JP3190247B2 - シート材給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材給送装置及び画像形成装置

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JP3190247B2
JP3190247B2 JP05575596A JP5575596A JP3190247B2 JP 3190247 B2 JP3190247 B2 JP 3190247B2 JP 05575596 A JP05575596 A JP 05575596A JP 5575596 A JP5575596 A JP 5575596A JP 3190247 B2 JP3190247 B2 JP 3190247B2
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sheet
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H3/02Separating articles from piles using friction forces between articles and separator
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、載置台上にセット
されたシート材を一枚ずつ順次給送するシート材給送装
置に関し、例えばファクシミリ装置等の画像形成装置に
おいて読取対象としての原稿等或いは記録対象としての
記録紙等のシート材をそれぞれ読取手段、記録手段に給
送するシート材給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置等の画像形成装
置において、読取対象としての原稿等或いは記録対象と
しての記録紙等のシート材をそれぞれ読取手段、記録手
段に給送するシート材給送装置は、シート材突っ込み防
止機構を備えている。このシート材突っ込み防止機構に
より、載置台上にシート束をセットした時に該シート束
の先端が装置内部に突っ込み過ぎてジャムや重送等の搬
送不良が発生するのを防止している。
【0003】具体的には、シート材突っ込み防止機構
は、搬送ギア等から長いギア列でシート材突っ込み防止
部材を駆動して解放するように構成されている。またシ
ート材突っ込み防止機構は、その初期化を行うために、
搬送ギアからひいた長いギア列にカム等を使用し初期化
を行うように構成された機構を有している。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、前述したように構成が複雑なため、コス
トが大幅に上がってしまい、例えば廉価な装置への搭載
が困難になるという問題があった。
【0005】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、低コスト且つ
簡単な構成でシート材セット時におけるシート材先端の
突っ込み過ぎによる搬送不良を防止し、ユーザがシート
材セット時に気を使わなくとも、一定のシート材セット
が行えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、複数枚のシート材が載置可
能なシート材載置台と、該シート材載置台に載置したシ
ート材を一枚ずつ順次給送するシート材給送手段と、前
記シート材載置台に載置したシート材の先端を規制する
ためのシート材規制手段と、を有するシート材給送装置
において、前記シート材給送手段は少なくとも、駆動回
転体に圧接して従動回転することで前記駆動回転体との
間でシート材を搬送しかつ正逆方向に回転可能な従動
転体を有し、該従動回転体は前記シート材規制手段によ
るシート材先端の規制と解除を切り換えるための部分を
有し、前記シート材規制手段が、前記従動回転体のシー
ト材搬送方向への回転時に前記部分によりシート材先端
の規制を解除する位置に移動され、シート材搬送方向と
は逆方向への回転時に前記部分によりシート材先端を規
制する初期位置に戻された後、前記従動回転体は前記部
分が前記シート材規制手段に突き当たって止まり、前記
駆動回転体は前記従動回転体の外周面を滑って回転する
ことで前記シート材規制手段を前記戻される方向に押し
けることを特徴とする。
【0007】例えば、具体的には前記回転体は駆動回転
体に圧接して従動回転する従動回転体であり、前記部分
は前記従動回転体の突起部であることを特徴とする。こ
の構成によれば、低コスト且つ簡単な構成でシート材セ
ット時におけるシート材先端の突っ込み過ぎによる搬送
不良を防止することができ、ユーザがシート材セット時
に気を使わなくとも、一定のシート材セットが行える
また、前記従動回転体はシート材搬送方向とは逆方向へ
の回転時に突起部がシート材規制手段に突き当たって止
まり、前記駆動回転体は前記従動回転体の外周面を滑っ
て回転することを特徴とする。従って、前記構成がトル
クリミッタとして機能するため、高コストなトルクリミ
ッタ等の部品を用いる必要がなく、装置構成を低コスト
にできる。
【0008】また、前記切り換えるための部分は突起部
からなり、該突起部が前記シート材規制手段に突き当た
って従動回転体が止まることを、該従動回転体の位置検
知に利用したことを特徴とする。従って、従動回転体の
突起部が所定の位置に待機することとなり、搬送開始時
に常に一定状態でシート材規制手段によるシート材先端
の規制解放が可能となり、且つ従動回転体の位置を検知
するためのセンサ等の部品を用いる必要がなく、装置構
成を低コストにできる。
【0009】また、複数枚のシート材が載置可能なシー
