JP3208117U - 集合住宅の採光構造 - Google Patents

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【課題】洋室としてのリビング・ダイニング室と、洋室としての中洋室とが床方向に連続して設けられているマンションタイプの集合住宅の採光構造において、居室としての中洋室の使用性を向上させ、中洋室にプライバシー保持などの適度の個室感と使用の独立性を付与し、さらに、中洋室に連続するリビング・ダイニング室内における家具の配置多様性も向上させるようにする。【解決手段】中洋室19とリビング・ダイニング室17の床面がフローリングFで連続しているマンションタイプの集合住宅の採光構造において、リビング・ダイニング室17の窓面に向いて壁体21が区画構成される。壁体21には透光性部材23よりなる窓25が設けられる。窓25は、少なくとも下半部と上半部とで構成され、下半部が固定窓47で、上半部が開閉自在な開閉窓49とされる。開閉窓49は、水平方向の回転軸回りに回転自在な回転窓とされる。【選択図】 図2

Description

本考案は、洋室としての中洋室と、洋室としてのリビング・ダイニング室とが床方向に連続して設けられているマンションタイプの集合住宅の採光構造に関する。
本考案に係る集合住宅の採光構造が適応されるマンションは、高層マンションのみならず、エレベーターの無い2、3階建ての低層マンションにも適応される。
マンションなどで居室内を壁で区画して部屋を構成しようとする場合、窓がなく採光などの基準、通風等の要件を満たせないと「居室」とはできず「納戸」、「サービスルーム」などの表示となる。
下記特許文献1又は2に示されるように、3LDK又は4LDKなどのマンション内の居住空間には、洋室としてのリビング・ダイニング室に連続する和室としての中和室が設けられているものがある。中和室をリビング・ダイニング室に連続させて設け、さらに開口部を広げることで、居室としての条件である採光をみたす目的がある。中和室は、居住空間に異なる安らぎを与え、また、乳幼児用の室としても安全性などの上で有効である。
ところが、従来の上記中和室は、洋室としてのリビング・ダイニング室と床方向に略連続しており、中和室としての使用の独立性に問題がある。また、広い開口部は、リビング・ダイニング室側からも中和室からも家具の配置自由度を低下させる。
実用新案登録第3173350号公報 特開2006−90096号公報
本考案は、上記の点に鑑み、洋室としてのリビング・ダイニング室と、洋室としての中洋室とが床方向に連続して設けられているマンションタイプの集合住宅の採光構造において、居室としての中洋室の使用性を向上させ、中洋室にプライバシー保持などの適度の個室感と使用の独立性を付与し、さらに、中洋室に連続するリビング・ダイニング室内における家具の配置多様性も向上させるようにしたことを目的としている。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本考案の請求項1記載の集合住宅の採光構造は、中洋室19とリビング・ダイニング室17またはリビング・ダイニング・キッチン室との床面がフローリングFで連続しているマンションタイプの集合住宅の採光構造において、
前記リビング・ダイニング室17または前記リビング・ダイニング・キッチン室の窓面16に向いて壁体21が区画構成され、
前記壁体21には透光性部材23よりなる窓25が設けられ、
前記窓25は、少なくとも下半部と上半部とで構成され、前記下半部が固定窓47で、前記上半部が開閉自在な開閉窓とされ、
前記開閉窓は、水平方向の回転軸53回りに回転自在な回転窓49とされることを特徴とする。
この集合住宅の採光構造では、開閉自在な窓25をリビング・ダイニング室17側の壁体21に設けたので、リビング・ダイニング室17側からの採光が可能であり、また通風も可能となる。従って、中洋室19が、バルコニー15から離れ、リビングの奥に配置されているレイアウトであっても、二室採光と同様になる。窓25の下部となる壁体21に沿って、リビング・ダイニング室17側で家具29、例えばソファやチェストなどを配置可能とし、レイアウトの自由度が増す。また、窓25の下半部が固定窓47であるので、壁体21を挟んで双方に人がいてもぶつかることがなく、また開放できないことで、区画となり、プライバシーの確保が可能となる。さらに上半部の回転窓49を開放可能とすることで、通風が可能となり、中洋室19内の空気がこもることがない。
