JP3191333B2 - 3,4−ジヒドロクマリンの製造方法 - Google Patents

3,4−ジヒドロクマリンの製造方法

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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/06Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 2
    • C07D311/20Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 2 hydrogenated in the hetero ring

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3−(2−シクロヘキサ
ル)プロピオン酸エステル類から3,4−ジヒドロ
クマリンを製造する方法に関する。3,4−ジヒドロク
マリンは香料工業において重要な化合物であり、さらに
染料、農薬あるいは医薬の中間体としても用いられる。
【0002】
【従来技術】3,4−ジヒドロクマリンは、3−(2−
シクロヘキサノル)プロピオン酸エステル類を固体金
属触媒等の存在下、環化脱水素反応に供することにより
得られる。この反応において副生するクマリンは、蒸留
あるいは晶析等により分離して製品とするか、または、
部分水素化反応を行うことにより、3,4−ジヒドロク
マリンに転化して、有効に利用することができる。
【0003】この反応において生成する他の主な副生成
物はエチルベンゼン、o−エチルフェノル、ジヒドロ
ケイ皮酸エステル等の3,4−ジヒドロクマリンよりも
沸点の低い化合物、および3−シクロヘキシルプロピオ
ン酸−o−エチルフェニル、ジヒドロケイ皮酸−o−エ
チルフェニル等のエステル類や、オクタヒドロクマリ
ン、ジヒドロケイ皮酸等の3,4−ジヒドロクマリンよ
りも沸点の高い化合物およびタル状物等がある。
【0004】これらの副生成物を除くために、従来は反
応混合液をそのまま精留して、3,4−ジヒドロクマリ
ンの製品を得ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では精留中に3,4−ジヒドロクマリンの留分にo
−エチルフェノール、ジヒドロケイ皮酸が混入し、製品
の3,4−ジヒドロクマリンの純度を低下させていた。
o−エチルフェノールは沸点が低くフェノール様の臭が
することから、香料である3,4−ジヒドロクマリンの
香りを悪くする。従って3,4−ジヒドロクマリン中の
o−エチルフェノール含量を約0.05重量%以下にす
ることが望まれている。
【0006】また、ジヒドロケイ皮酸はニッキ様の臭い
がすることから、香料である3,4−ジヒドロクマリン
の香りを悪くする。従って、3,4−ジヒドロクマリン
中のジヒドロケイ皮酸含量は約0.05重量%以下にす
ることが望まれている。不純物が少なく、純度の高い
3,4−ジヒドロクマリンを得るためには、さらに精留
を繰り返す等、煩雑な工程が必要となり、3,4−ジヒ
ドロクマリンのロスにもつながる。
【0007】本発明者らは高純度で香料として使用でき
る高品質の3,4−ジヒドロクマリンを製造する方法に
ついて鋭意研究を重ねた結果、環化脱水素反応混合液
ルカリで洗浄してジヒドロケイ皮酸等の酸性化合物を
分離除去した後、精留することにより高純度で香料とし
て使用できる高品質の3,4−ジヒドロクマリンを容易
に製造できることを見出したまた精留において、3−
シクロヘキシルプロピオン酸−o−エチルフェニル、ジ
ヒドロケイ皮酸−o−エチルフェニル等のo−エチルフ
ェノールのエステル類が、3,4−ジヒドロクマリンの
