JP3201367B2 - 携帯情報端末における文字入力装置 - Google Patents

携帯情報端末における文字入力装置

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JP3201367B2
JP3201367B2 JP36626198A JP36626198A JP3201367B2 JP 3201367 B2 JP3201367 B2 JP 3201367B2 JP 36626198 A JP36626198 A JP 36626198A JP 36626198 A JP36626198 A JP 36626198A JP 3201367 B2 JP3201367 B2 JP 3201367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯情報端末用に
おける文字入力装置に関し、特に、ローラーやジョグダ
イヤル等のダイヤルを用いて文字入力を行うようにした
携帯情報端末用における文字入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、携帯情報端末等において文字
入力を行うのに、英語入力用であればアルファベットの
一つの文字を一つのキーに割り当て、また日本語であれ
ばかな文字の一つの文字を一つのキーに割り当て一文字
入力するのに一つのキーを押してダイレクトに文字を選
択入力するためのキーボードを使用したり、アナログ方
式のタッチパネルを使用して文字の形状、ストロークな
どを直接入力して文字認識をするようにしている(従来
技術1)。
【0003】また、携帯電話などの携帯性を重視した小
型の端末に関しては、電話番号を入力するためのテンキ
ーにアルファベットや日本語かな文字などを割り当て
て、一つのキーを何回か押すことで目的の文字を探し出
したり、ダイヤルを回すことで入力したい文字を一文字
づつ選択しながら入力するという方法で文字の入力を行
うようにしたものもある(従来技術2)。
【0004】一方、特開平1−270674号公報に示
されるように、画面上にアルファベットなどの文字列を
一列に並べて表示し、その文字列に対し自分が選択しよ
うとする文字に対しカーソルなどを表示して入力文字を
知らしめ、ロータリーエンコーダーを回転させることで
この中の文字列を順次選択させ、ボタンで決定させるこ
とで文字の入力を行うことも提案されている(従来技術
3)。
【0005】また、特開平4−245837号公報に示
されるように、押し込み操作の出来るローラーを使用し
てローラーを回転させることで電話番号を選択し、ロー
ラーを押し込むことで番号を入力する手段も提案されて
いる(従来技術4)。
【0006】さらに、特開平10−187337号公報
に示されるように、ダイヤルを使用して文字を入力する
方法では、文字の入力を高速化するために、第1段階で
「あ行」、「か行」、「さ行」・・・の組み合わせをダ
イヤルで選択し、目的の組み合わせを決定したら第2段
階で、それぞれの行の中に存在する文字を決定するとい
う手段も提案されている(従来技術5)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の技術においては、つぎのような改善すべき問題点
が残されている。従来技術1においては、キーボードを
使用して文字の入力を行う場合がある。その理由は、キ
ーボードを入力手段にすると指の大きさの兼ね合いか
ら、キーの大きさやキーの間隔をある一定以下にしてし
まうと入力装置としては非常に不便なものになるからで
ある。一方、不便にならないように適度な大きさを維持
しようとすれば、端末そのものを小型化しようとした時
に限界が生じてしまい、端末の小型化に不利だからであ
る。
【0008】従来技術2においては、ジョグダイヤルを
使用して、一次元的な配列で文字を並べ文字の検索を
「あ→い→う→え→お→か→き→く→け→こ→・・・」
の順番で文字入力を行う点にある。その理由は、一次元
的な配列で文字の入力を行うと離れた位置にある文字を
入力しようとしたときに検索に時間がかかってしまうか
らである。例えば、文字の配列が「あいうえおかきくけ
こさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめ
もやゆよらりるれろわをん゛°ぁぃぅぇぉっゃゅょ」と
なっており「もじにゅうりょく」を入れようとするとま
ず「も」を入力し、「め→む→み→・・・」を通り
「し」を入力し「さ→こ→け→・・・」を通り「゛」を
入力、次に「ん→を→わ→・・・」を通り「に」を入力
し・・・といったように何度も文字の間を行ったり来た
りしなければならず、文字の入力が非常に不便だからで
ある。
【0009】従来技術3においては、従来技術2の問題
点と同様で一次元的な配列で文字を並べ文字の検索を行
い、文字の入力を行う点にある。その理由は、第2の問
題点に対する理由と同様に一次元的な配列で文字の入力
を行うと離れた位置にある文字を入力しようとしたとき
に検索に時間がかかってしまうからである。
【0010】従来技術4においては、従来技術2の問題
点と同様で一次元的な配列で文字を並べ文字の検索を行
い、文字の入力を行う点にある。その理由は、この場合
は電話で使用する数字と記号の10数個程度の文字を選
択する場合にはそれほど苦にはならないが日本語かな、
英数字、記号など100種類以上の文字を選択するよう