ト材載置台と、該シート材載置台に載置したシート材を
一枚ずつ順次給送するシート材給送手段と、前記シート
材載置台に載置したシート材の先端を規制するためのシ
ート材規制手段と、を有するシート材給送装置におい
て、前記シート材給送手段は少なくとも、正逆方向に回
転可能な回転体を有し、該回転体は前記シート材規制手
段によるシート材先端の規制と解除を切り換えるための
部分を有し、前記シート材規制手段が、前記回転体のシ
ート材搬送方向への回転時に前記部分によりシート材先
端の規制を解除する位置に移動され、シート材搬送方向
とは逆方向への回転時に前記部分によりシート材先端を
規制する初期位置に戻された後、該戻される方向に押し
付けられるように構成し、前記シート材規制手段を前記
初期位置に戻すための回転制御は、前記回転体をシート
材搬送方向とは逆方向に回転した後、シート材搬送方向
に回転し、その後更にシート材搬送方向とは逆方向に回
転することを特徴とす。この構成によれば、回転体が
シート材搬送方向とは逆方向に回転した後にシート材搬
送方向に回転することで、シート材規制手段の持ち上が
りっぱなしを防いでいる。また、この後更にシート材搬
送方向とは逆方向に回転することで、回転体及びシート
材規制手段を必ず初期位置に戻し待機させることができ
る。
【0010】更に、複数枚のシート材が載置可能なシー
ト材載置台と、該シート材載置台に載置したシート材を
一枚ずつ順次給送するシート材給送手段と、前記シート
材載置台に載置したシート材の先端を規制するためのシ
ート材規制手段と、を有するシート材給送装置におい
て、前記シート材給送手段は少なくとも、正逆方向に回
転可能な回転体を有し、該回転体は前記シート材規制手
段によるシート材先端の規制と解除を切り換えるための
部分を有し、前記シート材規制手段が、前記回転体のシ
ート材搬送方向への回転時に前記部分によりシート材先
端の規制を解除する位置に移動され、シート材搬送方向
とは逆方向への回転時に前記部分によりシート材先端を
規制する初期位置に戻された後、該戻される方向に押し
付けられるように構成し、前記シート材規制手段を前記
初期位置に戻すための回転制御は、前記回転体をシート
材搬送方向に対して逆転、正転、逆転の順に複数回続け
て繰り返して行うことを特徴とす。この構成によれ
ば、前述した効果に加えて、更に確実性が向上する。
【0011】また、前記回転制御をシート材のセット時
に行う構成とすることにより、開閉カバー等を開いてジ
ャム処理等を行った後でも回転体及びシート材規制手段
を確実に初期位置に戻すことができ、更に前記開閉カバ
ーの開閉を検知するセンサ等の部品を用いる必要がな
く、装置構成を低コストにできる。
【0012】また、前記回転制御を前記シート材載置台
上のシート材の有無を検知するシート材有無検知手段が
シート材有りと検知した時に行う構成とすることによ
り、前述した効果と同様の効果が得られる。
【0013】また、前記回転制御を複数回行う構成とす
ることにより、具体的には、例えば前記シート材規制手
段の初期化動作をシート材のセット時及び排出後に行う
構成とすることにより、前述した効果と同様の効果が得
られる。
【0014】また、前記回転制御時に前記回転体がシー
ト材搬送方向に対して逆転する量は1.5回転以内であ
ることを特徴とする。この構成によれば、回転体の駆動
系にかかる負担及び回転体の磨耗が最小限に抑えられ、
その耐久性が向上する。
【0015】また、前記回転制御時に前記回転体がシー
ト材搬送方向に対して正転する量は1回転以内であるこ
とを特徴とする。この構成によれば、初期化にかかる時
間を最小限に抑えることができる。
【0016】また、前記シート材規制手段は、初期化後
の待機状態においてその一部がシート材給送手段に接触
している構成とすることにより、具体的には、初期化後
の待機状態においてその一部が回転体に接触している構
成とすることにより、該シート材規制手段は自身の自重
だけでなく前記回転体によって固定された状態で初期位
置に待機することとなり、シート材セット時における持
ち上がりを防止することができ、シート材先端の規制が
確実に行える。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明を適用したシート材
給送装置及び該シート材給送装置を備える画像形成装置
の一実施形態について図面を参照して説明する。尚、以
下の実施形態では画像形成装置としてファクシミリ装置
を例示し、該装置に具備されたシート材給送装置として
読取対象としての原稿等のシート材を給送する原稿自動
給送装置を例示している。
【0018】〔第1実施形態〕第1実施形態に係るシー
ト材給送装置及び画像形成装置について図面を参照して
詳しく説明する。尚、説明の順次としては、先ずファク
シミリ装置の概略構成について説明し、次に本発明を適
用した原稿自動給送装置の構成及びその動作について説
明する。
【0019】先ず、図4を参照してファクシミリ装置の
概略構成について説明する。図4において、1は装置本
体であって、読取対象としての原稿Gの画像を読み取る
画像読取部2と、記録対象としての記録紙Pに画像を記
録する画像記録部3と、により構成されている。
【0020】前記画像読取部2は、複数枚の原稿Gが載
置可能な原稿載置台4aを有する上面カバー4と、該原
稿Gの画像情報を読み取る密着型イメージセンサ5と、
該密着型イメージセンサ5に原稿Gを押圧する原稿押圧
部6と、前記原稿載置台4a上に載置された原稿Gを一
枚ずつ順次給送し前記密着型イメージセンサ5を介して
搬出する原稿搬送部7と、該原稿Gの搬送経路を形成す
