JP3176446B2 - 線条材の製造方法及びその装置 - Google Patents

線条材の製造方法及びその装置

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JP3176446B2
JP3176446B2 JP27302092A JP27302092A JP3176446B2 JP 3176446 B2 JP3176446 B2 JP 3176446B2 JP 27302092 A JP27302092 A JP 27302092A JP 27302092 A JP27302092 A JP 27302092A JP 3176446 B2 JP3176446 B2 JP 3176446B2
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剛司 森本
健司 山岸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の線条材を同時
に製造する方法及びその方法を実施するための装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋バー等の比較的安価な線条材の製造
においては、線径の小さい細物の生産性の向上と省エネ
ルギーを目的として、複数列の線条型部が形成された一
対の圧延ロールによって、複数本の線条部が薄肉の連節
部を介して長さ方向に連成された複合線条材を圧延し、
一組乃至複数組からなる対向する一対のスリットロール
によって、前記複合線条材の連節部を切り裂いて複数本
の線条材を同時に製造する方法が特公昭56ー2588
1号公報や特公平2ー21882号公報に開示されてい
る。そして、かかる線条材の製造に供されるスリットロ
ールは、軸受によって回転自在に支持されているのが通
例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧延ロ
ールから圧延されて出てきた複合線条材が、スリットロ
ールに突入するとき、スリットロールは軸受によって回
転自在に支持されているのであるが、静止しているロー
ルを複合線条材の突入により急激に回転させなければな
らないため、複合線条材の軸方向に瞬間的に大きい圧縮
力が作用し、線条材が座屈し易く、ミスロールになる場
合が多々あった。特に、高速圧延する程、この傾向は顕
著になる。
【0004】本発明はかかる問題に鑑みなされたもの
で、圧延ロールによって圧延された複合線条材がスリッ
トロールに突入する際に座屈が生じ難く、生産性に優れ
た線条材の製造方法及びその装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の線条材の製造方
法は、一対の圧延ロールによって複数本の線条部が連節
部を介して長さ方向に連成された複合線条材を圧延し、
対向する一対のスリットロールによって前記複合線条材
の連節部を切り裂いて複数本の線条材を得る線条材の製
造方法において、前記スリットロールの少なくとも一方
、前記複合線条材が突入する際に、圧延ロールの周速
と同一、若しくはそれより高い周速で回転するよう駆動
する
【0006】また、上記方法の実施に好適な本発明の製
造装置は、前記複合線条材を圧延するための一対の圧延
ロールと、前記複合線条材の連節部を切り裂いて複数本
の線条材を得るための一対のスリットロールを備えた線
条材の製造装置において、前記スリットロールの少なく
とも一方をその周速が圧延ロールの周速と同一若しくは
それより高くなるように回転させると共に回転動力を圧
延ロールから伝達するための連動回転手段を設けた。
【0007】
【作用】本発明によると、圧延ロールによって圧延され
た複合線条材がスリットロールに突入する際に、スリッ
トロールの少なくとも一方は圧延ロールの周速すなわち
複合線条材の走行速度と同一若しくはそれより高い周速
で回転しているので、線条材には軸方向圧縮力が作用し
難く、周速が高い場合はむしろ引張力が作用するため、
線条材の座屈が防止され、連節部で安定した引き裂きを
行うことができる。
【0008】また、本発明の製造装置によると、スリッ
トロールの回転及び動力を連動回転手段によって、圧延
ロールから連動伝達することができるので、スリットロ
ールの駆動手段を単独で設ける場合に比して、装置をコ
ンパクト化することができる。
【0009】
【実施例】図1は、実施例にかかる線条材の製造装置の
一例であり、圧延機1の圧延搬出方向に隣接してスリッ
ト装置2が固定台3上に設置されている。前記圧延機1
には上下方向に一対の圧延ロール4、4が設けられてお
り、フレーム5によって回転自在に支持され、一端に駆
動軸6が連結される。前記圧延ロール4の外周面には、
図示省略されているが、複合線条材を成形するための複
数列の線条型部を備えた孔型が複数組凹設されている。
【0010】前記スリット装置2は、上下一対のスリッ
トロール7、7がベース8の両側部に立設されたフレー
ム側板に設けられた軸受9によって回転自在に支持され
ており、ベース8は圧延ロールの幅方向の任意位置で固
定可能なように固定台3に設置されたレストバー上に載
置されている。前記スリットロール7、7のロール軸の
一端には各々連動ギア11、11が噛合した状態で付設され
ている。前記ベース8が圧延ロール4 の幅方向任意位置
で固定可能とされているので、圧延ロール4 に形成され
たいずれの孔型に対しても、複合線条材の圧延ライン上
にスリット装置2 を移動することができる。
【0011】前記固定台3 には滑りクラッチが内装され
た減速機13が設置されており、その入力軸に取り付けら
れたピニオンギア14は圧延ロール4 の側端にボルト等に
より取り付け、取り外し自在に付設されたギア15に噛合
している。その出力軸はスプライン軸16、ユニバーサル
ジョイント17を介して下側のスリットロール7 の回転軸
に連結されている。これらの部材によりスリットロール
7 を圧延ロール4 の回転に連動させて回転する連動回転
手段12が構成されている。前記ギア14、15の歯数比及び
減速機13の減速比はスリットロール7 の周速( 厳密には
切り裂き部における周速) が圧延ロール4 の周速( 厳密