なときには非常に困難となるからである。
【0011】従来技術5においては、一つのローラーと
ローラーの押し込みのみで文字を選択し、子音方向を
行、母音方向を列とすると文字の選択を行うときに行を
選択してからローラーの押し込みで子音を決定し、次に
列を選択し決定するという方法にある。その理由は、ま
ず第一に階層的な構造を採ることで行を決定した後に列
を選択しようとした時点で間違いに気づき、行の選択を
し直す事が出来ず、この場合は文字を一次元的に配列し
て文字を選択する場合と同じ方法を採らざるを得ないこ
とにある。また、文字の選択を一つのローラーのみで選
択しようとするため、階層構造で文字の選択をさせるた
め、画面に文字の表を表示させても直感的な文字の選択
が行いづらいからである。
【0012】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、携帯型情報端末などの小型かつ入力
手段の乏しい装置において、狭いスペースを利用して文
字入力のデバイスを構築し、日本語、英数字、記号を含
めた文字を簡単に入力できるようにすることを目的とす
る。また、本発明の他の目的は、両手を使えない環境で
も、片手だけあれば文字入力を行えるようにする環境を
提供し、携帯型の携帯型情報端末において、タッチパネ
ルやマウスなどのポインティングデバイスを使用せず
に、ダイヤルなどの簡単な入力デバイスを利用して文字
入力を快適に行う事にある。さらに、本発明の他の目的
は、文字を表示する画面上に選択可能な文字を表示させ
ることで、文字を入力する者に対しフィードバックをか
けることで、より正確に文字を入力することができるよ
うにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の携帯情報端末における文字入力装置は、前述した目的
を達成するために、回転可能なダイヤルと、このダイヤ
ルを回転可能にかつ回転軸線方向に摺動可能に支持する
ガイド軸と、このガイド軸に摺動可能に装着され、前記
ダイヤルの回転方向や回転量を検出する回転検出器と、
前記ガイド軸に設けられ前記ダイヤルのガイド軸方向の
位置検出をなす位置検出器と、前記ダイヤルの機能を文
字入力モードとカーソル移動や画像スクロール等を行う
ポインティングモードとに切り替える切り替えスイッチ
を備えていることを特徴とする。本発明の請求項2に記
載の携帯情報端末における文字入力装置は、請求項1に
おいて、前記位置検出器が、前記ガイド軸の表面に、そ
の長さ方向に所定間隔をおいて設けられた複数の位置検
出用電極と、前記ガイド軸に沿って摺動自在に設けら
れ、隣接する一対の前記位置検出用電極どうしを電気的
に接続するブラシとによって構成され、ブラシによって
接続される位置検出用電極の組み合わせを検出すること
により、前記ダイヤルの位置検出を行うようになされて
いることを特徴とする。本発明の請求項3に記載の携帯
情報端末における文字入力装置は、請求項1において、
前記位置検出器が、前記ガイド軸に長さ方向に沿って装
着され、かつ、長手方向に対し単位長さあたり均一な抵
抗値を示す抵抗体と、前記ガイド軸に、前記抵抗体と平
行にかつ絶縁状態で装着された導電体と、前記ダイヤル
に装着されて、前記抵抗体と導電体の両方に接触する電
極とに構成され、前記ダイヤルの移動に伴って変化する
抵抗体と導電体の間の抵抗値を検出することによりダイ
ヤルの位置検出を行うようになされていることを特徴と
する。本発明の請求項4に記載の携帯情報端末における
文字入力装置は、請求項1において、前記位置検出器
が、前記ガイド軸の表面に、その長さ方向に所定間隔を
おいて設けられた複数の位置検出用電極と、前記ガイド
軸に沿って摺動自在に設けられ、隣接する一対の前記位
置検出用電極どうしを電気的に接続するブラシとによっ
て構成された第1の位置検出器と、前記ガイド軸に長さ
方向に沿って装着され、かつ、長手方向に対し単位長さ
あたり均一な抵抗値を示す抵抗体と、前記ガイド軸に、
前記抵抗体と平行にかつ絶縁状態で装着された導電体
と、前記ダイヤルに装着されて、前記抵抗体と導電体の
両方に接触する電極とに構成された第2の位置検出器と
によって構成され、前記切り替えスイッチにより、カー
ソル移動モードにおいては前記第2の位置検出器を、ま
た、文字入力モードにおいては第1の位置検出器を選択
的に有効とするようになされていることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の携帯情報端末における文字入
力装置は、請求項1ないし請求項4の何れかにおいて、
前記ダイヤルを取り囲んで設けられるとともに、前記切
り替えスイッチに連動可能に連結され、この枠に、前記
切り替えスイッチが文字入力モード側へ操作された際
に、前記ダイヤルの一部が嵌合させられることにより、
その位置決めをなす複数の浅溝が、前記ダイヤルの摺動
方向に間隔をおいて複数設けられ、これらの浅溝に対し
て、前記ダイヤルを挟んだ反対側に、前記切り替えスイ
ッチがカーソル移動モード側へ操作された際に、前記ダ
イヤルが接触させられることにより、このダイヤルを所
定位置へ向けて移動させる窪みが設けられていることを
特徴とする。本発明の請求項6に記載の携帯情報端末に
おける文字入力装置は、請求項1ないし請求項5の何れ
かにおいて、文字入力モードで、前記回転検出器からの
情報に基づき、日本語文字の子音方向の文字群の切り替
