JP3200804U - 自転車用雨具収納ケース - Google Patents
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Abstract
Description
しかし雨天時に自転車に乗って着用して濡れた雨合羽、レインポンチョ、折畳み傘、マント、レインコート、手袋、ヘルメット等の雨具の始末には、例えば雨合羽では雨水を落とすことや、両手での折り畳みや、水切りや、押し畳みがある。
そのため、従前は、濡れた雨具類は、駐輪した自転車の前かごに放置したり、或いは自身が携帯するバッグ等に入れて自宅や職場、学校に持ち運んでいる。
放置は盗難のおそれがあり、濡れた物品を持ち運ぶのは荷物になって負担が多く、実際はその移動や保管に苦労をしている。
そしてできればその駐輪場で、より簡易に単純に雨具を畳み、それを盗難のおそれがない安全頑丈なケースに装填して保管することが望まれている。
特に、自転車などで通勤や通学する場合などで、駐輪場に駐車しておくときは、自転車に安全なケースが設置され、そこに雨合羽などの濡れた雨具を収納しておくことで、安心して保管ができる。
ここに、自転車用の雨具類の収納ケースについて改良の課題があった。
さらに、自転車を離れる際には、盗難防止のためや巻き込まれた濡れた雨具を乾燥させるために、雨具を巻いたままケースごと取り外して持ち運ぶか、巻き戻して広げて乾かすか、などの始末が要請される。
前かご、後かごは、物品、品物、そのほか雨具等入れにすることはできるが、蓋もない単なるかごで、この種の固定式では、自転車を離れる際には雨具がケース内に露出していれたままになり、紛失や盗難被害にあうことが懸念されていた。
前記特許文献2,特許文献4,特許文献5は、自転車のフレームのどこかに収納用のケースが固定されているもので、雨に濡れた雨具類を小さく丸めたり、繊細な折り畳み方が求められ、出し入れがしにくいものが多かった。
(1)自転車に乗って濡れた雨合羽、レインポンチョ、折畳み傘、マント、レインコート等の雨具を畳んでケースに入れるときに、従来ケースは開口部が安定した開口形状を維持する構成ではないか、ケース自体が大きく開口しないので畳み込んだ雨具の出し入れがスムーズにできない。
(2)又、従来のように単にケースで、折り畳みの際に台や手掛かりになるものがないと、実際に折り畳むことは手間がかかるし、不器用な人や子供には、うまく折り畳むことは難しく、時間もかかる。
(3)ケースは、自転車のフレームや部品などに固定されているが、その位置が低いと使い勝手が悪いし、開口が十分でないと、濡れた雨具の雨水は周囲に飛び散ってしまう。
デザインとしても、自転車に装着されるものであるので、自転車の種類によって、上品なフォルムや装飾性の高い等のコンセプトが異なる。
雨具収納ケースは、シンプルなデザインである要請が多い。
本考案は、自転車の走行時に使用した濡れた雨具を簡単に、折り畳めて、その雨具をスムーズにケースに収納でき、かつ鍵がかかる自転車用雨具収納ケースの提供を目的とする。
雨具を容易に畳める補助の機能があること、濡れて畳んだ雨具を収納しやすく、かつ盗難防止のための構成を施した自転車用雨具収納ケースの提供を課題とするものである。
前記ラックは、平面視略凹状の針金で軽量なものも提案する。
又、前記ケースは、柔軟な布製で開閉用のファスナーを備えたものなど、開口する蓋付きのケースである。
ケースは、開閉用のファスナーを備え柔軟な伸縮復元性のある布製で内容物に応じて収納容積を拡大するケース或いは、蛇腹状の構造で折り畳みを広げることで収納容積を拡大するケースも開示する。
取付具は、ハンドルアーム等に嵌合する挟持部を備え、ラックを水平位置に維持しかつ垂下方向に屈折させる。
挟持部が回転してラックの角度を任意に固定できる構成か、挟持部に連結して屈折部材を設けた構成が提案される。
取付具は、面ファスナー、合成樹脂製取付グリップ、ネジ止め式金属製取付金具などで、自転車本体に着脱自在に固設される。
ラックは収納ケースを載置連結するだけでなく、ラックの上やそれに載置されたケースの上面で雨具を折たたむためにも用いることもできる。
ケースがセットされた形態ではケース上面の平面を利用して折り畳む場合が多い。そのため、前記ラックはしっかり水平位置を維持するように固定手段は強固であることが好ましい。
