JP3189220B2 - 基板バックアップ装置 - Google Patents

基板バックアップ装置

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JP3189220B2
JP3189220B2 JP24367593A JP24367593A JP3189220B2 JP 3189220 B2 JP3189220 B2 JP 3189220B2 JP 24367593 A JP24367593 A JP 24367593A JP 24367593 A JP24367593 A JP 24367593A JP 3189220 B2 JP3189220 B2 JP 3189220B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品を搭載するた
めのプリント基板にクリームはんだや接着剤を印刷する
スクリーン印刷機等において該プリント基板の下面を下
から支持する基板バックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板を一定高さに支持す
る装置としての案内・支持機構が実開平1−81285
号で開示されている。この案内・支持機構は、プリント
基板の下面を支持する棒状体の底面に永久磁石を一体化
し、該棒状体を磁性材のベースプレート上に永久磁石の
磁気吸着力で保持する構成になっている。この場合、各
棒状体毎に永久磁石を設ける必要があり、棒状体も太く
なる。
【0003】また、大小様々なプリント基板に対応した
専用のバックアップピン保持プレートを複数用意し、ロ
ット替えの都度、プリント基板に合わせて該バックアッ
プピン保持プレートを交換する構成の多品種対応プリン
ト基板保持方法が特開平2−134000号で開示され
ている。このバックアップピン保持プレートは対象とな
る基板に適合した位置の穴にバックアップピンを予め立
てるようになっている。この場合には、プリント基板の
種類が多くなると用意すべきバックアップピン保持プレ
ートの数もそれだけ増加する。
【0004】図6乃至図8は、本出願人が既に提案して
いるクリームはんだ印刷用スクリーン印刷機の基板バッ
クアップ装置の従来例を示している。これらの図におい
て、1はスクリーン印刷機のフレームに固定された固定
支持板であり、該固定支持板1の4隅には固定支持アー
ム2が立設固定されている。対向する一対の固定支持ア
ーム間にはガイド軸3が図6のY方向に水平に固定され
るとともに、これと平行にボール螺子軸4が回転自在に
軸支されている。5A,5Bは図7及び図8に符号20
で示すプリント基板をX方向に移動させるためのガイド
レールであり、前記ガイド軸3に対し摺動自在に嵌合す
るスライド軸受6とボール螺子軸4に螺合する雌螺子部
材9が固着されている。前記ボール螺子軸4は中央に対
して一方が右螺子で他方が左螺子となっているためボー
ル螺子軸4を回転することにより、一対のガイドレール
5A,5BのY方向の幅が変化する。そして、左右のボ
ール螺子軸4は、図示しない回転駆動源と伝動機構によ
り、左右のボール螺子軸4を同方向に回転させてガイド
レール5A,5BのY方向の間隔を狭めたり広げたり
し、これによりプリント基板20の幅方向の変化に対応
できるようになっている。また、ガイドレール5A,5
Bの対向する側縁に沿って、プリント基板20を移送す
るための細幅のベルト11が設けられている。該ベルト
11はそれぞれガイドレール5A,5Bに設けられた複
数個の小プーリーに張架され、図示しないモーター等の
駆動力によりX方向に走行駆動されることで、プリント
基板20を矢印Q方向に前進させるものである。なお、
両方のガイドレール側には、プリント基板を保持する押
さえ部材(図示略)がそれぞれ設けられている。
【0005】一方、30はバックアップ用ベースであ
り、該バックアップ用ベース30は図示しない垂直ガイ
ド軸(スクリーン印刷機のフレームに固定)によって垂
直方向に昇降自在な如く支持され、このバックアップ用
ベース30のY方向中央部には図7及び図8のようにプ
リント基板20のX方向(進行方向)における位置決め
