JP3178491B2 - フィルタ及びその製造方法 - Google Patents

フィルタ及びその製造方法

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JP3178491B2
JP3178491B2 JP21211893A JP21211893A JP3178491B2 JP 3178491 B2 JP3178491 B2 JP 3178491B2 JP 21211893 A JP21211893 A JP 21211893A JP 21211893 A JP21211893 A JP 21211893A JP 3178491 B2 JP3178491 B2 JP 3178491B2
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洋三 望月
耕二 小畑
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Japan Vilene Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/52Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material
    • B01D46/521Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material
    • B01D46/523Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material with means for maintaining spacing between the pleats or folds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリーツ加工された濾
材からなるフィルタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】不織布その他のフィルタ素材をひだ折り
(プリーツ加工)した濾材中を、空気その他の流体を通
過させて塵埃を除去することは広く行われている。フィ
ルタ素材をひだ折りするのは、通過流体に対応する濾過
面積をできるだけ広くするためであるから、この目的の
ためには、ひだの密度や高さはできるだけ大であること
が望ましい。
【0003】しかし、ひだの密度や高さを大きくする
と、通過流体の圧力によってひだが折れ曲がって相互に
接触し易くなる。ひだが相互に接触した状態となると濾
材の濾過面積が減少して通気性が低下し、圧力損失が増
加することになるので、ひだの相互接触を防止するた
め、種々の方策が用いられている。例えば、ひだ折りす
る前のフィルタ素材に、折り曲げ線を横切る方向にホッ
トメルト樹脂を線状に連続的に塗布した後にひだ折り
し、ひだ折り後の濾材のひだとひだとの間に固化したホ
ットメルト樹脂を介在させ、それによってひだの折曲を
防止するようにすることが行われている。
【0004】しかし、ひだ折り加工はホットメルト樹脂
が或る程度固化してから行わなければならないため、折
り曲げの際に折り曲げ個所で樹脂が折れ若しくは剥がれ
たり、ひだの山部や谷部が、所定のとおりに折り曲げら
れずに丸味を帯びた状態となってしまうことがある。こ
のため、折り曲げのタイミングを精密に調整したり、熱
風を吹き付けながら折り曲げを行ったりする等の煩わし
さを伴うことになり、しかも、完全に整然とした折り曲
げを行うことが困難であった。そこで、ホットメルト樹
脂を間欠的に線状に塗布し、折り曲げ個所の内側(山部
の頂部内側や谷部)には樹脂が介在しないようにするこ
とも試みられている。この方法は、折り曲げ易さを或る
程度改善できるが、ホットメルト樹脂は粘度が高いため
に間欠塗布を正確に行うことが難しく、ひだの高さが低
くなると(例えば15mm以下になると)実施が困難であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
の問題点を解決するため、濾材に線状に塗布するホット
メルト樹脂として、発泡性の樹脂を用い、濾材のひだと
ひだとの間に柔軟で弾力性のある発泡樹脂を介在させる
ようにした。
【0006】 例えば溶触状態のホットメルト樹脂に発
泡用の気体(例えば窒素ガス)を混入して発泡性樹脂と
し、これをフィルタ素材上に、連続的に線状に塗布した
後にひだ折り加工して濾材を形成すると、濾材のひだと
ひだとの間に発泡樹脂が介在した濾材が得られる。
【0007】樹脂素材としては、ホットメルト樹脂とし
て用いられるものであってかつ発泡性を付与しうるもの
であればよいが、発泡後のきめの細かさや接着力、耐久
性等の観点から、ポリオレフィン系樹脂を用いるのが好
適である。樹脂の発泡倍率は、約2倍ないし4倍とする
ことが望ましい。発泡倍率が余り小さいと発泡しない樹
脂を用いた従来技術と同様の欠陥を示し易く、発泡倍率
が大きすぎると、線が均一でなくなったり、ひだ折り後
の樹脂の圧縮抵抗率が小さくなりすぎて、ひだの間のセ
パレータとしての機能を果たせなくなるおそれがある。
【0008】 濾材への樹脂の塗布は、塗布作業の効率
の観点からは、連続線状塗布が望ましい。連続線状に塗
布すると、塗布速度は著しく速くなり、また、一定幅の
線状塗布が容易となる。さらに、濾材のひだの高さが非
常に低い場合(例えば10mm以下)でも容易に塗布す
ることができる。線状付着は、濾材の両面において行
い、直線状でも波線状でもよく、また、表裏両面の塗布
線が対向する位置にあることが望ましい。表裏両面の線
が著しくずれていたりすると、製造後のひだ折り濾材に
無用の波打ちが生じるおそれがあるからである。
【0009】
【作用】濾材表面に線状に付着した発泡性のホットメル
ト樹脂は、固化後においても柔軟な弾力性を有している
ので、濾材をひだ折りにする際の曲げ抵抗が小さく、ま
た、折り曲げ個所の外側に位置する線状の樹脂は折り曲
げの山に沿って大きく伸び、折り曲げ個所の内側に位置
する線状の樹脂は圧縮されて縮小する。したがって、濾
材をシャープに折り曲げることができ、また、付着した
樹脂は濾材に弾力的にしっかりと付着しているので、折
れたり剥がれたりすることがない。また、このように折
り曲げが容易になって樹脂の付着がよいため、製造の
際、特に折り曲げ時の作業が容易になって、しかも極め
て整然としたプリーツ配列とすることが可能となる。
【0010】
【実施例】繊度2デニールのアクリル系繊維とポリクラ
ール繊維からなるウェブをポリ塩化ビニリデン系接着剤
で結合した不織布上に、さらに、メルトブロー法により
積層して製造した繊維径10μm以下のポリプロピレン
不織布を濾材1とし、この濾材1に、幅約20mmのプリ
ーツ用の折り目線を付した後、その両面に、180℃に
溶融したポリオレフィン系樹脂(融点180℃のもの)
に窒素ガスを混入して発泡性を付与した発泡性樹脂2及
び3(発泡倍率を約2.5倍としたもの)を、幅約1.
