JP3188157B2 - 半導体レーザ装置用受光素子およびこれを用いた半導体レーザ装置 - Google Patents
半導体レーザ装置用受光素子およびこれを用いた半導体レーザ装置Info
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- JP3188157B2 JP3188157B2 JP22336895A JP22336895A JP3188157B2 JP 3188157 B2 JP3188157 B2 JP 3188157B2 JP 22336895 A JP22336895 A JP 22336895A JP 22336895 A JP22336895 A JP 22336895A JP 3188157 B2 JP3188157 B2 JP 3188157B2
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Description
受光素子およびこれを用いた半導体レーザ装置に関し、
特に光ピックアップに使用するホログラムレーザ装置用
受光素子およびこれを用いたホログラムレーザ装置に関
するものである。
示す斜視図である。なお、実際には図中の切欠はなく、
気密封止されてなるものである。
1は、金属製ステム2上にレーザダイオードチップ等の
半導体レーザ素子3bを含むレーザ出力部3、前記半導
体レーザ素子3bの後方からのレーザ光を受光し該レー
ザ光の出力をモニターするモニター用フォトダイオード
チップ等からなる光出力検出素子4、及び信号処理用分
割フォトダイオードチップ等からなる信号検出素子5が
搭載され、これらレーザ出力部3、光出力検出素子4及
び信号検出素子5は、外環境から保護のために、金属製
の保護キャップ6によって気密封止されてなる。
a上に半導体レーザ素子3bをマウントしたものであ
る。なお、本従来例では信号検出素子5についても前記
台座部3a上に配置されている。
の面が開口した箱型からなり、開口面の周囲には鍔部6
aが設けられており、該鍔部6aと金属ステム2とを例
えば窒素雰囲気中にて溶着することで内部を気密封止す
るものである。また、該保護キャップ6は、ホログラム
素子7の固定台としても兼用されており、保護キャップ
6の上面には石英ガラス等からなるガラス窓6bが形成
され、該ガラス窓6bの上面にホログラム素子7が配置
されてなる。
垂直方向に通され、このリード端子8とレーザ出力部
3、光出力検出素子4及び信号検出素子5とが金線9に
より接続される。ここで、前述したように保護キャップ
6内の気密性を保持するために、前記リード端子8と金
属製ステム2との間にはハーメチックシール10が設け
られている。
に、例えばN型シリコン基板12の表面にP型拡散領域
12aが形成され、該表面上に酸化膜(SiO2 )13
を備え、該酸化膜13の上に電極部14を備えるととも
に前記酸化膜13の一部を除去して前記P型拡散領域1
2aと電極部14とを接続する配線部15とを備えてな
り、前記電極部14及び配線部15がアルミニウムから
なるものである。図中、16は裏面電極である。
は、レーザ出力部3の半導体レーザ素子3bから出力さ
れたレーザ光がガラス窓6b、ホログラム素子7を介し
て外部へ放射されて光ディスク(図示せず)に照射さ
れ、該光ディスクにて反射された反射光が前記ホログラ
ム素子7にて回折されて信号検出素子5にて受光される
ものである。これによって、前記光ディスクのトラッキ
ングを制御するものである。
のホログラムレーザ装置は、半導体レーザ素子3b、信
号検出素子5、光出力検出素子4を個別にダイボンドを
していたが、近年、小型化が進み、前記半導体レーザ素
子3bを光出力検出素子4上に直接ダイボンドする方法
が提案されている。この場合、図8の如く、前記光出力
検出素子4上に半導体レーザ素子3bを直接ダイボンド
できる半導体レーザ素子搭載用パッド部(以下、単に
「パッド部」と称す。)11を設ける必要があった。
高く加工性においても優れるアルミニウムを用いること
が考えられるが、アルミニウムで形成されたパッド部1
1は、半導体レーザ素子3bを直接ダイボンドができる
ろう材が無いため、直接ダイボンドすることが不可能で
あった。即ち、アルミニウムと密着性の良いろう材が無
いためである。
わって金を用いれば、半導体レーザ素子3bをインジウ