えを行い、前記位置検出器からの情報に基づき、日本語
文字の母音方向の選択を行うようになされていることを
特徴とする。また、本発明の請求項7に記載の携帯情報
端末における文字入力装置は、請求項1ないし請求項5
の何れかにおいて、カーソル移動モードで、前記回転検
出器からの情報に基づき縦方向のスクロール表示を行
い、前記位置検出器からの情報に基づき横方向のスクロ
ール表示を行うようになされていることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項8に記載の携帯情報端末におけ
る文字入力装置は、請求項1ないし請求項7の何れかに
おいて、前記切り替えスイッチの操作位置を検出し、こ
の検出結果に基づき、文字入力処理とカーソル移動処理
とに選択的に切り替える制御手段が設けられていること
を特徴とする。
【0014】本発明の請求項1ないし請求項8の何れか
に記載の携帯情報端末における文字入力装置によれば、
文字入力時とカーソル移動時でダイヤルの操作感を切り
替えることで、それぞれのモードに合ったダイヤルの操
作が可能となる。また、文字入力時においては、ダイヤ
ルの横方向の動作により日本語文字の母音方向の選択を
行い、ダイヤルの回転方向の動作により子音方向の選択
を行うことで、ダイヤルだけで文字の入力を行う場合と
比較し高速に文字入力を行うことができる。さらに、カ
ーソル移動時においてはダイヤルの横方向の移動により
横スクロールを行い、ダイヤルの回転により縦スクロー
ルを行うことで、文章のブラウジング、カーソルの移動
を行う。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1を参照すると、本実
施形態においては、入力した文字の表示を行う表示デバ
イス 104、文字入力およびカーソル移動を行うため
のコントロールダイヤル115、ダイヤルの機能を文字
入力モードまたはカーソル移動モードに切り替えるため
の入力モード切り替えスイッチ112、ダイヤルの横方
向の動きをガイドするガイド113から構成される。ま
た、コントロールダイヤル115は表示デバイス104
と連動動作し、表示デバイスには選択可能文字111の
表示、選択文字114が表示され、更に同じ画面上に入
力済み文字101、変換待ち文字102、文字入力待ち
カーソル103が表示される。
【0016】文字入力時には表示デバイス上に選択可能
文字が表示されるが、この文字群はコントロールダイヤ
ル115を回転させることで「あいうえお」、「かきく
けこ」、「さしすせそ」というように次々に他の文字群
に切り替わっていく。この選択可能文字111のうちの
1文字は反転表示などで表示し、現在選択されているこ
とを示す選択文字114にすることで他の選択可能文字
111と区別する。この選択文字114の選択中表示は
コントロールダイヤル115の各位置に対応しており、
この指示は表示デバイス104上に表示され、図1のよ
うに、丁度、コントロールダイヤル115の上に当たる
位置に反転表示するなどして現在選択中の文字が分かる
ようにする。
【0017】一方、日本語文字変換に必要になるボタン
群が105から110に示す各ボタンである。それらは
入力された文字の決定、変換文字の決定など決定動作を
行うための決定ボタン105、入力中の文字の取り消
し、変換の中止など取り止め動作を行うための取消ボタ
ン106、日本語変換を行うための変換ボタン107、
変換中の文字の前候補を指定するための前候補ボタン1
08、入力間違いの文字を削除するBSボタン109、
ひらがな・かたかな・英数字・記号などの文字の種類を
切り替えるための文字種切り替えボタン110から構成
される。
【0018】つぎに、図2において本実施形態のブロッ
ク図を示す。回路的には画面の表示情報を生成したり、
各スイッチ類の情報を基にその動作に応じた処理を行う
CPU201と、CPU201の処理内容を記述したプ
ログラムメモリ202、CPU201が何らかの処理を
行うときに一時的に保存したい情報などの書き込み、お
よび読み出しを行うためのワークメモリ203、文字入
力中の画面やその他CPUの処理結果内容を表示するた
めの表示デバイス204、文字入力およびカーソル移動
などユーザーが情報を入力するためのコントロールダイ
ヤル回転入力205、コントロールダイヤル左右入力2
06、ダイヤルの機能を文字入力モード、またはカーソ
ル移動モードに切り替えるための入力モード切り替えス
イッチ207、各種ボタン208から構成される。
【0019】図3に本実施形態におけるダイヤルの文字
入力時とカーソル移動時の構造図を示す。入力部分は外
枠301、ダイヤルを横方向に移動させたときに中心軸
となるダイヤルガイド302、ダイヤルの横方向の移動
の制限を行うストッパー304、ダイヤル305、入力
モード切り替えスイッチ303から構成され、ダイヤル
305とダイヤルガイド302はストッパー304で本
体筐体または、本体基板に固定される。
【0020】外枠301は、入力モード切り替えスイッ
チ303に接続されており、このスイッチ303をスラ
イドさせることで外枠301を移動させダイヤルの動作
感覚を変化させる。また、このスイッチは電気的にCP
U201に接続されており、モードを切り替えるとその
情報がCPU201に渡され、CPU201はモードに
応じた処理を行う。
【0021】図3(a、b)は文字入力時の配置図であ
