JP3174795B2 - ガラス体の製造方法、ガラス体の除歪方法、ガラス体の熱処理装置及びガラス体の除歪装置 - Google Patents

ガラス体の製造方法、ガラス体の除歪方法、ガラス体の熱処理装置及びガラス体の除歪装置

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JP3174795B2 JP11155092A JP11155092A JP3174795B2 JP 3174795 B2 JP3174795 B2 JP 3174795B2 JP 11155092 A JP11155092 A JP 11155092A JP 11155092 A JP11155092 A JP 11155092A JP 3174795 B2 JP3174795 B2 JP 3174795B2
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスブロック、レン
ズ等のガラス体に熱処理を施してガラス体の残留歪量を
目標設定値以下にするガラス体の除歪方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光学系や画像処理光学系等に用い
られるレーザガラスやレンズ、あるいは、半導体製造の
際に用いられる基板ガラス等を構成するガラス体は、該
ガラス体中に存在する歪量(残留歪量)が極力少ないこ
とが望まれる。近年、光学系のより高精度化、集積回路
のより高密度化等が進むにつれてこれらの用途に用いら
れるガラス体の残留歪量に対する要求も益々厳しくなっ
てきている。
【0003】ガラス体の残留歪量を小さくする方法とし
て、従来から熱処理によるガラス体の除歪が行われてい
る。従来の除歪方法は、次の手順によるものであった。
【0004】まず、ガラスが構造的に粘性流動を起こし
て構造変化する粘性流動領域内の設定温度までガラス体
を加熱・昇温する。この加熱・昇温は、ガラス体にクラ
ックが生じない範囲内での急速昇温速度で行う。また、
設定温度はガラスの硝種や目標残留歪量等によっても異
なるが、通常、ガラスの粘度が1013〜1014.5ポアズ
になる温度とされる。次に、この設定温度で所定時間保
持して永久歪や急速昇温による一時歪を緩和する。次い
で、この歪が緩和された状態を維持できる徐冷条件のも
とで構造変化が生じなくなる温度まで徐冷した後、自然
放冷する。この徐冷条件も、ガラスの硝種や目標残留歪
量等によって異なり、一定の冷却速度で行ったり、途中
で冷却速度を段階的に変えて行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
の方法は、設定温度や徐冷条件を経験的に求めるもので
あった。すなわち、硝種や目標残留歪量毎に幾通りかの
予想設定温度及び保持時間並びに徐冷速度等を想定し、
これに基づいて試行錯誤を繰り返して適合熱処理条件を
求めるというものであった。
【0006】しかしながら、この適合熱処理条件を求め
る作業は多くの時間と労力を要するとともに、最も効率
的な最適条件を見つけるためにはさらに膨大な作業が必
要となる。したがって、通常はこの試行錯誤によって定
められる適合条件はある程度以上の余裕を見込んだもの
となりがちであり、場合によっては、最適条件からすれ
ば不必要な程長時間の保持時間や不必要な程遅い徐冷速
度が選定されるという事態も生じていた。しかも、例え
ば、目標残留歪量が僅かに異なる場合であっても適合条
件を大巾に変えなければならない場合もある。このよう
な場合に、すでに求めている適合熱処理条件から予測し
てその条件の範囲内で処理できると判断し、その条件の
ままであるいはその条件を僅かに変えて処理した結果、
目標残留歪量が得られないという事態も少なからず生じ
ていた。特に、目標残留歪量が小さくなるにしたがって
このような事例が多く見られるようになる。そのような
場合には、再度適合熱処理条件を求める作業を行なった
後にその条件で再度熱処理を行う必要がある。それゆ
