JP3173962U - 換気装置 - Google Patents

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啓治 宝仙
敦司 深井
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Abstract

【課題】吸引力の低下を防止して、確実に有害ガスを吸引することができるとともに、流し台などの水まわりを備える作業台に用いることができる換気装置を提供する。
【解決手段】一方向に向かって送風する送風源を有する送風部10と、吸引力を発生する吸引源11と、吸引源に連結される吸引部12と、送風部10と吸引部12とが、前記一方向に間隔をあけて連結される支持体13とを含み、吸引部12は、気流の通過領域を外囲する環状の開口壁部31と、作業台部32と、吸引源11からの吸引力が導かれる吸引孔を有する吸引壁部33とで換気装置1を構成し、開口壁部の下流側の端部または該下流側の端部よりも上流側に吸引孔を形成する。
【選択図】図1

Description

本考案は、病理検査室および化学実験室などに設置される作業台上で発生したホルムアルデヒドなどの有毒物質および臭気物質などを含む有害ガスを誘引して排気または清浄化し、作業者の有害ガスによる曝露を防止することができる換気装置に関する。
従来技術の換気装置は、たとえば特許文献1に開示されている。この従来技術では、作業台として用いられる平板状のプルフードと称される吸引部の上方に、該吸引部に対向して、プッシュフードと称される送風部が設けられ、これらの吸引部と送風部とは、支持体によって連結される。
前記支持体は、本体とフレームとによって構成され、本体内にはシロッコファンなどの吸引手段が内蔵され、この吸引手段の吸引力によって、送風部から吹き出される空気は、吸引部を介して吸引される。前記支持体の本体内には、ダクトおよびフィルタが備えられ、吸引部から吸引された空気は、ダクトを通って室外へ排気され、あるいはフィルタを通って清浄化されて循環される。
前記送風部は、一定方向に一定流速で流れる気流を発生させ、この気流の吹出し口には整流機構とファンとが設けられる。前記ファンを作動させると、室内の空気が粉塵用フィルタを介して取込まれ、前記整流機構によって流速分布および気流の方向が均一された後、吹出し口から一様な流れ、たとえば1.5m/分〜4m/分の微風速の下降流、すなわちダウンフローとして前記吸引部に到達する。
前記吸引部は、吸込み面の中央部が遮断面とされ、その周辺に吸込み機能を有する多孔状の吸込み面が設けられる。前記遮断面は、吸込み面の20〜70%の大きさ、たとえば吸込み面の表面積の44%に相当する500mm×325mmの大きさとされ、吸込み機能を持たない金属板やプラスチック板の平坦な表面によって実現される。
前記送風部からのダウンフロー気流は、主に前述の遮断面に到達するが、このダウンフロー気流は微風速であるため、遮断面によって反射せずに該遮断面に沿って周囲へ分散し、遮断面の周囲の吸込み面から室内空気とともに吸引される。
このような換気装置によって、吸引部上で発生した有害ガスは、前記ダウンフロー気流の一部として前記吸込み面から誘引され、作業者の有害ガスによる曝露が防がれる。
特開2005−133964号公報
従来技術では、送風部と対抗する位置に、作業台として用いられる平板状の吸引部が設けられ、該吸引部は中央部が遮断面とされ、その周辺に吸込み機能を有する多孔状の吸込み面が設けられるので、作業者が作業を行うときに、前記吸込み面が作業者の手または物品によって塞がれてしまう場合がしばしば生じる。吸引部が塞がれてしまうと換気装置の吸引力が低下し、この吸引力の低下によって、有害ガスを確実に吸引することができなくなってしまうという問題がある。
また従来技術では、吸引部が上方に向けて開口することから、従来技術を流し台が備え付けられた作業台にそのまま適応すると、カランから放出された水などの液体が吸引部内に吸引されてしまうので、換気装置として機能を発揮することができない、という問題がある。
したがって、本考案の目的は、吸引力の低下を防止して、確実に有害ガスを吸引することができるとともに、流し台などの水まわりを備える作業台に用いることができる換気装置を提供することである。
本考案は、一方向に向かって送風する送風源を有する送風部と、
吸引力を発生する吸引源と、
前記送風源の前記一方向下流側に配置され、前記吸引源に連結される吸引部と、
