JP3181989B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ナイフエッジ法を用い
てフォーカシング誤差を検出する光ピックアップ装置に
関する。
てフォーカシング誤差を検出する光ピックアップ装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】ナイフエッジ法を用いてフォーカシング
誤差を検出するとともに、プッシュプル法を用いてトラ
ッキング誤差を検出する光ピックアップ装置の従来例を
図１５に示す。
誤差を検出するとともに、プッシュプル法を用いてトラ
ッキング誤差を検出する光ピックアップ装置の従来例を
図１５に示す。
【０００３】同図において、半導体レーザ素子１から出
力された信号光は、カップリングレンズ２によって平行
光に変換されたのちに偏光ビームスプリッタ３に入射
し、この信号光は偏光ビームスプリッタ３によって反射
されて、１／４波長板４に導かれる。１／４波長板４を
透過した信号光は、対物レンズ５により集光されて、追
記型光ディスク６の記録面に結像される。
力された信号光は、カップリングレンズ２によって平行
光に変換されたのちに偏光ビームスプリッタ３に入射
し、この信号光は偏光ビームスプリッタ３によって反射
されて、１／４波長板４に導かれる。１／４波長板４を
透過した信号光は、対物レンズ５により集光されて、追
記型光ディスク６の記録面に結像される。
【０００４】追記型光ディスク６から反射された信号光
は、対物レンズ５を透過して略平行光に変換された後に
再度１／４波長板４に入射され、１／４波長板４を透過
した信号光は、偏光ビームスプリッタ３を透過する。
は、対物レンズ５を透過して略平行光に変換された後に
再度１／４波長板４に入射され、１／４波長板４を透過
した信号光は、偏光ビームスプリッタ３を透過する。
【０００５】このようにして、偏光ビームスプリッタ３
を透過した追記型光ディスク６からの信号光は、レンズ
７によって集束され、その光束のほぼ半分は、ナイフエ
ッジを構成する分割鏡８により反射されて、トラッキン
グ方向（すなわち、追記型光ディスク６の半径方向）に
受光面が二分割されている、トラッキングエラー検出用
の受光素子９に入射される。
を透過した追記型光ディスク６からの信号光は、レンズ
７によって集束され、その光束のほぼ半分は、ナイフエ
ッジを構成する分割鏡８により反射されて、トラッキン
グ方向（すなわち、追記型光ディスク６の半径方向）に
受光面が二分割されている、トラッキングエラー検出用
の受光素子９に入射される。
【０００６】また、レンズ７により集束される光束の残
りの部分は、分割鏡８の先端８ａと平行な分割線で受光
面が二分割されている、フォーカシングエラー検出用の
受光素子１０に入射される。
りの部分は、分割鏡８の先端８ａと平行な分割線で受光
面が二分割されている、フォーカシングエラー検出用の
受光素子１０に入射される。
【０００７】そして、受光素子９の分割された２つの受
光面から出力される受光信号の差に基づいてトラッキン
グ誤差信号が得られ、受光素子１０の分割された２つの
受光面から出力される受光信号の差に基づいてフォーカ
シング誤差信号が得られる。また、受光素子９の受光信
号の和に基づいて、追記型光ディスク６からの再生信号
を得る。
光面から出力される受光信号の差に基づいてトラッキン
グ誤差信号が得られ、受光素子１０の分割された２つの
受光面から出力される受光信号の差に基づいてフォーカ
シング誤差信号が得られる。また、受光素子９の受光信
号の和に基づいて、追記型光ディスク６からの再生信号
を得る。
【０００８】また、対物レンズ５には、対物レンズ５を
トラッキング方向およびフォーカシング方向に移動する
ための対物レンズ移動機構１１が付設されている。
トラッキング方向およびフォーカシング方向に移動する
ための対物レンズ移動機構１１が付設されている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来装置
には、次のような不都合があった。
には、次のような不都合があった。
【００１０】すなわち、安価な小型の受光素子９を用い
るためには、受光素子９が受光する光スポットをある程
度小さくする必要があり、したがって、ナイフエッジを
構成する分割鏡８と受光素子９との光路長がある程度大
きくなり、光ピックアップ装置が大きくなるという不都
合を生じていた。
るためには、受光素子９が受光する光スポットをある程
度小さくする必要があり、したがって、ナイフエッジを
構成する分割鏡８と受光素子９との光路長がある程度大
きくなり、光ピックアップ装置が大きくなるという不都
合を生じていた。
【００１１】また、図１６に示すように、受光素子９に
受光される信号光のスポットＳＰは、主として、トラッ
キング誤差成分を含まない回折０次光があらわれ、この
スポットＳＰの両側ＳＰａ，ＳＰｂの部分にトラッキン
グ誤差成分を含む回折１次光があらわれる。
受光される信号光のスポットＳＰは、主として、トラッ
キング誤差成分を含まない回折０次光があらわれ、この
