JP3201636U - チャイルドシート - Google Patents

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正昭 戸谷
正昭 戸谷
成幸 青木
成幸 青木
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Abstract

【課題】サポートレッグの回転機構をコンパクトで部品点数の少ない構成とすることができるチャイルドシートを提供する。【解決手段】台座12から前方に向けて延びるアーム部52と、アーム部52の前方側の端部において下向きに延びる脚部と、を備えた略L字形状のサポートレッグを左右方向の軸線周りに回転させる回転手段を備えている。回転手段は、サポートレッグと一体に形成され、アーム部52の後方側の端部にて左右方向に突出する複数の板状突部66,67と、台座12に一体に形成され、板状突部66,67を回転可能に保持する保持部40,46とを備えて構成されている。【選択図】図4

Description

この考案はチャイルドシートに関し、特にサポートレッグを備えたチャイルドシートに関する。
従来、車両用のシートに取り付けられるチャイルドシートは、前面衝突時等の安全性向上を図るため、サポートレッグが取り付けられている。サポートレッグは、チャイルドシートが車両用シートに固定された状態で、チャイルドシート前方において下向きに延びて車両フロア面に当接し、前面衝突時等におけるチャイルドシートの前方への回動を防止する。
このサポートレッグはチャイルドシートの台座部分から下向きに長く延び出す形態であるため、車両用のシートから取り外したチャイルドシートを取り扱う際にサポートレッグが取り扱いの邪魔になってしまう場合がある。サポートレッグを着脱方式としてチャイルドシートから分離することも考えられるが、この場合装着忘れのおそれがある。
一方、サポートレッグをチャイルドシートから分離せず、台座と連結させた状態でサポートレッグを変形若しくは位置移動させる例が下記特許文献等に記載されている。
例えば下記特許文献1には、チャイルドシートの台座に固着された水平杆部の前部に対し、ヒンジケースとともにサポートレッグの脚部を揺動可能に装着し、チャイルドシート非使用時には脚部を水平杆部側に折り畳むようになした点が開示されている。
また下記特許文献2には、略L字形状に形成されたサポートレッグの一対の脚部を台座の下側にて一体に連結し、この連結軸部を更にスライドバーにて回転可能に連結し、連結軸部を軸中心として台座前方に位置する脚部をチャイルドシート本体の背面側にまで回動可能とした点が開示されている。
特開2003−94994号公報 特開2002−193001号公報
しかしながらこれら特許文献に記載のものは、台座の前方に位置する脚部を回転可能に連結するため、台座及びサポートレッグとは別体の新たな部品を設けなければならず部品点数が増加してしまう。
本考案は以上のような事情を背景とし、サポートレッグの回転機構をコンパクトで部品点数の少ない構成とすることができるチャイルドシートを提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、(a)シート本体を支持し、車両用のシートに取り付けられる台座と、(b)該台座の底部に下向きに形成された凹溝に収容され、該台座から前方に向けて延びるアーム部と、該アーム部の前方側の端部において下向きに延びる脚部と、を有し、下端部を車両のフロアに当接させる略L字形状のサポートレッグと、(c)該サポートレッグを左右方向の軸線周りに回転させる回転手段と、(d)該サポートレッグの前記脚部を前記台座の前方にて下向きに位置させる第1の位置、及び、前記脚部を該台座の後方にて上向きに位置させる第2の位置にて前記サポートレッグの回転を規制する回転位置固定手段と、を備え、前記回転手段は、該サポートレッグと一体に形成され、前記アーム部の後方側の端部にて左右方向に突出する複数の連結突部と、前記台座に一体に形成され、該連結突部を回転可能に保持する保持部とを備えて構成されていることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記保持部は、前記凹溝から円弧形状で下向きに突出する回転ガイド部を備えていることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記回転位置固定手段は、前記サポートレッグの前記アーム部の左右方向の端面から外向きに突出する鍔部と、前記台座の前記凹溝の側面から内向きに突出する係止突部と、を備え、該アーム部を該凹溝の底面に当接させた状態で、該係止突部が鍔部に対し該底面とは反対側の位置にて、該鍔部と当接して前記サポートレッグの回転を規制することを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記凹溝には前後方向に複数の被係合孔が並設されており、前記凹溝内に摺動自在に収容された前記アーム部には、基端側を該アーム部の他部と一体に形成された弾性片と、該弾性片の先端側に形成され前記被係合孔と係合可能な係合爪とが設けられていることを特徴とする。