る上原稿ガイド8及び下原稿ガイド9とを有している。
【0021】前記原稿載置台4aを有する上面カバー4
は、後述するカートリッジの交換やジャム処理等が容易
に行えるように、装置本体1に対して開閉可能に取り付
けられている。また前記原稿載置台4aには原稿Gの搬
送方向と直交する幅方向にスライド可能なスライダ4b
が設けられており、該スライダ4bにより原稿載置台4
a上に載置された原稿Gの両端を揃えることができるよ
うになっている。
【0022】また前記密着型イメージセンサ5は、光源
としてのLEDアレイから原稿Sの画像情報面に光を照
射し、該画像情報面を反射した反射光をセルフォックレ
ンズ(登録商標)でセンサ素子に結像して画像情報を読
み取るものである。
【0023】尚、本発明を適用した原稿自動給送装置と
しての原稿搬送部7については後で詳しく説明する。
【0024】前記画像記録部3は、記録対象としての記
録紙Pを積載収容するカセット部10と、該カセット部10
から記録紙Pを一枚ずつ順次給送する記録紙給送部11
と、給送された記録紙Pに画像を記録形成する画像形成
部12と、該画像形成部12に画像情報としてのレーザー光
を照射するレーザースキャナ13と、読取終了後に排出さ
れる原稿G或いは記録後にストレート排出される記録紙
Pを積載保持する共用排出トレイ14と、記録後にUター
ン排出される記録紙Pを積載保持する記録紙排出台15
と、搬送される記録紙Pを案内支持する搬送ガイド16と
を有している。尚、図中、17はサイドカバーである。
【0025】前記カセット部10は装置本体1の底部に配
設されている。該カセット部10において、カセット10a
に積載収容された記録紙Pは、圧接部材10bにより上方
に押し上げられる中板10cによって分離ローラ11aに圧
接されている。ここで給送が開始されると、前記分離ロ
ーラ11aに圧接された記録紙Pは、該分離ローラ11aと
これに圧接する分離パッド11bによって一枚ずつに分離
された後、分離パッドガイド11cに沿って下流側へ搬送
される。そして、サイドカバー17に配置されたカバー側
Uターンガイド17aと、装置本体1側に配置された本体
側Uターンガイド17bとによって形成される搬送経路に
沿って反転搬送され、搬送ローラ11dとこれに圧接して
従動回転する搬送コロ11e,11fにより、画像形成部12
にて形成された画像(トナー像)の先端と記録紙Pの先
端が一致するようにタイミングを合わせて、該画像形成
部12の感光体ドラム12aと転写手段12fとの間に搬送さ
れる。
【0026】尚、前記カセット部10において、複数枚の
記録紙Pを積載収容することの可能なカセット10aに
は、サイズに合わせて記録紙の後端面を規制する移動可
能な後端規制板10dが設けられている。また、本実施形
態におけるカセット部10は、カセット10aの記録紙収容
可能枚数を約 250枚程度としており、且つ装置本体1に
向かって正面方向に引き出し可能な構成としている(フ
ロントローディング方式)。更に積載収容可能な記録紙
のサイズはA4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ
の3種類としている。
【0027】前記画像形成部12では、まず画像信号に基
づいてレーザースキャナ13のレーザービーム発振器13a
から画像信号であるレーザー光が射出される。このレー
ザー光はポリゴンミラー13b及び折り返しミラー13cに
よって画像形成部12の感光体ドラム12aに照射され、該
感光体ドラム12aの表面に画像が形成される。
【0028】前記画像形成部12において、感光体ドラム
12aは、これに作用するプロセス手段としての帯電手段
12b、現像手段12c、クリーニング手段12dと共に枠体
内に組み込まれ、プロセスカートリッジ12eとして一体
形成されている。このプロセスカートリッジ12eは装置
本体1に対して着脱自在に構成されている。従って、前
述した画像形成時には帯電手段12bにより均一に帯電さ
れた感光体ドラム12aの表面にレーザースキャナ13から
レーザー光が照射されて潜像が形成され、該潜像が現像
手段12cから供給されるトナーによって顕像(トナー
像)化されるようになっている。
【0029】また、前記画像形成部12において、感光体
ドラム12a周辺部には、該ドラム12a表面に形成された
トナー像を記録紙Pに転写するための転写手段12fが配
置されており、更に感光体ドラム12aよりも下流側の記
録紙搬送経路には転写されたトナー像を記録紙Pに定着
させるための定着手段12gが配置されている。尚、図
中、18は排出ローラである。
【0030】従って、カセット部10から画像形成部12に
タイミングを合わせて給送された記録紙Pは、前記転写
手段12fにより感光体ドラム12a表面に形成されたトナ
ー像が転写された後、搬送ガイド16に沿って搬送され、
前記定着手段12gにより前記トナー像が定着されて、排
出ローラ18により共用排出トレイ12或いは記録紙排出台
15に排出されるように構成されている。
【0031】尚、記録中にジャムが発生した場合には、
前記原稿載置台4aを有する上面カバー4、サイドカバ
ー17等の開閉バーを開けることによって装置内部に滞留
している記録紙Pを容易に取り出すことができるように
なっている。
【0032】図6は本ファクシミリ装置のシステムブロ
ック図である。図6において、CPU21はシステム制御
部であり、装置全体を制御する。ROM22はCPU21の
制御プログラムを格納するものである。必要に応じてR
AM23がワーク・エリアとして使用される。蓄積メモリ
24はDRAM等で構成され、画像データを蓄積するため
