JP3188369B2 - 成形部およびプレス部を含む抄紙機 - Google Patents

成形部およびプレス部を含む抄紙機

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JP3188369B2
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ラーポッティ ヨルマ
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バルメット ペーパ マシーナリ インコーポレイテッド
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    • D21F3/02Wet presses
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    • D21F3/08Pressure rolls

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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形部およびプレス部
を含み、成形部の成形ワイヤ上に形成される紙ウエブを
脱水する抄紙機に関するものであり、このプレス部は、
少なくとも3つの連続したニップを有し、脱水すべき紙
ウエブ実質的に密閉のドローとしてプレス布および平
滑ロール面で支持されてプレス部を通されている。
【0002】
【従来の技術】抄紙機の前部の後に続くプレス部におい
て、1つまたはいくつかの拡張ニッププレスを用い、ウ
エブの走行方向のプレス領域を実質的にロールプレスニ
ップにおけるよりも長くすることは、従来技術で既知で
ある。初期において、拡張ニッププレスは板紙抄紙機に
おいて、また厚手の等級の紙のみにより通常用いられて
いたが、拡張ニッププレスはまた薄手の等級の紙、例え
ば新聞用紙や上質紙にも導入されつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明に最も密接に関
連している従来技術に関しては、次の文献を参照する。
すなわち、フィンランド特許出願第890530号(フィンラ
ンド特許第91,898号およびドイツ特許第3808293 号に対
応)、ドイツ実用新案登録第8805966 号、フィンランド
特許出願第913886号(ドイツ特許第4026021 号に対
応)、フィンランド特許第75,382号、本出願人のフィン
ランド特許出願第811403号(フィンランド特許第72,159
号に対応)、米国特許第4,257,844 号、第4,704,192 号
および第5,120,399 号である。さらに、論文誌 Wochenb
latt fur Papierfabrikation第19号 (1993)、第180 〜
182 頁、"Die Flexonip (登録商標)- Pressen"の文献
を参照するが、この文献は J.M. Voith社の最新の拡張
ニッププレスの構造のいくつかを説明している。
【0004】上述の文献に説明されているものを含む従
来技術のプレス部は、ある種の問題と開発の必要性を伴
っているが、それらは本発明の正しさを証明するのに役
立っている。これらの問題と欠点の最も重要なものを次
に論じる。
【0005】フィンランド特許出願第890530号(フィン
ランド特許第91,898号に対応。図3および図4)に説明
されているプレス部には、1つの拡張ニッププレスから
その拡張ニッププレスのグライドベルト・マントルの面
上の第2および/または第3の拡張ニッププレスへの転
送が欠点である。なぜならば、それは、吸水性でなくか
つ良好なウエブ転送性および付着性を有する平滑面を必
要とするからである。この引用文献では、第1のニップ
は水を効率的に両方向へ除去する拡張ニップではなく、
その全体の概念はいくつかのニップからなるコンパクト
なプレス部ではない。
【0006】ドイツ実用新案登録第8805966 号では、そ
の欠点は、図1および図2に示す実施例においてはとり
わけ、2つの別個の拡張ニッププレスだけからなるプレ
ス部にある。そのプレス部では、それらの拡張ニップの
両方において高負荷プレスを同じプレスフェルトの面で
行ない、さらにウエブは2つの再湿潤用フェルトの間の
ニップ間の長い距離にわたって一方のフェルトの表面を
移送される。前記文献の図3、5および6に示すような
プレス部の幾何学的配置はもっとコンパクトであるが、
同じプレスフェルトが両方の拡張ニップを通って走行
し、このフェルトの吸水能力は第2の拡張ニップではも
はや十分に効率的ではない。ウエブの一方の拡張ニップ
から他方への転送は、プレスフェルトの表面構造の差に
完全に左右されるが、ウエブ転送を確保するための装置
は全く用いられたことがない。
【0007】フィンランド特許出願第913886号(ドイツ
特許第4026021 号に対応)の図1、1a、2、3、3aおよ
び3bに示すプレス部には、全部のニップを通って走行