を行うための前側クランパー機構32A(ストッパーと
して機能する)及び後側クランパー機構32Bがそれぞ
れボール螺子軸33A,33Bにより位置調整可能な如
く設けられている。そのバックアップ用ベース30上に
は、側部固定バックアッププレート31が、ボール螺子
軸3A,3Bを挟むようにX方向に並行2列で配置固定
されている。また、該側部固定バックアッププレート3
1の並行2列間に位置するバックアップ用ベース30上
の中央には、固定バックアップ部50が固定されてい
る。この固定バックアップ部50のプレート部50Aと
前記側部固定バックアッププレート31とには、バック
アップピン取付穴51A,51Bがそれぞれ規則的に多
数形成されており、任意の位置のバックアップピン取付
穴51A,51Bにバックアップピン52A,52Bを
挿入立設することで、バックアップピン52A,52B
を複数本取り付け得るようになっている。なお、バック
アップピン52A,52Bはプリント基板20下面を下
方から支持するものであり、図7及び図8に示すよう
に、円柱状をした細い棒状体で上端部分が先細りになっ
ており、固定バックアップ部50に立設するバックアッ
プピン52Aと側部固定バックアッププレート31に立
設するバックアップピン52Bのそれぞれの上端は同一
高さに位置する。前記固定バックアップ部50のプレー
ト部50Aは、スクリーン印刷機で処理するプリント基
板の仕様で最小のものが占める範囲内にバックアップピ
ン52Aが立設可能な面積になっている。
【0006】図6乃至図8に示すように、前記前側クラ
ンパー機構32Aは、バックアップ用ベース30の中央
部をX方向に横断するように固定されたクランパー移動
レール34A上を摺動するスライダ35Aと、該スライ
ダ35A上に載置固定されていて前記ボール螺子軸33
Aに螺合する雌螺子部材36Aと、該雌螺子部材36A
上に固定された取付ブラケット部46Aで枢支され、枢
支点38Aを中心として回動自在な前側クランパー37
Aと、雌螺子部材36A上に配置固定されたクランパー
作動用エアシリンダ39Aとを具備している。そして、
前記クランパー作動用エアシリンダ39Aのロッド先端
には係合部材40Aが取り付けられ、該係合部材40A
の溝内に前側クランパー37Aの下部に固定のピン41
Aが係合するようになっている。この結果、エアシリン
ダ39Aの縮動状態では図8の実線の如く前側クランパ
ー37Aは起立し、伸動状態では仮想線の如く前側クラ
ンパー37Aは伏せた状態となる。なお、ボール螺子軸
33A,33Bはバックアップ用ベース30上に設けた
軸受部材でそれぞれ回転自在に軸支されている。
【0007】また、前記後側クランパー機構32Bの構
成は前側クランパー機構32Aと同様である。
【0008】前側クランパー機構32A及び後側クラン
パー機構32Bは、プリント基板の寸法に合わせて基板
長さ方向(X方向)両側面よりスクリーン印刷機の例え
ば中央基準にて前後から均等にプリント基板を保持する
ようになっている。前側クランパー37Aを有する前側
クランパー機構32Aの移動は、図6のようにバックア
ップ用ベース30に取り付けられたモーター43の回転
駆動力でボール螺子軸33Aを回転させ、これに螺合す
る雌螺子部材36AをX方向に移動させることで実行で
き、前側クランパー37Aの位置を変更することができ
る。後側クランパー37Bを有する後側クランパー機構
32Bの位置の変更も同様にボール螺子軸33Bをモー
ター43で回転させることで実行できる。通常、ボール
螺子軸33Aを右螺子としたときボール螺子軸33を左
螺子として両者を連結して用いれば、1個のモーター4
3で前側クランパー機構32Aと後側クランパー機構3
2Bとを対称的に移動させることができる。
【0009】前記固定バックアップ部50は、スクリー
ン印刷機で処理するプリント基板20の仕様で最小のも
のが占める範囲内にバックアップピン52Aが立設可能
な面積になっている。従って、プリント基板20が最小
のものより大きい場合、前記前側クランパー37A及び
後側クランパー37Bが外側に移動する結果、固定バッ
クアップ部50のX方向の両側にバックアップピンが立