る。図3(a)において外枠301の上側のギザギザに
なっている部分は、文字入力時に「あ・い・う・え・
お」などの母音を選択するときにその動きを画面と連動
し易いようにクリック感を得るための機構である。この
手段によりダイヤル305を横方向に移動させたときに
全部で5段階の移動を行うことができる。この段階につ
いては画面と連動していれば何段階でも構わず、例えば
画面を横方向に広く取れるような環境下では選択文字列
を「あ・い・う・え・お・か・き・く・け・こ」のよう
に10文字表示して、ダイヤルの横方向の移動を10段
階に分けてもよい。
【0022】図3(b)は、文字入力モードのときにダ
イヤル305を移動したときの様子を示している。この
図は、ギザギザの山の部分ではダイヤル305が停止せ
ず、谷の部分で停止することも併せて示す。
【0023】図3(c)、(d)はカーソル移動時の配
置図である。カーソル移動時は、文字入力時と異なり横
方向の移動ではクリック感を取り除きたい。それを実現
するために入力モード切り替えスイッチ303をカーソ
ル移動モード側にスライドさせる。入力モード切り替え
スイッチ303をカーソル移動モード側に設定するとダ
イヤル305が外枠の下の部分に接触するような形にな
る。外枠301の下の部分は中央の位置が窪んだ形にな
っていてダイヤル305から手を離すと自然に中央位置
に戻るような構造にする。
【0024】次にカーソル移動モードにおける横スクロ
ールの方法を説明する。画像横スクロールの第1の例と
してはダイヤル305の左右方向に対する停止位置に合
わせて横スクロールして表示する画面の位置を特定する
パターンである。例えば横スクロールをしなければ画面
内に表示しきれないような画像において、画像をn分割
する。ここでnの値は、ダイヤル305の横方向検出に
おける分解能を示す。この分解能はダイヤル305を横
方向に移動させる際に、一番左から一番右まで動かした
ときにダイヤル305の位置を特定するときの分割数を
示す。例えば、この分解能が8ビットであれば横スクロ
ールによる表示位置を256分割して、ダイヤル305
の横方向の出力に対応する画面を表示する。この時に、
ダイヤル305を一番左に寄せれば横スクロール画像の
一番左を表示し、ダイヤル305を一番右に寄せれば、
横スクロール画像の一番右を表示するという具合であ
る。第2の例としてはダイヤル305を左右方向に動か
したときの中央からの距離をスクロールのスピードに変
換させるパターンである。この場合は、デフォルト状態
において、つまり手をダイヤル305から離した状態の
とき、ダイヤル305が移動枠の中央位置に存在する。
この中央位置からダイヤル305を左に移動させれば、
画像が左にスクロールし、右に移動させれば画像が右に
スクロールする。この時の画像のスクロールスピードを
ダイヤル305の中央位置からのずれの量に比例させ
る。つまり、ダイヤル305が中央位置から離れれば、
それだけ横方向のスクロールスピードが上がるという具
合である。図3における外枠301の形状では第2の例
のパターンを想定して構造を考えている。つまり、通常
画面をブラウズするようなときにダイヤル305に手を
触れていないときはダイヤル305は中央位置に存在
し、横方向はスクロールしていない。逆に前者のような
パターンを想定する場合は、外枠301の下の部分を取
り去れば良い。
【0025】ここで、地図のような画面をブラウズする
ときで、全ての画面を表示デバイス104上に表示しき
れないような場合を考える。画面スクロールの基本的な
動作は、縦方向スクロールと横方向スクロールである。
縦方向スクロールに関してはダイヤル305の回転で行
い、横方向のスクロールに関してはダイヤル305の左
右方向への移動で行う。まず最初に地図画像の中央部分
が表示デバイス104上に表示されているとする。ここ
で地図の上部分を見るときは、ダイヤル305を上方向
に回転させる。ダイヤル305を上方向に回転させるこ
とで画像が下方向にスクロールし、画像の上部分を見る
ことが可能になる。逆に地図の下部分を見るときはダイ
ヤル305を下方向に回転させる。次に地図の左部分を
見るときは、ダイヤル305を中央位置から左方向に移
動させる。ダイヤル305を左方向に移動させること
で、画像が右方向にスクロールし、画像の左部分を見る
ことが可能になる。逆に地図の右部分を見るときはダイ
ヤル305を中央位置から右方向に移動させる。横方向
のスクロールスピードはダイヤル305を中心位置から
移動させた移動量に対応させるようにする。そして、ス
クロールを止めるときは手を放すことでダイヤル305
が中央位置に戻り、中心位置からの移動量が0になるた
めスクロールが停止する。
【0026】図3(d)は、カーソル移動モードのとき
にダイヤル305を横方向に移動させたときの様子を示
しており、ダイヤル305を横方向に移動させると外枠
301の下の部分がたわみ、手を離すとその反発力でダ
イヤル305が中央の位置に戻るようになる。
【0027】つぎに、図4にダイヤル404の横方向移
動の検出と回転検出を同時に実現できる構造を示す。図
4はダイヤル404の移動軸401、ダイヤル404の
横方向の位置を検出するための多数の位置検出用電極4
02、これらの位置検出用電極402の接点を作り、ダ
イヤル404の内側に作り込まれたブラシ403、ダイ
ヤル404の回転を検出するための回転検出器としての
電極405、この電極405の電気的信号をCPU20