え、このような事態をさける意味で、予め極めて余裕を
見込んだ条件で熱処理を行うことが試みられる。しかし
ながら、この余裕を見込んだ方法によると、2重手間を
確実にさけるために、場合によっては数日から数か月の
熱処理が必要とされる場合も少なからず生じていた。
【0007】本発明は上述の背景のもとでなされたもの
であり、ガラス体の除歪を短時間で確実に行うことを可
能にしたガラス体の除歪方法及びその装置を提供するこ
とを目的とたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明にかかるガラス体の除歪方法は、 (1) ガラス体に熱処理を施すことにより該ガラス体
の歪を除去するガラス体の除歪方法において、前記ガラ
ス体の複屈折量を観測しつつ熱処理を行い、この複屈折
量が設定範囲内に治まるように熱処理条件を制御するこ
とにより除歪を行うことを特徴とした構成とした。
【0009】また、この構成1の態様として、 (2) 構成1のガラス体の除歪方法において、前記ガ
ラス体を粘性流動温度領域内の設定温度まで昇温した
後、複屈折量が設定値になるまでその温度を保持し、こ
の複屈折量が設定値になった時点から徐冷を開始すると
ともに、その徐冷速度を前記ガラス体の複屈折量が設定
範囲内に治まるように制御しつつ前記ガラス体を粘性流
動温度領域外まで徐冷することにより除歪を行うことを
特徴とした構成とした。
【0010】また、上記構成1又は2の方法を利用した
ガラス体の除歪方法として、 (3) ガラス体に熱処理を施すことにより該ガラス体
の歪を除去するガラス体の除歪方法において、構成1又
は2のガラス体の除歪方法によって特定種類のガラス体
の除歪処理を行い、このときの熱処理条件に基づいてこ
の特定種類と同じ種類の他のガラス体に対して該ガラス
体の複屈折量を観測することなく熱処理を施すことを特
徴とした構成とした。
【0011】さらに、本発明にかかる除歪装置は、 (4) 構成1ないし3のいずれかのガラス体の除歪方
法を実施するガラス体の除歪装置であって、周波数が僅
かに異なるとともに、偏光面が直交する2つのコヒーレ
ントな直線偏光を生じさせる光発生手段と、この光発生
手段から出射された光を2つに分岐する光分岐手段と、
この光分岐手段で分岐された一方の光を干渉させて参照
用のビート信号を生じさせる参照用ビート信号発生手段
と、前記光分岐手段で分岐された他方の光の光軸上に配
置されてこの光の偏光面の方位を変化させる偏光面方位
変化手段と、前記ガラス体を収納保持するガラス体収納
室を有し、該ガラス体収納室に収納保持されたガラス体
の温度を外部制御指令信号に基づいて制御する温度制御
手段を備えているとともに、前記偏光面方位変化手段を
通過した光を前記ガラス体収納室内に導いて前記ガラス
体を透過させた後にガラス体収納室外に出射する導光部
を設けた熱処理手段と、前記ガラス体を透過して出射し
た光を干渉させて測定用ビート信号を生じさせる測定用
ビート信号発生手段と、前記参照用ビート信号と測定用
ビート信号との位相差を求める位相差検出手段と、前記
偏光面方位変化手段で前記試料に入射させる光の偏光面
を変化させたときに前記位相差検出手段から送出される
位相差信号から前記試料の複屈折によるリターデーショ
ンの変化曲線を求めて試料の複屈折量を求める第1の機
能、この第1の機能で求めたガラス体の複屈折量と予め
設定された設定複屈折量とを比較する第2の機能及びこ
の第2の機能によって得られる比較結果に基づいて前記
熱処理手段の温度制御手段に制御指令信号を送出する第
3の機能を備えた情報処理手段とを有する構成とした。
【0012】
【作用】上述の構成1及び2によれば、ガラス体の複屈
折量を観測しつつ熱処理を行い、この複屈折量が設定範
囲内に治まるように熱処理条件を制御するようにしてい
るので、ガラス体の除歪を短時間で確実に行うことが可
能である。例えば、構成2のように、ガラス体を設定温
度まで昇温した後、その温度を保持し、しかる後に徐冷
する場合には、複屈折量が設定範囲内に入ったらただち
