JP3210913B2 - 浴槽水浄化装置 - Google Patents

浴槽水浄化装置

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JP3210913B2
JP3210913B2 JP15512699A JP15512699A JP3210913B2 JP 3210913 B2 JP3210913 B2 JP 3210913B2 JP 15512699 A JP15512699 A JP 15512699A JP 15512699 A JP15512699 A JP 15512699A JP 3210913 B2 JP3210913 B2 JP 3210913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内の浴槽水を
循環して浄化することで、浴槽水の長期使用を可能とす
る浴槽水浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から浴槽の浴槽水をポンプにより吸
い込んで循環させて濾過槽で浄化して再び浴槽に返送す
るようにした浴槽水浄化装置において、この浴槽水浄化
装置の濾過装置よりも上流側に塩素発生装置を設け、一
定時間毎に塩素発生装置で塩素を発生させて濾過槽を介
して浴槽に流し、濾過槽を制菌すると共に浴槽水を制菌
し、これにより、浴槽水を循環浄化して長期間にわたっ
て浴槽水を換えることなく使用するようにした浴槽水浄
化装置においてレジオネラ菌のような有害な菌の繁殖を
抑えることができるようにしている。
【0003】ところで、従来にあっては、運転中に塩溶
解槽から電解槽に食塩水を供給する際に、ポンプの連続
運転により供給していたので、必要以上に食塩水が供給
されるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、塩溶解槽から電解槽に食塩水
を供給する際に必要以上に食塩水が供給されるのを防止
できる浴槽水浄化装置を提供することを課題とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る浴槽水浄化装置は、浴槽の浴槽水をポン
プ2により吸い込んで循環させて再び浴槽に返送するた
めの循環流路6にポンプ2の下流側から分岐するバイパ
ス流路3を設け、バイパス流路3の途中に浴槽水を濾過
するためのフィルタ4を内装した濾過槽5を設け、濾過
槽5のフィルタ4の一次側と循環流路6のポンプ2より
も上流側を洗浄用循環水路9により連通させ、洗浄用循
環水路9に排水路11を接続し、循環流路6またはバイ
パス流路3から分岐し且つ先端がバイパス流路3の濾過
槽5よりも上流側で連通する分岐通路24に塩素発生装
置Bを設けた浴槽水浄化装置Aであって、この塩素発生
装置Bが、食塩を溶解させる塩溶解槽28と、塩溶解槽
28から送られた食塩水を電解して塩素を発生させるた
めの電解槽27とよりなり、上記分岐流路の前半部と後
半部との間の中間部分を弁を介して第1分岐路26aと
第2分岐路26bとに分岐し、第1分岐路26aに電解
槽27を接続し、第2分岐路26bの途中に塩溶解槽2
8を配置すると共に第2分岐路26bの下流側端部を電
解槽27に接続し、電解槽27とバイパス流路3とを分
岐通路24の後半部により連通し、浴槽水を循環流路6
とバイパス流路3とを通って循環して浄化する浄化運転
手段と、浴槽水がポンプ2→バイパス流路3→濾過槽5
のフィルタ4の一次側→洗浄用循環水路9→ポンプ2と
いう経路で流れてフィルタ4の洗浄を行い、その後に洗
浄後の排水を排水路11から外部に排出するフィルタ洗
浄手段32と、塩溶解槽28から電解槽27への食塩水
供給→電解槽27における電解→電解槽27で発生させ
た塩素を濾過槽5を経て浴槽に送る制菌運転手段とを備
え、制菌運転手段による制菌運転において第2分岐路2
6bから塩溶解槽28に浴槽水を供給して塩溶解槽28
内の食塩水を電解槽27に供給するに当たり、ポンプ2
の寸動により食塩水を電解槽27に供給する手段を設け
て成ることを特徴とするものである。このような構成と
することで、浄化運転と、フィルタ洗浄運転と、制菌運
転とができ、しかも、電解槽27に食塩が少しずつ供給
されることになり、必要塩素発生量に対する最低食塩量
の投入ができるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0007】図1には浴槽水浄化装置Aの概略配管図が
示してある。浴槽水浄化装置Aには循環流路6が設けて
あり、この循環流路6は一端部が吸水部19、他端部が
吐水部20となっていて、吸水部19、吐水部20は浴
槽1の浴槽水内に浸けられるものである。添付図面に示
す実施形態では吸水・吐水ブロック521に吸水部19
と吐水部20とを設けてあって、この吸水・吐水ブロッ
ク52を浴槽1の浴槽水内に浸けるようになっている。
吸水部19には図示を省略しているが髪の毛や湯垢等を
捕捉するためのプレフィルタが設けてある。
【0008】循環流路6には吸水部19側から吐水部2
0側にかけて順にポンプ2、第1の弁7、ヒータ21が
設けてある。循環流路6のポンプ2の下流側からバイパ
ス流路3が分岐してあり、このバイパス流路3の下流側
端部は図1に示す実施形態においては循環流路6に吐水
部20の少し手前で連通接続してあるが、ヒータ21の
すぐ上流側又はすぐ下流側に連通接続してもよい。バイ
パス流路3には上流側から下流側にかけて順に第3の弁
10、フィルタ4を内装した濾過槽5、流量センサ2
