JPS62171191A - 被覆線材***装置 - Google Patents

被覆線材***装置

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JPS62171191A
JPS62171191A JP61013537A JP1353786A JPS62171191A JP S62171191 A JPS62171191 A JP S62171191A JP 61013537 A JP61013537 A JP 61013537A JP 1353786 A JP1353786 A JP 1353786A JP S62171191 A JPS62171191 A JP S62171191A
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JP
Japan
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wire
cut
terminal
covered wire
chuck
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Application number
JP61013537A
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Inventor
岩立 直樹
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は長尺の被覆線材を所定の長さに切断し、且つ、
得られた切断被覆線材の端部の被覆絶縁材を剥離したの
ち該端部の芯線をプリント基板の挿入孔に挿入する被覆
線材挿入装置に関する。
背景技術 作業対象としてのプリント基板を、水平面内すなわちX
−Y方向において駆動されるテーブル上に載置し、この
プリント基板上にトランジスタ、抵抗器或いはコンデン
サ等の電気部品を搬入して該各電気部品の端子をプリン
ト基板の挿入孔に自動的に挿入するようにした部品取付
装置が既に知られている。電気機器に使用されているプ
リント基板の多くはこの部品取付装置を用いて電気部品
を装着する自動化がはかられ、人為的ミスの無い安定し
た製品を多量に供給する上で大きく貢献している。
この種の部品取付装置は、上述したように、トランジス
タ等の如く部品本体に対して樹立した複数の端子をプリ
ント基板の挿入孔に挿入するものであって、該部品本体
の定められた部分をチャックすることで自ら該部品の端
子の位置出しが可能であり、それ故プリント基板の所定
位置に該部品の端子を挿入することは比較的容易である
一方、プリント基板には上述した電気部品の他に可撓性
の被覆線材が多数取り付(プられる。具体的には、リー
ルなどに巻かれた長尺の被覆線材を所定長さに切断して
切断被覆線材を得、この切断被覆線材の両端部の被覆絶
縁材を剥離して芯線を露出せしめ、該芯線をプリント基
板の挿入孔に挿入することが行なわれる。従来、この一
連の作業は人手に頼っており、作業mの多い生産ライン
などにおいては特に能率が悪かった。また、手作業によ
ると被覆線材の取付精度のばらつきが大きく、不良品が
多く出るという不都合があった。
このような手作業の欠点を補うために最近、自動制御に
よって被覆線材を取り付ける被覆線材挿入装置が開発さ
れている(例えば特願昭59−103679参照)。被
覆線材挿入装置は具体的には、長尺被覆線材を供給する
線材供給手段と、該長尺被覆線材を所定の長さに切断し
て切断被覆線材を得るための切断手段と、得られた切断
被覆線材を把持する把持機構を含み該切断被覆線材を工
程に沿って搬送する線材搬送手段と、該切断被覆線材の
端部の被覆絶縁材を剥離する剥離手段と、該切断被覆線
材を把持してプリント基板上に搬送しかつ該切断被覆線
材の端部の露出芯線をプリント基板の挿入孔に挿入する
線材搬送挿入手段とを有している。
かかる被覆線材挿入装置を使用することによって、被覆
線材のプリント基板に対する取付作業の能率及び精度は
飛躍的に向上せしめられる。
しかしながら、上述のように被覆線材の芯線をプリント
基板の挿入孔に挿入しただけではプリント基板に対する
装着力が弱く、一旦取り付けられた被覆線材が脱落し易
いという問題があった。また、被覆線材を装着した後に
行なわれるハンダ付は処理などにおいて被覆線材に繰り
返し荷重が加えられると、被覆線材の芯線が疲労によ・
〕でプリント基板の挿入孔の近傍において折れることも
あった。
11へ」L 本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところはプリント基板に対する被覆線材の
装着力を増大し得、しかもコストが安い被覆線材挿入装
置を提供することである。
本発明による被覆線材挿入装置は、長尺被覆線材を供給
する線材供給手段と、該長尺被覆線材を所定の長さに切
断して切断被覆線材を得るための切断手段と、得られた
切断被覆線材を把持する把持機構を含み該切断被覆線材
を工程に沿って搬送する線材搬送手段と、該切断被覆線
材の端部の被覆絶縁材を剥離する剥離手段と、該切断被
覆線材を把持してプリント基板上に搬送しかつ該切断被
覆線材の端部の露出芯線をプリント基板の挿入孔に挿入
する線材搬送挿入手段とを含み、更に上記切断被覆線材
の端部絶縁材剥離部に固着さるべき端子を供給する端子
供給手段と、該端子を該端部絶縁材剥離部に固着せしめ
る端子固着手段と、該端子が固着せられた上記切断被覆
線材を把持して上記把持様構から上記線材搬送挿入手段
まで移送する線材移送手段とを有し、該移送手段は上記
端子の上記切断被覆線材に対する圧着部を把持して移送
することを特徴としている。
実  施  例 以下、本発明の実施例としての被覆線材挿入装置を添付
図面を参照しつつ説明する。
第1図ないし第5図において参照符号1は当該被覆線材
挿入装置の全体を示している。なお、図中、矢印Yは前
方を、矢印Xは左方を、矢印Zは上方を示す。また、第
3図及び第4図は第2図(平面図)に関する各々III
 −IIi矢祝図(正面図)及びIV −IV断面図(
右側断面図)であり、第5図は第4図に関するv−■矢
視図である。
第1図ないし第5図に示されるように、当該被覆線材挿
入装置は作業台2を有している。第1図に示されるよう
に、作業台2の左右両側方には作業対象としての多数の
プリント基板3を上下方向(矢印Z方向及びその反対方
向)に所定間隔を以て積層した形で収納し得る基板収納
マガジン5及び6が配置されている。作業台2の左方(
矢印X方向側)に配置された基板収納マガジン5は後述
する切断被覆線材を取り付ける前のプリント基板3を収
