JP3185288B2 - 殺菌装置 - Google Patents

殺菌装置

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JP3185288B2 JP31621391A JP31621391A JP3185288B2 JP 3185288 B2 JP3185288 B2 JP 3185288B2 JP 31621391 A JP31621391 A JP 31621391A JP 31621391 A JP31621391 A JP 31621391A JP 3185288 B2 JP3185288 B2 JP 3185288B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばゲ―ベルトップ
型と称される牛乳あるいはジュ―ス等の種々の液体用紙
容器に形成するカートンを殺菌し、この殺菌したカート
ンを液体充填装置に送出す殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液体飲料を収容する紙容器は、
紙を主材料とし、ポリエチレン、アルミ等を積層した積
層材料から形成される。このような紙容器を製造する場
合は、両端が開口した断面角形の筒状カートンを形成す
る。そして、このカートンを完全に殺菌した後、成形充
填装置でカートンの一端側を加熱、仮折り、シ―ルして
底部を平底状に成形する。この後、所要の液体飲料を充
填し、上端部を切り妻状に形成し、紙容器を完成させ
る。
【0003】このようなカートンの殺菌を行う殺菌装置
の例が特開平3-43330 号に記載されている。この従来の
殺菌装置は全体を密閉した無菌室内に配置される。この
無菌室内には殺菌剤を収容した殺菌槽と洗浄用無菌水を
収容した洗浄槽とを互いに併置してあり、これらの殺菌
槽および洗浄槽内には、無菌室内上部の駆動スプロケッ
トに巻き掛けられかつこれから垂下した無端チェーンの
下端部が入込む。これらの無端チェーンの外周部には、
水平方向に対して僅かに傾斜した状態でカートンを保持
する多数のカートンホルダを装着してあり、駆動スプロ
ケットにより互いに同期して間欠的に回転される。
【0004】更に、これらの殺菌槽および洗浄槽の上側
には、カートンホルダの傾斜角度と等しい角度で配置さ
れて無端チェーンと同期して往復動し、無端チェーンが
停止したときにカートンの一端を係止して次の工程に送
る複数の爪部材を設けた搬送ロッドを配置してある。
【0005】殺菌槽の無端チェーンが回転されると、カ
ートンホルダに保持されたカートンが順次殺菌槽中に浸
漬されて内外面の全体を殺菌された後、これから引き上
げられる。殺菌を終えたカートンは無端チェーンが停止
しているときに、搬送ロッドの爪部材により一端側から
押圧されてカートンホルダから押出され、更に、洗浄槽
中を走行する無端チェーンのカートンホルダに装着され
る。同様に洗浄槽中に浸漬され、これから引き上げられ
たカートンは殺菌剤を洗い落とされる。
【0006】この従来の殺菌装置によると、各カートン
ホルダが殺菌槽および洗浄槽中を水平方向に対して傾斜
した状態で順次浸漬されるため、殺菌槽および洗浄槽か
ら引き上げられる際にカートン内部から殺菌剤および無
菌水が下端側から流れ落ち、洗浄槽への殺菌剤の持ち込
みを低減すると共に、カートンの水滴の除去が容易とな
り、カートンの殺菌および殺菌剤の除去を効率よく行う
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の殺
菌装置は、殺菌槽及び洗浄槽中にカートンを浸漬しかつ
これから引上げる各無端チェーンがそれぞれ独立のサー
ボモータで駆動され、また、カートンを次の工程に送る
搬送ロッドも更に別個のサーボモータにより往復動され
る。このため、殺菌装置を始動する場合には、多数のサ
ーボモータの原点をされぞれ合わせて一致させる必要が
あり、殺菌装置の始動させるため準備が複雑となる。ま
た、高価なサーボモータを多数個用いるため、殺菌装置
の全体が高価となる。
【0008】本発明は上述に鑑みてなされたもので、カ
ートンの殺菌および殺菌剤の除去を効率よく行うと共
に、容易に始動することができる安価な殺菌装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決する殺菌
装置は、液体用紙容器に形成するカートンを殺菌し、こ
