JP3189934B2 - 運行記録計用走行情報記録針の移動量補正方法及び運行記録計 - Google Patents

運行記録計用走行情報記録針の移動量補正方法及び運行記録計

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の走行速度及び
走行距離等の情報を記録紙に記録する運行記録計に係
り、特に、記録紙に対する走行情報の記録形態を記録紙
の種類に応じて変えるための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】走行速度や走行距離といった情報を記録
するために大型トラック、バス、タクシー等への搭載が
義務付けられている運行記録計は、従来より、記録紙に
情報を記録する本体と、該本体に開閉可能に支持され、
記録紙をセットする回転テーブルが速度計や走行距離計
等の計器の裏側に一体化して配設されたケースとで略々
円柱状に形成されている。そして、前記従来の運行記録
計は、回転計等の他の計器と共に、文字板を運転者が略
々正面から見ることができるように運転席前方のインス
トルメントパネルに取り付けられる。そして、運行記録
計や、該運行記録計により情報を記録する対象の記録紙
は、例えば、運行記録計の取付対象となる車両の種類が
高速走行する長距離用バス等であるか或は低速走行しか
できない作業車両等であるかといった違いにより、種類
の異なるものが用いられていた。
【0003】具体的に例を用いて説明すると、同じ走行
速度を記録する場合であっても、長距離バスのように高
速道路での走行を前提とした仕様の車両には、例えば、
記録可能な走行速度が最高120km/h仕様の運行記
録計が搭載され、これに合わせて、速度情報の記録領域
に120km/hまでの目盛が10km/h刻みで記さ
れた120km/h用記録紙が記録紙として用いられ
る。一方、路線バスのような市街地の一般道路での走行
を前提とした仕様の車両には、例えば、記録可能な走行
速度が最高90km/h仕様の運行記録計が搭載され、
これに合わせて、速度情報の記録領域に90km/hま
での目盛が10km/h刻みで記された90km/h用
記録紙が記録紙として用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記長距離
バスや路線バス等の車両を保有しているバス会社におい
ては、保有車両の効率的な運用を図るために、例えば、
車両の運用状況等に応じて通常は長距離バスとして運用
している車両を路線バスとして運用したり、その逆の運
用をする場合がある。そして、長距離バスを路線バスと
して運用する際、そのバスに最高120km/h仕様の
運行記録計が搭載されている場合に従来は、その運行記
録計に合わせて、90km/h用記録紙ではなく120
km/h用記録紙をセットして情報記録を行っていた。
【0005】このため、120km/h用記録紙自体に
は90km/h用記録紙と同じ面積の速度情報記録領域
が設けられていても、実際には、そのうち0〜90km
/hまでの狭い領域部分にしか速度情報が記録されず、
しかも、90km/h用記録紙よりも120km/h用
記録紙の方が、10km/h刻みの目盛の線間隔が小さ
いので、記録された速度情報の分解能が、最高90km
/h仕様の運行記録計に90km/h用記録紙をセット
して記録する場合よりも低下してしまうという不具合が
あった。
【0006】また、建設機械や除雪車のように、エンジ
ン回転数を記録する運行記録計を搭載した車両では、そ
の運行記録計を用いて走行速度の記録を取ることができ
ないという不具合があった。
【0007】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、車両の実際の運用状況に最も適した記
録紙や、異なる情報を記録するための記録紙を状況に応
じて選択して用い、その記録紙に応じた形態での情報記
録を1台で行えるようにするための運行記録計用走行情
報記録針の移動量補正方法と、当該方法を実施した運行
記録計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する請求
項1及び2記載の本発明は、運行記録計用走行情報記録
針の移動量補正方法に関するもので、請求項3乃至5記
載の本発明は運行記録計に関するものである。そして、
請求項1記載の本発明は、環状の走行情報記録領域を有
し、該走行情報記録領域の径方向に等間隔を置いた箇所
に単位走行速度の目盛が記され、前記径方向における前
記走行情報記録領域の幅が互いに等しく、且つ、前記目
盛の間隔が互いに異なる複数種類の円形の記録紙の中か
ら1種類の記録紙を選択し、前記選択した記録紙を時間
の経過と共に回転させつつ、前記走行情報記録領域に運
行記録計の走行情報記録針を接触させ、前記走行情報記
録針を車両の走行状態に応じて前記径方向に移動させ
て、前記記録紙の前記走行速度情報記録領域に前記車両