以上のように本考案は、略L字形状のサポートレッグを左右方向の軸線周りに回転させる回転手段を、サポートレッグのアーム部の後方側の端部にて左右方向に突出させた複数の連結突部と、連結突部を回転可能に保持する保持部と、を備えた構成したものである。
本考案によれば、チャイルドシートを車両用シートに取り付けた際、台座の前方にて下向きに位置するサポートレッグの脚部を、台座の後方に位置移動させることでチャイルドシートの収納スペースを小さくし得て取扱いを容易なものとすることができる。
本考案では、連結突部をサポートレッグと一体に形成し、保持部を台座と一体に形成しているため回転動作のために別体の新たな部品を設ける必要がなく、部品点数を少なくすることができる。
本考案では、台座とサポートレッグとを分離する必要が生じた場合でも、それ以外の別部品は存在しないので、部品の紛失によりサポートレッグが正しく組み付けられなくなることを防止することができる。
本考案では、凹溝から円弧形状下向きに突出する回転ガイド部を、保持部に備えた構成とすることができる(請求項2)。
このようにすることで、回転ガイド部の内面に連結突部を当接させながらサポートレッグの回転操作を行うことができるため回転操作の操作性を向上させることができる。
本考案ではまた、サポートレッグの脚部を台座の前方にて下向きに位置させる第1の位置、及び、脚部を台座の後方にて上向きに位置させる第2の位置にてサポートレッグの回転を規制する回転位置固定手段として、アーム部の左右方向の端面から外向きに突出する鍔部と、台座の凹溝の側面から内向きに突出する係止突部と、を設けて、アーム部を凹溝の底面に当接させた状態で、係止突部が鍔部に対し底面とは反対側の位置にて、鍔部と当接してサポートレッグの回転を規制することができる(請求項3)。
かかる請求項3に従えば鍔部をサポートレッグと一体に形成することができ、また係止突部を台座と一体に形成することができるため、回転位置固定手段のために新たな部品を追加する必要がなく部品点数を少なくすることができる。
本考案では更に、凹溝の前後方向に複数の被係合孔を並設し、凹溝内に摺動自在に収容されたアーム部に、基端側をアーム部の他部と一体に形成された弾性片と、弾性片の先端側に形成され被係合孔と係合可能な係合爪とを設けることができる(請求項4)。
かかる請求項4によればチャイルドシートを取り付ける車両用シートの奥行き寸法に合せてサポートレッグの前後方向の位置調整を行うことができる。また、係合爪をサポートレッグと一体に形成し、被係合孔を台座と一体に形成すれば前後方向の位置調整手段のために新たな部品を追加する必要がなく部品点数を少なくすることができる。
以上のような本考案によれば、サポートレッグの回転機構をコンパクトで部品点数の少ない構成としたチャイルドシートを提供することができる。
本考案の一実施形態であるチャイルドシートの図である。 図1のチャイルドシートの台座底部を拡大して示した図である。 図1のチャイルドシートの台座底部における断面図である。 サポートレッグを台座から分離した状態を示した図である。 (A)台座単体での底部の断面図である。(B)台座単体での底面図である。 同実施形態のサポートレッグのアーム部及び脚部を示した図である。 同実施形態の脚部をスライドカバーとともに示した図である。 同実施形態の作用説明図である。 図8に続く作用説明図である。 図8、図9とは異なる作用説明図である。 図10に続く作用説明図である。 図10、図11に続く作用説明図である。
次に本考案の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
本実施形態のチャイルドシートSは図1に示すように、車両用のシートに取り付けられる台座12と、この台座12に対して回転可能且つリクライニング可能なシート本体14を備えている。