し、フェルトより低い脱水能力を有する転送手段を用い
るという欠点がある。第1のニップでは大量の水が除去
されるため、一方向の脱水は前記転送手段を用いること
によって制限される。図2、2a、3、3a、3bに示すよう
な構造に用いられる転送手段は、拡張ニッププレスのグ
ライドベルトからなり、その場合、第1のニップにおけ
る一方向の脱水は完全に除外される。前記グライドベル
トは完全に不浸透性で平滑でなければならない。
【0008】フィンランド特許第72,159号、フィンラン
ド特許第75,382号、または米国特許第4,257,844 号で
は、高脱水能力の拡張ニッププレスを第1のニップとし
て、または他の場合に使用することは提案されていない
し、また乾燥部への密閉ウエブ転送手段も提案されてい
ない。
【0009】米国特許第5,120,399 号では、第1のニッ
プとして1つの方向に脱水するシングルフェルト拡張ニ
ップの使用だけを提案しており、プレス部は2つのニッ
プを有しているが、コンパクトな多ニッププレス部は全
く提案していない。
【0010】本発明は従来技術の更なる開発を行ない、
上述の欠点のほとんどを実質的に回避できるようにする
ことを目的とする。
【0011】本発明は、とくに機械方向におけるかなり
コンパクトなプレス部の構造を提供することを目的とす
る。これはとくに、既存のロールニップからなるプレス
(例えば本出願人の (Sym-Press II(登録商標))を、
より高い脱水能力を有し1つまたはいくつかの拡張ニッ
プを採用した新しいプレス部に代えることが必要な抄紙
機の近代化において、重要な目的となる。
【0012】本発明は、効率的な2面・対称脱水が拡張
ニップで行なわれるプレス部を提供することを特定の目
的とする。
【0013】さらに本発明は、紙ウエブの確実な転送が
その前段階から第1のニップへ、そこから第2のニップ
へ、さらに存在する場合はその次のニップへ行なわれる
プレス部を提供することを目的とする。
【0014】またさらに本発明は、第1のニップにおい
てプレス部の充分に高い脱水能力とウエブの充分に高い
乾燥固形残分に役立つ比較的高いプレス負荷を用いるこ
とができるプレス部を提供することを目的とする。後者
の特性は重要である。なぜならば、乾燥固形残分が増加
すると、ウエブの強度も増加し、それによって第1のニ
ップの後のプレス部を通る無妨害で確実なウエブの転送
に役立つからである。
【0015】さらに本発明は、充分に対称的な脱水を行
ない、それによってウエブ構造のZ方向の良好な対称性
を確保することを目的とする。
【0016】本発明は、例えば25〜35m/s のオーダの高
いウエブ速度であっても、支持され信頼性のあるウエブ
の乾燥部全体にわたる転送を行なうことを特有の目的と
する。
【0017】本発明は、ウエブを加熱するためのスチー
ムボックス、赤外線ヒータまたはそれと同等のものを用
いることが可能であり、それにより脱水を強化できるプ
レス部を提供することを必須でない他の目的とする。
【0018】本発明は、公知の抄紙機をさらに発展さ
せ、成形部からプレス部さらにプレス部全体を通した、
支持された信頼性あるウエブの転送を、高いウエブ速度
下においても実現し、他方で、高い脱水能力と十分に対
称的な脱水とを確実とすることを目的とする。
【0019】さらに本発明は、特に縦方向にコンパクト
なプレス部構造を有する抄紙機を提供することを目的と
する。特に、ロールニップ(例えば特許発明Sym-Press
II(登録商標))を含む現行のプレス部を、高い脱水能
力を有する新しいプレス部に置換する必要があるなどの
抄紙機の近代化において、これは重要な目的である。
【0020】本発明は特に、成形部からプレス部さらに
プレス部全体を通した、支持された信頼性あるウエブの
転送を、高いウエブ速度、例えば25〜35m/s 程度のウエ
ブ速度下においても実現することを目的とする。
【0021】これらの目的は請求項1の抄紙機により実
現される。
【0022】
【課題を解決するための手段】上述の目的と後にわかる
他の目的を達成するため、本発明は次の特徴を有する。
すなわち、− プレス部の第1のニップは第1のプレス
の拡張ニップであり、そのプレス領域を通って吸水性の
2つの対向したプレス布が通り、第1のプレスでは脱水
がウエブの両面から2つの方向へ行なわれること。−
拡張ニップを形成する第1のプレスにおける上部プレス
布はピックアップ布であり、ピックアップ布はその下面
で成形ワイヤから紙ウエブを運ぶこと。− プレス部に
おける少なくとも2つの他のニップは、平滑面付きセン
タロールに関連して形成され、センタロールは拡張ニッ
プを形成する第1のプレスの高さより実質的に高い位置
に設けられ、他のニップのうちの第2のニップでは、プ
レス布がピックアップ布からなり、第3のニップはそれ
自体が吸水性のプレス布を有すること。− 第1のプレ
スの後では、紙ウエブの走行方向はa≧〜450 として選
ばれた角度aで転向すること。
【0023】本発明による抄紙機では、プレス部の第1
のニップは、第1のプレスの拡張ニップである。本発明
