JP3169290B2 - 建物の壁 - Google Patents

建物の壁

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JP3169290B2
JP3169290B2 JP11287893A JP11287893A JP3169290B2 JP 3169290 B2 JP3169290 B2 JP 3169290B2 JP 11287893 A JP11287893 A JP 11287893A JP 11287893 A JP11287893 A JP 11287893A JP 3169290 B2 JP3169290 B2 JP 3169290B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の壁に係り、例え
ばユニット式建物の内壁、間仕切り壁に利用できるもの
である。
【0002】
【背景技術】建物、例えばユニット式建物の壁は、軽量
気泡コンクリート等からなる外壁の内側に内壁パネルを
配設することにより内壁が形成され、また、内壁パネル
に間仕切りパネルを接合することにより間仕切り壁が形
成され、この間仕切り壁はその建物の間取り設計に応じ
た任意な箇所に設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内壁パネルの配設位置
や内壁パネルに対する間仕切りパネルの接合位置等は建
物のプランニングに応じて決められ、このため、各種の
多様性が生ずる。特に、ユニット式建物では、建物内部
に各建物ユニットの骨組みを形成している柱が存在する
ため、内壁パネルの納まりや内壁パネルに対する間仕切
りパネルの接合構造を設計する場合、これらの柱に内壁
パネル、間仕切りパネルが干渉しないようにする等の制
約が生じ、この結果、間取り設計が異なる各種の建物を
建てようとすると、形状等が異なる各バリエーションの
内壁パネル、間仕切りパネル等が必要となり、部材の種
類が多くなるという問題が生ずる。
【0004】本発明の目的は、各間取り設計について内
壁パネル等の部材を共用化、規格化でき、必要とされる
部材の種類を少なく抑えることができる建物の壁を提供
するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建物の壁
は、複数の箱形建物ユニットを組み合せることにより建
てられたユニット式建物に用いられるとともに、外壁の
内側に内外ゾーン区画ラインが設定され、この内外ゾー
ン区画ラインによって区画された前記外壁側の外側ゾー
ンと、前記外壁とは反対側の内側ゾーンとのうち、前記
外側ゾーンに前記内外ゾーン区画ラインに沿って複数の
内壁パネルが配設されることによりこの外側ゾーン内に
内壁が形成され、この内壁に端部が当接される間仕切り
パネルが前記内側ゾーンに配設されることによりこの内
側ゾーン内に間仕切り壁が形成され、かつ前記内外ゾー
ン区画ラインは前記建物ユニットの骨組みを形成する柱
よりも室内側に設定されている建物の壁であって、隣接
する一対の建物ユニットに跨る内壁は、近接対向する2
本の柱を挟むようにして配置された2枚の内壁パネル
と、これらの内壁パネル間に位置して前記2本の柱を跨
ぐように配置された架設材とを含んで形成され、前記間
仕切り壁を形成する間仕切りパネルは、前記架設材の幅
方向の端部に片寄せて配置されていることを特徴とする
ものである。
【0006】
【0007】
【0008】また、この柱よりも箱形建物ユニットの水
平の辺長方向内側に柱ゾーン区画ラインが設定され、こ
の柱ゾーン区画ラインによって区画されかつ柱が配置さ
れた柱ゾーンを除外した前記外側ゾーン内の領域に内壁
パネルが配置される。
【0009】内壁パネルは面材と下地枠とを含んで形成
され、面材の幅寸法は下地枠の幅寸法よりも小さい。こ
のため、下地枠の幅方向端部には、面材で覆われていな
い下地枠露出部が設けられている。
【0010】2枚の内壁パネルが直角に隣接配設された