の走行情報を記録するに当り、前記径方向における前記
走行情報記録針の前記車両の走行状態に応じた移動量
を、前記選択した記録紙に記された前記目盛の間隔に応
じて補正するようにしたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の本発明は、前記記録
紙に記された種類報知用のパターンを読み取り、該読み
取ったパターンの内容を基に前記選択した記録紙の種類
を判別し、該判別結果に基づいて前記走行情報記録針の
前記移動量の補正内容を決定するようにした。
【0010】さらに、請求項3記載の本発明は、図1に
示すように、環状の走行情報記録領域21eを有し、該
走行情報記録領域21eの径方向に等間隔を置いた箇所
に単位走行速度の目盛21f,21hが記され、前記径
方向における前記走行情報記録領域21eの幅が互いに
等しく、且つ、前記目盛21f,21hの間隔が互いに
異なる複数種類の円形の記録紙21A,21Bの中から
選択された1種類の記録紙21A,21Bが収容される
記録紙収容部12bと、前記記録紙収容部12bに収容
された前記記録紙21A,21Bの前記走行情報記録領
域21eに接触し、該記録紙21A,21Bの径方向に
移動される走行情報記録針18Cと、前記走行情報記録
針18Cの前記径方向への移動量を車両の走行状態に応
じて算出する記録針移動量算出手段701と、前記走行
情報記録針18Cを前記記録針移動量算出手段701で
割り出された移動量で前記径方向に移動させる記録針移
動手段60とを備え、前記記録紙21A,21B及び前
記記録紙収容部12bのうち一方に設けられ、該記録紙
収容部12bに収容された前記記録紙21A,21Bの
種類を報知する種類情報報知手段21b,21gと、前
記種類情報報知手段21b,21gの報知内容を割り出
す種類情報割り出し手段81と、前記種類情報割り出し
手段81で割り出された前記記録紙21A,21Bの種
類に応じて前記記録針移動量算出手段701で算出され
た移動量を補正する移動量補正手段703とを設け、前
記記録針移動手段60は前記移動量補正手段703で補
正された後の前記移動量で前記走行情報記録針18Cを
前記径方向に移動させることを特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の本発明は、本体1
と、該本体1に出し入れされるカートリッジ11とをさ
らに備え、前記記録紙収容部12bは前記カートリッジ
11に形成され、前記種類情報報知手段21b,21g
は、前記記録紙21A,21Bの種類の情報をコード化
したパターンからなり、且つ、前記記録紙21A,21
B上に形成されており、前記走行情報記録針18C、前
記記録針移動手段60、及び、前記種類情報割り出し手
段81は前記本体1に設けられているものとした。さら
に、請求項5記載の本発明は、本体1と、該本体1に出
し入れされるカートリッジ11とをさらに備え、前記記
録紙収容部12b及び前記種類情報報知手段21b,2
1gは前記カートリッジ11に形成されており、前記走
行情報記録針18C、前記記録針移動手段60、及び、
前記種類情報割り出し手段81は前記本体1に設けられ
ているものとした。
【0012】
【作用】本発明方法によれば、走行情報記録針が走行情
報記録領域の径方向に移動しつつ記録紙に走行情報を記
録する際、記録対象の記録紙の種類に応じ、該記録紙の
走行情報記録領域に記された目盛の間隔に応じて補正さ
れた後の車両の走行状態に応じた移動量で、走行情報記
録針が走行情報記録領域の径方向に移動するため、記録
対象の記録紙が目盛の間隔の異なる記録紙に変わって
も、変わった後の記録紙の目盛間隔に応じて走行情報記
録針による走行情報の記録が行われる。従って、種類の
異なる記録紙への走行情報記録が単一の運行記録計によ
り実現され、しかも、車両の運用に応じて記録紙を選択
し最適な形態で走行情報を記録することが可能となる。
尚、本発明の運行記録計によっても同様の作用が生じ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明による運行記録計用走行情報記
録針の移動量補正方法を運行記録計の実施例と共に図面
に基づいて説明する。図2は本発明の一実施例に係るカ
ートリッジ式運行記録計の外観を示す斜視図で、本実施
例の運行記録計は、本体1と、該本体1に対して出し入
れされるカートリッジ11とで構成されている。前記カ
ートリッジ11は、略々箱形の筐体12を有し、該筐体
12の上面12Aには略々円形状に窪んだ記録紙収容部
12bが形成され、該記録紙収容部12bの底面略々中
央部には、図3に示すように、後述する記録紙21A,
21B保持用の回転テーブル14が回転可能に設けら
れ、該回転テーブル14の中央箇所には、略々水滴形を
呈する係止突起15aが形成され、該係止突起15a上
に円柱状の回転軸14aがさらに突設されている。
