JP3176482U - 弁当用食品容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち帰る際の持ち運びを容易にし、汁気の漏出を防ぐ弁当用食品容器を提供する。
【解決手段】長辺と短辺との前後側壁3、左右側壁4それぞれによって平面で長方形状を呈し、所定深さを有して食品Fを収納する容器本体1と、容器本体1の開口部に内嵌合によって嵌り込み、開口部を閉塞する蓋体20とから成る。容器本体1の底壁2と蓋体20の上面の覆い天板22との相互間の嵌め合いによって食品容器自体を上下方向に沿って多段的に重ね合わせ、重ね合わせて持ち運ぶときには容器本体1の長辺側が持ち運び者側に向くようにしてある。容器本体1の長辺と短辺との長さの比は、ほぼ3:1として構成し、容器本体1に被せた蓋体20との間には、容器本体1の小溝状の蒸気排出溝15と、蓋体20の蒸気案内溝35とを連通させることで形成した蒸気抜き機構25を設ける。
【選択図】図1

Description

この考案は例えばコンビニエンスストア、スーパーマーケット等で陳列販売されるパック詰めされて包装された例えば弁当としての米飯、その副食惣菜等を購入後、持ち帰るときの持ち運びを容易にし、例えば傾いたり、収納食品等が片寄ったりせずに例えば書類鞄と共に持ち運びできるようにした弁当用食品容器に関する。
従来から、例えば弁当として米飯、副食品等がまとめられて所定容器にパック詰めされることで包装された状態でコンビニエンスストア、スーパーマーケット等で陳列販売されている。このような各種の弁当の多くは、例えば特許文献1に示される包装用容器のように、施蓋される平形扁平状の容器本体に適宜に区画された複数の凹部を形成して、この凹部内に米飯、各種の副食品等をそれぞれで収納している。そして、このような弁当用の包装用容器によってパック詰めされて販売される場合、購入後に持ち運ぶには例えば特許文献2に示されるお弁当手持ちにあるように、弁当容器の底部に敷かれる堅めの紙の両端にループ状の取っ手を連結しておき、その取っ手によって持ち運びできるようにすることが提案されている。あるいは特許文献3に示される袋にあるように、レジ袋に収納した弁当容器の縁が引っ掛かる切れ目、凹凸、針孔等をレジ袋自体に形成することでレジ袋内で弁当容器が移動しないようにすることも考えられている。
また、使い捨て可能な合成樹脂シート製の弁当容器とせずに、特許文献4に示される弁当容器セットの通い用ケースのように、飯器のための保温容器、菜器、箸入れ等を収納できるボックス形状に構成したものを使用することもある。
特開2007−55657号公報 特開2008−6236号公報 特開2010−285170号公報 特開2011−254850号公報
しかして、従来の例えば特許文献1に係る平形扁平状の弁当容器では、これを持ち運ぶときには、片寄り、汁気分の漏出等を防止するため弁当容器自体をほぼ水平状に保持しなければならず面倒である。また、持ち運ぶに際し、例えば上記の特許文献2に係る手持ち、あるいは特許文献3に係る袋内に収納して持ち運ぶとしても、弁当容器自体をほぼ水平状に保持しなければならないことに変わりはなく、収納してある米飯、副食品等に片寄りが生じ、しかも傾いでしまうと食材から滲出する汁気等が漏出し、衣服あるいは周囲を汚損させてしまうことがある。特に、書類鞄その他のバッグ類とまとめて片手で持ち運ぶ場合には、弁当容器を水平状に保つことはほとんど困難な場合が多く、片寄り、漏出が生じるのは避けられないことであった。
一方、特許文献4に係る通い用ケースを使用する場合、収納した米飯、副食品等が保温され、外部への漏出等は防止され、また家庭にてこれらを詰めることで繰り返しの使用が可能であっても、この通い用ケース自体はやや大型であるから持ち運ぶには不便であり、コンビニエンスストアあるいはスーパーマーケット等で、これによってパック詰め容器の弁当として販売するのは実際的ではなく、また現実に使用できない。