5mmの線状に連続的に塗布した。
【0011】樹脂の溶融、窒素ガスの混入及び濾材上へ
の塗布は、本発明の実施に適合するように改造したノー
ドソン・フォームメルト・アダプターを用い、濾材両面
における樹脂の塗布線は、濾材を介して対向する位置に
あるように塗布した。樹脂が発泡し、かつ流動性を失っ
た程度に固化した後、両面に線状に発泡樹脂2及び3が
付着した濾材1をプリーツの高さ約20mm、プリーツの
山4の間隔約4mmになるようにプリーツ加工してフィル
タAとした。
【0012】プリーツ加工後のフィルタAは、図1の部
分的斜視図及び図2の断面図に示すように、フィルタA
のプリーツの山4や谷5が非常に整然とした状態で形成
されていて、樹脂が塗布された部分で折り目が丸くなる
こともなく、しかも、プリーツ加工時には、発泡後の柔
軟な樹脂に、なお、多少の粘性が残っているため、プリ
ーツの谷の両側の樹脂が柔軟な状態で押し合って互いに
変形して粘着し、これが、プリーツ間隔の維持と、プリ
ーツの整列に寄与していることが認められた。
【0013】上記のフィルタを、ウレタン系接着剤を用
いてフィルタ枠内に接着固定し、これを空調機に装着し
て3ヵ月間使用した後に取り出し、プリーツの状態を観
察したところ、プリーツの山が相互に接触したり、塗布
した樹脂が剥がれたりすることがなく、整然としたプリ
ーツ状態が維持されていることが確認された。
【0014】
【発明の効果】本発明においては、プリーツ・フィルタ
の濾材の表面に、濾材のプリーツ相互の間隔を維持する
ために線状に塗布される樹脂として、柔軟で弾力性のあ
る発泡性樹脂を用いたため、濾材のひだ折りの際にプリ
ーツの山や谷が不体裁は丸味を帯びたりすることなく、
プリーツが整然と配列された効率的かつ美麗なプリーツ
・フィルタを得ることができ、また、固化後の樹脂が折
れたり剥がれたりすることなく、整然としてプリーツ状
態を長期間維持することができる。さらに、発泡性樹脂
を用いることによって、樹脂量の節減、フィルタの重量
軽減等を図ることができ、また、通常の樹脂を用いる場
合のような製造上の煩わしさを省いて生産性を向上する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルタの部分的斜視図である。
【図2】本発明のフィルタの1例の断面図である。
【図3】本発明のフィルタ製造方法の工程流れを示す概
念図である。
【符号の説明】
A フィルタ 1 濾材 2 濾材表面側の発泡樹脂 3 濾材裏面側の発泡樹脂 4 プリーツの山部 5 プリーツの谷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−32712(JP,A) 特開 昭61−74618(JP,A) 特公 昭54−30144(JP,B2) 特公 昭60−4228(JP,B2) 特公 平4−16227(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融状態のホットメルト樹脂に気体を混
    入して発泡倍率が約2倍ないし4倍の発泡性樹脂とし、
    これを、所定の間隔の折り目線を付した濾材の両面に、
    折り目線を横切る方向に線状に連続的に塗布した後、濾
    材を折り目線に沿って波状に折り曲げてプリーツ加工を
    行い、固化した線状の発泡樹脂がプリーツのひだとひだ
    との間に介在するようにする、フィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】 濾材が折り目線に沿ってひだ折り加工さ
    れた多数のプリーツを有し、濾材の両面においてプリー
    ツとプリーツの間に濾材の折り目線を横切る方向に線状
    に連続的に塗布された、発泡倍率が2倍ないし4倍のホ
    ットメルト樹脂からなる発泡樹脂が介在している、請求
    項1の方法によって製造されたフィルタ。
  3. 【請求項3】 発泡樹脂が、濾材の両面に、濾材を介し
    てほぼ対向する位置において塗布されている、請求項2
    記載のフィルタ。
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