JP3176773B2 - 電子部品挿入機における残材処理装置 - Google Patents

電子部品挿入機における残材処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アキシャルリード電子
部品等のテーピングされた電子部品を、一つひとつ切断
してプリント基板に挿入する電子部品挿入機にあって、
挿入ヘッドで電子部品を供給した後の残材テープを切断
して回収処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テーピングされたアキシャルリード電子
部品を一つひとつ切断してプリント基板に挿入する電子
部品挿入機において、電子部品を挿入ヘッドに供給する
部品供給装置としては、従来、複数の部品供給装置と単
一の挿入ヘッドとを独立して設け、この単一の挿入ヘッ
ドで前記複数の部品供給装置から電子部品を選択して取
り出し、プリント基板の所定の位置まで搬送して挿入す
るタイプのものと、部品供給装置と挿入ヘッドを一対一
で対応して設け部品供給装置でリード線を切断,成形し
た部品を挿入ヘッドで取りに行くタイプのものとがあ
る。このうち、単一種の電子部品を連続的に供給する場
合には後者のタイプのものが多く用いられるが、このタ
イプのものは、挿入ヘッドによる部品の取り出し,搬送
作業に時間を要するという問題があった。そこで、挿入
ヘッドによる部品の取り出し、搬送を省略して挿入工程
の時間を短縮するため、部品供給装置によって挿入ヘッ
ドの下方へ直接電子部品を供給する装置が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テープ
ングされたアキシャルリード電子部品を、挿入ヘッドの
下方まで供給するタイプの電子部品挿入機にあっては、
挿入ヘッドによって電子部品の取り除かれたテープ残材
が挿入ヘッドの下方に残るため、このテープ残材の処理
が問題となっていた。すなわち、挿入ヘッドの下方のス
ペースが狭いため、ここに回収装置を無理して設置する
と、挿入ヘッド等の挿入機各部の調整を行なう際に邪魔
となり、操作性,保守性の低下をまねくという問題があ
った。一方、このような問題を解決するため、挿入ヘッ
ド下方から離れた位置で残材テープを処理しようとする
と、残材テープを長いままの状態で部品供給装置の下方
を通し、部品供給装置の背面で回収するといった大掛り
な装置になるという問題があった。
【0004】本発明は上記の問題点にかんがみてなされ
たものであり、アキシャルリード電子部品を部品供給装
置によって挿入ヘッドの下方まで直接供給する電子部品
挿入機において、電子部品の取り除かれた残材テープ
を、大掛りな装置を用いることなく挿入ヘッドから離れ
た位置で容易に処理できるようにした電子部品挿入機に
おける残材処理装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、テーピングされたアキシャルリード電子部品のリー
ド線を切断,成形してプリント基板に挿入する電子部品
挿入機に用いられる本発明の残材処理装置は、アキシャ
ルリード電子部品をプリント基板に挿入する挿入ヘッド
の近傍に配置され、アキシャルリード電子部品を前記挿
入ヘッドに供給するとともに、挿入ヘッドが電子部品を
挿入するときに退避位置へ退避する部品供給装置と、こ
の部品供給装置が退避位置に退避しているときに、電子
部品を取り除かれた残材テープを切断する切断手段と、
前記部品供給装置の退避位置下方に配設された回収ボッ
クスとを具備した構成としてあり、好ましくは、前記切
断手段を、部品供給装置と一体的に設け、かつ、前記切
断手段が、テープを切断刃から剥離させるための剥離部
材を有する構成としてある。
【0006】
【作用】上記構成からなる電子部品挿入機における残材
処理装置によれば、挿入ヘッドがプリント基板に電子部
品を挿入するときに部品供給装置を退避させ、この退避
位置において電子部品を取り除かれた残材テープを切断
して回収する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1及び2は、本実施例のアキシャルリード電子部品の残
材処理装置を装備した電子部品挿入機の上半分一部断面
図、及び、下半分一部断面図であり、図2において挿入
ヘッド部は一部省略してある。これら図面において、1
は中空部1aを有する挿入軸であり、その下端に図示し
