JP3176436B2 - 画像形成装置のシート給送装置 - Google Patents

画像形成装置のシート給送装置

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JP3176436B2
JP3176436B2 JP15385292A JP15385292A JP3176436B2 JP 3176436 B2 JP3176436 B2 JP 3176436B2 JP 15385292 A JP15385292 A JP 15385292A JP 15385292 A JP15385292 A JP 15385292A JP 3176436 B2 JP3176436 B2 JP 3176436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザプリンタ等の
ページプリンタ,デジタル複写機,普通紙ファックスな
どの各種画像形成装置において、カットシートを連続的
に画像形成部へ給送するシート給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ページプリンタやデジタル複写機等の画
像形成装置においては、例えば図16に示すように給紙
カセット1からピックアップローラ2及び給紙ローラ対
3によってシート(転写紙)Pを順次給送させて、停止
しているレジストローラ対4にそのシートPの先端を突
き当ててシート位置合わせを行なった後、像担持体であ
る感光体ドラム5a等からなる画像形成部5に搬送して
感光体ドラム5aに形成された画像を転写し、さらに定
着装置6によって転写画像をシートPに熱定着した後、
外部に排紙するようにしている。
【0003】このような画像形成装置において、シート
の搬送は上述のピックアップローラ2,給紙ローラ対
3,レジストローラ対4等のゴムローラで行なわれる
が、経時変化や使用環境によって各ローラのシート搬送
速度が変化し、所要の搬送品質を維持できなくなり、画
像ずれが生じたりすることがあった。その原因はローラ
の径が変化することであり、具体的にはローラは長時間
使用しているうちに摩耗するため、そのローラ径が小さ
くなってシートの搬送速度が低下することがあるし、ゴ
ミなどがローラに付着すれば逆にローラ径が大きくなっ
てシート搬送速度が速くなってしまう。
【0004】また、画像形成装置の使用環境温度によっ
てもゴムローラは熱膨張又は収縮変化するため、それに
よっても径が変化し、予め設定したシート搬送特性を維
持できなくなることがある。ところが、従来の画像形成
装置においては、プリント枚数をカウントし、その枚数
が所定枚数に達した時にローラ等の部品を交換するよう
にユーザに報知するのが一般的だった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ロー
ラは経時で摩耗し、摩耗が進行し続ければいずれは交換
が必要となる。従来は、プリント枚数が所定枚数に達し
た時にローラの交換時期をユーザに報知したり、他の交
換部品の交換時期が来た時にローラも交換するようにし
ていたが、ローラの交換時期として適切とは言えなかっ
た。それは、ローラの摩耗はシートの種類や機械の使用
環境などによっても左右され、その摩耗速度は一定では
ないからである。
【0006】また、従来は上述のような使用環境温度の
変化によるシート搬送特性の変化には対応できなかっ
た。この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、
経時変化や使用環境によってローラ径がある程度変化し
ても、常に一定のシート搬送特性を維持できるようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、画像形成部よりもシート給送方向の上流
側に配置されたシート搬送速度可変の制御ローラ対と、
該制御ローラ対より上流側に配置されて該制御ローラ対
までシートを給送する給紙手段と、書き換え可能な搬送
速度記憶手段を有し、給紙手段によってシートを順次給
送させて停止している制御ローラ対に該シートの先端を
突き当ててシート位置合わせを行なった後、搬送速度記
憶手段に記憶されている搬送速度に基づいて制御ローラ
対を駆動して、該シートを所定期間だけ画像形成部にお
ける画像形成速度より高速で搬送させた後画像形成速度
と等速で搬送させるシート搬送制御手段と、制御ローラ
対によってシートが高速で一定距離だけ搬送されるのに
要する時間を計測する搬送時間計測手段と、該手段によ
って計測された時間と予め設定された目標時間との差に
応じて、それ以降に搬送されるシートに対する制御ロー
ラ対の駆動速度を算出し、その駆動速度によって搬送速
度記憶手段に記憶されている搬送速度を書き換える搬送
速度補正手段とを備え、搬送時間計測手段によって計測
される時間が目標時間と一致するように、シート搬送制
御手段が制御ローラ対による高速での搬送速度を制御す
るようにした画像形成装置のシート給送装置を提供す
る。
【0008】また、画像形成部よりもシート給送方向の
上流側に配置されたシート搬送速度可変の制御ローラ対
と、該制御ローラ対より上流側に配置されて該制御ロー
ラ対までシートを給送する給紙手段と、書き換え可能な
高速搬送時間記憶手段を有し、前記給紙手段によってシ