1などの電気回路に伝えるための配線406・407か
ら構成される。ここで配線を2つに分けたのは、一般的
によくあるジョグダイヤルの位置検出方法で行うときに
最低限2本の電気的配線が必要になるためである。そし
て、本実施形態においては、前記位置検出用電極402
とブラシ403とによって位置検出器が構成されてい
る。
【0028】図5に位置検出用電極402、ブラシ40
3の拡大図を示し、符号4021から4024はそれぞ
れ個々の電極である。また位置検出用電極402には当
然のことながら、電気的信号をCPU201などに伝え
るための配線408も必要である。この配線408は移
動軸401の内部を通り、ダイヤル404に取り付けら
れたブラシ403には直接接触しないようにする。ブラ
シ403はこの電極4021から電極4024の上を横
方向に移動し、電極と電極の間で接触し、それぞれの電
極間を接続させるスイッチの役割を果たす。例えば電極
4022と電極4023の間にブラシ403が存在する
ときは、電気的に電極4022と電極4023とが接触
し、配線4083と配線4082の間の抵抗値は0オー
ムになり電気的に接続された状態になる。
【0029】ついで、図面を用いて本実施形態の動作の
説明を行う。図6は本発明の文字入力時において、5段
階に分けたときの位置の割り当てについて示したもので
ある。移動軸401の左右どちらかを原点とし片方の端
を0%、もう片方の端を100%とする。この軸401
を5等分して0%側からP0、P1、P2、P3、P4
という位置情報を割り当てる。例えば図6の場合は、 0%≦P<20% → P0 20%≦P<40% → P1 40%≦P<60% → P2 60%≦P<80% → P3 80%≦P≦100% → P4 と割り当てる。図4のように電極で位置を検出するよう
な場合には、位置に対応した接点番号を5等分してそれ
ぞれの場所に対応する番号のときにP0からP4までの
位置情報を割り当てる。
【0030】文字入力の方法を図1と図6を基に説明す
る。図1において、コントロールダイヤル115を左右
に移動させると、図6におけるダイヤル404を左右に
動かしたことと同様になり、ダイヤル404の位置がP
0の位置を示しているときは、図1の選択可能文字11
1のうちの「こ」の文字を反転表示させ、自分の選択し
ている文字が「こ」であることをユーザーに知らしめ
る。この知らしめる方法は反転表示でもよいし、網掛け
表示にしてもよく、ユーザーが識別できるように選択文
字と非選択文字が区別できるようにしておく。同様にダ
イヤルがP1の位置を示しているときは「け」の文字を
P2の位置を示しているときは「く」の文字、P3では
「き」、P4では「か」の文字を反転表示させる。
【0031】また、自分の入力したい文字が選択可能文
字111の中に存在しないときはコントロールダイヤル
115を回転させ他の選択可能文字111を表示させ
る。例えばコントロールダイヤル115を上方向に回転
させると現在「かきくけこ」の文字が表示されている場
合は、「あいうえお」の文字が表示され、下方向に回転
させると「さしすせそ」の文字が表示されるという具合
である。
【0032】ところで、現在入力中の文字種がひらがな
であり、次に自分の入力したい文字がカタカナであるよ
うなときは文字種切り替えボタン110を1回押すこと
で他の文字セットに切り替わるようにする。この文字種
の切り替え順番は特に規定する必要はないが、例として
次のように、平仮名→片仮名→英数字→記号→平仮名の
ようにボタンを押す毎に循環して切り替わるようにして
おけば使う人が理解しやすい。
【0033】図1において表示デバイス104上に表示
されているような文字を入力するには次のような手順を
採る。まず最初に、コントロールダイヤル115を操作
し「も」を反転表示させ選択する。次に決定ボタン10
5を1回押し、再びコントロールダイヤル115を操作
し「じ」を反転表示させ選択し、同様に決定ボタン10
5を1回押す。
【0034】このようにして「もじの」までを入力す
る。この時これらの文字にはアンダーラインなどで飾り
文字にしておくことで、日本語変換前であることを示
す。ここで変換ボタン107および前候補ボタン108
を使用して目的の変換文字列を選び、「文字の」という
文字列が見つかったら決定キー105を1回押して変換
文字を決定する。このようにして文字の入力を行ってい
く。
【0035】もし、入力中の文字を間違ってしまったよ
うなときはBSボタン109により、文字を削除して入
力をし直す。
【0036】次に図7を用いてスクロール動作の説明を
行う。ここで、図7の本体初期状態表示画面601を初
期状態とする。この状態からダイヤル115を本体縦ス
クロール表示画面602の図に矢印で示すように回転さ
せると縦方向にスクロールする。また、コントロールダ
イヤル115を横方向に移動させると、本体横スクロー
ル表示画面603に示すように、横方向に画面がスクロ
ールする。
【0037】図8に文字入力の基本的なフロー、図9に
カーソル移動のフローを示す。図8において抵抗値VR
の読み取り703とは、コントロールダイヤル115の
横方向の位置検出を抵抗体などのアナログ的なデータを
取り出せるものを想定している。図9は入力モード切り
替えスイッチ112によりコントロールダイヤル115
の機能を文字入力モードまたはカーソル移動モードに切
り替えるときのソフトウェアのフロー制御の方法を示し