ない切断刃及び曲げ矢を設けてある。2は挿入軸1の外
周に設けられたスリーブ軸であり、挿入軸1の長手方向
に設けられた溝1bに係合するピン2aによって挿入軸
1を昇降のみ可能に支持している。このスリーブ軸2の
下端には係合ブロック3(図2参照)が形成してあり、
さらにこの係合ブロック3の下方には、前記切断刃と曲
げ矢及び後述するノックアウト爪を昇降可能に把持する
把持部材(図示せず)が設けてある。4はノックアウト
軸で、挿入軸1の中空部1aに、挿入軸1と相対昇降可
能に設けられており、その下端にはノックアウト爪(図
示せず)が設けてある。
【0008】5は筒状をした係合ブロックで、スリーブ
軸2の外周に、スリーブ軸2と相対移動可能に取り付け
てある。この係合ブロック5は、外周面に設けた溝5a
に図示しない駆動源によって上下方向に揺動するレバー
6の先端が係合してある。7は筒状の係合ブロックの中
心方向に向って突設したピンであり、その先端はスリー
ブ軸2の長手方向に設けた長孔2bを貫通し前記挿入軸
1の嵌入している。
【0009】図2において、8はスリーブ軸2に回転力
を伝えるための歯車で、スリーブ軸2の長手方向に設け
た縦溝2c、及び、この縦溝2cの下端に位置し、スリ
ーブ軸2の周面方向に設けた周溝2dとピン8aによっ
て係合している。したがって、図示しない駆動源からの
回転力は中間歯車8bを介して歯車8に伝えられるが、
ピン8aが周溝2dと対応する位置にあるときはスリー
ブ軸2に伝わらず、ピン8aが縦溝2cと対応する位置
にあるときのみスリーブ軸2に伝わる。
【0010】本実施例の電子部品挿入機の挿入ヘッドは
上述した各部材によって構成されており、レバー6の下
方向への揺動によって電子部品の挿入作業が行なわれ
る。すなわち、レバー6が下方向へ揺動すると、第一段
階で挿入軸1とノックアウト軸4が一緒に下降して電子
部品リード線の切断と成形を行ない、第二段階で、挿入
軸1とスリーブ軸2及びノックアウト軸4が一緒に下降
して、あとで詳述する部品供給装置の退避と残材処理を
行ない、第三段階で再び挿入軸1とノックアウと軸4が
一緒に下降して、プリント基板への電子部品の挿入を行
ない、第四段階でノックアウト軸4だけが下降してプリ
ント基板への電子部品の押し込み(ノックアウト)を行
なう。
【0011】なお、図1において挿入軸1の上部に設け
てあるのがノックアウト機構である。このノックアウト
機構は、挿入軸1が最下端まで下降すると(第三段階が
終了すると)、挿入軸1と係合する連結軸11の下降に
よって作動レバー13の突出片13aが作動片12によ
って押し下げられ、作動レバー13の他端に連接する駒
14を図中右方向へ移動させる。これにより、連結軸1
1に揺動自在に取り付けられていて、連結軸11ととも
に下降する係止レバー15の一端側のローラ16が、固
定カム19から外れて駒14とともに右側に移動する。
一方、係止レバー15の他端当接部17は、下方に付勢
されているノックアウト軸3の上端に設けられたストッ
パ18と当接してノックアウト軸4の下降を抑止してい
る。したがって、ローラ16が図中右方向へ移動する
と、係止レバー15が反時計方向へ揺動してノックアウ
ト軸4の下降抑止を解除し、ノックアウト軸4を下降さ
せて上述した電子部品のノックアウトを行なう。
【0012】また、図2において、20は電子部品の第
一送りホイールで、電子部品挿入機の図示しないテーブ
ルに固定されたアーム21に回転可能に支承されてい
る。このアーム21はさらに延設してあり、スリーブ軸
2の下部を支承している。22は電子部品の第二送りホ
イールで、あとで詳述するように、送りブロック33に
回転可能に支承されていて、第一送りホイール20から
送られてきた電子部品を図示しない挿入ヘッドの下方所
定位置に搬送する。23はガイドであり、第二送りホイ
ール22と電子部品リード線との噛合いを円滑に行なわ
せるため、第二送りホイール22の近傍に配置してあ
る。24は回収ボックスで、あとで詳述するように、第
二送りホイール22の退避位置の下方に配設してある。
【0013】次に、本実施例の電子部品挿入機における
残材処理装置を図2及至図5にもとづいて説明する。こ
こで、図3は部品供給装置の退避機構の要部を拡大した
一部截断図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図4