【0014】また、前記筐体12の両側箇所には、図2
に示すように、前記記録紙収容部12bを開閉する開閉
蓋13がヒンジ12aを介して連結されており、該開閉
蓋13には、カートリッジ11の本体1内への収容時、
運行情報を記録紙21A,21Bに記録する際に該本体
1内の後述する記録針18A,18B,18Cが挿通す
る欠部13bが形成されている。さらに、前記筐体12
で前記本体1への挿入側となる前面には、該本体1内に
カートリッジ11を収容した状態で、該本体1内の時計
機構(図示せず)の出力歯車と噛合する受動歯車(図示
せず)が設けられており、筐体12内には、該受動歯車
の回転を前記回転テーブル14に伝達する動力伝達歯車
群(図示せず)が収容されている。
【0015】図4及び図5はカートリッジの記録紙収容
部に収容される情報記録用の記録紙の要部平面図で、図
4は記録可能な走行速度が最高120km/h仕様の運
行記録計(図示せず)に装着して使用される120km
/h仕様の1日用記録紙(以下、記録紙と略記する)、
図5は同じく最高90km/h仕様の運行記録計(図示
せず)に装着して使用される90km/h仕様の記録紙
をそれぞれ示す。
【0016】図4中引用符号21Aで示す120km/
h仕様の記録紙は、円形を呈し、前記係止突起15aに
係合可能な略々水滴形の中心孔21aを中央部に有して
いる。前記中心孔21aの外側の記録紙21A領域に
は、図6に拡大平面図で示すように、記録紙種別確認用
の環状バーコード21bが印刷等により形成され、さら
に、環状バーコード21bの外側箇所に、図4に示すよ
うに、中心孔21aから近い順に、走行距離記録領域2
1c、乗務員交代記録領域21d、走行速度記録領域2
1eが同心円上にそれぞれ形成されている。記録紙21
Aの環状バーコード21bは、該記録紙21Aが120
km/h用の記録紙であることを示す情報をコード化し
たものであり、前記走行速度記録領域21eには、0〜
120km/hまでの目盛21fが10km/h刻みで
記されている。
【0017】また、図5中引用符号21Bで示す90k
m/h仕様の記録紙は、前記記録紙21Aと同様の中心
孔21aを中央部に有する円形を呈し、且つ、該記録紙
21Aと同一の外形で形成されている。そして、前記中
心孔21aの外側の記録紙21B箇所には、図5及び図
6に示すように、中心孔21aから近い順に、記録紙2
1Aとは異なる環状バーコード21gと、記録紙21A
と同様の、乗務員交代記録領域21d、走行速度記録領
域21eが同心円上に形成されており、このうち、走行
距離記録領域21c、乗務員交代記録領域21d、並び
に、走行速度記録領域21eは、前記記録紙21Aの走
行距離記録領域21c、乗務員交代記録領域21d、並
びに、走行速度記録領域21eとそれぞれ同じ形状、大
きさで形成されている。
【0018】記録紙21Bの環状バーコード21gは、
該記録紙21Bが90km/h用の記録紙であることを
示す情報をコード化したものであり、前記走行速度記録
領域21eには、0〜90km/hまでの目盛21hが
10km/h刻みで、且つ、記録紙21Aの目盛21f
の間隔よりも大きい間隔で記されている。尚、本実施例
では、環状バーコード21b,21gが特許請求の範囲
における種類報知用パターン及び種類情報報知手段に相
当し、また、記録紙21A,21B共、走行速度記録領
域21eが走行情報記録領域に相当している。
【0019】図2に示すように、本体1は前面パネル2
を有し、該前面パネル2には蓋3を開閉するための錠前
4と、運転者の交代に伴い前記乗務員交代記録領域21
dへの情報記録形式を切り換えるための切換スイッチ5
等が設けられている。前記本体1は、錠前4の開錠操作
により蓋3を開いてカートリッジ挿脱口7を露出させ、
該カートリッジ挿脱口7からカートリッジ11を内部に
押し込むことで、記録紙21A,21Bに情報を記録す
る本体1内の所定箇所にカートリッジ11が保持され、
また、カートリッジ挿脱口7の脇のイジェクトボタン6
を押すことにより、前記所定箇所のカートリッジ11が
カートリッジ挿脱口7から本体1外に排出されるように
構成されている。尚、本実施例では、本体1の大きさ
が、一般的なカーラジオ等と略々同じ、幅180mm、
高さ50mm、奥行き170mmの大きさに形成されて
いる。
【0020】前記本体1の内部で前記カートリッジ11
を収容した状態で該カートリッジ11の前記欠部13b
に臨む箇所には、本体1の前後方向に間隔を置いて3本
の前記記録針18A,18B,18Cが配設され、さら
に、本体1の内部には、前記記録針18A,18B,1
8Cの移動手段60等が配設されている。前記記録針1
8Aは走行距離記録用、記録針18Bは乗務員の交代記
録用、記録針18Cは速度記録用で、本実施例では、速
度記録用の記録針18Cが特許請求の範囲における走行
情報記録針に相当し、前記各記録針18A,18B,1
8Cは移動手段60により本体1の前後方向に移動され