そこでこの考案は上述したような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、その目的はパック詰めされた包装状態で陳列販売され、購入後で持ち帰る際、従来のように横長な水平状とさせずに縦型状に複数段で重ね合わせていわばスリムな状態で保持でき、収納食品の片寄り更には汁気の漏出等も防止して容易に持ち運びできるようにした弁当用食品容器を提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、後述する考案を実施するための形態における使用符号を付記して説明すると、長辺と短辺との前後側壁3、左右側壁4それぞれによって平面で長方形状を呈し、所定深さを有して食品Fを収納する容器本体1と、この容器本体1の開口部に内嵌合によって嵌り込み、開口部を閉塞する覆い天板22を有する蓋体20とから成る食品容器であって、容器本体1の底壁2と蓋体20の上面である覆い天板22との相互間の嵌め合いによって食品容器自体を上下方向に沿って多段的に重ね合わせ、重ね合わせて持ち運ぶときには容器本体1の長辺側が持ち運び者側に向くようにしてあることを特徴とする。
容器本体1の長辺と短辺との長さの比は、ほぼ3:1として構成することができる。
容器本体1の底壁2の平面形状と同様な展開形状となる底部を有すると共に、重ね合わせた複数段の食品容器の高さに比し小さくはない深さを備えた携帯袋P内に収納可能にして構成することができる。
容器本体1の開口部には、前後側壁3、左右側壁4それぞれの上縁に沿って連続形成した嵌合段部6を有し、蓋体20は、容器本体1の開口部上縁面に当接する周縁21と、容器本体1の開口部を覆うように開口部上縁から上方に突出する覆い天板22と、嵌合段部6内に強制的に嵌り込む断面で溝形を呈して、周縁21の内側で覆い天板22との間で周縁21に沿って形成した内嵌合部23とを有して構成することができる。
容器本体1の底壁2には、底壁2における左右部で対称的に形成されていて、底壁2における左右側壁4に連続する底壁2の左右部位に、底壁2下方に膨出形成した断面で所定幅員の溝状の平面で円弧状を呈する蓋嵌合部11を形成して構成することができる。
蓋体20の覆い天板22には、容器本体1における蓋嵌合部11の外側に位置して蓋嵌合部11と嵌め合わされるよう覆い天板22における前後部位の隅部に、内側が蓋嵌合部11の外側面に当接する円弧面となっている本体底壁嵌合部31を上方に突部状に膨出形成して構成することができる。
蓋嵌合部11には、蓋体20における前後の本体底壁嵌合部31相互間に嵌り込む嵌合突部12を蓋嵌合部11の中央部分から底壁2の左右縁部側に至るように、蓋嵌合部11に一体状に連続させて底壁2の下方に膨出形成して構成することができる。
蓋嵌合部11には、底壁2の左右部縁における前後側壁3に連続する部位に底壁2下方に膨出形成した断面で溝形状を呈する直線状の前後の膨出溝部13を連続形成して構成することができる。
容器本体1と、容器本体1に被せられた蓋体20との間には蒸気抜き機構25を設けてあり、この蒸気抜き機構25は、容器本体1における前後側壁3の上縁部分に配置形成した小溝状の蒸気排出溝15と、この蒸気排出溝15位置に対応させて、蓋体20における内嵌合部23の底壁部及び外側壁部に連続させて窪み状に形成して蒸気排出溝15に連通させた蒸気案内溝35とから成るものとして構成することができる。
以上のように構成されたこの考案に係る弁当用食品容器にあって、平面で長方形状を呈する容器本体1を蓋体20にて施蓋し、容器本体1の蓋嵌合部11と蓋体20の本体底壁嵌合部31との上下方向に沿う嵌め合いによって例えば2段重ねの段積み状にし、この状態で携帯袋P内に収納することで、持ち運び時では容器本体1を傾かせたり、収納した食品F等を容器本体1内で片寄せさせたりせずに無理のない携帯態様で持ち運ばせる。
容器本体1の蓋嵌合部11と蓋体20の本体底壁嵌合部31との上下方向の嵌め合いは、円弧状を呈する蓋嵌合部11の外側に本体底壁嵌合部31の内側の円弧面が当接し、これらが容器本体1の左右部位で形成されていることで、上下方向に重ね合わせたときに上下段のいずれをも重ね合わせの側方にずれさせることがなく、安定した重ね合わせ状態を維持させる。