のB−B線断面図である。図2において、係合ブロック
3は、スリーブ軸2の下端に固定してあり、スリーブ軸
2とともに昇降する。25は係合ブロック3の溝3aに
係合する係合片で、その上部には駒27を軸支したブロ
ック部材26が取り付けてある。28は揺動ブロック
で、支軸29によってスピンドルハウジング30に揺動
自在に取り付けてある。この揺動ブロック28の先端の
溝28aには前記駒27が係合しており、スリーブ軸2
が下降すると係合ブロック3,係合片25,ブロック部
材26及び駒27を介し支軸29を支点として揺動す
る。図示していないが、上述した係合片25,ブロック
部材26,駒27,揺動ブロック28及び支軸29は、
係合ブロック3とスピンドルハウジング30の両側に設
けてある。
【0014】31は揺動アームで、図4に示すように二
又状となっており、それぞれの先端部は揺動ブロック2
8と固着してあり、それぞれ支軸29を支点として揺動
ブロック28とともに揺動する。32は揺動アーム31
の下端に固着された支持部材で、上述した送りブロック
33と第二送りホイール22、及び、この第二ホイール
22と一体的に設けられたラチェットホイール34を、
支軸35でそれぞれ揺動及び回転自在に支承している。
【0015】図3において、36は送りブロック33に
揺動自在に取り付けられた送り爪で、付勢ばね36aに
よって常時ラチェットホイール34に付勢されている。
また、37は支持部材32に揺動自在に取り付けられた
位置決め爪で、付勢ばね37aによってラチェットホイ
ールに付勢されている。38及び39はスピンドルハウ
ジング30に固定されたストッパで、ストッパ38は送
りブロック33の突出片33aと当接し、ストッパ39
は送りブロック33の段差部33bと当接する。また、
33cは送りブロック33の側方に突出する突出片で、
後述するリンク41と当接する。なお、上述した送りホ
イール22と、ラチェット手段34,36,37等で部
品供給装置を構成している。
【0016】また、図3において、40は支持部材32
に設けられたテープの切断手段であり、図4に示すよう
に、上下動可能なリンク41と、このリンク41の下端
に中間部を結合し、軸42aを支点として揺動する移動
刃42と、この移動刃42と対向して配置された固定刃
43と、剥離部材44とで構成してある。ここで、前記
移動刃42は、付勢ばね42bによって常時上方に付勢
されており、突出片33cによってリンク41が押圧さ
れたときにのみ下降する。また、図3及び図5に示すよ
うに、剥離部材44は中間が軸44bで支持されるとと
もに、先端部44aが移動刃42の下方近傍において固
定刃43と並んで配置され、後端部側に設けた付勢ばね
44cによって先端部44aを常時上方向に付勢してい
る。上方向に付勢されている状態のときの剥離部材44
の先端部44aは、固定刃43より多少高い位置となる
ようにしてある。
【0017】このような構成からなる本実施例の残材処
理装置は、次のように動作する。電子部品挿入機の図示
しない駆動装置によって、図示しない挿入ヘッドがプリ
ント基板の所定位置に位置決めされると、レバー6が下
方向に揺動して挿入軸1,スリーブ軸2及びノックアウ
ト軸4が下降して上述した第一〜第四段階の工程を行な
う。このうち、電子部品リード線の切断と成形の行なわ
れた(第一段階)後の第二段階の工程が、電子部品を取
り除かれたテープの残材処理工程に該当する。すなわ
ち、挿入軸1とともにスリーブ軸2が下降すると、図2
に示す係合グロック3も下降し、その溝3aに係合して
いる係合片25が下降しブロック部材26を下降させ
る。ブロック部材26が下降すると、ブロック部材26
の駒27と係合する揺動ブロック28、及び、この揺動
ブロック28と一体的に設けてある揺動アーム31が支
軸29を中心として反時計方向に揺動する。
【0018】このようにして、揺動アームが図3の想像
線で示すように所定の角度だけ揺動すると、送りブロッ
ク33の突出片33aがストッパ38と当接するが、係
合ブロック3はさらに下降して揺動アーム31もさらに
反時計方向に揺動する。このため、送りブロック33は
支軸35を中心として、揺動アーム31に対し相対的に
反時計方向へ揺動する。このように、揺動アーム31が
反時計方向に揺動すると、揺動アーム31の下端に固定
された支持部材32に取り付けられている第一送りホイ
ール22及び切断手段40が挿入ヘッドから離れた位置
