JP3178867B2 - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タングステンシリサ
イドをバリアメタルに用いた積層メタル配線を有する半
導体素子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はタングステンシリサイドをバリア
メタルに用いた積層配線の従来の製造方法の工程断面図
であり、図4(a)はP型半導体基板1(以下、図4で
はP型基板という)上に厚いフィールド酸化膜2、n+
拡散層3、タングステンポリサイド配線4(ポリシリコ
ンとW Six の2層膜)を形成したところである。
【0003】次に、図4(b)に示すように、基板全面
に絶縁膜としてBPSG5を形成し、さらにコンタクト
6,7をn+ 拡散層上、タングステンポリサイド配線4
上のBPSG5を開孔して形成する。
【0004】次に、図4(c)に示すように、500〜
1000Å程度のタングステンシリサイド膜8および5
000〜10000Å程度のAl−Si膜9を順次スパッタ
法にて堆積させる。タングステンシリサイド膜8をスパ
ッタする前には、コンタクト6,7内に薄く形成されて
いる自然酸化膜を除去するために、HF溶液処理が施さ
れており、またスパッタ前には、100〜200℃の加
熱を行っている。
【0005】次に、上記Al−Si膜9の形成後は、Al−Si
膜9とタングステンシリサイド膜8をホトリソ・エッチ
ングにて必要部分にのみ配線層として残存させ、さらに
400℃程度でシンタリングを行ない、図4(d)に示
すような素子が完成する。
【0006】このタングステンシリサイド膜8とAl−Si
膜9の積層膜は、素子の微細化が進展するにつれて広く
使用されるようになってきた。すなわち、高集積化のた
めにn+ 拡散層3が浅くなり、コンタクト6,7の開孔
径が小さくなるにつれて、Al−Si膜9の単層配線では、
次に述べる欠点が顕著化してきたことによる。
【0007】その第1点は、Al−Si膜9中のAlがn+
散層3中に浸入し、n+ 拡散層3とp型基板1に電気的
なリークが生じる。
【0008】また、第2点は、コンタクト6,7内にAl
−Si膜9中のSiが析出し、高抵抗の単結晶になるため、
コンタクト抵抗が増大してしまう。
【0009】上記2点の欠点を解決するために、「応用
物理学会」‘89春 P740 には、Si基板上にW Six 膜を
約2000Å堆積後、600〜1000℃のプリアニー
ルを行い、Al−1%膜を堆積すると、Al膜堆積前のW Si
x 膜のプリアニール温度を高くするにつれて、Al/W Si
x 界面反応が抑制されることが記載されている。したが
って、前記Al−Si膜9下にタングステンシリサイド膜8
を配置して、Alの拡散防止とコンタクト7内へのSi析出
を防止できるわけである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べたタングステンシリサイド膜8とAl−Si膜9の2層構
造の製造方法では、コンタクト抵抗が安定しないという
問題点が有った。この不安定性はタングステンポリサイ
ド配線4上のコンタクト抵抗で顕著である。
【0011】タングステンポリサイド配線4上に生成す
る自然酸化膜はスパッタ前のHF処理で一度除去される
が、バリアメタルであるタングステンシリサイド膜8を
スパッタするまでに再度生成され、この自然酸化膜ある
いはそれに準ずる物質が電気的障壁になっていると考え
れる。
【0012】タングステンポリサイド配線4上に生成す
る自然酸化膜はスパッタ前のHF処理で一度除去される
が、バリアメタルであるタングステンシリサイド膜8を
スパッタするまでに再度生成され、この自然酸化膜ある
いはそれに準ずる物質が電気的障壁になっていると考え
れる。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点を
解決するために、半導体素子の製造方法において、半導
体基板上のタングステンポリサイド配線を介して絶縁膜
の形成後導電層上の絶縁膜の一部を開孔する工程と、真
空中あるいは不活性ガス雰囲気中で300℃以上の予備
加熱温度で加熱直後にタングステンシリサイド膜をスパ
ッタする工程とを導入したものである。
【0014】
【作用】この発明によれば、半導体素子の製造方法にお
いて、以上のような工程を導入したので、導電性上の絶
縁膜の一部を開孔後にバリアメタルとなるタングステン
シリサイドのスパッタ前に最適予備加熱温度で予備加熱
直後にタングステンシリサイドをスパッタすることによ
り、下地の半導体基板内のタングステンポリサイド上に
存在するコンタクト抵抗の電気的障害となる物質を除去
することになり、したがって、絶縁問題点を除去でき
る。
【0015】
【実施例】以下、この発明の半導体素子の製造方法の実
施例について図面に基づき説明する。図1(a)、図1
(b)はその一実施例を説明するための工程断面図であ
り、図1(a)は、従来の製造方法と同様な方法でp型