の特徴は次の構成要件の組み合わせにある。 A)第1のニップは、第1のプレスの拡張ニップであ
り、 B)第1のニップでは、ウエブは吸水性の2つのプレス
布の間に配置され、 C)第2のニップはロールニップであり、 D)2つのプレス布のうち上部プレス布は、第2のニッ
プを通してウエブを搬送し、ウエブは上部プレス布から
分離されてセンタロールに付着する。
【0024】
【実施例】次に添付図面に示す本発明の実施例を参照し
て本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例
の内容に決して厳格に限定されることはない。
【0025】図1ないし7によれば、紙ウエブWは成形
ワイヤ10から分離され、ピックアップ点Pで、ピックア
ップ・サクションロール12のサクション領域12a により
支援され、ピックアップフェルト11上へ転送される。ピ
ックアップフェルト11は、 張ニップである第1のニッ
NP1 において吸水上部布として働き、その中へウエブ
Wがフェルト11の下面で転送される。拡張ニップNP1 に
は吸水下部フェルト28があり、これはガイドロール29に
より案内される。図1、2、3、5、6および7によれ
ば、拡張ニップである第1のニップNP1 における下部プ
レス要素は可撓性マントル21を設けたホースロール20で
ある。マントル21の内部にはプレスシュー22があり、そ
れは油圧シリンダにより負荷され、その圧力は、拡張ニ
ップNP1における圧搾圧力のレベルと分布をウエブWの
進行方向および横断方向の両方で調節するために、調整
することができる。ホースロール21はそれ自体公知のプ
レス要素であり、その構造に関しては、フィンランド特
許出願第905798号(フィンランド特許第96,789号に対
応)の図10、図11、図12を例として参照する。図1、
2、3、6および7によれば、拡張ニップNP1 の上部プ
レス要素は、一体マントル、好ましくは可変クラウン・
プレスロール13であり、これには、溝付き面などの中空
面13' が設けられ、好ましくは駆動歯車が設けられてい
る。拡張ニップNP1 における高プレス負荷のため、プレ
スロール13の一体マントルは、対応する多孔サクション
ロールマントルに機械的に好ましい構成になっている。
【0026】図4に示すプレス部は、上述の実施例とは
拡張ニップNP1 に対して、可撓性マントル21を設けたホ
ースロール20a が上部ロールとして、さらに一体マント
ルプレスロール13a が下部ロールとして配置されている
点で、異なっている。
【0027】図5は本発明の例外的な変形を示す。これ
は、基本的には、上述のものと同等に有利ではないが、
拡張ニップNP1 の上部ロール13b は多孔マントル13''を
設けたサクションロールであり、そのマントルの内部に
は2つの連続するサクション領域13c および13d があ
る。前記領域のうち、第1のもの13c は拡張ニップNP1
のプレス領域に面し、次の領域13d はウエブWと上部フ
ェルト11の走程が垂直方向に転向されるセクタに配置さ
れている。例外的な場合では、サクションロール13b
を、例えば拡張ニップNP1 が平均よりも低いときは、薄
手の等級の紙に用いることができるが、その場合、マン
トル13''は拡張ニッププレスにおける圧力負荷に絶える
ようにすることができる。
【0028】拡張ニップである第1のニップNP1 を形成
する第1のプレスにおいて、高いウエブ走行速度でさえ
もウエブについて充分に長い滞留時間と効率的な脱水が
得られる。前記脱水はさらに2面、かつ対称的である。
拡張ニップNP1 に到着した時のウエブWの乾燥固形残分
は、典型的には12〜20% の範囲であり、拡張ニップNP1
の直後でのウエブWの乾燥固形残分は、基本的には30〜
40% の範囲である。プレス部で生ずる全脱水のうち、拡
張ニップで生ずる効率的脱水の割合は、典型的には30〜
75% の範囲であり、最も一般的には35〜55% の範囲であ
る。
【0029】図1、4、5、6および7によれば、拡張
ニップNP1 における上部ロール13、13b またはホースロ
ール20a (図4)によって、上部フェルト11とウエブW
の走行方向が転向し、ウエブは前記フェルトに支持され
て実質的に水平から実質的に垂直な方向に(図5)、ま
たは比較的急峻に上方斜めに転送される。上部フェルト
11とウエブWの走行方向のこの変更(角度a)は、プレ
ス部の占める空間の利用の改善に役立つ。基本的には、
前記角度a≧〜45°である。図1では、前記角度a≒70
°であり、図3では前記角度はかなり大きく a≒170
°である。
【0030】図1、4、6および7によれば、下部フェ
ルト28のガイドロール29a は上方の位置に取り付けら
れ、下部フェルト28がウエブWを拡張ニップNP1 の後で
直接案内し、拡張ニップNP1 の後にウエブWが確実に上
部フェルト11に従うようにし、これをさらに、上部フェ
ルト11のループの内側に取り付けたサクションボックス
14a によって確保できるようにしている。前記ボックス
の反対側では、スチームボックス14b またはこれと同等
