JP3189665B2 - 紙葉類集積装置 - Google Patents

紙葉類集積装置

Info

Publication number
JP3189665B2
JP3189665B2 JP05130496A JP5130496A JP3189665B2 JP 3189665 B2 JP3189665 B2 JP 3189665B2 JP 05130496 A JP05130496 A JP 05130496A JP 5130496 A JP5130496 A JP 5130496A JP 3189665 B2 JP3189665 B2 JP 3189665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
letter
guide
stacking
sheet
letters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05130496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09240902A (ja
Inventor
憲一 飯村
淳一 玉本
和司 吉田
純一 大泉
真司 宮川
透 ▲高▼橋
剛 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP05130496A priority Critical patent/JP3189665B2/ja
Publication of JPH09240902A publication Critical patent/JPH09240902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3189665B2 publication Critical patent/JP3189665B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便書状等の紙葉
類集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙葉類を区分処理する作業の省力化のた
め、これまで様々な紙葉類区分装置が開発されてきた。
これらの装置の中で、紙葉類に記された情報に基づいて
区分された紙葉類を、区分情報毎に集積する部分が、紙
葉類集積装置である。紙葉類集積装置は、紙葉類を搬送
する搬送手段と、紙葉類を集積する複数の集積手段と、
各集積手段に対応して紙葉類に記された情報にもとづい
て搬送手段から紙葉類を各集積手段へ案内するゲート手
段とを有し、集積手段は、集積された紙葉類を積載する
積載台と、ゲート手段から案内された紙葉類を積載台上
に案内する案内手段とから構成されている。
【0003】紙葉類集積装置の一つの例として、ヨーロ
ッパのEP0407795B1号公報(文献1)には、
紙葉類の1つである郵便書状の集積装置が開示されてい
る。この書状集積装置は、書状を搬送する搬送手段と、
書状の搬送方向に傾斜した停止板と書状の集積量に応じ
て搬送方向上流側が揺動する(集積量が増すと傾斜が緩
くなる)積載台から構成された集積手段と、搬送手段か
ら集積手段に書状を案内するゲート手段と、直線形状の
胴体および円弧形状の先端部を有する案内手段から構成
されている。
【0004】この案内手段は、ゲート手段で案内されて
きた書状を、積載台、または既に集積している書状の上
側に案内する働きをする。案内手段は、保持手段の固定
軸に回転自在に取り付けられていて、集積した書状の量
に応じて先端部が上昇する。搬送手段の下側には、搬送
手段のカバーが付けられていて、案内手段は、このカバ
ーに当たるまで先端部が上昇可能となっている。案内手
段の先端形状は、案内手段と積載された書状との接触点
が傾斜した停止板から一定の距離となる曲線になってお
り、書状の集積量が変化しても、書状を押さえている案
内手段の押さえ位置が、ほぼ一定に保たれる構成になっ
ている。また、案内手段は、その断面が板を山型に曲げ
た形状で、山の両端が書状の案内面となっている。
【0005】さらに、紙葉類集積装置の他の例として、
特開昭49−94056号公報(文献2)には、書状を
搬送する搬送手段と、モータで上下動する積載台と集積
箱とからなる集積手段と、搬送手段から集積手段に書状
を案内するゲート手段と、回転軸回りに固定されて書状
の集積量に応じて回転する屈曲形状を有する案内手段と
案内手段が取り付けられている回転軸の角度を検出する
検出部から構成され、書状の集積量が変化しても集積位
置がほぼ一定(案内手段の水平面に対する角度がほぼ一
定)になるように積載台の高さを調節する書状集積装置
が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】定められた紙葉類集積
装置の容積で、多くの紙葉類を区分するには、個々の区
分棚に集積される紙葉類の集積容量を減らさずに区分棚
を小型化する必要がある。上記文献1では、書状が満杯
に集積された状態で、案内手段と書状との接触点がゲー
ト手段の案内面を延長した面上に来るようになってい
る。従って、案内手段の取り付け部から書状との接触点
までの長さに、上記ゲート手段の案内面が搬送手段と交
わる角度の正弦を乗じた分、上記接触点は搬送手段から
離れることになる。即ち、満杯になったとしても搬送手
段と最上位の書状との間に空間が残る構造となってい
る。この構成では、満杯時の接触点より上側にある搬送
手段との間の領域が有効に活用されないため、書状集積
装置の小型化が、若しくは、高さ方向の区分棚の個数を
増加させることが難しくなる。
【0007】もし、上記文献1に示されているような案
内手段を用い、かつ満杯時の案内手段と書状の接触点が
ゲート手段の案内面を延長した面よりも上側になるよう
に構成した場合には、案内手段の先端形状が、案内手段
と書状との接触点が停止板から一定の距離になる曲線形