のものである。登録部25はSRAM等で構成され、動作
制御を行う場合の設定値を格納、読み出しを行う。符号
化復号化処理部は、通信用26と読取/記録用29とがあ
り、それぞれ専用に符号復号処理を行うものである。
【0033】操作部33は表示部,キーボード等で構成さ
れ、オペレータが各種入力操作を行うためのものであ
る。MODEM(変復調装置)27はファクシミリ装置の
送受信信号の変復調を行うものである。NCU(網制御
装置)28は選択信号(ダイヤルパルス又はトーンダイヤ
ル)を通信回線30に送出する機能を有し、呼出音の検出
による自動着信動作及び回線制御動作を行うものであ
る。
【0034】スキャナ32(画像読取部2)は、密着型イ
メージセンサ(CS)や原稿搬送部等で構成され、原稿
を光学的に読み取って電気的な画像データに変換するも
のである。この画像データは画像処理部31により補正処
理が施され高精細な画像データとして出力されるもので
ある。記録部34(画像記録部3)は、レーザービームプ
リンタやインクジェットプリンタ等で構成され、符号化
復号化処理部29より生成された高精細な画像データを出
力するものである。
【0035】次に、本発明を適用した原稿自動給送装置
としての原稿搬送部7の構成及びその動作について説明
する。図1〜図3に示すように、原稿自動給送装置とし
ての原稿搬送部7は、原稿載置台4aに載置した原稿G
を一枚ずつ順次給送し、密着型イメージセンサ5を介し
て搬出するものである。この原稿搬送部7は、分離ロー
ラ7aと、これに圧接した予備圧接アーム7bと、駆動
回転体としての給送ローラ7cと、これに圧接して従動
回転する従動回転体としての給送コロ7dと、搬出ロー
ラ7eと、これに圧接して従動回転する搬出コロ7f
と、前記給送コロ7dと搬出コロ7fをそれぞれ給送ロ
ーラ7cと搬出ローラ7eに押圧する板バネ7gとを有
し、更に前記原稿載置台4aに載置した原稿Gの先端を
規制/解除するための規制手段としてのストッパ7hを
有している。また前記給送コロ7dは前記ストッパ7h
による原稿先端の規制/解除を切り換えるための部分で
ある突起部7d1を一体的に有している。
【0036】そして、後で詳しく説明するが、前記スト
ッパ7d1は、図7及び図8に示すように、前記給送ロー
ラ7cに圧接して従動回転する給送コロ7dの原稿搬送
方向への回転時に前記突起部7d1により原稿先端の規制
を解除する位置に移動され、原稿搬送方向とは逆方向へ
の回転時に前記突起部7d1により原稿先端を規制する初
期位置に戻されるように構成されている。
【0037】また、前記給送コロ7dは原稿搬送方向と
は逆方向への回転時に突起部7d1がストッパ7hに突き
当たって止まり、この時に前記給送ローラ7cは前記給
送コロ7dの外周面を滑って回転するように構成されて
いる。更に、前記突起部7d1が前記ストッパ7hに突き
当たって給送コロ7dが止まることを、該給送コロ7d
の初期位置の検知に利用している。
【0038】即ち、上記構成の原稿搬送部7では、原稿
載置台4a上に原稿Gを積載するときに、原稿Gは先ず
分離ローラ7aとこれに圧接した予備圧接アーム7bと
の間に挟まれ、次いで初期位置(規制位置)に戻されて
いるストッパ7hに突き当たり、それ以上奥には進入し
ないようになっている。次に原稿搬送を開始すると、前
記ストッパ7hが給送コロ7dの突起部7d1により原稿
先端の規制を解除する位置に移動されるため、原稿載置
台4a上の原稿Gは分離ローラ7aとこれに圧接した予
備圧接アーム7bとにより一枚ずつ分離給送される。そ
して、分離給送された原稿Gは給送ローラ7cと板バネ
7gにより前記給送ローラ7cに押圧された給送コロ7
dとにより密着型イメージセンサ(CS)5上に送り込
まれる。そして、原稿押圧部6により密着型イメージセ
ンサ5に密着されつつ順次ライン送りしながらその画像
情報が読み取られる。その後、原稿Gは搬出ローラ7e
と板バネ7gにより前記搬出ローラ7eに押圧された搬
出コロ7fとにより共用排出トレイ14上に搬出されるよ
うになっている。この間、原稿Gは上原稿ガイド8と下
原稿ガイド9によって形成される搬送経路に沿って案内
される。
【0039】次に図7、図8及び図9を用いて前記スト
ッパ7hを初期位置に戻すための動作について詳しく説
明する。図7(a)に示すように、先ず原稿Gを原稿載
置台4a上にセットすると、原稿有無検知手段としての
センサ(DS)19aがオンになり初期化動作である回転
制御を開始する。この検知信号に基づいて駆動源である
モータMが制御部20により回転制御されて逆転、正転、
逆転の順に回転し、該モータMからの駆動力伝達により
給送ローラ7cが同様に回転する。即ち、この給送ロー
ラ7cに圧接して従動回転する給送コロ7dが原稿搬送
方向とは逆方向(矢印a)に回転した後、原稿搬送方向
(矢印b)に回転し、その後更に原稿搬送方向とは逆方
向(矢印c)に逆転して待機状態になる。従って、給送
コロ7dの突起部7d1がストッパ7hの引っ掛け部7h1
に突き当たって止まり、該給送コロ7d及びストッパ7
hが図7(b)に示す如き初期位置に戻る。これによ
り、原稿載置台4aを有する上面カバー4等を開いてジ
ャム処理等を行った後でも、図7(b)に示すように給
送コロ7d及びストッパ7hを確実に初期位置に戻すこ
とができ、更に前記上面カバー4の開閉を検知するセン
サ等の部品を用いる必要がなく、装置構成を低コストに
できる。
【0040】尚、前記モータの回転ステップ数は、該モ
ータのステップ角により異なるが、本実施形態では逆転
120 ステップ、正転120 ステップ、逆転600 ステップと
