JP3178093B2 - 給湯器の送受信装置 - Google Patents

給湯器の送受信装置

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JP3178093B2
JP3178093B2 JP18338792A JP18338792A JP3178093B2 JP 3178093 B2 JP3178093 B2 JP 3178093B2 JP 18338792 A JP18338792 A JP 18338792A JP 18338792 A JP18338792 A JP 18338792A JP 3178093 B2 JP3178093 B2 JP 3178093B2
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弘 武智
隆生 浅田
恒弘 吉田
信夫 浜野
修二 石塚
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器等の運転情報を
信号として給湯器等と送受信する送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の送受信手段としてのリモートコン
トローラ(以下、リモコンとも言う)を図3に示す。こ
の図において1は図示していない給湯器への運転指示を
するスイッチ、2は検出手段、3は電源制御手段、4は
送受信手段、5は情報判定手段、6はタイマー手段、7
は運転指示信号の表示手段である。電源制御手段3が、
送受信手段4へ電源を供給していない時、スイッチ1が
操作されると、検出手段2はスイッチ1の操作が行なわ
れたことを電源制御手段3へ伝えるとともに操作された
スイッチ1の内容を送受信手段4へと伝える。電源制御
手段3は検出手段2より信号を受信すると送受信手段4
へ電源を供給する。送受信手段4は検出手段2より受信
した情報を信号として給湯器へ送信する。スイッチ1の
操作が行なわれずタイマー手段6が予め定められた所定
時間を計り終えると電源制御手段3へ信号を印加し、電
源制御手段3は送受信手段4と表示手段7への電源の供
給を停止して給湯器との送受信を停止させ、表示も停止
していた。
【0003】上記の構成と動作により、従来の送受信装
置は、送受信手段4への電源供給が、スイッチ1の操作
と、タイマー手段6での計時により制御し、電源による
電源制御手段3の前記所定時間外の電源供給の停止によ
り電力の消費を低減していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の送受信装
置において、使用者がもしこの電源停止の仕組みに無知
であったり、あるいはうっかり忘れ、既にスイッチ1を
操作入力したにも拘らず表示手段7への運転指示信号等
の表示停止のため、運転入力の未実行と誤判断したり、
また装置の故障等が生じたと誤って判定するトラブルが
出て問題となってきた。
【0005】そこで、本発明は電源制御手段の電力消費
の低減を図りながら、器具運転状態の誤判定を防止でき
る送受信装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、遠隔設置した器具に運転指示する操作部と、操作信
号を器具との間で送受信する送受信手段と、電源供給す
る電源制御手段と、タイマー手段と、前記電源制御手段
から送受信手段への電源供給停止の旨を表示する電源停
止表示手段と、操作部からの運転指示情報と器具からの
運転情報を表示する運転情報表示手段を備え、前記タイ
マー手段は、前記器具へ運転指示の信号を発信したとき
から時間計測を開始し、所定時間を計時すると、前記電
源制御手段により前記送受信手段への電源供給を停止す
るとともに、前記運転情報表示手段の表示を前記電源停
止表示手段の表示に切り替えるものである。さらに、電
源停止表示手段の表示を行っているとき、操作部を操作
すると、電源制御手段により前記送受信手段への電源供
給を再開始するものである。
【0007】さらに、電源停止表示手段の表示を行って
いるとき、操作部を操作すると、電源制御手段により前
記送受信手段への電源供給を再開始するものである。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成により、検出手段がスイ
ッチの操作を検出して電源制御手段へ伝える。電源制御
手段は検出手段からの信号により送受信手段への電源の
供給を開始する。タイマー手段は送受信手段より予め定
められた情報が送出されているかどうかを判定し、計時
を停止または初期化する。また、スイッチの運転指示信
号を受けると所定時間の計時を行い、電源制御手段へ伝
える。電源制御手段はタイマー手段からの信号により送
受信手段への電源の供給を停止する。電源停止表示手段
は運転情報表示手段の表示停止後に送受信手段への電源
の供給を停止していることを表示することにより、前記
表示停止が故障等による停止ではないことを使用者に知
らせる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の送受信装置の実施例につい
て、添付図面を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明を家庭用ガス給湯器に用いた
一実施例を示し、9は給湯器で、送受信装置としてのリ
モコン10により運転指示される。給湯器9とリモコン
10には相互の無線信号を送受信する本体送受信部1
1、リモコン送受信部12を各々に備える。リモコン1
0には給湯器9へ運転指示する入力操作用のスイッチ1
3、スイッチ13による運転指示信号や給湯器9からの
湯温検出信号、給湯総量等の運転情報を表示する運転情
報表示手段としての表示部14、電源供給の節電中の旨
を表示する電源停止表示手段としての表示部15を正面
に備える。
【0011】図2はリモコン10の制御ブロック図を示
し、スイッチ13で入力操作した運転指示信号を検出手
段16で検出する。電源制御手段17は検出手段16か
らの検出信号を受信してリモコン送受信部12等へ電源
供給する。タイマー手段18はリモコン送受信部12が
スイッチ13の運転指示信号を給湯器9へ送信した信号
を判定する情報判定手段19、この情報判定手段19か
らの判定信号の受信時から所定時間を計測するタイマー
20から成る。タイマー20が所定時間をカウントアッ
プしたときは、計時信号として電源制御手段17へ伝送