てられない領域が発生する。バックアップピンの立設さ
れていない領域が広くなると、プリント基板20に対す
る良好なスクリーン印刷が不可能になるため、これを回
避する目的で、前記前側クランパー37Aあるいは後側
クランパー37Bが外側に移動して空き領域となった部
分(クランパー移動通路上でプリント基板が場所を占め
る部分)にもプリント基板支え用のバックアップピン5
2Aを立てられるように、固定バックアップ部50のX
方向の両側に、側部固定バックアッププレート31に対
して着脱可能なはめ込み式バックアップ部84を設置す
る。該はめ込み式バックアップ部84は、Y方向の幅が
前記側部固定バックアッププレート31の並行2列間よ
り大きく形成され、上面にはバックアップピン取付穴5
1Cが規則的に多数形成され、下面のY方向両側端には
連結ピン86がそれぞれ複数本固定されている。このは
め込み式バックアップ部84は各連結ピン86の下端を
側部固定バックアッププレート31のバックアップピン
取付穴51Bに挿入することによって固定バックアップ
部50側面に配置することができる。なお、はめ込み式
バックアップ部84のバックアップピン取付穴51Cに
は、前記固定バックアップ部50に設けるバックアップ
ピン52Aと同じ長さのものを挿入立設する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スクリーン
印刷機で取り扱うプリント基板は、外形寸法が多様なだ
けでなく、切欠や大径の穴の位置も多様であり、さらに
はプリント基板下面にチップ部品等が装着済みとなって
いる場合もある。このため、取り扱うプリント基板の変
更に伴い、バックアップピン位置は異なることになり、
はめ込み式バックアップ部84の交換(面積の異なるも
のへの交換)、追加、除去等の作業が必要となるが、側
部固定バックアッププレート31へのはめ込み式バック
アップ部84のはめ込み作業は、はめ込み式バックアッ
プ部84の連結ピン86下端と側部固定バックアッププ
レート31のバックアップピン取付穴51Bとの位置合
わせを要し、時間がかかる上に、はめ込み不十分の不具
合も発生する問題がある。そして、はめ込み式バックア
ップ部84の組上がり寸法精度がそのままバックアップ
高さ精度に反映されるため、連結ピン86の精度が要求
されコストが高くなる欠点があり、連結ピン86に欠け
や傷を生じさせないように、取り扱いに細心の注意を払
う必要がある。また、はめ込み式バックアップ部84で
X方向の幅が狭いものの場合、はめ込み式バックアップ
部84に設けられる連結ピン86が少なく(両側に1本
となる)、X方向に傾きやすく配置が不安定になる恐れ
がある。
【0011】本発明は、上記の点に鑑み、多様な基板に
対応でき、基板の種類に応じて着脱する着脱式バックア
ップ部の取り扱いが容易で、着脱操作が簡単かつ短時間
に実行でき、基板を支える高さ精度の向上も図れる基板
バックアップ装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の基板バックアップ装置は、昇降自在なバッ
クアップ用ベースと、バックアップピン取付穴を有して
いて前記ベースに固定された固定バックアップ部と、バ
ックアップピン取付穴を有していて前記固定バックアッ
プ部側に磁気吸着される着脱式バックアップ部とを備え
る構成としている。
【0013】また、前記固定バックアップ部は第1の連
結用磁性部材を有し、前記着脱式バックアップ部は前記
第1の連結用磁性部材に磁気吸着される永久磁石を有す
る構成としてもよい。
【0014】また、前記着脱式バックアップ部は第2の
連結用磁性部材を有し、該第2の連結用磁性部材の前後
方向の一方の端面に前記永久磁石を固定する構成として
もよい。
【0015】
【作用】本発明の基板バックアップ装置においては、ま
ず仕様が求める最小基板が占める範囲に固定バックアッ
プ部を固定し、基板の大きさに応じてその固定バックア
ップ部に着脱式バックアップ部を磁気吸着で追加配置す
るため、多様な外形寸法の基板に対応することができ
る。該着脱式バックアップ部の着脱作業は磁気吸着で行
うため極めて簡単であり、従来のはめ込み式バックアッ