に退避する。
【0019】これと同時に、突出片33aがストッパ3
8と当接した後さらに揺動アーム31が反時計方向に一
定角度揺動すると、切断手段40のリンク41が送りブ
ロック33の突出片33cによって押し下げられ、移動
刃42を付勢ばね42bの付勢力に抗して下降させる。
この移動刃42の下降によって、電子部品を取り除かれ
たテープ材は残存リード線と平行方向に切断される。こ
のとき、切断手段40は退避位置にあり、下方に回収ボ
ックス24があるので、切断された残材は回収ボックス
24に落下して回収される。なお、回収ボックス24と
して、吸引ブロワーを併設したものを用いると、切断時
の衝撃によって飛散しようとする残存を強制的に回収ボ
ックス24に吸引回収でき効果的である。
【0020】なお、ここで、挿入ヘッドの向きを変える
必要がある場合には、歯車8が図示しない駆動装置によ
って回転させられる。このとき、スーリブ軸2は下降し
ているので、歯車8のピン8aはスリーブ軸2の長手方
向の溝2cにのみ係合してスリーブ軸2に回転を伝え
る。これにより、スリーブ軸2と挿入軸1は同時に回転
して、下端に取り付けてある挿入ヘッドを回転させて、
電子部品とプリント基板上のスルーホールの位置決めを
行なう。
【0021】この状態で、上述した第三及び第四段階の
作業が行なわれ、電子部品のプリント基板への挿入及び
ノックアウト作業が終了する。この一連の作業が終了す
ると、レバー6は上方向に揺動して挿入軸1を上昇させ
る。挿入軸1の上昇にともなってスリーブ軸2も上昇
し、係合ブロック3を上昇させる。これにより、揺動ア
ーム31は支軸29を中心として時計方向に揺動する。
そして、一定角度だけ戻ると送りブロック33の突出片
33aとストッパ38の当接が解除されて送りブロック
33が時計方向に回動する。これによって送りブロック
33の突出片33cによるリンク41の押し下げが解除
され、移動刃42も付勢ばね42bの付勢力で上昇し元
の位置に戻る。
【0022】ここで、図5及び図6によって、テープ切
断時の剥離部材の作用を説明する。図6(a)〜(c)
は移動刃42と固定刃43の刃部、及び、剥離部材44
の先端部44aの動作状態図である。上述したように、
図6(a)の状態にある移動刃42は、リンク41が送
りブロック33の突出片33cによって押し下げられる
と、移動刃42が下降して固定刃43との間に位置する
テープ材を切断する。このとき、移動刃42の下降によ
り、切断されたテープ材を介して剥離部材44の先端部
44aが押し下げられ図6(b)の状態となる。ここ
で、突出片33cによるリンク41の押し下げが解除さ
れると、移動刃42が上昇するとともに、剥離部材44
の先端部42aも上昇し、切断面が固定刃43に貼着し
ているテープ材を強制的に剥離して図6(c)の状態と
なる。このようにして、切断したテープ材を固定刃43
から確実に剥離して回収ボックス24に回収させる。
【0023】一方、揺動アーム31の上記揺動によっ
て、部品供給装置も電子部品を一ピッチ分送るだけ第二
の送りホイール22を回転させ、挿入ヘッドの下方に次
の電子部品を供給する。すなわち、揺動アーム31と送
りブロック33の反時計方向への揺動によってラチェッ
トホイール34も支軸35を中心として反時計方向に回
転しようとするが、付勢ばね37aのばね力によって位
置決め爪37がラチェットホイール34の歯に噛合って
いるのでラチェットホイール34は回転しない。これに
より、送りブロック33はラチェットホイール34に対
しても相対的に反時計方向に揺動することになり、送り
ブロック33に設けられている送り爪36がラチェット
ホイール34の歯を一歯分乗り越える(図3の二点鎖線
参照)。また、第三及び四段階の作業終了後の揺動アー
ム31と送りブロック33の時計方向への揺動によっ
て、送りブロック33の段差部33bがストッパ39と
当接し、これによって、ラチェットホイール34は支軸
29を中心として時計方向に公転しようとするが、付勢
ばね36aのばね力によって送り爪36がラチェットホ
イール34の歯に噛合っているので公転が阻止され、そ
の分だけ支軸35を中心として時計方向に回転(自転)
する。このラチェットホイール34の回転にともなって
第一送りホイール22が時計方向に一ピッチ分回転し、
ホイール2に係合している電子部品リード(図3におい
てW)すなわちアキシャル電子部品を挿入ヘッドの下方
に送る。