本考案の請求項2記載の集合住宅の採光構造は、請求項1記載の集合住宅の採光構造であって、
前記透光性部材23は、フロスト加工を施した樹脂製であることを特徴とする。
この集合住宅の採光構造では、中洋室19へ取り入れる光を柔らかなものとすることができる。また、素通しではないことからお互いの視線を避けることもできる。
本考案の請求項3記載の集合住宅の採光構造は、請求項1または2記載の集合住宅の採光構造であって、
前記回転軸が、トルクヒンジ53であることを特徴とする。
この集合住宅の採光構造では、トルクヒンジ53によって回転窓49の開閉角度を任意の角度位置に設定でき、通風の度合いを任意なものとすることが可能となる。
本考案の請求項4記載の集合住宅の採光構造は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の集合住宅の採光構造であって、
前記窓25の内側に、開閉自在な遮光部材が設けられることを特徴とする。
この集合住宅の採光構造では、リビング側からの光、例えば自然光や電灯光を中洋室19内に入れたくないとき、或いは中洋室19の照明光をリビング側に漏らさないように、遮光部材を閉鎖し窓25を覆うことで簡便に遮光ができる。
本考案の請求項5記載の集合住宅の採光構造は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の集合住宅の採光構造であって、
前記壁体21の延在部に吊り引戸43を具備して設けられ、該吊り引戸43の閉鎖により前記壁体21とともに中洋室19内方を区画する建具45を備えることを特徴とする。
この集合住宅の採光構造では、吊り引戸43を閉めれば、四方が囲まれる部屋として中洋室19を区画できる。吊り引戸43を開け放てば、中洋室15を、リビング・ダイニング室17に続く開放的な空間とすることができる。
本考案に係る請求項1記載の集合住宅の採光構造によれば、採光の可能な部屋をリビング奥方に中洋室として作ることができる。すなわち、リビング・ダイニング室と別に居室である部屋を構成できる。また、開閉自在な窓を設けることにより通風可能にできる。さらに、壁体の下部である窓の下方に、リビング側及び中洋室側に壁面に沿って家具を配置することができ、家具配置の自由度を増やすことができる。
本考案に係る請求項2記載の集合住宅の採光構造によれば、素通しの透明素材ではなくすりがらす状のフロスト加工を施した透光性部材としたので、中洋室における個室感、独立性を有することによりプライバシー確保が可能となる。
本考案に係る請求項3記載の集合住宅の採光構造によれば、トルクヒンジよりなる回転軸の回転窓としたので、所望の角度で止めることが可能となり、最適な通風量に容易に調整できる。
本考案に係る請求項4記載の集合住宅の採光構造によれば、リビング側からの例えば自然光や電灯光などの光を中洋室内に入れたくないとき、或いは中洋室の照明光をリビング側に漏らさないようにするときに、遮光部材を閉鎖し窓を覆うことで簡便に遮光ができる。
本考案に係る請求項5記載の集合住宅の採光構造によれば、リビング室・ダイニング室またはリビング・ダイニング・キッチンとの一体性、及び適度な個室感を、吊り引戸の開閉で中洋室に付与し、リビング・ダイニング室またはリビング・ダイニング・キッチン室全体の居住性を向上させることができる。
本考案にかかる集合住宅の採光構造の一実施形態の平面図である。 図1に示したリビングの奥に配置される中洋室をバルコニー側から見た斜視図である。 図2に示した窓の正面図である。 図3のA−A断面図である。 (a)は図3のB−B断面図、(b)は図3のC−C断面図である。 図3のD−D断面図である。 図6の回転窓が回転されて窓が通風可能となった壁体の断面図である。
以下、本考案に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本考案の1実施形態に係るマンションの一住戸11の部屋構造を示している。この部屋構造は、矩形の平面形状を有し、左右両外壁の間に、この実施例では、4LDKタイプの部屋割を有している。
