JP3009420B2 - 工業化住宅のバルコニーの連結構造 - Google Patents

工業化住宅のバルコニーの連結構造

Info

Publication number
JP3009420B2
JP3009420B2 JP2045158A JP4515890A JP3009420B2 JP 3009420 B2 JP3009420 B2 JP 3009420B2 JP 2045158 A JP2045158 A JP 2045158A JP 4515890 A JP4515890 A JP 4515890A JP 3009420 B2 JP3009420 B2 JP 3009420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balcony
balconies
connection structure
industrialized
adjacent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2045158A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03247829A (ja
Inventor
雅明 茂木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2045158A priority Critical patent/JP3009420B2/ja
Publication of JPH03247829A publication Critical patent/JPH03247829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3009420B2 publication Critical patent/JP3009420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば下屋バルコニーとキャンティバルコ
ニーのように2つの隣合うバルコニーの連結構造に関
し、工業化住宅用のバルコニーとして利用することがで
きる。
[背景技術] 従来、建物に例えば下屋バルコニーとキャンティバル
コニーを連続して取付ける場合、建築現場で所要の部材
を組み立てて建物の本体側に取付けるようにしていた。
[発明が解決しようとする課題] 近年、建築現場での作業割合を減少させるため、工場
で建物の構成部分をボックス状の住宅ユニットとして作
製し、これらの住宅ユニットを現場に搬送して組み立て
るようにした工業化住宅が施工されるようになってきて
いる。
このような工業化住宅において、下屋バルコニーとキ
ャンティバルコニーを連続して取付ける場合、ユニット
毎に住宅が分割されていることに伴って、下屋バルコニ
ーとキャンティバルコニーの部分もそれぞれ分割して工
場で作製し、現場でこれらのバルコニーを本体側に取付
けた後、隣合うバルコニーを連結する必要がある。
一方、バルコニーには、水捌けのため、一方向に傾斜
した水勾配が設けられている。例えば、互いに連結され
るバルコニーが、2つのバルコニーユニットとして工場
において作製され、現場で一体化されるものでは、一方
向のみの水勾配を有するように作製されているため、こ
の水勾配を考慮することなく、建物の本体側にに取付け
ることができる。しかし、規格化して共用できるように
した工業化住宅用の分割されたバルコニーでは、それぞ
れに独立の水勾配が形成されているため、現場で隣合う
バルコニーを連結しようとすると、連結されるバルコニ
ーの側面に段差が生じることになり、両者を直接連結す
ることはできない。このように、工業化住宅において
は、分割された2つのバルコニーを現場で連結する場合
の連結構造が課題となっている。
そこで、本発明は、それぞれ水勾配を有するバルコニ
ー同士を、支障なく建築現場で連結することができる連
結構造を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、それぞれに独立の水勾配を有する隣合う2
つの工業化住宅のバルコニーの連結構造であって、前記
2つのバルコニーが連結される部分の梁材の上にそれぞ
れ固定され、上面位置が各バルコニーの連結部分におけ
る水勾配面よりも高く設定された立上がり部材を備えて
いることを特徴とする。また、本発明においては、前記
立上がり部材の上に共通の面材を載せ、隣合うバルコニ
ーからの防水シートをこの面材上で接合しておくのが好
ましい。
前記隣合う2つのバルコニーとは、例えば下屋バルコ
ニーとキャンティバルコニーであり、キャンティバルコ
ニーの数は2つ等任意に設けることができる。
[作用] 隣合うそれぞれのバルコニーに独立の水勾配が形成さ