3、第2の弁8が設けてある。
【0009】濾過槽5のフィルタ4の一次側と循環流路
6のポンプ2よりも上流側を洗浄用循環水路9により連
通させてあり、洗浄用循環水路9に第4の弁12を介し
て排水路11を接続してある。
【0010】循環流路6のバイパス流路3との分岐部分
よりも下流側で、第1の弁7よりも上流側から分岐通路
24が設けてあり、分岐通路24の下流側端部はバイパ
ス流路3の第3の弁10と濾過槽5との間に連通してあ
る。分岐通路24は途中で第5の弁25を介して第1分
岐路26aと第2分岐路26bとに分岐してあり、第1
分岐路26aは電解槽27に接続してあり、第2分岐路
26bには途中に塩溶解槽28を設けて下流側端部が上
記電解槽27に接続してあり、電解槽27とバイパス流
路3とが分岐通路24の後半部により連通接続してあ
る。そして、電解槽27と塩溶解槽28とで塩素発生装
置Bが構成してある。
【0011】上記のような構成の浴槽水浄化装置Aには
図3に示すように制御手段30によりポンプ2、ヒータ
21、弁(第1の弁7、第2の弁8、第3の弁10、第
4の弁12、第5の弁25)、後述の各種表示部を制御
するようになっている。制御手段30には、浴槽水を循
環流路6とバイパス流路3とを通って循環して浄化する
浄化運転手段31と、浴槽水がポンプ2→バイパス流路
3→濾過槽5のフィルタ4の一次側→洗浄用循環水路9
→ポンプ2という経路で流れてフィルタ4の洗浄を行
い、その後に洗浄後の排水を排水路11から外部に排出
するフィルタ洗浄手段32と、循環流路6にのみ洗浄液
を流して洗浄する循環流路洗浄手段33と、塩素水供給
手段34等を備えている。
【0012】図2には浴槽水浄化装置Aに設けた操作パ
ネル35が示してあり、運転をオン、オフするための運
転スイッチ36、運転スイッチ36をオンにしたときに
点灯される運転ランプ36a、ヒータ21をオン、オフ
操作するための保温入切りスイッチ37、使用者(入浴
者)の数に応じて塩素発生量を調整するための塩素発生
量選択手段を構成する選択スイッチ38が設けてあり、
また、手入れ表示部15としてプレフィルタの洗浄によ
る手入れが必要なことを表示するためのプレフィルタ洗
浄表示部39、浴水交換が必要なことを表示する浴水交
換表示部40、塩溶解槽28への食塩の補充が必要なこ
とを表示する食塩補充表示部41が設けてあり、また、
フィルタ4の洗剤による洗浄が必要なことを表示するフ
ィルタ洗剤洗浄表示部13、フィルタ洗剤洗浄の操作ス
イッチ43、循環流路6の洗浄が必要なことを表示する
循環流路洗浄表示部16、循環流路洗浄の操作スイッチ
45、フィルタ4の交換が必要であることを表示するフ
ィルタ交換表示部14、フィルタ4を交換した際に、後
述のタイマー等をリセットするリセットスイッチ47が
設けてあり、更に、湯温の温度やお手入れ時等における
モードを文字や絵柄で表示するための表示部48が設け
てある。ここで、プレフィルタ洗浄表示部39は前回の
プレフィルタ洗浄から3日間経過するとランプが点灯し
てプレフィルタの洗浄が必要なことが表示されるように
なっている。また、浴水交換表示部40は前回の浴槽水
の交換から30日間経過するとランプが点灯して浴槽水
の交換が必要なことを表示するようになっている。
【0013】本発明における主な運転モードとしては、
浄化運転手段31による通常循環モードと、フィルタ洗
浄手段32によるフィルタ洗浄モードと、循環流路洗浄
手段33による循環流路洗浄モードと、塩素水供給手段
34による制菌モードとを有している。
【0014】通常循環モードにおいては、浄化運転手段
31により第1の弁7、第2の弁8、第3の弁10を
開、第4の弁12、第5の弁25を閉にし、ヒータ21
をオンにし、ポンプ2をオンに制御して運転すること
で、浴槽1内の浴槽水が吸水部19から循環流路6内に
吸い込まれ、一部の浴槽水がヒータ21側に流れてヒー
タ21により加温されて吐水部20側に送られ、他の浴
槽水がバイパス流路3に流れて濾過槽5を通ることで中
空糸膜のような精密濾過フィルタよりなるフィルタ4で
濾過されて吐水部20側に送られて、合流して浴槽1内
に返送されるものである。このようにして浴槽水が循環
しながら浄化されることになる。この通常循環モードに
よる運転中は表示部48に循環する湯温の温度が表示さ
れものであり、これはヒータ21中に設けた温度検知手
段によりヒータ21による浴槽水の加温温度を検知して
表示されるものである。
【0015】次に、フィルタ洗浄運転は浴槽水によるフ
ィルタ洗浄モードと、洗剤によるフィルタ洗浄モードと
がある。
【0016】浴槽水によるフィルタ洗浄モードとして
は、浴槽水によるフィルタ4の洗浄手段による運転が一
定時間毎に必ず運転されるフィルタ定期洗浄と、フィル
タ4の目詰まり状態検出手段により一定以上の目詰まり
状態となったことを検出した際に、臨時に運転されるフ
ィルタ臨時洗浄とがある。
【0017】そして、このフィルタ定期洗浄とフィルタ
臨時洗浄とにおいては、いずれも図6に示すようなフロ
ーチャートのようにして洗浄動作が行われる。すなわ
ち、フィルタ洗浄手段32により第1の弁7、第2の弁
8、第5の弁25を閉、第3の弁10を開、第4の弁1
2を洗浄用循環水路9が開で且つ排水路11を閉、ヒー
タ21をオフにし、ポンプ2をオンにして高速運転する
ことで、浴槽水がポンプ2→バイパス流路3→濾過槽5
のフィルタ4の一次側→洗浄用循環水路9→ポンプ2と
いう経路で流れ、この閉ループ内を循環しながら精密濾
過フィルタのようなフィルタ4の一次側に付着した汚