の赤外線照射器が作動し、これによってウエブWの自由
面が熱線または媒体にさらされ、これによって水の除去
は、その後に続くニップN2、N3、NP4 において、それ自
体公知の作用モードを利用して促進される。
【0031】図2および3によれば、拡張ニップNP1 の
後に、ウエブWは、フェルト11と28の間の直線走路に従
って案内される。図2によれば、ウエブWは、下部フェ
ルト32から、逆転サクションロール16のサクション領域
16a によって分離される。前記サクション領域16a 上に
はスチームボックス17が取り付けられ、これはスチーム
ボックス14b の機能と同様の機能を有している。図2で
は、サクションロール16はウエブWと上部フェルト11の
走程を水平から垂直に転向する。図3では、同様のサク
ションロール18がウエブWと上部フェルトの方向をその
サクション領域18a 上でほぼ180 °にわたって転向す
る。上述のように、比較的大きな角度aの方向変更によ
って、かなりコンパクトなプレス部が提供される。前記
比較的大きな角度の方向変更は、例えば25〜35m/s の速
度範囲の高いウエブ速度であっても、拡張ニップである
第1のニップNP1 で行なわれる両面の効率的脱水により
可能となる。この脱水により、ウエブWの乾燥固形残分
と強度は、大きな方向変化aと高い遠心力を許容するレ
ベルにまで増大されている。
【0032】図1ないし7によれば、プレス部は平滑面
31付きセンタロール30を有し、これに関連して、好まし
くは2つのロールニップN2およびN3が設けられている。
ロールニップN2およびN3におけるプレス領域の長さは、
典型的にはほとんど1桁分だけ、拡張ニップNP1 および
NP4 におけるよりも実質的に短く、その場合、プレス領
域の長さは典型的には100 〜300mm である。図2ないし
7によれば、前記ロールニップN2、N3は平滑面31付きセ
ンタロール30の連続する上部四半部分に配置され、この
配列によってセンタロール31上では有利なニップ負荷の
分布が得られる。
【0033】図3において、上述のものとは異なり、拡
張ニップNP1 の中空面13' 付き上部プレスロール13もま
ロールニップである第2のニップN2をセンタロール30
とともに形成している。図3に示すプレス部構造はとく
にコンパクトであり、その水平方向の寸法L3はとくに短
い。図3に示すようなプレス構造の他の利点は、必要な
場合には3つのロールニップでもセンタロールに関連し
て用いることができることである。
【0034】拡張ニップNP1 の上部フェルト11は、ピッ
クアップフェルトでもあるが、またロールニップである
第2のニップN2において吸水プレス布として働き、その
後でウエブWはセンタロール30の平滑面に追従し、上部
フェルト11から離れる。ロールニップである第3のニッ
プN3は中空面32' 付きプレスロール32とともにセンタロ
ール30によって形成されている。第3のニップN3を通っ
て、プレスフェルト33が走行し、これは吸水性であり、
ガイドロール34によって案内される。
【0035】図1、4および5によれば、ウエブWはセ
ンタロール30の平滑面31から短い自由ドローW0として分
離され、ガイドロール35により案内され逆転サクション
ロール37のサクション領域37a により補助されて、下部
フェルト36上へ転送される。下部フェルト36は拡張ニッ
プである第4のニップNP4 において下部プレス布として
働く。図1および4によれば、第4のニップNP4 は、可
撓性マントル41と負荷シュー42を設けた下部ホースロー
ル40によって形成されている。第4のニップNP4 の上部
ロールは一体マントル、好ましくは可変クラウン・平滑
面39' 付きプレスロール39である。第4のニップNP4
後で、ウエブWはプレスロール39の平滑面に追従し、そ
こからこれは短い自由ドローW1として分離され、紙ガイ
ドロール53を越えて乾燥ワイヤ52へ送られる。プレスロ
ール39および/またはセンタロール30は加熱してもよ
く、この加熱は例えばロールマントルにある穴を通って
循環する熱水によって行なうことができる。その詳細に
関しては本出願人のフィンランド特許出願第925634号お
よび同第924754号(欧州特許第597814号に対応)に参照
される。図1および4において、第4のニップNP4 の手
前の下部フェルト36のループ内にはサクションボックス
38またはこれと同等のものが設けられている。下部フェ
ルト36の後者のガイドロールは参照番号54で示す。図4
および5によれば、第4のニップNP4 の上部支持ロール
の上部セクタにはドクタ43があり、これによって、損紙
となるウエブWは、横方向の損紙トラフのなかに、また
は横方向の損紙コンベア44に送られ、抄紙機の側面へ、
さらにパルパーへ送られる。
【0036】図1、4、5および7において、いくつか
の用法では、拡張ニップである第4のニップNP4 は、図
1の括弧内に参照符号N4で示すものと同様のロールニッ
プに代えることができる。このような場合、上部ロール
39は、好ましくは平滑面付きプレスロールであり、下部