箇所では、これらの内壁パネルの下地枠露出部によって
形成されるスペースに調整材が配設される。
【0011】建物ユニットの柱を挟んで2枚の内壁パネ
ルが隣接配置された箇所では、これらの内壁パネルの下
地枠露出部に両端部が嵌合される架設材が配置される。
この架設材は、間仕切りパネルが配設されていない箇所
では、内壁パネルの面材と同じ材料による連結用面材と
される。また、間仕切りパネルが配設されている箇所で
は、内壁パネルの面材と異なる材料による調整用面材と
される。
【0012】下地枠露出部は内壁パネルの幅方向の一方
の端部だけに設けてもよいが、両方の端部に設けてもよ
い。このように、下地枠露出部を内壁パネルの幅方向両
端部に設けた場合には、隣接配設された内壁パネル同士
の面材は、これらの内壁パネルの下地枠露出部によるス
ペースに配設された連結材によって連続したものとな
る。
【0013】
【作用】本発明では、内外ゾーン区画ラインによって区
画された外側ゾーンに複数の内壁パネルを隣接配設する
ことにより内壁を形成し、内壁に端部が当接される間仕
切りパネルを内側ゾーンに配設することにより間仕切り
壁を形成するため、内壁と間仕切り壁を設けるゾーンが
明確に区画されることになり、このため、間取り設計が
異なる各種プランニングの建物について内壁パネル、間
仕切りパネル等の部材を共通化できる。
【0014】特に、建物がユニット式建物とされ、この
建物の構成要素である箱形建物ユニットの柱よりも室内
側に内外ゾーン区画ラインが設定されているため、複数
の内壁パネルを隣接配設して形成される内壁を柱の箇所
で突出しない所定通りの平面形状にできる。さらに、本
発明では、間仕切りパネルの端部が内壁パネルに当接す
ることで、いわゆる内壁が勝った壁構造になるが、この
際、隣接する一対の建物ユニットに跨る内壁は、近接対
向する2本の柱を挟むようにして配置された2枚の内壁
パネルと、これらの内壁パネル間に位置して前記2本の
柱を跨ぐように配置された架設材とを含んで形成され、
前記間仕切り壁を形成する間仕切りパネルは、前記架設
材の幅方向の端部に片寄せて配置されているから、間仕
切りパネルは、架設材の端部の外側ゾーン側に位置する
前記柱に対応して配置されることになる。従って、間仕
切りパネルすなわち間仕切り壁に作用する内側ゾーンか
ら外側ゾーンへ向けての水平荷重が架設材を介して柱で
確実に受けられるようになり、内壁が勝っている構造の
壁においても、間仕切り壁の耐力が向上する。 また、架
設材における2本の柱間に対応した位置には前記水平荷
重が作用しないので、当該水平荷重によって架設材が外
側ゾーン側へ撓む心配がなく、内壁が勝っている構造の
壁においても、内壁の特に架設材の変形が防止され、内
壁パネルとの当接状態が良好に維持される。
【0015】また、外側ゾーンのうち、前記柱ゾーン区
画ラインによる柱ゾーンを除外した領域に内壁パネルを
配設すると、所定の厚さを有する内壁パネルを建物ユニ
ットの柱と柱の間に配置することができ、内壁パネルを
外壁に近づけることができるため、それだけ室内スペー
スを拡大できる。
【0016】内壁パネルに面材で覆われていない下地枠
露出部を設けた場合には、隣接配設される内壁パネル同
士の下地枠露出部に調整材等の部材を配設することによ
り、これらの内壁パネルを接続、連続性を確保しながら
直角に配設し、または幅方向に並設できる。
【0017】具体的には、直角に隣接配設された2枚の
内壁パネルの下地枠露出部によって形成されるスペース
に調整材を配設すると、これらの内壁パネルの接続、連
続性が確保される。また、建物ユニットの柱を挟んで幅
方向に隣接配設された2枚の内壁パネルの間に、両端部
が下地枠露出部に嵌合される架設材を配設すると、これ
らの内壁パネルの接続、連続性が確保される。
【0018】この架設材の材料を選択することにより、
間仕切りパネルが設けられない箇所と設けられる箇所の
両方に対処でき、間仕切りパネルの配置設計自由度を得
られる。
【0019】下地枠露出部を内壁パネルの幅方向両端部