スポットＳＰの両側ＳＰａ，ＳＰｂの部分にトラッキン
グ誤差成分を含む回折１次光があらわれる。
【００１２】このため、例えば、温度変化や経年変化な
どが原因となって、分割鏡８と受光素子９との位置関係
がずれて、信号光のスポットＳＰの中心位置と受光素子
９の分割線の位置がずれた場合、受光素子９の２つの受
光面から出力される受光信号の差に基づいて形成される
トラッキング誤差信号にオフセット成分が生じるという
不都合を生じていた。
どが原因となって、分割鏡８と受光素子９との位置関係
がずれて、信号光のスポットＳＰの中心位置と受光素子
９の分割線の位置がずれた場合、受光素子９の２つの受
光面から出力される受光信号の差に基づいて形成される
トラッキング誤差信号にオフセット成分が生じるという
不都合を生じていた。
【００１３】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、小型化が可能、あるいは、温度変化や経年変
化などが原因となりトラッキング誤差信号に生じるオフ
セット成分を解消できる光ピックアップ装置を提供する
ことを目的としている。
のであり、小型化が可能、あるいは、温度変化や経年変
化などが原因となりトラッキング誤差信号に生じるオフ
セット成分を解消できる光ピックアップ装置を提供する
ことを目的としている。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は、ナイフエッジ
法を用いてフォーカシング誤差を検出するとともに、プ
ッシュプル法を用いてトラッキング誤差を検出する光ピ
ックアップ装置において、記録媒体から反射される信号
光を集束するレンズと、上記レンズの集束光を分割する
分割鏡を備え、上記分割鏡は、上記集束光の反射面に集
光作用のある凹面部が形成され、上記分割鏡の上記凹面
部からの反射光を上記トラッキング誤差の検出に用いる
とともに、上記分割鏡に反射されない上記集束光を上記
フォーカシング誤差の検出に用いるようにしたものであ
る。
法を用いてフォーカシング誤差を検出するとともに、プ
ッシュプル法を用いてトラッキング誤差を検出する光ピ
ックアップ装置において、記録媒体から反射される信号
光を集束するレンズと、上記レンズの集束光を分割する
分割鏡を備え、上記分割鏡は、上記集束光の反射面に集
光作用のある凹面部が形成され、上記分割鏡の上記凹面
部からの反射光を上記トラッキング誤差の検出に用いる
とともに、上記分割鏡に反射されない上記集束光を上記
フォーカシング誤差の検出に用いるようにしたものであ
る。
【００１５】また、ナイフエッジ法を用いてフォーカシ
ング誤差を検出するとともに、プッシュプル法を用いて
トラッキング誤差を検出する光ピックアップ装置におい
て、記録媒体から反射される信号光を集束するレンズ
と、上記レンズの集束光を分割する分割鏡を備え、上記
分割鏡は、上記集束光の反射面を集光作用のある円筒状
の凹面に形成され、上記分割鏡の上記反射面からの反射
光を上記トラッキング誤差の検出に用いるとともに、上
記分割鏡に反射されない上記集束光を上記フォーカシン
グ誤差の検出に用いるようにしたものである。
ング誤差を検出するとともに、プッシュプル法を用いて
トラッキング誤差を検出する光ピックアップ装置におい
て、記録媒体から反射される信号光を集束するレンズ
と、上記レンズの集束光を分割する分割鏡を備え、上記
分割鏡は、上記集束光の反射面を集光作用のある円筒状
の凹面に形成され、上記分割鏡の上記反射面からの反射
光を上記トラッキング誤差の検出に用いるとともに、上
記分割鏡に反射されない上記集束光を上記フォーカシン
グ誤差の検出に用いるようにしたものである。
【００１６】また、ナイフエッジ法を用いてフォーカシ
ング誤差を検出するとともに、プッシュプル法を用いて
トラッキング誤差を検出する光ピックアップ装置におい
て、記録媒体から反射される信号光を分割する分割鏡の
遮光部に、２つの平面を凹状に突き合わせた谷を形成
し、その谷の稜線が信号光の光軸に一致するようにした
ものである。
ング誤差を検出するとともに、プッシュプル法を用いて
トラッキング誤差を検出する光ピックアップ装置におい
て、記録媒体から反射される信号光を分割する分割鏡の
遮光部に、２つの平面を凹状に突き合わせた谷を形成
し、その谷の稜線が信号光の光軸に一致するようにした
ものである。
【００１７】
【００１８】
【００１９】
【００２０】
【００２１】
【作用】したがって、分割鏡の遮光部が集光作用を有し
ているので、分割鏡からトラッキング誤差検出用の受光
素子までの光路長を短縮でき、装置を小型化することが
できる。
ているので、分割鏡からトラッキング誤差検出用の受光
素子までの光路長を短縮でき、装置を小型化することが
できる。
【００２２】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
施例を詳細に説明する。
【００２３】図１および図２は、本発明の一実施例にか
かる光ピックアップ装置を示している。なお、図におい
て、図１５と同一部分および相当する部分には、同一符