ートを順次給送させて停止している制御ローラ対に該シ
ートの先端を突き当ててシート位置合わせを行なった
後、高速搬送時間記憶手段に記憶されている時間だけ制
御ローラ対によって該シートを画像形成部における画像
形成速度より速い一定の高速で搬送させた後画像形成速
度と等速で搬送させるシート搬送制御手段と、制御ロー
ラ対によってシートが高速で一定距離だけ搬送されるの
に要する時間を計測する搬送時間計測手段と、該手段に
よって計測された時間と予め設定された目標時間との差
に応じて、それ以降に搬送されるシートに対する制御ロ
ーラ対による高速での搬送時間を算出し、その搬送時間
によって高速搬送時間記憶手段に記憶されている高速搬
送時間を書き換える高速搬送時間補正手段とを備え、搬
送時間計測手段によって計測される時間が目標時間と一
致するように、シート搬送制御手段が制御ローラ対によ
る高速での搬送時間を制御するようにしたものも提供す
る。
【0009】なお、上述の各画像形成装置のシート給送
装置において、制御ローラ対からシート給送方向の下流
側に上記一定距離だけ離してシート検知手段を配置し、
搬送時間計測手段が、制御ローラ対によってシートの搬
送が開始されてから該シートの先端がシート検知手段に
よって検知されるまでの時間を計測するようにすればよ
い。
【0010】また、制御ローラ対よりシート給送方向の
下流側に該方向に上記一定距離だけ離して2つのシート
検知手段を配置し、搬送時間計測手段が、制御ローラ対
によってシートの搬送が開始された後、該シートの先端
が2つのシート検知手段によってそれぞれ検知される時
間差を計測するようにしてもよい。
【0011】さらに、搬送速度補正手段によって算出さ
れた制御ローラ対の駆動速度が予め決定した上限値より
も大きくなったときに、制御ローラ対を含む部品の交換
を促す報知をする手段を設けたり、搬送速度補正手段に
よって算出された制御ローラ対の駆動速度が予め決定し
た下限値よりも小さくなったときに、制御ローラ対を含
む部品の清掃等のメンテナンスを促す報知をする手段を
設けるとよい。
【0012】さらにまた、高速搬送時間補正手段によっ
て算出された上記高速での搬送時間が予め決定した上限
値よりも長くなったときに、制御ローラ対を含む部品の
交換を促す報知をする手段を設けたり、高速搬送時間補
正手段によって算出された上記高速での搬送時間が予め
決定した下限値よりも小さくなったときに、制御ローラ
対を含む部品の清掃等のメンテナンスを促す報知をする
手段を設けるとよい。また、シート検知手段によるシー
ト検知信号を利用して紙づまりを検出する手段を設ける
とよい。
【0013】
【作用】請求項1の画像形成装置のシート給送装置で
は、給紙手段によってシートを順次給送させて停止して
いる制御ローラ対に該シートの先端を突き当ててシート
位置合わせを行なった後、搬送速度記憶手段に記憶され
ている搬送速度に基づいて制御ローラ対を駆動し、該シ
ートを所定期間だけ画像形成部における画像形成速度よ
り高速で搬送させて、先行するシートとのシート間隔を
狭めた後画像形成速度と等速で搬送させる。
【0014】その際、制御ローラ対によってシートが高
速で一定距離だけ搬送されるのに要する時間を計測し、
その計測された時間と予め設定された目標時間との差に
応じて、それ以降に搬送されるシートに対する制御ロー
ラ対の駆動速度を算出し、その駆動速度によって搬送速
度記憶手段に記憶されている搬送速度を書き換えて、計
測される時間が目標時間と一致するように制御ローラ対
による高速での搬送速度を制御するので、ローラ径の変
化によらず、シートの搬送速度を常に一定に保つことが
でき、狙いの搬送品質を維持できる。
【0015】また、請求項2の画像形成装置のシート給
送装置では、給紙手段によってシートを順次給送させて
停止している制御ローラ対に該シートの先端を突き当て
てシート位置合わせを行なった後、高速搬送時間記憶手
段に記憶されている時間だけ制御ローラ対によって該シ
ートを画像形成部における画像形成速度より速い一定の
高速で搬送させた後画像形成速度と等速で搬送させる。
【0016】その際、制御ローラ対によってシートが高
速で一定距離だけ搬送されるのに要する時間を計測し、
その計測された時間と予め設定された目標時間との差に
応じて、それ以降に搬送されるシートに対する制御ロー
ラ対による高速での搬送時間を算出し、その搬送時間に
よって高速搬送時間記憶手段に記憶されている高速搬送
時間を書き換えて、計測される時間が目標時間と一致す
るように制御ローラ対による高速での搬送時間を制御す
るので、やはり上述と同様の効果を得られる。
【0017】なお、上述の各画像形成装置のシート給送
装置において、制御ローラ対からシート給送方向の下流
側に上記一定距離だけ離してシート検知手段を配置する
ことにより、制御ローラ対によってシートの搬送が開始
されてから該シートの先端がシート検知手段によって検
知されるまでの時間、すなわち制御ローラ対によりシー
トが高速で一定距離だけ搬送されるのに要する時間を計
測することができる。
【0018】あるいは、制御ローラ対よりシート給送方
向の下流側に該方向に上記一定距離だけ離して2つのシ
ート検知手段を配置することによっても、制御ローラ対
によってシートの搬送が開始された後、該シートの先端