前記送風部と前記吸引部とが、前記一方向に間隔をあけて連結される支持体とを含み、
前記吸引部は、
前記気流の通過領域を外囲する環状の開口壁部と、
前記開口壁部の前記一方向上流側の端部から外側方に延びる作業台部と、
前記開口壁部の前記一方向下流側の端部から外側方に延び、前記開口壁部の前記一方向下流側の端部または該一方向下流側の端部よりも前記一方向上流側の端部寄りに形成される吸引孔であって、前記吸引源からの吸引力が導かれる吸引孔を有する吸引壁部と、
前記吸引壁部の外側方の端部に連なる断面凹状のシンク本体部とを含むことを特徴とする換気装置である。
また本考案は、前記吸引壁部は、前記開口壁部の前記一方向下流側の端部から外側方に向かうにつれて前記一方向上流側に傾斜して形成されることを特徴とする。
また本考案は、前記吸引部は、前記開口壁部の前記一方向下流側の端部から外側方に延びる底板部を有し、
前記吸引壁部は、前記底板部の外周縁部から前記一方向上流側に立ち上がって形成されることを特徴とする。
また本考案は、前記吸引壁部は、前記開口壁部の前記一方向上流側の端部と前記一方向下流側の端部との間の中間部から外側方に延びて形成されることを特徴とする。
また本考案は、前記吸引孔は、前記吸引壁部に沿って周方向に長手の長円形であることを特徴とする。
また本発明は、前記吸引孔は、前記吸引壁部に沿って周方向に交互に頂点と底辺とが配置される三角形であることを特徴とする。
本考案によれば、吸引壁部は、開口壁部の前記一方向下流側の端部から外側方に延びて形成される。吸引壁部には、開口壁部の前記一方向下流側の端部または該一方向下流側の端部よりも前記一方向上流側の端部寄りの位置に、吸引源からの吸引力が導かれる吸引孔が形成される。
これによって、吸引孔は、作業者に臨む位置に形成されないので、作業者が作業を行っても、吸込孔が作業者の手または物品などによって塞がれてしまうことが防がれ、吸引孔が塞がれることによる、吸引力の低下を防止して、確実に有害ガスを吸引することができる。また吸引孔は、上方に臨まないので、流し台などの水まわりを備える作業台に用いることができる換気装置を実現することができる。
また本考案によれば、吸引壁部は、開口壁部の前記一方向下流側の端部から外側方に向かうにつれて前記一方向上流側に傾斜して形成されるので、前述と同様に、吸引孔が塞がれることによる、吸引力の低下を防止して、確実に有害ガスを吸引することができる。また吸引孔は、上方に臨まないので、流し台などの水まわりを備える作業台に用いることができる換気装置を実現することができる。
また本考案によれば、吸引壁部は、底板部の外周縁部から前記一方向上流側に立ち上がって形成されるので、吸引孔はシンク本体部の側壁と対向する位置に形成される。
これによって、吸引孔がシンク本体部の底面に臨む換気装置に比較して、シンク本体部内の液体が吸引孔から吸引されることを抑制することができるので、換気装置の吸引力の低下をより抑制し、長期にわたって有害ガスを確実に吸引することができる。
また本考案によれば、吸引壁部が、開口壁部の中間部から外側方に延びて形成されるので、吸引孔を介して液体が内部へ侵入することを、より確実に防止することができる。
また本考案によれば、吸引孔が楕円形に形成されるので、単位面積あたりの吸込み面積を大きく確保し、空気の吸引量を多くすることができる。
また本考案によれば、吸引孔が三角形に形成されるので、単位面積あたりの吸込み面積を大きく確保し、空気の吸引量を多くすることができる。
本考案の第1実施形態の換気装置1を簡素化して示す断面図である。 図1の左方から見た換気装置1の正面図である。 図2の右方から見た換気装置1の側面図である。 送風部10を図2の下方から見た底面図である。 吸引部12を図2の上方から見た平面図である。 吸引部12の吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大断面図である。 吸引部12の吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大平面図である。 本考案の第2実施形態の換気装置1Aに係る吸引部12Aの吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大断面図である。 本考案の第3実施形態の換気装置1Bに係る吸引部12Bの吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大断面図である。 本考案の第4実施形態の換気装置1Cに係る吸引部12Cの吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大断面図である。 吸引孔34の変形例を示す部分拡大平面図である。