留出中にo−エチルフェノールと3−シクロヘキシルプ
ロピオン酸やジヒドロケイ皮酸等のカルボン酸とに熱分
解し、o−エチルフェノールが3,4−ジヒドロクマリ
ンと共に留出するためにo−エチルフェノールが混入す
ると考えられることから、上記アルカリ洗浄の前または
後に、高沸点物を蒸留分離する操作を行なえば、より高
純度で高品質の3、4−ジヒドロクマリンが製造される
ことを見出した。本発明は、このような知見に基づいて
完成されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明によれ
、3−(2−シクロヘキサノル)プロピオン酸エス
テル類の環化脱水素による3,4−ジヒドロクマリンの
製造方法において、環化脱水素して得られる反応混合物
に、アルカリ洗および高沸点物の蒸留分離を施した
後、精留して3,4−ジヒドロクマリンを分離すること
を特徴とする3,4−ジヒドロクマリンの製造方法が提
供されるまた本発明によれば本発明によれば、3−
(2−シクロヘキサノニル)プロピオン酸エステル類の
環化脱水素による3,4−ジヒドロクマリンの製造方法
において、環化脱水素して得られる反応混合物をアルカ
リで洗浄して混合物中のジヒドロケイ皮酸を3,4−ジ
ヒドロクマリンの1重量%以下となるように除去した
後、精留して3,4−ジヒドロクマリンを分離すること
を特徴とする3,4−ジヒドロクマリンの製造方法が提
供され、さらには、このアルカリ洗浄の後に高沸点物を
蒸留分離する3,4−ジヒドロクマリンの製造方法も提
供される。
【0009】本発明に用いられる3−(2−シクロヘキ
サノル)プロピオン酸エステル類としては、例えば、
3−(2−シクロヘキサノル)プロピオン酸メチル、
3−(2−シクロヘキサノル)プロピオン酸エチル、
3−(2−シクロヘキサノル)プロピオン酸プロピ
ル、3−(2−シクロヘキサノル)プロピオン酸ブチ
ル、3−(2−シクロヘキサノル)プロピオン酸is
o−プロピル等が挙げられるが、これらに限られない。
【0010】3−(2−シクロヘキサノル)プロピオ
ン酸エステル類の環化脱水素反応は触媒の存在下に加熱
して行われる。用いられる触媒は周期律表のIIA族、II
I A族、IVA族の単体または化合物、例えば炭素、アル
ミナ、シリカゲル、硫酸バリウム等からなる群より選ば
れた少なくとも一種の担体にパラジウム、白金、ロジウ
ム、ルテニウム等の金属を担持した固体金属触媒であ
り、パラジウムを担持した固体金属触媒が好ましく用い
られる。
【0011】触媒の使用量は、担持率にもよるが、少な
いと反応活性が著しく低く、また逆に多いと反応活性が
高すぎて副生物が多く生成する上に、触媒の費用もかさ
むので、3−(2−シクロヘキサノル)プロピオン酸
エステル類に対して約0.1〜5重量%、好ましくは
0.3〜2重量%である。
【0012】さらに、環化脱水素反応にはパラジウム等
の固体金属触媒と共に、助触媒として金属状のクロム、
金属状のタングステン、硫酸バリウム、三珪酸マグネシ
ウム、ジルコニア等を添加してもよい。助触媒は、3−
(2−シクロヘキサノル)プロピオン酸エステル類に
対して、通常、約0.01〜3重量%が用いられる。
【0013】3−(2−シクロヘキサノル)プロピオ
ン酸エステル類の環化脱水素反応は約100〜350
℃、好ましくは230〜300℃で行われる。温度が約
100℃よりも低いと反応活性が低く、また350℃を
越えると原料の分解等が起こるので好ましくない。
【0014】環化脱水素反応は溶媒を用いて行なうこと
もできる。溶媒としては、フェニルエテル、ベンジル
テル、メチル−α−ナフチルエテル、エチルナフ
タリン、ジメチルビフェニル、ドデカン、テトラデカ
