JP3195615B2 - 毛髪洗浄料 - Google Patents
毛髪洗浄料Info
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Description
タウリン型陰イオン界面活性剤と、リン脂質と、蛋白質
または蛋白質加水分解物またはそれらの誘導体とを含有
することを特徴とし、洗髪中および乾燥後の毛髪のしな
やかさ、なめらかさ等の使用性に優れ、しかも安全性と
毛髪保護性に優れた毛髪洗浄料に関する。
成分としてはリン脂質等の油分、蛋白質、蛋白分解物や
第4級窒素含有水溶性ポリマーが広く用いられている。
しかしながら、リン脂質等の油分、蛋白質、蛋白分解物
を含有する毛髪洗浄料は、未だ、髪に十分満足できるな
めらかさを付与するには至っていない。
すすぎ中のなめらかさは向上させることはできるが、タ
オルドライ後及び乾燥時については、髪のなめらかさ、
しなやかさ向上効果は認められず、逆にこれらの多量の
配合は乾燥時における髪のゴワツキ、ヘアフライ等につ
ながる傾向があり、その改善が望まれている。
ルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート等
の陰イオン界面活性剤が配合されるが、これらの界面活
性剤のみでは、皮膚、毛髪に対する洗浄力は有している
ものの、頭皮、頭髪への刺激や手荒れが、懸念される。
背景の下に見出されたもので洗浄剤をすすいでいる時の
なめらかさの向上に加えてタオルドライ後のなめらかな
感触及び完全ドライ後においても、ゴワツキ、ヘアフラ
イ等をおこすことなく、なめらかにしっとりと髪をおち
つかせることのできる、安全性および毛髪保護性の高い
毛髪洗浄料を提供するものである。
キロイルアルキルタウリン型陰イオン界面活性剤の一種
または二種以上と、リン脂質の一種または二種以上と、
蛋白質、蛋白質加水分解物およびそれらの誘導体の一種
または二種以上とを配合することを特徴とする毛髪洗浄
料を提供するものである。
タウリン型陰イオン界面活性剤は、下記一般式(A)で表
わされ、例えばアルキロイル基R1CO−としては、例
えばC11H23CO−、C13H27CO−、C15H31CO
−、C17H35CO−、C17H33CO−、ヤシ油脂肪酸か
ら得られる平均炭素数8ないし20の混合アルキロイル基
等が挙げられ、アルキル基R2 としてはCH3 −、C2
H5 −、C3 H7 −が、また対イオンMとしてはLi 、
K、Na 、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
ルキルタウリン型陰イオン界面活性剤のうちの任意の一
種又は二種以上が選ばれて用いられる。配合量はとくに
限定されないが、毛髪洗浄料全量中、1〜20重量%で、
好ましくは3〜15重量%である。1重量%未満では、本
発明でいう効果は発揮されず、20重量%を超えて配合し
てもそれ以上の効果は期待できない。
は、フォスファチジルコリン、フォスファチジルイノシ
トール、フォスファチジルエタノールアミン、フォスフ
ァチジルセリン、スフィンゴミエリン等で、卵黄、大豆
等から抽出される卵黄レシチン、大豆レシチンおよびこ
れらの精製物、水素添加物等であり、また合成物として
はジパルミトイルフォスファチジルコリン等である。
毛髪洗浄料全量中の0.001 〜10重量%で、好ましくは0.