納するためのものであり、また、作業台2の右方に配置
された基板収納マガジン6は上記切断被覆線材の取り付
けが完了したプリント基板3を収納するためのものであ
る。各基板収納マガジン5及び6は、エレベータ機構(
図示せず)によって上下動せしめられる可動担持板7上
に載置されており、各基板収・納マガジンは上記した各
プリント基板3の収納間隔ずつ上記切断被覆線材の取付
速度に応じた所定のタイミングにて上下動せしめられる
第1図及び第2図に示されるように、作業台2の左右両
端部には固定レール機構11及び12が設けられている
。各固定レール機構11.12は、上述した各基板収納
マガジン5及び6内に形成された軌道レール(図示せず
)に一致し得る各一対ずつの軌道レール11a、12a
を有している。
第2図に示されるように、固定レールは構11及び12
はまた、これら一対ずつの軌道レール11a、12aの
間隔を調節するための調節機構11b、12bを備えて
いる。
第2図から特に明らかなように、作業台2上であって左
右の固定レール機構11及び12の間には、前後一対の
ガイドシャフト14及び15が平行に設けられている。
前方に配置されたガイドシャフト14は作業台2に対し
て固定されており、また、後方に配置されたガイドシャ
フト15は軸受曙構15a等を介してその両端部にて作
業台2に回動自在に取り付けられている。第4図にも示
されるように、これら両ガイドシャフト14,15には
テーブル17が摺動自在に取り付けられている。第2図
に示されるように、ガイドシャフト15の両端部近傍で
あって該ガイドシャフトの後方には左右一対の歯付ベル
ト車18が設けられており、該両歯付ベルト車の間には
歯付ベルト1つが架設されている。この歯付ベルト19
の一部はテーブル17に連結されている。図示されては
いないが、各歯付ベルト車18を回転駆動するためのサ
ーボモータが設けられている。すなわら、該サーボモー
タが回転することにより歯付ベルト1つが作動し、これ
によってテーブル17が左右に往復動せしめられるよう
になされているのである。
第2図から明らかな如く、テーブル17上には、一対の
軌道レール23aを含む可動レール機構23が前後方向
(矢印Y方向及びその反対方向)において移動自在に取
り付けられている。この軌道レール23aは前述した各
固定レール機構11゜12の軌道レール11a、12a
と一致し得、且つ、上記したプリント基板3の前後両端
部を保持する。テーブル17の左右両端部には前後に離
隔する一対ずつのプーリ17aが設けられており、前後
2つずつのブーり間にはワイヤ17bが各々架設されて
いる。ワイヤ17bの一部は上記した可動レール償構2
3の一部に連結されている。ワイヤ17bはまた、テー
ブル17の後端部に取り付けられ且つガイドシャフト1
5と共に回動するように該ガイドシャフトにスプライン
嵌合せしめられた一対のプーリ17cに巻回せしめられ
ており、これによって、ガイドシャフト15の回動に伴
って該ワイヤが作動して可動レール機構23が前後方向
に往復動するようになっている。なお、第2図に示され
るように、作業台2上の前部であって左右両端部にはプ
リント基板移動機構25及び26が設けられている。左
方に配置されたプリント基板移動機構25は、エレベー
タ機構(図示せず)により上下動する可vJ担持板7(
第1図示)上に載置された基板収納マガジン5からプリ
ント基板3(第1図示)を引き出して、これを左方の固
定レール機構11を経て可動レール機構23の軌道レー
ル23aによる基板保持位置に移動させるためのもので
ある。また、右方に設けられたプリント基板移動機構2
6は、後述する切断被覆線材の取り付けを完了したプリ
ント基板3を可動レール機構23の軌道レール23aか
ら引き出して、これを右方の固定レール機構12を経て
基板収納マガジン6内に挿入するためのものである。
第1図ないし第5図に示されるように、作業台2上には
フレーム29が設けられており、該フレームの上部下面
には支持プレート3oが取り付けられている。第1図、
第3図、第4図及び第6図に示されるように、支持プレ
ート30の下面にはインデックスボス31が固設されて
おり、第6図に示されるように、このインデックスボス
31によってインデックスシャフト32が回転自在に支
持されている。第7図は第4図に関する■〜■矢視を示
すものであるが、この第7図と第6図から特に明らかな
ように、インデックスシャフト32の下端部には正六角
形の板状に形成された回転支持体としてのインデックス
テーブル34が設けられている。なお、インデックスシ
ャフト32及びインデックステーブル34は、第2図な
いし第5図において参照符号35にて示される一連の動
力伝達機構を介してモータ36(第3図及び第5図に図
示)により回転駆動される。
第7図から明らかなように、インデックステーブル34
の外周部には把持機構としての6つのインデックスチャ
ック38が該インデックステーブルの回転方向において
各々等ピツチ(角度60°)にて設けられている。
ここで、プリント基板3く第1図示)に挿入して取り付
けらるべき線材の製作手順と、得られた線材のプリント
基板3に対する挿入状態について簡単に説明しておく。
まず、第8図くωに示されるようにリールに巻かれた長
尺被覆線材40を引き出して所定長さに切断し且つ成形
して第8図+b)に示されるU字状の切断被覆線材41
を得る。この後、第8図(C)に示されるようにこの切
断被覆線材41の両端部の液留絶縁材を剥離して芯線を
露出せしめる。次いで、第8図(小に示されるようにこ
の露出した芯線部分に端子42を圧着し、第8図(e)
に示されるように該端子をプリント基板3の挿入孔に挿
入することにより取り付ける。なお、第9図(お及び(
b)に示されるように、切断被覆線材41に圧着される
前の端子42はリールなどに巻かれた帯状部材43゜4
4に等間隔にて形成されており、該多帯状部材から切り
離されて切断被覆線材41に圧着される。
第10図(ω及び山)は端子42が切断被覆線材41に
圧着された状態を示し、第11図は端子42がプリント
基板3の挿入孔に挿入された状態を示している。
第6図及び第7図に示されるインデックスチャック38
は、第8図+toないしく小に示される状態の切断被覆
線材41を適宜把持するものである。この各インデック
スチャック38と、該各インデックスチャックを支持し
たインデックステーブル34と、該インデックステーブ
ルを回転駆動するモータ36(第5図などに示される)
及び動力伝達機構35(第5図などに示される)と、こ
れらに関連する周辺小部材とによって、後述する端子圧