に徐冷を開始でき、また、徐冷速度も複屈折量が設定範
囲外に至らない程度の最も早い速度に時事刻々変化させ
ながら処理を行うことができる。すなわち、複屈折量を
設定範囲内に維持した状態で最も早い処理が可能にな
る。
【0013】また、構成3によれば、構成1の方法で得
られた熱処理条件を同一種類のガラス体の熱処理条件と
定める、同一種類のガラス体を大量に処理する場合に、
1つのガラス体について複屈折量を観測しながらの処理
を行えば他の大量のガラス体については複屈折量を観測
しないで処理が行うことができるから、大量のガラス体
の処理を迅速に行うことが可能になる。
【0014】また、構成4において、参照用ビート信号
と測定用ビート信号の位相差は、ガラス体の複屈折量
と、ガラス体の複屈折の主軸方位に対して入射偏光の偏
光面の方位がなす角度とに依存して変化する。したがっ
て、ガラス体に入射させる偏光の偏光面を偏光面方位変
化手段によって変化させるとこれに対応して前記位相差
が変化するから、この位相差の変化を観測することによ
りガラス体のリターデーション変化曲線が得られる。こ
のリターデーション変化曲線は、ガラス体の複屈折の主
軸(進相軸または遅相軸)方位に対して入射偏光のいず
れかの偏光面の方位が一致したときに極大もしくは極小
になる。この場合、リターデーション変化曲線の振幅が
試料の複屈折量を示し、また、偏光面方位変化手段で変
化を開始してから最初に極大になるまでに変化させた偏
光面変化角度が試料の複屈折の主軸方位を示すことにな
る。したがって、このリターデーションの変化曲線から
ガラス体の複屈折量を求めることができる。したがっ
て、この複屈折量を情報処理手段で求めて予め設定され
た設定複屈折量とを比較し、その比較結果に基づいて熱
処理手段の温度制御手段に制御指令信号を送出すること
により、複屈折量が設定範囲内に治まるように熱処理条
件を制御することができる。
【0015】この除歪装置によれば、複屈折量を設定範
囲内に正確に維持した状態で迅速な除歪処理を自動的に
行うことができる。しかも、複屈折量の測定は光ヘテロ
ダイン法の原理を応用した位相計測によるものであるの
で、極めて微小な複屈折量まで正確・迅速に測定でき
る。したがって、ガラス体の残留歪量を微小におさえる
処理も容易に行うことができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例にかかる除歪装置の
構成を示すブロック図、図2は図1における熱処理装置
7の拡大断面図である。以下、図1及び図2を参照しな
がら一実施例の方法及び装置を詳述する。
【0017】図1において、符号1は光発生手段たる安
定化横ゼーマンレーザ装置、符号2は光分岐手段たるビ
ームスプリッタ、符号3は直線偏光子、符号4は光検出
器、符号5は偏光面方位変化手段たる1/2 波長板、符号
6はガラス体、符号7は熱処理装置、符号8は直線偏光
子、符号9は光検出器、符号10は位相差検出手段(P
M)、符号11はアナログディジタル変換器(AD
C)、符号12は演算処理装置(MPU)、符号15及
び16はステッピングモータ駆動回路(SD1 ,S
2 )、符号17及び18はステッピングモータ、符号
19は出力装置、符号70は温度制御回路である。
【0018】図1の装置は、熱処理装置7のガラス体収
納保持室71aに収納保持されたガラス体6を通過する
2つの偏光成分の位相差の変化を光ヘテロダイン法によ
って測定してガラス体6の複屈折量を観測し、この複屈
折量が所定の範囲内になるような熱処理条件のもとでガ
ラス体6に熱処理を施すものである。
【0019】安定化横ゼーマンレーザ装置1は、周波数
が数百KHz異なるとともに、偏光面が直交する2つの
コヒーレントな直線偏光からなる光L0 を発生する。
【0020】この光L0 は、ビームスプリッタ2によっ
て2つの光L1 とL2 とに分岐される。
【0021】分岐された一方の光L1 は、直線偏光子3
を通過することにより干渉させられ、干渉光L1 ´とな
り、光検出器4によって検出される。これにより、光検