の殺菌したカートンを液体充填装置に送出す殺菌装置で
あって、両端を開口させたカートンを浸漬して殺菌する
殺菌槽と、この殺菌槽に併置され、カートンに付着した
殺菌剤を洗落す洗浄槽と、これらの殺菌槽と洗浄槽との
内部にそれぞれ配置され、カートンを保持する複数のカ
ートンホルダを有する槽内ターレットと、それぞれが先
端部に無菌空気噴出ノズルを持つマンドレルを放射状に
配設し、洗浄されたカートン内面に無菌空気を吹付けて
殺菌剤を除去する殺菌剤除去ターレットと、前記殺菌槽
から殺菌剤除去ターレットに沿って延設された無端チェ
ーンに等間隔に複数の送り爪を枢着したカートン送り機
構と、1の駆動源に接続されかつ前記各槽内ターレット
と殺菌剤除去ターレットとカートン送り機構とにそれぞ
れ割出し装置を介して接続された1の駆動軸とを備え、
前記各槽内ターレットと殺菌剤除去ターレットとが停止
しているときにカートン送り機構によりカートンを移動
させることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の殺菌装置によると、カートンは殺菌槽
に浸漬され、全体が殺菌剤で殺菌される。殺菌槽から引
上げられたカートンは槽内ターレットが停止したときに
カートン送り機構により、洗浄槽内を循環する槽内ター
レットのカートンホルダに送り込まれ、殺菌剤が洗い落
とされた後、洗浄槽の槽内ターレットから殺菌剤除去タ
ーレットに送込まれる。殺菌槽および洗浄槽から引上げ
られる際に、カートンの両開口端から殺菌剤および洗浄
液が流れ落ち、殺菌剤除去ターレットの無菌空気噴出ノ
ズルから噴出される無菌空気により、殺菌剤がカートン
の内面から吹飛ばされる。そして、これらの槽内ターレ
ットおよび殺菌剤除去ターレットは送り機構の無端チェ
ーンと共に1の駆動軸で駆動されることにより、殺菌装
置を停止したときは常に所定の配置状態を維持し、再始
動のための配置調整の必要を排除する。
【0011】以下、本発明の実施例を添付図面を参照し
て説明する。
【0012】
【実施例】図1及び図2は本発明の実施例の殺菌装置1
0の概略を示し、この殺菌装置10は例えば上述のゲ―
ベルトップ型容器を充填包装するアセプティック充填包
装機に用いられるものである。
【0013】殺菌装置10はハウジング12を備え、全
体がこのハウジング12内に形成された無菌室内に収容
される。飲料用紙容器に形成するカートン9は、図の右
方の供給ステ―ション14から供給され、殺菌ステ―シ
ョン16で殺菌された後、洗浄ステ―ション18で洗浄
され、水滴除去ステ―ション20で水滴と共に殺菌剤を
吹き飛ばされる。この殺菌装置10で殺菌されたカート
ンは、熱風乾燥された後に次の成形装置に搬出され、こ
こで一端側を加熱、仮折り、シ―ルして底部を平底状に
成形される。更に続く包装装置で、所要の液体飲料を充
填し、上端部を切り妻状に形成し、紙容器として完成さ
れる。
【0014】図2は、殺菌装置10のハウジング12の
長手方向に沿って供給ステーション14から水滴除去ス
テーション20までの一連の各ステーションを一対ずつ
配置した2連式構造の実施例を示す。無菌装置10はこ
のような2連式の構成としてもよく、各ステーションを
無菌室内に1つずつ配置した単連式殺菌装置、あるい
は、各ステーションを3以上併置した殺菌装置としても
よい。
【0015】図1に示すように、この殺菌装置10の供
給ステ―ション14では、ホッパー11内に多数のカー
トン9が偏平に折畳まれた状態で載置されており、図示
しない吸引装置により下側のカートン9から順次供給位
置まで引出されて中空形状に展開される。そして、この
ように中空形状に展開されたカートン9は図2に示すよ
うに、水平配置の一対のスプロケット22a,22bで
駆動されるチェーン24の爪部材25により、後述する
カートン送り機構に送り込まれる。この爪部材25は、
供給位置に配置された図示しないガイドレールにより、
カートン9の後端すなわち図1の右方端部に近接したと
きにチェーン24の走行路に対して直立し、カートン9
をカートン送り機構に送り込んだ後に引き込まれ、カー
トン9を損傷しないようになっている。
【0016】殺菌ステ―ション16には、例えば80℃程
度に加熱された35重量%の過酸化水素水を殺菌剤として
収容した殺菌槽26を配置してある。また、洗浄ステー
ション18には洗浄槽28を配置してあり、この洗浄槽
28内には、無菌フィルタによって完全に無菌化された