図1は本考案の第1実施形態の換気装置1を簡素化して示す断面図であり、図2は図1の左方から見た換気装置1の正面図である。図3は図2の右方から見た換気装置1の側面図であり、図4は送風部10を図2の下方から見た底面図であり、図5は吸引部12を図2の上方から見た平面図である。
本実施形態の換気装置1は、床面に設置され、下方に向かって気流を発生する送風源を有する送風部10と、吸引力を発生する吸引源11と、送風部10によって発生する気流の流れ方向下流側に配置され、吸引源に連結される吸引部12と、上下に間隔をあけて送風部10と吸引部12とを連結する支持体13と、送風部10、吸引部12および支持体13が載置される基台14と、を含んで構成される。
送風部10は、内部空間を有し、前壁部20aと後壁部20bと一対の側壁部20c,20dと天井部20eと底部20fと、天井部20eと底部20fとの間に形成され、中央部に開口20hが形成される棚板部20gとを有する四角箱状のハウジング20と、ハウジング20の内部に配置される、送風源である給気用ファン21とを含んで構成される。
ハウジング20の天井部20eには、給気用ファン21を点検するための点検用開口22が形成され、この点検用開口22が形成される部分には、点検用開口22を塞ぐための、カバー板23が天井部20eにねじ止めされて着脱可能に設けられる。
ハウジング20の底部20fには、給気用ファン21に対向する矩形状の吹出し口24が形成される。吹出し口24には、フィルタ25が設けられる。
給気用ファン21は、棚板部20gの開口20hに対向する位置に設けられ、棚板部20gに支持される。給気用ファン21は、後述する操作パネル29に電気的に接続される。給気用ファン21は、たとえば軸流ファンによって実現される。給気用ファン21は、ハウジング20内の中央部であって、吹出し口24と対向する位置に設けられる。給気用ファン21は、天井部20e側からハウジング20内の空気を吸い込み、吹出し口24に向けて吹出す。このようにして、給気用ファン21は、鉛直下方に向かって気流を発生させる。前記気流が流れる方向の上流側、すなわち鉛直上方が一方向上流側であり、鉛直下方が一方向下流側である。
以下、図1において左方向を前方と称し、右方向を後方と称し、図2において左方向を左方と称し、右方向を右方と称し、上方向を上方と称し、下方向を下方と称して説明する。
図2に示すように、ハウジング20の前壁部20a、および一対の側壁部20c,20dには、ハウジング20内に外気を取込むための、略矩形状の取込み口26a,26b,26cが形成される。各取込み口26a〜26cには、吸込ガラリ27が取付けられる。吸込ガラリ27を取り付けることによって、ハウジング20内への異物の混入が防がれる。
図4に示すように、底部20fであって、フィルタ25の左方および右方には、照明装置28a,28bが取付けられる。また図2に示すように、前壁部20aには、操作パネル29が取付けられる。操作パネル29は、照明スイッチ29aと、ファンスイッチ29bと、ブレーカー29cとを有する。照明スイッチ29aは、照明装置28a,28bへの電力の供給レベル、すなわち電圧を切り換える切換え手段である。ファンスイッチ29bは、給気用ファン21および後述する吸引用ファン30への電力の供給レベルを切り換える切換え手段である。ブレーカー29cは、換気装置1への電力の供給レベルを切り換える切換え手段である。操作パネル29は、図示しない電力供給源に電気的に接続される。
吸引源11である吸引用ファン30は、吸引部12よりも気流の流れ方向下流側に配置され、支持体13に設けられる。本実施形態では、吸引用ファン30は、シロッコファンによって実現される。吸引用ファン30は、操作パネル29に電気的に接続される。
図6は、吸引部12の吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大断面図であり、図7は、吸引部12の吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大平面図である。