着工程及び導通チェック工程などの各工程に沿って上記
切断被覆線材41を搬送する線材搬送手段が構成されて
いる。すなわち、第7図から明らかなように、インデッ
クステーブル34上に設けられた各インデックスチャッ
ク38は該インデックステーブルの回転により、第7図
において参照符号51にて示される角度位置を始点とし
て反時計方向く矢印J方向)に角度ピッチ60°ずつ移
動し、該始点に続く角度位置52ないし56を順次経て
、再び角度位置51(始点)に戻るので・ある。
上述したインデックスチャック38の構成を詳述する。
第12図及び第13図に示されるように、インデックス
チャック38は、保持部材5つと、互いに相対的に揺動
自在であるようにビン60を介して保持部材59に取り
付けられて各々一対ずつが切断被覆線材41(第8図参
照〉の一端部を把持する2対の把持爪61及び62とを
有している。
第14図(ω及び<b+から特に明らかなように、各把
持爪61,62の後端部にはビン63を介して中間レバ
ー64.65がその各一端部にて回動自在に取り付けら
れており、且つ、該各中間レバーの各他端部はビン66
により枢着せられている。第12図及び第13図に示さ
れるように、ピン66はロッド67の先端部と枢着せし
められている。
すなわち、このロッド67の往復動によって把持爪61
.62が開閉するようになされているのである。ロッド
67は、インデックステーブル34及び保持部材59の
各一部により形成されたシリンダ部内に嵌挿せられたピ
ストン68と一体に形成されている。また、該シリンダ
部内にはロッド67にパイアスカを付与するコイルスプ
リング69が縮設されている。
上記シリンダ部をこのように、インデックステーブル3
4と保持部材59の各一部により形成したことによって
、インデックステーブル34とインデックスチャック3
8の相互の小型化並びに構造の簡単化がなされている。
また、インデックステーブル34と保持部材5つの間に
介装されたブツシュ70によってピストン68、従って
、ロッド67の移動ストロークが決定されるため、該ス
トロークの調整すなわち各把持爪61.62の開閉量の
調整の必要がない。従って、各インデックスチャック3
8は夫々無調整での互換が可能となっている。なお、上
記ピストン68が嵌挿されたシリンダ部内への圧搾空気
の供給は、第6図に示される如くインデックスボス31
の内周及びインデックスシャフト32に形成された各空
気供給路31a、32aと、第6図、第12図及び第1
3図に示されるようにインデックステーブル34に形成
された各空気供給路34a 、34bとを順次通じてな
される。
インデックスチャック38が備えている把持爪61及び
62の形状について詳述する。
第14図(田ないしくC)に示されるように、一対の把
持爪61及び62のうち一方の把持爪61は、V字状線
材案内部61aが形成された線材把持部61bを有し、
他方の把持爪62には、この線材把持部61bを上下両
側から挾むように位置しかつ各々V字状線材案内部62
aが形成された2つの線材把持部62bが設けられてい
る。なお、第14図くC)は第14図(b)に関するX
rvC−XI′VC矢視図である。
各把持爪61及び62に形成されたV字状線材案内部6
1a 、62aの底部には切断被覆線材41が嵌合し得
る半円状の切欠部61c、62cが形成されている。こ
れら切欠部61c、62cを設けたことにより、切断被
覆線材41を無理な力を加えることなく且つ正確に把持
することが出来るのである。
第15図は第4図に関するxv−xv矢視を示すもので
あるが、この第15図と第7図に示されるように、イン
デックステーブル34の回転の始点である角度位置51
に対応して、長尺被覆線材40(第8図(ω参照)を所
定の長さに切断し且つ成形してU字状の切断被覆線材4
1(第8図(b)参照)を得るための切断手段としての
線材切断装置75が設けられている。また、第1図ない
し第3図に示されるように、この線材切[fFi装@7
5の左側近傍には、長尺被覆線材40が巻回されたり−
ル76を含み該長尺被覆線材を線材I、77断装置75
に供給する線材供給手段としての線材供給装置77が配
置されている。
第7図及び第15図に示されるように、インデックステ
ーブル34の回転の始点である角度位置51に続く角度
位置52に対応して、切断被覆線材41の端部の被覆絶
縁材を剥111ft(第8図(C)参照)する剥離装置
79が配置されている。また、この角度位置52に続く
角度位置53に対応して、端部の芯線が露出せられた切
断被覆線材41(第8図(C)参照)の該芯線部分に端
子42(第8図(d)参照)を圧着せしめる端子圧着装
置80が配置されている。なお、第1図ないし第3図に
示されるように、作業筒2の右後端部には、第9図<a
)、tb)に示される端子42、帯状部材43.44が
巻回されたリール82と、モータ83を含み該リールを
回転駆動する駆動機構84が設けられている。これらリ
ール82及び駆動機構84によって、切断被覆線材41
(第8図(C)参照)の露出芯線部分に固着さるべき端
子42を供給する端子供給手段が構成されている。
第7図に示されるように、前述した角度位置53に続く
角度位置54に対応して、上記端子42の圧着を完了し
た切断被覆線材41(第8図(小参照)の導通をチェッ
クする導通チェック装置86が配置されている。
第3図及び第4図並びに第6図に示されるように、イン
デックステーブル34の前方には、導通チェック装置8
6による導通チェックを完了した切断被覆線材41(第
8図+d+参照)を把持してプリント基板3(第1図示
)上に搬送し且つ該切断被覆線材の端部を第8図(e)
に示す如くプリント基板3の挿入孔に挿入する線材搬送
挿入装置88が配置されている。なお、図から明らかな
ように、この線材搬送挿入装置88は全体として、作業
台2上にフレーム29と共に設けられた支持プレート3
0により支持されている。
第15図に示される如く、前述した角度位置54に続く
角度位M55に対応して、線材移送装置90が配置され
ている。この線材移送装置90は、導通チェックがなさ
れた切断被覆線材41を把持してインデックスチャック
38からこれを受は取って、上記線材搬送挿入装置88
による線材把持位置まで移送するものである。
また、上記の角度位置55に続く角度位置56に対応し
て、第4図に示される線材除去装置91が配置されてい
る。この線材除去装@91は、導通チェック装置86に
よる導通チェックの結果が不合格であった場合に、その
切断被覆線材41を所定方向にはね除ける作用をなす。
次いで、上記した線材供給装置77から線材除去装置9
1までの各装置の各々について詳述する。