半導体基板21上に厚いフィールド酸化膜22、n+
散層23、タングステンポリサイド配線24、BPSG
膜25、コンタクト26,27を形成した状態の断面図
である。
【0016】次に、コンタクト26,27内に薄く形成
されている自然酸化膜を除去するため、HF溶液にてこ
の自然酸化膜を除去する。しかる後、図1(b)に示す
ように、全面にバリアメタルとなるタングステンシリサ
イド(W Six )膜28をスパッタ法で形成する。
【0017】次にこの工程を詳しく説明する。図2にス
パッタ装置の構成図を簡単に示すが、半導体基板21は
ローダDからプレヒートチャンバAに送られ、約10-7
Torrまで真空に引かれる。
【0018】その後、このプレヒートチャンバA内で最
適温度としてたとえば300℃以上の400℃で、10
秒の加熱を行う。この加熱温度は、従来法では100〜
200℃であったことは前述した通りである。
【0019】プレヒートチャンバA内での加熱が終了し
た半導体基板21はWSix スパッタチャンバBへ送ら
れ、そこで約10m Torrのアルゴン雰囲気真空中でタン
グステンシリサイド膜28がスパッタされ、引き続きAl
−SiスパッタチャンバCにて、Al−Si膜29がスパッタ
される。
【0020】この場合のスパッタ膜厚は従来と同様、タ
ングステンシリサイド膜28が500〜1000Å、Al
−Si膜29が5000〜10000Åである。この積層
膜は従来と同一の方法でパターニングされ、さらに40
0℃程度でシンタリングされ図1(b)に示すごとき半
導体素子が完成する。次いで、Al−Siスパッタチャンバ
CからアンローダEにより半導体基板21を取り出す。
【0021】図3にタングステンシリサイドをスパッタ
するときのプレヒートチャンバA内での加熱温度とポリ
サイド上のコンタクト抵抗との関係を示すが、300℃
以上の加熱温度で十分に低く、かつばらつきの小さいコ
ンタクト抵抗が得られていることがわかる。
【0022】なお、プレヒートチャンバA内での加熱は
アルゴン等の不活性雰囲気で行なっても同様な効果が得
られている。また、Al−Si膜29の代りにAl膜をスパッ
タしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、バリアメタルとなるタングステンシリサイドを
スパッタする工程において、所定温度以上の最適温度で
予備加熱を行った直後にタングステンシリサイド膜をス
パッタするようにしたので、下地半導体基板内のタング
ステンポリサイド上に存在するコンタクト抵抗の電気的
障壁となる物質が除去され、低く安定したコンタクト抵
抗が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の半導体素子の製造方法の一実施例の
工程断面図。
【図2】同上実施例におけるタングステンシリサイド膜
のスパッタ形成工程の説明図。
【図3】同上実施例のタングステンシリサイドのスパッ
タ時のプレヒートチャンバ内の加熱温度対ポリサイド上
のコンタクト抵抗との関係を示す説明図。
【図4】従来の半導体素子の製造方法の工程断面図。
【符号の説明】
21 p型半導体基板 22 フィールド酸化膜 23 n+ 拡散層 24 タングステンポリサイド配線 25 BPSG膜 26 コンタクト 27 コンタクト 28 タングステンシリサイド膜 29 Al−Si膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−278748(JP,A) 特開 平2−125431(JP,A) 特開 平3−191525(JP,A) 特開 昭62−154645(JP,A) 特開 平4−188722(JP,A) 特開 平3−272142(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タングステンシリサイド膜、Al−Si
    膜あるいはAl膜を順次スパッタする工程を含む半導体
    素子の製造方法であって、 半導体基板上にタングステンポリサイド配線を形成する
    工程と、 前記半導体基板に絶縁膜を形成した後、前記タングス
    テンポリサイド配線上のこの絶縁膜の一部を開孔する工
    程と、 真空中、あるいは不活性ガス雰囲気中にて300℃以上
    の予備加熱温度で予備加熱を行った直後にタングステン
    シリサイド膜をスパッタする工程と、を有することを特徴とする 半導体素子の製造方法。
JP28188291A 1991-10-03 1991-10-03 半導体素子の製造方法 Expired - Fee Related JP3178867B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5905981B1 (ja) * 2015-07-17 2016-04-20 株式会社玄海 故人の立体遺影額縁構造

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