たフローチャートである。
【0038】ここで、「文字入力/カーソル移動切り替
えスイッチの出力が変化したか?」(ステップ802)
を検出するには、入力モード切り替えスイッチ112の
出力の変化を割込み信号としてハードウェア的に発生さ
せこれをCPU201に出力することで、割り込みが発
生するたびに入力モード切り替えスイッチ112の出力
を取り込む手段と、ソフトウェアでのポーリングにより
一定の間隔で入力モード切り替えスイッチ112の出力
を調べる手段の2種類がある。これらのどちらの方法で
行ってもよいが、CPU201の処理量を減らすのであ
れば割り込みを使用した方が、スイッチ112が変化し
ないとき以外はこの部分に関しての処理を行う必要がな
いため、処理量を減らすことが可能である。
【0039】ついで、図10ないし図14用いて発明の
他の実施形態について説明する。図10は、図4におい
て電極402でダイヤルの横方向の位置を検出する構造
に対し、抵抗体を用いて位置の検出を行う場合の構造に
ついて示したものである。本実施形態における位置検出
器は、単位長さあたり均一な抵抗値を持った抵抗材料で
ある抵抗体901、文字入力時の位置検出として使用す
る文字位置検出用電極902、カーソル位置検出用電極
905、ダイヤル904、ダイヤル回転検出電極903
から構成される。
【0040】図11は、図10を立体的に示した図であ
る。次に、図10に表現できない部分の説明を図11を
用いて説明を行う。文字位置検出用電極902の隣り合
った電極の接点を作り出すためのダイヤル部文字位置検
出用電極906、ダイヤル回転検出電極903の出力結
果をCPU201などの他のデバイスに電気的信号とし
て送り出すための電極兼配線である電極907・908
から構成される。電極を2本を必要とするのは図4で述
べた説明と同じ理由からである。
【0041】次に、ダイヤル部文字位置検出用電極90
6の構造図を図12に示し、図13に抵抗体901、文
字位置検出用電極902、カーソル位置検出用電極90
5の部分の拡大図を示す。文字位置検出用電極 902
は更に分解すると導電体電極9021、導電体電極90
22、導電体電極9023、導電体電極9024、導電
体電極9025と、絶縁体9026、絶縁体9027、
絶縁体9028、絶縁体9029から構成されている。
この導体電極群と絶縁体群およびダイヤル部文字位置検
出用電極906との接触により文字入力時のダイヤルの
位置検出を行うが、原理的には図5で説明したものと同
じである。
【0042】また、文字位置検出用電極902は抵抗体
901、カーソル位置検出用電極905と電気的に接触
しないようにするために抵抗体用絶縁体909とカーソ
ル位置検出電極用絶縁体910に挟まれた構造となる。
また、文字位置検出用電極902用の配線はこれら抵抗
体用絶縁体909とカーソル位置検出電極用絶縁体91
0の中を通すように配線すればよい。
【0043】さらに、図14はダイヤル904を拡大し
た図である。ダイヤル904は、ユーザーが手に触れて
回転させる部分であり、絶縁体からできているダイヤル
操作部9041、抵抗体901、カーソル位置検出用電
極905と電気的に接触させるためのブラシ9042、
ダイヤル部文字位置検出用電極906をダイヤル904
に引っかけて、ダイヤル904を左右方向に移動させた
ときにダイヤル部文字位置検出用電極906を一緒に移
動させるための溝9043から構成される。また、ブラ
シ9042も導電体であるためダイヤル部文字位置検出
用電極906と接触しないようにダイヤル部文字位置検
出用電極906のブラシ9042側を絶縁処理しておく
などの処理が必要である。
【0044】本実施形態においても、前述した実施形態
と同様の作用効果が得られる。
【0045】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、図15に示すよう
に、ガイド1013、ダイヤル1015、入力モード切
替スイッチ1012を表示デバイス1004の横に配置
し、決定ボタン1005,取消ボタン1006、変換ボ
タン1007、前候補ボタン1008、BSボタン10
09、および、文字種切り替えボタン1010を表示デ
バイス1004の下方に配置するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。第1の効果は、日本語
を含めた文字入力を回転式のダイヤルとこのダイヤルを
横方向に移動させる機構を提供し、入力しようとする文
字列を画面上に表示し、自分の選択しようと考えている
文字を反転表示するなど飾りをつけることで視覚的にも
ユーザーに訴えることで文字の入力を簡単にしかも片手
で行うことができる。その理由は、日本語文字の子音方
向の検索をダイヤルの回転で行い、母音方向の選択をダ
イヤルの横移動で行うことで、ダイヤルだけの操作で文
字の選択が行えるためである。
【0047】第2の効果は、ダイヤルの操作性をスイッ
チにより切り替え、このスイッチの動作に連動して文字
入力時は横方向移動時にクリック感が得られ、カーソル
移動時はクリック感を与えないようにし、さらにダイヤ
ルから手を離すと自動的に中央位置に戻るような操作性
を得ることができる。その理由は、操作性を切りかえる
スイッチにクリック感または、手を離すと中央に戻るよ
うな機構を作り出す枠を一体化させ、この枠の片側に鍵
状の型を作り込み逆側に中央に窪みを持った機構を作り