この、一住戸11の間取りとしての部屋構造は、玄関13とバルコニー15を有し、バルコニー15に面してフローリングFのリビング・ダイニング室17を有している。リビング・ダイニング室17の内側の一側には、リビング・ダイニング室17と床方向に連続して中洋室19が設けられている。中洋室19は、四角形状のフローリングFを原則とし、部屋構造内の略中間部において、一方の壁面に沿って設けられている。なお、リビング・ダイニング室17は、リビング・ダイニング・キッチン室とされても勿論よい。
図2は図1に示したリビングの奥に配置される中洋室19をバルコニー15側から見た斜視図である。
リビング・ダイニング室17と中洋室19との境界部は、一方の壁面から略中央に向かう壁体21によって仕切られている。つまり、リビング・ダイニング室17の窓面16に向いて、この窓面16と平行に位置する壁体21が区画構成されている。壁体21は、床面から天井面までの例えば高さ2400mmの間に構成され、壁体21の略中央には、透光性部材23よりなる窓25が設けられている。
壁体21は、窓25の下方が、床面Fからの立ち上がり壁27となる。立ち上がり壁27は、成人がソファやイスに座った状態で、リビング・ダイニング室17内を見通せる、例えば60〜90cm程度の高さとされている。これにより、リビング・ダイニング室17において、立ち上がり壁27に沿ってソファなどの家具29を配置できる。
その他、この実施例では、左右両外壁の中間部に、玄関13が設けられ、玄関内の左右には、一側及び他側の洋室31、洋室33が設けられている。一側の洋室31に連続して、一住戸11の部屋構造の内部の中間部には、上記の中洋室19が設けられている。他側の洋室33に連続して、中洋室19と対向する他側には、トイレ35、浴室37、化粧室39、キッチン室41が設けられている。キッチン室41と対面する中洋室19の境界部は、吊り引戸43を備える建具45が設けられる。
建具45は、壁体21の延在部、本実施形態では壁体21からL字状に延び、キッチン室41と略対面する壁部22に複数枚の吊り引戸43で構成されている。吊り引戸43が閉鎖されることで、吊り引戸43と壁体21とが隅部を構成し、リビング・ダイニング室17とは床面が連続して中洋室19の内方が区画される。
中洋室19は、リビング・ダイニング室17と連続する一側が上記の立ち上がり壁27を具備する壁体21によって区画され、壁体21とL形に連続しキッチン室41側と対面する境界部分は、建具45が配置され、上記の吊り引戸43により開閉自在とされる。この中洋室19の建具45は、一方の壁面に面し、この一方の壁面と平行に位置する。
中洋室19は、吊り引戸43を開閉することにより、洋室としての適度の個室感と解放感が得られる。中洋室19には、吊り引戸43を閉鎖した状態でも、リビング・ダイニング室17からの光が窓25を通して常時透光される。
図3は図2に示した窓25の正面図、図4は図3のA−A断面図である。
窓25は、少なくとも下半部と上半部とで構成されている。本構成例では、図4に示すように、窓25は、左半部と右半部を有し4つで構成され、上半部は開閉自在な開閉窓49、下半部は固定窓47とされるとともに、壁体21に設けられた略田字状に枠組みされた窓枠部51とで構成される。これら固定窓47と開閉窓49は、それぞれ略同じ大きさに構成され、例えば、高さ450mm、幅900mmの方形とされる。これら固定窓47と開閉窓49は透光性部材23を備える。透光性部材23は、透明や半透明であり、半透明としては、例えばフロスト加工、タペストリー加工等の擦りガラス状のものとされる。透光性部材23は、樹脂製、例えばポリカーボネートとすることができる。透光性部材23を半透明とすることで、その表裏方向で光を透しつつ、視線を遮り、また透光性部材23を透明とすることで見通しの良い窓とすることができ、リビング・ダイニング室17から中洋室19内の様子がよく見え、リビング・ダイニング室17から空間の広がりを感じることができて、中洋室19内の子どもの様子などもよく見ることができる。なお、固定窓47と開閉窓49のそれぞれを全て同じ透光性の素材として構成してもよく、それぞれを異なる透光性で構成する、例えば固定窓47を半透明とし開閉窓49を透明にするなど組み合わせて構成させても良い。透光性部材23は、図4に示すように、押し縁26により両面の周縁が枠材に固定される。