に設けると、内壁パネルに幅方向である左右の別を無く
すことができ、各間取り設計についての内壁パネルの共
用化、規格化を一層有効に促進できる。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例に係る建物は、予め工場で生産された複
数の箱形建物ユニットを建設現場で組み合わせることに
より建てられるユニット式建物であり、図1はその箱形
建物ユニット1の骨組みを示す。この骨組みは、四隅に
立設された柱2と、これらの柱2の上端同士、下端同士
に架け渡された梁3とを含んで形成されている。
【0021】図2は、内壁および間仕切り壁等を除外し
て示したユニット式建物の一部の平断面図であり、図3
は、内壁を形成する内壁パネルを示す。図4〜図7は、
内壁パネルによる内壁、間仕切りパネルによる間仕切り
壁が形成されたユニット式建物の各部分を示す平断面図
である。これらの図において、ユニット式建物の外壁5
は軽量気泡コンクリート製の外壁パネル6によって形成
されており、外壁パネル6は柱2、梁3にブラケット等
の取付具で取り付けられている。図2、図4の通り、ユ
ニット式建物の角部に配置された建物ユニット1Aの外
側コーナー柱2Aの外側の外壁パネル6Aは、平断面L
字状のコーナー部材であり、この外壁パネル6Aにおい
て外壁5は直角に屈曲している。
【0022】図2において、ユニット式建物には柱2、
梁3の位置を通る壁用基準ラインaが設定され、この基
準ラインaから所定距離m離れかつ外壁5と平行になっ
た内外ゾーン区画ラインAが、外壁5の内側に設定され
ている。この区画ラインAにより、外壁5の内側は、外
壁5側の外側ゾーンZ1 と、外壁5とは反対側の内側ゾ
ーンZ2 とに区画されている。この内外ゾーン区画ライ
ンAは、柱2よりも室内側となっている。
【0023】また、ユニット式建物には壁用基準ライン
aと直交して柱2の位置を通る柱用基準ラインbが設定
され、この基準ラインbから所定距離n離れた柱ゾーン
区画ラインBが、柱2よりも各建物ユニット1の水平の
辺長方向内側に設定されている。なお、前記外側コーナ
ー柱2Aの位置では、それぞれ直角をなす各2本の壁用
基準ラインaと柱用基準ラインbとが一致している。
【0024】外側コーナー柱2Aの箇所では、2本の柱
ゾーン区画ラインBと外壁5とで囲まれるゾーンは、柱
2Aが内部に配置された柱ゾーンZ3 となっており、他
の柱2の箇所では、2本の柱ゾーン区画ラインBと内外
ゾーン区画ラインAと外壁5とで囲まれるゾーンは、隣
接配置された2個の建物ユニット1の相対向する柱2が
内部に配置された柱ゾーンZ3 となっている。
【0025】以上において、壁用基準ラインaおよび柱
用基準ラインbは、ユニット式建物の基準寸法のモジュ
ール芯となっており、これらのモジュール芯に基づいて
内外ゾーン区画ラインA、柱ゾーン区画ラインBが設定
されている。
【0026】図3に示す通り、内壁パネル7は、石膏ボ
ード等による面材8と、その裏側の下地枠9とを含んで
形成され、下地枠9は縦材10、横材11よりなる。ま
た、下地枠9には断熱材12が組み込まれている。面材
8の幅寸法は下地枠9の幅寸法よりも小さく、このた
め、下地枠9の幅方向端部には面材8で覆われていない
下地枠露出部9Aが設けられている。
【0027】図3で示した内壁パネル7では、下地枠露
出部9Aは内壁パネル7の左側端部に設けられており、
この内壁パネル7には上下がないため、上下逆にすると
下地枠露出部9Aの位置は内壁パネル7の右側端部とな
る。なお、内壁パネル7の幅寸法の大きさが建物ユニッ
ト1の一辺の長さと対応する大きさになっているときに
は、下地枠露出部9Aは左右両側の端部に設けられる。
【0028】このような内壁パネル7を複数枚隣接配設
することにより、図4〜図7で示した内壁13が形成さ
れる。
【0029】図4は、建物ユニット1Aの外側コーナー
柱2Aにおける内壁13を示す。この箇所では、内壁1
3を形成するために、2枚の内壁パネル7A、7Bが下