が2つのシート検知手段によってそれぞれ検知される時
間差、すなわち制御ローラ対によりシートが高速で一定
距離だけ搬送されるのに要する時間を計測することがで
きる。
【0019】また、搬送速度補正手段によって算出され
た制御ローラ対の駆動速度が予め決定した上限値よりも
大きくなったとき、あるいは高速搬送時間補正手段によ
って算出された上記高速での搬送時間が予め決定した上
限値よりも長くなったときに、制御ローラ対を含む部品
の交換を促す報知をすることにより、経時で摩耗するロ
ーラを適切な時期に交換することができる。
【0020】さらに、搬送速度補正手段によって算出さ
れた制御ローラ対の駆動速度が予め決定した下限値より
も小さくなったとき、あるいは高速搬送時間補正手段に
よって算出された上記高速での搬送時間が予め決定した
下限値よりも小さくなったときに、制御ローラ対を含む
部品の清掃等のメンテナンスを促す報知をすることによ
り、適切な時期にローラを清掃して付着したゴミを取り
除くことができる。
【0021】さらにまた、シート検知手段によるシート
検知信号を利用して紙づまりを検出することにより、多
機能化,コストダウン化,及び装置の小型化に貢献でき
る。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2は、この発明の第1実施例である
画像形成装置の画像形成部及びシート給送装置の概略を
示す要部構成図であり、図16と対応する部分には同一
符号を付している。
【0023】この画像形成装置においても、図16に示
したのと同様な給紙手段を有し、給紙カセット1に収納
されたシート束の上面前端付近に配置されたピックアッ
プローラ2を回転させて最上位のシートの表面に圧接さ
せることにより、給紙カセット1内のカットシートを1
枚ずつ送り出し、給紙ローラ対3によってさらに給送す
る。
【0024】その給紙ローラ対3から画像形成部5を構
成する感光体ドラム5aと転写分離チャージャ5bとの
間の転写領域に至るシート給送経路には、図2に示すよ
うに上流側から順にグリップローラ対7,タイミングロ
ーラ対8,及びシート検知センサ9が配設されている。
5dは、感光体ドラム5aの表面に図示しない帯電チャ
ージャ及び露光手段によって形成される静電潜像をトナ
ーによって現像する現像ユニットである。
【0025】そのうち、タイミングローラ対8は図示し
ないステッピングモータにより駆動されるシート搬送速
度可変の制御ローラ対である。これらは、図3に示すシ
ート搬送制御手段である制御部10によって制御され
る。この制御部10は中央処理装置(以下「CPU」と
略称する)11,ROM12,RAM13と、書き換え
可能な不揮発性メモリであるEEPROM14と、ステ
ッピングモータを含む各種モータやソレノイド等のシー
ケンス機器類を駆動するドライバ15とを備えている。
【0026】この制御部10は、給紙カセット1からピ
ックアップローラ2及び給紙ローラ対3によって画像形
成部5へ向けてシートPを順次給送し、それをグリップ
ローラ7によってさらに搬送して、停止しているタイミ
ングローラ対8にその先端を突き当ててシート位置合わ
せを行なった後、搬送速度記憶手段であるEEPROM
11に記憶されている搬送速度すなわち駆動速度V(パ
ルス速度)でタイミングローラ対8を駆動して、そのシ
ートを所定期間だけ画像形成部5における画像形成速度
より高速で搬送させて先行するシートとのシート間隔を
狭めた後画像形成速度と等速で搬送させ、その表面に転
写分離チャージャ5bにより感光体ドラム5a上のトナ
ー像を転写し、さらに定着装置6によってその転写画像
を熱定着した後、外部に排紙させる。
【0027】ここで、先行するシートとのシート間隔を
小さく保つためにタイミングローラ対8を加速してシー
ト搬送を行なうようにしたが、加速するエリアとしてあ
る程度の搬送路長が必要となる。つまり、タイミングロ
ーラ対8から画像形成部5までの距離L2は、前述した
図16のシート給送装置におけるレジストローラ対4か
ら画像形成部5までの距離L1よりも十分大きくとる。
【0028】ところで、レジストローラ対4及びタイミ
ングローラ対8が摩耗し、その各ローラ径が同じ分だけ
小さくなったとすれば、搬送路長が長い図2のシート給
送装置の方が、画像に対するシートの位置ズレが大きく
なることがわかる。したがって、明らかに従来のシート
給送装置よりも、ローラ径の変化に対する画像品質の低
下が顕著に現われる。
【0029】そこで、この実施例においては、図1に示
すようにシート位置合わせが完了した後のタイミングロ
ーラ対8の駆動開始時からシートの先端がシート検知セ
ンサ9によって検知されるまでの時間tを計測する。こ
こで、タイミングローラ対8の摩耗等により、その搬送
速度が狙いの搬送速度よりも遅くなったとき、測定時間
tが予め設定された目標時間Tよりも長くなる(図4参
照)。
【0030】そこで、この測定時間tと目標時間Tとの
差に応じてタイミングローラ対8を駆動するステッピン
グモータの駆動速度(以下これを「タイミングローラ対
8の駆動速度」という)V´を算出し、EEPROM1
4に記憶されている駆動速度をその算出された駆動速度
V´に書き換える(V←V´)。なお、図1では省略し
たが、駆動速度Vでタイミングローラ対8の駆動を開始