無菌水が洗浄液として収容されている。この洗浄液は殺
菌剤の除去をより完全にするために、60℃以上80℃程度
に保持し、新たに無菌温水を補給しつつ殺菌剤の濃度を
所定値以下の小さな値にに保持するのが好ましい。
【0017】殺菌槽26内には供給ステーション14か
ら送られたカートン9を受取り、このカートンの両開口
端を水平方向に対して例えば2乃至5度傾斜させた状態
で殺菌槽26中を回転する槽内ターレット30を配置し
てある。また、これと同様な構造を備える槽内ターレッ
ト32が洗浄槽28内にも配置してある。
【0018】本実施例における槽内ターレット30,3
2は殺菌槽26および洗浄槽28の上方の縦駆動軸34
に装着された一対の駆動スプロケット36,36と、こ
れらの駆動スプロケット36,36に巻き掛けられて下
端部が殺菌槽26あるいは洗浄槽28内に延びる無端チ
ェーン38,38と、これらの無端チェーン38,38
に等間隔に装着された複数のカートンホルダ40とを備
える。これらのカートンホルダ40はカートン9の四隅
を保持する断面L字状の4本の案内レールで形成されて
おり、その入口側すなわち図1の右方の端部はカートン
9を挿入し易くするために広げてあり、水平面に対して
例えば2乃至5度の範囲で傾斜した状態で無端チェーン
38,38に取り付けられている。また、槽内ターレッ
ト30,32が停止した状態では、これらの槽内ターレ
ット30,32に装備されたカートンホルダ40は図1
に示すように互いに同一直線上に配置される。
【0019】そして、この槽内ターレット30が縦駆動
軸34により図1の矢印Xで示す方向に間欠的に回転さ
れると、カートン9は順次殺菌槽26に浸漬され、この
殺菌槽26から引き上げられる。カートン9の両端が開
口しかつ水平軸に対して傾斜した状態で殺菌槽26中に
浸漬されるため、殺菌剤がカートン9の内面まで完全に
行き渡り、気泡等の付着による殺菌むらも生じないう
え、殺菌剤がブランク内部から流れおち、内部の残量が
少なくなる。
【0020】このように殺菌を終えたカートン9は洗浄
ステ―ション18に送られ、同様な槽内ターレット32
によりカートン9が洗浄槽28中に順次浸漬され、これ
から引上げられ、表面に付着した殺菌剤を洗浄液と共に
洗い落とされる。この洗浄ステ―ション18で殺菌剤を
洗浄されたカートン9は、殺菌剤除去ステ―ション20
に送られる。
【0021】図1及び図2に示すように、各洗浄ステ―
ション20には、カートン9の内面に無菌空気を吹き付
ける殺菌剤除去ターレット42が配置されている。本実
施例の殺菌剤除去ターレット42は放射状に等間隔に配
置した6本のマンドレル44を備える。これらの各マン
ドレル44の周部には、マンドレル44に沿ってカート
ン9を案内しかつ保持する断面L字状の4本案内レール
46が配置されている。これらの案内レール46は先端
側すなわち殺菌剤除去ターレット42の外周側端部で広
げられており、カートン9の挿入を容易としている。な
お、図1はこれらのマンドレル44の1のみを示すが他
も5本のマンドレルも同様に形成されている。
【0022】この殺菌剤除去ターレット42のマンドレ
ル44は横駆動軸48の回りに等間隔の放射状に配置さ
れており、槽内ターレット32のカートンホルダ40が
下方に向けて移動する下方走行路と同一の平面内をこの
槽内ターレット32と同期して図1の矢印Yの方向に向
けて間欠的に旋回する。殺菌剤除去ターレット42が停
止したときには、マンドレル44は水平面に対して2乃
至5度傾斜し、槽内ターレット32のカートンホルダ4
0と同軸状に配置される。
【0023】図1に示すように、マンドレル44の先端
部は矩形に形成されており、この先端部から装着される
カートン9は周部の案内レ―ル46で保持される。そし
て、この先端部の外周には無菌空気噴出ノズルが連続的
に開口しており、カートン9がマンドレル44に装着さ
れる際に、この無菌空気噴出ノズルから噴出される無菌
空気によりカートン9の内面から殺菌剤の水滴が吹飛ば
される。このように殺菌剤除去ターレット42により内
面の殺菌剤を除去されたカートン9は例えば熱風乾燥ス
テ―ションである次の工程に送られ、更に包装充填工程
に送出され、酒類あるいは牛乳等の飲料を充填される。
【0024】図1及び図2に簡略的に示されているよう
に、殺菌装置10には各カートン9を次のステ―ション
に搬送するためのカートン送り機構50が供給ステ―シ
ョン14から殺菌剤除去ステ―ション20にわたって延