号を付している。
かる光ピックアップ装置を示している。なお、図におい
て、図１５と同一部分および相当する部分には、同一符
号を付している。
【００２４】図において、レンズ７によって集束された
光束を分割する分割鏡１５において、その分割する光束
を反射する反射面１５ａは、集光作用のある凹面に形成
されている。
光束を分割する分割鏡１５において、その分割する光束
を反射する反射面１５ａは、集光作用のある凹面に形成
されている。
【００２５】したがって、この反射面１５ａで反射され
る光束は、レンズ７で集束された後に、反射面１５ａに
よってさらに集束されるので、この光束が受光される受
光素子９で従来装置と同等のスポット径を得るときに、
分割鏡１５から受光素子９までの光路長を短縮すること
ができる。
る光束は、レンズ７で集束された後に、反射面１５ａに
よってさらに集束されるので、この光束が受光される受
光素子９で従来装置と同等のスポット径を得るときに、
分割鏡１５から受光素子９までの光路長を短縮すること
ができる。
【００２６】これによって、光ピックアップ装置を小型
化することができ、また、装置コストを低減することが
できる。
化することができ、また、装置コストを低減することが
できる。
【００２７】図３および図４は、本発明の他の実施例に
かかる光ピックアップ装置を示している。なお、図にお
いて、図１および図２と同一部分および相当する部分に
は、同一符号を付している。
かかる光ピックアップ装置を示している。なお、図にお
いて、図１および図２と同一部分および相当する部分に
は、同一符号を付している。
【００２８】図において、レンズ７によって集束された
光束を分割する分割鏡１６において、その分割する光束
を反射する反射面１６ａは、分割鏡１６の幅方向に長い
集光作用のある凹状の円筒面に形成されている。
光束を分割する分割鏡１６において、その分割する光束
を反射する反射面１６ａは、分割鏡１６の幅方向に長い
集光作用のある凹状の円筒面に形成されている。
【００２９】したがって、この反射面１６ａで反射され
る光束は、レンズ７で集束された後に、反射面１６ａに
よってさらに集束されるので、この光束が受光される受
光素子９で従来装置と同等のスポット径を得るときに、
分割鏡１６から受光素子９までの光路長を短縮すること
ができる。
る光束は、レンズ７で集束された後に、反射面１６ａに
よってさらに集束されるので、この光束が受光される受
光素子９で従来装置と同等のスポット径を得るときに、
分割鏡１６から受光素子９までの光路長を短縮すること
ができる。
【００３０】これによって、光ピックアップ装置を小型
化することができ、また、装置コストを低減することが
できる。
化することができ、また、装置コストを低減することが
できる。
【００３１】図５および図６（ａ），（ｂ）は、本発明
のさらに他の実施例を示している。なお、図において、
図１および図２と同一部分および相当する部分には、同
一符号を付している。
のさらに他の実施例を示している。なお、図において、
図１および図２と同一部分および相当する部分には、同
一符号を付している。
【００３２】図において、レンズ７によって集束された
光束を分割する分割鏡１７の反射面１７ａは、２つの平
面１７ａａ，１７ａｂを凹状に突き合わせた谷に形成さ
れており、その谷の稜線１７ａｃが信号光の光軸に一致
するように位置決めされている。
光束を分割する分割鏡１７の反射面１７ａは、２つの平
面１７ａａ，１７ａｂを凹状に突き合わせた谷に形成さ
れており、その谷の稜線１７ａｃが信号光の光軸に一致
するように位置決めされている。
【００３３】したがって、平面１７ａａに入射した光束
は、この平面１７ａａによって反射されて受光素子９の
受光面９ａで受光されるとともに、平面１７ａｂに入射
した光束は、この平面１７ａｂで反射されて受光面９ｂ
で受光される。
は、この平面１７ａａによって反射されて受光素子９の
受光面９ａで受光されるとともに、平面１７ａｂに入射
した光束は、この平面１７ａｂで反射されて受光面９ｂ
で受光される。
【００３４】ここで、平面１７ａａと平面１７ａｂは、
その反射方向が互いに交差するので、受光面９ａに形成
されるスポットＳａと、受光面ｂに形成されるスポット
Ｓｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距離の位置に
形成される。
その反射方向が互いに交差するので、受光面９ａに形成
されるスポットＳａと、受光面ｂに形成されるスポット
Ｓｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距離の位置に
形成される。
【００３５】この結果、例えば、温度変化や経年変化な
どによって、分割鏡１７と受光素子９との位置関係がず
れたときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで
受光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、した