る。
【0021】図7は速度記録用の記録針を本体の前後方
向に移動させる記録針移動手段部分の一例を示す説明図
で、実際とは天地を反転させて示している。記録針18
Cの移動手段60は、本体1内の上部に配設されたガイ
ドロッド61、移動板62、及びステッピングモータ6
3等を備えている。前記ガイドロッド61は2本設けら
れ、互いに平行して本体1の前後方向に延在し、本体1
の上部内面で支持されている。前記移動板62は、前記
2本のガイドロッド61により本体1の前後方向に移動
可能に支持され、該移動板62の側部にはラック62a
が形成されており、該ラック62aには、ステッピング
モータ63の出力軸に取着されたピニオン63aが噛合
している。尚、走行距離記録用の前記記録針18Aと乗
務員交代記録用の前記記録針18Bの移動手段60は、
図示しないものの、ステッピングモータと、該ステッピ
ングモータの出力軸に取着された略々ハート型のカム
と、各記録針18A,18Bを支持し前記カムのカム面
に倣って本体1の前後方向に往復移動するカムフォロワ
からなる従来公知のものが用いられている。
【0022】前記ステッピングモータ63は、車両の駆
動輪(図示せず)側に取着された走行センサ80から
の、走行速度に応じた周期の走行パルスに基づいて、車
両の走行速度及び走行距離を計測するマイクロコンピュ
ータ(以下、マイコンと略記する)70の制御により、
走行速度に応じた量で正転及び逆転駆動される。また、
前記記録針18A,18Bの駆動用のステッピングモー
タは、前記マイコン70の制御により、走行距離及び前
記切換スイッチ5の切換状態に応じて回転駆動される。
【0023】前記マイコン70は、図7中にブロックで
示すように、基本的には、CPU70a、RAM70
b、及び、ROM70cからなる。前記CPU70aに
は、入力インタフェース71aを介して前記走行センサ
80及びバーコードスキャナ81(種類情報割り出し手
段に相当)が接続され、また、入力ポート71bを介し
て前記切換スイッチ5等が接続されている。前記バーコ
ードスキャナ81は、前記本体1内に収容されたカート
リッジ11内の記録紙21A,21Bの環状バーコード
21b,21gを読み取るもので、本体1内に収容され
たカートリッジ11の前記欠部13bに臨む本体1内の
上方箇所に配設されている。さらに、CPU70aに
は、出力インタフェース71cを介して、記録針18
A,18B,18C及び前記不図示の時計機構に対応す
るステッピングモータドライバ72a〜72dが接続さ
れている。前記ドライバ72a,72bには、前記記録
針18A,18B駆動用の前記不図示のステッピングモ
ータがそれぞれ接続され、ドライバ72cには前記ステ
ッピングモータ63が接続され、ドライバ72dには前
記時計機構が接続されている。
【0024】前記RAM70bには、CPU70aの処
理動作時に用いるワークエリアが確保されている。前記
ROM70cには、走行センサ80からの走行パルスの
入力間隔tに、ステッピングモータ63の駆動ステップ
数の算出の際に用いる傾き係数Kn と、ステッピングモ
ータ63の駆動をキャンセルするオフセットステップ数
n を対応付けしたテーブルが、記録紙21A,21B
の種類に応じたパターン数の分だけ格納されている。ま
た、ROM70cには、CPU70aが行う処理のプロ
グラムが格納されており、該プログラムに従ってCPU
70aは、前記走行センサ80からの走行パルスやバー
コードスキャナ81の読取結果、並びに、切換スイッチ
5の切換状態を基に処理動作を実行し、その結果を必要
に応じて前記各ドライバ72a〜72dに出力する。
【0025】次に、本体1内にカートリッジ11が収容
された後、該カートリッジ11が本体1外に排出される
までの間、前記マイコン70が行う前記記録針18Cの
駆動制御動作について、図8のフローチャートを参照し
て説明する。
【0026】本体1内にカートリッジ11が収容され
て、前記プログラムが開始されると、バーコードスキャ
ナ81によりカートリッジ11内の記録紙21A,21
Bの環状バーコード21b,21gを読み取り(ステッ
プS1)、対応するROM70c上のテーブルを特定す
る(ステップS3)。続いて、走行センサ80から走行
パルスが2つ以上入力されたか否かを判別し(ステップ
S5)、1つ以下であるときには(ステップS5でN)
2つ以上入力されるまでステップS5をリピートし、2
つ以上入力されたならば(ステップS5でY)、RAM
70bのワークエリアを用いて、前回の走行パルスから
今回の走行パルスまでの入力間隔tを算出する(ステッ
プS7)。
【0027】次に、ステップS3で特定したテーブル上
で、ステップS7で算出した入力間隔tをアドレスポイ
ンタとして前記傾き係数Kn を検索し(ステップS
9)、検索した傾き係数Kn を基に、RAM70bのワ
ークエリアを用いて、ステッピングモータ63の駆動ス