プ部と比較して、着脱作業が迅速、正確に行えるととも
に、着脱式バックアップ部の構造も簡単で取り扱いが容
易で製作コストの低減が図れ、基板を支える高さ精度の
向上を実現することができる。また、切欠や大径穴を有
する多様な基板を扱う場合でも、適当なバックアップピ
ン取付穴にバックアップピンを挿入配置するだけで、基
板を一定高さに支持することができる。
【0016】また、前記固定バックアップ部に第1の連
結用磁性部材を設け、前記着脱式バックアップ部に第2
の連結用磁性部材を設け、該第2の連結用磁性部材の前
後方向の一方の端面に前記第1の連結用磁性部材に磁気
吸着される永久磁石を固定する構成とした場合、すでに
固定バックアップ部に固着されている着脱式バックアッ
プ部の第2の連結用磁性部材に他の着脱式バックアップ
部の永久磁石側を磁力で固着することができる。従っ
て、複数個の着脱式バックアップ部を組み合わせて使用
でき、より大きな外形寸法の基板あるいは多様な外形寸
法の基板に対応することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る基板バックアップ装置の
実施例を図面に従って説明する。
【0018】図1乃至図5は本発明の実施例を示してい
る。これらの図において、30はバックアップ用ベース
であり、該バックアップ用ベース30は図示しない垂直
ガイド軸(スクリーン印刷機のフレームに固定)によっ
て垂直方向に昇降自在な如く摺動支持され、このバック
アップ用ベース30上に図2及び図3に示すように側部
固定バックアッププレート31がボール螺子軸33A,
33Bを挟むようにX方向に並行2列で配置固定されて
いる。また、該側部固定バックアッププレート31の並
行2列間に位置するバックアップ用ベース30上の中央
には、固定バックアップ部50が固定されている。この
固定バックアップ部50のプレート部50Aと前記側部
固定バックアッププレート31のプレート部31Aとに
は、バックアップピン取付穴51A,51Bがそれぞれ
規則的に多数形成されており、任意の位置のバックアッ
プピン取付穴51A,51Bにバックアップピン52
A,52Bを挿入立設することで、プリント基板20を
下から支えるバックアップピン52A,52Bを複数本
取り付け得るようになっている。なお、固定バックアッ
プ部50のプレート部50Aの下面には、バックアップ
ピンの突き抜け防止のために穴なしの裏板を兼ねた第1
の連結用磁性部材53が重ね合わされて固定され、同様
に側部固定バックアッププレート31のプレート部31
Aの下面にも穴なし裏板31Bが重ね合わされて固定さ
れている。固定バックアップ部50に立設するバックア
ップピン52Aと側部固定バックアッププレート31に
立設するバックアップピン52Bのそれぞれの上端は同
一高さに位置する。前記固定バックアップ部50のプレ
ート部50Aは、スクリーン印刷機で処理するプリント
基板の仕様で最小のものが占める範囲内にバックアップ
ピン52Aが立設可能な面積になっている。そして、バ
ックアップ用ベース30の中央部にはプリント基板20
のX方向(進行方向)における位置決めを行うための前
側クランパー機構32A及び後側クランパー機構32B
がそれぞれボール螺子軸33A,33Bにより位置調整
可能な如く設けられている。
【0019】前記前側クランパー機構32A及び後側ク
ランパー機構32Bの構成は、図6乃至図8の従来例に
おいて説明したものと同様であり、後側クランパー機構
32Bも、クランパー移動レール34B上を摺動するス
ライダ35Bと、該スライダ35B上に固定されていて
ボール螺子軸33Bに螺合する雌螺子部材36Bと、該
雌螺子部材36B上に固定された取付ブラケット部46
Bで枢支され、枢支点38Bを中心として回動自在な後
側クランパー37Bと、雌螺子部材36B上に配置固定
されたクランパー作動用エアシリンダ39Bとを具備し
ている。そして、前記クランパー作動用エアシリンダ3
9Bのロッド先端には係合部材40Bが取付けられ、こ
の係合部材40Bの溝内に後側クランパー37Bの下部
に固定のピン41Bが係合するようになっている。この