まず、第1図ないし第3図に示される線材供給装置77
について説明する。第16図及び第17図から特に明ら
かなように、線材供給装置77は長尺被覆線材40が巻
回されたプーリ76を支持する支持ボックス94を有し
ている。なお、プーリ76は第2図にも示される電磁ブ
レーキ付モータ95により回転駆動される。第16図及
び第17図に示されるように、支持ボックス94の前面
部外面にはレバーA96が配置されており、且つ、その
一端部にてビン97により支持ボックス94に揺動自在
に取り付けられている。レバーA96の自由端部にはプ
ーリ98が設けられており、長尺被覆線材40はこのプ
ーリ98と、支持ボックス94に固定された2つの固定
プーリ99.100に掛は回されている。なお、各固定
プーリ99゜100には、押えプーリ102及び103
がコイルスプリング102.a、103aによる付勢力
を以て夫々当接している。6押えプーリ102,103
は、ビン102b、103bにより支持ボックス94に
揺動自在に取り付けられたアーム部材102c 、1 
o3cの自由端部に設けられている。
第17図に示されるように、レバーA96を支持するビ
ン97は支持ボックス94の内面部に達しており、該ビ
ンには他のレバーB104も固定されている。なお、レ
バーB104の近傍には一対のストッパー1058,1
05bが配置されており、このレバーB104とレバー
A96の揺動は所定範囲内に規制される。レバーB10
4の自由端部には、該レバーBを第17図における時計
方向に付勢するコイルスプリング106が連結されてい
る。レバーB104の自由端には被検知子104aが取
り付けら札てJ3す、この被検知子104aを検知する
ための3つのセンサ108ないし110が、レバー81
04の3つの揺動角度位置に対応して配置されている。
上記した構成の線材供給装置77の動作を説明する。
長尺被覆線材40は矢印P方向に引き出されると、この
引き出し力によりレバーA96は第16図における時計
方向に所定角度だけ揺動せしめられる。また、レバーB
104は第17図における反時計方向に揺動ぜられる。
このとき、長尺被覆線材40がリール76と固定プーリ
99との間で弛んでいれば、レバーA96及びレバーB
104はコイルスプリング106(第17図示)により
第16図及び第17図に示される第1位置に瞬時に復帰
けしめられる。故に、レバーB104に設置ノられた被
検知子104aはセンサ108によって検知されること
になり、これにより電磁ブレーキ付モータ95は動作せ
ず、長尺被覆線材40はリール76から送り出されない
長尺被覆線材40がリール76と固定プーリ99との間
で弛んでいず、張っている場合、レバーB104は揺動
したままとなり、被検知子104aがセンサ108によ
る検知位置から所定時間以上離脱することとなる。する
と、z 59ブレーキ付モータ95が動作して長尺被覆
線材40がリール76から所定長さだけ送り出される。
これにより、レバー8104が第17図の状態に復帰し
て、被検知子104aがセンサ108によって検知され
、電磁ブレーキ付モータ95は再び停止する。また、レ
バーB104がかなり大きく揺動して、被検知子104
aがセンサ109によって検知された場合も、電磁ブレ
ーキ付モータ95は停止する。リール76に巻回された
長尺被覆線材40がなくなった場合、該長尺被覆線材の
終端はリール76に連結されているため、矢印P方向へ
の線材引き出し力によってレバーB104は更に大きく
揺動し、被検知子104aはセンサ110によって検知
される。この検知信号が、長尺被覆線材40がな(なっ
たことを示す信号となり、リール76は新たなものと交
換される。
次に、M4図、第7図及び第15図に示される線材切m
l装置75について詳述づ−る。
第18図及び第19図に示されるように、当該線材切断
装置75は、上下方向(矢印Z方向及びその反対方向)
において伸長し且つ作業台2(第1図及び第7図等参照
)に対して固設されたガイドレール114と、該ガイド
レールに摺動自在に取り付けられたスライダ115とを
有している。
第20図から特に明らかなように、スライダ115には
前述の線材供給装置77から供給される長尺被覆線材4
0を把持する把持機構としてのチャック116がボール
ベアリング等を介して回転自在に取り付けられている。
なお、チャック116の回転中心軸は矢印Z方向に対し
て直角な方向すなわち水平方向に伸長している。チャッ
ク116は保持部材117と、互いに相対的に揺動自在
であるようにビン118aを介して保持部材117に取
り付けられて長尺被覆線材40の先端を把持する一対の
把持爪118とを有している。なお、上記の線材供給装
置77から供給される長尺被覆線材40は、第19図に
示されるように、複数のローラ119及びノズル120
を通じて案内される。第21図から特に明らかな如く、
各把持爪118の後端部にはビン122aを介して一対
の中間レバー122がその各一端部にて回動自在に取り
付けられており、且つ、該各中間レバーの各他端部はビ
ン122bにより枢着せられている。このビン122b
はカブラ123aを介してロッド123の先端と連結せ
しめられている。ずなわち、ロッド123の往復動によ
って把持爪118が開閉するようになされているのであ
る。ロッド118は、保持部材117内に形成されたシ
リンダ1構により駆動される。
第19図及び第20図に示されるように、チャック11
6の後端部にはビニオン125が固設されている。これ
に対して、第18図にも示されるように、該ビニオンと
噛合するラック部材126が水平方向において往復動自
在であるようにスライダ115に対して取り付けられて
いる。ラック部材126の後方には、水平方向に伸長し
且つブラケット127を介して作業台2(第7図等参照
)上に固定された一対のガイドシャフト128が配置さ
れている。ガイドシャフト128にはスライダ129が
摺動自在に取り付けられており、該スライダに取り付け
られて上下方向く矢印Z方向及びその反対方向)に伸長
するガイドレール130が、ラック部材126に突設さ
れたビン131と固接している。すなわち、スライダ1
29が往復動することにより、ビニオン125、従って
チャック116が回転するようになされているのである
スライダ129の往復動は、該スライダに連結されたロ
ッド133が往復動することによりなされる。また、前
述したように、チャック116は該チャックを支持する
スライダ115と共に上下方向く矢印Z方向及びその反
対方向)において往復動自在となっているが、このチャ
ック116の上下動は第18図及び第22図に示される