れ、細菌等を剥離させてフィルタ4の洗浄を行う。これ
が図6のフローチャートにおいて符号100で示す「フ
ィルタ循環洗浄モード」の動作である。ここで、濾過槽
5内においてバイパス流路6を流れる水をフィルタ4に
噴射するノズル50がフィルタ4の一次側の外周を回転
しながらフィルタ4の一次側の外周部に噴射するタイプ
の場合、ノズル50を回転するための洗浄モータ51を
回転させながら上記「フィルタ循環洗浄モード」の運転
を行うものである。上記「フィルタ循環洗浄モード」の
運転の後にフィルタ洗浄手段32により第1の弁7、第
2の弁8、第5の弁25を閉、第3の弁10を開、第4
の弁12を洗浄用循環水路9を閉で且つ排水路11を
開、ヒータ21をオフにし、ポンプ2をオンにして低速
運転することで、上記フィルタ4の洗浄により剥離され
た汚れや細菌等を排水路11から外部に排出するもので
ある。これが図6のフローチャートにおいて符号101
で示す「排水すすぎモード」の動作である。
【0018】上記浴槽水によるフィルタ洗浄モードによ
る運転中は表示部48にフィルタ洗浄中であることが表
示されるものであり、例えば表示部48に「CL」(ク
リーニングの略)と表示される。
【0019】また、洗剤によるフィルタ洗浄モードは、
フィルタ4の洗剤による洗浄が必要なことがフィルタ洗
剤洗浄表示部13に表示された時(例えばフィルタ洗剤
洗浄表示部13が点滅することで表示される)、フィル
タ洗剤洗浄の操作スイッチ43をオン操作した時のみ運
転されるモードで、吸水部19、吐水部20を浴槽1内
の浴槽水に配置した状態で浴槽水内に洗剤を入れた状
態、又は吸水部19、吐水部20を洗剤及び水を入れた
バケツ内に入れた状態で、フィルタ洗剤洗浄の操作スイ
ッチ43をオン操作すると、フィルタ洗浄手段32によ
り第1の弁7、第2の弁8を閉、第3の弁10を開、第
4の弁12を洗浄用循環水路9が開で且つ排水路11を
閉、第5の弁25を電解槽27に連通する第1分岐路2
6aが開で且つ塩溶解槽28に連通する第2分岐路26
bを閉、ヒータ21をオフにし、ポンプ2をオンにして
運転することで、浴槽水がポンプ2→バイパス流路3→
塩溶解槽28→バイパス流路3→濾過槽5のフィルタ4
の一次側→洗浄用循環水路9→ポンプ2という経路で流
れ、この閉ループ内を循環しながら精密濾過フィルタの
ようなフィルタ4の一次側において付着した汚れ、細菌
等を剥離させてフィルタ4の洗剤による洗浄を行う。次
に、洗剤を入れた浴槽1又はバケツの水を排出し、浴槽
又はバケツ内に新しいすすぎ用の水を入れ、その後、フ
ィルタ洗浄手段32により第1の弁7、第2の弁8を
閉、第3の弁10を開、第4の弁12を洗浄用循環水路
9が閉で且つ排水路11を開、第5の弁25を電解槽2
7に連通する第1分岐路26aが開で且つ塩溶解槽28
に連通する第2分岐路26bを閉、ヒータ21をオフに
し、ポンプ2をオンにして運転することですすぎ洗いを
行い、上記フィルタ4の洗浄により剥離された汚れや細
菌等を排水路11から外部に排出するものである。この
洗剤によるフィルタ洗浄モードの運転においても、ノズ
ル50が回転するタイプのものにあっては、洗浄モータ
51を回転させながら上記「洗剤によるフィルタ循環洗
浄モード」の運転を行うものである。また、洗剤による
フィルタ循環洗浄モードの運転中は表示部48にフィル
タ洗浄中であることが表示されるものであり、例えば表
示部48に「CL」と表示される。また、同時に点滅し
ていたフィルタ洗剤洗浄表示部13が連続点灯に切り替
わってこれによっても洗剤によるフィルタ循環洗浄モー
ドの運転中であることが判る。
【0020】循環流路洗浄モードにおいては、循環流路
6の洗浄が必要なことが循環流路洗浄表示部16に表示
された時(例えばフィルタ洗剤洗浄表示部13が点滅す
ることで表示される)、循環流路洗浄の操作スイッチ4
5をオン操作することで運転させるようにしたモード
で、吸水部19、吐水部20を浴槽1内の浴槽水に配置
した状態で浴槽水内に洗剤を入れるか、又は吸水部1
9、吐水部20を洗剤及び水を入れたバケツ内に入れ、
その後、循環流路洗浄の操作スイッチ45をオン操作す
ることで、循環流路洗浄手段33により第1の弁7、第
2の弁8を開、第3の弁10、第4の弁12、第5の弁
25を閉にし、ヒータ21をオンにし、ポンプ2をオン
にして運転することで、浴槽1内の浴槽水が吸水部19
から循環流路6内に吸い込まれ、すべての浴槽水がヒー
タ21を経過して吐水部20から浴槽1内に返送され
る。この循環を繰り返すことで循環流路6内を洗剤によ
り洗浄する。洗剤による洗浄が終わると、浴槽1又はバ
ケツから洗剤入りの水を排水し、新しいすすぎ洗い用の
水を浴槽1又はバケツに入れ、その後、同様に循環流路
6内の洗浄を行って排水することで、循環流路洗浄を行
うことができるものである。上記循環流路洗浄モードの
運転中は表示部48に循環流路洗浄中であることが表示
されるものであり、例えば表示部48に「CL」と表示
される。また、同時に点滅していた循環流路洗浄表示部
16が連続点灯に切り替わってこれによっても循環流路
洗浄モードの運転中であることが判る。
【0021】制菌モード運転は、電解槽給水運転モード
102→食塩水供給運転モード103→電解運転モード
104→塩素水供給運転モード105の4段階からな
り、図7、図8に示すフローチャートのような動作で行
われる。
【0022】すなわち、制菌モード運転は、まず、図7
に示すように塩素水供給手段34により第1の弁7、第
2の弁8を開、第3の弁10、第4の弁12を閉、第5