(1)本考案の自転車用雨具収納ケースは、自転車のハンドルアーム又はフレームに、屈折自在に連結しかつ略水平位置に維持する取付具で取り付けたラック(棚、台)が設けられているので、雨に濡れた雨具の折り畳みの作業の台として、水平面を手がかりにして、この上で雨具を折り畳むことができる。
(2)本考案では、ラックが水平に維持されて、これを基礎としてケースが載置されているので、ケースの開口部が安定した開口形状を維持する。
ケース自体が上方に向けて大きく開口するので、畳み込んだ雨具の出し入れがスムーズにできる。
ケース中央にファスナーを設け、ファスナースライダーに自転車のハンドルアームに連結する錠を備えた構成では、ケースの開口部の閉塞とハンドルアームへの連結が1個の鍵ででき、雨具もケース自体も盗難の防止ができる。
鍵の数は、1個の構成のほか、ケースの開閉用の鍵と、ケースとラック乃至は自転車とを連結する鍵との2個を設けても良い。
この鍵を備えて施錠することで、ケースに収納された雨具は、無断では開口できずケースから取り出せないし、ケース自体もラック若しくは自転車に鍵付で連結されているので、雨具の収納されたケース自体も無断では取り外せない。
自転車を駐輪装置にセットしておけば自転車を含めケースも雨具も全体が盗難や紛失のおそれがなくなる。
以上のように、自転車に使い勝手の良いかつ施錠できる安全な収納ケースを、付設したので、濡れたままでも乾燥後でも雨具類をそのまま保管でき、突然の雨に遭遇しても対応でき、傘を差しての危険な運転防止にもつながる。
雨具類の常時携帯は、交通の安全にも寄与できる。
図1に示す実施例1は、自転車のハンドルアームBHに、略水平位置に維持してY字フレームYBで支持したラック100を設け、前記ラック100にファスナーFで開口する開口部に閉塞用の鍵Kを備えたケース1を載置して設け、前記ケース1はラック100に着脱自在に固定された構成で、ラック100とケース1を組み合わせたことを特徴とする自転車用雨具収納ケースである。
ラック100は、比較的幅が狭く小さいが、雨具Rなどの折り畳みの手掛かりとなるには十分な棚幅や強度がある。
本考案では、小テーブル機能のラック100と雨具収納のケース1を組み合わせることで、比較的幅が狭いラック100でも、折り畳み時の補助ができる機能が果たせるものとした。
ケース1は、開閉用のファスナーを備え柔軟な伸縮復元性のある布製であり、内容物に応じて収納容積を拡大するケースでもある。拡大しながらもその容積をやがては小さく収納する。
さらに、ケース1を蛇腹状の構造として折り畳みを広げることで収納容積を拡大するケースも可能である。
ラック100がないと、押し込みができず、空中で畳んで支えなしにケースに入れ込むには、子供には難しく慣れないと時間ばかりがかかってしまう。
ケース1は鍵Kでラック100に連結されていて、盗難防止が図られている。
ケース1を実施例1のように柔軟な素材で形成した時は、自転車の走行中に前のめりになるような緊急事態には、クッション機能もあり有用である。
さらに、ケース1は、鍵Kを解錠し、ケース1とラック100を連結する部材を解除することで、ラック100から離して持ち運ぶこともできる。
ケース1の上面など、取手23を付せば手提げバッグとしても利用できる。
雨合羽の包装を販売時に手提げバッグ風の商品包装とし、これにこの手提げバッグの形態に応じた取付具付ラック100をオプションにすることで、雨具収納ケースの活用ができる。間接的ではあるが傘差し走行を減らすことに寄与できる。
又、開口は、左右に開閉する形態に限らず、蓋が折り返されて開口する蓋付の容器形態などにも変更できる。
その場合でも蓋と容器は、鍵Kで閉塞保持される錠を備えている。
開口部が大きく、蓋の上面は、雨具Rの折り畳みの手掛かりになるように平坦が好ましい。
つまりケース1の開口と自転車Bへの連結は、1以上の鍵Kで保障されている。
ケース1を自転車搭乗者に近づけることにより、ケース1の開閉が乗車位置でも手が届くことで容易になる。一方図3はハンドルアームBHの外側、つまりフロントキャリア(前かご)側に前記ラック100を取り付けた例である。
この位置の構成ではケース1を大型にすることができる利点がある。
後述する図12に示すような硬質部材の比較的大きなケース1を載置する場合は、図3のようにハンドルアームBHの外側に配置した方が良い。