くの字状の揺動レバー134が揺動することによってな
される。第7図及び第15図に示されるように、この揺
動レバー134の一端には該揺動レバーを揺動せしめる
ためのロッド135が連結されている。このロッド13
5は前後方向く矢印Y方向及びその反対方向)において
移動自在であり、第4図及び第5図に示される駆動源1
36により適宜駆動される。
一方、第7図、第15図及び第18図から明らかなよう
に、チャック116の回転を司るスライダ129に連結
されたロッド133は、他のロッド138と揺動プレー
ト139を介して連結されている。揺動プレート139
はビン139aにより作業台2上に取り付けられている
。ロッド138も右側のロッド135と同様に、前後方
向において往復動自在であり、第4図及び第5図に示さ
れる駆動源136によって駆動せられる。
第4図、第7図及び第19図に示されるように、チャッ
ク116の先端部近傍には、該チャックにより引き出さ
れた長尺被覆線材40(第19図等参照〉を引っ掛ける
ためのローラ141が配置されている。詳述はしないが
、このローラ141は所定の機構によって上下方向(矢
印Z方向及びその反対方向)並びに矢印Q方向において
適宜移動せられる。
第15図及び第19図に示されるように、チャック11
6の近傍であって、上記のローラ141の下方には長尺
被覆線材40(第19図等参照)を所定位置で切断する
切断機構142が配置されている。
上記したチャック116と、ガイドレール114及びガ
イドシャフト128等を含みチャック116を移動せし
めるチャック移動手段と、ローラ141と、該ローラを
移動せしめる機構(詳述せず)と、切断機構142とに
よって、第15図などに示される線材切断装置75が構
成されているのである。
上記した線材切断装@75の動作を説明する。
第23図に示されるように、ノズル120(第19図に
も図示)を通じてチャック116により引き出された長
尺被覆線材40は、該チャックの上下動及び回転によっ
てローラ141に掛けられる。この後、ローラ141が
上方(矢印2方向)に所定距離だけ移動せられ、引き出
された分の長尺被覆線材40は逆U字状に形成される。
すると、切断機構142が動作して該長尺被覆線材は所
定長さに切断され、第8図(b〉に示される切断被覆線
材41が得られる。このようにして得られた切断被覆線
材41は、角度位置51(第7図示)にあるインデック
スチャック38に把持されて次の角度位置52まで搬送
される。
次いで、角度位置52に対応して設けられた剥離装置7
9について詳述する。
第24図及び第25図に示されるように、剥離装@79
は上下方向(矢印Z方向及びその反対方向)に伸長する
一対のガイドシャフト146と、該ガイドシャフトに摺
動自在に取り付けられた剥離チャック147とを有して
いる。第26図にも示されるように、剥離チャック14
7は、保持部材148と、互いに相対的に揺動自在であ
るようにビン149を介して保持部材148に取り付け
られて各々一対ずつが切断被覆線材41の端部の被覆絶
縁材を剥離する2対の剥離爪150.151とを有して
いる。該両剥離爪150.151はロッド153を含む
シリンダ線溝によって開閉せしめられる。
第25図から特に明らかな如く、剥離チャック147の
後方にはブラケット155が設けられており、該ブラケ
ットの上端部には回転レバー156がビン156aによ
って回転自在に取り付けられている。この回転レバー1
56の自由端部はボルト156bによって剥離チャック
147上のブラケット147aに枢着されている。回転
レバー156の他の自由端部には前後方向(矢印Y方向
及びその反対方向)において往復動自在なロッド157
の一端部に枢着されている。また、回転レバー156の
もう1つの自由端部には該回転レバーを第25図におけ
る時δ1方向に付勢するためのコイルスプリング156
Cが連結されている。すなわら、ロッド157が往復動
することによって回転レバー156が回転し、これによ
り剥離チャック147が上下動するようになされている
のである。第5図及び第15図から明らかなように、ロ
ッド157は第4図にも示される駆動It!136によ
り駆動ぜられる。なお、第25図に示されるように、剥
離チャック147を上方に直接付勢するコイルスプリン
グ147Cも設けられている。
上記した剥!!装置79の動作を説明する。
前述の線材切断装置75により得られたU字状の切断被
覆線材41(第8図市)参照)がインデックスチャック
38に把持されて剥離装置79の位置に搬送されると、
まず、該剥離装置の剥離爪151.152が切断被覆線
材41の端部を把持する。この状態で剥離チャック14
7が下方に移動せられ、切断被覆線材41の端部の被覆
絶縁材が剥離せしめられて切断被覆線材41は第8図(
C)に示される状態となる。なお、剥離された被覆絶縁
材は剥離チャック147の下方に位置する排出管158
を通じて排出される。
この後、切断被覆線材41はインデックスチャック38
に把持されて次の角度位置53まで搬送される。
次に、角度位置53に対応して設けられた端子圧着装置
80について詳述する。
第27図及び第28図に示されるように、端子圧着装置
80はベース160と、該ベース上に矢印R方向におい
て往復動自在に設けられたスライダ161とを有してい
る。スライダ161上には互いに協働して端子42の圧
着をなす一対の端子圧着部材の一方であるダイス163
が固設されている。ベース160上にはまた、矢印R方
向において移動自在にラック部材164が設けられてい
る。第27図に示されるように、ベース160内にはラ
ック部材164のラック部と噛合するビニオン165が
設けられており、該ビニオンはスライダ161に形成さ
れたラック部とも噛合している。すなわち、ラック部材
164が往復動することによりスライダ161従ってダ
イス163がラック部材164の移動方向とは相反して
往復動するようになされているのである。なお、ラック
部材164はシリンダ機構166によって駆動力を付与
される。
ラック部材164上には支持プレート167が固設され
ており、該ラック部材と共に移動するようになっている
。支持プレート167上にはダイス163と協働して端
子42の圧着を行なう端子圧着部材としてのポンチ16
8が固設されている。
第29図にポンチ168と端子42の詳細が示されてい
る。なお、切断被覆線材41の端部に圧着さるべき端子
42は、第9図(田、山)から明らかなように帯状部材
43.44に等間隔にて形成され、該多帯状部材と共に
リール82(第1図、第2図示)から供給される。また
、ダイス163及びポンチ168は、各帯状部材43.