ム(In),スズ(Sn)等のろう材を用いて直接ダイ
ボンドすることが可能となるが、金は酸化膜13との密
着性が悪くパッド部として用いるには種々問題があっ
た。
型化が進み、従来の金属パッケージから樹脂パッケージ
に変わりつつあり、樹脂パッケージに対応できる電極構
造を有した半導体レーザ素子、信号検出素子、光出力検
出素子が必要となっている。即ち、樹脂パッケージのホ
ログラムレーザ装置は、従来例で示した金属パッケージ
のホログラムレーザ装置1に比べ、気密性が劣る(水分
等が侵入する)ため、これに対応できる電極構造を有し
たものが必要となっている。
レーザ装置に用いられる光出力検出素子4は、図7に示
すように、電極部14及び配線部15がアルミニウムか
らなり、該アルミニウムは、抵抗率が低く、P型,N型
シリコンに対してオーミックコンタクト性に優れてお
り、酸化膜13との密着性も高く加工性においても優れ
ているが、化学的に不安定な状態であり、例えば水分が
侵入した場合に該水分によってアルミニウムが変質し、
腐食、断線を起こすことがあった。
及び配線部がアルミニウムからなり、上記同様の問題が
発生した。
素子が直接ダイボンドできるパッド部及び又は導電性が
良く極めて信頼性の高い電極部及び配線部を備えた半導
体レーザ装置用受光素子、およびこれを用いた半導体レ
ーザ装置を提供することを目的とするものである。
半導体レーザ装置用受光素子は、第1導電型領域が表面
に形成された第2導電型基板と、該第2導電型基板の表
面に形成された第1酸化膜と、該第1酸化膜の表面に形
成された電極部と、前記第1酸化膜の一部を除去して前
記第1導電型領域と電極部とを接続する配線部とを備え
てなり、半導体レーザ装置のパッケージ部に半導体レー
ザ素子とともに封止される半導体レーザ装置用受光素子
において、前記第1酸化膜の表面にアルミニウム層、バ
リアーメタル層、金層を順次積層してなる半導体レーザ
素子搭載用パッド部を設けてなることを特徴とするもの
である。
ザ装置用受光素子は、前記電極部及び配線部がアルミニ
ウム層、バリアーメタル層、金層が順次積層されてなる
ことを特徴とするものである。
ーザ装置用受光素子は、前記バリアーメタル層が、チタ
ン層、チタン,タングステンの合金層、モリブデン層又
はニッケル層等からなることを特徴とするものである。
ーザ装置用受光素子は、第1導電型領域が表面に形成さ
れた第2導電型基板と、該第2導電型基板の表面に形成
された第1酸化膜と、該第1酸化膜の表面に形成された
電極部と、前記第1酸化膜の一部を除去して前記第1導
電型領域と電極部とを接続する配線部とを備えてなり、
半導体レーザ装置のパッケージ部に半導体レーザ素子と
ともに封止される半導体レーザ装置用受光素子におい
て、前記電極部及び配線部がアルムミウム層、バリアー
メタル層、金層が順次積層されてなることを特徴とする
ものである。
ーザ装置用受光素子は、前記配線部のアルミニウム層と
バリアーメタル層との間に第2酸化膜を介在してなるこ
とを特徴とするものである。
ーザ装置は、半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素子
の光出力をモニターする光出力検出素子と、前記半導体
レーザ素子にて出射した光が光ディスクに照射され該光
ディスクにて反射された反射光を受光する信号検出素子
と、前記半導体レーザ素子、光出力検出素子及び信号検
出素子を封止し前記半導体レーザ素子からの出射光を外
部に放射する位置にホログラム素子を備えたパッケージ
部とを備えてなる半導体レーザ装置において、前記光出
力検出素子が上記請求項1記載の半導体レーザ装置用受
光素子からなり、該光出力検出素子の半導体レーザ素子
搭載用パッド部に前記半導体レーザ素子が搭載されてな
ることを特徴とするものである。
の半導体レーザ装置用受光素子は、第1酸化膜の表面に
アルミニウム層、チタン層,チタンとタングステンとの
合金層,モリブデン層又はニッケル層等からなるバリア
ーメタル層、金層が順次積層されてなる半導体レーザ素
子搭載用パッド部を設けてなる構成なので、該半導体レ
ーザ素子搭載用パッド部を介して半導体レーザ素子を安
定して搭載することができる。
子搭載用パッド部のアルミニウム層と第1酸化膜とが密
着性に優れており、また、前記アルミニウム層と金層と
の間にバリアーメタル層を介すことにより前記アルミニ