した後、図4に示すように所定期間が経過した時点でタ
イミングローラ対8の駆動速度をシートへの画像形成速
度と等速の駆動速度V0に落し、シートの後端がタイミ
ングローラ対8を通過した時点でタイミングローラ対8
の駆動を停止させる。
【0031】したがって、次のシート搬送時には補正さ
れた駆動速度V´(V´>V)でタイミングローラ対8
を駆動することになり、タイミングローラ対8によるシ
ート搬送速度を常に一定に保つことができる。なお、タ
イミングローラ対8の減速後の駆動速度も上述と同様な
処理によって図4に示すようにV0からV0´に補正す
ることにより、減速後のシート搬送速度も画像形成速度
と等速の一定速度に保つことができる。
【0032】次に、この発明の第2実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、再
び図2及び図3を参照する。前述の実施例により、一定
の搬送速度を維持できるシート給送装置を実現すること
が可能になった。
【0033】しかし、長時間の使用によりタイミングロ
ーラ対8の摩耗が進行し続ければ、いずれは交換が必要
となる。従来は、プリント枚数をカウントし、プリント
枚数が所定枚数に達した時に、ローラの交換時期をユー
ザに報知するやり方や、他の交換部品の交換時期が来た
ときに、ローラもついでに交換するやり方があった。と
ころが、これらの方法では適切な交換時期を報知するこ
とができなかった。それは、ローラの摩耗はシートの種
類や機械の使用環境などによっても左右され、その摩耗
速度は一定ではないからである。
【0034】そこで、この実施例においては、図3の制
御部10が図5に示すような処理を実行する。すなわ
ち、前述の実施例と同様に給紙ローラ対3等によってシ
ートを給紙させるシート給紙動作を開始させ、停止して
いるタイミングローラ対8にそのシートの先端を突き当
ててシート位置合わせを行なった後、EEPROM14
に記憶されている駆動速度Vでタイミングローラ対8の
駆動を開始してシートの搬送を再スタートさせると同時
に、CPU11の内部タイマをスタートさせて時間tの
計測を開始する。
【0035】その後、シート検知センサ9がオン状態に
なった時点、すなわちシートの先端がシート検知センサ
9によって検知された時点で、内部タイマを停止してそ
れによる測定時間tと予め設定された目標時間Tとの差
から次に搬送されるシートに対するタイミングローラ対
8の駆動速度V´を算出する。ここで、タイミングロー
ラ対8の摩耗が進行すれば、必然的に駆動速度V´は増
大する方向に進む。
【0036】これを利用して、予め設定されたタイミン
グローラ対8の駆動速度の上限値Vhと算出した駆動速
度V´とを比較し、駆動速度V´が上限値Vh以下であ
れば、EEPROM14の内容を駆動速度V´に書き換
え、駆動速度V´が上限値Vhを越えている場合には、
タイミングローラ対8の交換時期であることを操作パネ
ル等に表示したり、警告音を発したりしてユーザに報知
する。なおここでは、ローラの交換時期をユーザに報知
した後も処理を継続しているが、処理を終了するように
してもよい。
【0037】この実施例によれば、ユーザは適切な時期
にタイミングローラ対8を含む部品の交換を行なうこと
ができ、シート給送装置の搬送特性を常に良好に保つこ
とができる。ここで、タイミングローラ対を含む部品と
は、そのローラ対と交換時期を同じくする全ての部品を
さす。
【0038】次に、この発明の第3実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、再
び図2及び図3を参照する。前述の第1実施例により、
一定の搬送速度を維持するシート給送装置を実現するこ
とが可能になった。
【0039】しかし、タイミングローラ対8にゴミ等が
付着してそのローラ径が大きくなれば、そのローラを清
掃することが必要になる。従来は、先に述べたようにプ
リント枚数で管理するのが一般的であったが、やはり適
切なメンテナンス時期をユーザに報知することは困難で
あった。
【0040】そこで、この実施例においては、図6に示
すような処理を行なう。すなわち、シート給紙動作を開
始し、停止しているタイミングローラ対8にそのシート
の先端を突き当ててシート位置合わせを行なった後、E
EPROM11に記憶されている駆動速度Vでタイミン
グローラ対8の駆動を開始させると同時に、内部タイマ
をスタートさせて時間tの計測を開始する。
【0041】その後、シート検知センサ9がオン状態に
なった時点で、内部タイマを停止してそれによる測定時
間tと予め設定された目標時間Tとの差から次のシート
以降に搬送されるシートに対するタイミングローラ対8
の駆動速度V´を算出する。ここで、タイミングローラ
対8へのゴミの付着が進行すれば、駆動速度V´は減少
する方向に進む。
【0042】これを利用して、予め設定されたタイミン
グローラ対8の駆動速度の下限値Veと算出した駆動速
度V´とを比較し、駆動速度V´が下限値Ve以上であ
れば、EEPROM14の内容を駆動速度V´に書き換
え、駆動速度V´が下限値Veよりも小さくなった場合
には、タイミングローラ対8の清掃時期であることを操
作パネル等に表示したり、警告音を発したりしてユーザ
に報知する。なおここでは、タイミングローラ対8の清
掃時期をユーザに報知した後も処理を継続しているが、