れ、連結される両バルコニーの側面間に段差があって
も、立上がり部材の上面位置が各バルコニーの連結部分
における水勾配面よりも高く設定されているので、前記
段差を吸収して目立たなくすることができ、現場におい
て、独立の水勾配を有する隣合う2つのバルコニーが支
障なく連結される。また、立上がり部材の上に載せられ
る面材上で、隣合うバルコニーからの防水シートを接合
しているので、工場において立上がり部材まで取り付け
られたバルコニーを作製し、現場において面材の載置と
防水シートの接合を行うだけでよいので、連結作業が簡
単である。
[実施例] 第1図〜第3図を参照して、本発明の一実施例を説明
する。本実施例は、下屋バルコニーと、これと隣合う2
つのキャンティバルコニーとを連結して工業化住宅の本
体側に取付ける場合の例である。
第1図と第2図に示すように、下屋バルコニー1は、
工業化住宅の本体2側の中央部に取付けられ、この下屋
バルコニー1の両隣に本実施例の連結構造10A,10Bを介
してキャンティバルコニー3A,3Bが連結される。第2図
は、第1図における下屋バルコニー1と一方のキャンテ
ィバルコニー3Aとの連結構造10Aを示し、他方のキャン
ティバルコニー3Aとの連結構造10Bについても同様の構
成を有する。
前記下屋バルコニー1とキャンティバルコニー3A,3B
は、本体2に固設される梁11A,11Bを有し、根太4A,4Bの
上にセメント板5A,5Bが載置され、これらのセメント板5
A,5Bの上には、塩化ビニル製等の防水シート6A,6Bが貼
られて構成される。これらの根太4A,4Bは、その上に載
置されるセメント板5A,5Bの上面に水勾配X,Y,Zが形成さ
れるように、所定の高さ及び傾き角を有して設けられて
いる。
前記連結構造10Aは、隣合う両バルコニー1,3Aの梁11
A,11B上にチャンネル材より成る立上がり部材12A,12Bが
載置され、これらの立上がり部材12A,12B上に載せられ
た共通の面材13を介して両バルコニー1,3Aからの防水シ
ート6A,6Bが接合されて構成される。面材13は、例えば
セメント板より成るものとする。また、下屋バルコニー
1側の立上がり部材12Bの横には、防火サイジング材14
が取付けられ、この防火サイジング材14と根太4Bとの間
にコーキング材15A及びバックアップ材15Bが充填されて
いる。更に、防水シート6A,6Bの接合面の端部には、防
水材16が塗布されている。なお、立上がり部材12A,12B
の上面の位置は、いずれの場所においても防水シート6
A,6Bの上面より高くなっているものとする。
また、第3図に示すように、この連結構造10Aと本体
2側との接合部には、それぞれの部分の形状に応じた形
状の防水シート材より成る出隅役物17Aと入隅役物17Bが
取付けられる。
上記バルコニーの連結構造10A,10Bは、工業化住宅の
組立において、次のようにして設けられる。
先ず、工場で各住宅ユニット及び立上がり部材12A,12
Bが梁11A,11Bに取付けられ、防水シート6A,6Bが端部6S,
6Tを遊端としてセメント板5A,5Bに貼られた下屋バルコ
ニー1とキャンティバルコニー3A,3Bをそれぞれ作製す
る。これらのバルコニー1,3A,3Bには、予めそれぞれ水
勾配X,Y,Zが形成されている。
次に、これらの各住宅ユニット、下屋バルコニー1及
びキャンティバルコニー3A,3Bを建築現場に搬送し、住
宅ユニットより成る工業化住宅の本体2を組み立てた
後、下屋バルコニー1と両隣のキャンティバルコニー3
A,3Bを本体2に固定する。
次に、両バルコニー1と3A及び1と3Bの隣合う立上が
り部材12A,12Bの上に面材13を載せ、この面材13の上に
両バルコニーからの防水シート6A,6Bの端部6A,6B同士を
溶着して接合する。両防水シート6S,6Tの接合面の端部
には、防水材16を塗布しておく。
上記実施例によれば、隣合う下屋バルコニー1とキャ
ンティバルコニー3A、3Bにはそれぞれ水勾配X、Y、Z
が独立に形成され、連結される両バルコニー1、3A、3B
の側面間に段差を生じることとなる。しかしながら、上
記連結構造10A、10Bを介して連結することにより、立上
がり部材12A、12Bの上面位置が、連結部分の水勾配面と
なる防水シート面6A、6Bの上面よりも高くなっているの
で、前記段差を吸収して目立たなくすることができ、現
場において分割されたバルコニー1、3A、3Bを支障なく
連結することができる。従って、バルコニー1,3A,3B
は、必ずしも互いに連結する必要のないバルコニーを共
用でき、バルコニーユニットの種類を少なくできる。
また、工場において立上がり部材12A,12Bまで取付け
られた両バルコニー1,3A,3Bを作製し、現場において面
材13の載置と防水シート6A,6B同士の接合を行うだけで