している。即ち、給送コロ7dが原稿搬送方向に対して
逆転する量(矢印c)が1.5回転以内となり、且つ原稿
搬送方向に対して正転する量(矢印b)が1回転以内と
なるようにしている。これにより、前記モータにかかる
負担及び給送ローラ7cの磨耗が最小限に抑えられ、そ
の耐久性が向上し、且つ初期化にかかる時間を最小限に
抑えることができる。
【0041】次に、スタートボタンを押下すると、前記
モータMが原稿搬送方向に対して正転し、図7(c)に
示すように給送コロ7dが原稿搬送方向に回転する。す
ると、給送コロ7dの突起部7d1がストッパ7hの引っ
掛け部7h1に突き当たり、該ストッパ7hは持ち上げら
れて原稿先端の規制を解除する位置に移動する。従っ
て、原稿載置台4a上の原稿Gは分離ローラ7aと予備
圧接アーム7bとの間に進入する。そして、前記突き当
てが解除されると、ストッパ7hは自身の自重で原稿載
置台4a上の最上位の原稿の上面に乗る。従って、スト
ッパ7hは最終原稿が排出されるまでの間、図8
(a),(b)に示すように上下動を繰り返し、即ち前
記給送コロ7dの突起部7d1が突き当たるたびに規制解
除位置に持ち上げられ、且つ突き当てが解除されるたび
に自身の自重で原稿載置台2上の最上位の原稿の上面に
乗る。そして、最終原稿がストッパ7hを通り過ぎる
と、該ストッパ7hは自身の自重により下方に下がる。
【0042】そして、原稿有無検知手段としてのセンサ
(DES)19bがオフした後、即ち原稿Gの読み取りが
終了すると、この検知信号に基づいて駆動源であるモー
タMが制御部20により回転制御されて所定ステップ数だ
け正転し、搬出ローラ7eと搬出コロ7fとにより原稿
Gを搬出する。この原稿搬出後、前述したようにモータ
Mが逆転、正転、逆転の順に回転制御され、図8(c)
に示すように、給送コロ7dが原稿搬送方向とは逆方向
(矢印a)に回転した後、原稿搬送方向(矢印b)に回
転し、その後更に原稿搬送方向とは逆方向(矢印c)に
回転する。即ち、初期化動作が行われ、前記給送コロ7
d及びストッパ7hは図8(d)に示すように初期位置
に戻り、待機状態になる。このように、ストッパ7hの
初期化動作を複数回、具体的には原稿セット時と原稿搬
出後の2回行うことにより、給送コロ7d及びストッパ
7hを必ず初期位置に戻し待機させることができる。
【0043】尚、図10は前記ストッパ7hの初期化動作
の流れを示すフローチャートであり、図7〜図8の流れ
に対応して、S401 〜S405 で前記モータMを逆転して
給送コロ7dを原稿搬送方向とは逆方向(矢印a)に回
転させ、S406 〜S409 で原稿搬送方向(矢印b)に回
転、S410 〜S413 で原稿搬送方向とは逆方向(矢印
c)に回転させて、給送コロ7d及びストッパ7hを初
期位置に戻し待機させている。
【0044】次に図11を用いて前記ストッパ7hの初期
化時の給送ローラ7c,給送コロ7d間の滑りをトルク
リミッタとして利用した理論について説明する。図11に
示すように、突起部7d1を一体的に有する給送コロ7d
は板バネ7gによって力Fで給送ローラ7cに押圧され
ている。そして、原稿搬送方向とは逆方向(図中矢印)
への回転時に、給送コロ7dの突起部7d1にあるトルク
T3に相当する力を与えたときに、給送ローラ7cが給
送コロ7dの外周面を滑って回転し始める。更に給送コ
ロ7dの突起部7d1にあるトルクT3に相当する力を与
えたときに、該給送コロ7dが止まることを、該給送コ
ロ7dの位置検知に利用している。このように、原稿搬
送方向とは逆方向への回転時に給送コロ7dの突起部7
d1はストッパ7hの引っ掛け部7h1に突き当たり、該ス
トッパ7hは位置決め部7h2が上原稿ガイド8に突き当
たって止まるため、給送ローラ7cが給送コロ7dの外
周面を滑って回転し始める。これにより、前記給送コロ
7d及びストッパ7hを確実に初期位置に戻すことがで
きる。また、滑り始めトルクをT2、最大積載時に正転
でストッパ7hを解放するための最大解放トルクをT1
とすると、前記トルクの関係は、T1<T2<T3が成
り立つようになっている。但し、滑り始めトルクT2
は、モータが脱調しない範囲の値としている。
【0045】次に図12を用いて前記ストッパ7hの初期
化後の待機状態での固定方法について説明する。モータ
Mが逆転すると、給送コロ7dが原稿搬送方向とは逆方
向(図中矢印)に回転し、該給送コロ7dの突起部7d1
がストッパ7hの引っ掛け部7h1に突き当たり、該スト
ッパ7hの位置決め部7h2が上原稿ガイド8に突き当た
って止まるため、前記給送コロ7dが図に示す如き位置
に止まる。更に給送コロ7dが止まることにより給送ロ
ーラ7cが滑って回転し始める。従って、ストッパ7h
は初期位置(規制位置)において給送コロ7dに接触し
ており、即ち給送コロ7dによりストッパ7hは図中矢
印方向に押し付けられた状態で待機している。そのた
め、原稿セット時にストッパ7hが持ち上げられること
がなく、確実に原稿の突っ込みを防止することができ
る。
【0046】次に図13を用いて前記ストッパ7hの上が
りっぱなしを防止する方法について説明する。最終原稿
を排出した後、モータMは初期化のために逆転を始める
が、そのタイミングによっては図13(a)に示すように
給送コロ7dの突起部7d1がストッパ7hの溝7h3には
まってしまう場合がある。そのため、給送コロ7dの突
起部7d1が逆転時にもしもストッパ7hの溝7h3にはま
ってしまった場合には、図13(b)に示すように、モー
タMを正転(給送コロの正転量が1回転以内)してやれ
ば良い。これにより、給送コロ7dの突起部7d1がスト