地枠露出部9A同士を向い合せて直角に隣接配設され
る。具体的には、これらの内壁パネル7A、7Bは面材
8の表面を内外ゾーン区画ラインAと一致させて外側ゾ
ーンZ1 内に配置され、内壁パネル7A、7Bと柱2A
との間には柱2Aに取り付けられた中間材14、15が
介在される。これにより、内壁パネル7A、7Bは外側
ゾーンZ1 内における柱ゾーンZ3 を除外した領域内に
設けられる。
【0030】内壁パネル7A、7Bの下地枠露出部9A
によって形成されるスペースには調整材16が収納され
る。これにより、内壁パネル7A、7Bの表面側の接
続、連続性が確保される。
【0031】図5は、建物ユニット1A、1Bの柱2に
おける内壁13を示す。この箇所には間仕切り壁は設け
られない。柱2を挟んで2枚の内壁パネル7C、7Dが
幅方向に隣接配設され、これらの内壁パネル7C、7D
の面材の表面は内外ゾーン区画ラインAと一致し、ま
た、内壁パネル7C、7Dと各柱2との間には中間材1
7〜20が介入されているため、内壁パネル7C、7D
は内外ゾーン区画ラインAに沿って配設されているとと
もに、外側ゾーンZ1 内における柱ゾーンZ3 を除外し
た領域内に設けられている。
【0032】内壁パネル7C、7Dの下地枠露出部9A
は互いに対向する端部側に設けられ、これらの下地枠露
出部9Aに両端部が嵌合される架設材21が内壁パネル
7C、7Dに跨がって架け渡される。これにより、内壁
パネル7C、7Dの接続、連続性が確保され、建物ユニ
ット1A、1Bに亘って連続する内壁13が形成され
る。
【0033】架設材21の箇所には間仕切り壁は設けら
れないため、架設材21は、内壁パネル7C、7Dの面
材8と同じ材料による連結用面材21Aとなっている。
【0034】図6は、建物ユニット1C、1Dの柱2の
箇所における内壁13を示す。この箇所には間仕切りパ
ネル22による間仕切り壁23が形成される。間仕切り
パネル22は、下地枠24の表裏両面に内壁パネル7
E、7Fの面材8と同じ材料による面材25を設けたも
のであり、このため、間仕切り壁23の厚さは薄い。各
柱2との間に中間材26〜29が介入される内壁パネル
7E、7Fは、図4、図5の内壁パネルと同様に、外側
ゾーンZ1 における柱ゾーンZ3 を除外した領域内に配
置される。
【0035】内壁パネル7E、7Fの間には、これらの
パネル7E、7Fの下地枠露出部9Aにそれぞれ反対側
の端部が嵌合される2個の架設材21が設けられ、これ
らの架設材21によって内壁パネル7E、7Fは接続さ
れ、連続した内壁13が形成される。この後、間仕切り
パネル22が配設され、これにより間仕切り壁23が形
成される。間仕切りパネル22の端部は内壁13に内外
ゾーン区画ラインA上において当接され、これにより、
内壁13を形成する内壁パネル7E、7Fおよび架設材
22が外側ゾーンZ1 内に配設されるのに対し、間仕切
りパネル22は内側ゾーンZ2 内に配設され、間仕切り
壁23は内側ゾーンZ2 に形成される。
【0036】2個の架設材21のうち、間仕切りパネル
22からずれた位置に設けられる一方の架設材21は、
内壁パネル7E、7Fの面材8と同じ材料による連結用
面材21Bであり、他方の架設材21は、面材8と異な
る材料、例えば合板による調整用面材21Cである。
た、間仕切りパネル22は、近接対向する柱2間に跨っ
て配置された前記一方の架設材21(21B)の図6中
の左端部に片寄せて当接されており、この間仕切りパネ
ル22に作用する内側ゾーンZ 2 側から外側ゾーンZ 1
に向けての水平荷重が、該当接部位の背後(外側ゾーン
1 側)に存在する一柱2で確実に受けられるようにな
っている。さらに、間仕切りパネル22は架設材21に
対し、2本の柱2間に対応した位置に当接しないから、
架設材21が外側ゾーンZ 1 側に撓む心配もない。
【0037】図7は、建物ユニット1E、1Fの柱2の
箇所における内壁13を示す。この箇所には間仕切りパ
ネル30、31による間仕切り壁32が形成されてい