の弁25を電解槽27に連通する第1分岐路26aが開
で且つ塩溶解槽28に連通する第2分岐路26bを閉の
状態でポンプ2を運転することでヒータ21により加温
されて高温となっている循環している浴槽水を電解槽2
7に供給するようになっている。これが電解槽給水運転
モード102である。
【0023】次に、塩素水供給手段34により第1の弁
7、第2の弁8、第3の弁10を開、第4の弁12を洗
浄用循環水路9が開で且つ排水路11を閉、第5の弁2
5を電解槽27に連通する第1分岐路26aが閉で且つ
塩溶解槽28に連通する第2分岐路26bを開に制御
し、ポンプ2を低速運転すると共に電極に通電して電解
をオンにする。この場合、電解槽27内における電極間
の電流値を検出することで、電解槽27内における塩濃
度を測定し、一定の塩濃度となるまでポンプ2の運転を
寸動して低速運転、停止、低速運転と一定時間毎に繰り
返して塩溶解槽28から電解槽27内に食塩水を供給し
て電解槽27内を目的とする食塩水濃度となるようにす
る。次に、第1の弁7、第2の弁8、第3の弁10を
開、第4の弁12、第5の弁25を閉にする。これまで
が食塩水供給運転モード103である。なお、上記食塩
水供給運転モード103において、電解槽電圧を測定し
て塩過投入が検出されると、表示部48にエラーが表示
されると共に運転が停止される。上記食塩水供給運転中
は通常循環モード運転とは異なった運転音がするため使
用者に不安感を与えるおそれがあるが、本発明において
は食塩水供給運転中においては表示部48に食塩水供給
運転中の表示をおこなって使用者が判るようにしてい
る。ここで、上記のように電解槽給水運転によりあらか
じめ電解槽27内に高温の浴槽水が供給されているの
で、塩溶解槽28から食塩水が供給されてこれが電解槽
27内の高温の湯と混合しても電解槽27内の食塩水は
ある程度の高温状態を保っていることとなり、次の電解
運転の際に高温の食塩水を電解することで効果的な電解
ができるようになっている。
【0024】次に、第1の弁7、第2の弁8、第3の弁
10を開、第4の弁12、第5の弁25を閉にした状態
でポンプ2を中速運転(これは前述の通常循環と同じで
ある)しながら電解槽2内の電極間に電流を流して(つ
まり電解をオンにして)電解槽27内で塩素を生成させ
る。この電解時間は例えば1時間程度である。これが電
解運転である。この電解運転の途中で運転スイッチを操
作して運転を止めた際、まず第1分岐路26aから浴槽
水を供給して運転を止める前まで電解槽27内に入って
いた液を電解槽27からバイパス流路3に押し出して電
解槽2内の液を浴槽水に入れ替え、その後、実際に運転
が停止されるように制御手段により制御されるものであ
る。このようにすることで、電解途中で運転を止めても
電解槽27内に入っていた液を電解槽27からバイパス
流路3に押し出して排出されることになり、この結果、
運転を再開した際に、塩溶解槽から電解槽に再度食塩水
が供給されても、電解槽内が高濃度の食塩水又は電解水
となることがなく、電解の際に過電流が流れて電解の制
御素子を破壊するのを防止するようになっている。
【0025】上記のようにして電解槽27で塩素が生成
された後、図8に示すように塩素水供給手段34により
第1の弁7、第2の弁8を開、第3の弁10を閉、第4
の弁12を閉、第5の弁25を電解槽27に連通する第
1分岐路26aが開で且つ塩溶解槽28に連通する第2
分岐路26bを閉、ヒータをオフにして、ポンプ2を中
速運転することで塩素水がフィルタ4を内装した濾過槽
5を経てバイパス流路3を経て浴槽1に供給され、これ
によりフィルタ4を内装した濾過槽5が塩素水により制
菌されると共に浴槽1内の浴槽水が制菌されることにな
る。その後ポンプ2を停止し、第1の弁7、第2の弁
8、第3の弁10を開、第4の弁12、第5の弁25を
閉にする。上記の運転が塩素水供給運転モード105で
ある。
【0026】また、すでに述べたように、塩溶解槽28
から電解槽27内に食塩水を供給するに当たって、電解
槽27内が一定の塩濃度となるまでポンプ2の運転を低
速運転、停止、低速運転と一定時間毎に繰り返して塩溶
解槽28から電解槽27内に食塩水を供給して電解槽2
7内を目的とするようになっているが、上記低速運転の
回数が所定の回数(図7の実施形態では30回)以上と
なっても目的とする塩濃度(つまりテーブル電流値で判
定される)とならない場合には、塩溶解槽28内の食塩
が不足していると判定し、塩溶解槽28への食塩の補充
が必要なことを表示する食塩補充表示部41のランプが
点滅して表示される。この食塩補充表示部41が点滅表
示開始から一定時間(実施形態では3日)以下の場合に
は通常の運転に戻るが、食塩補充表示部41が点滅表示
開始から一定時間(実施形態では3日)以上経過すると
電解がオフとなり、ポンプ2が停止して運転ランプ36
aが消灯する。この場合、上記のように食塩補充表示部
41のランプが点滅を続けている。そして、上記のいず
れの場合にも食塩補充表示部41のランプの点滅中に運
転スイッチ36をオフにし、その後、使用者が食塩を塩
溶解槽28に補充するものであるが、このように食塩補
充表示部41の表示中(つまり食塩補充表示部41のラ
ンプの点滅中)運転スイッチ36をオフすると第5の弁
25が塩溶解槽28と連通する第2分岐路26b側が開
となるように制御され、塩溶解槽28の液が第2分岐路
26b側から排水されて塩溶解槽28の水位が下がる
(浴槽水循環装置A内における塩溶解槽28の位置を高