込むことで文字入力時にこの枠の鍵状の部分がダイヤル
に接触するようにし、カーソル移動時にはこの鍵状の部
分がダイヤルから離れ、ダイヤルを中央位置に戻すため
の機構を作り出す部分に接触させることで文字入力およ
びカーソル移動に適した操作性を得ることができる。
【0048】第3の効果は、カーソル移動時に抵抗体、
文字入力時に導電体の電極とに使い分けることで、抵抗
体のみで位置検出を行う場合と比較し消費電力を減らす
ことが可能である。その理由は、位置を検出するために
常にA/Dコンバーターを動作させておかなければなら
ない抵抗体による位置検出と比較し、電極が接触してい
るときのみ電流が流れる電極方式のほうが消費電力を減
らせるからである。また、カーソルの移動では細かな動
きを必要とするため抵抗体による位置検出が望ましい
が、文字入力時の位置検出では5段階程度の荒い検出で
問題がないため抵抗体による位置検出の必要性がないか
らである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の本体要部の正面図である。
【図2】一実施形態のブロック図である。
【図3】一実施形態のの入力モード切り替えスイッチの
構成図である。
【図4】一実施形態のダイヤルの要部の拡大外略図であ
る。
【図5】一実施形態のダイヤルの要部の拡大外略図であ
る。
【図6】一実施形態における文字入力時のダイヤル位置
のマッピングを説明するための概略図である。
【図7】一実施形態におけるカーソル移動時の概念図で
ある。
【図8】一実施形態における文字入力フローチャートで
ある。
【図9】一実施形態における文字入力/カーソル移動切
り替えスイッチ動作フローチャートである。
【図10】本発明の他の実施形態に係わるダイヤルの構
成図である。
【図11】本発明の他の実施形態に係わるダイヤルの外
観図である。
【図12】本発明の他の実施形態におけるダイヤル部文
字位置検出用電極の拡大図である。
【図13】本発明の他の実施形態におけるダイヤルガイ
ド軸の構成図である。
【図14】本発明の他の実施形態におけるダイヤルの構
成図である。
【図15】本発明の変形例を示す本体要部の正面図であ
る。
【符号の説明】
101 入力済み文字 102 変換待ち文字 103 文字入力待ちカーソル 104 表示デバイス 105 決定ボタン 106 取消ボタン 107 変換ボタン 108 前候補ボタン 109 BSボタン 110 文字種切り替えボタン 111 選択可能文字 112 入力モード切り替えスイッチ 113 ガイド 114 選択文字 115 コントロールダイヤル 201 CPU 202 プログラムメモリ 203 ワークメモリ 204 表示デバイス 205 コントロールダイヤル回転入力 206 コントロールダイヤル左右入力 207 入力モード切り替えスイッチ 208 各種ボタン 301 外枠 302 ダイヤルガイド 303 入力モード切り替えスイッチ 304 ストッパー 305 ダイヤル 401 移動軸 402 位置検出用電極(位置検出器) 403 ブラシ(位置検出器) 404 ダイヤル 405 電極(回転検出器) 406 配線 407 配線 408 配線群 4021 電極 4022 電極 4023 電極 4024 電極 4081 配線 4082 配線 4083 配線 4084 配線 601 本体初期状態表示画面 602 本体縦スクロール表示画面 603 本体横スクロール表示画面 701 開始ステップ 702 横方向位置変化検出ステップ 703 抵抗値読み取りステップ 704 抵抗値判定Aステップ 705 抵抗値判定Bステップ 706 抵抗値判定Cステップ 707 抵抗値判定Dステップ 708 列ステータスの設定Eステップ 709 文字コードの決定ステップ 710 文字群の表示ステップ 711 選択文字の反転表示ステップ 712 決定キーの確認ステップ 713 入力文字の確定および本文への入力ステップ 714 終了ステップ 715 列ステータスの設定Aステップ 716 列ステータスの設定Bステップ 717 列ステータスの設定Cステップ 718 列ステータスの設定Dステップ 801 開始ステップ 802 機能切り替えスイッチの出力変化検出ステップ 803 機能切り替えスイッチのモード判別ステップ 804 カーソル移動モードへ移行ステップ 805 終了ステップ 806 文字入力モードへ移行ステップ 901 抵抗体 902 文字位置検出用電極 903 ダイヤル回転検出電極 904 ダイヤル 905 カーソル位置検出用電極 906 ダイヤル部文字位置検出用電極 907 電極A 908 電極B 909 抵抗体用絶縁体 910 カーソル位置検出電極用絶縁体 9021 導電体電極 9022 導電体電極 9023 導電体電極 9024 導電体電極 9025 導電体電極 9026 絶縁体 9027 絶縁体 9028 絶縁体 9029 絶縁体 9041 ダイヤル操作部 9042 ブラシ 9043 溝 1001 入力済み文字 1002 変換待ち文字 1003 文字入力待ちカーソル 1004 表示デバイス 1005 決定ボタン 1006 取消ボタン 1007 変換ボタン 1008 前候補ボタン 1009 BSボタン 1010 文字種切り替えボタン 1011 選択可能文字 1012 入力モード切り替えスイッチ 1013 ガイド 1014 選択文字 1015 ダイヤル