結果、エアシリンダ39Bの縮動状態では図1の実線の
如く前側クランパー37Bは起立し、伸動状態では仮想
線の如く前側クランパー37Bは伏せた状態となる。
【0020】前記前後クランパー機構32A及び後側ク
ランパー機構32Bは、プリント基板の寸法に合わせて
基板長さ方向(X方向)両側面よりスクリーン印刷機の
中央基準にて前後から均等にプリント基板を保持するよ
うになっている。また、前側クランパー機構32Aの後
側クランパー機構32Bに対面する内側面には、プリン
ト基板20の有無を検出する基板検出センサー70を備
えた取付部材71が固定されている。
【0021】また、前側及び後側クランパー機構32
A,32Bの固定バックアップ部50に対向する内側
は、図1の如く、前側及び後側クランパー機構32A,
32Bの下側に固定バックアップ部50の上面が潜り込
める空間Sが設けられている。
【0022】さらに、前側及び後側クランパー機構32
A,32Bの取付ブラケット部46A,46B上面及び
取付部材71上面には、バックアップボタンピン取付穴
51Dが規則的に複数設けられており、プリント基板2
0を下から支持するためのバックアップボタンピン72
を適宜設けることができるようになっている。なお、バ
ックアップボタンピン72の挿入立設時の上端の高さ
は、前記バックアップピン52A,52Bの上端の高さ
と同一になっている。
【0023】前記固定バックアップ部50は、図1に示
すように、バックアップ用ベース30上に立設固定され
た脚部(ボール螺子軸33A,33Bの軸受部兼用)5
0Bと、該脚部50Bに固定された鉄等の磁性材からな
る第1の連結用磁性部材53及びプレート部50Aとか
らなっている。第1の連結用磁性部材53はX方向の両
側に垂直に折り曲げられた部分を有している。この固定
バックアップ部50のプレート部50Aはスクリーン印
刷機で処理するプリント基板の仕様で最小のものが占め
る範囲内にバックアップピン52Aが立設可能な面積に
なっている。そして、プリント基板が最小のものより大
きい場合、前側クランパー37Aを持つ前側クランパー
機構32Aあるいは後側クランパー37Bを持つ後側ク
ランパー機構32Bが移動する通路上でプリント基板が
場所を占める範囲にもプリント基板支え用のバックアッ
プピンを立てられるように、固定バックアップ部50の
X方向の側面のどちらか一方あるいは両方に、着脱可能
な着脱式バックアップ部54をプリント基板の長さに応
じて設置する。
【0024】前記着脱式バックアップ部54は、図1及
び図4に示すように、上面にバックアップピン取付穴5
1Eを規則的に多数有しY方向の幅が前記固定バックア
ップ部50と同幅の本体部55と、該本体部55下面の
Y方向両側に固着された脚部56と、該脚部56の中間
に設けられた第2の連結用磁性部材57とからなってい
る。該第2の連結用磁性部材57は鉄等の磁性材で形成
され、上面にバックアップピン取付穴51Fを規則的に
複数有し、かつY方向の外側に向けて突設されている中
間平板部58を有するとともに、該第2の連結用磁性部
材57のX方向(前後方向)の一方の端面に永久磁石5
9が固定されている。なお、着脱式バックアップ部54
のY方向両側に位置する対をなした第2の連結用磁性部
材57の両端の間隔は、前記側部固定バックアッププレ
ート31の並行2列間よりやや小さくなっている。な
お、本体部55及び中間平板部58の下面にはバックア
ップピンの突き抜け防止のための裏板55A,58Aが
それぞれ重ね合わされている。
【0025】この着脱式バックアップ部54の固定バッ
クアップ部50のX方向側面への設置は、脚部56の底
面をバックアップ用ベース30上に載置し、固定バック
アップ部50の第1の連結用磁性部材53に着脱式バッ
クアップ部54の永久磁石59を有する端面を磁気吸着
させることで行われる。また着脱式バックアップ部54
にも、他の着脱式バックアップ部54を追加設置するこ
とができ、これは着脱式バックアップ部54の第2の連
結用磁性部材57の永久磁石59を有しない端面に、他
の着脱式バックアップ部54の永久磁石59を有する端
面を磁気吸着させることで行われる。この着脱式バック