状となっているため、案内手段の先端部が搬送手段側に
大きく突き出る形になる。従って、搬送手段のカバーと
案内手段の先端の曲線部内側で形成される大きな空き領
域ができ、この場合にも区分棚の小型化または高さ方向
の個数の増加が難しくなる。
【0008】一方、上記文献2では、案内手段を屈曲さ
せ、かつ、積載台の高さを制御することで、ゲート手段
の案内面の延長した面よりも上側に書状を案内してい
る。しかし、書状が集積するときの着地位置や着地角度
を常に最適の状態に保つために、積載台の高さを変える
ための駆動部やセンサ、制御回路といった制御機構が必
要になり、コストは高くなる。
【0009】本発明の目的は、極力集積容量を減らさず
に集積装置全体を小型化または集積装置の高さ方向の区
分棚の個数を増し、かつ、低コストの紙葉類集積装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的は、紙葉類を搬
送する搬送手段と、紙葉類を集積する複数の集積手段
と、紙葉類の情報に基づいて紙葉類を前記搬送手段から
定められた集積手段へ案内するゲート手段と、前記集積
手段内にあって、前記ゲート手段と同軸上で回転自在に
保持する保持手段により保持され、前記紙葉類が集積さ
れる積載台の集積面あるいは積載台に集積された紙葉類
の上面に紙葉類を案内する案内手段と、前記集積手段内
にあって、前記紙葉類の積載量に応じて前記案内手段と
前記紙葉類との接触高さが変化する積載台とを備えた紙
葉類集積装置において、前記案内手段は、前記保持手段
の回転中心と、前記案内手段が紙葉類の集積面に接触す
る点とを結ぶ直線より紙葉類の案内面側に凸状の折れ曲
がり部を有し、この凸状の折れ曲がり部が紙葉類の集積
量に応じて描く円弧状の軌跡と、前記ゲート手段の紙葉
類案内面を延長した面とが交わるように構成することに
より達成される。
【0011】また、ある一面では、案内手段を、前記保
持手段の回転中心と、前記案内手段が紙葉類の集積面に
接触する点とを結ぶ直線より紙葉類の案内面側に凸状の
折れ曲がり部を有し、前記案内手段の前記保持手段に最
も近い前記凸状の折れ曲がり部から前記保持手段間に、
前記ゲート手段から連続して紙葉類を案内する案内面を
有し、前記積載台に紙葉類が集積していない状態から前
記ゲート手段の案内面と前記案内手段の案内面が平行に
なる紙葉類の集積量までは、前記ゲート手段の案内面と
前記案内手段の案内面で紙葉類を案内し、前記案内面が
平行になる紙葉類の集積量より多い場合は、前記ゲート
手段で紙葉類を案内するようにすることで達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、本発明係る紙葉類集積装
置を適用した紙葉類処理装置の一実施の形態を示す。葉
書、封書などの郵便書状を区分する図1に示された書状
区分機は、書状に記された郵便番号だけでなく宛名まで
も読み取り、この情報をバーコードにして書状にプリン
トすることによって書状の処理を行うものである。従っ
て、書状を一通ずつ分離する分離部1、書状の重送や厚
さなどを検知する検知部2、書状のスキューやシフトを
修正するための整位部3のほかに、郵便番号や宛名を読
みとるための読み取り部4、バーコードをプリントする
ためのプリンタ5、バーコードを読みとるバーコード読
み取り部6、12が設けられている。バーコードをプリ
ントするプリンタ5には、様々な厚さや材質の書状に印
字するために、インクジェットプリンタが用いられてい
る。
【0013】区分機には、郵便番号や宛名を認識してバ
ーコードを印字する方法に関しオフライン式とオンライ
ン式の2通りがあるが、図1の書状区分機は、宛名が読
みとれなかった書状に一旦IDコードを付与してその書
状を排除し、別の装置を用いて再度区分を行うオフライ
ン式のものである。なお、本発明がオフライン式の書状
区分機に限られるものでないことはもちろんである。
【0014】次に、図1に示す書状区分機における書状
の流れを説明する。書状区分機のホッパ7にセットされ
た書状8は、分離部1で一通ずつに分離される。一通ず
つに分離された書状は、書状の誤区分や、搬送中の障害
を事前に防ぐために、検知部2で重送、書状の曲げ剛性
(硬さ)、及び書状の厚さが検知される。この検知部2
で重送とみなされたり、曲げ剛性(硬さ)が大きい書状
や書状の厚さが予め定められた値よりも大きい書状は、
検知部2の下流側にある搬送ゲート9が切り替えられて
リジェクトボックス10へ取り込まれる。
【0015】検知部2で異常とみなされなかった書状
は、整位部3へ搬送され、スキューやシフトが修正され
る。この整位部3は、その下流側にある、宛名読み取り
部4やバーコード読み取り部6での読み取りを正常に行
うために、書状の姿勢を修正したり、バーコードの印刷
位置が読み取りセンサ位置にあうように修正するために
設けられている。
【0016】整位部3を通過した書状8は、宛名読み取
り部4で、まず郵便番号と宛名が読みとられ、次にその
下流側に設けられたバーコード読み取り部6において、
差出人や他局で書状に付与されたバーコードが読みとら
れる。
【0017】バーコードが付与されていない書状につい
ては、宛名読み取り部4で読みとられた情報に基づいて
インクジェットプリンタ5によって、バーコードが定め
られた書状の位置にプリントされる。
【0018】バーコードがプリントされた書状は、プリ
ンタ5の下流側にあるバーコード読み取り部12によっ
てバーコードが読みとられる。このバーコード情報によ
って、その書状が、予め定められた区分棚13に集積さ
れるように、ゲート14や区分棚上部に設けられた図示
されないゲートの切り替えが行われる。宛名が読みとれ
なかった書状はIDコードが付与されて、リジェクト用
の区分棚13Aへ搬送される。
【0019】図1の区分機では、バーコード読み取り部