ン、テトラリン、アセトフェノン、フェニルプロピルケ
トン、安息香酸メチル、グルタミン酸ジメチル等が挙げ
られる。しかし、強いて溶媒を使用する必要はない。
【0015】環化脱水素反応は3−(2−シクロヘキサ
ル)プロピオン酸エステル類と触媒、必要により助
触媒や溶媒を仕込み、所定の温度で数時間から数十時間
加熱して行なわれる。
【0016】反応の結果、通常は3,4−ジヒドロクマ
リンが約30〜70モル%、クマリンが約5〜35モル
%の収率で得られる。また、ジヒドロケイ皮酸が3,4
−ジヒドロクマリンに対して約0.1〜20重量%、3
−シクロヘキシルプロピオン酸−o−エチルフェニル、
ジヒドロケイ皮酸−o−エチルフェニルが合わせて3,
4−ジヒドロクマリンに対して約2〜20重量%生成す
る。その他にエチルベンゼン、o−エチルフェノル、
ジヒドロケイ皮酸エステル、オクタヒドロクマリン、お
よびタル状物等が副生する。
【0017】環化脱水素反応混合液は、混合液中に含ま
れるクマリンを3,4−ジヒドロクマリンに変換するた
めに水添してもよい。
【0018】環化脱水素反応混合液中の酸性化合物を除
去するためのアルカリ洗浄に使用するアルカリは、アル
カリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、酸化物、
炭酸塩、重炭酸塩、第二リン酸塩、第一リン酸塩等、水
に溶解した時にアルカリ性を示す化合物である。アルカ
リとしては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、
酸化マグネシウム、酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭
酸バリウム、重炭酸ナトリウム(重曹)、重炭酸カリウ
ム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素二カリウム、
リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム等が挙
げられる。
【0019】アルカリ洗浄は環化脱水素反応混合物とア
ルカリとを接触させればよく、具体的には環化脱水素反
応混合物とアルカリとを攪拌混合する方法、環化脱水素
反応混合物とアルカリとを向流または並流で接触させる
方法、充填したアルカリの中に環化脱水素反応混合物を
流通させる方法、充填した環化脱水素反応混合物の中に
アルカリを流通させる方法等が挙げられる。
【0020】アルカリは固体のまま使用することも可能
であるが、水溶液として使用するのが取扱いが容易であ
る。水溶液として使用する場合、水溶液の濃度は約0.
1〜50重量%が好ましい。さらには約1〜10重量%
で、かつ飽和溶解度よりも低い濃度がより好ましい。約
0.1重量%よりも低いと十分な洗浄効果が得られな
い。また、約50重量%よりも高いと3,4−ジヒドロ
クマリンの加水分解が著しくなる。飽和溶解度よりも高
い濃度でも使用できるが、操作が煩雑になる。
【0021】アルカリの使用量はジヒドロケイ皮酸の洗
浄方法、濃度等にもよるが、ジヒドロケイ皮酸に対して
約0.1〜100当量が好ましい。アルカリの使用量が
ジヒドロケイ皮酸に対して約0.1当量よりも少ない
と、十分な洗浄効果が得られない。また、アルカリの使
用量がジヒドロケイ皮酸に対して約100当量よりも多
いと、3,4−ジヒドロクマリンの加水分解が著しくな
り好ましくない。
【0022】アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水
酸化物をアルカリとして用いた場合、またはアルカリ金
属またはアルカリ土類金属の酸化物を水溶液として用い
たように実質水酸化物をアルカリとして用いた場合は、