たとえば、ラック100とケース1とは、凹凸の関係の嵌合構造や、面ファスナーや係り留めホック等でも代替できる。
図5は、濡れた雨合羽等の雨具Rを収納する状態を経時的に示す斜視図である。
実施例2では、ケース1は、蓋2付きで、底面3と左側面4と右側面5と前面6で囲繞された容器で、折線2C、折線4A、4B、4C、折り線5A、5B、5C、6A、6B、6Cで、折り畳みできる。
蓋2を開いて立ち起こすと、左側面4と右側面5と前面6が立ち上がり、開口部を露出する。
ケース1全体は、柔軟な素材であるが、蓋と容器は鍵Kで閉塞される錠を備えた構成になっている。
ケース1を開いた状態では左側面4、右側面5、前面6および蓋2がほぼ垂直に直立するので、開口部分が広く畳んだ雨合羽などの雨具Rの出し入れがし易い。
蓋2を倒して閉蓋すると、それに連動して左側面4、右側面5、前面6もケース内側へ倒れて左側面4、右側面5、前面6自体も収納されることになる。
蓋2と前面6の下方には、夫々掛け具7と掛け具ホール7Hを設けて、閉塞を維持できる。
また、底面3と蓋2との軸部に鍵Kがついていて、鍵Kをロックすると蓋が開かなくなる。
ラック100は、取付具G1で、自転車のハンドルアームBHに屈折自在でかつ水平位置を維持できる構成である。
図中符号G2で示す別の形態の取付具G2は、ハンドルアームBHを支承する縦方向のフレームにラック100を取り付ける構造である。
蓋2を倒して閉蓋すると、それに連動して左側面4、右側面5、前面6もケース内側へ倒れて、大雑把に畳んだ雨具Rrを収納することになる。
その場合、大雑把に畳たまれた雨具Rrは、ラック100でしっかり固定された底面3と蓋2で上下から押圧を受け、そして四方から押圧され、しっかり押圧畳まれ収納されることになる。
凸型スライド突条G5を上部に備えた取付具G1を、ハンドルアームBHに取り付けて、凹型スライド溝レールG6を裏面に備えたラック100を、前記凹型スライド溝レールを前記取付具G1の凸型スライド突条の型に沿ってスライドさせて前記ラック100を固定する。この差し込みでラック100は容易には脱落しない。
ハンドルアームBHに、ネジ等で固定される挟持部G3を備えた取付具G1には、ラック100を折り畳むために連結して屈折部材G4を設ける。
比較的薄いケース1で、収納時は大きく開口し、かつ収納後は上下四方から押圧され、適当に雑に押し込まれた濡れた雨具Rを押圧して小さく収納出来る。
図8は前記ケース1に雨具Rを収納してカバー2を閉じた状態を示す図である。
雨具Rを収納しない状態はもちろん、雨具Rを収納した状態でもカバー2がやや膨らむ程度であるから自転車の運転に支障をきたすことはない。
この実施例2のケース1は、いわば蛇腹状の折り畳み構造で、折り畳みを広げることで収納容積を拡大するケースである。
いずれの箇所も鍵を備えて無断では分離持ち出しできない構造である。
自転車の安全走行や、構造上の制約から、ラック100を取り付ける部位は、ハンドルアームBHの内側乃至は外側か、フロントキャリアの前になるが、これに限定されるものではない。
ハンドルアームBHの前方に取り付けるタイプでラック100が側面視L字型で、そのラック100に比較的大きめで深いケース1で側面周囲にファスナーFを設けて大きく開く蓋付ケースを載置したものである。
蝶番で連結された2枚の板を側面視L字型の略直角に開いたラック100で、その上にケースを載置する。ラック100とは鍵付の連結となる。
この構成によれば、比較的大きい高さのあるケースも安定して載置することができる。
ラック100は、ハンドルアームBHに任意の位置(水平位置及び屈折して垂下した位置)で停止固設する挟持部を備えた取付具G1で自転車に連結される。
取付具G1は、角度調整の幅をもたせるため、強力な面ファスナーの内面に摩擦ゴムを配した構成で、ハンドルアームBHに装着された取付具G1は、緩めれば360度回転自在である。使用に際しては任意の角度で固定する。
実施例4のラック100は、太めの針金を略凹状に屈曲成型したものである。
ケース1には、前記ラック100の内側の凸状の針金部位を挿入する図示の通り布で形成した固定帯10を設けている。
この固定帯10の間隙に前記凸状の針金部位を挿入して着脱自在に取り付ける。
又、ケース1の開閉ファスナーFのスライダーFSには、ラック100と連結する鍵Kのある連結部を設け、開閉と分離が鍵Kで管理できる。
