JP3183427B2 - モータの異常状態記憶装置およびエンコーダ付モータ - Google Patents

モータの異常状態記憶装置およびエンコーダ付モータ

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JP3183427B2
JP3183427B2 JP29767592A JP29767592A JP3183427B2 JP 3183427 B2 JP3183427 B2 JP 3183427B2 JP 29767592 A JP29767592 A JP 29767592A JP 29767592 A JP29767592 A JP 29767592A JP 3183427 B2 JP3183427 B2 JP 3183427B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの異常状態記憶
装置およびエンコーダ付モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモータ制御装置の構成を図3に示
す。ドライバ1は、モータ6に付随している検出器20
によって速度、位置等を検出してモータの速度、位置を
制御する。この検出器20としては、位置、速度の検出
器としてはエンコーダ(パルス・ジェネレータ)やレゾ
ルバ、速度の検出器としてはタコジェネレータ等がよく
用いられている。ドライバ1は、上位コントローラ19
からの指令によってモータ6に対して必要なトルクを発
生するためのパワーをパワーライン8から供給しモータ
を回転させる。指令速度または位置に達したかどうか
は、検出器20からのフィードバック信号21によって
確認する。このモータ制御装置において、ドライバ1が
異常状態を検知した場合、ドライバ自信がモータ6への
パワー供給を断ち、同時に上位コントローラ19に異常
信号を発し、パワーラインの供給電源を遮断する等の処
置をとる。また、近年のドライバの中には異常状態の情
報をドライバに記憶しておき後で読みだすことができる
ようになっているものもあり、一般にアラームトレース
バック機能と呼ぶ。図4は、従来の2相パルス方式のエ
ンコーダとドライバの接続を示すブロック図である。エ
ンコーダ3からは、A,B,Cの各相の信号(A,B相
信号は互いに90°位相がずれた信号、C相信号は1回
転に1つ発生する信号)がラインドライバ11を介して
それぞれ伝送ライン14、15、16を通して出力され
る。ドライバ1は、各相の信号をラインレシーバ10で
受け、A,B相の各パルス信号はアップダウンカウンタ
9へ入力されカウントし、現在値を得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、ドライ
バの故障の原因の追求は前記アラームトレースバック機
能によってやりやすくなった。しかし、従来技術では、
モータに関してはドライバから離され単独で修理依頼さ
れた場合、故障の原因や過去の異常状態発生の状況がわ
からないという問題があった。また、モータとドライバ
が必ずしも1対1で対応せず、過去に複数のドライバに
よって運転されたことのあるモータもあるため、モータ
とドライバが一緒に戻ってきた場合でも正しい情報が得
られるとは限らない。そこで、本発明ではエンコーダ付
モータ単独でも故障解析をやりやすくする装置を提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明はモータに結合されたエンコーダと、前記モ
ータを駆動し、前記モータが異常になると前記モータへ
の供給パワーを断つドライバと、前記エンコーダと前記
ドライバ間を結ぶ双方向の通信手段と、前記ドライバが
検知し前記通信手段を介して前記エンコーダに送信され
た前記モータ異常状態をあらわす情報を記憶する手段を
前記エンコーダ内に備えたことを特徴とするものであ
り、また、モータに結合されたエンコーダと、前記モー
タおよびエンコーダに接続されたドライバとよりなるエ
ンコーダ付モータにおいて、前記エンコーダには不揮
発性記憶素子が設けられ、前記ドライバから前記不揮発
性記憶素子内のデータを書き込みおよび読み出しができ
るとともに、前記不揮発性記憶素子内に記憶されている
前記モータに関する情報が前記ドライバに双方向の通信
ラインを経て読み込まれる構成としたことを特徴とする
ものである。
【0005】
【作用】上記手段により、エンコーダ付モータ単体でも
異常状態発生の情報をあとで知ることができるので、故
障解析がやりやすくなり、かつモータに依存した正しい
情報を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本発明の実施例を示すブロック図を示すも
のである。図において、1はドライバ、2はドライバ内
のCPU,3はモータに付随しているエンコーダ、4は
エンコーダ内のCPU、5はエンコーダ内にある不揮発
性の記憶素子、6はモータ、7はドライバとエンコーダ
間の通信ライン、8はモータへ電力を供給するパワーラ
インである。ドライバ1は、モータ運転中に異常が起こ
るとモータへのパワー供給を断つ。次に、通信ライン7
を介してアラーム情報をエンコーダ3へ送信する。エン
コーダ内のCPU4は、送られてきた異常状態情報を不
揮発性メモリへ記憶させる。この記憶された情報は、
ドライバと接続されている場合はドライバから読み出し
可能である。また、モータ単独の場合でもしかるべき読
み出し装置を準備することによって読み出し可能とな
る。通信ラインは、今後主流となっていくであろうシリ
アルエンコーダではすでに準備されているので、信号線
を増やす必要はない。また、A相、B相、C相を用いて
いる、いわゆる2相パルス方式のエンコーダでは、アラ
ーム発生時のみ、A,B,C相のいずれかを通信ライン
に切り換える機能をもたせれば、ドライバとエンコーダ