ホースロール40の位置には、中空面付きで一体マントル
の剛性プレスロールが、必要な場合は可変クラウンプレ
スロールがある。
【0037】図2および3によれば、ウエブWはロール
ニップN2およびN3の後でセンタロール30の平滑面31から
短い自由ドローW0として分離され、紙ガイドロール35に
より案内された乾燥ワイヤ52の下面へ送られ、その面上
にサクションボックス51によって保持され、さらに第1
の乾燥シリンダ50またはこれと同等の導入シリンダへ送
られる。
【0038】図6によれば、センタロール30の周囲には
転送バンドループ60a が取り付けられ、これは紙ウエブ
Wをロールニップである第3のニップN3でサクション転
送ロール53a へ送る。ウエブWは、転送布ループ60a の
平滑外面から分離され、さらに前記サクション転送ロー
ル53a のサクション領域53b および53c により補助され
ながら乾燥ワイヤ52へ送られる。図7によれば、比較的
長い転送バンドループ60b が用いられ、これによってウ
エブWは、密閉ドローとして拡張ニップである第4のニ
ップNP4 へ、またはその代わりとしてロールニップであ
る第4のニップN4(括弧内に表示)の中へ、さらに転送
サクションロール53a への実質的に水平な走程として転
送バンドループ60b の上面上に運ばれる。ロール53a の
サクション領域53b により補助されて、ウエブWは乾燥
ワイヤ52へ送られ、その上でこれは、サクションボック
ス51a および51b の負圧により支援されながら、保持さ
れる。転送バンドループ60a 、60b はガイドおよび張力
ロール61により案内され、ガイドロール62により駆動さ
れる。転送バンドループ60a 、60b の平滑外面はドクタ
63によって清潔に保たれる。
【0039】図7において、拡張ニップである第4のニ
ップNP4 は、そのプレス領域を通って転送バンドループ
60b が走行するが、下部プレス要素が平滑ホースマント
ル40a を設けたホースロール40A になり、上部プレス要
素が中空面39a 付きプレスロール39A になるように、配
列されている。拡張ニップNP4 を通って上部プレス布36
A が走り、これはガイドロール54A によって案内され
る。拡張ニップNP4 は、同様のロールニップに代えるこ
とができるが、これは図7の括弧内に参照番号N4によっ
て示す。
【0040】図8は、ウエブ成形ワイヤ10に関連して取
り付けた1次ニップN0を示すが、この1次ニップによっ
てウエブWの乾燥固形残分は、例えば約12% から約18%
に上昇する。1次ニップN0はワイヤサクションロール16
と中空面17' を有する上部プレスロール17との間に形成
されている。1次ニップN0に面して、ワイヤサクション
ロール16のサクション領域16a がある。比較的浸透性が
あり、目の粗い吸水プレス布18が1次ニップN0を通って
走行し、プレス布18はガイドロール18a により案内され
る。1次ニップN0には、比較的低い直線負荷を使用し
て、この段階では低強度であるウエブの構造が破壊され
ないようにすることが望ましい。
【0041】1次ニップN0でプレスされたウエブWは、
成形ワイヤ10でワイヤ駆動ロール19の手前のピックアッ
プ点Pへ送られ、ピックアップ布11上へ転送される。こ
れに乗って、図1ないし7のいずれかに示すプレスサク
ションを通過する。ここで強調することは、図8に示す
1次ニップN0は本発明によるどのような抄紙機にも用い
ることができるが、好ましくは平均よりも厚手の紙また
は板紙を製造する抄紙機、および/または脱水が平均よ
り困難な等級のパルプを用いる場合、あるいは機械の走
行速度が非常に高い場合に、用いることができることで
ある。1次ニップN0の使用により、プレス部の脱水能力
の増大と1次ニップN0の後のウエブWの強度にも役立て
ることができ、このことはまた、プレス部が機械速度に
対する隘路となっている場合、その抄紙機の走行速度の
増大に役立つ。1次ニップN0はまた、フィンランド特許
出願第905798号(フィンランド特許第96,789号に対応)
に提示されているように、拡張ニップNP0 としてもよ
い。その場合、プレスロール17の位置には、破線で示す
ホースロール90またはこれと同等のものがある。
【0042】拡張ニップである第1のニップNP1 におい
て、ホースロール20、20a の支持ロール13は、原則とし
て、好ましくはサクションロールではない。なぜなら
ば、多孔サクションロールマントルの負荷容量がニップ
の負荷を、実際には約150kN/mに制限しているからであ
る。しかし、図5において、サクションロール13b が前
記支持ロールの代わりに提案されている。この場合、ウ
エブWのロールニップである第2のニップN2への転送
は、サクションロール13b のサクション領域13c および
13d がウエブWを確実に転送するので、かなり容易にな
る。支持ロールは、好ましくは中空面付きロール13、例
えば溝付きおよび/または盲穴付き一体マントルロール
であり、これは幅広機械(3m以上)では好ましくは可変