図1も参照して、吸引部12は、環状の開口壁部31と、開口壁部31の上端部から外側方に延びる作業台部32と、開口壁部31の下端部に連なり、吸引用ファン30からの吸引力が導かれる吸引孔34を有する吸引壁部33と、吸引壁部33の外側方の端部に連なる断面凹状のシンク本体部35と、を含んで構成される。
開口壁部31は、送風部10が発生させた気流の通過領域を外囲するように形成される。本実施形態では、開口壁部31は、平面視で丸隅四角形状に形成される。作業台部32は、開口壁部31の上端部に連なり、外側方に向かって水平に延びる。作業台部32の外側方側端部には、下方に向かって延びる外側壁部36が形成される。外側壁部36の下方側端部には、内方に向かって水平に延びる底板部37が形成される。
吸引壁部33は、開口壁部31の下端部に連なり、外側方に向かって延びる。吸引壁部33は、外側方に向かうにつれて上方に傾斜して延びる。吸引壁部33には、吸引用ファン30からの吸引力が導かれる吸引孔34が形成される。本実施形態において、吸引孔34は、平面視で矩形状の孔であり、吸引壁部33に沿って、列を成して複数形成される。
作業台部32には、シンク本体部35に向かって水道水などの液体を排出するカラン2が設けられる。カラン2は、図示しない液体供給源に接続される。
シンク本体部35は、たとえばステンレス製であり、吸引壁部33の外側方の端部に連なり、断面凹状に形成される。シンク本体部35の中央部には、シンク本体部35の液体を排出するための排液部38が設けられる。排液部38は、図示しない排液管に接続され、排液を室外に排出する。
吸引部12は、ハウジング39をさらに含む。ハウジング39は、たとえばステンレス製であり、矩形有底筒状に形成され、シンク本体部35を内包して覆う。ハウジング39は、底板部37に下方から当接し、連結される。図1に示すように、開口壁部31と、作業台部32と、吸引壁部33と、シンク本体部35と、外側壁部36と、底板部37と、ハウジング39とによって、閉空間が規定される。ハウジング39の底部の排液部38と対向する位置には、排液部38が挿通される孔が形成される。またハウジング39の底部には、ハウジング39内の排液を排出するためのドレン管45が設けられる。ドレン管45は、図示しない排液管に接続される。
再び図1〜図5を参照して、支持体13は、一対の枠体40a,40bと、枠体40a,40b間に設けられる後方パネル41と、側方パネル42a,42bとを含んで構成される。
枠体40aは、作業台部32の一方側(図2において左方側)に配置され、枠体40bは、作業台部32の他方側(図2において右方側)に配置される。後方パネル41は、作業台部32の後方側(図1において右方側)に配置され、幅方向一方が枠体40aに嵌合され、幅方向他方が枠体40bに嵌合されて設けられる。側方パネル42aは、枠体40a内に嵌め合わされ、側方パネル42bは、枠体40b内に嵌め合わされる。
一対の枠体40a,40bは、下方から送風部10のハウジング20を支持する。具体的には、一対の枠体40a,40bは、ハウジング20の底部20fに下方から当接し、送風部10を支持する。このようにして、送風部10と吸引部12とは、支持体13によって上下方向に間隔をあけて連結される。
支持体13の後方には、第1管路50が設けられる。第1管路50は、後方パネル41の後方に設けられ、背後パネル51を含む。背後パネル51は、水平断面が略コの字状の板状パネルである。背後パネル51は、作業台部32の後方から後方パネル41と平行に設けられ、上方に延びる。背後パネル51は、幅方向一方側端部の端面が、枠体40aに後方から当接して連結され、幅方向他方側の端面が枠体40bに、後方から当接して連結される。第1管路50は、枠体40a,40b、後方パネル41および背後パネル51によって規定され、略四角筒状に形成される。
作業台部32の第1管路50に臨む位置には、第1管路50に連通する通気孔52が形成される。吸引部12と第1管路50とは、通気孔52によって連通され、相互に連結される。背後パネル51の後方パネル41に臨む面の上方には、吸引源11が取付けられる。吸引源11は、第1管路50を介して吸引部12内の気体を吸引し、上方へ排出する。吸引部12は、第1管路50を介して吸引源11の吸引力を前記閉空間内に導き、吸引壁部33の吸引孔34から前記気流を吸引する。
第1管路50の上方には、第2管路60が設けられる。第2管路60は、ハウジング61によって規定される。ハウジング61は、四角箱状に形成され、吸引用ファン30の排出口が嵌り込む嵌合孔62と、排出管70が接続される排出孔63とを含んで構成される。ハウジング61は、底部が枠体40a,40bの上面と、背後パネル51の上面とによって支持され、送風部10のハウジング20の後方に設けられる。