間にドライバの異常を示す信号線17を追加することに
よって同様のことが可能となる。図2は2相パルス方式
のエンコーダに本発明を適用した場合の実施例を示す図
である。図4の方式に本発明を適用するためには、図2
に示すようにドライバ1側に異常状態データを送信する
ためのラインドライバ112とラインドライバ112
送信の制御をする信号線12を追加し、エンコーダ3側
に前記異常状態データを受け取るためのラインレシーバ
104と、受け取ったデータを処理するためのCPU4
と、データを保持しておくための不揮発性記憶素子5を
必要とする。さらに、ドライバ1とエンコーダ3の間に
ドライバ1のアラーム状態を示す信号線17の追加が必
要となる。正常時は、図4の時と同様に、A,B,C相
のパルス信号がエンコーダ3からドライバ1へ送信さ
れ、ドライバ内のアップダウンカウンタ9でカウントさ
れる。この時、ドライバ内の送信制御信号12は送信不
可状態にしておき、ラインドライバ112の出力はハイ
・インピーダンス状態となっておりB相信号伝送ライン
へは影響を及ぼさない。一方、エンコーダ3内のライン
ドライバ113は送信制御信号18によって送信可能状
態になっている。モータ6が異常状態になった場合は、
図1の場合と同様にモータへのパワー供給を断つ。次
に、アラーム信号線17の状態をアクティブにしエンコ
ーダ3に対してモータ6が異常状態であることを伝え
る。この信号によってエンコーダは、送信制御信号1
8を送信不可状態にする。そうすると、ラインドライバ
113の出力はハイ・インピーダンス状態となり、伝送
ライン15に影響を及ぼさなくなる。ここで、ドライバ
1は送信制御信号12を送信可能として異常状態データ
をエンコーダ3に対して、ラインドライバ112を介し
て信号伝送ライン15から送信する。このデータを、エ
ンコーダ3はラインレシーバ104で受け、CPU4で
読み取り不揮発性記憶素子5へ記憶させる。図1の場合
と同様に、この記憶された情報は、ドライバと接続され
ている場合はドライバから読み出し可能であるし、モー
タ単独の場合でもしかるべき読み出し装置を準備するこ
とによって読み出し可能となる。なお、図1と図2に記
載されている不揮発性記憶素子の代表的なものとしては
E2PROMやNV-RAM等が考えられる。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば異常
情報をモータ付随のエンコーダに記憶するようにしたの
で、モータ単体での故障解析がより簡単にできるように
なり、かつモータに依存した正しい情報を得ることが出
来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図
【図2】2相パルス方式のエンコーダに本発明を適用し
た場合の実施例を示す図
【図3】従来のモータ制御装置の構成図
【図4】従来の2相パルス方式のエンコーダとドライバ
の接続を示すブロック図
【符号の説明】
1 ドライバ 2 ドライバ内のCPU 3 エンコーダ 4 エンコーダ内のCPU 5 エンコーダ内にある不揮発性の記憶素子 6 モータ 7 通信ライン 8 パワーライン 9 アップダウンカウンタ 10 ラインレシーバ 11 ラインドライバ 12 送信イネーブル信号 13 A,B,C相作成回路 14 A相信号伝送ライン 15 B相信号伝送ライン 16 C相信号伝送ライン 17 ドライバからのアラーム信号 18 送信制御信号 19 上位コントローラ 20 検出器 21 検出器からのフィードバック信号101、102、103、104 ラインレシーバ 111、112、113、114 ラインドライバ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに結合されたエンコーダと、前記
    モータを駆動し、前記モータが異常になると前記モータ
    への供給パワーを断つドライバと、前記エンコーダと前
    記ドライバ間を結ぶ双方向の通信手段と、前記ドライバ
    が検知し前記通信手段を介して前記エンコーダに送信さ
    れた前記モータ異常状態をあらわす情報を記憶する手段
    を前記エンコーダ内に備えたことを特徴とするモータの
    異常状態記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記通信手段が前記エンコーダからの検
    出信号伝送ラインであることを特徴とする請求項1記載
    のモータの異常状態記憶装置。
  3. 【請求項3】モータに結合されたエンコーダと、前記モ
    ータおよびエンコーダに接続されたドライバとよりなる
    エンコーダ付モータにおいて、前記エンコーダには不
    揮発性記憶素子が設けられ、前記ドライバから前記不揮
    発性記憶素子内のデータを書き込みおよび読み出しがで
    きるとともに、前記不揮発性記憶素子内に記憶されてい
    る前記モータに関する情報が前記ドライバに双方向の
    信ラインを経て読み込まれる構成としたことを特徴とす
    るエンコーダ付モータ。
JP29767592A 1992-10-08 1992-10-08 モータの異常状態記憶装置およびエンコーダ付モータ Expired - Lifetime JP3183427B2 (ja)

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EP2051213A1 (de) * 2007-10-19 2009-04-22 Siemens Aktiengesellschaft Werkzeugmaschine, Produktionsmaschine und/oder Roboter
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