44 (第9図参照)から端子42を切り離す端子切り
離しは構としても作用する。
ポンチ168を支持する支持プレート167上にはまた
、一対の歯付ベルト車170及び171が設けられてお
り、該両歯付ベルト車間には歯付ベルト172が架設さ
れている。これら各歯付ベルト車’170.171及び
歯付ベルト172は、端子42を帯状部材43.44と
共に駆送するためのものである。一方の歯付ベルト車1
70には歯車170aが取り付けられており、該歯車に
は小山車173が噛合している。第3図、第7図及び第
15図から明らかなように、この小歯車173は所定の
歯車伝達機構175(第3図及び第7図示)を介してモ
ータ176により回転駆動される。
上記した構成の端子圧着装置80の動作を説明する。
シリンダ機構166が動作することによりラック部材1
64が移動せられ、これによってダイス163及びポン
チ168の両方が互いに近づくように相対的に駆動され
る。ここで、第30図に示されるように、ダイス163
及びポンチ168の端子圧着部163a 、168aは
、各々一対ずつ設けられている。なお、これら端子圧着
部163a、168aは、帯状部材43.44 (第9
図にも示されている)から端子42を切り離す切り離し
部としても作用する。第30図から明らかなように、一
対ずつ設けられた端子圧着部163a 。
168aは、帯状部材43 (44:第9図示)に等間
隔で形成された各端子42の離隔距離の整数倍の距離、
この場合3倍の距離を隔てて配置されている。
従って、第31図に示されるように、ダイス163及び
ポンチ168の1回目の接近によって最先の端子42と
該最先端子から数えて4番目の端子42が切断被覆線材
41に同時に圧着せしめられる。この後、ダイス163
及びポンチ168は離隔せられ、次いで、圧着を完了し
た上記最先の端子から数えて2番目と5番目の端子42
を圧着すべく帯状部材43 (44:第9図示〉が各端
子の配列ピッチの1ピッチ分だけ矢印S方向に送り出さ
れる。上記と同様に、これら2番目と5番目の端子42
が次に搬送されて来る切断被覆線材41に同時に圧着さ
れる。同様に、次には帯状部材43(44)が各端子の
配列ピッチの1ピッチ分だけ矢印S方向に送り出され、
上記最先の端子から数えて3番目と6番目の端子42が
次に搬送されて来る切断被覆線材41に同時に圧着され
る。
この後、帯状部材43 (44:第9図示)は各端子の
配列ピッチの3ピッチ分だけ矢印S方向に駆送され、上
記最先の端子から数えて7番目と10番目の端子が圧着
位置に達する。以下、上記と同様の動作が繰り返される
。すなわち、帯状部材43(44)の駆送は、各端子の
配列ピッチの1ビッヂ分を3回繰り返し、この後、3ピ
ッチ分を1回入れ、再び1ピッチ分を3回繰返す、とい
うようになされるのである。
上述した端子圧着装@80を経ることによって、第8図
+d>に示される状態の、すなわら端子42が圧着され
た状態の切断被覆線材41が得られる。
この状態の切断被覆線材41は角度位置53(第7図示
)にあるインデックスチャック38に把持されて次の角
度位置54まで搬送される。
次に、この角度位置54に対応して設けられた導通チェ
ック装置86について詳述する。
第32図及び第33図に示されるように、導通チェック
装置86はブラケット180と、一対のガイドシャフト
181とを有している。これら両ガイドシャフト181
には一対のスライダ182゜183が摺動自在に取り付
けられており、該両スライダはシリンダ機構184によ
り相対的に移動せしめられる。各スライダ182.18
3には、各々一対ずつが切断被覆線材41に固着された
2つの端子42の一方を把持する2対の導電性把持爪1
85.186が取り付けられている。すなわち、これら
各導電性把持爪185,186により端子42を把持す
ることによって導通チェックを行なうのである。
このように導通チェックがなされた切断被覆線材41は
、角度位置54(第7図示)にあるインデックスチャッ
ク38に把持されて次の角度位置55まで搬送される。
角度位置55まで搬送された切断被覆線材41は、第1
5図に示される線材移送装置90により把持されて、第
4図及び第6図などに示される線材搬送挿入装置88に
よる線材把持位Uまで移送される。
次いで、この線材移送装置9oについて詳述する。
第15図、第34図及び第35図に示されるように、線
材移送袋@90は前後方向く矢印Y方向及びその反対方
向)において往復動自在な中間ロッド190ど、該中間
ロッドの前端部に連結されて該中間ロッドと共に前後方
向に往復動し得る移送チャック191とを有している。
第15図に示されるように、中間ロッド190の後端部
には前後方向く矢印Y方向及びその反対方向)において
往復動自在なロッド192が枢着されている。このロッ
ド192は第4図及び第5図に示される駆動源136に
より駆動せられる。第34図及び第35図に示されるよ
うに、中間ロッド190の前端部に連結された移送チャ
ック191は、保持部材194と、互いに相対的に揺動
自在であるようにビン195を介して保持部材194に
取り付けられて切断被覆線材41の端子42を把持する
2対の把持爪196及び197とを有している。第36
図(al及び山)から特に明らかなように、各把持爪1
96,197の後端部にはビン198を介して中間レバ
ー199.200がその各一端部にて回動自在に取り付
(プられており、且つ、該6中間レバーの各他端部はピ
ン201により互いに枢着せられている。各把持爪19
6及び197はこのピン201に連結されたロッド20
2を含むシリンダ機構によって開閉せしめられる。なお
、第37図(a)及び+b+から明らかなように、当該
線材移送装置90は、端子42の各部分のうち、切断被
覆線材41に対する圧着部を把持して移送する。
次いで、上述した線材移送装置90から切断被覆線材4
1を受は取ってこれをプリント基板3(第1図示)上に
搬送して該プリント基板に取りイ4ける線材搬送挿入装
置88(第4図及び第6図参照)について詳述する。
第38図は第6図に関するIIIX■−■X■矢視を示
すものであるが、この第38図と第6図に示されるよう
に、インデックステーブル34等を支える支持プレート
30の前端部下面には該支持プレートと共に基体部の一
部をなすヘッドボス206が取り付けられている。この
ヘッドボス206によりヘッドシャフト207がボール
ベアリングなどを介して回転自在に支持されている。ヘ
ッドシャフト207の下端部には回転体としてのヘッド
ロータ208が固設されている。なお、ヘッドシャフト