12の下流側には、長短の2つの搬送ルートからなる書
状の重ね搬送路15が設けられている。これは、同一区
分棚に集積される書状が2通連続した場合、後続の書状
を先行する書状に重ね、2つの書状を重ねた状態で区分
棚に集積することにより集積の信頼性を向上させるため
のものである。通常、書状は、書状の重ね搬送路のう
ち、搬送路の長い方15Aを搬送されるが、書状を重ね
る際には、後続の書状を短い方の搬送路15Bで搬送し
て先行の書状に重ねる。このように書状を重ねる事で、
同一の区分棚に書状を連続して集積させる際、後続書状
が先行書状に追突することによるジャムを防ぐ。
【0020】区分棚13の格段の上部には、書状を区分
棚へ搬送するための搬送路16が設けられている。搬送
手段は、書状を挟持して搬送するために対向して接触し
た無端のベルト17Aと17Bである。これらの搬送ベ
ルト17は、図示されない搬送ベルト駆動モータから動
力が伝達され回転駆動される。
【0021】図2は本発明の紙葉類集積装置の個々の区
分棚13の斜視図である。区分棚13は、搬送ベルト1
7Aおよび17Bから書状8Aを分離するゲート手段2
04と、書状8Bを積載する積載台208と、ゲート手
段204から積載台208に書状8Aを案内する案内手
段201と、区分棚13を仕切る仕切板207から主に
構成されている。区分棚13全体は、ベースフレーム2
06に取り付けられている。搬送ベルト17Aおよび1
7Bによって搬送されてきた書状8Aは、ゲート手段2
04によって区分棚内に導かれ、さらに案内手段201
によって搬送されてきた書状が1枚目であれば積載台2
08の上面に、2枚目以降であれば積載台に集積した書
状8Bの上面に案内される。書状8Aは、仕切板207
に当たった後、案内手段201の先端部で押さえられて
停止する。
【0022】ゲート手段204は、シャフト203に固
定されている。シャフト203は回転式ソレノイド20
5に固定されている。回転式ソレノイド205は、ベー
スフレーム206に固定されている。回転式ソレノイド
205の動力は、シャフト203を介してゲート手段2
04に伝えられ、ゲート手段204を開閉する。
【0023】案内手段201は、ゲート手段204が取
付けられているシャフト203に、保持手段202を介
して取り付けられている。保持手段202は、シャフト
203の回りに回転自在に取り付けられているので、ゲ
ート手段204が開閉しても、シャフト203から案内
手段201に動力が伝わらず、安定して書状8Aを案内
し、また積載台208に集積した書状8Bを安定して押
さえることができる。
【0024】案内手段201がゲート手段204のシャ
フト203に直接固定されていないので、回転式ソレノ
イド205、シャフト203、ゲート手段204および
保持手段202を、あらかじめ別の場所で位相を合わせ
て組み立てることができる。このようにして組み上げた
ゲート手段駆動部をベースフレーム206の背面から取
り付け穴211を通してベースフレーム206に固定
し、後から案内手段201を保持手段202に固定する
ことにより、組立作業効率が向上すると共に、機械の組
立精度も良くなる。
【0025】仕切板207Aおよび207Bはベースフ
レーム206に固定されている。積載台208は、搬送
方向下流側が仕切板207Aにジョイント209で回転
自在に固定され、図示されない板バネにより支えられて
いる。積載台208は、書状が集積されていないとき
は、板バネにより搬送方向上流側が搬送方向下流側より
高くなっていて、書状の集積量に従って、搬送方向上流
側が水平まで下がってくる(案内手段先端の高さは集積
量によって変化するものであり、積載台208が固定さ
れたあるいは搬送方向上流側が揺動するを対象としてい
る。後述するように、案内手段と紙葉類最上位面との角
度を鋭角化するための機構である)。積載台208は、
操作側の中央部に切り欠きが設けてあり、操作員が区分
棚13手を入れたときに書状の上側と下側の面をつかめ
るので、書状を取り出しやすい。
【0026】除電ブラシ213は、保持手段202に取
り付けられている。これは、書状8Aが搬送ベルト17
Aおよび17Bに挟持されていた部分に接触する位置で
ある。書状が搬送ベルトで搬送されるとき、挟持されて
いる部分で書状と搬送ベルトの間で滑りが生じ、書状と
搬送ベルトが擦れあう。これが静電気の発生源となって
いる。書状の表面は絶縁体であるので、表面についた電
荷は移動しにくい。従って、搬送ベルトで挟持されてい
た部分に電荷がたまっているので、この位置に導電性の
除電ブラシ213を置いて、書状にたまった電荷をシャ
フト203を通してベースフレーム206に逃がす。こ
れにより、帯電しやすい書状が静電気で案内手段201
やゲート手段204に貼り付くのを防止するとともに、
操作員が集積書状に蓄えられた電荷で感電したり、制御
装置が誤動作したりするのを防止する。なお、シャフト
203と回転式ソレノイド205の間の導通が悪いとき
等、除電ブラシ213の電荷をうまく逃がせない場合に
は、除電ブラシ213とベースフレーム206を導線で
接続し短絡してもよい。
【0027】トレイ214は、区分棚両側の仕切板20
7に、はめ合わせて取り付けられていて、容易に取り外
しができる。トレイ214は、図示されない下の区分棚
の搬送路に操作員の手が当たるのを防止する。また、ト
レイ中央部に凹部が設けてあり、操作員が書状を取り出
すときに手が凹部で案内されるので、書状が取りやす
い。また、トレイ214の下の搬送路で書状がジャムを
起こした時に、トレイ214を取り外して、容易に下の
搬送路のメンテナンスをすることができる。また、トレ
イ214の凹部の両側には紙札入れ215がある。
【0028】情報表示用の表示板216と、区分棚の満
杯を示す表示ランプ217と、集積が完了した書状の束
に添える紙札を印刷する印刷ボタン218は、それぞれ
仕切板207AおよびBに取り付けられている。表示板