シート本体14は、合成樹脂製のシェル部16を有し、このシェル部16の内側に発泡材からなる図示しないクッション材を取り付け、シェル部16とクッション材との外表面側が図示しないシートカバーによって覆われて構成されている。
シート本体14は着座した乳幼児の周囲を前側と上側とを除いて覆うように湾曲して構成されるもので、シート本体14の内側にはシート本体14に着座させた乳幼児を固定させるための図示しないショルダーベルトとバックルとが配置されている。
シェル部16は合成樹脂製の一体成型品とされている。本実施形態の場合、シェル部16はポリプロピレン(PP)製とされるもので乳幼児の下面側から後面側にかけて覆う座面部18と、乳幼児の左右の側方を覆う側壁部20と、乳幼児の後方を覆う背面部22と、を備えている。座面部18は、台座12に向かって球面半径Rの凸曲面に形成されている。
台座12は上下方向に2分割可能で、台座上部12aと台座下部12bとに構成され、これらはそれぞれ合成樹脂により一体成形されている。
台座上部12aにはシート本体14の座面部18の裏側と当接し、シート本体14の重量を支持する環状の支持面26が形成されている。
本例では、台座上部12aの支持面26の内側に図示を省略するシート回転機構及びリクライニング機構が内蔵されており、シート本体14は台座12に対して回転可能且つリクライニング可能とされている。
13は台座12の背面下部から後方に突き出したアームである。本例のチャイルドシートでは、アーム13の内部に設けられたフックを、車両用シートの側に用意されたISO−FIX方式のクランプバーに係合させることで、台座12を車体側(車両用シートの側)に連結することができる。このアーム13は台座12に対して回動可能に設けられており、使用しない場合には台座12の内部に収納することが可能である。
また本例のチャイルドシートSでは、台座12の前方において下向きに延びるサポートレッグ28が設けられている。サポートレッグ28は、台座12の底部から前方に向けて延びるアーム部52とアーム部52の前方側の端部から下向きに延びる脚部54とを有し、全体が略L字形状をなしている。本例のサポートレッグ28はアーム部52と脚部54とがポリプロピレン(PP)等の合成樹脂にて一体に成形されている。
本例のチャイルドシートSは車両用シートに固定された状態で、サポートレッグ28を車両フロア30上に起立させることで、前面衝突時等におけるチャイルドシートSの前方への回動を防止し、チャイルドシートSの安全性の向上を図ることができる。
本例のチャイルドシートSでは、サポートレッグ28が台座12の底部において回転可能に連結されており、チャイルドシートSが車両用シートから取り外されている時、サポートレッグ28を回転させ、台座の前方にて下向きに延びるサポートレッグ28の先端部分を台座12背面の収容空間27にまで回転移動させることができる。
図3〜図6にサポートレッグ28の取付構造が示してある。
図4で示すように台座12(詳しくは台座下部12b)の底部には下向きに開口した凹溝32が前後方向に、台座12の前端から後端に亘って形成されている。
凹溝32の幅方向中央部には、一定幅で下向きに突出した突部34が前後方向に延びる形態で形成されている。突部34の前端側は突出高さが低い第1突部34aで、サポートレッグ28の前後方向の位置決めを行うための被係合孔としての貫通孔36が平面視長孔形状で6つ並設して設けられている。
第1突部34aに続いて、第1突部34aよりも突出高さが高い第2突部34bが形成されている。第2突部34bの両側の側壁はそれぞれ内側(幅方向の中心寄り)に引っ込んでおり、第2突部34bの側方にはサポートレッグ28の連結突部としての板状突部66を収容する凹所38が形成されている。
第2突部34bの後方側の端部には、第2突部34bの突出面39よりも更に下向きに且つ円弧状に突出した回転ガイド部45を備えた保持部40が形成されている。保持部40の内部には図5(A)で示すようにサポートレッグ28の板状突部66を回転可能に保持することが可能な空間が形成されている。
尚、保持部40の頂部付近には切欠き溝42が形成されており、サポートレッグ28の板状突部66はこの切欠き溝42を通じて保持部40内に差し込まれる。
凹溝32の第2突部34bと対向する両側の側面部分には、第2突部34bの突出面39と同じ高さで内向きに突出するガイドリブ43が設けられ、凹溝32の底面と側面、更にガイドリブ43で区画された凹所44にはサポートレッグ28の板状突部67が収容される。
ガイドリブ43の後方側の端部には、第2突部34bの突出面39よりも更に下向きに且つ円弧状に突出した回転ガイド部45を備えた保持部46が形成されている。保持部46の内部にはサポートレッグ28の板状突部67を回転可能に保持することが可能な空間が形成されている。