窓25は、透光性部材23を樹脂製としたことで、軽量化が図れる。軽量化により、後述の開閉窓49の金具の選択自由度が高められる。なお、透光性部材23は、窓25の面積が小さい構成であれば、すなわち固定窓47、開閉窓49のそれぞれが小型に構成されて、窓枠部51に対して多数で構成されるような場合には、1つ1つの重量を小さく設定できることから、透光性部材23をガラスで構成することとしてもよい。この場合、飛散防止フィルムなどを貼着するとなおよい。
図5(a)は図3のB−B断面図、(b)は図3のC−C断面図である。
窓25の下半部を構成する固定窓47は、窓枠部51に対して固定される所謂FIX窓であるが、窓枠部51に対しての固定構造として、ケンドン式としても良く、窓枠部51に上下で対向する凹溝を形成し、これに嵌め込み取り付ける構成としても良い。ケンドン式とすることで、通常使用時にはFIX窓と同様に取り外す或いは開閉するなどは無いが、透光性部材23の破損時など交換が必要な際には、固定窓47を窓枠部51から取り外すことが可能となり、新たな固定窓47を嵌め込むことが可能となる。
窓25の上半部を構成する開閉窓49は、水平方向の回転軸回りに回転自在な回転窓とされる。
図6は図3のD−D断面図、図7は図6の回転窓49が回転されて通風可能となった壁体21の断面図である。
回転窓49は、左右端に上下方向略中央の位置に回転軸を備え、窓枠部51側に固定される軸受54に装着される。回転軸は、例えばトルクヒンジ53よりなり、所望の角度で回転窓49の角度を止められる。本構成例では、垂直な閉鎖位置と水平な開放位置の90°の範囲で回転が可能となる。また、回転窓49の上縁49a側に沿う窓枠部51のリビング・ダイニング室17側には、回転窓49の回転を規制するストッパー50が設けられる。このストッパー50によって、回転窓49が垂直な閉鎖状態を維持可能となる。なお、開閉窓49は、他の例として、下縁に軸を備える開閉窓、所謂内倒し窓などであってもよい。
回転窓49の開閉は、中洋室19内側から行う。回転窓49は、上縁49a側が中洋室19内方向に傾く。上縁部49aには、中洋室19の面に摘み55が設けられる。この摘み55は、子供の手の届かない高さが好ましい。例えば床から180cm程度とする。摘み55は、下縁25b側に取り付けられてもよい。ただし、中洋室19のための窓25なので、摘み55は中洋室19内側とする。なお、摘み55にラッチ機構などを設け、回転窓49が閉鎖状態を保てるような構成を設けることとしても良い。中洋室19は、窓25があることで、リビング・ダイニング室17側から中洋室19内の様子を伺うことが可能となる。
また、中洋室19は、窓25の内側に、開閉自在な遮光部材(図示せず)が設けられることとしても良い。遮光部材は、中洋室19側からの固定構造とされ、ロールスクリーンなどの遮光素材よりなる部材が取り付け可能である。上記壁体21には、少なくとも窓枠部51の周囲に位置して下地があることから、例えば窓部25の上縁に沿う壁体21面にロールスクリーンやブラインド等の固定が可能となる。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係る集合住宅の採光構造では、リビング側の壁体21に開閉自在な回転窓49を具備する窓25を設けたので、リビング側からの採光が可能であり、また通風も可能となる。従って、中洋室19が、バルコニー15から離れ、窓面16から見てリビング・ダイニング室17の奥に配置されているレイアウト(間取り)であっても、二室採光と同様になる。
壁体21は、窓25の下部が立ち上がり壁27となるので、リビング側で家具29、例えばソファやチェストなどを壁体21に沿って配置可能とし、レイアウトの自由度が増す。従来の構造では、リビング・ダイニング室17に臨む部分が引戸や開口であったため、家具29の配置に制限ができてしまうが、本構成例では壁体21が立ち上がっているので、家具29が配置可能となり、レイアウトの自由度が増す。
また、窓25は、下半部が固定窓47であるので、壁体21を挟んで双方に人がいても窓面がぶつかることがなく、また開放できないことで、プライバシーの確保が可能となる。