出器4からは参照用のビート信号B1 が送出され、PM
10に送られる。なお、直線偏光子3と光検出器4とで
本発明の参照用ビート信号発生手段21を構成する。
【0022】分岐された他方の光L2 は、1/2 波長板5
を通過した後、熱処理装置7のガラス体収納保持室71
aに収納保持されたガラス体6を通過し、さらに、直線
偏光子8を通過することによって干渉光L2 ´となって
光検出器9によって検出される。これにより、光検出器
9からは測定用のビート信号B2 が送出され、PM10
に送られる。なお、直線偏光子8と光検出器9とで本発
明の測定用ビート信号発生手段22を構成する。
【0023】PM10では、参照用のビート信号B1
測定用のビート信号B2 との位相差を検出し、この検出
信号をADC11によってディジタル信号に変換してM
PU12に送る。なお、この位相差は、直交する2つの
平面偏光を含む光L2 がガラス体6を通過した結果、ガ
ラス体6の複屈折によって2つの平面偏光間に生じた光
路差(リターデーション)に対応するものであり、この
ようにしてリターデーションを求める手法は、周知の光
ヘテロダイン法の原理を応用したものである。
【0024】ここで、ガラス体6としては、通常、直径
数十mmφ、厚さ十数mmの円板状をなした光学ガラス
体であり、このガラス体6はその両面が平行になるよう
に光学研摩が施されてある。
【0025】熱処理装置7は、箱状のステンレス容器7
1内にガラス体収納保持室71aを形成し、このステン
レス容器71の外周に加熱ヒータ等を内蔵する加熱板7
2を取り付け、さらに、その周りを断熱壁73で覆った
もので、ガラス体収納保持室71a内の温度を温度制御
回路70によって制御できるようになっている。この温
度制御回路70は、ガラス体収納保持室71a内の温度
を図示しない温度検出器によって検出し、その検出温度
がMPU12からの制御指令信号にしたがうように加熱
板72に通ずる電力を制御するものである。
【0026】また、ガラス体収納保持室71a内の底部
にはガラス体保持台74が設けられ、このガラス体保持
台74にガラス体6が保持されるようになっている。さ
らに、熱処理装置7には、1/2 波長板5を通過した光L
2 をガラス体収納保持室71a内に導いてガラス体6を
透過させた後にガラス体収納室71a外に出射する導光
管体75,76が設けられている。この導光管体75,
76のそれぞれには、ガラス体収納保持室71a内の雰
囲気と外部とを遮断するための透明シャッター75a,
76a、透明石英窓75b,76b等が設けられてい
る。なお、この場合、導光管体75,76によって導か
れる光L2 はガラス体6の表裏の面に垂直に入射し、出
射するようになっている。また、熱処理装置7には、ガ
ラス体収納保持室71a内の温度分布を均一にするため
の撹拌装置77が設けられている。
【0027】ここで、1/2 波長板5と直線偏光子8は、
それぞれ、ステッピングモータ17及び18によって回
転駆動される。この場合、これらステッピングモータ1
7及び18はMPU12の指令に基づいてSD1 15と
SD2 16とによってそれぞれ制御され、1/2 波長板5
を1の回転速度で、直線偏光子8を2の回転速度でそれ
ぞれ回転させる。これは、1/2 波長板5を通過した偏光
の偏光軸が入射光と1/2 波長板5の主軸とのなす角度の
2倍回転するためである。
【0028】MPU12は、周知のマイクロプロセッサ
やメモリ等を内蔵し、所定のプログラムによって以下の
内容の処理を実行する機能を備えている。
【0029】すなわち、1/2 波長板5と直線偏光子8を
1:2の速度比で回転させながらPM10から送出され
る位相差信号を入力し、フーリエ変換(DFT)処理等
の所定の処理を施してガラス体6の複屈折によるリター
デーションの正弦的変化曲線を算出し、このリターデー
ションの正弦的変化曲線の振幅を求めてガラス体6の複
屈折量とする。これによれば、ガラス体6の複屈折量を
リアルタイムで、しかも、測定誤差が位相差表示で0.