設されている。
【0025】このカートン送り機構50は、一対のスプ
ロケット52a,52b間に巻き掛けられた無端チェー
ン54を備えており、この無端チェーン54にはそれぞ
れ先端部でカートン9の一端を係止する爪部材56が等
間隔で取付けられている。
【0026】図3に示すように、無端チェーン54はカ
ートン9に近接する走行路に沿って延設されたチェーン
ガイド53で案内される。この無端チェーン54には所
定間隔でL字状の複数の取付部材58が固定されてお
り、この取付部材58にそれぞれ爪部材56が枢着され
ている。また、これらの爪部材56からはピン60が延
設されており、このピン60を操作することにより爪部
材56を取付部材58すなわち無端チェーン54に対し
て枢動することができる。このように、ピン60を介し
て爪部材56を枢動させるため、チェーンガイド53の
上側に沿って2本の案内ロッド62,62が延設されて
いる。
【0027】図4はこのような案内ロッド62,62及
びその作動機構66を示す。
【0028】図4に示すように、案内ロッド62,62
は逆U字状の連結部材64で一体に形成されており、こ
れらの案内ロッド62,62間を爪部材のピン60が無
端チェーン54と共に移動することができるようになっ
ている。また、作動機構66は案内ロッド62,62の
一方に連結された作動ロッド68,68と、溝カム70
とを備え、これらの作動ロッド68,68及び溝カム7
0は支持台72に装着されている。溝カム70は支持台
72に偏心して装着されており、溝71内には作動ロッ
ド68,68に固定されたカムフォロア69が収容され
ている。そして、溝カム70が回転されると、カムフォ
ロア69を介して作動ロッド68,68が無端チェーン
54に近接する位置と離隔する位置との間を往復動す
る。これにより、ピン60が無端チェーン54に対して
回動され、これと共に爪部材56がカートン9に係合す
る突出位置と、係合しない引込み位置との間で旋回す
る。なお、作動機構66の作動ロッド62,62は、上
記の溝カム70に代えて例えばエアーシリンダ等で作動
するようにしてもよい。
【0029】上記のカートン送り機構50は縦駆動軸3
4及び横駆動軸48と共に1の主駆動軸で駆動される。
【0030】図1及び図2に示すように、主駆動軸74
はハウジング12の下側でこの一側に配置されており、
図示しないサーボモータ等の動力源に接続されている。
主駆動軸74はそれぞれマイタギヤ箱76,78及び上
方に延びる副駆動軸77,79を介してインデクサー8
6,88に接続され、これらのインデクサー86,88
により連続回転から間欠回転に変換される。インデクサ
ー86の出力側からは横駆動軸87が延設され、この横
駆動軸87に上記槽内ターレット30,32(図1)を
駆動する縦駆動軸34,34が結合される。また、イン
デクサー88の出力側からは、上記殺菌剤除去ターレッ
ト42が装着される横駆動軸48が延設されている。
【0031】更に、主駆動軸74はマイタギヤ箱80及
びこれから延びる無端チェーン81を介してパラレルイ
ンデクサー90の入力側に接続されている。このパラレ
ルインデクサー90の出力は、横駆動軸91とこれに装
着されたスプロケット92と無端チェーン93とを介し
て、カートン送り機構50のスプロケット52aと一体
的に連結されたスプロケット94に接続されており、カ
ートン送り機構50の無端チェーン53も主駆動軸74
により駆動される。また、本実施例の主駆動軸74は殺
菌剤除去ターレット42からカートン9を次の工程に送
出す送出し機構96も駆動することができ、マイタギヤ
箱82と無端チェーン83とを介してインデクサー85
の入力側に接続される。このインデクサー85の出力側
には横駆動軸84が接続されており、この横駆動軸84
により無端チェーン98が間欠的に駆動される。この無
端チェーン98は上記カートン送り機構50の爪部材5
6と同様な爪部材を有し、殺菌剤除去ターレット42の
マンドレルからカートン9を次の工程に送出す。
【0032】この殺菌装置10によると、主駆動軸74
の回転により横駆動軸87,48,91,84がそれぞ
れ間欠的に駆動される。
【0033】横駆動軸87により縦駆動軸34,34を
介して駆動される槽内ターレット30はカートン9を殺
菌槽26に浸漬し、これから引上る。また、横駆動軸9
1で駆動されるカートン送り機構50は、槽内ターレッ