蓋嵌合部11に一体状に連続させて膨出形成した嵌合突部12は、前後の本体底壁嵌合部31相互間に嵌り込むことで、段積みするときの容器本体1と蓋体20との相互間の嵌め合いを一層確実にし、前後方向でのずれを阻止させる。
容器本体1に施蓋する蓋体20は、蓋体20の内嵌合部23が容器本体1の前後側壁3、左右側壁4それぞれに連続形成した嵌合段部6に強制的に嵌り込むことで、施蓋時では容器本体1をほぼ密閉し、容器本体1の内外を遮断する。
蒸気抜き機構25において、蓋体20の蒸気案内溝35と容器本体1の蒸気排出溝15とが連通していることで、例えば電子レンジによる食品Fに対する加熱調理時に発生する蒸気を容器本体1外に解放排出させ、蓋体20にて施蓋された容器本体1内の過剰な内圧状態を防止し、収納した食品Fに対する蒸らし作用をも維持させる。
この考案は以上説明したように構成されており、平面で横長な長方形状を呈する容器本体1内に収納した各種の食品Fを蓋体20によって施蓋し、パック詰めされた包装状態で陳列販売することができ、また、購入後で持ち帰る際、従来のように横長な水平状とさせずに所定の携帯袋P内で縦型状に複数段で重ね合わせていわばスリムな状態で保持することができる。重ね合わせた持ち運び時では、容器本体1の長辺側が持ち運び者側に向けられることで、例えば書類鞄等と合わせて手持ち状に持ち運んでも、容器本体1内の食品Fの片寄り更には汁気の漏出等も防止でき、容易に持ち運ぶことができる。
すなわちこれはこの考案において、長辺と短辺との前後側壁3、左右側壁4それぞれによって平面で長方形状を呈し、所定深さを有する容器本体1と、この容器本体1の開口部に内嵌合によって嵌り込み、閉塞する蓋体20とから成り、容器本体1の底壁2と蓋体20の覆い天板22との相互間の嵌め合いで多段的に重ね合わせて持ち運ぶときには容器本体1の長辺側が持ち運び者側に向くようにしてあるからである。これによって、上下で重ね合わせたときに全体が縦型のスリムな状態となり、そのために持ち運び時の携帯容易性、収納した食品Fの片寄り・汁気分の漏出等の防止等を図ることができる。
また、複数段で重ね合わせた食品容器自体は、容器本体1の底壁2の平面形状と同様な底部を有し、所定高さの携帯袋P内に収納可能としてあるため、この携帯袋Pによって簡単に持ち運びでき、携帯袋P内での収納状態では容器本体1が傾いたり、収納した食品Fから滲出することがある汁気分を容器本体1外に漏出させることがない。
容器本体1の底壁2には、これの左右部で対称させて平面円弧状にした蓋嵌合部11を下方に膨出形成してあり、また、蓋体20の覆い天板22には、蓋嵌合部11の外側に位置して蓋嵌合部11と嵌め合わせられる本体底壁嵌合部31を上方に膨出形成してあるから、上下方向で重ね合わせられたときには蓋嵌合部11と本体底壁嵌合部31とが互いに嵌め込まれたものとなり、容器本体1、蓋体20それぞれが側方に向かっての位置ずれを生じさせず、きっちりと重ね合わせられる。
そして、蓋嵌合部11には、前後の本体底壁嵌合部31相互間に嵌り込む嵌合突部12を蓋嵌合部11に一体状に連続させて膨出形成してあるから、嵌合突部12の本体底壁嵌合部31相互間での嵌り込みによって容器本体1と蓋体20との重ね合わせを一層確実にしている。そればかりでなく、容器本体1の左右部においては、下段位の食品容器における蓋体20の左右部で上段位の食品容器の荷重を十分に支持することになり、重ね合わせ時の安定性を良好にしている。
更には、容器本体1に被せられた蓋体20との間に蒸気抜き機構25を設けてあって、この蒸気抜き機構25は、容器本体1の前後側壁3の上縁部分に配置形成した小溝状の蒸気排出溝15と、この蒸気排出溝15位置に対応させて、蓋体20における内嵌合部23の底壁部及び外側壁部に連続させて窪み状に形成して蒸気排出溝15に連通させた蒸気案内溝35とから成っている。そのため、購入後に例えば電子レンジにて加熱するとき、収納してある食品Fから発生した蒸気が容器本体1内で充満し、所定の内圧以上になるとその蒸気を蒸気抜き機構25を経て容器本体1外に解放排出でき、過剰な蒸気圧による容器本体1、蓋体20等の破損その他を生じさせず、安全に加熱調理できる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