ウム層上に金層を設けることが可能となり、該金層はろ
う材等を介して半導体レーザ素子を搭載することが可能
であるため、素子搭載用パッド部を介して安定して半導
体レーザ素子を搭載すること可能となる。
ザ装置用受光素子は、前記配線部及び電極部がアルミニ
ウム層、チタン層,チタンとタングステンとの合金層,
モリブデン層又はニッケル層等からなるバリアーメタル
層、金層が順次積層されてなる構成なので、パッケージ
部が樹脂パッケージからなる半導体レーザ装置にも適用
することができる。
及び素子搭載用パッド部の表面となる金層は化学的に安
定しており、樹脂パッケージ内に水分等が侵入した場合
であっても、前記電極部、配線部及び素子搭載用パッド
部に腐食、断線が発生することがないからである。
ーザ装置用受光素子は、前記配線部及び電極部がアルミ
ニウム層、チタン層,チタンとタングステンとの合金
層,モリブデン層又はニッケル層等からなるバリアーメ
タル層、金層が順次積層されてなる構成なので、パッケ
ージ部が樹脂パッケージからなる半導体レーザ装置にも
適用することができる。
部の表面となる金層は化学的に安定しており、樹脂パッ
ケージ内に水分等が侵入した場合であっても、前記電極
部及び配線部に腐食、断線が発生することがないからで
ある。
ーザ装置用受光素子は、配線部のアルミニウム層とバリ
アーメタル層との間に第2酸化膜を介在させてなる構成
なので、信頼性を向上することができる。
ザ装置用受光素子は第1導電性基板の表面にアルムミニ
ウム層が形成された後に、前記第1導電性基板の裏面に
裏面電極が形成されるが、その裏面電極形成の前に前記
第2酸化膜を形成することにより、裏面電極形成時に前
記配線部のアルミニウム層に傷が入ることを防止でき
る。これにより、前記配線部に断線等が発生することが
なくなり、半導体レーザ装置用受光素子の信頼性が向上
される。
ーザ装置は、光出力検出素子が上記請求項1記載の半導
体レーザ装置用受光素子からなり、該光出力検出素子の
半導体レーザ素子搭載用パッド部に前記半導体レーザ素
子が搭載されてなる構成なので、従来、半導体レーザ素
子を搭載していた金属製の台座部が不要となり、従来と
比較して小型化、薄型化、コスト低減が可能である。
る半導体レーザ装置用受光素子を用いてなる超小型ホロ
グラムレーザ装置を示す図であり、(a)は斜視図であ
り、(b)は要部拡大斜視図である。
は、リードフレーム22が樹脂によってインサートモー
ルドされた樹脂製ステム(樹脂パッケージ)23内の中
空部に設けられた台座部23a上に、後述する半導体レ
ーザ素子27のレーザ光の出力をモニターする光出力検
出用受光素子付Si−サブマウント(以下、単に「サブ
マウント」と称す。)24、レーザ光立ち上げ用ミラー
25及び信号検出用分割フォトダイオードチップ等から
なる信号検出素子26が搭載され、前記サブマウント2
4上にレーザダイオードチップ等からなる半導体レーザ
素子27が搭載され、窒素雰囲気中にて前記樹脂製ステ
ム23の上面の窓部を覆うようにホログラム素子28を
搭載することによって前記中空部を気密封止してなる構
造からなる。
すように、N型シリコン基板32の表面にP型拡散領域
32aが形成され、該表面上に第1酸化膜(SiO2)
33を備え、該酸化膜33の上に電極部34及び素子搭
載用パッド部(以下、単に「パッド部」と称す。)36
を備えるとともに前記酸化膜33の一部を除去して前記
P型拡散領域32aと電極部34とを接続する配線部3
5を備えてなり、前記電極部34及び配線部35並びに
パッド部36がアルミニウム層37、バリアーメタル層
38、金層39,40を順次積層してなる構造からな
る。
ン層,チタンとタングステンの合金層又はモリブデン層
等からなり、前記アルミニウム層37と金層39,40
との積層を可能とするものである。即ち、アルムミウム
と金とは直接的な密着性が弱く、前記バリアーメタル層
38を介在させなければ前記アルミニウム層37の上に
金層39,40を設けることができないからである。
法を、以下図2に従って説明する。
にP型不純物の拡散を行いP型拡散領域32aを形成
し、該P型拡散領域32aが形成されたN型シリコン基
板32の略々全表面に熱酸化又はCVD法で第1酸化膜
(SiO2 )33を形成する。
成されたシリコン基板32に電極部34の形成を行うた
め、フォトリソ技術を用いてコンタクト窓42を形成す