第2管路60の上方には、排出管70が接続される。排出管70は、排出する気体の量を調整するための風量調整ダンパを備える。排出管70は、図示しない排気ダクトに接続される。排出管70から排出された気体は、排気ダクトを介して室外に排出される。
吸引部12は、基台14に支持される。基台14は、4つの脚部75と、隣合う脚部75をそれぞれ連結する連結部76と、脚部75の下端部に装着されるキャスタ77とを含んで構成される。
各脚部75a〜75dは、それぞれハウジング39の4つの隅に連結され、ハウジング39を支持する。基台14を備えることによって、換気装置1は、床面上を移動可能に構成される。
図8は、本考案の第2実施形態の換気装置1Aに係る吸引部12Aの吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大断面図である。換気装置1Aは、吸引部12の形状が異なる以外は、すべて換気装置1と同じ構成であるので、換気装置1と同じ構成の部分には同一の符号を付し、重複を避けるため説明は省略する。
吸引部12Aは、環状の開口壁部31と、開口壁部31の上端部から外側方に延びる作業台部32と、開口壁部31の下端部に連なり、外方に延びる下面板80Aと、下面板80Aから上方に立ち上がり、吸引用ファン30からの吸引力が導かれる吸引孔34が形成される吸引壁部33Aと、吸引壁部33Aの外側方の端部に連なる断面凹状のシンク本体部35Aと、を含んで構成される。
作業台部32の外側方側端部には、下方に向かって延びる外側壁部36が形成される。外側壁部36の下方側端部には、内方に向かって水平に延びる底板部37が形成される。
吸引壁部33Aは、開口壁部31の下端部に連なり、外側方に向かって延びる下面板80Aの外方側端部から上方に立ち上がり傾斜して延びる。吸引壁部33Aは、上方に向かうにつれて内方に傾斜して延びる。吸引壁部33Aには、吸引用ファン30からの吸引力が導かれる吸引孔34が形成される。シンク本体部35は、吸引壁部33Aの上方側端部に連なる。
本実施形態によれば、吸引部12Aは、開口壁部31の下方側の端部から外側方に延びる下面板80Aを有し、吸引壁部33Aは、下面板80Aの外周縁部から上方側に立ち上がって形成されるので、吸引孔34は、シンク本体部35の底面に臨まない。
これによって、吸引孔34がシンク本体部35の底面に臨む換気装置1に比較して、シンク本体部35内の液体が吸引孔34から吸引されることを抑制することができるので、換気装置1Aの吸引力の低下を抑制し、長期にわたって有害ガスを確実に吸引することができる。
図9は、本考案の第3実施形態の換気装置1Bに係る吸引部12Bの吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大断面図である。換気装置1Bは、吸引部12の形状が異なる以外は、すべて換気装置1と同じ構成であるので、換気装置1と同じ構成の部分には同一の符号を付し、重複を避けるため説明は省略する。
吸引部12Bは、環状の開口壁部31と、開口壁部31の上端部から外側方に延びる作業台部32と、開口壁部31の下端部に連なり、外方に延びる下面板80Bと、下面板80Bから垂直に立ち上がり、吸引用ファン30からの吸引力が導かれる吸引孔34が形成される吸引壁部33Bと、吸引壁部33Bの外側方の端部に連なる断面凹状のシンク本体部35と、を含んで構成される。
作業台部32の外側方側端部には、下方に向かって延びる外側壁部36が形成される。外側壁部36の下方側端部には、内方に向かって水平に延びる底板部37が形成される。
吸引壁部33Bは、開口壁部31の下端部に連なり、外側方に向かって延びる下面板80Bの外方側端部から垂直に立ち上がって延びる。吸引壁部33Bには、吸引用ファン30からの吸引力が導かれる吸引孔34が形成される。シンク本体部35は、吸引壁部33Aの上方側端部に連なる。
本実施形態によれば、吸引壁部33Bは、下面板80Bの外周縁部から垂直に立ち上がって形成されるので、吸引孔34は、シンク本体部35の底面に臨まない。したがって、換気装置1Bによっても、換気装置1Aと同じ効果を達成することができる。
図10は、本考案の第4実施形態の換気装置1Cに係る吸引部12Cの吸引孔34付近を拡大して示す部分拡大断面図である。換気装置1Cは、吸引部12の形状が異なる以外は、すべて換気装置1と同じ構成であるので、換気装置1と同じ構成の部分には同一の符号を付し、重複を避けるため説明は省略する。