【0024】このように、上述した電子部品挿入機の残
材処理装置によれば、電子部品を取り除かれた残材テー
プを、挿入ヘッドから離れた位置で確実に回収する。
【0025】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、要旨の範囲内にて種々変形が可能であり、例え
ば、揺動アームの揺動を、挿入軸の昇降以外の駆動源に
もとづいて行なわせるような構成とすることも可能であ
る。また、本装置を、部品供給装置と別個に設けた構成
とすることも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のような構成からなる本発明の電子
部品挿入機における残材処理装置によれば、部品供給装
置によってアキシャルリード等の電子部品を挿入ヘッド
の下方まで直接供給する電子部品挿入機において、電子
部品の取り除かれた残材テープを、大掛りな装置を用い
ることなく挿入ヘッドから離れた位置で容易に切断して
回収処理することができる。したがって、装置の大型化
を防止するとともに、電子部品挿入機各部の調整,保守
に際しての作業性を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の残材処理装置を装備した電子部品挿
入機の上半分一部断面図を示す。
【図2】挿入ヘッド部を一部省略した本実施例の残材処
理装置を装備した電子部品挿入機の下半分一部断面図を
示す。
【図3】本実施例の処理装置の要部を拡大した一部截断
図を示す。
【図4】図3のアキシャルリード電子部品−アキシャル
リード電子部品線断面図を示す。
【図5】図4の要部截断図を示す。
【図6】(a)〜(c)は、テープ切断時の剥離部材の
作用を説明するための要部拡大図を示す。
【符号の説明】
2…スリーブ軸 3…係合ブロック 5…係合ブロック 20…第一送りホイール 21…アーム 22…第二送りホイール 23…ガイド 24…回収ボックス 25…係合片 26…ブロック部材 27…駒 28…揺動ブロック 29…支軸 30…スピンドルハウジング 31…揺動アーム 32…支持部材 33…送りブロック 33a…突出片 33b…段差部 33c…突出片 34…ラチェットホイール 35…支軸 36…送り爪 37…位置決め爪 38…ストッパ 39…ストッパ 40…切断手段 41…リンク 42…移動刃 42b…付勢ばね 43…固定刃 44…剥離部材 44a…先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−310891(JP,A) 特開 昭62−161670(JP,A) 特開 平3−215997(JP,A) 特開 昭61−77398(JP,A) 特開 平4−199792(JP,A) 特開 平3−234096(JP,A) 特開 平3−217085(JP,A) 実開 平2−146898(JP,U) 実開 平1−116499(JP,U) 実開 平5−44419(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーピングされたアキシャルリード電子
    部品のリード線を切断,成形してプリント基板に挿入す
    る電子部品挿入機において、 アキシャルリード電子部品をプリント基板に挿入する挿
    入ヘッドの近傍に配置され、アキシャルリード電子部品
    を前記挿入ヘッドに供給するとともに、挿入ヘッドが電
    子部品を挿入するときに退避位置へ退避する部品供給装
    置と、 この部品供給装置が退避位置に退避しているときに、電
    子部品を取り除かれた残材テープを切断する切断手段
    と、 前記部品供給装置の退避位置下方に配設された回収ボッ
    クスとを具備した電子部品挿入機における残材処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記切断手段を、部品供給装置と一体的
    に設けた請求項1記載の電子部品挿入機における残材処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記切断手段が、テープを切断刃から剥
    離させるための剥離部材を有する請求項1又は2記載の
    電子部品挿入機における残材処理装置。
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