位置に配置することで、レベル差により水位が下がるよ
うになっている)ので、塩溶解槽28の上開口の蓋を開
いて食塩の補充をする際、塩溶解槽28の上開口から液
が溢れることがなく、周囲を汚すことがないものであ
る。上記のようにして塩補充を行った後、運転スイッチ
36をオンすることで、運転ランプ36aが点灯し、食
塩補充表示部41のランプが消灯し、電解槽初期運転モ
ードとなる。
【0027】電解槽初期運転モードは図9のフローチャ
ートに示すような動作で運転されるものであり、電源ス
イッチがオンの状態で運転スイッチ36をオンにして、
第1の弁7、第2の弁8、第3の弁10を開、第4の弁
12、第5の弁25を閉にし、ポンプ2をオンにしてポ
ンプ初期給水運転を行う。次に、第1の弁7、第2の弁
8、第3の弁10を開、第4の弁12を閉、第5の弁2
5を電解槽27に連通する第1分岐路26aが開で且つ
塩溶解槽28に連通する第2分岐路26bを閉にした状
態でポンプ2を運転することで、電解槽27内に給水を
行う。
【0028】次に、第1の弁7、第2の弁8、第3の弁
10を開、第4の弁12を洗浄用循環水路9が開で且つ
排水路11を閉、第5の弁25を電解槽27に連通する
第1分岐路26aが閉で且つ塩溶解槽28に連通する第
2分岐路26bを開とした状態でポンプ2を運転するこ
とで、塩溶解槽28に給水を行う。ここで、第2分岐路
26bから塩溶解槽28に給水する前に上記のように第
1分岐路26aから電解槽27に給水しておくことで、
塩溶解槽28に給水した際に塩溶解槽28の濃い食塩水
が多量に電解槽27に流れ出ることが防止できて、食塩
の無駄がなくなるものである。この塩溶解槽28に給水
する際に、本発明においては電解槽27の電極に電流を
流して電解電流が一定値以上となると第2分岐路26b
からの給水を停止するようにしている。このような構成
とすることで、電源スイッチオン時及び塩溶解槽28へ
の食塩補充後に塩溶解槽28から電解槽27に給水する
際に、塩溶解槽28を介して電解槽27に食塩水が流れ
込むが、電解槽27の電極に電流を流して電解電流が一
定値以上となることで、食塩水の流れ込みの初期の段階
で検知して第2分岐路26bからの給水を停止すること
で塩溶解槽28から多量の食塩水が電解槽27に入らな
いようにできるものである。特に、電解槽27内に食塩
水が入っている時に停電となった場合、電源が入って初
期運転する際、電解槽27内の電極に電流を流すと直ち
に一定値以上の電流が流れるので、これを検知してポン
プを停止してすぐに塩溶解槽28からの給水を停止でき
ることになる。そして、電解槽27内が高濃度の食塩水
とならないので、食塩が無駄になることなく、また、電
極間に電流を流した場合に過電流になって電解の制御素
子が破損しないようにできるものである。さらに、この
場合、第2分岐路26bから塩溶解槽28に給水する際
に、最初はポンプ2の寸動を数回行い、その後、タイマ
ーにより設定された時間ポンプ2を運転して第2分岐路
26bから塩溶解槽28に給水するように制御手段によ
り制御されるようになっている。つまり、電源スイッチ
オン時及び塩溶解槽28への食塩補充後に塩溶解槽28
から電解槽27に給水する際に、塩溶解槽28から多量
の食塩水が電解槽27に入らないようにするに当たっ
て、電解槽27内に食塩水が入っている時(例えば、停
電となった場合、電源が入って初期運転する際、電解槽
27内には食塩水が入っている)電極に流れる電流値が
一定値以上となって上記のようにポンプ2を停止するよ
うに制御するのであるが、この際、ポンプ2が寸動して
いるときにポンプ2を停止するので、ポンプ2を連続運
転しているときにポンプ2を停止するときのように停止
後も惰性で塩溶解槽28から電解槽27側に給水が継続
されることがないものである。
【0029】次に、第1の弁7、第2の弁8、第3の弁
10を開、第4の弁12を洗浄用循環水路9が開で且つ
排水路11を閉、第5の弁25を電解槽27に連通する
第1分岐路26aが開で且つ塩溶解槽28に連通する第
2分岐路26bを閉とした状態でポンプ2を運転するこ
とで、電解槽27内に給水をして電解槽27内の水を電
解槽27から押し出して電解槽27内を食塩水の混じら
ない浴槽水のみの状態とする。これは、初期給水時に塩
溶解槽28の濃い食塩水が電解槽27内に多量に流れ、
これが溜まったまま通常の運転に移行して電解動作にな
ると、食塩水が濃すぎるため電子部品が破壊するおそれ
があり、これを防止するため、第2分岐路26bから塩
溶解槽28に給水した後に、第1分岐路26aから電解
槽27に給水して電解槽27内を食塩水の混じらない浴
槽水のみの状態とするのである。
【0030】次に、第1の弁7、第2の弁8、第3の弁
10を開、第4の弁12、第5の弁25を閉にし、ポン
プ2を運転することで通常循環運転に移行するものであ
る。
【0031】なお、上記の例は塩補充時における電解槽
27の初期化の例につき説明したが、浴槽水浄化装置を
設置したはじめに運転を開始する際や、停電時に運転を
再開する際や、電源スイッチをオフにした後における電
解槽初期運転は図10に示すフローチャートのように動
作するものである。すなわち、この図10に示す電解槽
初期運転の基本的動作は上記した塩補充時における電解
槽初期運転モードと同じ動作を行うものであり、異なる
点は運転スイッチをオンして上記電解槽初期運転モード
に入る前に運転スイッチをオンにすると直ちに第4の弁
12、第5の弁25の初期化が行われ、次に上記と同様
の電解槽初期運転モードに入る点と、電解槽初期運転モ