取付具付のラック100で、ハンドルアームBHに嵌合してネジ止めし、ラック100(棚)となる部分は伸縮自在で、水平位置で固定できる構成である。
ハンドルアームBH或いはフレームに装着し、回転可動し、かつ任意の位置(水平位置や屈折して垂下した位置)で停止固設する硬質合成樹脂製の取付具G1であるとともに、これにラック100が付設され、ラック100は所定幅に伸延でき短縮収納もできる構造で、ケース1の幅に応じて、幅を伸ばしケース1を載置し連結する。
いずれのケース1も、合成樹脂製のハードケースで、鍵がかかるタイプのものである。自転車のハンドルアームBHやフレームに取り付けられて屈折自在で水平位置に維持できるラック100との組み合わせで用いられる。
(11) 反射シート
(2) 蓋
(21) ケースの左容器
(22) ケースの右容器
(23) 取手
(3) 底面
(4) 左側面
(5) 右側面
(6) 前面
(7) 掛け具
(7H) 掛け具ホール
(100) ラック
(108) ゴムリング
(BF) 自転車のフレーム
(BH) 自転車のハンドルアーム
(F) ファスナー
(FS) ファスナースライダー
(K) 鍵
(R) 雨具
(Rr) 畳んだ雨具
Claims (5)
- 自転車のハンドルアーム又はフレームに、屈折自在に連結しかつ略水平位置に維持するラックを設け、前記ラックに載置して開口部に閉塞用の鍵を備えたケースを設け、前記ケースはラック又は自転車本体に着脱自在に連結されたことを特徴とする自転車用雨具収納ケース。
- 自転車のハンドルアーム又はフレームに、屈折自在に連結しかつ略水平位置に維持する取付具で取り付けたラックを設け、前記ラックに載置して開口部に閉塞用の鍵を備えた開口する蓋付きのケースを設け、前記ケースはラック又は自転車本体に着脱自在に固定されたことを特徴とする自転車用雨具収納ケース。
- 自転車のハンドルアーム又はフレームに、屈折自在に連結しかつ略水平位置に維持する取付具で取り付けたラックを設け、前記取付具は、ハンドルアーム又はフレームに嵌合する挟持部を備え、前記挟持部が回転してラックの角度を任意に固定できる構成、又は固定される挟持部に連結して屈折部材を設けた構成であり、前記ラックに載置して開口部に閉塞用の鍵を備えた開口する蓋付きのケースを設け、前記ケースはラック又は自転車本体に着脱自在に固定されたことを特徴とする自転車用雨具収納ケース。
- 前記ラックは、平面視略凹状の針金であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の自転車用雨具収納ケース。
- 前記ケースは、開閉用のファスナーを備え柔軟な伸縮復元性の布製で内容物に応じて収納容積を拡大するケース或いは折り畳みを広げることで収納容積を拡大するケースであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の自転車用雨具収納ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015004327U JP3200804U (ja) | 2015-08-26 | 2015-08-26 | 自転車用雨具収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015004327U JP3200804U (ja) | 2015-08-26 | 2015-08-26 | 自転車用雨具収納ケース |
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JP3200804U true JP3200804U (ja) | 2015-11-05 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6413050B1 (ja) * | 2018-03-08 | 2018-10-24 | 陸 黒木 | 自転車用衣類干し具 |
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2015
- 2015-08-26 JP JP2015004327U patent/JP3200804U/ja active Active
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