2度以内、波長表示で0.36nm以内という高精度で
複屈折量を求めることができる。ちなみに、従来一般的
に用いられていた偏光補償子法による測定ではリアルタ
イムでの測定ができないために自動制御が困難であると
ともに、測定に個人差による誤差も生ずるおそれがあり
測定精度は1〜2nm内外が限界であった。
【0030】一方、MPU12は、熱処理装置7に所定
の制御指令信号を送出してその温度制御を行う機能も有
する。すなわち、まず、ガラス体6を粘性流動温度領域
内の設定温度まで昇温する。次に、ガラス体6の複屈折
量が上記求めた設定値になるまでその温度を保持する。
次いで、複屈折量が設定値になった時点から徐冷を開始
するとともに、その徐冷速度をガラス体6の複屈折量が
設定範囲内に治まるように制御しつつガラス体6を粘性
流動温度領域外まで徐冷することにより除歪を行う。し
かる後に自然放冷する。ここで、ガラス体6の複屈折量
は残留歪量に対応するから上記制御により、ガラス体6
の残留歪量が所定範囲以下になるような除歪が行われる
ことになる。また、熱処理における温度カーブや各温度
における歪量(複屈折量)はプロッター等の出力装置1
9に出力され、表示あるいは記録される。
【0031】次に、上述の構成の装置を用いて本発明の
一実施例にかかる除歪方法を実施した例を説明する。処
理対象たるガラス体6としては、直径約30mmφ、厚
さ約10mmの円板状をなした硼珪酸塩系光学ガラスB
SC7(ホーヤ株式会社の商品名)を用いた。このガラ
ス体6はその両面が平行になるように光学研摩が施され
てある。また、熱処理の概略工程は、ガラス体6をその
粘性流動領域内の設定保持温度まで急速昇温させ、次
に、この設定保持温度で所定時間保持して永久歪や急速
昇温による一時歪を緩和し、次いで、この歪が緩和され
た状態を維持できる徐冷条件のもとで構造変化が生じな
くなる温度まで徐冷した後、自然放冷するものである。
【0032】まず、上記熱処理工程を開始する前に、上
記装置を用いて、上記工程における設定保持温度及び保
持時間の最適値を求める作業を行った。この作業は、ガ
ラス体6としてのBSC7の既知のガラス転位点(56
3°C)、徐冷点(545°C)もしくは歪点(510
°C)を参考にして、様々な保持温度で歪みの緩和速度
を求め、その結果から最適保持温度を求めるものであ
る。図3はその測定結果を示すものである。なお、図3
において、横軸が保持温度(単位;°C)、縦軸が歪緩
和速度(単位;(nm/cm)/min)である。
【0033】図3から、初期歪量を10nm/cmとす
るとき、保持温度550°Cではその緩和に要する時間
は、100minであり、約2時間保持すれば十分であ
ることがわかる。ここでの初期歪量とは急速昇温後に存
在する歪量を指す。従来は550°Cで10時間保持さ
れていたため、それに比べて極めて短い時間で歪みが消
失していたことが判明した。一方、530°Cでは歪の
緩和速度はかなり遅くなり、歪点の510°Cではほと
んど歪が緩和されないことが認められる。以上のことか
らBSC7の保持温度は550°C、保持時間は2時間
とすれば十分であることがわかった。
【0034】次に、上記結果に基づいて熱処理後に残る
ガラス中の残留歪量4nm/cm以下及び2nm/cm
以下を目標とする2ケースについて本発明の一実施例の
方法による熱処理を行った。このときの実施状況及びそ
の結果を図4を参照しながら説明する。なお、図4にお
いて横軸は熱処理時間(単位;時間)、左側縦軸は温度
(単位;°C)、右側縦軸は残留歪量(単位;nm/c
m)である。また、曲線1及びAはそれぞれ目標残留歪
量が4nm/cmのケースの場合の温度曲線及び残留歪
曲線であり、曲線2及びBはそれぞれ目標残留歪量が2
nm/cmのケースの場合の温度曲線及び残留歪曲線で
ある。
【0035】まず、目標残留歪量4nm/cm以下のケ
ースについて説明する。熱処理装置7におけるガラス体
収納保持室71a内のガラス体保持台74にガラス体6
をセットし、加熱を始める。ガラス体6は表面から熱を
受けて温度上昇が始まると、ガラス体6中に温度勾配を