がって、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差
信号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が
生じることを抑制できる。
どによって、分割鏡１７と受光素子９との位置関係がず
れたときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで
受光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、した
がって、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差
信号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が
生じることを抑制できる。
【００３６】図７および図８（ａ），（ｂ）は、本発明
のまたさらに他の実施例を示している。なお、図におい
て、図１および図２と同一部分および相当する部分に
は、同一符号を付している。
のまたさらに他の実施例を示している。なお、図におい
て、図１および図２と同一部分および相当する部分に
は、同一符号を付している。
【００３７】図において、レンズ７によって集束された
光束を分割する分割鏡１８の反射面１８ａは、２つの平
面１８ａａ，１８ａｂを凸状に突き合わせた山に形成さ
れており、その山の稜線１８ａｃが信号光の光軸に一致
するように位置決めされている。
光束を分割する分割鏡１８の反射面１８ａは、２つの平
面１８ａａ，１８ａｂを凸状に突き合わせた山に形成さ
れており、その山の稜線１８ａｃが信号光の光軸に一致
するように位置決めされている。
【００３８】したがって、平面１８ａａに入射した光束
は、この平面１８ａａによって反射されて受光素子９の
受光面９ａで受光されるとともに、平面１８ａｂに入射
した光束は、この平面１８ａｂで反射されて受光面９ｂ
で受光される。
は、この平面１８ａａによって反射されて受光素子９の
受光面９ａで受光されるとともに、平面１８ａｂに入射
した光束は、この平面１８ａｂで反射されて受光面９ｂ
で受光される。
【００３９】ここで、平面１８ａａと平面１８ａｂは、
その反射方向が互いに遠ざかるので、受光面９ａに形成
されるスポットＳａと、受光面９ｂに形成されるスポッ
トＳｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距離の位置
に形成される。
その反射方向が互いに遠ざかるので、受光面９ａに形成
されるスポットＳａと、受光面９ｂに形成されるスポッ
トＳｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距離の位置
に形成される。
【００４０】この結果、例えば、温度変化や経年変化な
どによって、分割鏡１８と受光素子９との位置関係がず
れたときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで
受光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、した
がって、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差
信号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が
生じることを抑制できる。
どによって、分割鏡１８と受光素子９との位置関係がず
れたときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで
受光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、した
がって、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差
信号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が
生じることを抑制できる。
【００４１】図９および図１０（ａ），（ｂ）は、本発
明の別な実施例を示している。なお、図において、図１
および図２と同一部分および相当する部分には、同一符
号を付している。
明の別な実施例を示している。なお、図において、図１
および図２と同一部分および相当する部分には、同一符
号を付している。
【００４２】図において、レンズ７によって集束された
光束を分割する分割鏡１９の反射面１９ａは、傾斜角の
異なる２つの斜面１９ａａ，１９ａｂをもつ断面略鋸歯
状に形成されており、その鋸歯状の段差１９ａｃが信号
光の光軸に一致するように位置決めされている。
光束を分割する分割鏡１９の反射面１９ａは、傾斜角の
異なる２つの斜面１９ａａ，１９ａｂをもつ断面略鋸歯
状に形成されており、その鋸歯状の段差１９ａｃが信号
光の光軸に一致するように位置決めされている。
【００４３】したがって、斜面１９ａａに入射した光束
は、この斜面１９ａａによって反射されて受光素子９の