る。次に、図2(b)の如く、電子ビーム蒸着法又はス
パッタ蒸着法により電極部形成領域、配線部形成領域、
パッド部形成領域にアルミニウム層37を形成する。こ
の後、N型シリコン基板32とアルミニウム層37との
オーミックコンタクトを取るため、また第1酸化膜33
とアルミニウム層37との密着性を向上させるため、5
00℃前後の温度でシンターを行う。
を蒸着法又はスパッタ法にて形成し、熱処理を施して裏
面電極41を形成する。
層38を蒸着法又はスパッタ法にて形成し、該バリアー
メタル層38上に第1の金層39を蒸着法又はスパッタ
法あるいはメッキ法にて形成する。
を用いて前記電極部形成領域、配線部形成領域及びパッ
ド部形成領域以外の部分をフォトレジスト43にて覆
う。ここで、フォトレジストの開口部(フォトレジスト
43にて覆わない部分)は前記電極部形成領域、配線部
形成領域及びパッド部形成領域よりも少し大きく開口し
ておく。
てフォトレジスト43の開口部を前記第1の金層39よ
り1ケタ以上厚い第2の金層40を形成する。該形成
は、予め第1の金層39を形成しているため、メッキは
スムーズに行われ、第2の金層40の膜厚も安定して形
成することができる。
成したフォトレジスト43を専用ハクリ液を用いて除去
する。ここで、前記第2の金層40をエッチングしても
該第2の金層40は第1の金層39より1ケタ以上厚く
形成されているので、電極部34、配線部35及びパッ
ド部36表面に第2の金層40が残り、図2(g)の如
く、該電極部34、配線部35及びパッド部36は表面
に第2の金層40が露出した形状となる。上述したバリ
アーメタル層(例えば、チタンとタングステンとの合金
層)38、第1の金層39及び第2の金層40の層厚の
具体的な数値を一例として述べると、バリアーメタル層
38の層厚を0.2μmとし、第1の金層39を0.0
8μmとし、第2の金層40を3〜5μmとする。
ト24は、第1酸化膜33の表面にアルミニウム層3
7、チタン層,チタンとタングステンとの合金層,モリ
ブデン層等からなるバリアーメタル層38、金層39,
40が順次積層されてなるパッド部36を設けてなる構
成なので、該パッド部36のアルミニウム層37と第1
酸化膜33とが密着性に優れており、また、前記アルミ
ニウム層37と金層39との間にバリアーメタル層38
を介すことにより前記アルミニウム層37上に金層3
9,40を設けることが可能となり、該金層40はろう
材等を介してレーザダイオードチップ27を搭載するこ
とが可能であるため、前記パッド部36を介して安定し
て半導体レーザ素子27を搭載すること可能となる。
置に用いることにより、従来のように別途、金属製の台
座部を用いる必要がなくなり、半導体レーザ装置として
の小型化、薄型化、コスト低減が可能となる。
いてもアルミニウム層37、チタン層,チタンとタング
ステンとの合金層,モリブデン層等からなるバリアーメ
タル層38、金層39,40が順次積層されてなる構成
なので、樹脂パッケージからなるホログラムレーザ装置
にも適用することができる。
ッド部36の表面となる金層40は化学的に安定してお
り、樹脂パッケージ内、即ち中空部に水分等が侵入した
場合であっても、前記電極部34、配線部35及びパッ
ド部36に腐食、断線が発生することがないからであ
る。
4に半導体レーザ素子を搭載できるようにし、且つ樹脂
パッケージにも対応できる構造したが、個々に対応する
構造としても良い。
導体レーザ装置に用いるのであれば、半導体レーザ素子
27を直接ダイボンドする部分、即ちパッド部36の
み、アルミニウム層37,バリアーメタル層38,金層
39,40を順次積層すれば良い。
に用い、レーザダイオードチップ27を従来のようなサ
ブマウントを用いて搭載するのであれば、上記実施例の
構造においてパッド部36を設ける必要はない。即ち、
前記サブマウント24を2分して左半分の構造とする。
る。本実施例について、上記実施例のサブマウント24
と相違する点のみ説明する。
4及び配線部35並びにパッド部36がアルミニウム層
37、ニッケル層(バリアーメタル層)44、第3の金
層45を順次積層してなる構造である。即ち、バリアー
メタル層44にニッケル層を用いた点で上記実施例のサ
ブマウント24と異なる。
図3に従って説明する。
にP型不純物の拡散を行いP型拡散領域32aを形成