216は、宛先や区分棚の番号等を表示する。表示ラン
プ217は、書状8Bが満杯近くまで集積したときに点
灯して、操作員に区分棚が満杯になったことを知らせ
る。操作員が印刷ボタン218を押すとその区分棚に対
応する紙札を図示されないプリンタで印刷される。
【0029】書状8Bを押さえている案内手段201
は、満杯状態になると、案内手段201に設けた満杯検
知板が図示されない満杯検知センサを遮光して、図示さ
れない制御装置がこれを検知し、表示ランプ217に電
流を流すことによって赤く点灯する。表示ランプ217
の点灯パターンは、区分棚が満杯近くになったときにま
ず点滅し、次に満杯になったときに点灯したままにな
る。表示ランプ217の点灯パターンや表示色は、これ
らに限られるものではない。区分棚が満杯になると、制
御装置はその区分棚のゲート手段204が開くのを禁止
して、新しい書状が区分棚に投入されるのを防止する。
【0030】図3は、本発明の案内手段を、書状を案内
する案内面側から見た斜視図である。図3に示すよう
に、案内手段201は、屈曲部302を境にして保持手
段202に固定される側の基部310と、集積した書状
を押さえる腕部311から構成される。基部310に設
けたリブ301と、屈曲部302については後述する。
【0031】腕部311には、断面形状が山形の案内面
と書状押さえ部304を設けている。腕部311は、基
部310に比べて空間的に余裕があるので、他の断面形
状の案内面でもよい。先端部304は、書状の集積量が
少ないときに案内手段201が書状に突き刺さるのを防
止するためと、書状の押さえを安定化するために、丸み
を付けている。また、先端部310の幅を腕部311全
体に比べて細くしたので、集積した書状の面の傾き等に
よる書状の押さえ位置の変化が発生しにくい。
【0032】また、基部310には、区分棚13が満杯
に近づいていることを示すための図示されない光スイッ
チを遮光する満杯予告検知板305と、満杯状態を示す
ための図示されない光スイッチを遮光する満杯検知板3
06が設けられている。満杯検知を判断する光スイッチ
の光線は、区分棚がまだ満杯でないときは、透過穴30
7を通過する。書状の集積により、案内手段201が回
転移動して、まず満杯予告検知板305が光スイッチを
遮光し、つぎに、満杯検知板306が光スイッチを遮光
する。満杯予告および満杯の検出手段が、光スイッチに
限られるものでないことはいうまでもない。
【0033】案内手段201は、基部310に設けた位
置決め突起308および309によって、保持手段20
2に対して位置決めされる。これにより、図示されない
取り付けねじで、容易に案内手段201を保持手段20
2に固定することができる。
【0034】保持手段202には、さらに、貼り付き防
止突起313が設けてあり、書状が保持手段202に貼
り付くのを防止するとともに、案内手段201や図2の
ゲート手段204へ書状が貼り付いて、ジャムが発生す
るのを防止している。
【0035】保持手段202の両方の開口部には、ブッ
シュ312が圧入されている。ブッシュ312の材質は
銅である。ブッシュ312は、導電性の良い材質である
ことが望ましいが、導電性の材質であれば何でも良く、
さらに摩擦抵抗の少ないものであることが望ましい。ブ
ッシュ312は、保持手段202を通して案内手段20
1に帯電した電荷および書状に帯電した電荷を図2に示
すベースフレーム206に逃がしている。ベースフレー
ム206に移った電荷は、図示しないアース線を設けて
地面に逃がしている。
【0036】図4は、区分棚を正面から見た図である。
図4において、θ1は腕部311が積載台208となす
角度、θ2は基部310が積載台208となす角度であ
る。点410は、案内手段201の腕部311が書状を
押さえる点(以下、押圧点410とする)である。点4
11は、基部310の延長先と積載台208または書状
が集積する面(以下、集積面とする)が交わる点で、区
分棚に投入されてくる書状が着地する点(以下、着地点
411とする)である。
【0037】案内手段201は最初Aの位置にあるが、
書状の集積に従って書状に接している先端部が持ち上が
り、案内手段201はBの方へ回転する。最上点Bまで
達すると、案内手段201の基部310は、搬送路カバ
ー401に接触する。また、書状の集積に従って、案内
手段201の基部310の下流側の縁である屈曲部30
2は、ゲート手段204の案内面を延長した面420を
横切るように移動する。これは、書状の集積量が少ない
場合は、投入された書状を案内手段201でしっかりと
集積面まで案内するためであり、また、書状の集積量が
多い場合は、書状をより多く集積させるために書状を押
さえる部分が高い位置まで移動できるようにするためで
ある。
【0038】書状を押さえる部分が高い位置まで移動で
きるようにするために、搬送路カバー401と接する基
部310の書状案内面の裏側(図4で上側)にある突出
物の高さは低くしている。また、区分棚に投入されてき
た書状8Aが、集積している書状8Bの上流側端に衝突
しないように、書状8Bの上の面に着地するようにして
いる。そのために、基部301の形状は平板で構成して
いる。ここで、基部310を平板で構成すると、書状に
帯電している電荷により、書状が案内手段201に貼り
付きやすくなるので、後続の書状と衝突してジャムの発
生の原因となる。そこで、区分棚13に投入されてくる
書状が案内手段201に張り付かないようするため、図
3に示すように基部310にはリブ301が設けてあ
る。
【0039】このリブの取り付け方について図5と図6
を用いて説明する。図5は案内手段201に沿って案内
されている書状8の様子を、書状案内方向に直交する平
面で切ったときの断面図である。書状は、リブ301に
接触して案内されている。図5のd1はリブ301の間
隔を表し、d2はリブが書状と接している幅を表す。こ