この考案を実施するための一形態を示す分解斜視図で、上段位に重ね合わせる食品容器における容器本体の底壁部分を上下反転させて下方から見たものを追記的に表示してある。 同じく容器本体の一部の拡大図を含む平面図である。 同じく蓋体の平面図である。 同じく2段で重ねたときの図2におけるA−A線断面図である。 同じく図2におけるB−B線断面図である。 同じく図2におけるC−C線断面図である。 同じく図2におけるD−D線断面図である。 同じく施蓋時の蒸気抜き機構を示すもので、図2におけるE−E線断面図である。 同じく2段で重ねて収納し、持ち運ぶときの携帯袋内に収納したときの斜視図である。 同じく2段で重ねて収納し、例えば書類鞄と共に手持ちで持ち運ぶときの一例における斜視図である。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は長辺、短辺を有して平面で長方形状を呈していて、所定深さを有する容器本体であり、この容器本体1の開口部にはこれを覆う蓋体20が被せられており、蓋体20の覆い天板22及び容器本体1の底壁2に形成した嵌合重ね合わせ構造(11,31)相互の嵌め合わせによって例えば2段にした複数段で重ね合わせられるようにしてある。
容器本体1は、平面でほぼ長方形状を呈する底壁2、長辺となる広幅にして前後方向で相対峙している前後側壁3、短辺となる狭幅にして左右方向で相対峙している左右側壁4を備えて、左右方向に沿う幅員、前後方向に沿う奥行き長さ、深さの比を例えば9:3:2程度となる直方体のボックス状に形成されている。この容器本体1の容量は例えば1食分の炊飯後の米飯、あるいはこれに照応する1食分の各種の副食惣菜更には適宜に組み合わせた各種惣菜等が収納できる程度としてある。そして、前後側壁3は、深さ方向に沿った多数の突条を例えば外側に膨出並列させることで形成した補強部5によって歪形しないように配慮されており、容器本体1自体の開口部には、蓋体20を内嵌合させる嵌合段部6を前後側壁3、左右側壁4それぞれの上縁に沿って連続形成してある。
尚、容器本体1の長辺と短辺との長さの比は、例えば長辺である前後側壁3と短辺である左右側壁4との比がほぼ3:1としてあることで、容器本体1を多段状に積み重ねて後述する携帯袋P内に収納して持ち運ぶとき、その長辺側が持ち運び者側に向けられることで水平方向での回転・揺転がなく、また特に2段重ね状として携帯するときでは安定した態勢となり、容易に持ち運ぶことができる。
蓋体20は、容器本体1の開口部に施蓋されたとき、容器本体1の開口部上縁面に当接する周縁21と、容器本体1の開口部を覆うように開口部上縁から上方に僅かに突出する覆い天板22とを備えていて、容器本体1に対していわゆる内嵌合式に嵌め込まれるものとしてある。すなわち、容器本体1における嵌合段部6内に強制的に嵌り込む断面で溝形を呈する内嵌合部23を周縁21の内側に覆い天板22との間で周縁21に沿って形成してあって、容器本体1の開口部に嵌め合わせたとき、内嵌合部23の底部外側面が嵌合段部6面に、内嵌合部23の外側面が嵌合段部6外側の立ち上がり面にそれぞれ当接することで、内嵌合部23が嵌合段部6にきっちりと嵌め入れられるようになっている。尚、この蓋体20は透明な合成樹脂材にて形成されていて、陳列販売時等では容器本体1内に収納した各種の食品Fが外部から透視できるようにしてある。
そして、容器本体1の底壁2には、複数段で積み重ねたときの下段位である他方の食品容器における蓋体20に位置ずれを生じさせることなくきっちりと凹凸状で嵌め合わせる蓋嵌合部11を形成してある。この蓋嵌合部11は、底壁2における左右部で対称的に形成されていて、底壁2における左右側壁4に連続する底壁2の左右部位に、底壁2下方に膨出形成した断面で所定幅員の溝状となって、平面で円弧状を呈して成る。