生じ、室温時に有していた残留歪に加えて新たに発生し
た歪によって急速に総歪量が増大する(曲線Aの左端部
の状態)。このとき発生する歪は次の温度保持工程で速
やかに緩和されるため、被検ガラスの昇温速度はクラッ
クや熱破壊を生じない程度であればよい。次に、先に求
めた保持温度である550°Cで温度保持工程に入る。
この工程では、温度保持開始後、1時間でほとんどの歪
は緩和され、2時間後でほぼ完全に緩和されるが、さら
に2時間保持を続けて保持時間4時間とした。その後、
次の徐冷工程へ移行する。なお、図4から明らかなよう
に、保持時間はこれ以上の長い時間とする必要がないこ
とがわかる。
【0036】徐冷工程においては、徐冷開始時の冷却速
度は予め設定する必要がある。このケースでは−10°
C/hrに設定して冷却を始めた(曲線1の緩やかな傾
斜部)。冷却し始めると被検ガラス中に温度勾配を生じ
て歪を発生し、次第にその量を増してくる。このとき、
歪の増大傾向に目標値4nm/cmを越えそうな気配が
認められたときは、速やかに冷却速度をより緩やかな速
度に変更する。この作業を上記装置で自動的に行うため
には、単位時間あたりの歪量の増大値と対応させて予め
変更する冷却速度を設定してMPU12に格納しておく
必要がある。徐冷開始8時間後に温度は480°Cに達
した。この温度は各保持温度における歪の緩和速度を調
べた上述の図3に示される結果から明らかなように、歪
の緩和が進行しない温度である。すなわち、図3から、
500°C以下では歪の実質的緩和は認められない。換
言すると、構造変化を実質的に起こさない温度であり、
永久歪を生ずる温度域は既に過ぎており、この後、急冷
によってガラス体中に生じる温度差による歪は一時歪で
あり、室温まで冷却されてガラス体中の温度差が解消さ
れれば消失する歪である。したがって、480°Cで制
御による徐冷は終了し、以降は熱処理の加熱を中止して
自然冷却を行った。自然放冷開始後約8時間でほぼ室温
近くに達した。自然冷却開始と共にガラス体中に大きな
温度差を生じて急速に歪を増大し、その後速やかに減衰
し始める。最終残留歪量は2.7nm/cmであり、目
標値内であった。加熱開始から熱処理に要した時間は2
2時間であった。これに対して、従来の熱処理所要時間
は、保持時間10時間、制御徐冷終了温度が450°C
であったため(加熱昇温時間は同じ、自然冷却時間もほ
ぼ同じ)、31時間であった。
【0037】次に、目標残留歪量2nm/cm以下のケ
ースについて説明する。このケースは、徐冷開始時の冷
却速度を−5°C/hrとした以外は前述のケースとま
ったく同じようにして行った。このとき熱処理に要した
時間は28時間であり、最終残留歪量は目標値以下の
1.7nm/cmであった。同様の処理を行うのに従来
は37時間を要していた。
【0038】次に、上述の一実施例において用いた熱処
理装置7に比較して大型の熱処理装置を用いて一度に大
量のガラス体の除歪を行った例についてその熱処理条件
を従来の方法による熱処理結果と対比させて以下に示
す。この例は、1つのガラス体についてのみ複屈折量を
測定し、他の多数のガラス体については複屈折量を測定
することなく熱処理を行ったものである。熱処理装置7
が大型になったので、それに起因して冷却速度等が遅く
なっているほかは、上述の一実施例とほぼ同じ熱処理条
件となっていることがわかる。
【0039】 項目 従来の熱処理 一実施例の熱処理 目標残留歪量(nm/cm) <2 <2 昇温加熱時間(hrs) 10 10 定温保持温度(°C) 550 550 温度保持時間(hrs) 10 2 冷却速度(*)(−°C/hr) 2 2 制御冷却終了温度(°C) 450 480 自然冷却時間(hrs) 24 24 合計熱処理時間(hrs) 94 71 残留歪量(nm/cm) 1.9 1.8 *従来の熱処理については定速冷却速度であり、本発明
のものについては平均冷却速度である。
【0040】いずれも残留歪量は目標値であったが、熱
処理の開始から終了までの熱処理時間は、従来方式が9