ト30が停止したときに図4に示すように作動機構66
で爪部材56を突出位置に突出させた状態で無端チェー
ン54,54を回転させ、カートンホルダ40からカー
トン9を抜出すと同時に新たなカートン9をこのカート
ンホルダ40に送り込む。
【0034】このようにして、殺菌槽26で殺菌された
カートン9は槽内ターレット32で洗浄槽28中を循環
され、洗浄液を洗落とされた後に、殺菌剤除去ターレッ
ト42のマンドレル44に装着される。そして、このマ
ンドレル44から噴出される無菌空気で水滴と共に殺菌
剤を除去されたカートン9は、横駆動軸84で駆動され
る送出し機構96により次の工程に送出される。
【0035】この殺菌装置10は槽内ターレット30,
32と殺菌剤除去ターレット42とカートン送り機構5
0と送出し機構96とが1本の主駆動軸74で駆動され
るため、一端停止した後でも極めて容易に再起動するこ
とができる。すなわち、これらの槽内ターレット30,
32と殺菌剤除去ターレット42とカートン送り機構5
0と送出し機構96とがそれぞれ独立したサーボモータ
等で駆動されるものではないため、各駆動軸の原点を一
致させる必要がない。
【0036】なお、上記実施例では、カートン供給ステ
ーション14におけるチェーン24駆動用のスプロケッ
ト22a,22bは別個に駆動するようにしたが、この
スプロケット22a,22bを上記主駆動軸74で駆動
してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上明らかなように、本発明の殺菌装置
によれば、殺菌槽及び洗浄槽中でカートンの両開口端を
上下方向に向けて浸漬しつつ回転することにより、カー
トンの殺菌およびカートンからの殺菌剤の洗落しを効率
よく行うことができると共に、多数の高価なサーボモー
タを用いる必要がなく、極めて安価で取扱いが容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による殺菌装置の説明図であ
る。
【図2】図1のII−II線に沿う説明図である。
【図3】図1の殺菌装置のカートン送り機構の概略を示
す図である。
【図4】図3のカートン送り機構の作動を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
9…カートン、10…殺菌装置、26…殺菌槽、28…
洗浄槽、30,32…槽内ターレット、40…カートン
ホルダ、42…殺菌剤除去ターレット、44…マンドレ
ル、50…カートン送り機構、54…無端チェーン、5
6…爪部材、74…主駆動軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−289426(JP,A) 特開 平2−98523(JP,A) 特開 平2−98527(JP,A) 特開 平2−233334(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 55/10 B65B 55/04 B65B 55/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体用紙容器に形成するカートンを殺菌
    し、この殺菌したカートンを液体充填装置に送出す殺菌
    装置であって、両端を開口させたカートンを浸漬して殺
    菌する殺菌槽と、この殺菌槽に併置され、カートンに付
    着した殺菌剤を洗落す洗浄槽と、これらの殺菌槽と洗浄
    槽との内部にそれぞれ配置され、カートンを保持する複
    数のカートンホルダを有する槽内ターレットと、それぞ
    れが先端部に無菌空気噴出ノズルを持つマンドレルを放
    射状に配設し、洗浄されたカートン内面に無菌空気を吹
    付けて殺菌剤を除去する殺菌剤除去ターレットと、前記
    殺菌槽から殺菌剤除去ターレットに沿って延設された無
    端チェーンに等間隔に複数の送り爪を枢着したカートン
    送り機構と、1の駆動源に接続されかつ前記各槽内ター
    レットと殺菌剤除去ターレットとカートン送り機構とに
    それぞれインデクサーを介して接続された1の駆動軸と
    を備え、前記各槽内ターレットと殺菌剤除去ターレット
    とが停止しているときにカートン送り機構によりカート
    ンを移動させることを特徴とする殺菌装置。
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