アップ部54を固定バックアップ部50側面に設置した
状態では、固定バックアップ部50上面と着脱式バック
アップ部54の本体部55上面とが同一高さになり、側
部固定バックアッププレート31の上面と着脱式バック
アップ部54の中間平板部58上面とが同一高さになっ
ている。
【0026】なお、着脱式バックアップ部54としてX
方向の長さが異なるものを複数種用意し、例えば図5に
示すように、着脱式バックアップ部54−A,54−
B,54−Cの3種類用意し、プリント基板20のX方
向の長さによってそれらを適宜組み合わせて用いること
ができる。
【0027】また、着脱式バックアップ部54の本体部
55上面のバックアップピン取付穴51Eに挿入立設す
るバックアップピンは前記固定バックアップ部50に設
けるバックアップピン52Aと同じものを用い、中間平
板部58上面のバックアップピン取付穴51Fに挿入立
設するバックアップピンは前記側部固定バックアッププ
レート31に設けるバックアップピン52Bと同じ長さ
のものを用いる。
【0028】なお、図1において、25はスクリーン印
刷機のスクリーン枠、26はこれに張られたスクリーン
を示している。なお、固定支持板1やレール5A,5B
等のの構成は、図6乃至図8で示した従来例と同様であ
る。
【0029】次に上記実施例の全体的動作について説明
する。まず、受け入れるべきプリント基板20のX方向
の長さ及びY方向の幅に合わせて、前側クランパー37
Aを有する前側クランパー機構32A及び後側クランパ
ー37Bを有する後側クランパー機構32Bの位置を調
整するとともに、レール5A,5Bの間隔を調整する。
そして、前側クランパー機構32A及び後側クランパー
機構32Bが移動したことにより固定バックアップ部5
0のX方向両側に生じた空間に着脱式バックアップ部5
4を隙間なく配置する。すなわち、着脱式バックアップ
部54の脚部56をバックアップ用ベース30上に載置
し、かつ永久磁石59を有する第2の連結用磁性部材5
7の端面を固定バックアップ部50の第1の連結用磁性
部材53に磁気吸着させる。着脱式バックアップ部54
に隣接して次の着脱式バックアップ部54を装着する場
合、当該着脱式バックアップ部54の脚部56をバック
アップ用ベース30上に載置するとともに永久磁石95
で装着済みの着脱式バックアップ部54の第2連結用磁
性部材57の永久磁石の無い方の端面に磁気吸着させ
る。この際、X方向の長さの異なる着脱式バックアップ
部54−A,54−B,54−Cを適宜組み合わせて追
加した着脱式バックアップ部54全体の長さが適切とな
るようにする。
【0030】そして、プリント基板20が占める範囲内
の側部固定バックアッププレート31、固定バックアッ
プ部50、着脱式バックアップ部54、前側クランパー
機構32A、取付部材71及び後側クランパー機構32
Bの適当なバックアップピン取付穴51A,51B,5
1D,51E,51Fにバックアップピン52A,52
B、バックアップボタンピン72を挿入立設する。
【0031】なお、固定バックアップ部50及び着脱式
バックアップ部54において前側クランパー機構32
A、取付部材71及び後側クランパー機構32Bがオー
バーラップする場合、そのオーバーラップする範囲には
バックアップピンは立設できないので、代わりに前側ク
ランパー機構32A、取付部材71及び後側クランパー
機構32Bのバックアップピン取付穴51Dにバックア
ップボタンピン72を挿入立設する。
【0032】次に、図1の如くバックアップ用ベース3
0を最も下降した位置とした状態において、まず、前側
クランパー37Aを実線の如く起立させ、後側クランパ
ー37Bは仮想線の伏せた状態としてプリント基板20
を図3の矢印Q方向に供給し、前側クランパー37Aで
プリント基板20の前端位置を規定する。次いで、後側
クランパー37Bを起立させ、プリント基板20の後側
位置を規定する。この時、プリント基板20は図3のガ
イドレール5A,5B及びベルト11で一定高さに支え
られかつ側縁上面は押さえ部材によって各レール5A,
5Bに沿って押さえられている。
【0033】それから、図1の如く、バックアップピン