テップ数SPn を割り出す(ステップS11)。ステッ
プS11における駆動ステップ数SPn の割り出しは、
入力間隔tの基準となる1km/h走行時の走行パルス
の入力間隔t0 をステップS7で算出された入力間隔t
で除した値にステップS9で検索された傾き係数Kn
乗じ、この値から前記オフセットステップ数Cn を減じ
ることにより行われる。
【0028】駆動ステップ数SPn を割り出したなら
ば、前回割り出した駆動ステップ数SPn-1 を今回の駆
動ステップ数SPn から減じ(ステップS13)、得ら
れた差分ステップ数SP(=SPn −SPn-1 )で、ド
ライバ72cによりステッピングモータ63を駆動し
(ステップS15)、次の走行パルスが入力されたか否
かを判別する(ステップS17)。そして、次の走行パ
ルスの入力がない場合は(ステップS17でN)入力さ
れるまでステップS17をリピートし、入力があった場
合はステップS7にリターンし、以後、上述のステップ
S9乃至17を繰り返し実行する。尚、ステップS13
で得られる差分ステップ数SPの値が正であれば、ステ
ップS15でステッピングモータ63を正転させ、差分
ステップ数SPの値が負であればステッピングモータ6
3を逆転させる。
【0029】前記ドライバ72cにより駆動される前記
ステッピングモータ63の回転は、図7に示すように、
その出力軸のピニオン63aから該ピニオン63aに噛
合する前記ラック62aを経て移動板62に伝達され、
これにより記録針18Cが、記録紙21A,21Bの走
行速度記録領域21e上の目盛21f,21hの0km
/h箇所に接触する基準位置から走行速度に応じた距離
分だけガイドロッド61に沿って本体1の後端側に移動
する。
【0030】次に、作用について説明する。例えば、通
常は長距離バスとして運用しているが時折路線バスとし
ても運用する車両の場合、長距離バスでの運用時には記
録紙21Aをカートリッジ11の記録紙収容部12Bに
収容し、路線バスでの運用時には記録紙21Bを記録紙
収容部12bに収容して、カートリッジ11を本体1内
に収容する。すると、バーコードスキャナ81による環
状バーコード21b,21gの読み取りで記録紙21
A,21Bの種類がマイコン70により判別され、走行
センサ80からの走行パルスの入力周期tを基に割り出
された走行速度と、記録紙21A,21Bの種類とに応
じて決定される駆動ステップ数SPでステッピングモー
タ63が駆動され、カートリッジ11内の記録紙21
A,21Bの種類に応じた走行速度記録領域21e上の
目盛21f,21h箇所に走行情報が記録される。
【0031】図9は前記駆動ステップ数SPn と車両の
走行速度との相関を示すグラフで、縦軸に駆動ステップ
数SPn を取り、横軸に車両の走行速度を取っている。
縦軸の駆動ステップ数SPn は、そのまま記録紙21
A,21B上での該記録紙21A,21Bの径方向にお
ける記録針18Cの情報記録位置に対応し、図中イは記
録紙21Bの場合、ロは記録紙21Aの場合、ハは不図
示の140km/h仕様の記録紙の場合の相関をそれぞ
れ示している。このグラフ中の記録紙21A,21Bに
関する相関ロ、イからも明らかなように、同じ走行速度
であっても、記録紙21Aと記録紙21Bでは、各走行
速度記録領域21eの目盛21f,21hの間隔に応じ
て、記録針18の情報記録位置が異なる。
【0032】即ち、例えば90km/hでの走行時、記
録紙21Aでは走行速度記録領域21eの90km/h
を示す目盛21f箇所に記録針18Cが接触して情報記
録がなされ、記録紙21Bでは走行速度記録領域21e
の90km/hを示す目盛21h箇所に記録針18Cが
接触して情報記録がなされ、従って、90km/h以上
の速度を出さない前提での走行時には、記録紙21Aを
用いるよりも記録紙21Bを用いた方が、より高い分解
能で走行速度の情報が記録される。
【0033】尚、前記記録針移動手段60の構造上、本
実施例ではステッピングモータ63の最大駆動ステップ
数が1400ステップに定まっており、該最大駆動ステ
ップ数でステッピングモータ63が駆動された場合、記
録紙21A,21B及び不図示の140km/h仕様の
記録紙にそれぞれ記録される走行速度の上限値は、図9
中に示すように、それぞれ124.77km/h、9
1.64km/h、及び、140.48km/hであ
る。また、本実施例では、記録紙21A,21B及び不
図示の140km/h仕様の記録紙に関する前記オフセ
ットステップ数Cn が、それぞれ67ステップ、70ス
テップ、及び65ステップに設定されており、また、本
実施例では、140km/h仕様の記録紙に関する前記
傾き係数Kn が、図9中のニで示す走行速度が略々2
3.13km/hの時点を境に、それ以上の走行速度で
はそれ以下の走行速度よりも高くなるように設定されて
いる。
【0034】このように、本実施例によれば、記録でき
る最高走行速度の仕様が異なる記録紙21A,21Bの