処理を終了するようにしてもよい。
【0043】この実施例によれば、適切な時期にタイミ
ングローラ対8を含む部品の清掃を行なうことができ、
良好な搬送性をもつシート給送装置を実現することがで
きる。ここで、タイミングローラ対を含む部品とは、そ
のローラ対と清掃時期を同じくする全ての部品をさす。
【0044】なお、前述の各実施例において、シート検
知センサ9は時間を計測するために配置されているが、
シートのジャム検知用の検出手段として使用することも
できる。例えば、タイミングローラ対8によってシート
の先端を位置合わせした後、所定の駆動速度で搬送を再
開し、この時点より時間計測を行ない、所定の時間内に
シート先端がシート検知センサ9に到達しない場合(シ
ートあり状態にならない場合)には、シートジャムが発
生したことを検出することができる。
【0045】また、シートの先端がシート検知センサ9
を通過し、シートサイズに応じた一定時間を経過して
も、シートの後端が検知されない場合(シートなし状態
とならない場合)にも、シートジャムが発生したことを
検出することができる。このように、シート検知センサ
9にジャム検出機能を合わせ持つことによって、多機能
化,コストダウン化,装置の小型化に貢献することがで
きる。
【0046】次に、この発明の第4実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、再
び図2及び図3を参照する。なおこの実施例では、EE
PROM14を高速搬送時間記憶手段として使用し、タ
イミングローラ対8による高速搬送時間を記憶させるも
のとする。図7は、この実施例における制御部10によ
るシート給送処理を示すフローチャートである。
【0047】まず、シート給紙動作を開始して、停止し
ているタイミングローラ対6にそのシートの先端を突き
当ててシート位置合わせを行なう。そして、位置合わせ
が完了した後、ステッピングモータにより画像形成速度
V0よりも速い駆動速度V(パルス速度)でタイミング
ローラ対8の駆動を開始すると同時に、内部タイマをス
タートさせて時間tの計測を開始する。
【0048】その後、内部タイマによる測定時間tがE
EPROM14に記憶されている時間Sに達したか否か
を判断して、時間Sに達した時点でタイミングローラ対
8の駆動速度を画像形成速度V0と等速にまで落とし、
シート検知センサ9がオン状態になったか否かのチェッ
クに進む。ここで、タイミングローラ対8の摩耗等によ
り、シート搬送速度が狙いの搬送速度よりも遅くなった
とき、タイミングローラ対8の駆動を開始してからシー
ト検知センサ9がオン状態になるまでの測定時間tが予
め設定された目標時間Tよりも長くなる(図8参照)。
【0049】その後、シート検知センサ9がオン状態に
なった時に、内部タイマを停止した後、その内部タイマ
による測定時間tと目標時間Tとの差からタイミングロ
ーラ対8を高速で駆動する時間S´を算出し、EEPR
OM14の内容をその算出された時間S´に書き換える
(S←S´)。次いで、連続してプリントするか否かを
判断して、連続してプリントする場合には次のシート給
紙動作を開始して上述と同様の処理を繰り返し、連続し
てプリントしない場合には処理を終了する。
【0050】したがって、次のシート以降のシートにつ
いては、高速でタイミングローラ対8を駆動する時間を
S´にすれば、シートに対する画像形成位置を一定に保
つことができる。なおここでは、搬送速度が遅くなる例
を示したが、搬送速度は機械の使用する環境温度によっ
て速くなることもあるが、もちろんこのような場合にも
同様にタイミングローラ対8の高速搬送の時間を補正す
ればよい。
【0051】この実施例によれば、複雑な制御をするこ
となく、シート上に形成される画像の先頭位置を常に狙
いの位置に保つことができ、経時劣化や環境温度変化に
も対応できる高品質なシート給送装置を実現することが
できる。
【0052】ここで、この第4実施例のシート給送装置
と前述した第1〜第3実施例のシート給送装置との違い
について述べておく。第1〜第3実施例のシート給送装
置は、タイミングローラ対8の摩耗等によるシート搬送
速度の変化に対し、タイミングローラ対8(ステッピン
グモータ)を高速で駆動する期間の駆動速度を変化させ
て補正を行なっている。つまり、高速で駆動している時
間は一定である。
【0053】これに対して、第4実施例のシート給送装
置は、タイミングローラ対8を高速で駆動する時間を変
化させることで補正を行なっている。つまり、高速で駆
動しているときの駆動速度は一定で、時間だけを変化さ
せるものである。このように、第1〜第3実施例では駆
動速度に補正を加えているため、画像形成中の搬送速度
も常に狙いの速度に保つことができるが、第4実施例で
は搬送速度自体の補正を行なわないので、シートと画像
との先頭部の位置合わせは正確に行なえるが、画像がシ
ート搬送の方向に伸びたり縮んだりする現象(一般に倍
率誤差という)が発生してしまうという欠点を持ってい
る。
【0054】しかしながら、第1〜第3実施例における
タイミングローラ対8(ステッピングモータ)の駆動速
度に補正を施すということは、モータに入力するパルス
信号の周波数を変化させるということであり、これは制
御上かなり負担となる。第4実施例では、パルス信号の