01〜5重量%である。0.001 重量%未満ではリン脂質配
合の効果が発揮されず、10重量%を超えると粘度が上り
過ぎ、使用性上好ましくない。
解物またはそれらの誘導体としては、コラーゲン、コラ
ーゲン加水分解物、カチオン化加水分解コラーゲン、ヤ
シ油脂肪酸加水分解コラーゲン、ケラチン、ケラチン加
水分解物、カチオン化加水分解ケラチン、エラスチン、
エラスチン加水分解物、カゼイン、カゼインナトリウ
ム、カゼイン加水分解物、ゼラチン、ゼラチン加水分解
物、その他大豆蛋白、小麦蛋白、グルテリン、ホエー粉
末、フィブロイン、グルカゴン、卵白、非熱凝固卵白、
卵白リゾチーム、アルブミンフィブリノーゲン、ヘモグ
ロビン、グロブリンおよびこれらの加水分解物等であ
る。
解物またはそれらの誘導体の配合量は、毛髪洗浄料全量
中の0.001 〜10重量%で、好ましくは0.01〜5重量%で
ある。0.001 重量%未満では蛋白質配合の効果が発揮さ
れず、10重量%を超えると粘度が上り過ぎ、使用性上好
ましくない。
に加えて洗浄剤に常用されている成分や添加剤を配合す
ることも可能である。即ち、高級アルコール、シリコー
ン油、流動パラフィン、エステル油等の油分、プロピレ
ングリコール、グリセリン、ポリグリセリン、ポリエチ
レングリコール等の保湿剤成分、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース等の水溶性高分子、ポリオキ
シエチレン(以下、POEという)硬化ヒマシ油、PO
Eアルキルエーテル等の非イオン性界面活性剤、カチオ
ン性界面活性剤、動植物の天然エキスおよびその誘導
体、クエン酸、乳酸等の有機酸、塩化ナトリウム、塩化
カリウム等の無機塩、香料、色剤、酸化防止剤、防腐
剤、キレート剤、紫外線吸収剤等を本発明の効果を損な
わない範囲で適宜配合できる。
燥後の毛髪のしなやかさ、なめらかさ等の使用性に優
れ、しかも安全性と毛髪保護性に優れるものである。
するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
なお、これに先立ち各実施例で採用した試験法、評価法
を説明する。
の髪のなめらかさについて官能評価した。 ○・・・なめらか △・・・少しなめらか ×・・・なめらかでない として表示した。
活性剤や界面活性剤組成物の蛋白質変性力の強弱(蛋白
質変性率)により評価できることが知られており(特公
昭59-42038号公報)、本発明組成物の皮膚刺激性はこの
評価法に基づき蛋白質変性率により評価した。
ンpH緩衝溶媒に、試料濃度1%になるように試料を加
えた場合の、卵白アルブミン変性率を220nmの吸収
ピークを用いて測定した。 Ho:卵白アルブミンの220nm 吸収ピークの高さ Hs:卵白アルブミン緩衝溶媒に試料を加えた時の220n
m 吸収ピークの高さ評価は以下の4 段階評価で行った。 ◎……皮膚刺激性が非常に少ない−卵白アルブミン変性
率30%未満 ○……皮膚刺激性が少ない−卵白アルブミン変性率30%
以上60%未満 △……皮膚刺激性が中程度−卵白アルブミン変性率60%
以上80%未満 ×……皮膚刺激性が強い−卵白アルブミン変性率80%以
上
分を1〜1.5 cmにカットし、10%試料溶液中で25〜45
℃にて3時間超音波により強制的に損傷させた。その後
損傷を受けた毛髪の断面を、電子顕微鏡により観察しキ
ューティクルの枚数を計測した。処理前後の、毛髪10本
の平均値から平均キューティクル枚数減少率を求め、キ
ューティクル剥離性を4段階で表示した。 ◎:平均キューティクル減少率20% 未満 ○:平均キューティクル減少率20% 以上50% 未満 △:平均キューティクル減少率50% 以上80% 未満 ×:平均キューティクル減少率80% 以上
成物を調製し、その使用性、皮膚刺激性、及び毛髪保護
性を(表−1) に比較例とともに示した。また、添加剤
等を配合した実施例もあわせて記載した。
すすいだ後および乾燥後の毛髪のなめらかさ優れ、しか
も安全性と毛髪保護性に優れるものである。
〜4と同様の方法にて評価した。 この毛髪用洗浄料は、洗髪中、すすいだ後、乾燥後のい
ずれにおいても毛髪になめらかさを付与し、しかも刺激
が少なく、毛髪に対する保護効果に優れたものであっ
た。
〜5と同様の方法にて評価した。 この毛髪用洗浄料は、洗髪中、すすいだ後、乾燥後の
いずれにおいても毛髪になめらかさを付与し、しかも刺
激が少なく、毛髪に対する保護効果に優れたものであっ
た。
6と同様の方法にて評価した。 この毛髪用洗浄料は、洗髪中、すすいだ後、乾燥後のい
ずれにおいても毛髪になめらかさを付与し、しかも刺激
が少なく、毛髪に対する保護効果に優れたものであっ
た。
Claims (1)
- 【請求項1】アルキロイルアルキルタウリン型陰イオン
界面活性剤の一種または二種以上と、リン脂質の一種ま
たは二種以上と、蛋白質、蛋白質加水分解物およびそれ
らの誘導体の一種または二種以上とを配合することを特
徴とする毛髪洗浄料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17332291A JP3195615B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 毛髪洗浄料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17332291A JP3195615B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 毛髪洗浄料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05927A JPH05927A (ja) | 1993-01-08 |
JP3195615B2 true JP3195615B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=15958288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17332291A Expired - Fee Related JP3195615B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 毛髪洗浄料 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3195615B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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KR20040008916A (ko) * | 2002-07-19 | 2004-01-31 | 주식회사 바이오썸 | 탈모방지 및 발모촉진 성분을 함유하는 머리비누 및 그제조방법 |
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-
1991
- 1991-06-19 JP JP17332291A patent/JP3195615B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH05927A (ja) | 1993-01-08 |
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