ードが終わって通常循環運転に移行した際に、通常浄化
運転モードの初期の一定時間(例えば10分間)電極エ
ージングを行う点が異なるものである。このように電極
エージングを行うことで、以降の電解運転において食塩
水から塩素を安定して生成することができるものであ
る。なお、上記電極エージングに当たり電極を反転する
際に突入電流が発生するが、このエージング時における
電極の反転時の際には一定時間電極間の電流の検出を停
止するように制御され、これにより突入電流を検知して
電極間に電流が流れすぎていると誤検知して電極間の電
流の検知に基づいて行う操作の誤動作を起こさないよう
になっている。
【0032】ところで、本発明においては、使用者の数
や汚れ具合等により、本発明の浴槽水浄化装置Aが設置
された浴槽1の浴槽水の汚れ状態は、使用場所毎に異な
るものであり、このため、本発明においては、塩素発生
量を複数段階に調整できるようになっており、使用者の
数や、汚れ具合に応じて、選択スイッチ38を操作し
て、使用人数や汚れ具合に対応した最適の塩素発生量と
なるように調整するものである。ここで、塩素発生量を
変化させるに当たっては、例えば電解槽27の電極に通
電して電解する時間を調整したり、あるいは電解槽27
に供給する塩の量を調整したり(つまり塩溶解槽28か
ら電解槽27に供給する食塩水の供給量を調整して電解
槽27の目的とする塩濃度を変えて調整する)すること
で行うものである。このようにすることで、塩の消費の
無駄がなく、また、使用人数や汚れ状態に応じて効果的
に制菌ができるものである。
【0033】図4には本発明の浴槽水浄化装置の1日
(24時間)における運転のフローチャートが示してあ
る。なお、図4における1日のスタートはどのモードに
するかは時刻設定を行って調整することができる。
【0034】しかして、本発明においては1日のうちに
通常循環モードによる浴槽水の浄化運転が所定時間毎に
繰り返し(図4の実施形態においては1日に4回)行わ
れ、また、上記通常循環モードによる運転間にフィルタ
洗浄モードによるフィルタ洗浄が設定してある。このフ
ィルタ洗浄のうち1回おきにフィルタ定期洗浄と、フィ
ルタ臨時洗浄とが交互に繰り返されるように設定してあ
る。また、制菌モードによる運転は前述のように電解槽
給水運転モード102→食塩水供給運転モード103→
電解運転モード104→塩素水供給運転モード105の
4段階にわかれているが、上記フィルタ定期洗浄の前に
食塩水供給運転→電解運転が行われ、フィルタ定期洗浄
の後に塩素水供給運転が行われるように設定してある。
つまり、図4に示すフローチャートでは、1日の内に、
通常循環モード→(フィルタ臨時洗浄モード)→通常循
環モード→制菌モード(電解槽給水運転→食塩水供給運
転→電解運転)→フィルタ定期洗浄モード→制菌モード
(塩素水供給運転)→通常循環モード→(フィルタ臨時
洗浄モード)→通常循環モード→制菌モード(電解槽給
水運転→食塩水供給運転→電解運転)→フィルタ定期洗
浄モード→制菌モード(塩素水供給運転)の順に自動的
に運転モードが切り替わって運転されるものである。
【0035】ここで、本発明において上記フィルタ臨時
洗浄モードによる運転は、フィルタ4の目詰まり状態検
出手段により一定以上の目詰まり状態となったことを検
出した際にのみ臨時に運転されるものであり、本実施形
態においては流量センサ23によりバイパス流路3を流
れる流量を検出し、一定値(実施形態では1.0リット
ル/min)以上の場合にはフィルタ4が一定以上目詰
まりしていると見なしてフィルタ臨時浄化モード運転を
行うものであり、流量センサ23による流量が一定値
(実施形態では1.0リットル/min)以下の場合に
はフィルタ4が目詰まりしていないと見なしてフィルタ
臨時浄化モード運転による運転を行わないものである。
このように、フィルタ4の目詰まりが一定値以上の場合
にはフィルタ臨時浄化モード運転をしてフィルタ4の洗
浄回数を自動的に増すことで、フィルタ4の洗浄をより
効果的に行って、通常循環においてフィルタ4により浴
槽水を安定して浄化できるものである。
【0036】また、本発明においては、フィルタ定期洗
浄モード終了後(塩素水供給運転の前)に制御手段によ
り「お手入れ・表示処理」がなされるように設定してあ
る。「お手入れ・表示処理」は図5のフローチャートに
示すようになっている。すなわち、タイマーによりフィ
ルタ洗剤洗浄時期のカウント(例としては30日)と、
フィルタ交換時期のカウント(例としては1年)の時間
をカウントし、フィルタ4を濾過槽5にセットした時点
からフィルタ交換時期(1年)以上の場合にはフィルタ
4の交換が必要な状態であることをフィルタ交換表示部
14に表示する。一方、1年以下である場合にはフィル
タ4の目詰まり状態検出手段である流量センサ23によ
り目詰まり状態を検出して所定値以下の目詰まりの際
(例えば、1.0リットル/min以上の流量の際)は
フィルタ4の洗剤による洗浄が必要でないと判断して次
の通常循環モードに移行するものである。一方、流量セ
ンサ23により目詰まり状態を検出して所定値以上の目
詰まりの際(例えば、1.0リットル/min以下の流
量の際)は30日以上経過している場合には、2回目で
あるか否かを判定して、2回目でない場合、つまり1回
目の場合にはフィルタ4の洗剤洗浄による手入れが必要
であることをフィルタ洗剤洗浄表示部13に表示するも
のである。この時、図5に示す実施形態では、フィルタ
4の目詰まりによる洗剤洗浄が必要な時には同時に循環