52A,52B及びバックアップボタンピン72の上端
がプリント基板20の下面に当接するまでバックアップ
用ベース30を上昇させる。この時プリント基板20
は、その側縁上面がガイドレール側に設けた押え部材に
より上から押さえられて一定高さに維持され、かつ下か
らはバックアップピンで下面を支持されて保持されるこ
とになる。このとき、各バックアップピン取付穴に設け
られたバックアップピン52A,52B及びバックアッ
プボタンピン72の上端が同一高さになっているため、
プリント基板20の上面が平坦になるように支持され
る。
【0034】それから、前側クランパー37A及び後側
クランパー37Bを伏せた状態にし、さらにバックアッ
プ用ベース30を上昇させて、スクリーン枠25で支え
られたスクリーン26にプリント基板20を対接させ
る。そして、この状態においてスクリーン印刷を実行す
ることができ、クリームはんだ等のプリント基板上への
塗布を実行できる。この際、固定バックアップ部50及
び着脱式バックアップ部54に立設されているバックア
ップピン52A,52Bと、前側クランパー機構32A
及び後側クランパー機構32B側のバックアップボタン
ピン72との上端により、プリント基板20の上面は平
坦に維持され、プリント基板の反りは解消されることに
なる。
【0035】なお、プリント基板20のX方向の長さの
変更には、固定バックアップ部50側面に配置する数種
類(例えば3種類)の着脱式バックアップ部54−A,
54−B,54−Cの組み合わせを適宜変更して対応
し、最小の着脱式バックアップ部のX方向長さに満たな
い中間の長さには、前側クランパー機構32A、後側ク
ランパー機構32B、取付部材71を固定バックアップ
部50や着脱式バックアップ部54−A,54−B,5
4−Cの上面に適宜オーバーラップさせて前記前側クラ
ンパー機構32A及び後側クランパー機構32Bの間隔
を調整することで無段階に対応できる。また、Y方向の
幅の変更は前記レール5A,5Bの間隔を調整し、側部
固定バックアッププレート31に立設するバックアップ
ピン52Bの配置を変更することにより対応することが
できる。さらに、プリント基板20の切欠や大径穴、さ
らに既に装着済みの部品位置の変更に関しては、それら
の切欠、大径穴及び部品を回避した位置にバックアップ
ピン52A,52Bやバックアップボタンピン72を配
置すればよい。
【0036】上記実施例によると、固定バックアップ部
30に対する着脱式バックアップ部54−A,54−
B,54−Cの着脱作業が磁気吸着で行えるので極めて
簡単であり、かつ従来のはめ込み式バックアップ部のよ
うに連結ピンを側部固定バックアッププレートのバック
アップピン取付穴にはめ込んで固定バックアップ部30
のX方向側面に配置する作業で生じていたはめ込み不具
合の発生が無い。
【0037】また従来例と比較して、着脱式バックアッ
プ部54−A,54−B,54−Cは取り扱いが容易で
低コストであり、脚部56の精度を良くすることでプリ
ント基板20を支持する高さ精度も向上でき、着脱式バ
ックアップ部54−A,54−B,54−Cの配置も迅
速、正確に変更できる。また、バックアップピン52
A,52Bやバックアップボタンピン72の着脱作業も
容易でかつ短時間で行うことができ、切欠や大径穴、さ
らには装着済み部品のある多様なプリント基板にも迅速
に対応できる。
【0038】なお、前記実施例ではX方向長さの異なる
3種類の着脱式バックアップ部を用意したが、さらに他
の長さの着脱式バックアップ部を用意してもよい。
【0039】また、バックアップ用ベース30の昇降手
段はカムを用いた機構、もしくはエアシリンダを用いた
機構等を採用することができる。
【0040】なお、図1では固定バックアップ部50の
X方向側面の一方に多数の着脱式バックアップ部54を
設置している如く図示したが、固定バックアップ部50
のX方向の両側面に同じ種類の着脱式バックアップ部5
4を対称配置することで、固定バックアップ部50の中
央基準をプリント基板の中央基準と一致させて前側及び
後側クランパー37A,37Bを移動させる場合に対応
できる。