る。間仕切りパネル30、31は下地枠33の片側面に
面材34を設けたものである。面材34は内壁パネル7
G、7Hの面材8と同じ材料からなる。間仕切りパネル
30、31は間隔を開けて並べられるため、間仕切り壁
32の厚さ寸法は大きい。
【0038】各柱2との間に中間材35〜38が介入さ
れた内壁パネル7G、7Hは、図4〜図6の内壁パネル
と同様に、外側ゾーンZ1 における柱ゾーンZ3 を除外
した領域内に配設される。内壁パネル7G、7Hの間に
はこれらのパネル7G、7Hの下地枠露出部9Aに両端
部が嵌合される架設材21が架け渡される。この後、間
仕切りパネル30、31が配設され、間仕切り壁32が
形成される。
【0039】間仕切りパネル30、31の端部は、内壁
パネル7G、7Hおよび架設材21によって形成された
内壁13に内外ゾーン区画ラインA上において当接し、
このため、図6の場合と同様に、内壁13は外側ゾーン
1 内に形成されるのに対し、間仕切り壁32は内側ゾ
ーンZ2 内に形成される。架設材21は仕切り壁32で
隠れるため、間仕切りパネル30、31が配設された箇
所に設けられたこの架設材21は、内壁パネル7G、7
Hの面材8と異なる材料による調整用面材21Dであ
る。この際、間仕切りパネル30、31は、架設材21
の両側に片寄せて配置されて当接しており、内壁13が
勝っている構造の壁においても、間仕切りパネル30、
31に作用する水平荷重が外側ゾーンZ 1 側の各柱2で
受けられ、また、この水平荷重によって架設材21が撓
む心配がない。
【0040】以上において、建物ユニット1への各内壁
パネル7の取付けは、建物ユニット1を生産する工場で
行われ、この取付作業は各建物ユニット1の床材、天井
材に設けられた受材に内壁パネル7を釘打ち等すること
により行われる。また、架設材21、間仕切りパネル2
2、30、31の取付けは、ユニット式建物の建設現場
において各建物ユニット1が所定位置に配置された後に
行われ、架設材21の取付け作業は柱への釘打ち等によ
り、また、間仕切りパネル22、30、31の取付け作
業は各建物ユニット1の床材、天井材に設けられた受材
に釘打ち等することによりそれぞれ行われる。そして、
この後、各内壁パネル7A〜7Hの面材8、連結用面材
21A、21B、間仕切りパネル30、31の面材34
にビニールクロス等の仕上げ材を貼り付ける。
【0041】以上説明した本実施例によれば、外壁5の
内側に内外ゾーン区画ラインAを設定し、このゾーンA
で区画される外側ゾーンZ1 を内壁13の形成ゾーンと
し、内側ゾーンZ2 を間仕切り壁23、32の形成ゾー
ンとしたため、内壁13、間仕切り壁23、32を構成
する各内壁パネル、間仕切りパネルを配設する領域が規
定され、この結果、内壁13に対して間仕切り壁23、
32を任意な箇所に設ける自由な間取り設計を行って
も、内壁パネル、間仕切りパネルを共通化でき、これら
の部材の規格化を達成できるようになる。
【0042】また、内外ゾーン区画ラインAは、ユニッ
ト式建物の構成要素である箱形建物ユニット1の柱2よ
りも室内側に設定されているため、外側ゾーンZ1 はこ
の柱2よりも室内側に出ることになり、このため、外側
ゾーンZ3 に形成される内壁13はその内部に柱2を含
むことになり、このため、内壁13を柱2の箇所で室内
側に突出しない所定通りの平面形状にできる。そして、
図6、図7に示すように、間仕切りパネル22、30、
31は、柱2間に架設された架設材21の幅方向の端部
に片寄せて配置されているから、間仕切りパネル22、
30、31を架設材21の端部の外側ゾーンZ 1 側に位
置する柱2に対応して配置することができる。従って、
間仕切りパネル22、30、31すなわち間仕切り壁2
3、32に作用する内側ゾーンZ 2 から外側ゾーンZ 1
へ向けての水平荷重を、架設材21を介して柱2で確実
に受けることができ、内壁13が勝っている構造の壁に
おいても、間仕切り壁23、32の耐力を向上させるこ