する。
【0012】電源制御手段17はスイッチ13の運転指
示信号を入力操作時から表示部14に表示指示し、また
前記運転情報も表示部14に表示指示する。さらに前記
計時信号受信時には表示部14から表示部15への表示
信号の切替えをする。検出手段16等の電子制御器は図
示はしないがリモコン10に内蔵している。電源制御手
段17はリモコン10の無線化によって給湯器9との伝
送配線工事の簡易化を図るため、交流電源による電源供
給に代えて電池(図示はしていない)を採用している。
【0013】以上の構成に基づいて、先ず動作の概要を
説明する。スイッチ13を入力操作してこの操作による
運転指示信号を受信した検出手段16は、スイッチ13
の操作が行なわれたことを電源制御手段17へ伝えると
ともに、操作情報を送信する。本体送受信部11が操作
状態情報を受信すると、給湯器9は運転を開始して運転
状態となる。運転状態になると、本体送受信部11は運
転状態情報をリモコン送受信部12に送信する。リモコ
ン送受信部12は運転状態情報を受信すると運転状態情
報を表示部14に伝える。表示部14は給湯器9の運転
状態を表示する。タイマー20の所定時間経過後、スイ
ッチ13が操作されなかった場合リモコン10の消費電
力低減をはかる為、リモコン10の電源の供給を停止す
る。この時、表示部14はオートオフ状態で表示を停止
し、代って表示部15がその旨を表示する。
【0014】そして、例えば浴槽等へ長時間に及んで湯
張り給湯するとき、使用者は特に表示部14の表示情報
を必要とせず、また監視もしないから、タイマー20は
所定時間が経過すると電源の消耗を図れる。また、電子
制御器への不要な、大きな電力投入を抑制して回路素子
の負荷を軽減できる。
【0015】次に、給湯温度の設定変更のために再びス
イッチ13が操作されると、電源制御手段17は検出手
段16より信号を受信し、リモコン送受信部12へ電源
を再度供給する。リモコン送受信部12は検出手段16
より受信した情報を信号として給湯器9へ送出する。情
報判定手段19はリモコン送受信部12がスイッチ13
の操作による信号の送出を検出すると、タイマー20の
計時を初期化する。また表示部14はスイッチ13によ
り操作された内容を表示し、表示部15は表示停止す
る。
【0016】リモコン送受信部12へ電源供給がおこな
われている間にスイッチ13の操作が行われると、検出
手段16は操作内容をリモコン送受信部12へ伝え、リ
モコン送受信部12は情報を信号として送出し、情報判
定手段19はタイマー20の計時を初期化する。
【0017】このように、電源制御手段17はリモコン
送受信部12が給湯器9との間で無線交信が不要なとき
はリモコン送受信部12への無駄な電源供給を停止して
電池の消耗を図ることができる。そして、スイッチ13
の操作入力と検出手段16の検出動作、表示部15への
僅かな電源供給によって節電を実現できる。しかも、こ
の節電を得ながら、いつでもスイッチ13による再操作
入力に備え、かつ表示部15の表示によって表示部14
の表示停止をしても故障等の誤判断の介入を阻止でき
る。更にまた、表示部14、15が万一にも併に表示停
止したときは、明らかにリモコン10の機能に異常が生
じたことを示し、表示部15の付加はこの機能異常とし
てのリモコン10の故障を他の表示と区別して示せるメ
リットも備えていると言える。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の送受信装
置は、スイッチで器具の運転指示信号を入力操作したと
きからタイマー手段が所定時間を計測すると、前記運転
指示信号や器具の運転情報に関する運転情報表示手段の
表示停止と、送受信手段への電源制御手段からの電源供
給を停止して不要な電源供給による電源制御手段の電力
消耗を図りながら、電源停止表示手段によって節電のた
めの電源供給停止の旨を表示して装置の故障や電源制御
手段による電源供給不能との誤判断を防止でき、より効
果的な節電を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における送受信装置の家庭用
ガス給湯器の正面図
【図2】同リモコンの内部構成のブロック図
【図3】従来の構成を示すブロック図
【符号の説明】
9 給湯器 10 リモコン 12 リモコン送受信部 13 スイッチ 14、15 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 恒弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 浜野 信夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 石塚 修二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−151448(JP,A) 特開 平2−133750(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/00 F24H 1/10 H03J 9/00 - 9/06 H04Q 9/00 - 9/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔設置した器具に運転指示する操作部
    と、操作信号を器具との間で送受信する送受信手段と、
    電源供給する電源制御手段と、タイマー手段と、前記電
    源制御手段から送受信手段への電源供給停止の旨を表示
    する電源停止表示手段と、操作部からの運転指示情報と
    器具からの運転情報を表示する運転情報表示手段を備
    え、前記タイマー手段は、前記器具へ運転指示の信号を
    発信したときから時間計測を開始し、所定時間を計時す
    ると、前記電源制御手段により前記送受信手段への電源
    供給を停止するとともに、前記運転情報表示手段の表示
    を前記電源停止表示手段の表示に切り替える給湯器の送
    受信装置。
  2. 【請求項2】 電源停止表示手段の表示を行っていると
    き、操作部を操作すると、電源制御手段により前記送受
    信手段への電源供給を再開始する請求項1記載の給湯器
    の送受信装置。
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