こで、d2/d1を接触比と呼ぶことにする。ただし、
d1>d2>0である。
【0040】図6は、この接触比を変えて書状の貼り付
き割合を実験した結果である。図6において、グラフの
横軸は接触比を表し、縦軸は書状の貼り付き割合を表し
ている。図6のように、接触比が0に近いときと、1に
近いときに、書状の貼り付き割合が増加する。接触比が
0に近い場合、リブの幅d2に対してリブd1の間隔が
広すぎるため、リブ間の平板部に書状が引き寄せられて
貼り付きやすくなる。また、接触比が1に近い場合、す
なわちリブの幅d2に対してリブの間隔d1が狭い場合
は、リブの接触面の集まりが平板と等価になるので、書
状が貼り付きやすくなる。従って、書状の貼り付き割合
が十分小さい値a以下になる接触比b1,b2の間が、
リブを設けるのに適当な範囲となる。本実施の形態で
は、貼り付き割合が最小となる接触比b3でリブを構成
している。リブの高さは、高い方が望ましいが、リブを
高くしすぎると、ゲート手段から投入された書状がリブ
に衝突するので、ゲート手段の案内面の延長線を越えな
い高さが望ましい。また、リブの上流側、つまり保持手
段202側の端は、書状の損傷を防止するために傾斜部
を設けている。傾斜部を設ければ、後述する着地点41
1の位置に影響を与えない範囲でゲート手段の案内面よ
りもリブの高さを高くすることが可能である。このよう
にリブ301を構成することで、基部310を薄くで
き、図4における案内手段201が搬送路カバー401
に干渉しないので、区分棚を小さく構成することができ
る。また、リブ301に沿って書状が投入されること
で、案内手段201に貼り付くのを防止でき、その結
果、案内手段201に接している書状に後続の書状が衝
突して、ジャムが発生したり書状が損傷したりする現象
を防止できる。
【0041】つぎに、図7を用いて書状の着地点411
の位置について説明する。図7は図4を簡略化したもの
である。図7の(A)のように、書状は始め、案内手段
201の基部310の案内面に沿って進入し、積載台2
08に着地する。書状の着地点411は、書状の集積に
したがって、軌跡421のように仕切板側に移動する。
図7の(B)のように、案内手段201の基部310の
案内面が、ゲート手段204の案内面を延長した面42
0よりも上になったとき、仕切板207と着地点411
の間の長さであるL1は、最小値L11となる。これ以
降は、図7の(C)のように、書状は案内手段201の
基部310には接触せず、ゲート手段204の案内面の
延長上にある着地点411に直接着地する。着地点41
1は、ゲート手段204の案内面の延長に沿って軌跡4
22のように仕切板から離れる方向に移動する。
【0042】仕切板207と着地点411の距離L1が
長いほど、書状の上流側の集積面と接していない部分の
長さが短くなる。すると、書状の上流側が下流側に沿っ
て真っ直ぐに復元しやすくなる。これは、書状が進入し
てきて書状真ん中辺りで下方に押さえられるほど書状後
端が集積面に到達する速度が速くなるためで、最小値L
11が短く書状先端部でしか押さえられないとすると書
状の後端が集積面に到達する時間が長くなり次の書状が
進入してくる前に完全に落ちきらずジャムが発生してし
まう問題が発生する。従って、最小値L11を、この区
分棚に進入してくる、つまり、この紙葉類集積装置で取
り扱う書状の内最も剛性の低い、例えば、ビニール製の
書状に十分な復元力が得られる長さより長くすること
で、その他の書状についても、案内手段から書状の上流
側(後端)が早く離れることになる。その結果、書状が
案内手段の基部に貼り付きにくくなり、ジャムや書状の
損傷を防止できる。
【0043】L1の上限は、図4において、取り扱う書
状の内最も短い書状が、仕切板207に当接していると
きに、次に投入角度θ2にて進入してくる書状の先端
が、この短い書状の後端に当たらないような値とする。
さらに望ましくは、官製はがきのような、軽くて剛性の
高い書状ほど、θ2が大きくなるに従って仕切板207
まで到達しずらくなるので、L1の長さを、官製はがき
が仕切板207まで到達できる限界の角度θ2以下にな
るようにするとよい。
【0044】書状が集積されていない状態で、積載台2
08の搬送方向上流側が持ち上がっている場合は、θ2
を小さくすることができる。このように屈曲部302を
形成すると、区分棚に投入された書状の下流側の端が、
押圧点410付近に到達したときに、書状が屈曲部30
2に接しないので、書状は投入方向の運動エネルギーが
損なわれることなく仕切板側に進入できる。このように
構成することで、書状の集積状態を整えることができ
る。
【0045】また、書状が満杯近くまで集積すると、集
積した書状の上流側に書状の着地点が移動するが、L1
を取り扱う書状の搬送方向の長さより短く設定すること
で、後続の書状が集積している書状の上流側の端に衝突
するのを防止でき、これによりジャムの発生や書状の損
傷を防止できる。
【0046】つぎに、書状が集積するときの変形の様子
を図8を用いて説明する。図8は、図4を簡略化したも
のである。区分棚に投入された書状は、はじめ図8の
(A)のようにゲート手段から案内手段に連続して案内
されて、集積面に書状の下流側の端が着地する。次に、
図8の(B)のように、書状の下流側は集積面に沿って
ガイドの先端方向に移動する。書状の下流側は、集積面
との摩擦により減速されて書状全体は曲がり変形をす
る。次に図8の(C)のように、書状の下流側は案内手
段の先端の押圧点を越えて進入する。このとき、書状の
下流側は押圧点410から押圧力を受けて摩擦力が大き
くなり、さらに減速される。また、書状の上流側は、書
状自身の真っ直ぐになろうとする復元力と、重力によ
り、集積面側に倒れて集積する。
【0047】ここで、図4に示すθ1が小さいと、図8
の(D)のように、書状は、曲がり変形の途中で案内手