とができる。 また、架設材21における2本の柱2間に
対応する位置には前記水平荷重が作用しないので、当該
水平荷重によって架設材21が外側ゾーンZ 1 側へ撓む
のを防止でき、内壁13が勝っている構造の壁において
も、内壁13の特に架設材21の変形を防止して内壁パ
ネル22、30、31との当接状態を良好に維持でき
る。
【0043】さらに、本実施例では、柱2よりも建物ユ
ニット1の水平の辺長方向内側に内外ゾーン区画ライン
Aと直交する柱ゾーン区画ラインBが設定されており、
この柱ゾーン区画ラインBにより区画されかつ柱2が配
置された柱ゾーンZ3 を除外した外側ゾーンZ1 内の領
域に各内壁パネル7A〜7Hを配設したため、内壁パネ
ル7A〜7Hが比較的大きな厚さを有するものであって
も、この厚さの大部分を柱2の室内外方向寸法と重複さ
せることができ、換言すると、内壁パネル7A〜7Hを
外壁5に近づけて配置することができ、柱2の左右両側
に配設された内壁パネル同士は柱2を塞ぐように設けら
れる厚さ寸法の小さい面材で連結すればよいため、内壁
パネル7A〜7Hの厚さ寸法で室内スペースが狭くなる
のをなくすことができ、室内スペースの拡大を図ること
ができる。
【0044】また、本実施例に係る内壁パネル7A〜7
Hには幅方向端部に下地枠露出部9Aが設けられている
ため、隣接配設される2枚の内壁パネルの下地枠露出部
9Aに調整材等の部材を配設することにより、これらの
内壁パネルを接続させることができ、連続性を有する内
壁13を形成できる。すなわち、図4の通り、内壁パネ
ル7A,7Bを直角に隣接配設する場合には、これらの
パネルの下地枠露出部9Aによって形成されるスペース
に調整材16を配設すればよく、また、図5〜図7の通
り、柱2を挟んで内壁パネル7C〜7Hを隣接配設する
場合には、これらの内壁パネルの間に両端部が下地枠露
出部9Aに嵌合される架設材21を配設すればよく、内
壁の構造の簡単化を達成できる。
【0045】そして、架設材21は、間仕切り壁が設け
られる箇所と設けられない箇所とでその材料を変更する
だけで柱2の両側の2枚の内壁パネルを接続することが
でき、間仕切り壁が設けられる箇所と設けられない箇所
との両方に対応できる。
【0046】また、以上のように、内壁パネルの幅方向
端部に下地枠露出部9Aを設けるだけの構造により、こ
れらの内壁パネルを直角に配設する箇所および柱2を挟
んで並設する箇所のいずれにも内壁パネルを配置するこ
とができ、このため、建物内の配設する箇所に応じて内
壁パネルの形状等を変更する必要がなくなり、内壁パネ
ルの規格化を達成できる。
【0047】さらに、間仕切りパネル23、30、31
は、内壁13に当接される平坦な端部を有するものであ
ればよいため、これらの間仕切りパネルの規格化も達成
でき、これに加えて、間仕切りパネルを間仕切り壁が必
要な任意な位置に配設でき、間取り設計の自由度を増す
ことができる。
【0048】図8は、本発明の別実施例を示す。この実
施例に係る内壁パネル7Iは幅方向両端部に下地枠露出
部9Aを有する。また、1枚の内壁パネル7Iの幅寸法
は、内壁パネル7Iを幅方向に複数枚(図では2枚)連
続配設したときの長さが建物ユニット1の一辺上におけ
る2本の柱2の間隔と対応する長さとなるように設定さ
れている。このように、内壁パネル7Iの幅方向両端部
に下地枠露出部9Aを設けると、内壁パネル7Iに左右
の別がなくなり、下地枠露出部9Aを幅方向の一方の端
部だけに設けた内壁パネルと異なり、上下を逆にして左
右を変える必要がなくなる。2枚の内壁パネル7Iが連
続配設される箇所では、これらのパネルの互いに隣接す
る下地枠露出部9Aによって形成されるスペースに内壁
パネル7Iの面材8と同じ材料による連結材40を挿入
することにより、連続した内壁13を形成できる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、外壁の内側に内外ゾー
ン区画ラインを設定して内壁を形成する外側ゾーンと間