この蓋嵌合部11に対応するよう、蓋体20の覆い天板22には、同様に複数段で積み重ねたときの上段位である他方の食品容器における容器本体1の底壁2と位置ずれを生じさせることなくきっちりと凹凸状で嵌め合わせる本体底壁嵌合部31を形成してある。この本体底壁嵌合部31は、前記の円弧状の蓋嵌合部11の外側に位置して蓋嵌合部11と嵌め合わされるように蓋体20の覆い天板22の左右部で対称的に形成されていて、覆い天板22における前後部位の隅部に、内側が蓋嵌合部11の外側面に当接する円弧面となって上方に突部状に膨出形成して成る。尚、図示にあっての本体底壁嵌合部31の外側は、蓋体20の隅部における内嵌合部23の内側壁面に平坦面状で連続しているが、もとより、容器本体1、蓋体20それぞれの大きさの選定によって段状で連続するものであっても良い。
そして、図示のように容器本体1における蓋嵌合部11は、これの中央部分から底壁2の左右縁部側に至るように、蓋嵌合部11に一体状に連続させた嵌合突部12を底壁2の下方に向けて膨出形成してあって、この嵌合突部12は、蓋体20における前後の本体底壁嵌合部31相互間に嵌り込むようにしてある。このようにすることで、容器本体1の底壁2が蓋体20の覆い天板22上に確実に嵌め込まれ、これらの間の位置ずれを一層有効に防止している。
また、同じく容器本体1の前後の蓋嵌合部11には、底壁2の左右部縁における前後側壁3に連続する部位に底壁2下方に膨出形成した断面で溝形状を呈する直線状の前後の膨出溝部13を連続形成してある。この膨出溝部13によって底壁2の強度を増加し、収納する各種食品Fの荷重を十分に支持できるようにしている。
尚、この膨出溝部13と蓋嵌合部11との一体的な平面形状はほぼU字形状を呈し、またこれらと嵌合突部12との一体的な平面形状はほぼ音叉形状を呈するものとなるも、容器本体1の底壁2における蓋体20との相互の嵌め合わせ構造は、少なくとも蓋嵌合部11と本体底壁嵌合部31との嵌め合わせがきっちりとしていれば足り、嵌合突部12、膨出溝部13それぞれは必要に応じ設けられる。
また、容器本体1に対する蓋体20の施蓋時において、例えば電子レンジ等で加熱されるときに食品Fから生じる蒸気を外部に解放排出させる蒸気抜き機構25が形成されている。この蒸気抜き機構25は、容器本体1における前後側壁3の左右部に対称的に設けられており、この前後側壁3の上縁部分に所定間隔で対状に配置形成した小溝状の蒸気排出溝15と、この蒸気排出溝15位置に対応させて、蓋体20における内嵌合部23の底壁部及び外側壁部に連続させて窪み状に形成して蒸気排出溝15に連通させた蒸気案内溝35とを備えて成る。
図示のように、蒸気排出溝15は、容器本体1の開口部における前後側壁3の上縁部分の内外方向に沿って所定間隔を隔てて左右でそれぞれ2条にして計4条で配列してあり、その相互の間に位置させて蒸気案内溝35を配置形成してある。また、蒸気案内溝35は、内嵌合部23の内方に窪むことで、容器本体1の嵌合段部6の上面、外側面それぞれとの間に空隙を形成していて、この空隙は、嵌合段部6の外側面の上端部位で容器本体1内部と、容器本体1の上縁部分の内端縁部位で蒸気排出溝15とそれぞれ連通し、容器本体1内で生じた蒸気を容器本体1外に案内排出する(図8参照)。
次にこれの使用の一例を説明すると、主としてコンビニエンスストア、スーパーマーケット等の店頭において、米飯、副食材等を収納して販売する弁当用の食品容器として使用され、容器本体1内に例えば米飯のみを収納して、あるいは各種の副食惣菜等のみを収納してそれぞれ蓋体20によって施蓋されて陳列販売される。すなわち、容器本体1では、例えば1食分の米飯のみを、あるいはこれに対応する所定の副食惣菜のみを収納するものとしてそれぞれを各別にして陳列しておき、供食する者においては米飯と、これに組み合わせる副食惣菜とを適当に選択して計2個乃至3個以上で購入できるようにしておく。そして、図9に示すように例えば上下2段の複数段にして重ね合わせて、例えば下段位の容器本体1の蓋体20上に上段位の容器本体1の底壁2を、蓋体20の本体底壁嵌合部31に底壁2の蓋嵌合部11を嵌め合わせることで重ね合わせ、容器本体1の底壁2の平面形状と同様な展開形状となる底部を有すると共に、重ね合わせた複数段の食品容器の高さに比し小さくはない深さを備えた携帯袋P内に収納し、携帯袋Pに形成してある取っ手部Hにて手持ちする。