4時間であったのに対して本発明による方法では71時
間で、所要時間を約1/4程度短縮できた。
【0041】上述の一実施例によれば、複屈折量(歪
量)を計測しながら熱処理するので、歪量が所定値に達
するとただちに次のプロセスにうつることができる。即
ち、温度保持中に歪が緩和(実質的消失)されたことを
示す計測データを得てただちに冷却を開始し、歪量が目
標値を越えないように冷却速度を制御し、ガラスがほぼ
構造変化を起こさない温度に達したとき、制御冷却を終
了し、自然冷却によって速やかにガラスを冷却する。こ
のように歪量を制御しながら熱処理を行うことができる
ので、歪不良によって再熱処理が必要となることもな
く、さらに熱処理を最短の時間で行うことができ、生産
性向上への寄与が甚大である。
【0042】また、大型の熱処理装置を用いてこれに多
数のガラス体を収納保持し、そのうちの1つのガラス体
についてのみ複屈折量を測定し、他の多数のガラス体に
ついては複屈折量を測定することなく熱処理を行えば、
一度に大量のガラス体の除歪を行うこともできる。
【0043】さらに、ガラス体の種類、サイズ、形状な
どを適宜選択して本発明の方法による熱処理を行い、得
られた設定保持温度、保持時間、冷却速度等のデータを
整理して、熱処理条件を予めモデル化し、このモデル化
した条件を生産現場における熱処理システムに適用すれ
ば、生産現場においては歪(複屈折)測定系を用いるこ
となく大量のガラス体の熱処理を正確かつ迅速に行うこ
とが可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明にかかるガ
ラス体の除歪方法及びその装置は、ガラス体の複屈折量
を観測しつつ熱処理を行い、この複屈折量が設定範囲内
に治まるように熱処理条件を制御することにより除歪を
行うようにしたことにより、ガラス体の除歪を短時間で
確実に行うことを可能にしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるガラス体の除歪装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】熱処理装置の拡大断面図である。
【図3】保持温度と歪量緩和速度との関係を示す図であ
る。
【図4】熱処理温度及び残留歪量の時間に対する変化を
示す図である。
【符号の説明】
1…光発生手段たる安定化横ゼーマンレーザ装置、2…
光分岐手段たるビームスプリッタ、3…直線偏光子、
4,9…光検出器、5…偏光面方位変化手段たる1/2 波
長板、6…ガラス体、7…熱処理装置、8…直線偏光
子、10…位相差検出手段(PM)、11…アナログデ
ィジタル変換器(ADC)、12…演算処理装置(MP
U)、15,16…ステッピングモータ駆動回路(SD
1 ,SD2 )、17,18…ステッピングモータ、19
…出力装置、70…温度制御回路、71a…ガラス体収
納保持室、72…加熱板、75,76…導光管体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01S 3/00 H01S 3/00 A 3/101 3/101 (56)参考文献 特開 昭61−201303(JP,A) 実開 昭57−1835(JP,U) 実公20011(大正14年)(JP,Y1 T) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C03B 25/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス体に熱処理を施すことにより該ガ
    ラス体の歪を除去する工程を有するガラス体の製造方法
    において、 前記ガラス体の複屈折量を光ヘテロダイン法で測定し、
    該測定結果に基づいて、前記ガラス体の複屈折量が設定
    範囲内に収まるように熱処理条件を制御することにより
    除歪を行うことを特徴とするガラス体の製造方法。
  2. 【請求項2】 除歪後のガラス体の残留歪量が、2nm
    /cm以下であることを特徴とする請求項1記載のガラ
    ス体の製造方法。