ジヒドロケイ皮酸に対して約1.5当量以下が好まし
い。アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物の
ような強アルカリは、使用量がジヒドロケイ皮酸に対し
て約1.5当量よりも多いと3,4−ジヒドロクマリン
の加水分解が著しくなり好ましくない。
【0023】水溶液として使用する場合、環化脱水素反
応液に対する水溶液使用量は約0.1重量倍から10重
量倍までが好ましい。約0.1重量倍よりも少ないと、
十分な洗浄効果が得られない。また約10重量倍よりも
多いと3,4−ジヒドロクマリンのアルカリ水溶液への
ロスが多くなり、3,4−ジヒドロクマリンの加水分解
も著しくなる。
【0024】アルカリ洗浄の温度は約−10〜100℃
が好ましく、約0〜50℃が特に好ましい。温度が約−
10℃よりも低いと、3,4−ジヒドロクマリンまたは
アルカリ水溶液が固結するおそれがあり、また固結しな
い場合でも分液性が悪くなり好ましくない。温度が約1
00℃よりも高いと3,4−ジヒドロクマリンの分解が
著しくなり好ましくない。
【0025】アルカリ洗浄はジヒドロケイ皮酸が3,4
−ジヒドロクマリンの約1重量%以下になるように除去
することが好ましい。3,4−ジヒドロクマリンを含む
混合液中のジヒドロケイ皮酸が3,4−ジヒドロクマリ
ンの約1重量%以下になっていれば、精留によって、高
純度でそのまま香料として使用するのに十分な品質の
3,4−ジヒドロクマリンが得られる。ジヒドロケイ皮
酸が3,4−ジヒドロクマリンの1重量%よりも多い
と、精留して得られる3,4−ジヒドロクマリンの中に
ジヒドロケイ皮酸が多く含まれ、そのまま香料に使用す
るのに十分な品質の3,4−ジヒドロクマリンが得られ
ない。アルカリ洗浄後、混合液中のアルカリ等を除去す
るために水等で洗浄してもよい。
【0026】本発明ではまた、高沸点物を除去するため
に蒸留を行なうのが好ましく、この蒸留は上記アルカリ
洗浄の前に行なってもよいし、後に行なってもよい。こ
の蒸留は、単蒸留で十分であるが、還流比5以下の還流
をかけてもよい。また、実段数が10段以下の充填塔や
段塔で行ってもよい。実段数が、10段以上であった
り、還流比5以上では実質的には精留と同じになり、煩
雑となる。
【0027】蒸留は約0.1〜100torrの圧力で
行われる。圧力が約0.1torrよりも低いと、減圧
にするための装置が大きくなり、また、留出速度が低く
なるために、生産性が低下する。圧力が約100tor
rよりも高いと、蒸留釜の温度を高くする必要があり、
また、蒸留釜の温度が高くなるために、3,4−ジヒド
ロクマリンの分解が起きやすくなり好ましくない。
【0028】蒸留により高沸点物を分離して3,4−ジ
ヒドロクマリン混合物中の3−シクロヘキシルプロピオ
ン酸−o−エチルフェニルおよびジヒドロケイ皮酸−o
−エチルフェニルの合計量が3,4−ジヒドロクマリン
の約2重量%以下にすることが好ましい。さらに1重量
%以下にすることがより好ましい。
【0029】精留において、o−エチルフェノールを生
成する化合物は、3−シクロヘキシルプロピオン酸−o
−エチルフェニルとジヒドロケイ皮酸−o−エチルフェ
ニルのみではないが、これらの合計量が3,4−ジヒド
ロクマリンの2重量%以下であるならば、精留において
生成するo−エチルフェノールは十分に少なく、高純度
で香料として十分な品質である3,4−ジヒドロクマリ
ンが得られる。
【0030】以上のようにしてアルカリ洗浄が施され、
好ましくはその前後に蒸留が施された混合物は、高純度
の3,4−ジヒドロクマリンを得るために精留される。
の精留は充填塔や段塔等で行うことができる。充填
塔や段塔の実段数は約5〜100段が好ましい。実段数