種類を、本体1のバーコードスキャナ81により各記録
紙21A,21Bの環状バーコード21b,21gを読
み取って判別し、その結果に応じてマイコン70の制御
により、走行速度記録用の記録針18Cを駆動するステ
ッピングモータ63の駆動ステップ数SPn を変えるよ
うにした。このため、例えば、90km/h以上の速度
を出さない前提で、それ以上の走行速度を出せる車両を
運用する場合、その車両の最高走行速度に合わせた記録
紙21Aではなく実際の運用上の最高走行速度に合わせ
た記録紙21Bを用いて、分解能の高い走行情報記録を
行うことができ、運行記録計を交換することなく、使用
する記録紙21A,21Bを選択するだけで、単一の運
行記録計により、運用状況に応じた走行速度情報の記録
を行うことができる。
【0035】尚、本実施例では、記録紙21A,21B
に設けた環状バーコード21b,21gの読取により記
録紙21A,21Bの種類を判別する構成について説明
したが、例えば、記録紙21A,21Bの目盛21f,
21h等の印刷に用いたインクの色調を本体1側の光学
的或は電気的センサで判別しその結果で記録紙21A,
21Bの種類を判別するようにしてもよく、記録紙21
A,21Bの種類に応じて使用するカートリッジ11を
分け、各カートリッジ11に記録紙21A,21Bの種
類を判別するための情報を持たせるように構成してもよ
い。
【0036】具体的には、カートリッジ11の筐体12
の上面12Aに、図10に示すように、そのカートリッ
ジ11に収容する記録紙の記録可能な最高走行速度値の
表示12Cを形成し、この表示12Cを、カートリッジ
11の本体1内への収容時、本体1内の撮像素子で撮影
し画像処理等により表示値を割り出して記録紙21A,
21Bの種類を判別するようにしてもよく、或は、カー
トリッジ11側に埋め込んだマグネット(図示せず)の
埋め込み箇所パターンを本体1側のMRセンサ(図示せ
ず)で検出し、或は、筐体12の前記環状バーコード2
1b,21gと同様のバーコードを本体1側のバーコー
ドスキャナで読み取って、記録紙21A,21Bの種類
を判別するようにしてもよい。
【0037】或は、カートリッジ11に種類識別孔や種
類識別用濃淡パターン(いずれも図示せず)を設け、本
体1側のフォトインタラプタや透過型光センサ(いずれ
も図示せず)で、種類識別孔の有無や種類識別用濃淡パ
ターンの配置等を識別して記録紙21A,21Bの種類
を判別するようにしたり、カートリッジ11側の導電パ
ターンと本体1側のブラシ(いずれも図示せず)による
導通パターンを確認して記録紙21A,21Bの種類を
判別するようにする等、記録紙21A,21Bの種類を
判別する手段の構成は、実施例で示した構成に限らず任
意であり、該手段のカートリッジ11上での配設箇所
は、筐体12の上面12Aに限らず側面、下面等任意で
ある。
【0038】また、本実施例では、1日用記録紙21
A,21Bを例に取って説明したが、本発明は7日用記
録紙への走行情報記録時にも適用可能であり、この場
合、1日用記録紙と7日用記録紙で回転テーブル14の
記録紙保持部分の構成が異なる場合には、それぞれに応
じたカートリッジ11を使い分けるようにすればよい。
【0039】さらに、本実施例では、記録紙21A,2
1Bを収容したカートリッジ11を本体1に対して出し
入れするカートリッジ式の運行記録計を例に取って説明
したが、本発明は、図11に示すように、記録紙21
A,21Bが載置される記録紙収容部92aが上面92
Aに設けられたトレー部92を本体91に対して出し入
れするトレー式の運行記録計や、従来の丸型の運行記録
計にも適用可能である。例えば、トレー式の運行記録計
の場合、環状バーコード21b,21gを読み取る前記
バーコードスキャナ81は、トレー部92を本体1に収
納した状態で記録紙21A,21Bの環状バーコード2
1b,21g上に位置する本体91内箇所に設けられ
る。
【0040】また、本実施例では、記録針18Cの駆動
源がステッピングモータ63である場合について説明し
たが、本発明は、DCモータ等のステッピングモータ以
外のモータを走行速度情報記録針の駆動源として用いた
運行記録計にも当然適用可能である。さらに、本実施例
では、記録可能な最高走行速度が互いに異なる120k
m/h仕様の記録紙21Aと90km/h仕様の記録紙
21Bを例に取って説明したが、本発明が適用できる記
録紙の種類はこれらに限らず、45km/h仕様、14
0km/h仕様、160km/h仕様、85mph(マ
イル/h)仕様等、他の最高走行速度仕様の記録紙にも
当然適用可能である。
【0041】さらには、走行速度記録用の記録紙に限ら
ず、例えば、建設機械や除雪車等のエンジン回転数記録
用の記録紙へのエンジン回転数記録を行う際にも適用可
能であり、また、例えば、走行速度記録用の記録紙に走
行速度の記録を行った後、エンジン回転数記録用の記録