周波数は一定であるため制御上の負担は少なく、簡単な
構成で良好な搬送特性を維持することができる。また、
倍率誤差はさほど見た目に気にならないのに対して、シ
ートと画像との先端位置ズレは一目で画像品質の悪さを
ユーザが認識できるので、第4実施例は十分に有効的で
ある。
【0055】さらにつけ加えれば、画像形成部5の直前
に図9に示すようなグリップ力の高いトランスポートロ
ーラ21や、図10に示すような転写ローラ5cを付加
すれば、画像形成部5におけるシート搬送速度をより安
定させることができ、第1〜第3実施例と同等の搬送性
をもつシート搬送装置を実現することができる。また、
タイミングローラ対8を駆動する手段としてステッピン
グモータを使用しているが、高速と低速の2つの状態を
もつ駆動手段を用いてもよい。
【0056】次に、この発明の第5実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、再
び図2及び図3を参照する。なおここでも、EEPRO
M14にはタイミングローラ対8による高速搬送時間を
記憶させるものとする。
【0057】この実施例においても、図2の制御部10
が図11に示すように、第4実施例と同様にシート給紙
動作を開始してからシート検知センサ9にそのシート先
端が到着するまでの時間tを計測し、その測定時間tと
目標時間Tとの差からタイミングローラ対8を高速で駆
動する時間S´を算出する。ここで、タイミングローラ
対8の摩耗が進行すれば、必然的にS´は長くなる方向
に進む。
【0058】その後、時間S´と予め設定された高速駆
動時間の上限値Shとを比較し、時間S´が上限値Sh
以内であれば、EEPROM14の内容をS´に書き換
え、時間S´が上限値Shを越えている場合には、タイ
ミングローラ対8の交換時期であることを操作パネル等
に表示したり、警告音を発したりしてユーザに報知す
る。なおここでは、ローラの交換時期をユーザに報知し
た後も処理を継続しているが、処理を終了するようにし
てもよい。
【0059】この実施例によれば、第4実施例の効果に
加え、適切な時期にタイミングローラ対8を含む部品の
交換を行なうことができ、良好な搬送性をもつシート給
送装置を実現することができる。ここで、タイミングロ
ーラ対8を含む部品とは、ローラと交換時期を同じくす
る全ての部品をさす。
【0060】次に、この発明の第6実施例について説明
する。なお、ハード構成は第1実施例と同様なので、再
び図2及び図3を参照する。なおこの実施例でも、EE
PROM14にはタイミングローラ対8による高速搬送
時間を記憶させるものとする。
【0061】この実施例においても、図2の制御部10
が図12に示すように、第4実施例と同様にシート給紙
動作を開始してからシート検知センサ9にそのシート先
端が到着するまでの時間tを計測し、その測定時間tと
目標時間Tとの差からタイミングローラ対8を高速で駆
動する時間S´を算出する。ここで、タイミングローラ
対8へのゴミの付着が進行すれば、S´は短くなる方向
に進む。
【0062】その後、時間S´と予め設定されたタイミ
ングローラ対8の高速駆動時間の下限値Seとを比較
し、時間S´が下限値Se以上であれば、EEPROM
14の内容をS´に書き換え、時間S´が下限値Seよ
りも小さくなった場合には、タイミングローラ対8の清
掃時期であることをユーザに報知する。なおここでは、
ローラの清掃時間をユーザに報知した後も処理を継続し
ているが、処理を終了するようにしてもよい。
【0063】この実施例によれば、第4実施例の効果に
加え、適切な時期にタイミングローラ対8を含む部品の
清掃を行なうことができ、良好な搬送性をもつシート給
送装置を実現することができる。ここで、タイミングロ
ーラを含む部品とは、ローラと清掃時期を共にする全て
の部品をさす。
【0064】図13はこの発明の第7実施例である画像
形成装置のシート給送装置,画像形成部,及び制御部の
概略を示す要部構成図であり、図3と対応する部分には
同一符号を付しており、それらの説明は省略する。この
画像形成装置は、タイミングローラ対8よりも下流側に
シートPを検知する第1のシート検知センサ23を、さ
らに下流側に一定の間隔をもって第2のシート検知セン
サ24をそれぞれ配置している。
【0065】図14は、この実施例における制御部10
によるシート給送処理を示すフローチャートである。ま
ず、シート給紙動作を開始して、停止しているタイミン
グローラ対6にそのシート先端を突き当ててシート先端
の位置合わせを行なう。そして、位置合わせが完了した
後、ステッピングモータにより予め記憶された駆動速度
Vでタイミングローラ対8の駆動を開始する。
【0066】その後、第1のシート検知センサ23がオ
ン状態、すなわちシートの先端が第1のシート検知セン
サ23によって検知された時点で、CPU11の内部タ
イマをスタートさせて時間tの計測を開始し、第2のシ
ート検知センサ24がオン状態になった時に内部タイマ
を停止させる。ここで、タイミングローラ対8の摩耗等
により、その搬送速度が狙いの搬送速度よりも遅くなっ
たとき、シートの先端が第1のシート検知センサ23に
よって検知されてから第2のシート検知センサ24によ
って検知されるまでの間の内部タイマによる測定時間t