クラウンロールである。
【0043】以上、センタロール30に関連してとくに2
つのロールニップN2およびN3を設けた本発明の実施例を
説明した。ある場合には、とくに厚手の等級の紙または
板紙を用いる場合、本発明をまた実行して、ロールニッ
プである第3のニップN3の位置に単数または複数のニッ
プを用いることができる。これらのニップは、図1ない
し7に破線により示し、括弧内に参照符号NP3 で示す。
このような場合、ホースロール80はあると考えられる
張ニップである第3のニップNP3 を、センタロール30に
関連して形成する。
【0044】図9において、図2に示す実施例の修正版
を示すが、これでは逆転サクションロール16がセンタロ
ール30とともにロールニップである第2のニップN2を形
成している。逆転サクションロール160 のサクション領
域160aではスチームボックス170 が設けられている。さ
らに、図2とは異なり、センタロールに関連している
のニップは拡張ニップNP3 であり、これは可撓性マン
トル81とプレスシュー82を設けたホースロール80によっ
て形成されている。
【0045】図1ないし8に示すプレス部は、例えば新
聞用紙、SC紙、LWC 原紙および上質紙などの印刷用紙級
に最適であるが、前記プレス部はまた、例えば段ボール
用ライナまたは中芯原紙などの板紙にも用いることがで
きる。
【0046】次に、本発明によるプレス部の様々なニッ
プにおける様々な直線負荷の最も広くかつ望ましい範囲
を示すが、本発明をこれらの数値に限定するものではな
い。
【0047】拡張ニップである第1のニップNP1 = 100
〜1400 kN/m 、好ましくは200 〜800 kN/m拡張ニップである第4のニップNP4 = 150 〜1400 kN/m
、好ましくは400 〜1200 kN/mロールニップである第2のニップN2 = 50 〜150 kN/m、
好ましくは70〜130 kN/mロールニップである第3のニップN3 = 70 〜200 kN/m、
好ましくは90〜150 kN/mロールニップである第4のニップN4 = 70 〜200 kN/m、
好ましくは90〜150 kN/m プレス部のフレームはフェルトとロールを迅速に取り替
えることができる通常のフレームである。拡張ニップNP
1 、NP4 (NP3 )には、通常より若干重くかつ厚手のプ
レスフェルトを用いることが好ましい。なぜならば、拡
張ニップNP1 、NP4 (NP3 )で除去される水の量が多
く、さらに高い圧力インパルスで紙上に布または中空面
の跡を付け易いからである。拡張ニッププレスでは、グ
ライドベルトマントル21、41、81は、好ましくは例えば
溝付き、盲穴付きまたは他の凹部を設けた中空面のもの
である。
【0048】本発明によれば、とくにコンパクトなプレ
ス部を有する抄紙機を作り、例として、例えば抄紙機の
走行速度を増すためにプレス部の脱水能力を増大させる
抄紙機の近代化において、プレス部を、例えば本出願人
のSym-Press II(登録商標)プレスなどの、ロールニッ
プだけの3つまたは4つのニップからなる既存のプレス
部の代わりに、用いることができるようにしている。こ
のコンパクトさは、次の寸法の例によって説明する。す
なわち、図1では水平方向の寸法L1≒3200〜7200mmであ
り、図2では水平方向の寸法L2≒2200〜3600mmであり、
また図3では同様の水平方向の寸法L3≒1200〜1900mmで
ある。図1ないし3に示す垂直方向の寸法H1は、原則と
して、H1≒1900〜2900mmの範囲である。これらの寸法は
他の要因の中でも機械の幅に左右され、幅が広くなれ
ば、ロールの直径も大きくなる。
【0049】図1において、参照符号D1からD10 は様々
なロールの標準的で好ましい直径を示す。前記直径は、
好ましくは次のもの(寸法をミリメートルで示す)から
選択される。すなわち、D1≒1100、D2≒1250、D3≒180
0、D4≒1000、D5≒1600、D6≒700 、D7≒1100、D8≒125
0、D9≒1800、そしてD10 ≒1830である。
【0050】本発明の様々な詳細は、特許請求の範囲に
定義された本発明の概念の範囲内で改変し、例示のため
のみに上述したものと異なってもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、プレス部の拡張ニップ
である第1のニップにおいて効率的な両面脱水が達成さ
れ、これによって、ウエブの構造のZ方向の対称性とウ
エブの両面の密度および多孔率の対称性が確保される。
また、第1のニップにおいて、ウエブに関して比較的高
い乾燥固形残分が得られ、ウエブの方向を実質的に第1
のニップの後で、破損の危険なしに変えることができ
る。これによって、コンパクトな構造を有し、かつ近代
化の点で機械方向に充分に小さな空間しか占めないプレ
ス部を提供することができる。
【0052】さらに、本発明では、プレス部全体を通し
て、ウエブの密閉ドローまたは実質的に密閉されたドロ
ーがほんの非常に短い自由ドローにより達成される。と