ッパ7hの溝7h3から外れ、該ストッパ7hは自重で下
方に下がる。そして、その後更にモータMを逆転(給送
コロの逆転量が1.5 回転以内)してやれば、図13(c)
に示すように前記給送コロ7d及びストッパ7hが確実
に初期位置に戻る。この構成により、ストッパ5pの上
がりっぱなしを防いでいる。
【0047】次に前述の如きストッパ7hの初期化動作
をいつ行うか、具体的には電源立ち上げ時、原稿セット
時、読取正常終了時に行う場合について図14及び図15を
用いて説明する。
【0048】まず、図14の処理フローを説明する。電源
立ち上げ時に、操作部33(図5参照)における表示部の
初期化を行い、「PLEASE WAIT」等の立ち上
げ時動作中の表示を行う(S201 )。プリンタ部(画像
記録部3)の初期設定を行い、プリンタ部が待機状態に
なるのを監視する(S202 )。画像を管理する画像処理
データの妥当性をチェックし、画像メモリが保持されて
いるか確認する(S203 )。この際、データエラー検出
をした場合は(S204 )、画像メモリをすべてクリア
し、画像管理データの初期化を行い、メモリクリアリス
トを出力する(S205 )。また、登録データ等を管理す
るバックアップRAMのチェックサムを計算し、チェッ
クサム格納エリア内の数値との比較を行う(S206 )。
一致しなかった場合には(S207 )、登録データのデフ
ォルト値を登録エリアに格納し直す(S208 )。そし
て、原稿の有無を示すセンサ出力が原稿無しの場合(S
209 )には、白地基準となる白地マイラーを読み取り、
シェーディング補正データとしてスキャナ部のRAMに
格納するプリスキャンを行う(S210 )。そして、前述
したストッパの初期化制御(図10参照)を行う(S211
)。初期化が終了したならば、オペレータからのキー
入力受付が可能な状態(スタンバイ状態)に移行し、時
計表示等を行う。
【0049】次に、図15の処理フローを説明する。原稿
の有無を検知するセンサ(DS)19aが原稿無しの間は
(S301 )、読み取り待機状態にある。そして、前記セ
ンサ19aの出力が原稿有りになると、読み取り制御を開
始する。原稿後端センサ(DES)19bがONの場合は
(S302 )、原稿が原稿セット位置を越えて読取位置の
付近まで達している可能性があるため、プリスキャン動
作は行わない。また、ストッパ7hの位置を越えて原稿
が有る場合、即ちセンサ19aが原稿有りと検知した場合
には、ストッパ7hの初期化を行っても意味が無いので
初期化を行わない。原稿後端センサ19bがOFFの場合
は(S302 )、ストッパ7hの初期化(図10参照)を行
い(S303 )、プリスキャン動作を行う(S304 )。そ
して、原稿を密着型イメージセンサ(CS)7のある読
取位置までフィードし(S305 )、画像の読み取りを開
始する。1ライン分の原稿のフィードを行いながら、1
ラインの画像データを読み取り、画像バッファにDMA
転送する。1ラインの画像データの転送終了をもって、
そのラインの符号化を行う。符号化された画像データは
画像メモリに蓄積される(S306 )。原稿後端センサ19
bがONになり1ページの有効範囲を読み取り終わるま
で、1ラインずつの読み取り動作(S306 〜S307 )を
繰り返し行う。1ページの読み取り動作中にエラーが発
生した場合は(S308 )、原稿センサ19aがOFFで
(S314 )且つ原稿後端センサ19bがOFFの場合(S
315 )、即ち原稿後端が原稿搬送部に残っている時に
は、所定量フィードを行い、エラーした原稿を搬出する
(S316 )。本フィード処理を行わない場合には、原稿
後端が原稿搬送部に挟まったままになる。この時、スト
ッパ7hの初期化を行うと、原稿が巻き込まれ破損等の
原因となる。この巻き込み防止のためのフィード処理の
後、エラーアラームを鳴らし、表示部にエラー表示を出
す(S317 )。エラーが発生せずに、原稿後端センサ19
bがONになり、1ページの読み取り範囲の終了を検知
したら、1ページの読み取りライン数を画像管理データ
に格納する(S309 )。原稿センサ19aがONで次ペー
ジの原稿がセットされている場合には、1ページの読み
取り制御(S305 〜S309 )を繰り返す(S310 )。次
ページがない場合には、読み取った原稿のページ数を画
像管理データに書き込み、1ファイルの読み取り処理を
終了する(S311 )。原稿を完全に搬出してから(S31
2 )、ストッパ7hの初期化動作(図10参照)を行い
(S313 )、読み取り待機状態に戻る。
【0050】上述したように、ストッパ7hの初期化動
作(図10参照)を複数回行う構成とすることにより、具
体的には、電源立ち上げ時、原稿のセット時及び最終原
稿の搬出後に行う構成とすることにより、上面カバー4
やサイドカバー17等の開閉カバーを開いてジャム処理等
を行った後でも給送コロ7d及びストッパ7hを確実に
初期位置に戻すことができ、更に前記開閉カバーの開閉
を検知するセンサ等の部品を用いる必要がなく、装置構
成を低コストにできる。
【0051】〔他の実施形態〕前述した実施形態では画
像形成装置の形態として、送受信機能を有するファクシ
ミリ装置を例示したが、これに限定されるものではな
く、例えばコンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末や、リーダ等と組み合わせた複写装置の形態をとるも
の等であっても良く、これらの装置に具備されたシート
材給送装置に本発明を適用することにより同様の効果が
得られる。
【0052】また前述した実施形態では、シート材とし
て、読取対象としての原稿等のシート材を例示したが、