受光面９ａで受光されるとともに、斜面１９ａｂに入射
した光束は、この斜面１９ａｂで反射されて受光面９ｂ
で受光される。
は、この斜面１９ａａによって反射されて受光素子９の
受光面９ａで受光されるとともに、斜面１９ａｂに入射
した光束は、この斜面１９ａｂで反射されて受光面９ｂ
で受光される。
【００４４】ここで、斜面１９ａａの傾斜よりも斜面１
９ａｂの傾斜が小さい値に設定されているので、受光面
９ａに形成されるスポットＳａと、受光面ｂに形成され
るスポットＳｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距
離の位置に形成される。
９ａｂの傾斜が小さい値に設定されているので、受光面
９ａに形成されるスポットＳａと、受光面ｂに形成され
るスポットＳｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距
離の位置に形成される。
【００４５】この結果、例えば、温度変化や経年変化な
どによって、分割鏡１９と受光素子９との位置関係がず
れたときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで
受光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、した
がって、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差
信号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が
生じることを抑制できる。
どによって、分割鏡１９と受光素子９との位置関係がず
れたときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで
受光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、した
がって、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差
信号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が
生じることを抑制できる。
【００４６】図１１および図１２は、本発明のまたさら
に別の実施例にかかる光ピックアップ装置を示してい
る。なお、図において、図１５と同一部分および相当す
る部分には、同一符号を付している。
に別の実施例にかかる光ピックアップ装置を示してい
る。なお、図において、図１５と同一部分および相当す
る部分には、同一符号を付している。
【００４７】図において、分割鏡８と受光素子９の間に
は、分割鏡８によって反射された光束を、その光軸で２
分割するとともに、分割光束をそれぞれ異なる方向に偏
向する回折素子部材２０が配設されている。
は、分割鏡８によって反射された光束を、その光軸で２
分割するとともに、分割光束をそれぞれ異なる方向に偏
向する回折素子部材２０が配設されている。
【００４８】この回折素子部材２０は、回折方向が異な
る２つの回折素子部材２０ａおよび回折素子部材２０ｂ
を、その端面で貼り合わせたものであり、その回折素子
部材２０ａと回折素子部材２０ｂの連結部２０ｃが、分
割鏡８によって反射された光束の光軸に一致するよう
に、位置決めされている。
る２つの回折素子部材２０ａおよび回折素子部材２０ｂ
を、その端面で貼り合わせたものであり、その回折素子
部材２０ａと回折素子部材２０ｂの連結部２０ｃが、分
割鏡８によって反射された光束の光軸に一致するよう
に、位置決めされている。
【００４９】したがって、回折素子部材２０ａに入射し
た光束は、この回折素子部材２０ａによって回折されて
受光素子９の受光面９ａで受光されるとともに、回折素
子部材２０ｂに入射した光束は、この回折素子部材２０
ｂで反射されて受光面９ｂで受光される。
た光束は、この回折素子部材２０ａによって回折されて
受光素子９の受光面９ａで受光されるとともに、回折素
子部材２０ｂに入射した光束は、この回折素子部材２０
ｂで反射されて受光面９ｂで受光される。
【００５０】ここで、回折素子部材２０ａと回折素子部
材２０ｂの回折方向が互いに異なるので、受光面９ａに
形成されるスポットＳａと、受光面９ｂに形成されるス
ポットＳｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距離の
位置に形成される。
材２０ｂの回折方向が互いに異なるので、受光面９ａに
形成されるスポットＳａと、受光面９ｂに形成されるス
ポットＳｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距離の
位置に形成される。
【００５１】この結果、例えば、温度変化や経年変化な
どによって、分割鏡８と受光素子９との位置関係がずれ
たときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで受