尚、保持部46の頂部付近にも切欠き溝42が形成されており、サポートレッグ28の板状突部67はこの切欠き溝42と通じて保持部46内に差し込まれる。
以上のように凹溝32には左右方向に4つの保持部が形成されているが、これらは同一の中心軸上に形成されている。
48は、保持部40,46よりも前方側で凹溝32の両側面から内向きに突出する係止突部で、台座12から前方に向かって延びる状態のサポートレッグ28の鍔部58と当接してサポートレッグ28の回転を規制する。
また50は、保持部40,46よりも後方側で凹溝32の両側面から内向きに突出する係止突部で、台座12から後方に向かって延びる状態のサポートレッグ28の鍔部59bと当接してサポートレッグ28の回転を規制する。
一方、サポートレッグ28のアーム部52は、左右方向の両側面から外向きに突出する鍔部58が側面に沿って前後方向に連続して形成されている。アーム部52の幅方向の寸法は、後端に設けられた板状突部66,67の部分を除いて、鍔部58により一定に形成されている。この鍔部58が凹溝32の側面にてガイドされ、サポートレッグ28は前後方向に摺動可能とされている。
この鍔部58が形成されているのは、図6(B)で示すようにサポートレッグ28が組み付けられた状態で凹溝32の底面と当接するように側面の上端57の位置である。
前後方向に延びる鍔部58の途中には凹陥部61,62が形成されている。
図中左側の凹陥部61では、上端57から下方に離間した位置に鍔部59aが形成されており、台座側の係止突部48が通過可能な開口が鍔部59aの上方と右側方に形成されている。
また図中右側の凹陥部62では、上端57から下方に離間した位置に鍔部59bが形成されており、台座12側の係止突部50が通過可能な開口が鍔部59bの右側方に形成されている。
アーム部52の後方側の端部(図6(A)の図中右側)は中央部が大きく切り欠かれて左右方向両側に分岐アーム63,64が形成されている。それぞれの分岐アームの先端には内向きに突出する板状突部66と外向きに突出する板状突部67が形成されている。板状突部66,67は前後方向に長く、左右方向に短い細長形状をなしている。
これら4つの板状突部66,67は前後方向及び上下方向の位置が同一となるように分岐アーム63,64に一体成形されている。
68は台座12に対してサポートレッグ28の前後方向位置を固定又は固定解除可能な操作部である。70は周囲3方に切り込みが形成され基端側のみでサポートレッグ28の他の部分と繋がっている細長形状の弾性片で、弾性片70の先端側に、台座12側の貫通孔36と係合する係合爪69が設けられている。
サポートレッグ28が台座12に組み付けられた状態で、係合爪69は弾性片70にて貫通孔36側に付勢されており、係合爪69は台座12側の貫通孔36と前後方向の位置が一致したとき貫通孔36と係合してサポートレッグ28の前後方向の位置決めが行なわれる。前後方向の位置を調整する際には弾性片70の先端側に設けられた摘み部72を図中下向きに押し下げることで、弾性片70が貫通孔36から離間する方向に弾性変形し、係合爪69と貫通孔36との係合が解除されアーム部52を前後方向に移動させることが可能となる。
アーム部52の前方側の端部には下向きに延びる脚部54が一体に形成されている。脚部54はアーム部52と同一の幅寸法で略90度下向きに屈曲している。図6(B)で示すように脚部54の側面には、アーム部52側の鍔部58と連続する鍔部74が長手方向に直線的に形成されている。
また脚部54の幅方向中央部には紙面垂直方向に細長形状のスリット溝76が、脚部54の長手方向に等間隔で複数形成されている。
脚部54の外側には、サポートレッグ28の脚部側の長さを調整するためのスライドカバー78が装着されている。
図7(C)で示すようにスライドカバー78は、幅方向の両端に形成された左右一対の折曲げ部80,80とこれらを連結する主面部81とを備えている。左右方向に対向する折曲げ部80の内面には長手方向に直線状に延びるガイド溝82が形成されており、かかるガイド溝82が脚部54側面の鍔部74と凹凸嵌合することで、スライドカバー78は脚部54に対し長手方向に移動可能とされている。
図7(A),(B)で示すようにスライドカバー78の主面部81には、脚部54に対してスライドカバー78を位置固定するための操作部84が、スリット溝76に対向して設けられている。