くに厚手の等級の紙および/または平均より速いウエブ
速度の場合、拡張ニッププレスをプレス部における最終
のニップとして用い、拡張ニッププレスでは、排水方向
最終の拡張ニッププレスの手前のロールニップにおけ
る方向と反対になり、これによってウエブのZ方向の対
称性が確保または改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】拡張ニッププレスを第1および最終のプレスと
して用いる本発明による第1の実施例の概略側面図であ
る。
【図2】拡張ニッププレスを2つのロールニップが後に
続く第1のプレスとして用いる本発明による第2の実施
例を示す図である。
【図3】図2に示すプレス部の変形であり、拡張ニップ
を形成する第1のプレスの上部プレスロールがその上方
セクタでプレス部の平滑面センタロールとともにロール
ニップを形成している図である。
【図4】図1に示すプレス部の変形であり、第1のプレ
のホースロールが上部プレス要素として配置され、剛
性の一体マントルの中空面プレスロールが下部プレス要
素として配置されている図である。
【図5】図1および4に示すプレス部の変形であり、図
1に示す第1のプレスの一体マントルの中空面上部プレ
スロールがサクションロールに代えられて、その対応す
る位置に配置されている図である。
【図6】主に図2に類似した本発明の変形を示し、特定
の転送バンドループがロールニップのセンタロールの周
囲に配列されている図である。
【図7】主に図1に類似したプレス部の変形を示し、特
定の転送バンドループがロールニップのセンタロールの
周囲に配列され、このバンドループによってウエブを密
閉ドローとして拡張ニップを形成する第4のプレスも通
して、その後さらに乾燥ワイヤへ運ぶ図である。
【図8】成形ワイヤと関連して配置し、本発明による抄
紙機のプレス部の様々な変形と有利に連結することがで
きる脱水1次プレスを示す図である。
【図9】図2に示す実施例の改造であり、同時に、逆転
サクションロールがロールニップである第2のニップ
センタロールとともに形成している図である。
【符号の説明】
10 成形ワイヤ 11,28,33,36 プレス布 30 センタロール 31,39 平滑ロール面 W 紙ウエブNP0,NP1,NP3,NP 4 拡張ニップ N0,N2,N3,N4 ロールニップ H1 センタロール取付け高
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−149906(JP,A) 特開 昭57−29692(JP,A) 特表 平8−509036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21F 3/00 - 3/06

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス部が少なくとも3つの連続したニ
    ップを含み、脱水すべき紙ウエブは実質的に密閉された
    ドローとして、プレス布および平滑ロール面に支持され
    て前記プレス部を通して送られ、 2つの対向した吸水性の前記プレス布は、該2つのプレ
    ス布の間に前記ウエブをはさみ、前記プレス部の第1の
    ニップのプレス領域を通して送られて、該第1のニップ
    では脱水が前記紙ウエブの両面から2つの方向へ行なわ
    れ、 前記プレス部の第2および第3のニップは平滑面付きセ
    ンタロールに関連して形成され、該センタロールは前記
    第1のニップの高さより実質的に高い位置に設けられ、 前記第2のニップはロールニップであり、 前記第1のニップにおける上部プレス布はピックアップ
    布であり、該ピックアップ布は、その下面で成形ワイヤ
    から前記第1のニップおよび第2のニップを通して前記
    紙ウエブを運び、該第1のニップの後では、前記紙ウエ
    ブの走行方向は450 以上の角度aに転向され、 前記第2のニップの後では、前記ウエブは前記上部プレ
    ス布から分離されて前記平滑面付きセンタロールに付着
    し、 前記第3のニップはそれ自身の吸水性のプレス布を有し
    ている、成形部の成形ワイヤ上に形成される紙ウエブを
    脱水する抄紙機において、 前記第1のニップは第1のプレスの拡張ニップであり、 該第1のプレスは、第1のプレス要素としての剛性の一
    体マントルの中空面付きプレスロールと、第2のプレス
    要素としての可撓性マントルを設けたホースロールとを
    含み、該ホースロールの内面に対して、圧力媒体の圧力
    によって負荷されたプレスグライドシューが前記拡張ニ
    ップにて作用することを特徴とする成形部およびプレス
    部を含む抄紙機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の抄紙機において、前記
    平滑面付きセンタロールに関連して形成されている前記
    第3のニップはロールニップであることを特徴とする抄