が予め設定された目標時間Tよりも長くなる(図15参
照)。
【0067】そこで、内部タイマによる測定時間tと目
標時間Tとの差からタイミングローラ対8の駆動速度V
´を算出し、EEPROM14の内容をその算出した駆
動速度V´に書き換える。それによって、次のシート搬
送時には補正された駆動速度V´でタイミングローラ対
8を駆動することになり、タイミングローラ対8による
シート搬送速度を一定に保つことができる。
【0068】ここでは、シート搬送速度が遅くなる例を
示したが、シート搬送速度は機械の使用する環境温度に
よって速くなることもあり、もちろんこのような場合に
はタイミングローラ対8の駆動速度を遅くするように補
正すればよい。このように、この実施例によれば、シー
ト搬送速度を常に一定に保つことができ、経時劣化や環
境温度変化にも対応できる高品質なシート給送装置を実
現することができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、経時あるいは使用環境温度等によるローラ径の変
化に係わらず、シート搬送速度を常に一定に保つことが
できる。なお、請求項5,7の発明によれば、経時で摩
耗するローラの交換時期を適切にユーザに報知すること
ができる。
【0070】また、請求項6,8の発明によれば、経時
でローラに付着するゴミ等の清掃時期を適切にユーザに
報知することができる。さらに、請求項9の発明によれ
ば、ジャム検出用のセンサを別に設ける必要がなくなる
ので、他機能化,コストダウン化,装置の小型化に貢献
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の制御部によるシート給送処理を示すフロ
ー図である。
【図2】この発明の第1実施例である画像形成装置の画
像形成部及びシート給送装置の概略を示す要部構成図で
ある。
【図3】図2の画像形成装置の画像形成部,シート給送
装置,及び制御部の概略を示す要部構成図である。
【図4】図2のタイミングローラ対の駆動に係わるタイ
ミング図である。
【図5】この発明の第2実施例によるシート給送処理を
示すフロー図である。
【図6】この発明の第3実施例によるシート給送処理を
示すフロー図である。
【図7】この発明の第4実施例によるシート給送処理を
示すフロー図である。
【図8】この発明の第4実施例におけるタイミングロー
ラ対の駆動に係わるタイミング図である。
【図9】この発明の第4実施例におけるトランスポート
ローラを用いた画像形成装置の概略を示す要部構成図で
ある。
【図10】同じく転写ローラを用いた画像形成装置の概
略を示す要部構成図である。
【図11】この発明の第5実施例によるシート給送処理
を示すフロー図である。
【図12】この発明の第6実施例によるシート給送処理
を示すフロー図である。
【図13】この発明の第7実施例である画像形成装置の
シート給送装置,画像形成部,及び制御部の概略を示す
要部構成図である。
【図14】図13の制御部によるシート給送処理を示す
フロー図である。
【図15】図13のタイミングローラ対の駆動に係わる
タイミング図である。
【図16】従来の画像形成装置の画像形成部及びシート
給送装置の概略を示す要部構成図である。
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 ピックアップロ
ーラ 3 給紙ローラ 4 レジストローラ
対 5 画像形成部 5a 感光体ドラム 5b 転写分離チャージャ 5c 転写ローラ 5d 現像ユニット 6 定着装置 7 グリップローラ対 8 タイミングロー
ラ対 9 シート検知センサ 10 制御部 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 EEPROM 15 ドライバ 21 トランスポー
トローラ 23 第1のシート検知センサ 24 第2のシート
検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 5/00 - 9/20

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部よりもシート給送方向の上流
    側に配置されたシート搬送速度可変の制御ローラ対と、 該制御ローラ対より上流側に配置されて該制御ローラ対
    までシートを給送する給紙手段と、 書き換え可能な搬送速度記憶手段を有し、前記給紙手段
    によってシートを順次給送させて停止している前記制御
    ローラ対に該シートの先端を突き当ててシート位置合わ
    せを行なった後、前記搬送速度記憶手段に記憶されてい
    る搬送速度に基づいて前記制御ローラ対を駆動して、該
    シートを所定期間だけ前記画像形成部における画像形成
    速度より高速で搬送させた後前記画像形成速度と等速で
    搬送させるシート搬送制御手段と、 前記制御ローラ対によってシートが前記高速で一定距離
    だけ搬送されるのに要する時間を計測する搬送時間計測
    手段と、 該手段によって計測された時間と予め設定された目標時
    間との差に応じて、それ以降に搬送されるシートに対す
    る前記制御ローラ対の駆動速度を算出し、その駆動速度
    によって前記搬送速度記憶手段に記憶されている搬送速
    度を書き換える搬送速度補正手段とを備え、 前記搬送時間計測手段によって計測される時間が前記目
    標時間と一致するように、シート搬送制御手段が前記制
    御ローラ対による前記高速での搬送速度を制御するよう
    にしたことを特徴とする画像形成装置のシート給送装
    置。
  2. 【請求項2】 画像形成部よりもシート給送方向の上流
    側に配置されたシート搬送速度可変の制御ローラ対と、 該制御ローラ対より上流側に配置されて該制御ローラ対
    までシートを給送する給紙手段と、 書き換え可能な高速搬送時間記憶手段を有し、前記給紙
    手段によってシートを順次給送させて停止している前記
    制御ローラ対に該シートの先端を突き当ててシート位置
    合わせを行なった後、前記高速搬送時間記憶手段に記憶
    されている時間だけ前記制御ローラ対によって該シート
    を前記画像形成部における画像形成速度より速い一定の
    高速で搬送させた後前記画像形成速度と等速で搬送させ
    るシート搬送制御手段と、 前記制御ローラ対によってシートが前記高速で一定距離
    だけ搬送されるのに要する時間を計測する搬送時間計測
    手段と、 該手段によって計測された時間と予め設定された目標時
    間との差に応じて、それ以降に搬送されるシートに対す
    る前記制御ローラ対による前記高速での搬送時間を算出
    し、その搬送時間によって前記高速搬送時間記憶手段に
    記憶されている高速搬送時間を書き換える高速搬送時間
    補正手段とを備え、 前記搬送時間計測手段によって計測される時間が前記目
    標時間と一致するように、シート搬送制御手段が前記制
    御ローラ対による前記高速での搬送時間を制御するよう
    にしたことを特徴とする画像形成装置のシート給送装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置のシ
    ート給送装置において、前記制御ローラ対からシート給
    送方向の下流側に前記一定距離だけ離してシート検知手
    段を配置し、前記搬送時間計測手段が、前記制御ローラ
    対によってシートの搬送が開始されてから該シートの先
    端が前記シート検知手段によって検知されるまでの時間
    を計測するようにしたことを特徴とする画像形成装置の
    シート給送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の画像形成装置のシ
    ート給送装置において、前記制御ローラ対よりシート給
    送方向の下流側に該方向に前記一定距離だけ離して2つ
    のシート検知手段を配置し、前記搬送時間計測手段が、
    前記制御ローラ対によってシートの搬送が開始された
    後、該シートの先端が前記2つのシート検知手段によっ
    てそれぞれ検知される時間差を計測するようにしたこと
    を特徴とする画像形成装置のシート給送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像形成装置のシート給
    送装置において、前記搬送速度補正手段によって算出さ
    れた前記制御ローラ対の駆動速度が予め決定した上限値
    よりも大きくなったときに、前記制御ローラ対を含む部
    品の交換を促す報知をする手段を設けたことを特徴とす
    る画像形成装置のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像形成装置のシート給
    送装置において、前記搬送速度補正手段によって算出さ
    れた前記制御ローラ対の駆動速度が予め決定した下限値
    よりも小さくなったときに、前記制御ローラ対を含む部
    品の清掃等のメンテナンスを促す報知をする手段を設け
    たことを特徴とする画像形成装置のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の画像形成装置のシート給
    送装置において、前記高速搬送時間補正手段によって算
    出された前記高速での搬送時間が予め決定した上限値よ
    りも長くなったときに、前記制御ローラ対を含む部品の
    交換を促す報知をする手段を設けたことを特徴とする画
    像形成装置のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の画像形成装置のシート給
    送装置において、前記高速搬送時間補正手段によって算
    出された前記高速での搬送時間が予め決定した下限値よ
    りも小さくなったときに、前記制御ローラ対を含む部品
    の清掃等のメンテナンスを促す報知をする手段を設けた
    ことを特徴とする画像形成装置のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 請求項3又は4記載の画像形成装置のシ
    ート給送装置において、前記シート検知手段によるシー
    ト検知信号を利用して紙づまりを検出する手段を設けた
    ことを特徴とする画像形成装置のシート給送装置。
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