が約5段以下では分離が悪く、十分に純度の高い3,4
−ジヒドロクマリンが得られない。実段数が約100段
以上では、充填塔や段塔の設備が大きくなる。還流比は
実段数に依存するが、約1〜50が好ましく、約5〜2
0が特に好ましい。還流比が約1以下では分離が悪く、
十分に純度の高い3,4−ジヒドロクマリンが得られな
い。還流比が約50以上では、還流するためのエネルギ
ーが大きくなり好ましくない。
【0031】精留圧力は約0.1〜100torrで行
われ、約0.1torrよりも低いと、減圧にするため
の装置が大きくなり、また留出速度が低くなり、効率が
悪くなる。圧力が約100torrよりも高いと、精留
釜の温度を高くする必要があり、また、精留釜の温度が
高くなるために、3,4−ジヒドロクマリンや3−シク
ロヘキシルプロピオン酸−o−エチルフェニル、ジヒド
ロケイ皮酸−o−エチルフェニル等の分解が起きやすく
なり好ましくない。
【0032】
【発明の効果】本発明の方法により、3−(2−シクロ
ヘキサノル)プロピオン酸エステル類から高純度で、
そのまま香料に使用できる高品質の3,4−ジヒドロク
マリンを容易に製造することができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するために実施
例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0034】実施例1 内容積1リットルの四つ口フラスコに3−(2−シクロ
ヘキサノル)プロピオン酸メチル308g、活性炭に
パラジウムを5重量%担持した触媒3.0gを仕込ん
だ。この混合物を、窒素雰囲気下、300rpmで撹拌
しながら、240℃で10時間加熱して、環化脱水素反
応を行った。その後、300rpmで撹拌を続けながら
255℃で1時間、270℃で16時間加熱した。環化
脱水素反応終了後、反応混合物から触媒等を濾過し、2
07gの環化脱水素反応混合液が得られた。
【0035】同様の環化脱水素反応をさらに2回行い、
最初の環化脱水素反応混合液と混合して、環化脱水素反
応混合液624gを得た。反応混合液中の3,4−ジヒ
ドロクマリンの濃度は48.1重量%、クマリンの濃度
は33.7重量%、3−シクロヘキシルプロピオン酸−
o−エチルフェニルとジヒドロケイ皮酸−o−エチルフ
ェニルの濃度の合計量は5.3重量%、ジヒドロケイ皮
酸の濃度は0.6重量%であった。したがって、3−シ
クロヘキシルプロピオン酸−o−エチルフェニルとジヒ
ドロケイ皮酸−o−エチルフェニルの合計量は3,4−
ジヒドロクマリンに対して11.0重量%、ジヒドロケ
イ皮酸は3,4−ジヒドロクマリンに対して1.2重量
%であった。
【0036】1リットルの分液ロートに、得られた環化
脱水素反応混合液のうちの585gと、586gの5重
量%の重曹水を仕込んだ。ジヒドロケイ皮酸に対する重
曹の使用量は14.9当量である。室温で20分間、4
00rpmの回転数で攪拌した。その後1時間、室温で
静置し、上層の水相と下層の油相に分液した。次に1リ
ットルの分液ロートに得られた油相と583gの水を仕
込んだ。室温で20分間、400rpmの回転数で攪拌
した。その後1時間、室温で静置し、上層の水相と下層
の油相に分液し、572gの洗浄油相を得た。洗浄油相
中のジヒドロケイ皮酸は、ガスクロマトグラフィーで分
析した結果、検出限界以下であったので、3,4−ジヒ
ドロクマリンに対して、1重量%以下であった。アルカ
リ洗浄における3,4−ジヒドロクマリンの収率は9
9.0%であった。
【0037】得られた洗浄油相のうちの565gを10
torrで単蒸留して、高沸点物を除去して、460g
の粗製3,4−ジヒドロクマリンを得た。得られた粗製