段の屈曲部302と接触し、抗力230を受ける。書状
の上流側(後端)は、慣性力231で曲がり変形を続け
るので、書状の下流側と集積面との接触圧が大きくな
り、摩擦力が増えて書状が進入しにくくなる。この現象
は、軽くて剛性が高い官製はがきで顕著にみられる。本
実施形態では、官製はがきが区分棚に投入されて積載台
に着地し、書状の下流側が押圧点側に進みながら曲がり
変形しているときに、案内手段201の屈曲点302が
書状より上に存在するようにθ1を決めている。このよ
うに構成することで、書状の下流側が案内手段の押圧点
410に到達したときに、案内手段の屈曲部302から
抗力を受けることがないので、書状の曲がり変形が助長
されず、書状は押圧点410を越えて進入することがで
きる。また、望ましくは、案内手段201が最上位置に
達したときに、案内手段の腕部304と、搬送路カバー
401との間の隙間が最小になる角度にθ1を決めるこ
とによって、集積容量を最大にできる。
【0048】また、図4に示す押圧点410間と着地点
411の距離L2が小さい場合、または屈曲部302が
無く案内手段が真っ直ぐな場合は、図8の(E)に示す
ように、曲がり変形の途中で書状が押圧点から受ける押
圧力によって書状の下流側に働く摩擦力が大きくなり、
書状の下流側は減速される。書状の上流側はそのまま進
入を続けようとするので、曲がり変形が助長される。す
ると、書状の持っていた運動エネルギーが曲がり変形で
消費されるので、書状の進入量が減ることになる。
【0049】図9は、押圧点410間と着地点411の
距離L2と、集積させたはがきが押圧点410を越えて
進入した長さ(以下、進入量とする)の関係を表した図
である。図9において、横軸はL2を表し、縦軸は押圧
点410からの書状の進入量を表す。L22は、進入量
がピークとなる値で、L21は、書状の進入量が安定し
た値をピークの前半に延長した値である。進入量は、は
じめL2の増加に従って増加し、L2がある長さになっ
たところでピークに達し、それ以降の長さではほぼ一定
となる。進入量がピークになるL22は、押圧点に書状
の下流側が到達したときに、書状の曲がり変形が完了し
戻り始める長さである。L22以降では、曲がり変形で
消費される運動エネルギーは最小に押さえられるので、
書状の進入量は安定する。本実施形態の案内手段では、
L2が最小となる集積初期のときに、L2の値を図9に
示すL21より大きく取ることで、書状が仕切板まで到
達できるようにしている。このL21は、官製はがきに
て実験して得られる値である。
【0050】さらに、案内手段の取り付け位置につい
て、図10、図11、図12を使って説明する。
【0051】図10は区分棚を上から見た図である。図
10において、810は、搬送手段で送られてくる書状
において、書状のベースフレーム206側の縁が通過す
る基準となる面で、以下基準搬送面と呼ぶことにする。
基準搬送面810は、書状が図1における整位部3を通
過するときにベースフレーム側の縁をそろえられる面で
あって、本実施の形態ではベースフレーム側の凹凸に書
状が引っかかることのない距離だけ離れている。L3
は、搬送基準面801から案内手段201の押圧点41
0までの長さである。
【0052】図11は、このL3を変えて、区分棚に集
積した書状の整列状態を測定したものである。図11に
おいて、横軸はL3を表し、縦軸は書状の整列性を表
す。書状の整列性とは、積載台に集積した書状の集積範
囲をベースフレーム206に沿った方向(区分棚の長手
方向)の長さと垂直な方向(区分棚の幅方向)の長さに
ついて、それぞれ書状の長手方向および幅方向の長さで
割った値である。整列性が1に近いほど、書状が整って
集積していることを表す。図11では、書状を取り出す
ときのつかみやすさに影響する幅方向の整列性を示す。
【0053】図11においてL3を0から増加させてい
くと、長手方向および幅方向の整列性はそれぞれある距
離までは減少し、それ以上では増加する。これは、区分
棚に投入中あるいは、仕切板に当たって跳ね返った書状
が案内手段の押圧点で押さえられ、押圧点まわりに書状
が回転するため、ベースフレームから押圧点までの距離
によって、押圧点が接触する位置と書状の重心の位置関
係も変わるので、書状が停止するまでの運動形態が変わ
るからである。この様子を図12とともに説明する。
【0054】図12は図10を簡略化して、書状が集積
する様子を表した図である。L3が図11において、f
1からf2で示される値をとる場合、案内手段は図12
の(A)のように書状の重心220付近よりややベース
フレーム206側を押さえている。すると、書状のベー
スフレーム206側が取り出し側に比べてやや減速する
ので、書状は図12で時計回りのモーメントを受けて回
転し、仕切り板207に書状の取り出し側の下流側端が
衝突する。仕切板207で跳ね返った書状は、図12で
反時計回りに回転して停止する。このとき、幅方向の整
列性は、書状を取り出しやすい値e以下になる。
【0055】L3が図11のf1よりも小さくなるに従
って、書状の押さえる位置は図12の(B)のように書
状のベースフレーム206側の端に近くなるので、書状
が受ける回転モーメントは大きくなり、図12で時計回
りに回転する角度が増える。その結果、書状の上流側が
取り出し側に飛び出してくるので、書状の整列状態は悪
くなる。
【0056】逆にL3が図11のf2よりも大きくなる
に従って、書状の押さえる位置は図12の(C)のよう
に書状の取り出し側に近くなり、書状は図12で反時計
回りのモーメントを受けて回転し、仕切板207にベー
スフレーム側の下流側端が衝突する。仕切板207で跳
ね返った書状は、図12で時計回りに回転して停止す
る。その結果、書状の上流側が取り出し側に飛び出して
くるので書状の整列状態は悪くなる。
【0057】図12の(B)および(C)の場合には、