  3. 【請求項3】 ガラス体に熱処理を施すことにより該ガ
    ラス体の歪を除去するガラス体の除歪方法において、 前記ガラス体の複屈折量を観測しつつ熱処理を行い、こ
    の複屈折量が設定範囲内に収まるように熱処理条件を制
    御することにより除歪を行うことを特徴とするガラス体
    の除歪方法。
  4. 【請求項4】 請求項に記載のガラス体の除歪方法に
    おいて、 前記ガラス体を粘性流動温度領域内の設定温度まで昇温
    した後、このガラス体の複屈折量が設定値になるまでそ
    の温度を保持し、この複屈折量が設定値になった時点か
    ら徐冷を開始するとともに、その徐冷速度を前記ガラス
    体の複屈折量が設定範囲内に収まるように制御しつつ前
    記ガラス体を粘性流動温度領域外まで徐冷することによ
    り除歪を行うことを特徴とするガラス体の除歪方法。
  5. 【請求項5】 ガラス体に熱処理を施すことにより該ガ
    ラス体の歪を除去するガラス体の除歪方法において、 請求項3又は4に記載のガラス体の除歪方法によって特
    定種類のガラス体の除歪処理を行い、このときの熱処理
    条件に基づいてこの特定種類と同じ種類の他のガラス体
    に対して該ガラス体の複屈折量を観測することなく熱処
    理を施すことを特徴とするガラス体の除歪方法。
  6. 【請求項6】 ガラス体に熱処理を施すことにより該ガ
    ラス体の歪を除去するガラス体の熱処理装置において、 前記ガラス体の複屈折量を光ヘテロダイン法で測定する
    測定手段と、 前記ガラス体に熱処理を施す熱処理手段と、 前記測定手段によって得られた測定結果に基づいて、前
    記ガラス体の複屈折量が所定範囲内に収まるように前記
    熱処理手段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするガラス体の熱処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし5のいずれかに記載のガ
    ラス体の除歪方法を実施するガラス体の除歪装置であっ
    て、 周波数が僅かに異なるとともに、偏光面が直交する2つ
    のコヒーレントな直線偏光を生じさせる光発生手段と、 この光発生手段から出射された光を2つに分岐する光分
    岐手段と、 この光分岐手段で分岐された一方の光を干渉させて参照
    用のビート信号を生じさせる参照用ビート信号発生手段
    と、 前記光分岐手段で分岐された他方の光の光軸上に配置さ
    れてこの光の偏光面の方位を変化させる偏光面方位変化
    手段と、 前記ガラス体を収納保持するガラス体収納室を有し、該
    ガラス体収納室に収納保持されたガラス体の温度を外部
    制御指令信号に基づいて制御する温度制御手段を備えて
    いるとともに、前記偏光面方位変化手段を通過した光を
    前記ガラス体収納室内に導いて前記ガラス体を透過させ
    た後にガラス体収納室外に出射する導光部を設けた熱処
    理手段と、 前記ガラス体を透過して出射した光を干渉させて測定用
    ビート信号を生じさせる測定用ビート信号発生手段と、 前記参照用ビート信号と測定用ビート信号との位相差を
    求める位相差検出手段と、 前記偏光面方位変化手段で前記試料に入射させる光の偏
    光面を変化させたときに前記位相差検出手段から送出さ
    れる位相差信号から前記試料の複屈折によるリターデー
    ションの変化曲線を求めて試料の複屈折量を求める第1
    の機能、この第1の機能で求めたガラス体の複屈折量と
    予め設定された設定複屈折量とを比較する第2の機能及
    びこの第2の機能によって得られる比較結果に基づいて
    前記熱処理手段の温度制御手段に制御指令信号を送出す
    る第3の機能を備えた情報処理手段とを有するガラス体
    の除歪装置。
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