記録対象としての記録紙等のシート材であっても良く、
この記録対象としての記録紙等のシート材を一枚ずつ順
次給送するシート材給送装置に本発明を適用しても同様
の効果が得られる。
【0053】尚、又、給送ローラ7cが上方で給送コロ
7dが下方にある場合には、給送ローラ7cに突起部を
設けてシート材規制手段を制御するようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低コスト且つ簡単な構成でシート材セット時におけるシ
ート材先端の突っ込み過ぎによる搬送不良を防止するこ
とができ、ユーザがシート材セット時に気を使わなくと
も、一定のシート材セットが行える。特にシート材規制
手段がシート材先端を規制する初期位置に押し付けられ
るよう構成したことにより、セット時にシート材規制手
段が持ち上げられることがなく、確実に原稿の突っ込み
を防止することができる。また、前記従動回転体はシー
ト材搬送方向とは逆方向への回転時に突起部がシート材
規制手段に突き当たって止まり、前記駆動回転体は前記
従動回転体の外周面を滑って回転し、この構成がトルク
リミッタとして機能するため、高コストなトルクリミッ
タ等の部品を用いる必要がなく、装置構成を低コストに
できる。また、前記突起部が前記シート材規制手段に突
き当たって従動回転体が止まることを、該従動回転体の
位置検知に利用しているため、従動回転体の突起部が所
定の位置に待機することとなり、搬送開始時に常に一定
状態でシート材規制手段によるシート材先端の規制解放
が可能となり、且つ従動回転体の位置を検知するための
センサ等の部品を用いる必要がなく、装置構成を低コス
トにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した原稿自動給送装置の断面図で
ある。
【図2】前記原稿自動給送装置の上面図である。
【図3】前記原稿自動給送装置における給送ローラ、給
送コロ、ストッパの関係を示す斜視図である。
【図4】本発明を適用した原稿自動給送装置を備えたフ
ァクシミリ装置の断面図である。
【図5】本発明を適用した原稿自動給送装置を備えたフ
ァクシミリ装置の外観斜視図である。
【図6】前記ファクシミリ装置のシステムブロック図で
ある。
【図7】前記原稿自動給送装置の動作説明図である。
【図8】前記原稿自動給送装置の動作説明図である。
【図9】前記原稿自動給送装置の制御系のブロック図で
ある。
【図10】前記ファクシミリ装置におけるストッパの初
期化制御の流れを示すフローチャートである。
【図11】給送ローラと給送コロとの間の滑りをトルク
リミッタとして利用する理論の説明図である。
【図12】前記原稿自動給送装置におけるストッパの待
機時の固定方法を示す説明図である。
【図13】前記原稿自動給送装置におけるストッパの上
がりっぱなしを防止する機構の動作説明である。
【図14】前記ファクシミリ装置の電源立ち上げ時から
スタンバイ状態までの処理の流れを示すフローチャート
である。
【図15】前記ファクシミリ装置の読取制御の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
G…原稿 P…記録紙 1…装置本体 2…画像読取部 3…画像記録部 4…上面カバー 4a…原稿載置台 4b…スライダ 5…密着型イメージセンサ 6…原稿押圧部 7…原稿搬送部 7a…分離ローラ 7b…予備圧接アーム 7c…給送ローラ 7d…給送コロ 7d1…突起部 7e…搬出ローラ 7f…搬出コロ 7g…板バネ 7h…ストッパ 7h1…引っ掛け部 7h2…位置決め部 7h3…溝 8…上搬送ガイド 9…下搬送ガイド 10…カセット部 10a…カセット 10b…圧接部材 10c…中板 11…記録紙給送部 11a…分離ローラ 11b…分離パッド 11c…分離パッドガイド 11d…搬送ローラ 11e,11f…搬送コロ 12…画像形成部 12a…感光体ドラム 12b…帯電手段 12c…現像手段 12d…クリーニング手段 12e…プロセスカートリッジ 12f…転写手段 12g…定着手段 13…レーザースキャナ 13a…レーザービーム発振器 13b…ポリゴンミラー 13c…折り返しミラー 14…共用排出トレイ 15…記録紙排出台 16…搬送ガイド 17…サイドカバー 17a,17b…Uターンガイド 18…排出ローラ 19a,19b…センサ 20…制御部 21…CPU 22…ROM 23…RAM 24…蓄積メモリ 25…登録部 26…通信用符号化復号化処理部 27…MODEM 28…NCU 29…読取/記録用符号化復号化処理部 30…通信回線 31…画像処理部 32…スキャナ 33…操作部 34…記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−133034(JP,A) 特開 平1−214533(JP,A) 実開 平3−53940(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシート材が載置可能なシート材
    載置台と、該シート材載置台に載置したシート材を一枚
    ずつ順次給送するシート材給送手段と、前記シート材載
    置台に載置したシート材の先端を規制するためのシート
    材規制手段と、を有するシート材給送装置において、 前記シート材給送手段は少なくとも、駆動回転体に圧接
    して従動回転することで前記駆動回転体との間でシート
    材を搬送しかつ正逆方向に回転可能な従動回転体を有
    し、該従動回転体は前記シート材規制手段によるシート