3,4−ジヒドロクマリン中の3,4−ジヒドロクマリ
ンの濃度は54.8重量%、クマリンの濃度は32.7
重量%、3−シクロヘキシルプロピオン酸−o−エチル
フェニルとジヒドロケイ皮酸−o−エチルフェニルの濃
度の合計量は0.16重量%、ジヒドロケイ皮酸の濃度
は検出限界以下であった。したがって、3−シクロヘキ
シルプロピオン酸−o−エチルフェニルとジヒドロケイ
皮酸−o−エチルフェニルの合計量は、3,4−ジヒド
ロクマリンに対して0.29重量%、ジヒドロケイ皮酸
は3,4−ジヒドロクマリンに対して1重量%以下であ
った。
【0038】得られた粗製3,4−ジヒドロクマリンを
実段数33段の充填塔を用い、20torr、還流比1
0で精留した。その結果、精3,4−ジヒドロクマリン
が172g得られ、環化脱水素反応混合液中の3,4−
ジヒドロクマリンに対する収率は61重量%であった。
精3,4−ジヒドロクマリン中の3,4−ジヒドロクマ
リンの純度は99.7重量%であり、o−エチルフェノ
ールの含有量は0.005重量%、ジヒドロケイ皮酸の
含有量はガスクロマトグラフィーの検出限界以下であっ
た。
【0039】比較例1 内容積1リットルの四つ口フラスコに3−(2−シクロ
ヘキサノル)プロピオン酸メチル411g、活性炭に
パラジウムを5重量%担持した触媒8.0gを仕込ん
だ。この混合物を、窒素雰囲気下、300rpmで撹拌
しながら、240℃で8.5時間加熱して環化脱水素反
応を行った。その後、300rpmで撹拌を続けなが
ら、250℃で5.5時間、260℃で16時間加熱し
た。環化脱水素反応終了後、反応混合物から触媒等を濾
過し、232gの環化脱水素反応混合液が得られた。
【0040】同様にして環化脱水素反応液を合計557
g得た。反応混合液中の3,4−ジヒドロクマリンの濃
度は42.3重量%、クマリンの濃度は39.9重量
%、3−シクロヘキシルプロピオン酸−o−エチルフェ
ニルとジヒドロケイ皮酸−o−エチルフェニルの濃度の
合計量は6.6重量%、ジヒドロケイ皮酸の濃度は1.
1重量%であった。従って、3−シクロヘキシルプロピ
オン酸−o−エチルフェニルとジヒドロケイ皮酸−o−
エチルフェニルの合計量は3,4−ジヒドロクマリンに
対して15.6重量%、ジヒドロケイ皮酸は3,4−ジ
ヒドロクマリンに対して2.6重量%であった。
【0041】得られた環化脱水素反応混合液のうちの3
42gを実段数33段の充填塔を用い、20torr、
還流比10で精留した。その結果、精3,4−ジヒドロ
クマリンが93.5g得られ、環化脱水素反応混合液中
の3,4−ジヒドロクマリンに対する収率は65重量%
であった。精3,4−ジヒドロクマリン中の3,4−ジ
ヒドロクマリンの純度は98.2重量%であり、o−エ
チルフェノールの含有量は1.0重量%、ジヒドロケイ
皮酸の含有量は0.06重量%であった。このままでは
香料への使用は難しい。
【0042】実施例2 内容積1リットルの四つ口フラスコに3−(2−シクロ
ヘキサノル)プロピオン酸メチル606g、および活
性炭にパラジウムを5重量%担持した触媒6.1gを仕
込んだ。この混合物を、窒素雰囲気下、300rpmで
撹拌しながら250℃で15.5時間加熱して環化脱水
素反応を行った。その後、300rpmで撹拌を続けな
がら260℃で3時間加熱した。
【0043】得られた環化脱水素反応混合物を触媒が入
ったまま、空気中で内容積1リットルのガラスオートク
レーブに移し、2kg/cm2 水素雰囲気下、1000
rpmで撹拌しながら、120℃で70分間加熱して水
添反応を行った。水添反応終了後、反応混合物から触媒
等を濾過し、389gの水添反応混合液が得られた。反
応混合液中の3,4−ジヒドロクマリンの濃度は67.