光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、したが
って、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差信
号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が生
じることを抑制できる。
どによって、分割鏡８と受光素子９との位置関係がずれ
たときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで受
光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、したが
って、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差信
号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が生
じることを抑制できる。
【００５２】図１３および図１４（ａ），（ｂ）は、本
発明の別な実施例を示している。なお、図において、図
１および図２と同一部分および相当する部分には、同一
符号を付している。
発明の別な実施例を示している。なお、図において、図
１および図２と同一部分および相当する部分には、同一
符号を付している。
【００５３】図において、レンズ７によって集束された
光束を分割する分割鏡２１の反射面２１ａには、互いに
回折方向が異なる回折素子部材２１ａａと回折素子部材
２１ａｂが配設されており、回折素子部材２１ａａと回
折素子部材２１ａｂの連結部２１ａｃが、レンズ７の集
束光束の光軸に一致するように、位置決めされている。
光束を分割する分割鏡２１の反射面２１ａには、互いに
回折方向が異なる回折素子部材２１ａａと回折素子部材
２１ａｂが配設されており、回折素子部材２１ａａと回
折素子部材２１ａｂの連結部２１ａｃが、レンズ７の集
束光束の光軸に一致するように、位置決めされている。
【００５４】したがって、回折素子部材２１ａａに入射
した光束は、この回折素子部材２１ａａによって回折さ
れて受光素子９の受光面９ａで受光されるとともに、回
折素子部材２１ａｂに入射した光束は、この回折素子部
材２１ａｂで反射されて受光面９ｂで受光される。
した光束は、この回折素子部材２１ａａによって回折さ
れて受光素子９の受光面９ａで受光されるとともに、回
折素子部材２１ａｂに入射した光束は、この回折素子部
材２１ａｂで反射されて受光面９ｂで受光される。
【００５５】ここで、回折素子部材２１ａａと回折素子
部材２１ａｂの回折方向が互いに異なるので、受光面９
ａに形成されるスポットＳａと、受光面９ｂに形成され
るスポットＳｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距
離の位置に形成される。
部材２１ａｂの回折方向が互いに異なるので、受光面９
ａに形成されるスポットＳａと、受光面９ｂに形成され
るスポットＳｂは、受光素子９の分割線９ｃから所定距
離の位置に形成される。
【００５６】この結果、例えば、温度変化や経年変化な
どによって、分割鏡２１と受光素子９との位置関係がず
れたときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで
受光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、した
がって、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差
信号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が
生じることを抑制できる。
どによって、分割鏡２１と受光素子９との位置関係がず
れたときでも、受光素子９の２つの受光面９ａ，９ｂで
受光されるスポットＳａ，Ｓｂの光量は変化せず、した
がって、受光面９ａ，９ｂから出力される受光信号の差
信号からなるトラッキング誤差信号にオフセット成分が
生じることを抑制できる。
【００５７】なお、上述した各実施例では、本発明を追
記型光ディスク装置の光ピックアップ装置に適用してい
るが、本発明は、それ以外の光ディスク装置の光ピック
アップ装置についても、同様にして適用することができ
る。
記型光ディスク装置の光ピックアップ装置に適用してい
るが、本発明は、それ以外の光ディスク装置の光ピック
アップ装置についても、同様にして適用することができ
る。
【００５８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ナイフエッジ法を用いてフォーカシング誤差を検出する
とともに、プッシュプル法を用いてトラッキング誤差を
検出する光ピックアップ装置において、記録媒体から反
射される信号光を集束するレンズと、上記レンズの集束
光を分割する分割鏡を備え、上記分割鏡は、上記集束光
の反射面に集光作用のある凹面部が形成され、上記分割
鏡の上記凹面部からの反射光を上記トラッキング誤差の
検出に用いるとともに、上記分割鏡に反射されない上記