流路6も汚れていて洗浄が必要であることを循環流路洗
浄表示部16に表示するようになっている。また、流量
センサ23により目詰まり状態を検出して所定値以上の
目詰まりの際(例えば、1.0リットル/min以下の
流量の際)は30日以上経過している場合で、2回目以
上であると、フィルタ4の交換が必要な状態であること
をフィルタ交換表示部14に表示するものである。
【0037】ここで、フィルタ洗剤洗浄表示部13のラ
ンプを点滅することでフィルタ4の洗剤による洗浄が必
要であることが表示されるのであるが、これが表示され
ると、使用者は運転スイッチ36をオフ操作し、浴槽1
又はバケツに洗剤を入れ、その後、フィルタ洗剤洗浄の
操作スイッチ43をオン操作して前述の洗剤によるフィ
ルタ洗浄モード運転を行うものである。この時、フィル
タ洗剤洗浄表示部13が点灯してフィルタ洗剤洗浄中で
あることを表示し、洗浄が終わるとフィルタ洗剤洗浄表
示部1が消灯し、「30日カウント」がクリアされる。
【0038】また、図5のフローチャートには記載して
いないが、循環流路洗浄表示部16のランプが点滅する
ことで循環流路6の洗浄が必要であることが表示される
のであるが、これが表示されると、使用者は運転スイッ
チ36をオフ操作し、浴槽1又はバケツに洗剤を入れ、
その後、循環流路洗浄の操作スイッチ45をオン操作し
て前述の循環流路洗浄モード運転を行うものである。こ
の時、循環流路洗浄表示部16が点灯して循環流路洗浄
中であることを表示し、洗浄が終わると循環流路洗浄表
示部16が消灯し、「30日カウント」がクリアされ
る。ここで、循環流路6の洗浄運転は1回の洗浄とその
後の2回のすすぎとで構成してあり、各々タイマにより
その制御時間が設定してある。そして、循環流路洗浄の
操作スイッチ45は1回目の操作で上記のような運転を
行うが、循環流路洗浄の操作スイッチ45は1回目の操
作の後、洗浄もしくはすすぎの途中で循環流路洗浄の操
作スイッチ45の2回目の操作を行うと、洗浄時には次
のすすぎに、1回目のすすぎ時には2回目のすすぎに、
2回目のすすぎ時には終了となるよう制御される。これ
により、循環流路洗浄の際に使用者が目で見て浴槽1又
はバケツの水を見て綺麗になっていると判断した場合に
は、上記のように洗浄もしくはすすぎの途中で循環流路
洗浄の操作スイッチ45の2回目の操作を行うことで、
次の動作に飛ばすことができて、洗浄時間を使用者の意
志で時間短縮させることができる。特に、浴槽1に水を
はって洗浄しているときには多量の水を使って洗浄する
ので、バケツを使用する場合に比べてより短時間で洗浄
ができ、この場合には上記のようにして洗浄時間を短縮
することができるものである。
【0039】フィルタ交換表示部14のランプが点滅す
ることでフィルタ4交換が必要であることが表示される
のであるが、これが表示されると、使用者は運転スイッ
チ36をオフ操作し、フィルタ4を交換し、その後、運
転スイッチ36をオン操作し、リセットスイッチ47を
オン操作してタイマーをリセットする。これにより、フ
ィルタ交換表示部14のランプが消灯し、30日・1年
(365日)のカウントがクリアされ、運転が再開され
る。
【0040】ところで、本発明においては、上記フィル
タ4の交換の時期をカウントするためのタイマーや、浴
水交換をカウントするためのタイマーや、循環流路洗浄
をカウントするタイマーのカウントを記憶する不揮発性
メモリー(EEPROM)が設けてあって、停電であっ
てもカウントを記憶して正確にタイマーをカウントでき
るようになっている。
【0041】また、本発明において前述のフィルタ4の
洗剤による洗浄や、フィルタ4の交換や、循環流路6の
洗浄等の手入れが必要な場合には前述のようにして手入
れ表示部15であるフィルタ洗剤洗浄表示部13や循環
流路洗浄表示部16やフィルタ交換表示部14のランプ
が点滅することで表示されるのであるが、この手入れ表
示部15における表示後に手入れをすることなく一定時
間が経過すると(つまり、手入れ表示部15に手入れが
必要であると表示された際に、該当するフィルタ洗剤洗
浄の操作スイッチ43や、循環流路洗浄の操作スイッチ
45や、リセットスイッチ47を操作せず、一定時間が
経過すると)タイマーにより自動的に運転が停止される
ように制御されるものである。このように、使用者が手
入れを必要とする状態となっても手入れをせずに一定時
間が経過すると自動的に運転を停止して、浄化能力が低
下したままの状態での運転を行わないようにするのであ
る。
【0042】また、本発明においては、フィルタ4の洗
浄モードの運転途中において運転を止めた際には、第1
の弁7、第2の弁8、第5の弁25を閉、第3の弁10
を開、第4の弁12を洗浄用循環水路9を閉で且つ排水
路11を開に下状態でフィルタ4の洗浄により剥離され
た汚れや細菌等を含む排水を排水路11から外部に排出
し、排水が完了した後に、運転を停止するように制御さ
れるものである。これにより、フィルタ4の洗浄モード
の運転中に運転を止めても、濾過槽5内の水が排水路1
1から排水されることで、せっかく剥離して取ったフィ
ルタ4の汚れが再度フィルタ4に付着しないようにでき
るものである。
【0043】
【発明の効果】上記の請求項1記載の本発明にあって
は、塩素発生装置が、食塩を溶解させる塩溶解槽と、塩
溶解槽から送られた食塩水を電解して塩素を発生させる
ための電解槽とよりなり、上記分岐流路の前半部と後半
部との間の中間部分を弁を介して第1分岐路と第2分岐
路とに分岐し、第1分岐路に電解槽を接続し、第2分岐