4重量%、3−シクロヘキシルプロピオン酸−o−エチ
ルフェニルとジヒドロケイ皮酸−o−エチルフェニルの
濃度の合計量は11.4重量%、ジヒドロケイ皮酸の濃
度は1.15重量%であった。したがって、3−シクロ
ヘキシルプロピオン酸−o−エチルフェニルとジヒドロ
ケイ皮酸−o−エチルフェニルの合計量は3,4−ジヒ
ドロクマリンに対して16.9重量%、ジヒドロケイ皮
酸は3,4−ジヒドロクマリンに対して1.71重量%
であった。
【0044】得られた反応混合液を10torrで単蒸
留して、高沸点化合物を除去して、344gの粗製3,
4−ジヒドロクマリンを得た。
【0045】得られた単蒸留の留出液の339gを33
9gの5重量%重曹水と、165gの水で洗浄し、32
2gの粗製3,4−ジヒドロクマリンを得た。得られた
粗製3,4−ジヒドロクマリン中の3,4−ジヒドロク
マリンの濃度は80.5重量%、3−シクロヘキシルプ
ロピオン酸−o−エチルフェニルとジヒドロケイ皮酸−
o−エチルフェニルの濃度の合計量は0.79重量%、
ジヒドロケイ皮酸の濃度は0.38重量%であった。従
って、3−シクロヘキシルプロピオン酸−o−エチルフ
ェニルとジヒドロケイ皮酸−o−エチルフェニルの合計
量は、3,4−ジヒドロクマリンに対して0.98重量
%、ジヒドロケイ皮酸は3,4−ジヒドロクマリンに対
して0.47重量%であった。
【0046】得られた粗製3,4−ジヒドロクマリンの
うちの202gを実段数33段の充填塔を用い、5to
rr、還流比10で精留した。その結果、精3,4−ジ
ヒドロクマリンが126g得られ、精留に仕込んだ3,
4−ジヒドロクマリンに対する収率は77重量%であっ
た。精3,4−ジヒドロクマリン中の3,4−ジヒドロ
クマリンの純度は99.7重量%であり、o−エチルフ
ェノールの含有量は0.032重量%、ジヒドロケイ皮
酸の含有量はガスクロマトグラフィーの検出限界以下で
あった。
【0047】実施例3(アルカリ洗浄の参考例) 500ミリリットルの分液ロートにジヒドロケイ皮酸を
4.0重量%含む3,4−ジヒドロクマリン150gと
5重量%の重曹水150gを仕込んだ。ジヒドロケイ皮
酸に対する重曹の使用量は2.2当量である。室温で2
0分間、400rpmの回転数で攪拌した。その後1時
間、室温で静置し、上層の水相と下層の油相に分液し
た。次に500ミリリットルの分液ロートに得られた油
相と150gの水を仕込んだ。室温で20分間、400
rpmの回転数で攪拌した。その後1時間、室温で静置
し、上層の水相と下層の油相に分液し、144gの洗浄
油相を得た。洗浄油相中のジヒドロケイ皮酸はガスクロ
マトグラフィーで分析した結果、0.16重量%であ
り、3,4−ジヒドロクマリンに対して1重量%以下で
あった。アルカリ洗浄における3,4−ジヒドロクマリ
ンの収率は99.1%であった。
【0048】実施例4(アルカリ洗浄の参考例) 表1に示す3,4−ジヒドロクマリン中のジヒドロケイ
皮酸の濃度、用いたアルカリの種類と使用量が異なる他
は実施例3と同様に行った。その結果を表1に示した。
【0049】実施例5(アルカリ洗浄の参考例) アルカリとして2重量%の苛性ソーダを用いた他は実施
例3と同様に行った。ジヒドロケイ皮酸に対する苛性ソ
ーダの使用量は1.9当量である。その結果、洗浄油相
中のジヒドロケイ皮酸は検出限界以下であったので、
3,4−ジヒドロクマリンに対して1重量%以下であっ
たが、アルカリ洗浄における3,4−ジヒドロクマリン
の収率は92.1%であった。
【0050】実施例6(アルカリ洗浄の参考例) 500ミリリットルの分液ロートにジヒドロケイ皮酸を
7.0重量%含む3,4−ジヒドロクマリン165gと
10重量%のリン酸水素二ナトリウム12水和物水溶液
165gを仕込んだ。室温で攪拌しながら20重量%の
苛性ソーダ15.1gを添加した。ジヒドロケイ皮酸に
対する苛性ソーダの使用量は0.98当量、ジヒドロケ
イ皮酸に対するリン酸水素二ナトリウムと苛性ソーダの
使用量の合計量は2.2当量である。さらに室温で20
分間、400rpmの回転数で攪拌した。その後1時
間、室温で静置し、上層の水相と下層の油相に分液し、
151gの洗浄油相を得た。洗浄油相中のジヒドロケイ
皮酸はガスクロマトグラフィーで分析した結果、0.0
5重量%であり、3,4−ジヒドロクマリンに対して1
重量%以下であった。アルカリ洗浄における3,4−ジ