207及びヘッドロータ208の回転は、当該線材搬送
挿入装置88の下方に位置するプリント基板3(第1図
参照)に対する切断被覆線材41の挿入方向と平行な軸
、すなわち上下方向(矢印Z方向及びその反対方向)に
伸びる中心軸を中心としてなされる。また、第6図に示
されるように、ヘッドシャフト207の上端部には歯車
209が固着されており、インデックスシャフト32の
上端部に固着された歯車210とこの歯車209とが中
間歯車211を介して噛合している。
すなわち、ヘッドシャフト207及びヘッドロータ20
8は、インデックスシャフト32及びインデックステー
ブル34を回転駆動するためのモータ36(第3図及び
第5図に図示)によって回転駆動せられるのである。
第39図にも示されるように、ヘッドロータ208の外
周部には、該ヘッドロータの回転方向:Uにおいて所定
回転角度(180”)を隔てた2つの位置に一対ずつの
チャック213が設けられている。なお、第39図は第
6図に関する■X■−I[1XrX矢視を示している。
各チャック213は上下方向く矢印Z方向及びその反対
方向)において移動自在であり、切断被覆線材41(第
8図+cb参照)の端部を把持する把持手段として作用
する。
このように、チャック213を角度180°を隔てた2
つの位置に一対ずつ設けたことによって、U字状に形成
された切断被覆線材41(第8図(d)参照)の両端部
を同時にプリント基板3(第1図示)の挿入孔に挿入し
得るのである。
第6図及び第38図に示されるように、ヘッドボス20
6の前面部には2本のジヨイントロッド214が上下動
自在に取り付けられている。第6図及び第40図から明
らかなように、各ジヨイントロッド214の下端部には
略左右方向く矢印×方向及びその反対方向)に伸びる溝
2148が形成されており、各チャック213の上端部
に設けられたローラ状のカムフォロワ213aがこの)
み214aに係合している。すなわち、これら各ジヨイ
ントロッド214が下方に移動することによって、4つ
のチャック213のうち2つが所定のタイミングにて下
降し、該各チャックにより把持された切断被覆線材41
がプリント基板3に取り付けられるのである。第6図及
び第38図から明らかな如く、各ジヨイントロッド21
4は、ロッド216、揺動ロッド217を介してシリン
ダ機1218により移動力を付与される。
第6図、第38図及び第40図に示されるように、ヘッ
ドボス206の下端部には該ヘッドボスの略全周に亘る
カムレール206aが形成されている。第40図から特
に明らかなように、カムレール206aは、ジヨイント
ロッド214の上端部に形成された溝2148と連通し
得、従って、各チャック213の上端部に設けられたカ
ムフォロワ213aはこのカムレール206a内に嵌合
し得る。すなわち、上記溝2148がカムレール206
aの一部を形成するようになされているのである。ただ
し、ジヨイントロッド214が下方(反矢印Z方向)に
移動した場合、この溝214aはカムレール206aの
本体から離説する。なお、第40図は第6図に関するI
V X −IV X断面図である。
第6図に示されるように、カムレール206aはその前
部と後部とではWなる高低差を有している。すなわら、
ヘッドロータ208が180°回転することによって、
チャック213はこのWだけ上下に移動せしめられるの
である。第6図においてヘッドロータ208の右側に示
されるチャック213の位置が、該チャックが切断被覆
線材41をインデックスチャック38から(第35図な
どに示される線材移送装置90を通じて)受は取る線材
受取位置である。また、第6図でヘッドロータ208の
左側にあるチャック213はプリント基板3(第1図示
)の近傍に位置している。このように、シリンダ機構2
18及びジヨイントロッド214などによってチャック
213が下方に移動せられる前にチャック213はWだ
け予め下降せられるため、上記プリント基板3に対する
切断被覆線材41の取付速度が高められるのである。
また、このための手段が上記カムレール206a及びカ
ムフォロワ213aなど、簡単な構造から成るので、コ
ストの低減が容易となっているのである。
次に、チャック213の構成を説明する。
第41図(a)及び(b)に示されるように、チ17ツ
ク213はヘッドロータ208に摺動自在に係合するス
ライド部220と、該スライド部に取り付けられた保持
部材221と、互いに揺動自在であるようにビン222
aを介して保持部材221に取り付けられて切断被覆線
材41の端部を把持する一対の把持爪222とを有して
いる。各把持爪222の上端部にはローラ222bが設
けられており、該各把持爪は該ローラに係合するロッド
223を含むシリンダmIfJ等により開閉せしめられ
る。
上記した構成の線材搬送挿入装置88の動作を説明する
第6図及び第35図において、切断被覆線材41をイン
デックスチャック38から線材移送装置90を経てチャ
ック213が受は取ると、ヘッドロータ208が180
°回転せられる。これにより、チャック213は第6図
に示されるWだけ下降し、且つ、前方に移動する。この
後、シリンダ殿構218が動作し、第42図に示される
ように、ジヨイントロッド214によりチャック213
は更に下降せられ、同時に該チャックの把持爪222が
動作して第43図(a)、市)に示されるように切断被
覆線材41の端子42は順次プリント基板3の挿入孔に
挿入される。
上記までの動作が完了すると、第4図にて参照符号22
5で示されるもう1つの導通チェック装置によって、プ
リント基板3に取り付けられた切断被覆線材41の導通
チェックが行なわれる。また、前述した導通チェック装
置86(第7図などに図示)によるチェック結果が不合
格であった切断被覆線材41は、プリント基板3への取
り付けは行なわれず、そのまま角度位置56(第7図参
照)に搬送され、ここで、第4図に示される線材除去装
置91によって所定方向に向けてインデックスチャック
38からはね除けられる。なお、第44図に示されるよ
うに、この線材除去装置91は、揺動自在に設けられた
はね板226をシリンダ機構227により駆動するもの
である。
発明の効果 以上詳述した如く、本発明による被覆線材挿入装置にお
いては、長尺被覆線材(40)を供給する線材供給手段
(線材供給装置77)と、該長尺被覆線材を所定の長さ
に切断して切断被覆線材(41)を得るための切断手段
(線材切断装置75)と、得られた切断被覆線材(41
)を把持する把持機構(インデックスチャック38)を
含み該切断被覆線材を工程に沿って搬送する線材搬送手