路の途中に塩溶解槽を配置すると共に第2分岐路の下流
側端部を電解槽に接続し、電解槽とバイパス流路とを分
岐通路の後半部により連通し、浴槽水を循環流路とバイ
パス流路とを通って循環して浄化する浄化運転手段と、
浴槽水がポンプ→バイパス流路→濾過槽のフィルタの一
次側→洗浄用循環水路→ポンプという経路で流れてフィ
ルタの洗浄を行い、その後に洗浄後の排水を排水路から
外部に排出するフィルタ洗浄手段と、塩溶解槽から電解
槽への食塩水供給→電解槽における電解→電解槽で発生
させた塩素を濾過槽を経て浴槽に送る制菌運転手段とを
備え、制菌運転手段による制菌運転において第2分岐路
から塩溶解槽に浴槽水を供給して塩溶解槽内の食塩水を
電解槽に供給するに当たり、ポンプの寸動により食塩水
を電解槽に供給する手段を設けてあるので、浄化運転
と、フィルタ洗浄運転と、制菌運転とがででき、しか
も、電解槽に食塩が少しずつ供給されることになり、必
要塩素発生量に対する最低食塩量の投入ができるもので
あり、この結果、塩溶解槽内の食塩の寿命が延び、食塩
の無駄な消費もないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴槽水浄化装置の概略配管図である。
【図2】同上の操作パネルの正面図である。
【図3】同上の制御ブロック図である。
【図4】同上の浴槽水浄化装置の1日の運転動作を示す
フローチャートである。
【図5】同上のお手入れ・表示処理モードにおける動作
のフローチャートである。
【図6】同上のフィルタ洗浄モードの動作のフローチャ
ートである。
【図7】同上の制菌モード運転における電解槽給水運転
モード→食塩水供給運転モード→電解運転モードの動作
を示すフローチャートである。
【図8】同上の制菌モード運転における塩素水供給運転
モードの動作を示すフローチャートである。
【図9】同上の塩補充時における電解槽の初期化の動作
を示すフローチャートである。
【図10】同上の浴槽水浄化装置を設置したはじめに運
転を開始する際や、停電時に運転を再開する際や、電源
スイッチをオフにした後における電解槽初期運転の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A 浴槽水浄化装置 B 塩素発生装置 1 浴槽 2 ポンプ 3 バイパス流路 4 フィルタ 5 濾過槽 6 循環流路 9 洗浄用循環水路 11 排水路 24 分岐通路 26a 第1分岐路 26b 第2分岐路 27 電解槽 28 塩溶解槽 32 フィルタ洗浄手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/50 531 C02F 1/50 560F 560 560Z B01D 35/02 J (72)発明者 尼木 勉 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 加藤 慶一郎 愛知県西春日井郡清洲町大字一場字番町 207番地 名古屋松下電工株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−834(JP,A) 特開 平8−281270(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 3/00 B01D 35/027 C02F 1/46 C02F 1/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の浴槽水をポンプにより吸い込んで
    循環させて再び浴槽に返送するための循環流路にポンプ
    の下流側から分岐するバイパス流路を設け、バイパス流
    路の途中に浴槽水を濾過するためのフィルタを内装した
    濾過槽を設け、濾過槽のフィルタの一次側と循環流路の
    ポンプよりも上流側を洗浄用循環水路により連通させ、
    洗浄用循環水路に排水路を接続し、循環流路またはバイ
    パス流路から分岐し且つ先端がバイパス流路の濾過槽よ
    りも上流側で連通する分岐通路に塩素発生装置を設けた
    浴槽水浄化装置であって、この塩素発生装置が、食塩を
    溶解させる塩溶解槽と、塩溶解槽から送られた食塩水を
    電解して塩素を発生させるための電解槽とよりなり、上
    記分岐流路の前半部と後半部との間の中間部分を弁を介
    して第1分岐路と第2分岐路とに分岐し、第1分岐路に
    電解槽を接続し、第2分岐路の途中に塩溶解槽を配置す
    ると共に第2分岐路の下流側端部を電解槽に接続し、電
    解槽とバイパス流路とを分岐通路の後半部により連通
    し、浴槽水を循環流路とバイパス流路とを通って循環し
    て浄化する浄化運転手段と、浴槽水がポンプ→バイパス
    流路→濾過槽のフィルタの一次側→洗浄用循環水路→ポ
    ンプという経路で流れてフィルタの洗浄を行い、その後
    に洗浄後の排水を排水路から外部に排出するフィルタ洗
    浄手段と、塩溶解槽から電解槽への食塩水供給→電解槽
    における電解→電解槽で発生させた塩素を濾過槽を経て
    浴槽に送る制菌運転手段とを備え、制菌運転手段による
    制菌運転において第2分岐路から塩溶解槽に浴槽水を供
    給して塩溶解槽内の食塩水を電解槽に供給するに当た
    り、ポンプの寸動により食塩水を電解槽に供給する手段
    を設けて成ることを特徴とする浴槽水浄化装置。
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