集束光を上記フォーカシング誤差の検出に用いるように
したので、分割鏡の遮光部が集光作用を有し、それによ
り、分割鏡からトラッキング誤差検出用の受光素子まで
の光路長を短縮でき、その結果、装置を小型化すること
ができるという効果を得る。また、ナイフエッジ法を用
いてフォーカシング誤差を検出するとともに、プッシュ
プル法を用いてトラッキング誤差を検出する光ピックア
ップ装置において、記録媒体から反射される信号光を集
束するレンズと、上記レンズの集束光を分割する分割鏡
を備え、上記分割鏡は、上記集束光の反射面を集光作用
のある円筒状の凹面に形成され、上記分割鏡の上記反射
面からの反射光を上記トラッキング誤差の検出に用いる
とともに、上記分割鏡に反射されない上記集束光を上記
フォーカシング誤差の検出に用いるようにしたので、分
割鏡の遮光部が集光作用を有し、それにより、分割鏡か
らトラッキング誤差検出用の受光素子までの光路長を短
縮でき、その結果、装置を小型化することができるとい
う効果を得る。
ナイフエッジ法を用いてフォーカシング誤差を検出する
とともに、プッシュプル法を用いてトラッキング誤差を
検出する光ピックアップ装置において、記録媒体から反
射される信号光を集束するレンズと、上記レンズの集束
光を分割する分割鏡を備え、上記分割鏡は、上記集束光
の反射面に集光作用のある凹面部が形成され、上記分割
鏡の上記凹面部からの反射光を上記トラッキング誤差の
検出に用いるとともに、上記分割鏡に反射されない上記
集束光を上記フォーカシング誤差の検出に用いるように
したので、分割鏡の遮光部が集光作用を有し、それによ
り、分割鏡からトラッキング誤差検出用の受光素子まで
の光路長を短縮でき、その結果、装置を小型化すること
ができるという効果を得る。また、ナイフエッジ法を用
いてフォーカシング誤差を検出するとともに、プッシュ
プル法を用いてトラッキング誤差を検出する光ピックア
ップ装置において、記録媒体から反射される信号光を集
束するレンズと、上記レンズの集束光を分割する分割鏡
を備え、上記分割鏡は、上記集束光の反射面を集光作用
のある円筒状の凹面に形成され、上記分割鏡の上記反射
面からの反射光を上記トラッキング誤差の検出に用いる
とともに、上記分割鏡に反射されない上記集束光を上記
フォーカシング誤差の検出に用いるようにしたので、分
割鏡の遮光部が集光作用を有し、それにより、分割鏡か
らトラッキング誤差検出用の受光素子までの光路長を短
縮でき、その結果、装置を小型化することができるとい
う効果を得る。
【図１】本発明の一実施例にかかる光ピックアップ装置
の光学系を例示した概略図。
の光学系を例示した概略図。
【図２】図１の分割鏡の構成を示した概略斜視図。
【図３】本発明の他の実施例にかかる光ピックアップ装
置の光学系を例示した概略図。
置の光学系を例示した概略図。
【図４】図３の分割鏡の構成を示した概略斜視図。
【図５】本発明のさらに他の実施例にかかる光ピックア
ップ装置の光学系を例示した概略図。
ップ装置の光学系を例示した概略図。
【図６】図５の分割鏡の構成を示した概略斜視図。
【図７】本発明のまたさらに他の実施例にかかる光ピッ
クアップ装置の光学系を例示した概略図。
クアップ装置の光学系を例示した概略図。
【図８】図７の分割鏡の構成を示した概略斜視図。
【図９】本発明の別な実施例にかかる光ピックアップ装
置の光学系を例示した概略図。
置の光学系を例示した概略図。
【図１０】図９の分割鏡の構成を示した概略斜視図。
【図１１】本発明のさらに別な実施例にかかる光ピック
アップ装置の光学系を例示した概略図。
アップ装置の光学系を例示した概略図。
【図１２】図１１の回折素子部材を示した概略斜視図。
【図１３】本発明のまたさらに別な実施例にかかる光ピ
ックアップ装置の光学系を例示した概略図。
ックアップ装置の光学系を例示した概略図。
【図１４】図１３の分割鏡を示した概略斜視図。
【図１５】光ピックアップ装置の従来例を示した概略
図。
図。
【図１６】受光素子に形成されるスポットを説明するた
めの概略図。
めの概略図。
８，１５，１６，１７，１９，２１ 分割鏡 ２０，２０ａ，２０ｂ，２１ａａ，２１ａｂ 回折素子
部材
部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−122026（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−149944（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−158923（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−104229（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−204523（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−205546（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−109811（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−166630（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−61614（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−142724（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G11B 7/09 - 7/22