仕切り壁を形成する内側ゾーンとを設けたため、内壁等
を構成する内壁パネル等の部材の規格化を達成できる。
【0050】また、建物がユニット式建物であり、内外
ゾーン区画ラインは建物ユニットの骨組みを形成してい
る柱よりも室内側に設定されているため、内壁を柱の箇
所で室内側に突出しない所定通りの平面形状にできる。
そして、隣接する一対の建物ユニットに跨る内壁は、近
接対向する2本の柱を挟むようにして配置された2枚の
内壁パネルと、これらの内壁パネル間に位置して前記2
本の柱を跨ぐように配置された架設材とを含んで形成さ
れ、前記間仕切り壁を形成する間仕切りパネルは、前記
架設材の幅方向の端部に片寄せて配置されているから、
間仕切りパネルを架設材の端部の外側ゾーン側に位置す
る前記柱に対応して配置することができる。従って、間
仕切りパネルすなわち間仕切り壁に作用する内側ゾーン
から外側ゾーンへ向けての水平荷重を、架設材を介して
柱で確実に受けることができ、内壁が勝っている構造の
壁においても、間仕切り壁の耐力を向上させることがで
きる。 また、架設材における2本の柱間に対応した位置
には前記水平荷重が作用しないので、当該水平荷重によ
って架設材が外側ゾーン側へ撓むのを防止でき、内壁が
勝っている構造の壁においても、内壁の特に架設材の変
形を防止して内壁パネルとの当接状態を良好に維持でき
る。
【0051】さらに、この柱よりも建物ユニットの水平
の辺長方向内側に内外ゾーン区画ラインと直交する柱ゾ
ーン区画ラインを設定し、この柱ゾーン区画ラインによ
って区画されかつ柱が配置された柱ゾーンを除外した外
側ゾーン内の領域に内壁パネルを配設したため、内壁パ
ネルが比較的大きな厚さ寸法を有するものであっても、
内壁パネルを外壁側に寄せることができ、このため、室
内スペースの拡大を図ることができる。
【0052】さらに、内壁パネルは幅方向端部に下地枠
露出部を備えているため、隣接配設される2枚の内壁パ
ネルの下地枠露出部に調整材等の部材を配設することに
より、これらの内壁パネルを接続、連続性を確保しなが
ら直角に配設したり、幅方向に並設したりすることがで
き、内壁パネルの規格化を有効に達成できる。
【0053】さらに、内壁パネルの幅方向両端部に下地
枠露出部を設けることにより、内壁パネルに左右の別を
無くすことができ、規格化を一層有効に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ユニット式建物の構成要素である建物ユニット
の骨組みを示す斜視図である。
【図2】内壁、間仕切り壁等を除外して示したユニット
式建物の一部を示す平断面図である。
【図3】内壁を形成する内壁パネルの斜視図である。
【図4】2枚の内壁パネルが直角に配設された箇所を示
す平断面図である。
【図5】間仕切り壁が設けられない箇所であって、建物
ユニットの柱を挟んで2枚の内壁パネルが配設された箇
所を示す平断面図である。
【図6】厚さ寸法の小さい間仕切り壁が設けられた箇所
であって、建物ユニットの柱を挟んで2枚の内壁パネル
が配設された箇所を示す平断面図である。
【図7】厚さ寸法の大きい間仕切り壁が設けられた箇所
であって、建物ユニットの柱を挟んで2枚の内壁パネル
が配設された箇所を示す平断面図である。
【図8】幅方向両端部に下地枠露出部が設けられた内壁
パネルを使用した実施例を示す平断面図である。
【符号の説明】 1、1A〜1F 建物ユニット 2 柱 5 外壁 6、6A 外壁パネル 7、7A〜7I 内壁パネル 8 面材 9 下地枠 9A 下地枠露出部 13 内壁 16 調整材 21 架設材 21A、21B 連結用面材 21C、21D 調整用面材 A 内外ゾーン区画ライン B 柱ゾーン区画ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−165627(JP,A) 特開 昭63−156143(JP,A) 特開 平3−202529(JP,A) 特開 昭55−138535(JP,A) 特開 平3−72136(JP,A) 実開 昭55−10881(JP,U) 特公 昭50−22329(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/58 - 2/82 E04B 1/348 E04B 1/94