紙に交換してエンジン回転数の記録を行わせるようにす
ることも当然可能であることは言うまでもない。例え
ば、最高3000rpmまでエンジン回転数を記録でき
る3000rpm仕様の記録紙(図示せず)に記録針1
8でエンジン回転数を記録する場合、マイコン70によ
るステッピングモータ63の駆動ステップ数SPn の割
り出しは、入力間隔tの基準となる1rpm走行時の走
行パルスの入力間隔t0 を入力間隔tで除した値に、R
AM70bのテーブルから検索された傾き係数Kn を乗
じ、この値から前記オフセットステップ数Cn を減じる
ことにより行われる。
【0042】このようにして割り出した駆動ステップ数
SPn とエンジン回転数の相関を、駆動ステップ数SP
n を縦軸に取り、エンジン回転数を横軸に取って示した
のが図12で、この場合、オフセットステップ数Cn
71ステップに設定され、ステッピングモータ63の最
大駆動ステップ数(=1400ステップ)でステッピン
グモータ63が駆動された場合、前記3000rpm仕
様の記録紙に記録されるエンジン回転数の上限値は33
10rpmである。尚、上述した他、記録可能な最高エ
ンジン回転数が異なる複数種類の仕様の記録紙を使い分
けてエンジン回転数の情報を記録する場合にも、本発明
を適用できるのは勿論のことである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、環
状の走行情報記録領域を有し、該走行情報記録領域の径
方向に等間隔を置いた箇所に目盛が記され、前記径方向
における前記走行情報記録領域の幅が互いに等しく、且
つ、前記目盛の間隔が互いに異なる複数種類の円形の記
録紙の中から1種類の記録紙を選択し、前記選択した記
録紙を時間の経過と共に回転させつつ、前記走行情報記
録領域に運行記録計の走行情報記録針を接触させ、前記
走行情報記録針を車両の走行状態に応じて前記径方向に
移動させて、前記記録紙の前記走行情報記録領域に前記
車両の走行情報を記録するに当り、前記径方向における
前記走行情報記録針の前記車両の走行状態に応じた移動
量を、前記選択した記録紙に記された前記目盛の間隔に
応じて補正するようにした。
【0044】また、本発明によれば、環状の走行情報記
録領域を有し、該走行情報記録領域の径方向に等間隔を
置いた箇所に目盛が記され、前記径方向における前記走
行情報記録領域の幅が互いに等しく、且つ、前記目盛の
間隔が互いに異なる複数種類の円形の記録紙の中から選
択された1種類の記録紙が収容される記録紙収容部と、
前記記録紙収容部に収容された前記記録紙の前記走行情
報記録領域に接触し、該記録紙の径方向に移動される走
行情報記録針と、前記走行情報記録針の前記径方向への
移動量を車両の走行速度に応じて算出する記録針移動量
算出手段と、前記走行情報記録針を前記記録針移動量算
出手段で割り出された移動量で前記径方向に移動させる
記録針移動手段とを備え、前記記録紙及び前記記録紙収
容部のうち一方に設けられ、該記録紙収容部に収容され
た前記記録紙の種類を報知する種類情報報知手段と、前
記種類情報報知手段の報知内容を割り出す種類情報割り
出し手段と、前記種類情報割り出し手段で割り出された
前記記録紙の種類に応じて前記記録針移動量算出手段で
割り出された移動量を補正する移動量補正手段とを設
け、前記記録針移動手段は前記移動量補正手段で補正さ
れた後の前記移動量で前記走行情報記録針を前記径方向
に移動させる構成とした。
【0045】このため、記録対象の記録紙が目盛の間隔
の異なる記録紙に変わっても、変わった後の記録紙の目
盛間隔に応じた移動量で走行情報記録針による走行情報
の記録を行わせ、種類の異なる記録紙への走行情報記録
を単一の運行記録計により実現させることができ、車両
の運用に応じて記録紙を選択し最適な形態で走行情報を
記録する簡便な運行記録計を実現することができる等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による運行記録計の構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係るカートリッジ式運行記
録計の外観を示す斜視図である。
【図3】図2のカートリッジの記録紙収容部の内部を示
す斜視図である。
【図4】図3の記録紙収容部に収容される120km/
h仕様の1日用記録紙の要部平面図である。
【図5】図3の記録紙収容部に収容される90km/h
仕様の1日用記録紙の要部平面図である。
【図6】図4及び図5の記録紙の環状バーコード部分の
拡大平面図である。
【図7】速度記録用の記録針を本体の前後方向に移動さ
せる記録針移動手段部分とマイクロコンピュータのハー
ドウェアとの関連を示す説明図である。
【図8】図7のマイクロコンピュータのROMに格納さ
れた記録針の駆動に関するプログラムを示すフローチャ
ートである。
【図9】マイクロコンピュータにより割り出される図7
のステッピングモータの駆動ステップ数と車両の走行速