書状の上流側が飛び出す量が多いと、区分棚から書状が
飛び出したり、集積している書状のバランスが崩れて書
状が区分棚からこぼれ落ちたりして、書状の紛失の原因
となる。書状を取り出すときのつかみ易さや、書状の紛
失の防止を考慮すれば、押圧点位置L3は、図11で示
すf1からf2の間にするのがよい。望ましくは、L3
を整列性が最も良くなるf3にすればよい。この位置
は、区分棚に投入される書状の重心の近傍を案内する位
置であるので、区分棚に投入された書状が案内手段を軸
としてめくれるように回転するのも防止している。この
結果、書状の集積形態が整い、操作員が集積した書状を
取り出すときにつかみやすいので、作業効率が上がり、
作業時間の短縮になるとともに、区分棚からの書状の飛
び出しやこぼれ落ちが防止できるので、書状の紛失を防
止できる。
【0058】従って、L3は、この紙葉類集積装置にて
取り扱われる書状の内、最も幅の狭い書状の搬送方向中
央線よりも奥に押圧点がくるように定められる。
【0059】以上本実施形態に因れば、L1の下限をこ
の紙葉類集積装置にて取扱う書状の内最も剛性の低い書
状により、L1の上限を取扱う書状の内最も短い書状に
より決め、θ1及びL2を取扱う書状の内最も軽くて剛
性の高い書状により、L3を取扱う書状の内最も幅の狭
い書状に基いて決めるので、図4に示す状態Bの如く、
この紙葉類集積装置にて取扱われる書状をきちっと集積
させつつ満杯時において無駄な空間を途中の折り曲げ部
があることで減らすことができる。即ち、単に上部空間
の無駄を折り曲げることで減らすとこれまで説明したよ
うに、書状が適切に集積されないという問題があり、上
記の値とすることで、両問題を一挙に解決することがで
きるという効果がある。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、集積容量を減らさずに
集積装置全体を小型化でき、かつ、集積台の上下高さの
駆動が不要な低コストの紙葉類集積装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した紙葉類処理装置の一実施の形
態の斜視図。
【図2】本発明の紙葉類集積装置の一実施の形態の斜視
図。
【図3】本発明の一実施の形態における案内手段の斜視
図。
【図4】本発明の紙葉類集積装置の一実施の形態の正面
図。
【図5】リブ状案内手段の説明図。
【図6】リブ状案内手段の説明図。
【図7】書状が集積するときの着地位置の説明図。
【図8】書状が集積するときの挙動の説明図。
【図9】案内手段の屈曲形状の説明図。
【図10】本発明の紙葉類集積装置の一実施の形態の上
面図。
【図11】案内手段の押圧点位置の説明図。
【図12】書状の集積状態の説明図。
【符号の説明】
13………区分棚、201……案内手段(スタックガイ
ド)、301……リブ、302……屈曲部、310……
基部、311……腕部。
フロントページの続き (72)発明者 大泉 純一 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 宮川 真司 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社 日立製作所 オフィスシステム事 業部内 (72)発明者 ▲高▼橋 透 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社 日立製作所 オフィスシステム事 業部内 (72)発明者 川井 剛 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社 日立製作所 オフィスシステム事 業部内 (56)参考文献 特開 平6−345311(JP,A) 実開 昭51−65899(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 31/00 - 31/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を搬送する搬送手段と、紙葉類を集
    積する複数の集積手段と、紙葉類の情報に基づいて紙葉
    類を前記搬送手段から定められた集積手段へ案内するゲ
    ート手段と、前記集積手段内にあって、前記ゲート手段
    と同軸上で回転自在に保持する保持手段により保持さ
    れ、前記紙葉類が集積される積載台の集積面あるいは積
    載台に集積された紙葉類の上面に紙葉類を案内する案内
    手段と、前記集積手段内にあって、前記紙葉類の積載量
    に応じて前記案内手段と前記紙葉類との接触高さが変化
    する積載台とを備えた紙葉類集積装置において、前記案
    内手段は、前記保持手段の回転中心と、前記案内手段が
    紙葉類の集積面に接触する点とを結ぶ直線より紙葉類の
    案内面側に凸状の折れ曲がり部を有し、この凸状の折れ
    曲がり部が紙葉類の集積量に応じて描く円弧状の軌跡
    と、前記ゲート手段の紙葉類案内面を延長した面とが交
    わるように構成された紙葉類集積装置。
  2. 【請求項2】紙葉類を搬送する搬送手段と、紙葉類を集
    積する複数の集積手段と、紙葉類の情報に基づいて紙葉
    類を前記搬送手段から定められた集積手段へ案内するゲ
    ート手段と、前記集積手段内にあって、前記ゲート手段
    と同軸上で回転自在に保持する保持手段により保持さ
    れ、前記紙葉類が集積される積載台の集積面あるいは積
    載台に集積された紙葉類の上面に紙葉類を案内する案内
    手段と、前記集積手段内にあって、前記紙葉類の積載量
    に応じて前記案内手段と前記紙葉類との接触高さが変化
    する積載台とを備えた紙葉類集積装置において、前記案
    内手段は、前記保持手段の回転中心と、前記案内手段が
    紙葉類の集積面に接触する点とを結ぶ直線より紙葉類の