【0041】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板バッ
クアップ装置によれば、仕様が求める最小基板が占める
範囲に固定バックアップ部を固定し、基板の大きさに応
じてその固定バックアップ部に着脱式バックアップ部を
磁気吸着で配置するため、多様な外形寸法の基板に対応
させてバックアップピンを立設することができる。前記
着脱式バックアップ部の着脱作業は磁気吸着で行うため
極めて簡単であり、従来のはめ込み式バックアップ部と
比較して、着脱作業が迅速、正確に行えるとともに、着
脱式バックアップ部の構造も簡単であり取り扱いが容易
で製作コストの低減が図れ、基板を支える高さ精度の向
上も実現することができる。また、切欠や大径穴さらに
は装着済み部品を有する多様な基板を扱う場合でも、適
当なバックアップピン取付穴にバックアップピンを挿入
配置するだけで、基板を一定高さに支持することができ
る。従って、多様なプリント基板に容易に対応できて、
取り扱いが容易かつ低コストであり、基板の支持精度に
も優れたスクリーン印刷機に最適な基板バックアップ装
置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板バックアップ装置の実施例の
要部の構成を示す正断面図である。
【図2】実施例における前側クランパー機構の詳細を示
す側断面図である。
【図3】実施例の平面図である。
【図4】実施例における着脱式バックアップ部の詳細を
示す斜視図である。
【図5】実施例における固定バックアップ部と着脱式バ
ックアップ部の配置状態を示す平面図である。
【図6】基板バックアップ装置の従来例の平面図であ
る。
【図7】従来例における前側クランパー機構及びはめ込
み式バックアップ部の詳細を示す側断面図である。
【図8】従来例における前側クランパー機構の詳細を示
す正面図である。
【符号の説明】
1 固定支持板 5A,5B ガイドレール 20 プリント基板 30 バックアップ用ベース 31 側部固定バックアッププレート 32A 前側クランパー機構 32B 後側クランパー機構 37A 前側クランパー 37B 後側クランパー 50 固定バックアップ部 51A乃至51F バックアップピン取付穴 52A,52Bバックアップピン 53 第1の連結用磁性部材 54 着脱式バックアップ部 57 第2の連結用磁性部材 59 永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−66200(JP,A) 特開 平2−134000(JP,A) 特開 平3−30496(JP,A) 特開 平4−359600(JP,A) 特開 平4−352396(JP,A) 実開 平1−81285(JP,U) 実開 昭48−30753(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04 H05K 3/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降自在なバックアップ用ベースと、バ
    ックアップピン取付穴を有していて前記ベースに固定さ
    れた固定バックアップ部と、バックアップピン取付穴を
    有していて前記固定バックアップ部側に磁気吸着される
    着脱式バックアップ部とを備えることを特徴とする基板
    バックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記固定バックアップ部は第1の連結用
    磁性部材を有し、前記着脱式バックアップ部は前記第1
    の連結用磁性部材に磁気吸着される永久磁石を有してい
    る請求項1記載の基板バックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記着脱式バックアップ部は第2の連結
    用磁性部材を有し、該第2の連結用磁性部材の前後方向
    の一方の端面に前記永久磁石が固定されている請求項1
    記載の基板バックアップ装置。
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