の考案によれば待合所内部で幼児を座らせておくことができるほか、雨の日などに予め車載用荷物を仮置きすることもできるため、運転者の負担を軽減できる。
本考案が適用される集合住宅の敷地内の一例を示す平面図である。 (a),(b)は本考案に係る待合所付き機械式立体駐車場の概略正面図である。 図2(a)における待合所のA部拡大正面図である。 同斜視図である。
図1において敷地1内の大部分を居住棟2が占有するとともに、敷地1内の隅部には機械式立体駐車場3が配置される。本実施形態では、図1に示すように、二箇所に対面して密集配置され、一方の駐車場3に隣接して待合所4が構築されている。
前記居住棟2はエントランス、廊下、階段、エレベータなどの共有スペース5と、共用スペース5における廊下などに面するとともに、壁により複数分割された多数の居室6を備える。なお、図では平面図であって一階部分のみを示すが、複数階建てであり、各階は階段、エレベータなどを通じてその動線が確保される。
立体駐車場3は、例えば図2(a),(b)のごとく4階建てで、車両毎に複数の縦フレーム7で2列に区画されるとともに、これに各階毎の横フレーム8が組み合わされる。格納される各車9は車載用パレット(図略)上に載置され、地上階から4階(屋上)までパレットごとエレベータ式に昇降移動可能であるとともに、パレットごと横移動可能となっており、地上階の車両出入口に設けたゲート10を開けて出庫可能となっている。この操作は出入口付近における縦フレーム7に設けた操作スイッチ11またはカードリーダ等の操作により、駐車場3に設けた制御部は自車の現在位置を判定し、それに基づき制御部は当該車9を現在位置から縦または横移動して最短距離で地上階の出庫位置まで移動し停止する。次いでその位置に配置されたゲート10を開いた後、運転者が当該車9に乗り込み、その後は車9を運転操作することによって出庫させることができる。
出庫後は、運転者の操作スイッチ11の操作にてゲート10を閉じ、車9を運転すれば敷地1内から一般道路に向けて発進できる。入庫の場合には前記とは逆の手順で行うことができる。
ここで、図3に示すように、もし車9の運転者が幼児a連れの保護者bである場合には、以上の入出庫操作を行うためにはかなりの制約が生じ、事故の危険性が高いものとなる。つまり、保護者bが操作を行っている間、幼児aを自由にさせていた場合には、前述のごとく駐車場3は縦横のフレーム構造であって、ゲート10以外の箇所から出入り可能である点や、車積載用パレットなどの可動部があり、幼児が入り込むことによる転落事故や、可動部との接触事故が懸念される。
そこで前記待合所4は同図3、及び図4にも示すように、上下に隙間を空けた状態で建て込まれた縦横複数のサッシ12間に嵌合されたアクリルガラスなどの透明壁体13で背面及び左右面の3方を覆うとともに、天端を片流れ屋根14で覆い、かつ前面開口の左右一方の略下半部を固定格子15で塞ぎ、他方の略下半部を格子状ドア16で開閉可能に覆うことによって、区画を構成し、待合所4内部の見通しを確保し、雨風も防ぐことができるようになっている。なお、固定格子15及び格子状ドア16に、透明壁体13と同等の素材の透明板を嵌め込むこととてもよく、幼児a等の手足が格子の隙間から外部に出てしまうことを防止することができる。
これに加えてドア16の戸先である開閉端には特に図3に示すように、かろうじて幼児の手の届く高さ位置H1に内外一対のレバーハンドル17を配置し、ドア16内外からの開閉操作を可能にしているとともに、幼児aの手が届かず、大人である保護者bの手のみが届く高さ位置H2にサムターン18を設けてその操作つまみ18aをドア16の外面に向けて配置し、待合所4の外部からのみ操作つまみ18aを回動操作することにより施解錠可能としている。これら高さH1,H2は、例えばレバーハンドル17の高さH1を地面(床面)から950mm程度、サムターン18の高さH2を地面(床面)から1600mm程度とすることで構成できる。