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の箱形建物ユニットを組み合せるこ
    とにより建てられたユニット式建物に用いられるととも
    に、外壁の内側に内外ゾーン区画ラインが設定され、こ
    の内外ゾーン区画ラインによって区画された前記外壁側
    の外側ゾーンと、前記外壁とは反対側の内側ゾーンとの
    うち、前記外側ゾーンに前記内外ゾーン区画ラインに沿
    って複数の内壁パネルが配設されることによりこの外側
    ゾーン内に内壁が形成され、この内壁に端部が当接され
    る間仕切りパネルが前記内側ゾーンに配設されることに
    よりこの内側ゾーン内に間仕切り壁が形成され、かつ前
    記内外ゾーン区画ラインは前記建物ユニットの骨組みを
    形成する柱よりも室内側に設定されている建物の壁であ
    って、 隣接する一対の建物ユニットに跨る内壁は、近接対向す
    る2本の柱を挟むようにして配置された2枚の内壁パネ
    ルと、これらの内壁パネル間に位置して前記2本の柱を
    跨ぐように配置された架設材とを含んで形成され、 前記間仕切り壁を形成する間仕切りパネルは、前記架設
    材の幅方向の端部に片寄せて配置されている ことを特徴
    とする建物の壁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記柱よりも前記箱
    形建物ユニットの水平の辺長方向内側に前記内外ゾーン
    区画ラインと直交する柱ゾーン区画ラインが設定され、
    この柱ゾーン区画ラインによって区画されかつ前記柱が
    配置された柱ゾーンを除外した前記外側ゾーン内の領域
    に前記内壁パネルが配設されていることを特徴とする建
    物の壁。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記内壁パネルは面
    材と下地枠とを含んで形成され、この面材の幅寸法は前
    記下地枠の幅寸法よりも小さく、この下地枠の幅方向端
    部には前記面材で覆われていない下地枠露出部が設けら
    れていることを特徴とする建物の壁。
  4. 【請求項4】 請求項3において、直角に隣接配設され
    た2枚の前記内壁パネルの前記下地枠露出部によって形
    成されるスペースには調整材が配設されていることを特
    徴とする建物の壁。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記柱を挟んで前記
    幅方向に隣接配設された2枚の前記内壁パネルの間に
    は、前記架設材の両端部が前記下地枠露出部に嵌合配設
    されていることを特徴とする建物の壁。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記間仕切りパネル
    が配設されていない箇所に設けられた前記架設材は、前
    記内壁パネルの前記面材と同じ材料による連結用面材で
    あることを特徴とする建物の壁。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記間仕切りパネル
    が配設された箇所に設けられた前記架設材は、前記内壁
    パネルの前記面材と異なる材料による調整用面材である
    ことを特徴とする建物の壁。
  8. 【請求項8】 請求項3において、前記下地枠露出部は
    前記内壁パネルの幅方向両端部に設けられていることを
    特徴とする建物の壁。
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