    材先端の規制と解除を切り換えるための部分を有し、 前記シート材規制手段が、前記従動回転体のシート材搬
    送方向への回転時に前記部分によりシート材先端の規制
    を解除する位置に移動され、シート材搬送方向とは逆方
    向への回転時に前記部分によりシート材先端を規制する
    初期位置に戻された後、前記従動回転体は前記部分が前
    記シート材規制手段に突き当たって止まり、前記駆動回
    転体は前記従動回転体の外周面を滑って回転することで
    前記シート材規制手段を前記戻される方向に押し付ける
    ことを特徴とするシート材給送装置。
  2. 【請求項2】 前記切り換えるための部分は突起部から
    なり、該突起部が前記シート材規制手段に突き当たって
    従動回転体が止まることを、該従動回転体の位置検知に
    利用したことを特徴とする請求項に記載のシート材給
    送装置。
  3. 【請求項3】 複数枚のシート材が載置可能なシート材
    載置台と、該シート材載置台に載置したシート材を一枚
    ずつ順次給送するシート材給送手段と、前記シート材載
    置台に載置したシート材の先端を規制するためのシート
    材規制手段と、を有するシート材給送装置において、 前記シート材給送手段は少なくとも、正逆方向に回転可
    能な回転体を有し、該回転体は前記シート材規制手段に
    よるシート材先端の規制と解除を切り換えるための部分
    を有し、 前記シート材規制手段が、前記回転体のシート材搬送方
    向への回転時に前記部分によりシート材先端の規制を解
    除する位置に移動され、シート材搬送方向とは逆方向へ
    の回転時に前記部分によりシート材先端を規制する初期
    位置に戻された 後、該戻される方向に押し付けられるよ
    うに構成し、 前記シート材規制手段を前記初期位置に戻すための回転
    制御は、前記回転体をシート材搬送方向とは逆方向に回
    転した後、シート材搬送方向に回転し、その後更にシー
    ト材搬送方向とは逆方向に回転することを特徴とするシ
    ート材給送装置。
  4. 【請求項4】 複数枚のシート材が載置可能なシート材
    載置台と、該シート材載置台に載置したシート材を一枚
    ずつ順次給送するシート材給送手段と、前記シート材載
    置台に載置したシート材の先端を規制するためのシート
    材規制手段と、を有するシート材給送装置において、 前記シート材給送手段は少なくとも、正逆方向に回転可
    能な回転体を有し、該回転体は前記シート材規制手段に
    よるシート材先端の規制と解除を切り換えるための部分
    を有し、 前記シート材規制手段が、前記回転体のシート材搬送方
    向への回転時に前記部分によりシート材先端の規制を解
    除する位置に移動され、シート材搬送方向とは逆方向へ
    の回転時に前記部分によりシート材先端を規制する初期
    位置に戻された後、該戻される方向に押し付けられるよ
    うに構成し、 前記シート材規制手段を前記初期位置に戻すための回転
    制御は、前記回転体をシート材搬送方向に対して逆転、
    正転、逆転の順に複数回続けて繰り返して行うことを特
    徴とするシート材給送装置。
  5. 【請求項5】 前記回転制御をシート材のセット時に行
    うことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のシー
    ト材給送装置。
  6. 【請求項6】 前記回転制御を前記シート材載置台上の
    シート材の有無を検知するシート材有無検知手段がシー
    ト材有りと検知した時に行うことを特徴とする請求項3
    又は請求項4に記載のシート材給送装置。
  7. 【請求項7】 前記回転制御を複数回行うことを特徴と
    する請求項3〜請求項6のいずれか1項に記載のシート
    材給送装置。
  8. 【請求項8】 前記回転制御をシート材のセット時及び
    排出後に行うことを特徴とする請求項7に記載のシート
    材給送装置。
  9. 【請求項9】 前記回転制御時に前記回転体がシート材
    搬送方向に対して逆転する量は1.5回転以内であるこ
    とを特徴とする請求項3〜請求項8のいずれか1項に記
    載のシート材給送装置。
  10. 【請求項10】 前記回転制御時に前記回転体がシート
    材搬送方向に対して正転する量は1回転以内であること
    を特徴とする請求項3〜請求項8のいずれか1項に記載
    のシート材給送装置。
  11. 【請求項11】 前記シート材規制手段は、初期化後の
    待機状態においてその一部がシート材給送手段に接触し
    ていることを特徴とする請求項1に記載のシート材給送
    装置。
  12. 【請求項12】 前記シート材規制手段は、初期化後の
    待機状態においてその一部が回転体に接触していること
    を特徴とする請求項11に記載のシート材給送装置。
  13. 【請求項13】 画像を読み取るための読取手段、画像
    を記録するための記録手段のうち少なくとも一方を有す
    る画像形成装置おいて、読取対象としての原稿等のシー
    ト材或いは記録対象としての記録紙等のシート材を前記
    読取手段或いは記録手段に一枚ずつ順次給送するシート
    材給送手段として、請求項1〜請求項12のいずれか1
    項に記載のシート材給送装置を備えていることを特徴と
    する画像形成装置。
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