し、該P型拡散領域32aが形成されたN型シリコン基
板32の略々全表面に熱酸化又はCVD法で第1酸化膜
(SiO2 )33を形成する。
成されたN型シリコン基板32に電極部34の形成を行
うため、フォトリソ技術を用いてコンタクト窓42を形
成する。次に、図3(b)の如く、電子ビーム蒸着法又
はスパッタ蒸着法により電極部形成領域、配線部形成領
域、パッド部形成領域にアルミニウム層37を形成す
る。この後、N型シリコン基板32とアルミニウム層3
7とのオーミックコンタクトを取るため、また酸化膜3
3とアルミニウム層37との密着性を向上させるため、
500℃前後の温度でシンターを行う。
着法又はスパッタ法にて形成し、熱処理を施して裏面電
極41を形成する。
を用いて電極部形成領域、配線部形成領域及びパッド部
形成領域以外の部分をフォトレジスト43にて覆う。こ
こで、フォトレジストの開口部(フォトレジスト43に
て覆わない部分)は前記電極部形成領域、配線部形成領
域及びパッド部形成領域よりも少し大きく開口してお
く。
にて前記アルミニウム層37上をニッケルで所定の厚み
までメッキし、ニッケル層44を形成する。該ニッケル
メッキ終了後連続して無電界メッキ法にてニッケル層4
4の上に所定の厚みまで金をメッキし、第3の金層45
を形成する。
成したフォトレジスト43を専用ハクリ液を用いて除去
することにより、電極部34、配線部35及びパッド部
36は表面に第3の金層45が露出した形状となる。
5の層厚の具体的な数値を一例として述べると、ニッケ
ル層44の層厚を2〜3μmとし、第3の金層45を
0.5〜2μmとする。
例を示す図であり、図2(g)に示す実施例の光出力検
出素子(サブマウント24)と相違する点のみ説明す
る。
オードチップ)24bは、図2(g)に示すサブマウン
ト24の左半分よりなる構造であって、配線部35のア
ルミニウム層37とバリアーメタル層38との間に第2
酸化膜(SiO2)46を介在させてなる構造である。
実施例のサブマウント24の製造方法と相違する点のみ
説明すると、アルミニウム層37形成後のシンター処理
後であって、裏面電極41の形成前に前記第2酸化膜4
6を形成する。具体的に説明すると、表面全面を熱酸化
又はCVD法で第2酸化膜でカバーした後、フォトリソ
技術で電極部形成領域の一部又は全面積の前記第2酸化
膜を除去して形成する。なお、図5(a)乃至(d)に
該光出力検出素子24bの製造工程図を示す。
第2酸化膜46を形成することにより、裏面電極41形
成時に前記アルミニウム層(配線部)37に傷が入るこ
とを防止できる。これにより、前記配線部37に断線等
が発生することがなくなり、特性劣化,動作不良等が生
じなくなり、光出力検出素子24bの信頼性が向上され
る。
光モニター用フォトダイオードを用いて説明したが、信
号処理用分割ダイオードの電極部,配線部も同様に形成
することにより、樹脂パッケージの半導体レーザ装置に
対応させることができる。
記載の半導体レーザ装置用受光素子によれば、第1酸化
膜の表面にアルミニウム層、チタン層,チタンとタング
ステンとの合金層,モリブデン層又はニッケル層からな
るバリアーメタル層、金層が順次積層されてなる半導体
レーザ素子搭載用パッド部を設けてなる構成なので、該
半導体レーザ素子搭載用パッド部を介して半導体レーザ
素子を安定して搭載することができる。
導体レーザ装置用受光素子によれば、前記配線部及び電
極部がアルミニウム層、チタン層,チタンとタングステ
ンとの合金層,モリブデン層又はニッケル層からなるバ
リアーメタル層、金層が順次積層されてなる構成なの
で、パッケージ部が樹脂パッケージからなる半導体レー
ザ装置にも適用することができる。
ーザ装置用受光素子によれば、配線部のアルミニウム層
とバリアーメタル層との間に第2酸化膜を介在させてな
る構成なので、信頼性を向上することができる。
ーザ装置によれば、光出力検出素子が上記請求項1記載
の半導体レーザ装置用受光素子からなり、該光出力検出
素子の半導体レーザ素子搭載用パッド部に前記半導体レ
ーザ素子が搭載されてなる構成なので、従来、半導体レ
ーザ素子を搭載していた金属製の台座部が不要となり、
従来と比較して小型化、薄型化、コスト低減が可能とな
る。
これを用いた半導体レーザ装置を示す図であり、(a)
は斜視図であり、(b)は要部拡大斜視図である。
る。
図である。