段と、該切断被覆線材の端部の被覆絶縁材を剥離する剥
離手段(剥離装置7つ)と、該切1tJi被覆線材を把
持してプリント基板(3)上に搬送しかつ該切断被覆線
材の端部の露出芯線をプリント基板の挿入孔に挿入する
線材搬送挿入手段(線材搬送挿入装置88)とを含み、
更に上記切断被FM線材の端部絶縁材剥離部に固着ざる
べき端子(42)を供給する端子供給手段(リール82
など)と、該端子を該端部絶縁材剥離部に固着せしめる
端子固着手段(端子圧着装置80)とを有している。
このように、被覆線材(切断被覆線材41)の端部に端
子(42)を固着することにより、プリント基板(3)
の挿入孔とこれに挿入される端子との間の大きな装着力
を以て被覆線材が保持されることとなり、一旦プリント
基板に取り付けられた被覆線材が脱落することはないの
である。また、被覆線材の端部絶縁材剥離部を端子が補
強する形となるので、被覆線材をプリント基板に装着し
た後に行なわれるハンダ付は処理などにおいて被覆線材
に繰り返し荷重が加えられても、被覆線材が断線を起こ
すことがないのである。
また、本発明による被覆線材挿入装置においては、端子
が固着せられた上記切断被覆線材を把持して上記把持機
構(インデックスチャック38)から上記線材m送挿入
手段(線材搬送挿入装置88)まで移送する線材移送手
段(線材移送装置90)とを有し、該線材移送手段は上
記端子(42)の上記切断被覆線材(41)に対する圧
着部を把持して移送するようになされている。
上記切断被覆線材(41)に端子(42)を圧着する場
合、上記把持機構(インデックスチャック38)は該切
断被覆線材の被覆部のうち端子圧着部(端部絶縁材剥離
部)の近傍を把持している。
また、上記線材搬送挿入手段(線材搬送挿入装置88)
は圧着された端子の首部、すなわち、プリント基板の挿
入孔に挿入される先端部分よりも少し上の部分を把持す
る。この作業の流れにおいて、上記線材移送手段は上述
の如く、上記把持機構(インデックスチャック38)か
ら上記線材搬送挿入手段への切断被覆線材の受は渡しを
補助するものであるが、この線材移送手段を設けたこと
により当該被覆線材挿入装置全体としてのコスト低減が
図られている。何となれば、この線材移送手段が設けら
れていないと仮定した場合、上記線材搬送挿入手段(線
材搬送挿入装置88)にその本来の複雑な動きに加えて
該線材移送手段の働きをもなさせる必要が生じ、該線材
搬送挿入手段の構造は元より、制御回路が極めて複雑と
なるからである。上記線材移送手段を設けたことによっ
て上記線材搬送挿入手段の構造及びその制御回路が簡略
化され、従って、当該被覆線材挿入装置は全体として比
較的簡単な機構の組み合わせにより構成されることとな
り、コストの低減が可能となっているのである。
また、前述のように、上記線材移送手段は端子(42)
の上記切断被覆線材〈41)に対する圧着部を把持して
移送するのであるが、該圧着部は堅固であるため、該線
材移送手段による上記切断被覆線材の把持状態は確実な
ものとなり、移送も確実に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る被覆線材挿入装置の全体を示す斜
視図、第2図及び第3図は該被覆線材挿入装置の各々一
部所面を含む平面図及び正面図、第4図は第2図に関す
るIV−IV断面図、第5図は第4図に関するv−v矢
視図、第6図及び第7図は該被覆線材挿入装置の一部詳
細図、第8図(田ないし第11図は該被覆線材挿入装置
の動作を簡単に説明するための図、第12図ないし第4
4図は該被覆線材挿入装置の各部の詳細とその動作を説
明するだめの図である。 主要部分の符号の説明 1・・・・・・被覆線材挿入装置 2・・・・・・作業用 3・・・・・・プリント基板 34・・・・・・インデックステーブル35・・・・・
・動力伝達様溝 36.83.176・・・・・・モータ38・・・・・
・インデックスチャック40・・・・・・長尺被覆線材 41・・・・・・切断被覆線材 42・・・・・・端子 43.44・・・・・・帯状部材 59.117,148・・・・・・保持部材61.62
,118・・・・・・把持爪61a、62a・・・・・
・V字状線材案内部61b、62b・・・・・・線材把
持部67.216・・・・・・ロッド ロ8・・・・・・ピストン 69・・・・・・コイルスプリング 75・・・・・・線材切断装置 76.82・・・・・・リール 77・・・・・・線材供給装置 79・・・・・・剥1liI装置 80・・・・・・端子圧着装置 86・・・・・・導通チェック装置 88・・・・・・線材搬送挿入装置 90・・・・・・線材移送装置 91・・・・・・線材除去装置 116.213・・・チャック 136・・・・・・駆動源 142・・・・・・切断機構 147・・・・・・剥離チャック 150.151・・・・・・剥離爪 163・・・・・・ダイス 166.184,218・・・・・・シリンダ機構16
8・・・・・・ポンチ 185.186・・・・・・導電性把持爪206・・・
・・・ヘッドボス 208・・・・・・ヘッドロータ 217・・・・・・揺動ロッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  長尺被覆線材を供給する線材供給手段と、前記長尺被
    覆線材を所定の長さに切断して切断被覆線材を得るため
    の切断手段と、前記切断被覆線材を把持する把持機構を
    含み前記切断被覆線材を搬送する線材搬送手段と、前記
    切断被覆線材の端部の被覆絶縁材を剥離する剥離手段と
    、前記切断被覆線材を把持してプリント基板上に搬送し
    かつ前記切断被覆線材の前記端部の芯線を前記プリント
    基板の挿入孔に挿入する線材搬送挿入手段とを含む被覆
    線材挿入装置であつて、前記切断被覆線材の前記端部に
    固着さるべき端子を供給する端子供給手段と、前記端子
    を前記切断被覆線材の前記端部に固着せしめる端子固着
    手段と、前記端子が固着せられた前記切断被覆線材を把
    持して前記把持機構から前記線材搬送挿入手段まで移送
    する線材移送手段とを有し、前記線材移送手段は前記端
    子の前記切断被覆線材に対する圧着部を把持して移送す
    ることを特徴とする被覆線材挿入装置。
JP61013537A 1986-01-23 1986-01-23 被覆線材***装置 Pending JPS62171191A (ja)

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