度との相関を示すグラフである。
【図10】記録紙の種類を示す表示を設けたカートリッ
ジの平面図である。
【図11】本発明が適用可能なトレー式の運行記録計の
外観を示す斜視図である。
【図12】マイクロコンピュータにより割り出される図
7のステッピングモータの駆動ステップ数とエンジン回
転数との相関を示すグラフである。
【符号の説明】
1,91 本体 11 カートリッジ 12b,92a 記録紙収容部 18C 記録針 21A,21B 記録紙 21b,21g 環状バーコード(パターン、種類情報
報知手段) 21e 走行速度情報記録領域(走行情報記録領域) 21f,21h 目盛 60 記録針移動手段 70 マイクロコンピュータ 70a CPU 70b RAM 70c ROM 701 記録針移動量算出手段 703 移動量補正手段 81 バーコードスキャナ(種類情報割り出し手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07C 5/00 G01D 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の走行情報記録領域を有し、該走行
    情報記録領域の径方向に等間隔を置いた箇所に目盛が記
    され、前記径方向における前記走行情報記録領域の幅が
    互いに等しく、且つ、前記目盛の間隔が互いに異なる複
    数種類の円形の記録紙の中から1種類の記録紙を選択
    し、 前記選択した記録紙を時間の経過と共に回転させつつ、
    前記走行情報記録領域に運行記録計の走行情報記録針を
    接触させ、 前記走行情報記録針を車両の走行状態に応じて前記径方
    向に移動させて、前記記録紙の前記走行情報記録領域に
    前記車両の走行情報を記録するに当り、 前記径方向における前記走行情報記録針の前記車両の走
    行状態に応じた移動量を、前記選択した記録紙に記され
    た前記目盛の間隔に応じて補正するようにした、 ことを特徴とする運行記録計用走行情報記録針の移動量
    補正方法。
  2. 【請求項2】 前記記録紙に記された種類報知用のパタ
    ーンを読み取り、該読み取ったパターンの内容を基に前
    記選択した記録紙の種類を判別し、該判別結果に基づい
    て前記走行情報記録針の前記移動量の補正内容を決定す
    るようにした請求項1記載の運行記録計用走行情報記録
    針の移動量補正方法。
  3. 【請求項3】 環状の走行情報記録領域を有し、該走行
    情報記録領域の径方向に等間隔を置いた箇所に目盛が記
    され、前記径方向における前記走行情報記録領域の幅が
    互いに等しく、且つ、前記目盛の間隔が互いに異なる複
    数種類の円形の記録紙の中から選択された1種類の記録
    紙が収容される記録紙収容部と、 前記記録紙収容部に収容された前記記録紙の前記走行情
    報記録領域に接触し、該記録紙の径方向に移動される走
    行情報記録針と、 前記走行情報記録針の前記径方向への移動量を車両の走
    行状態に応じて算出する記録針移動量算出手段と、 前記走行情報記録針を前記記録針移動量算出手段で割り
    出された移動量で前記径方向に移動させる記録針移動手
    段と、 を備え、 前記記録紙及び前記記録紙収容部のうち一方に設けら
    れ、該記録紙収容部に収容された前記記録紙の種類を報
    知する種類情報報知手段と、 前記種類情報報知手段の報知内容を割り出す種類情報割
    り出し手段と、 前記種類情報割り出し手段で割り出された前記記録紙の
    種類に応じて前記記録針移動量算出手段で算出された移
    動量を補正する移動量補正手段とを設け、 前記記録針移動手段は前記移動量補正手段で補正された
    後の前記移動量で前記走行情報記録針を前記径方向に移
    動させる、 ことを特徴とする運行記録計。
  4. 【請求項4】 本体と、該本体に出し入れされるカート
    リッジとをさらに備え、前記記録紙収容部は前記カート
    リッジに形成され、前記種類情報報知手段は、前記記録
    紙の種類の情報をコード化したパターンからなり、且
    つ、前記記録紙上に形成されており、前記走行情報記録
    針、前記記録針移動手段、及び、前記種類情報割り出し
    手段は前記本体に設けられている請求項3記載の運行記
    録計。
  5. 【請求項5】 本体と、該本体に出し入れされるカート
    リッジとをさらに備え、前記記録紙収容部及び前記種類
    情報報知手段は前記カートリッジ11に形成されてお
    り、前記走行情報記録針、前記記録針移動手段、及び、
    前記種類情報割り出し手段は前記本体に設けられている
    請求項3記載の運行記録計。
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