このようにして上下方向に沿って複数段で重ね合わせると、左右方向では拡がった横長状であっても前後方向での奥行長さは狭くなっているいわば縦型配置のスリムな形態となり、そのため、例えば図10に示すように、容器本体1における長辺側を持ち運び者側に向けて、すなわち書類鞄B側部で書類鞄B側面に沿った横長状にして書類鞄Bと共に手持ちでき、持ち運びに際し傾くことがなく、容器本体1内に収納してある副食惣菜等から滲出することがある汁気分等を漏出させることがない。
また、供食時では、米飯を収納した食品容器、副食惣菜等を収納した食品容器を並列配置した状態で電子レンジ等で加熱した後、供食すれば良く、加熱時に容器本体1内で生じた蒸気は容器本体1開口部で蓋体20との間で形成されている蒸気抜き機構25を経て容器本体1内から容器本体1外に解放排出される。
B…書類鞄 F…食品
H…取っ手部 P…携帯袋
1…容器本体 2…底壁
3…前後側壁 4…左右側壁
5…補強部 6…嵌合段部
11…蓋嵌合部 12…嵌合突部
13…膨出溝部 15…蒸気排出溝
20…蓋体 21…周縁
22…覆い天板 23…内嵌合部
25…蒸気抜き機構
31…本体底壁嵌合部 35…蒸気案内溝

Claims (9)

  1. 長辺と短辺との前後側壁、左右側壁それぞれによって平面で長方形状を呈し、所定深さを有して食品を収納する容器本体と、この容器本体の開口部に内嵌合によって嵌り込み、開口部を閉塞する覆い天板を有する蓋体とから成る食品容器であって、容器本体の底壁と蓋体の上面である覆い天板との相互間の嵌め合いによって食品容器自体を上下方向に沿って多段的に重ね合わせ、重ね合わせて持ち運ぶときには容器本体の長辺側が持ち運び者側に向くようにしてあることを特徴とする弁当用食品容器。
  2. 容器本体の長辺と短辺との長さの比は、ほぼ3:1としてある請求項1に記載の弁当用食品容器。
  3. 容器本体の底壁の平面形状と同様な展開形状となる底部を有すると共に、重ね合わせた複数段の食品容器の高さに比し小さくはない深さを備えた携帯袋内に収納可能にしてある請求項1または2に記載の弁当用食品容器。
  4. 容器本体の開口部には、前後側壁、左右側壁それぞれの上縁に沿って連続形成した嵌合段部を有し、蓋体は、容器本体の開口部上縁面に当接する周縁と、容器本体の開口部を覆うように開口部上縁から上方に突出する覆い天板と、嵌合段部内に強制的に嵌り込む断面で溝形を呈して、周縁の内側で覆い天板との間で周縁に沿って形成した内嵌合部とを有している請求項1乃至3のいずれかに記載の弁当用食品容器。
  5. 容器本体の底壁には、底壁における左右部で対称的に形成されていて、底壁における左右側壁に連続する底壁の左右部位に、底壁下方に膨出形成した断面で所定幅員の溝状の平面で円弧状を呈する蓋嵌合部を形成してある請求項1乃至4のいずれかに記載の弁当用食品容器。
  6. 蓋体の覆い天板には、容器本体における蓋嵌合部の外側に位置して蓋嵌合部と嵌め合わされるよう覆い天板における前後部位の隅部に、内側が蓋嵌合部の外側面に当接する円弧面となっている本体底壁嵌合部を上方に突部状に膨出形成してある請求項5に記載の弁当用食品容器。
  7. 蓋嵌合部には、蓋体における前後の本体底壁嵌合部相互間に嵌り込む嵌合突部を蓋嵌合部の中央部分から底壁の左右縁部側に至るように、蓋嵌合部に一体状に連続させて底壁の下方に膨出形成してある請求項5または6に記載の弁当用食品容器。
  8. 蓋嵌合部には、底壁の左右部縁における前後側壁に連続する部位に底壁下方に膨出形成した断面で溝形状を呈する直線状の前後の膨出溝部を連続形成してある請求項5乃至7のいずれかに記載の弁当用食品容器。
  9. 容器本体と、容器本体に被せられた蓋体との間には蒸気抜き機構を設けてあり、この蒸気抜き機構は、容器本体における前後側壁の上縁部分に配置形成した小溝状の蒸気排出溝と、この蒸気排出溝位置に対応させて、蓋体における内嵌合部の底壁部及び外側壁部に連続させて窪み状に形成して蒸気排出溝に連通させた蒸気案内溝とから成る請求項1乃至8のいずれかに記載の弁当用食品容器。
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