したがって、保護者bは出庫操作を行う前に、幼児aを待合所4内に連れ込み、ドア16を閉じ、扉前面である外からサムターン18にて施錠しておけば、図2(a)に示すように、幼児aは少なくともサムターン18の操作つまみ18aへは手が届かず、その操作はできないため、待合所4内に隔離されることとなる。待合所4は透明な壁体13により見通しが良いため、保護者bは度々待合所4内の幼児の様子を目視確認しつつ前述する一連の入出庫操作を行うことができる。また、待合所4は見通しが良いため、待合所4内の幼児aは外の保護者bの姿など外部を目視確認でき、孤立感を減らすことができる。
また、待合所4に、幼児a等を残したまま保護者bが立ち去ったとしても、外から待合所4内が目視できることから、取り残された幼児a等を他の者がすぐに発見でき、その対応を迅速に行うことが可能となる。
車9の出庫後、保護者bは、待合所4まで移動し、ドア16のサムターン18を解錠操作した後、ドア16を開け、図2(b)に示すように幼児aを外に連れ出すことができる。
また、図4において、符号19は待合所4内に配置されたベンチであり、幼児がここに腰掛けて休めるほか、ベンチ19上に荷物を置くこともでき、ここに仮置きすることにより、運転者の負担を軽減でき、特に雨の日には荷物を地面に置くなどせず、濡れることがないため便利である。さらに壁13の上下は天井部及び地表部との間で所定の隙間が確保されているため、待合所4内の風通しを確保できる。
出庫時とは逆に車9の入庫時においては、前記とは逆の操作手順、すなわち運転者のスイッチ操作により該当する空のパレットを地上に降ろし、ゲート10を開け、その後車9に乗り込んで運転してパレット上の正しい位置に載置し、次いで車9から降りてゲート10を閉じれば、入庫作業が完了するが、入庫前に予め車9から荷物を取り出し、幼児aとともに待合所4内に運び込んでベンチ19上などに仮置きしておけば、狭いパレット上での荷物の出し入れの必要もなく、幼児aの安全を確保できるだけでなく、パレット上の窮屈な作業を強いられずさらに安全である。
なお、以上の待合所4は、幼児aのみに適用されるものでなく、同伴者が大人であっても、或いは、車椅子などを利用する者などでも入出庫時において風雨から保護されることや、待合所4の内部を見通せることから入出庫時の同伴者等の様子を確認する上で好適であり、すなわち、入出庫時における運転者以外となる入出庫の操作に直接関わらない同伴者等が、その入出庫操作を待つことができるエリアを機械式立体駐車場に近接して確保することが可能となる。
1…敷地
2…居住棟
3…機械式立体駐車場
4…待合所
5…共用スペース
6…居住スペース
7…縦フレーム
8…横フレーム
9…車
10…ゲート
11…スイッチ(カードリーダ)
12,13…透明壁体(12…サッシ、13…透明壁)
14…屋根
15…固定格子
16…格子状ドア
17…レバーハンドル
18…サムターン
19…ベンチ
a…幼児
b…保護者
H1…幼児の手の届く高さ位置
H2…保護者の手の届く高さ位置
前記目的を達成するため本考案は、図の実施の形態にも示すごとく、集合住宅( 2)などの敷地(1)内に併設される機械式立体駐車場(3)と、前記機械式立体駐車場(3)に隣接して構築される待合所(4)と、からなる待合所付き機械式立体駐車場であって、前記待合所は前部開口を除き3方を囲う透明材からなる壁体(13)と、壁体の天端を覆う屋根(14)と、前記前部開口に開閉可能に設けられた開閉扉(16)と、開閉扉の幼児が手が届かないように設定した位置にあって扉前面側からのみ施解錠可能な錠(18)を備えたことを特徴とする。

Claims (3)

  1. 集合住宅( 2)などの敷地(1)内に併設される機械式立体駐車場(3)に隣接して構築される待合所(4)であって、該待合所は前部開口を除き3方を囲う透明材からなる壁体(13)と、壁体の天端を覆う屋根(14)と、前記前部開口に開閉可能に設けられた開閉扉(16)と、開閉扉の幼児が手が届かないように設定した位置にあって、扉前面側からのみ施解錠可能な錠(18)を備えたことを特徴とする待合所付き機械式立体駐車場。
  2. 前記壁体(13)の上部と屋根(14)との間、及び前記壁体下部と地表面との間には所定間隔の隙間が形成されていることを特徴とする請求項1記載の待合所付き機械式立体駐車場。
  3. 前記待合所(4)の内部にベンチ(19)を設置したことを特徴とする請求項1または2記載の待合所付き機械式立体駐車場。
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