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なダイヤルと、このダイヤル
    を回転可能にかつ回転軸線方向に摺動可能に支持するガ
    イド軸と、このガイド軸に摺動可能に装着され、前記ダ
    イヤルの回転方向や回転量を検出する回転検出器と、前
    記ガイド軸に設けられ前記ダイヤルのガイド軸方向の位
    置検出をなす位置検出器と、前記ダイヤルの機能を文字
    入力モードとカーソル移動や画像スクロール等を行うポ
    インティングモードとに切り替える切り替えスイッチを
    備えていることを特徴とする携帯情報端末における文字
    入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記位置検出器が、
    前記ガイド軸の表面に、その長さ方向に所定間隔をおい
    て設けられた複数の位置検出用電極と、前記ガイド軸に
    沿って摺動自在に設けられ、隣接する一対の前記位置検
    出用電極どうしを電気的に接続するブラシとによって構
    成され、ブラシによって接続される位置検出用電極の組
    み合わせを検出することにより、前記ダイヤルの位置検
    出を行うようになされていることを特徴とする携帯情報
    端末における文字入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記位置検出器が、
    前記ガイド軸に長さ方向に沿って装着され、かつ、長手
    方向に対し単位長さあたり均一な抵抗値を示す抵抗体
    と、前記ガイド軸に、前記抵抗体と平行にかつ絶縁状態
    で装着された導電体と、前記ダイヤルに装着されて、前
    記抵抗体と導電体の両方に接触する電極とに構成され、
    前記ダイヤルの移動に伴って変化する抵抗体と導電体の
    間の抵抗値を検出することによりダイヤルの位置検出を
    行うようになされていることを特徴とする携帯情報端末
    における文字入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記位置検出器が、
    前記ガイド軸の表面に、その長さ方向に所定間隔をおい
    て設けられた複数の位置検出用電極と、前記ガイド軸に
    沿って摺動自在に設けられ、隣接する一対の前記位置検
    出用電極どうしを電気的に接続するブラシとによって構
    成された第1の位置検出器と、前記ガイド軸に長さ方向
    に沿って装着され、かつ、長手方向に対し単位長さあた
    り均一な抵抗値を示す抵抗体と、前記ガイド軸に、前記
    抵抗体と平行にかつ絶縁状態で装着された導電体と、前
    記ダイヤルに装着されて、前記抵抗体と導電体の両方に
    接触する電極とに構成された第2の位置検出器とによっ
    て構成され、前記切り替えスイッチにより、カーソル移
    動モードにおいては前記第2の位置検出器を、また、文
    字入力モードにおいては第1の位置検出器を選択的に有
    効とするようになされていることを特徴とする携帯情報
    端末における文字入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れかにおい
    て、前記ダイヤルを取り囲んで設けられるとともに、前
    記切り替えスイッチに連動可能に連結され、この枠に、
    前記切り替えスイッチが文字入力モード側へ操作された
    際に、前記ダイヤルの一部が嵌合させられることによ
    り、その位置決めをなす複数の浅溝が、前記ダイヤルの
    摺動方向に間隔をおいて複数設けられ、これらの浅溝に
    対して、前記ダイヤルを挟んだ反対側に、前記切り替え
    スイッチがカーソル移動モード側へ操作された際に、前
    記ダイヤルが接触させれることにより、このダイヤルを
    所定位置へ向けて移動させる窪みが設けられていること
    を特徴とする携帯情報端末における文字入力装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の何れかにおい
    て、文字入力モードで、前記回転検出器からの情報に基
    づき、日本語文字の子音方向の文字群の切り替えを行
    い、前記位置検出器からの情報に基づき、日本語文字の
    母音方向の選択を行うようになされていることを特徴と
    する携帯情報端末における文字入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5の何れかにおい
    て、カーソル移動モードで、前記回転検出器からの情報
    に基づき縦方向のスクロール表示を行い、前記位置検出
    器からの情報に基づき横方向のスクロール表示を行うよ
    うになされていることを特徴とする携帯情報端末におけ
    る文字入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7の何れかにおい
    て、前記切り替えスイッチの操作位置を検出し、この検
    出結果に基づき、文字入力処理とカーソル移動処理とに
    選択的に切り替える制御手段が設けられていることを特
    徴とする携帯情報端末における文字入力装置。
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