    紙機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の抄紙機において、前記
    平滑面付きセンタロールに関連して形成されている前記
    第3のニップは拡張ニップであることを特徴とする抄紙
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の抄
    紙機において、前記第1のニップの下流では、前記紙ウ
    エブは前記2つの対向したプレス布の間を最初は上方へ
    送られ、その後、前記紙ウエブはサクション装置によっ
    て下部プレス布から分離され、前記第2および第3のニ
    ップは前記センタロールの両端の上部の四半分に取り付
    けられていることを特徴とする抄紙機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の抄
    紙機において、前記第1のニップの下流では、前記紙ウ
    エブは前記プレス布の間を最初は実質的に水平な走程に
    沿って逆転サクションロール上へ送られ、該サクション
    領域上で、前記紙ウエブの方向は、該紙ウエブが前記第
    2のニップに転送される前に、上方斜め、垂直、または
    ほとんど反対の方向に転向されることを特徴とする抄紙
    機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の抄紙機において、前記
    逆転サクションロールは、前記プレス部において該プレ
    ス部のセンタロールと関連して前記第2のニップを形成
    するように設けられていることを特徴とする抄紙機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の抄
    紙機において、前記第2のニップは、前記センタロール
    と、前記第1のプレスの上方の一体マントルの中空面付
    きプレスロールとの間に形成されていることを特徴とす
    る抄紙機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の抄紙機において、前記
    第1のプレスの上部プレスロールは、複数の領域におい
    調整可能であることを特徴とする抄紙機。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の抄
    紙機において、前記第3のニップの下流には、別個の
    4のニップが前記プレス部に設けられていることを特徴
    とする抄紙機。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の抄紙機において、前
    記第4のニップは別個の第4のプレスで形成された拡張
    ニップであり、該第4のプレスには1枚の下部プレス布
    が設けられ、その場合、下部プレス要素は可撓性ホース
    マントルを設けたホースロールであり、上部プレス要素
    は平滑面付きプレスロールであり、該プレスロールの平
    滑面上で前記紙ウエブは乾燥部の乾燥ワイヤ上へ通され
    ていることを特徴とする抄紙機。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載の
    抄紙機において、前記第1のプレスより前に、前記成形
    部の成形ワイヤに関連して、1次ニップが設けられ、該
    ニップによって相当量の水が前記紙ウエブから除去され
    ることを特徴とする抄紙機。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の抄紙機において、前
    1次ニップは、前記成形部のサクションロールと中空
    面付きプレスロールとの間に形成され、比較的目の粗い
    吸水プレス布が前記1次ニップを通過することを特徴と
    する抄紙機。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の抄紙機において、前
    1次ニップは、拡張ニップであることを特徴とする抄
    紙機。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかに記載の
    抄紙機において、前記第1のニップの後で、前記紙ウエ
    ブの自由面は、該ウエブを加熱しスチームボックスから
    供給される媒体に対して前記紙ウエブの反対側にサクシ
    ョン装置が配置されている領域において露呈され、また
    は赤外線照射器に対して露呈され、第2のおよび連続し
    ニップにおける脱水を強化することを特徴とする抄紙
    機。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかに記載の
    抄紙機において、前記プレス部のセンタロールおよび/
    または第4のプレスのプレスロールは加熱可能であるこ
    とを特徴とする抄紙機。
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