Claims (2)
- 【請求項１】 ナイフエッジ法を用いてフォーカシング
誤差を検出するとともに、プッシュプル法を用いてトラ
ッキング誤差を検出する光ピックアップ装置において、 記録媒体から反射される信号光を集束するレンズと、 上記レンズの集束光を分割する分割鏡を備え、 上記分割鏡は、上記集束光の反射面に集光作用のある凹
面部が形成され、 上記分割鏡の上記凹面部からの反射光を上記トラッキン
グ誤差の検出に用いるとともに、上記分割鏡に反射され
ない上記集束光を上記フォーカシング誤差の検出に用い
ることを特徴とする光ピックアップ装置。 - 【請求項２】 ナイフエッジ法を用いてフォーカシング
誤差を検出するとともに、プッシュプル法を用いてトラ
ッキング誤差を検出する光ピックアップ装置において、 記録媒体から反射される信号光を集束するレンズと、 上記レンズの集束光を分割する分割鏡を備え、 上記分割鏡は、上記集束光の反射面を集光作用のある円
筒状の凹面に形成され、 上記分割鏡の上記反射面からの反射光を上記トラッキン
グ誤差の検出に用いるとともに、上記分割鏡に反射され
ない上記集束光を上記フォーカシング誤差の検出に用い
ることを特徴とする光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21463492A JP3181989B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21463492A JP3181989B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 光ピックアップ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0636305A JPH0636305A (ja) | 1994-02-10 |
| JP3181989B2 true JP3181989B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=16658994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21463492A Expired - Fee Related JP3181989B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3181989B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101631903B1 (ko) * | 2013-12-06 | 2016-07-01 | 주식회사 광동 | 물품포장용 파레트 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3895830B2 (ja) | 1997-06-18 | 2007-03-22 | インテリジェントディスク株式会社 | 電子回路を有する記憶媒体 |
| JPH117296A (ja) | 1997-06-18 | 1999-01-12 | Oputoromu:Kk | 電子回路を有する記憶媒体と該記憶媒体を有する音声合成装置 |
| TW389894B (en) | 1997-06-19 | 2000-05-11 | Optrom Kk | Device for exchanging information with storage medium having electronic circuit and the electronic circuit, and system including the same |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP21463492A patent/JP3181989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101631903B1 (ko) * | 2013-12-06 | 2016-07-01 | 주식회사 광동 | 물품포장용 파레트 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0636305A (ja) | 1994-02-10 |
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