吸引部12Cは、環状の開口壁部31と、開口壁部31の上端部から外側方に延びる作業台部32と、開口壁部31の上下方向中央部からやや下方よりの側面部に連なり、外方に延び、吸引用ファン30からの吸引力が導かれる吸引孔34が形成される吸引壁部33Cと、吸引壁部33Cの外側方の端部に連なる断面凹状のシンク本体部35と、を含んで構成される。
作業台部32の外側方側端部には、下方に向かって延びる外側壁部36が形成される。外側壁部36の下方側端部には、内方に向かって水平に延びる底板部37が形成される。
吸引壁部33Cは、開口壁部31の上下方向中央部からやや下方よりの側面部に連なり、外方に向かって水平に延びる。シンク本体部35は、吸引壁部33Cの上方側端部に連なる。したがって、本実施形態によっても、換気装置1と同じ効果を達成することができる。
図11は、吸引孔34の変形例を示す部分拡大平面図である。前述した各実施形態では、吸引孔34は、平面視で矩形状の孔であったがこの形状に限らない。吸引孔34は、図11(a)に示すように、吸引壁部33に沿って周方向に長手の長円形に形成してもよく、図11(b)に示すように、吸引壁部33に沿って周方向に円形に形成してもよく、図11(c)に示すように、吸引壁部33に沿って周方向に交互に頂点と底辺とが配置される三角形に形成してもよく、星形、六角形、多角形などであってもよい。
このような吸引孔34であっても、換気装置1,1A,1B,1Cの吸引孔34として機能しうる。したがって、本考案は、吸引孔34の形状について制限が少ないので、吸引孔34を容易に形成することができる。
1,1A,1B,1C 換気装置
2 カラン
10 送風部
11 吸引源
12,12A,12B,12C 吸引部
13 支持体
14 基台
21 給気用ファン
30 吸引用ファン
31 開口壁部
32 作業台部
33 吸引壁部
34 吸引孔
35 シンク本体部
50 第1管路
60 第2管路
70 排出管
80A,80B 下面板

Claims (6)

  1. 一方向に向かって送風する送風源を有する送風部と、
    吸引力を発生する吸引源と、
    前記送風源の前記一方向下流側に配置され、前記吸引源に連結される吸引部と、
    前記送風部と前記吸引部とが、前記一方向に間隔をあけて連結される支持体とを含み、
    前記吸引部は、
    前記気流の通過領域を外囲する環状の開口壁部と、
    前記開口壁部の前記一方向上流側の端部から外側方に延びる作業台部と、
    前記開口壁部の前記一方向下流側の端部から外側方に延び、前記開口壁部の前記一方向下流側の端部または該一方向下流側の端部よりも前記一方向上流側の端部寄りに形成される吸引孔であって、前記吸引源からの吸引力が導かれる吸引孔を有する吸引壁部と、
    前記吸引壁部の外側方の端部に連なる断面凹状のシンク本体部とを含むことを特徴とする換気装置。
  2. 前記吸引壁部は、前記開口壁部の前記一方向下流側の端部から外側方に向かうにつれて前記一方向上流側に傾斜して形成されることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記吸引部は、前記開口壁部の前記一方向下流側の端部から外側方に延びる底板部を有し、
    前記吸引壁部は、前記底板部の外周縁部から前記一方向上流側に立ち上がって形成されることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  4. 前記吸引壁部は、前記開口壁部の前記一方向上流側の端部と前記一方向下流側の端部との間の中間部から外側方に延びて形成されることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  5. 前記吸引孔は、前記吸引壁部に沿って周方向に長手の長円形であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の換気装置。
  6. 前記吸引孔は、前記吸引壁部に沿って周方向に交互に頂点と底辺とが配置される三角形であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の換気装置。
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