には孔型における周速) と同一若しくはそれより2〜5
%程度高速になるように設定される。尚、スリットロー
ル7 の周速は、8 〜17m/sec 程度であり、前記連動ギア
11、11は必ずしも必要でなく、下方のスリットロール7
だけを回転するようにしてもよい。
【0012】前記減速機13としては市販の遊星減速機等
のコンパクトなものがよい。また、減速機として可変速
機を用いれば、スリットロール7 の周速をある程度の幅
で任意に変化させることができ、圧延ロール4 とスリッ
トロール7 間で複合線条材に応じた最適な張力を付与す
ることができる。また、前記スプライン軸16を用いるこ
とにより、スリット装置2 が移動しても、スプライン軸
16が伸縮し、減速機13からの回転が伝達される。また前
記ユニバーサルジョイント17を用いることにより、スリ
ットロール7 と減速機13の軸心が多少ずれても、軸受9
に悪影響が及ぶことがない。また、減速機13に滑りクラ
ッチを内装しておくことにより、例えば圧延材である複
合線条材の走行速度がスリットロール7 の周速よりも大
きくなるというようなトラブルが生じても、減速機13に
過負荷が掛からず、装置が保護される。
【0013】かかる装置によれば、圧延ロール4 に付設
されたギア15からピニオンギア14、減速機13、スプライ
ン軸16、ユニバールジョイント17を介して回転動力がス
リットロール7 に伝達される。また、減速比を適宜設定
することにより、スリットロール7 の周速を圧延ロール
4 の孔型の周速と同等若しくはそれより高速に容易に設
定することができ、圧延ロール4 とスリットロール7 間
で複合線条材に軸方向圧縮力が生じるのを防止すること
ができる。
【0014】上記製造装置では、ギア14、15によって圧
延ロール4 から動力をスリットロール7 に伝達したが、
伝達手段としては他の方式、例えばベルト・プーリを用
いてもよいことは勿論である。図3は、本発明の製造装
置の他例を示す説明図であり、本例では一対のスリット
ロール軸に連動用の摩擦車19、19が当接するように取り
付けられており、また上側の摩擦車19にはアーム20を介
して該摩擦車19の外周面を転動する連結用摩擦車21が付
設されている。前記アーム20には該連結用摩擦車21を圧
延ロール4 の外周面に当接、離反自在にするための流体
圧シリンダ22が連結されている。かかる構成によれば、
シリンダ22を伸長させ、アーム20を圧延ロール4 側に回
動させ、連結用摩擦車21を圧延ロール4 に当接させ、押
し付けることにより、圧延ロール4 から摩擦車19、19を
介してスリットロールに回転動力を伝達することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の線条材の製
造方法によれば、スリットロールは圧延ロールの周速す
なわち圧延材である複合線条材の走行速度と同一若しく
はそれより高い周速で回転しているので、圧延ロールに
よって圧延された複合線条材がスリットロールに突入す
る際に生じる複合線条材の座屈が確実に防止され、複合
線条材の連節部における切り裂きの安定化、ひいては生
産性の向上を図ることができる。
【0016】また、本発明の製造装置によると、スリッ
トロールの回転及び動力を連動回転手段によって、圧延
ロールから連動伝達することができるので、スリットロ
ールの駆動源を設ける必要がなく、装置コストの低減、
コンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る線条材の製造装置の平面図であ
る。
【図2】スリット装置の要部断面正面図である。
【図3】他の線条材の製造装置の説明図である。
【符号の説明】
4 圧延ロール 7 スリットロール 12 連動回転手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−106459(JP,A) 特開 昭59−141306(JP,A) 特開 昭61−279416(JP,A) 特公 昭56−25881(JP,B2) 特公 平2−21882(JP,B2) 仏国特許750785(FR,B) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/16 B21B 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の圧延ロールによって複数本の線条
    部が連節部を介して長さ方向に連成された複合線条材を
    圧延し、対向する一対のスリットロールによって前記複
    合線条材の連節部を切り裂いて複数本の線条材を得る線
    条材の製造方法において、 前記スリットロールの少なくとも一方を、前記複合線条
    材が突入する際に、圧延ロールの周速と同一の周速で回
    転するよう駆動することを特徴とする線条材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 一対の圧延ロールによって複数本の線条
    部が連節部を介して長さ方向に連成された複合線条材を
    圧延し、対向する一対のスリットロールによって前記複
    合線条材の連節部を切り裂いて複数本の線条材を得る線
    条材の製造方法において、 前記スリットロールの少なくとも一方を、前記複合線条
    材が突入する際に、圧延ロールの周速よりも高い周速で
    回転するよう駆動することを特徴とする線条材の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 複数本の線条部が連節部を介して長さ方
    向に連成された複合線条材を圧延するための一対の圧延
    ロールと、前記複合線条材の連節部を切り裂いて複数本
    の線条材を得るための一対のスリットロールを備えた線
    条材の製造装置において、 前記スリットロールの少なくとも一方をその周速が圧延
    ロールの周速と同一若しくはそれより高くなるように回
    転させると共に回転動力を圧延ロールから伝達するため
    の連動回転手段を設けたことを特徴とする線条材の製造
    装置。
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