ヒドロクマリンの収率は97.4%であった。
【0051】実施例7(アルカリ洗浄の参考例) 500ミリリットルの分液ロートにジヒドロケイ皮酸を
7.0重量%含む3,4−ジヒドロクマリン165gと
1.8重量%の重曹水165gを仕込んだ。室温で20
分間、400rpmの回転数で攪拌した。その後1時
間、室温で静置し、上層の水相と下層の油相に分液し
た。洗浄油相中のジヒドロケイ皮酸はガスクロマトグラ
フィーで分析した結果、3.0重量%であった。次に5
00ミリリットルの分液ロートに得られた油相と1.8
重量%の重曹水165gを仕込んだ。ジヒドロケイ皮酸
に対する重曹の量は各々で0.46当量、合計で0.9
2当量である。室温で20分間、400rpmの回転数
で攪拌した。その後1時間、室温で静置し、上層の水相
と下層の油相に分液し、151gの洗浄油相を得た。洗
浄油相中のジヒドロケイ皮酸は、ガスクロマトグラフィ
ーで分析した結果、0.60重量%であり、3,4−ジ
ヒドロクマリンに対して1重量%以下であった。アルカ
リ洗浄における3,4−ジヒドロクマリンの収率は9
6.8%であった。
【0052】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 好孝 愛媛県新居浜市惣開町5番1号 住友化 学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−106967(JP,A) 特開 平3−112977(JP,A) 特開 平3−99076(JP,A) 特開 平3−112978(JP,A) 特開 平3−120268(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 311/20 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3−(2−シクロヘキサノル)プロピ
    オン酸エステル類の環化脱水素による3,4−ジヒドロ
    クマリンの製造方法において、環化脱水素して得られる
    反応混合物に、アルカリ洗浄および高沸点物の蒸留分離
    を施した後、精留して3,4−ジヒドロクマリンを分離
    することを特徴とする3,4−ジヒドロクマリンの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 3−(2−シクロヘキサノル)プロピ
    オン酸エステル類の環化脱水素による3,4−ジヒドロ
    クマリンの製造方法において、環化脱水素して得られる
    反応混合物をアルカリで洗浄して混合物中のジヒドロケ
    イ皮酸を3,4−ジヒドロクマリンの1重量%以下とな
    るように除去した後精留して3,4−ジヒドロクマリ
    ンを分離することを特徴とする3,4−ジヒドロクマリ
    ンの製造方法。
  3. 【請求項3】 3−(2−シクロヘキサノル)プロピ
    オン酸エステル類の環化脱水素による3,4−ジヒドロ
    クマリンの製造方法において、環化脱水素して得られる
    反応混合物をアルカリで洗浄して混合物中のジヒドロケ
    イ皮酸を3,4−ジヒドロクマリンの1重量%以下とな
    るように除去した後、混合物に含まれる高沸点物を蒸
    留分離し、次いで精留して3,4−ジヒドロクマリンを
    分離することを特徴とする3,4−ジヒドロクマリンの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 高沸点物のうち3−シクロヘキシルプロ
    ピオン酸−o−エチルフェニルおよびジヒドロケイ皮酸
    −o−エチルフェニルの合計量3,4−ジヒドロクマ
    リンの2重量%以下となるように蒸留分離する請求項1
    または3記載の3,4−ジヒドロクマリンの製造方法。
  5. 【請求項5】 アルカリ洗浄が、アルカリ金属もしくは
    アルカリ土類金属の水酸化物以外のアルカリを用いて、
    またはジヒドロケイ皮酸に対して1.5当量以下のアル
    カリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物を用いて
    行われる請求項1〜4のいずれかに記載の3,4−ジヒ
    ドロクマリンの製造方法。
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