また、窓25は、上半部を開放可能な回転窓49とすることで、通風が可能となり、中洋室19内の空気がこもることがない。
この集合住宅の採光構造では、窓25の透光性部材23をフロスト加工とすることにより取り入れる光を柔らかなものとすることができる。また、素通しでないことからお互いの視線を避けることもできる。その結果、中洋室19の個室感、独立性を有することによりプライバシー確保が可能となる。
また、この集合住宅の採光構造では、回転窓49の開閉角度を任意の位置に設定でき、通風の度合いを任意なものとすることが可能となる。その結果、最適な通風量に容易に調整できる。
そして、この集合住宅の採光構造では、窓25に遮光部材を備えることにより、リビング側からの光、例えば自然光や電灯光を中洋室19に入れたくないときに、或いは、リビング側へ中洋室19の電灯光を漏らしたくないときに簡便に遮光ができる。その結果、中洋室19を、プライバシーの保護を確実に保て、さらには簡便にリビング室と独立した暗室にもできる。
さらに、この集合住宅の採光構造では、吊り引戸43を閉めれば、四方が囲まれる部屋として中洋室19を区画できる。また、吊り引戸43を開け放てば、中洋室19を、リビングに続く開放的な空間、キッチン室41と連続する空間とすることができる。その結果、リビング・ダイニング室17との一体性、キッチン室41から中洋室19内の様子を窺うことを可能とする解放感、及び適度な個室感を中洋室19に付与し、リビング・ダイニング室17とともに全体の居住性を向上させることができる。
従って、本実施形態に係る集合住宅の採光構造によれば、窓25により採光可能な部屋をリビング奥方に中洋室19として作ることができる。すなわち、リビング室と別に独立可能な部屋、すなわち建築基準法上の「居室」を構成できる。また、開閉自在な回転窓を備える窓25を設けることにより通風可能にできる。さらに、壁体21の下部に沿って家具29を配置でき、リビング・ダイニング室17における家具配置の自由度を増やすことができる。
17…リビング・ダイニング室
19…中洋室
21…壁体
23…透光性部材
25…窓
43…吊り引戸
45…建具
47…固定窓
49…開閉窓(回転窓)
53…回転軸(トルクヒンジ)
F…フローリング

Claims (5)

  1. 中洋室とリビング・ダイニング室またはリビング・ダイニング・キッチン室との床面がフローリングで連続しているマンションタイプの集合住宅の採光構造において、
    前記リビング・ダイニング室または前記リビング・ダイニング・キッチン室の窓面に向いて壁体が区画構成され、
    前記壁体には透光性部材よりなる窓が設けられ、
    前記窓は、少なくとも下半部と上半部とで構成され、前記下半部が固定窓で、前記上半部が開閉自在な開閉窓とされ、
    前記開閉窓は、水平方向の回転軸回りに回転自在な回転窓とされることを特徴とする集合住宅の採光構造。
  2. 請求項1記載の集合住宅の採光構造であって、
    前記透光性部材は、フロスト加工を施した樹脂製であることを特徴とする集合住宅の採光構造。
  3. 請求項1または2記載の集合住宅の採光構造であって、
    前記回転軸が、トルクヒンジであることを特徴とする集合住宅の採光構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の集合住宅の採光構造であって、
    前記窓の内側に、開閉自在な遮光部材が設けられることを特徴とする集合住宅の採光構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の集合住宅の採光構造であって、
    前記壁体の延在部に吊り引戸を具備して設けられ、該吊り引戸の閉鎖により前記壁体とともに中洋室内方を区画する建具を備えることを特徴とする集合住宅の採光構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019044435A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 株式会社Lixil 室内空間の採光構造

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