    案内面側に凸状の折れ曲がり部を有し、前記案内手段の
    前記保持手段に最も近い前記凸状の折れ曲がり部から前
    記保持手段間に、前記ゲート手段から連続して紙葉類を
    案内する案内面を有し、前記積載台に紙葉類が集積して
    いない状態から前記ゲート手段の案内面と前記案内手段
    の案内面が平行になる紙葉類の集積量までは、前記ゲー
    ト手段の案内面と前記案内手段の案内面で紙葉類を案内
    し、前記案内面が平行になる紙葉類の集積量より多い場
    合は、前記ゲート手段で紙葉類を案内するようにした紙
    葉類集積装置。
JP05130496A 1996-03-08 1996-03-08 紙葉類集積装置 Expired - Fee Related JP3189665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05130496A JP3189665B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 紙葉類集積装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05130496A JP3189665B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 紙葉類集積装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09240902A JPH09240902A (ja) 1997-09-16
JP3189665B2 true JP3189665B2 (ja) 2001-07-16

Family

ID=12883188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05130496A Expired - Fee Related JP3189665B2 (ja) 1996-03-08 1996-03-08 紙葉類集積装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3189665B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4966117B2 (ja) * 2007-07-09 2012-07-04 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙葉類集積装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09240902A (ja) 1997-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4863037A (en) Apparatus for the automated processing of bulk mail and the like
US6270070B1 (en) Apparatus and method for detecting and correcting high stack forces
US5464099A (en) Method for the automated processing of documents and bulk mail
US6540223B2 (en) On-edge stacking apparatus
US6024359A (en) Sheet stacking techniques
US6481712B1 (en) Apparatus for preventing lead to trail edge collision of mailpieces in a sorter
JP5592007B2 (ja) 平坦物品を縁を揃えて積み重ねるための装置および少なくとも1つのそのような装置が装備された郵便選別機
US5417414A (en) Stacker improvement for handling external side seam envelopes
US20020140162A1 (en) Stacker
JP3189665B2 (ja) 紙葉類集積装置
EP0457558B1 (en) Sheet stacker and feeder
US6682067B1 (en) Offset device for an on-edge stacking apparatus
US4802665A (en) Conveyor device for flat objects
JP3652469B2 (ja) 単片用紙のスタッカ装置
JPS63143172A (ja) 紙葉類の集積装置
JP3646544B2 (ja) 紙葉類集積装置
JP3699818B2 (ja) 紙葉類区分装置
JP3840797B2 (ja) 紙葉類搬送装置
JPH0527392Y2 (ja)
JP3716153B2 (ja) 紙葉類区分装置
JP3811574B2 (ja) 紙葉類区分装置
JP3275692B2 (ja) 紙葉類処理装置
JPH0822715B2 (ja) シ−ト後処理装置
JPH11106113A (ja) 紙葉類集積装置
WO1989006634A1 (en) Paper sheet sorting apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080518

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090518

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100518

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees