JPH1149404A - 並列搬送型画像形成装置におけるシート搬送装置 - Google Patents

並列搬送型画像形成装置におけるシート搬送装置

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JPH1149404A
JPH1149404A JP21100197A JP21100197A JPH1149404A JP H1149404 A JPH1149404 A JP H1149404A JP 21100197 A JP21100197 A JP 21100197A JP 21100197 A JP21100197 A JP 21100197A JP H1149404 A JPH1149404 A JP H1149404A
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JP
Japan
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sheet
speed
conveying
image forming
sheets
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JP21100197A
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Tomoji Tanaka
智二 田中
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久的な使用による搬送部材の磨耗等が発生
しても、レジストレーションシート精度を維持すること
ができるシート搬送装置を供することを目的とする。 【解決手段】 各シート搬送路でのシート搬送時間を計
測し、その複数回の平均値を算出する(S22,S2
3)。この平均値を予め設定された基準値と比較して、
各シート搬送路で補正すべき搬送時間を算出し(S2
4)、補正すべき搬送時間に応じてパルスモータM2及
びM3の駆動速度を制御する(S25)。これにより、
レジストレーション精度がローラ部材の磨耗等によって
低下することを防止する効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列搬送型画像形
成装置におけるシート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりシートを並列して搬送すること
が可能なシート搬送装置は、複写機などの画像形成装置
に適用されることが多く、以下のようなレジストレーシ
ョン手段を備えたものが一般的である。即ち、図6に示
すように各シート搬送路の中央部分に転写シートの先端
を検出するレジストセンサSE1,SE2を配置し、こ
れらセンサSE1,SE2双方上をシートが通過する
と、予め設定された所定時間レジストローラRを停止さ
せて記録シートを撓ませることによって斜行量の補正を
行い、ついでレジストローラRを回動させて、画像形成
とタイミングをとって、更に下流側に記録シートを繰り
出すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
シート搬送装置で耐久的な使用が進行すれば、2つのシ
ート搬送路の使用頻度の差に起因して、搬送部材の磨耗
量等も異なってくる。これによって、シート搬送路上流
側で同じタイミングであっても、搬送されるうちに速度
差を生じ、レジストローラへ到達するタイミングが大き
く異なってしまうこともあり、こうなればレジストレー
ション精度の低下を招いてしまう。
【0004】なお、この課題は、並列した搬送路に跨っ
て大サイズの記録シートを搬送する場合であっても同様
に発生する課題でもある。2つの搬送路で搬送部材の磨
耗量等の差によって、シートの送り量が異なり、シート
が傾いているからである。尤も、搬送ローラ等の使用す
る部材に、耐久性に優れた部材を用いることにより、あ
る程度このような課題を克服することは可能と考えられ
るが、部材が限定されてしまい製造上望ましくない。
【0005】そこで本発明は、並列搬送型画像形成装置
におけるシート搬送装置において、搬送部材の耐性にで
きるだけ依存することのなく、並列搬送時及び大サイズ
シートの搬送時双方においてレジストレーションの精度
向上を図ることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、搬送されてくるシートをレジストレーションを行っ
て後、画像形成部或は画像読取部へ供給する並列搬送型
画像形成装置のシート搬送装置において、画像形成部或
は画像読取部より上流側に設けられ、シートの斜行を補
正するためのレジストレーション手段と、当該レジスト
レーション手段よりも上流側における各シート搬送路の
シート送り速度を検出する速度検出手段と、シート搬送
路毎に設けられたシート搬送駆動手段と、各シート搬送
路における速度検出結果に従って規定速度との差に相当
する補正速度をシート搬送路毎に算出する補正速度算出
手段と、算出した補正速度に従って各シート搬送駆動手
段を制御し、シート並列搬送時には各シートのレジスト
レーション手段へのシート到達時間を等しくなるよう調
整し、一方、複数のシート搬送路に跨って1枚の大サイ
ズシートを搬送する際には、各シート搬送路の送り量が
等しくなるよう調整する制御手段とを備えていることを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。並列搬送型画像形成装置
のシート搬送装置は、電子写真式の複写機、及びプリン
タ、又は原稿自動給送装置などにおいて、画像形成部或
は画像読取部の上流側で、シートのレジストレーション
を行うことを目的としたものであるが、本実施の形態で
は、並列搬送型の電子写真式複写機に応用した場合につ
いて説明する。
【0008】図1は、本発明のシート搬送装置を備えた
複写機の概略図である。並列搬送型複写機には、略中央
に感光体ドラム1が矢印aに回転可能に配置され、当該
感光体ドラム1周辺に、電子写真プロセスによる画像形
成を行うための帯電器2、レーザー走査光学系3、現像
装置4、転写装置5、用紙分離装置6、感光体ドラム1
上の残存トナーを除去するためのクリーニング装置7、
残留電荷除去のためのイレーサランプ8などが設けら
れ、感光体ドラム1上流側で本体右寄りには、記録シー
トを画像形成動作に合わせて前記感光体ドラム1に向け
て選択的に搬送するためのシート搬送部SFが設けら
れ、感光体ドラム1下流側には、搬送ベルト14,定着
手段15,排出ローラ16,排出トレイ17とが設けら
れている。
【0009】また、本体下側には、記録シートを収納す
る給紙トレイ9a,9bが並列して、当該給紙トレイ9
a,9bの下段には10a,10bが並列して、さらに
当該給紙トレイ10a,10bの下段には大容量給紙ト
レイ18を収納した大容量給紙装置40が設けられてい
る。前記給紙トレイ9a,9b,10a,10b及び1
8からは、一対づつ設けられたピックアップローラ11
a,11b,12a,12b及び13a,13bによっ
てシート搬送部SFに繰り出される。
【0010】図示しないが、各給紙トレイは、ガイドレ
ールにより手前方向にスライド自在に保持されている。
なお、ここで「上流側」とは記録シート搬送方向の上流
側を意味し、「下流側」とは記録シート搬送方向の下流
側を意味する。これを本明細書において共通の定義とす
る。
【0011】電子写真の原理については公知技術である
ので、詳細な説明は省略するが、外部装置(例えば、画
像スキャナー等)に入力された画像情報に基づき、レー
ザビーム光学系3により電気信号は光信号に変換され、
帯電された現像装置で現像され、感光体ドラム1上にト
ナー画像が形成される。当該感光体ドラム1上のトナー
画像は、搬送される記録シート上に転写され分離装置を
経た後、搬送ベルト14にて定着手段15に搬送されト
ナーが定着され排出ローラ16から排紙トレイ17へ排
出される。
【0012】次に、前記シート搬送部SFについて詳細
に説明する。なお、以下の説明において、便宜上、並列
したシート搬送路において図面手前側を「手前側シート
搬送路」と図面奥側のシート搬送路を「奥側シート搬送
路」と表記する。但し、シート搬送路とは、記録シート
が搬送部材によって搬送される領域を意味する。
【0013】図2及び図3にシート搬送部SFの要部構
成を示す。図2は、給紙トレイ9からの搬送経路を示す
模式図であり、図3(a)は、給紙トレイ10乃至は給
紙トレイ18からの給紙で並列搬送モード時を示すもの
であり、図3(b)は大容量給紙トレイ18からの大サ
イズシートの給紙で、通常搬送モード時を示す模式図で
ある(なお、適宜、図1も参照)。
【0014】シート搬送部SFは、手前側シート搬送路
にあっては、記録シートを送り出すための手前側フィー
ドローラ20a、同軸上にトルクリミッターを備えた手
前側捌きローラ21a,手前側フィードローラ31a、
手前側捌きローラ32a,手前側フィードローラ33
a、手前側捌きローラ34a、更に、記録シートを下流
側に搬送する手前側搬送ローラ対23a,25a,28
a及び35aと、そして奥側シート搬送路にあっては、
記録シートを送り出すための奥側フィードローラ20
b、同軸上にトルクリミッターを備えた奥側捌きローラ
21b,奥側フィードローラ31b、奥側捌きローラ3
2b,奥側フィードローラ33b、奥側捌きローラ34
b、更に、記録シートを下流側に搬送する奥側搬送ロー
ラ対23b,25b,28b及び35bを備え、更に、
手前側及び奥側シート搬送路を搬送されている各記録シ
ートを画像形成動作とタイミングをとって転写領域に供
給する長棒状のレジストローラ対30とから構成されて
いる。
【0015】そして、例えばA4縦サイズの記録シート
を並列して(図3(a)参照)、或はA3横サイズの記
録シート(図3(b)参照)を搬送することができる。
なお、前記手前側の搬送ローラと奥側の搬送ローラと
は、同軸上に接触しない程度間隙をとって設けられ、中
央対向部分は、図示しないがフレームに対して上下方向
から軸承されている。
【0016】各シート搬送路には複数のセンサ22a,
22b,24a(手前側縦搬送センサ),24b(奥側
縦搬送センサ),26a(手前側縦搬送センサ),26
b(奥側縦搬送センサ),27a(手前側中間ローラ前
センサ),27b(奥側中間ローラ前センサ),29a
(手前側レジストセンサ),29b(奥側レジストセン
サ),36a,36b,37a,37b,38a,38
bが所定の位置に配置されていて、通過する記録シート
の先端を検出する。
【0017】センサ22a,22b,36a,36b,
37a,37bは、それぞれ各フィードローラの直下流
に位置し、センサ38a,38bは縦搬送ローラ35
a,35bの直下流に位置している。縦搬送センサ26
a,26bは、搬送ローラ対25a,25bの直下流側
に、中間ローラ前センサ27a,27bは、搬送ローラ
対28a,28bの直上流に、レジストセンサ29a,
29bは、レジストローラ対30の直上流に配置されて
いる。
【0018】前記フィードローラ20a,20b,31
a,31b,33a及び33bは、ピックアップローラ
11a,11b,12a,12b,13a及び13bと
ともに図示しない駆動パルスモータM1を駆動源とし、
給紙トレイから記録シートが選択的に繰り出されるよう
に電磁マイクロクラッチを介して駆動伝達されている。
【0019】ピックアップローラ11a,11b,12
a,12b,13a及び13bによって繰り出された記
録シートは、フィードローラ20a…と捌きローラ21
a…とで更に搬送されるが、捌きローラ21a…にはト
ルクリミッタにより所定のトルクがかかっているため2
枚以上の記録シートが繰り出されてきた場合には、その
一番上の記録シートのみがフィードローラ20a…によ
って搬送され、その下にある記録シートは、捌きローラ
21a…によってその搬送が阻止される。これにより記
録シートの重送が防止される。
【0020】手前側搬送ローラ対23a,25a及び2
8aは、一のローラ部材のローラ軸基端にプーリを配
し、当該プーリにタイミングベルトB1が係合張架さ
れ、ローラ対27aをなす一のローラ部材が軸承された
パルスモータM2の駆動力が伝達される構成となってい
る。他のローラ部材は、前記一のローラ部材にローラ軸
基端で噛合されており、駆動力が伝達される。
【0021】奥側搬送ローラ対23b,25b及び28
bもこれと同様に、パルスモータM3の駆動力がタイミ
ングベルトB2を介して伝達される構成となっている。
なお、レジストローラ対30は、これらとは駆動源が別
であってパルスモータM4によって別途、駆動される。
図4は、前記複写機におけるシート搬送部SFの制御回
路100の概略構成を示すブロック図である。
【0022】図4に示すように、当該制御回路100
は、CPU101と、制御RAM102と、制御ROM
103と、拡張I/O104、各パルスモータM1〜M
4に駆動信号を送る駆動ドライバ105〜108とから
構成されている。CPU101は、複写機内の他の部門
と通信を行い、記録シートの給紙・搬送の動作制御を担
う。感光体ドラム1や、レーザー走査光学系3などは、
CPU101のポートや拡張I/O104に接続され、
CPU101からの制御信号に基づいてタイミング等の
制御がなされている。
【0023】CPU101や拡張I/O104から、制
御RAM102に対して、シート搬送部SFを制御すべ
き変数データが入力されると、予め制御ROM103に
格納されている制御プログラムに基づいて記録シート搬
送の各駆動系が制御される。なお、当該変数データとし
ては、本実施の形態では、記録シート搬送時間などであ
るが、これについては後述する。
【0024】図5は、前記制御回路100における制御
手順を示したフローチャートであり、図5(a)は、速
度検出手段の制御手順を示し、図5(b)は、記録シー
ト搬送速度の演算補正制御の手順を示し、また図5
(c)は、レジストレーションに到る前の前搬送制御を
示し、図5(d)は、レジストレーションの実行制御を
示す。
【0025】図5(a)に示すように本実施の形態にお
ける速度検出手段は、以下の手順で行われる。まず、並
列搬送モードであるか否かを判断し(S11)、通常搬
送モードの場合には処理を終了し、並列搬送モードの場
合には手前側と奥側シート搬送路の縦搬送センサ26
a,26bに記録シート先端が到達したか否かを判断し
(S12)、記録シート先端がどちらかのセンサ26
a,26bに到達すると該当する側のシート搬送時間計
測カウンタがスタートする(S13)。この後、手前側
又は奥側シート搬送路のレジストセンサ29a、29b
に記録シート先端が到達するのを待ち(S14)、シー
ト先端が到達すると該当する側のシート搬送路のシート
搬送時間の計測カウントを停止する(S15)。
【0026】そして、記録シートが通過したシート搬送
路のシート搬送時間のカウントデータを制御RAM10
2の所定のアドレスに書き込み記憶する(S16)。こ
のようなシート搬送時間の計測制御は、手前側シート搬
送路と奥側シート搬送路とで並行して行われ、並列搬送
モードにおける各シート搬送毎に実施され、予め確保さ
れた所定回分のRAM領域に記憶され、順次新しいデー
タに更新される。
【0027】次に、図5(b)に示すように、シート搬
送速度補正手段の制御は以下のように行われる。まず、
シート搬送速度を補正する時期か否かを、本実施の形態
では、何れかのシート搬送路での通紙枚数が所定枚数
(例えば、1000枚)更に通紙されたかどうかに従っ
て判断する(S21)。これは通紙枚数が多くなれば、
搬送速度が低下する可能性が高くなり、各シート搬送路
での搬送速度の差が大きくなるからである。
【0028】なお、記録シートの通紙枚数は、レジスト
センサ29a,29bを通過した記録シートの枚数を枚
数カウンタでカウントし、前記制御RAM102に予め
格納されている。但し、S21の処理は、画像形成の一
連のジョブが実行中の時には当該ジョブ終了後に実行さ
れる。そして、シート搬送速度を補正しない場合には処
理を終了し、シート搬送速度を補正する場合には制御R
AM102に記憶されている複数回分の手前側シート搬
送路でのシート搬送時間の計測カウントデータの平均値
(A)を算出し(S22)、同様に奥側シート搬送路で
のシート搬送時間の計測カウントデータの平均値(B)
を算出し(S23)、これら平均値A,Bを予め設定さ
れている基準値と比較してそれぞれのシート搬送路で補
正すべき搬送時間を算出し(S24)、補正すべき搬送
時間に応じてパルスモータM2及びM3の駆動速度を制
御する(S25)。
【0029】なお、前記基準値は、レジストレーション
の精度に影響しない許容範囲を考慮した値である。図5
(c)に示すように、並列搬送モード時の手前側シート
搬送路と奥側シート搬送路の前搬送制御、及び通常搬送
モード時の前搬送制御は、以下の手順で行われる。
【0030】まず、画像形成動作を開始するためのプリ
ントスタートキーがONされたか否かを判断し(S3
1)、プリントスタートキーがONされると、手前側
(奥側)の駆動パルスモータM2(M3)をONする
(S32)。そして、搬送されてきた記録シート先端が
手前側(奥側)中間ローラ前センサ27a(27b)を
ONしたか否かを判断し(S33)、手前側(奥側)中
間ローラ前センサ27a(27b)をONするとレーザ
ビーム光学系により感光体ドラム1上に静電潜像の形成
を開始する(S34)。更に、記録シートは、搬送方向
下流側に搬送され、手前側(奥側)レジストローラセン
サ29a(29b)を記録シートの先端がONしたか否
かを判断し(S35)、手前側(奥側)レジストローラ
センサ29a(29b)をONすると、レジストローラ
対30前で記録シートの斜行を補正するよう記録シート
の撓みを形成するためのループ形成タイマをセットする
(S36)。そして、ループ形成タイマのカウントを開
始し(S37)、ループ形成タイマがカウントを終了し
たか否かを判断し(S38)、カウントを終了すると手
前側(奥側)の駆動パルスモータM2(M3)を停止す
る(S39)。
【0031】なお、S31〜S39の制御は、並列搬送
モード時には、手前側シート搬送路と奥側シート搬送路
とで個々独立して行われ、大サイズのシートを搬送する
通常の搬送モード時には手前側及び奥側で同期して実行
される。次に、レジストレーション制御について図5
(d)を用いて説明する。まず、プリントスタートキー
がONされたか否かを判断し(S41)、プリントスタ
ートキーがONされ、搬送されてきた記録シートと感光
体ドラム1上のトナー像との同期をとるための画像同期
信号がONされたか否かの判断をし(S42)、画像同
期信号がONされた場合はパルスモータM4をON、搬
送モードに従ってパルスモータM2、パルスモータM3
をONして記録シートを転写領域へ搬送する(S4
3)。そして、転写領域に搬送された記録シートの後端
がレジストローラセンサ29a及び29bをOFFした
か否かを判断し(S44)、レジストローラ対30を記
録シートの後端が確実に通過することができるレジスト
ローラ対30の駆動停止タイマをセットする(S4
5)。レジストローラ対30のの駆動停止タイマのカウ
ントがスタートし(S46)、当該停止タイマのカウン
トが終了したか否かを判断し(S47)、カウントが終
了すると駆動パルスモータM4を停止する(S48)。
そして、次の記録シートにレジスト制御を行う必要があ
るか否かを判断し(S49)、必要がある場合には、S
42に処理を進め、必要がない場合には、前記レジスト
制御における搬送モードに従って各パルスモータM2,
M3を停止する(S50)。
【0032】以上説明してきたように、本実施の形態に
係るシート搬送装置を備えた複写機では、レジストロー
ラ対に到るまでの各シート搬送路において、所定距離で
の記録シートの搬送時間を計測し、当該計測結果の平均
値と基準値との比較を行い、シート搬送速度を補正する
ので、レジストレーション精度がローラ部材の磨耗等に
よって低下することを防止するという効果を奏する。
【0033】特に、並列搬送時以外にも大サイズの用紙
を2つのシート搬送路に跨って搬送する場合に速度補正
することは、複写機の信頼性向上に寄与するところが大
きい。尤も、搬送ローラ対が接触しない程度にまで、ロ
ーラの磨耗が進行すれば、シトにローラの駆動力が伝達
されなくなるので、当該ローラ対の接触性が維持される
程度の磨耗の段階で、上記効果を奏することになるのは
言うまでもない。
【0034】また、基準値との比較対象を複数回の平均
値としているので、シート搬送速度が低下しているか否
かをより正確に認知することができるといった効果もあ
る。なお、前記基準値には、シート搬送部の使用頻度が
少なく、搬送部材の磨耗等が少ないと考えられる時期の
シート搬送時間の平均値を算出し、これを前述したよう
にRAM102に記憶したものを用いてもよい。但し、
この場合には、当該基準値に許容範囲を加味した値と、
前記平均値A,Bとの比較を行う。
【0035】また、以上の説明では、手前側と奥側のシ
ート搬送路においてそれぞれ搬送ローラ23a(23
b),25a(25a)及び28a(28b)を同一駆
動源で駆動する構成であったが、これに限定されないの
は言うまでもなく、各別個に駆動する構成であってもよ
いが、構成が若干複雑になる点で同一駆動源とする方が
望ましい。
【0036】さらに、少なくとも搬送ローラ28aと2
8bとを別個独立して駆動する構成とすれば速度補正は
可能であり、これも本発明に含まれる。また、以上の実
施の形態では、画像形成部にシートを供給する場合につ
いて説明したが、これに限定されず、画像読取部に原稿
を供給する搬送装置としても同様に適用することができ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、並列搬送型画
像形成装置におけるシート搬送装置は、画像形成部或は
画像読取部より上流側に設けられ、シートの斜行を補正
するためのレジストレーション手段と、当該レジストレ
ーション手段よりも上流側における各シート搬送路のシ
ート送り速度を検出する速度検出手段と、シート搬送路
毎に設けられたシート搬送駆動手段と、各シート搬送路
における速度検出結果に従って規定速度との差に相当す
る補正速度をシート搬送路毎に算出する補正速度算出手
段と、算出した補正速度に従って各シート搬送駆動手段
を制御し、シート並列搬送時には各シートのレジストレ
ーション手段へのシート到達時間を等しくなるよう調整
し、一方、複数のシート搬送路に跨って1枚の大サイズ
シートを搬送する際には、各シート搬送路の送り量が等
しくなるよう調整する制御手段とを備えているので、レ
ジストレーション精度がローラ部材の磨耗等によって低
下することを防止する効果を奏する。
【0038】例えば、耐久的な使用が進めば、各シート
搬送路で使用頻度が異なることにより、搬送部材の磨耗
劣化の度合も各シート搬送路で当然に異なってくる。こ
れに起因して、搬送部材の磨耗の度合が少ないシート搬
送路と磨耗の度合の多いシート搬送路とでは、シートの
搬送速度に差が生じる。このようにシート搬送速度に差
が生じると、通常、一定の搬送速度であると想定して斜
行補正や繰り出し制御を行うので、レジストレーション
の精度の低下は避けられない。
【0039】これに対して、本発明は、上記のように各
シート搬送路毎に補正量を算出し、速度補正を行うの
で、耐久的な使用が進行してもレジストレーション精度
が低下することはなく、極めて信頼性が高い。そして、
このような速度補正を並列搬送時のみならず、大サイズ
シートの搬送時にも保障するものであり、実用的な価値
は極めて高い。
【0040】何故なら、並列搬送型の画像形成装置にお
いて、並列搬送されるシート上に画像形成する以外に
も、複数のシート搬送路に跨って搬送される大サイズシ
ート上に画像形成する必要性も当然にあって、この場合
にも、レジストレーションの精度はやはり保障されるべ
きだからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るシート搬送装置の一の適用例
である複写機の概略構成図である。
【図2】シート搬送部の構成を示す模式図である。
【図3】更に、シート搬送部の構成を示す別な模式図で
ある。
【図4】シート搬送部の制御回路の構成を示すブロック
図である。
【図5】(a)シート搬送速度検出手段の制御手順を示
すフローチャートである。 (b)記録シート搬送速度の演算補正制御の手順を示す
フローチャートである。 (c)レジストレーションに到る前の前搬送制御を示す
フローチャートである。 (d)レジストレーションの実行制御を示すフローチャ
ートである。
【図6】従来のシート搬送装置の構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
11a,11bピックアップローラ 20a,20bフィードローラ 21a,21b捌きローラ 23a,23b,25a,25b,28a,28b搬送
ローラ対 22a,22b,24a,24b,26a,26b,2
7a,27b29a,29bシート検出センサ 30レジストローラ対 100制御部 101CPU 102RAM 103ROM 104拡張I/O M2,M3搬送駆動モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくるシートをレジストレーシ
    ョンを行って後、画像形成部或は画像読取部へ供給する
    並列搬送型画像形成装置のシート搬送装置において、 画像形成部或は画像読取部より上流側に設けられ、シー
    トの斜行を補正するためのレジストレーション手段と、 当該レジストレーション手段よりも上流側における各シ
    ート搬送路のシート送り速度を検出する速度検出手段
    と、 シート搬送路毎に設けられたシート搬送駆動手段と、 各シート搬送路における速度検出結果に従って規定速度
    との差に相当する補正速度をシート搬送路毎に算出する
    補正速度算出手段と、 算出した補正速度に従って各シート搬送駆動手段を制御
    し、シート並列搬送時には各シートのレジストレーショ
    ン手段へのシート到達時間を等しくなるよう調整し、一
    方、複数のシート搬送路に跨って1枚の大サイズシート
    を搬送する際には、各シート搬送路の送り量が等しくな
    るよう調整する制御手段とを備えていることを特徴とす
    る並列搬送型画像形成装置のシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送速度検出手段は、 各シート搬送路において複数回のシート搬送を行って平
    均搬送速度を求める平均速度算出部を有し、 前記補正速度算出手段は、平均速度算出部で求められた
    平均シート搬送速度を用いて補正速度を求めることを特
    徴とする請求項1記載の並列搬送型画像形成装置のシー
    ト搬送装置。
  3. 【請求項3】 シート搬送路が手前側と奥側の2列であ
    り、 前記補正速度の算出処理及びシート搬送駆動手段の制御
    は、2つのシート搬送路のシート搬送枚数の差が所定枚
    数に達する毎に実行することを特徴とする請求項1乃至
    2記載の並列搬送型画像形成装置のシート搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171744A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Xerox Corp フリーシート用カラーデジタル出力ターミナルアーキテクチャ
KR100682843B1 (ko) 2004-04-27 2007-02-15 학교법인 기능대학 인쇄물의 레지스터 자동 조정방법 및 그 장치
JP2018013703A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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