86はレバー部材で、主面部81に対し回転可能に支持された支持ピン85とスリット溝76の側に突出する押圧部87とを一体に備えている。
88はレバー部材86とスリット溝76との間に配置された薄板金属板からなる係止部材で、図中上側の端部にはスリット溝76に向かって折り曲げられた固定用爪89とレバー部材の側に折り曲げられた解除用爪90とが形成されている。尚、係止部材88の下側の端部はスライドカバー78の主面部81に固着されている。
図7(A)で示すようにレバー部材86を主面部81と面一になるよう反時計方向に回転させた状態では押圧部87の先端にて押し込まれた固定用爪89はスリット溝76に係合して、脚部54とスライドカバー78は一体に固着される。
一方、図7(B)で示すようにレバー部材86を時計方向に回転させると押圧部87が解除用爪90と係合して、係止部材88の先端側をスリット溝76から離間する方向に移動させるためスリット溝76と固定用爪89との係合が解除されて、スライドカバー78は脚部54に対し長手方向に移動可能となる。
本実施形態のチャイルドシートSでは、以下に示すようにサポートレッグ28の組付及び回転操作を行うことができる。
台座12に対して分離した状態のサポートレッグ28は、先ず図8で示すように板状突部66,67を切欠き溝42を通じて保持部40,46内に挿入する。
次に図9(II)で示すように保持部40,46にて板状突部66,67を保持した状態で、サポートレッグ28を図中時計方向に回転させる。
そして図9(III)で示すように凹溝32の側面に形成された係止突部48を、凹陥部61に形成された上向きの開口通じて、鍔部58に対し底面33とは反対側の位置に移動させ、その後、アーム部52を前方に向けて摺動させると、鍔部58は凹溝32の底面33と係止突部48とにより挟まれた状態となり、サポートレッグ28は回転方向に位置規制される。このように本例では、サポートレッグ28の脚部54を台座12の前方にて下向きに位置させる第1の位置における回転位置固定手段が鍔部58と係止突部48とを備えて構成されている。
アーム部52の前後方向の位置は、チャイルドシートSを車両用シートに取り付けた状態で車両シートの奥行きに合せて適宜設定することができる。具体的には図3で示す操作部68を操作して、所望の位置にて位置決め用の係合爪69を貫通孔36に係合させることで前後方向に位置固定を行うことができる。
その後スライドカバー78の操作部84を操作して脚部の長さを調整して脚部54(詳しくはスライドカバー78の底面)を車両フロア30に当接させる。これにより前面衝突時等におけるチャイルドシートSの前方への回動を良好に防止することができる。
一方、チャイルドシートSを車両用シートから取り外した後は、スライドカバー78の操作部84を操作して脚部の長さを短くした後、前後方向の位置決め用突起爪69の係合状態を解除して、図10(I)で示すようにサポートレッグ28を後方に向けて摺動させる。そして板状突部66,67を保持部40,46内にまで位置移動させ、図10(II)で示すようにサポートレッグ28を反時計方向に回転させ、図11で示すように凹溝32に設けられた係止突部50が鍔部58と当接する状態にまで回転させると、サポートレッグ28は図10(I)の状態に対し略180度回転した状態となり、サポートレッグ28の脚部54は台座12の後方にて上向きの状態となる。
ここで図11(IV)で示すようにサポートレッグ28を図中左方向に摺動させると、図12に示すように台座12の背面に形成された収容空間27に脚部54を収容することができる。
このとき係止突部50は、凹陥部62に形成されている横向きの開口を通過して鍔部59bに対し底面33とは反対側の位置に移動し、サポートレッグ28は鍔部59bを介して底面33と係止突部50とにより挟まれた状態となり(図12)、サポートレッグ28は回転方向に位置規制される。このように本例では、脚部54を台座12の後方にて上向きに位置させる第2の位置における回転位置固定手段が鍔部59bと係止突部50とを備えて構成されている。
以上のように本実施形態によれば、サポートレッグ28の脚部54を、台座12の後方に位置移動させることでチャイルドシートSの収納スペースを小さくし得て取扱いを容易なものとすることができる。
本実施形態では、板状突部66,67をサポートレッグ28と一体に形成し、保持部40,46を台座12と一体に形成しているため、回転動作のために別体の新たな部品を設ける必要がなく、部品点数を少なくすることができる。
本考案では、台座12とサポートレッグ28とを分離する必要が生じた場合でも、それ以外の別部品は存在しないので、部品の紛失によりサポートレッグが正しく組み付けられなくなることを防止することができる。