面図である。
る。
オードの構造を示す断面図である。
ント(光出力検出素子) 24b 光出力検出素子 25 レーザ光立ち上げ用ミラー 26 信号検出用分割フォトダイオード(信号検出素
子) 27 レーザダイオードチップ(半導体レーザ素子) 28 ホログラム素子 32 シリコン基板 33 第1酸化膜 34 電極部 35 配線部 36 半導体レーザ素子搭載用パッド部 37 アルミニウム層 38,44 バリアーメタル層 39 第1の金層 40 第2の金層 41 裏面電極 42 コンタクト窓 43 フォトレジスト 45 第3の金層 46 第2酸化膜
Claims (6)
- 【請求項1】 第1導電型領域が表面に形成された第2
導電型基板と、該第2導電型基板の表面に形成された第
1酸化膜と、該第1酸化膜の表面に形成された電極部
と、前記第1酸化膜の一部を除去して前記第1導電型領
域と電極部とを接続する配線部とを備えてなり、半導体
レーザ装置のパッケージ部に半導体レーザ素子とともに
封止される半導体レーザ装置用受光素子において、 前記第1酸化膜の表面にアルミニウム層、該アルミニウ
ム層を被覆するバリアーメタル層、金層を順次積層して
なる半導体レーザ素子搭載用パッド部を設けてなること
を特徴とする半導体レーザ装置用受光素子。 - 【請求項2】 前記電極部及び配線部はアルミニウム
層、該アルミニウム層を被覆するバリアーメタル層、金
層が順次積層されてなることを特徴とする請求項1記載
の半導体レーザ装置用受光素子。 - 【請求項3】 前記バリアーメタル層は、チタン層、チ
タン,タングステンの合金層、モリブデン層又はニッケ
ル層等からなることを特徴とする請求項1又は2記載の
半導体レーザ装置用受光素子。 - 【請求項4】 第1導電型領域が表面に形成された第2
導電型基板と、該第2導電型基板の表面に形成された第
1酸化膜と、該第1酸化膜の表面に形成された電極部
と、前記第1酸化膜の一部を除去して前記第1導電型領
域と電極部とを接続する配線部とを備えてなり、半導体
レーザ装置のパッケージ部に半導体レーザ素子とともに
封止される半導体レーザ装置用受光素子において、 前記電極部及び配線部はアルミニウム層、該アルミニウ
ム層を被覆するバリアーメタル層、金層が順次積層され
てなることを特徴とする半導体レーザ装置用受光素子。 - 【請求項5】 前記配線部のアルミニウム層とバリアー
メタル層との間に第2酸化膜を介在してなることを特徴
とする請求項4記載の半導体レーザ装置用受光素子。 - 【請求項6】 半導体レーザ素子と、該半導体レーザ素
子の光出力をモニターする光出力検出素子と、前記半導
体レーザ素子にて出射した光が光ディスクに照射され該
光ディスクにて反射された反射光を受光する信号検出素
子と、前記半導体レーザ素子、光出力検出素子及び信号
検出素子を封止し前記半導体レーザ素子からの出射光を
外部に放射する位置にホログラム素子を備えたパッケー
ジ部とを備えてなる半導体レーザ装置において、 前記光出力検出素子が上記請求項1記載の半導体レーザ
装置用受光素子からなり、該光出力検出素子の半導体レ
ーザ素子搭載用パッド部に前記半導体レーザ素子が搭載
されてなることを特徴とする半導体レーザ装置。
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JP22336895A JP3188157B2 (ja) | 1994-11-30 | 1995-08-31 | 半導体レーザ装置用受光素子およびこれを用いた半導体レーザ装置 |
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JP6-297055 | 1994-11-30 | ||
JP22336895A JP3188157B2 (ja) | 1994-11-30 | 1995-08-31 | 半導体レーザ装置用受光素子およびこれを用いた半導体レーザ装置 |
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1995
- 1995-08-31 JP JP22336895A patent/JP3188157B2/ja not_active Expired - Fee Related
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