本実施形態では、凹溝32から円弧形状下向きに突出する回転ガイド部45を、保持部40,46に備えた構成としており回転ガイド部45の内面に板状突部66,67を当接させながらサポートレッグ28の回転操作を行うことができるため回転操作の操作性を向上させることができる。
本実施形態ではまた、サポートレッグ28の回転を規制する回転位置固定手段としての鍔部58,59bをサポートレッグと一体に形成し、また係止突部48,50を台座12と一体に形成しているため、回転位置固定手段のための新たな部品を追加する必要がなく部品点数を少なくすることができる。
本実施形態では更に、凹溝32の前後方向に複数の貫通孔36を並設し、またアーム部52に弾性片70と、弾性片70の先端側に形成された係合爪69とを設けており、チャイルドシートSを取り付ける車両用シートの奥行き寸法に合せてサポートレッグ28の前後方向の位置調整を行うことができる。また、係合爪69をサポートレッグ28と一体に形成し、貫通孔36を台座12と一体に形成しているため、位置調整手段のための新たな部品を追加する必要がなく部品点数を少なくすることができる。
以上本考案の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。例えば上記実施形態はアーム部に4つの板状の連結突部を形成した例であったが、連結突部の数は2つ以上であれば良いし、その形状は保持部内にて回転可能なものであれば本例とは異なる形状のものを適用することも可能である等、その趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。
12 台座
14 シート本体
28 サポートレッグ
30 車両フロア
32 凹溝
33 底面
36 貫通孔(被係合孔)
40,46 保持部
48,50 係止突部
52 アーム部
54 脚部
58,59a,59b 鍔部
66,67 板状突部(連結突部)
69 係合爪
70 弾性片

Claims (4)

  1. (a)シート本体を支持し、車両用のシートに取り付けられる台座と、
    (b)該台座の底部に下向きに形成された凹溝に収容され、該台座から前方に向けて延びるアーム部と、該アーム部の前方側の端部において下向きに延びる脚部と、を有し、下端部を車両のフロアに当接させる略L字形状のサポートレッグと、
    (c)該サポートレッグを左右方向の軸線周りに回転させる回転手段と、
    (d)該サポートレッグの前記脚部を前記台座の前方にて下向きに位置させる第1の位置、及び、前記脚部を該台座の後方にて上向きに位置させる第2の位置にて前記サポートレッグの回転を規制する回転位置固定手段と、を備え、
    前記回転手段は、該サポートレッグと一体に形成され、前記アーム部の後方側の端部にて左右方向に突出する複数の連結突部と、前記台座に一体に形成され、該連結突部を回転可能に保持する保持部とを備えて構成されていることを特徴とするチャイルドシート。
  2. 請求項1において、前記保持部は、前記凹溝から円弧形状で下向きに突出する回転ガイド部を備えていることを特徴とするチャイルドシート。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記回転位置固定手段は、前記サポートレッグの前記アーム部の左右方向の端面から外向きに突出する鍔部と、前記台座の前記凹溝の側面から内向きに突出する係止突部と、を備え、
    該アーム部を該凹溝の底面に当接させた状態で、該係止突部が鍔部に対し該底面とは反対側の位置にて、該鍔部と当接して前記サポートレッグの回転を規制することを特徴とするチャイルドシート。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記凹溝には前後方向に複数の被係合孔が並設されており、前記凹溝内に摺動自在に収容された前記アーム部には、基端側を該アーム部の他部と一体に形成された弾性片と、該弾性片の先端側に形成され前記被係合孔と係合可能な係合爪とが設けられていることを特徴とするチャイルドシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109501644A (zh) * 2017-09-14 2019-03-22 宝得适罗姆儿童安全有限公司 儿童安全座椅的脚架

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