よいので連結作業が簡単である。
なお、上記実施例では、下屋バルコニー1と、その両
隣のキャンティバルコニー3A,3Bの3つのバルコニーを
連結する場合を例に説明したが、連結するバルコニーの
数は任意であり、例えば下屋バルコニーと、その隣のキ
ャンティバルコニーの2つのバルコニーの場合であって
もよい。
更に、上記実施例では、立ち上がり部材12A,12Bが予
め工場で梁11A,11Bに溶接されたバルコニー1,3A,3Bを使
用したが、これらは現場において溶接するようにしても
よい。しかし、工場で予め溶接しておけば、現場作業が
少なくなって有利である。
[発明の効果] 本発明に係る工業化住宅のバルコニーの連結構造によ
れば、立上がり部材の上面位置が各バルコニーの連結部
分における水勾配面よりも高く設定されているので、前
記段差を吸収して目立たなくすることができ、現場にお
いて、独立の水勾配を有する隣合う2つのバルコニーを
支障なく連結することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る工業化住宅のバルコニ
ーの連結構造を示す平面図、第2図は第1図のII−II線
の拡大断面図、第3図はその連結構造の斜視図である。 1……下屋バルコニー、2……工業化住宅の本体、3A,3
B……キャンティバルコニー、6A,6B……防水シート、10
A,10B……連結構造、11A,11B……梁、12A,12B……立上
がり部材、13……面材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれに独立の水勾配を有する、隣合う
    2つの工業化住宅のバルコニーの連結構造において、前
    記2つのバルコニーが連結される部分の梁材の上にそれ
    ぞれ固定され、上面位置が各バルコニーの連結部分にお
    ける水勾配面よりも高く設定された立上がり部材を備え
    ていることを特徴とする工業化住宅のバルコニーの連結
    構造。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の工業化住宅
    のバルコニーの連結構造において、 前記立上がり部材の上に共通の面材を載せ、隣合うバル
    コニーからの防水シートをこの面材上で接合したことを
    特徴とする工業化住宅のバルコニーの連結構造。
JP2045158A 1990-02-26 1990-02-26 工業化住宅のバルコニーの連結構造 Expired - Fee Related JP3009420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2045158A JP3009420B2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 工業化住宅のバルコニーの連結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2045158A JP3009420B2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 工業化住宅のバルコニーの連結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03247829A JPH03247829A (ja) 1991-11-06
JP3009420B2 true JP3009420B2 (ja) 2000-02-14

Family

ID=12711460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2045158A Expired - Fee Related JP3009420B2 (ja) 1990-02-26 1990-02-26 工業化住宅のバルコニーの連結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3009420B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03247829A (ja) 1991-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3009420B2 (ja) 工業化住宅のバルコニーの連結構造
JPH09328860A (ja) 屋根構造体及び屋根構築方法
JP2506454B2 (ja) 工業化住宅の和室用天井施工方法
JPS6040729Y2 (ja) 屋根の構造
JP3169290B2 (ja) 建物の壁
JP4318408B2 (ja) 屋根構造
JP2512180B2 (ja) 工業化住宅用ユニットの組み合わせ
JP4226091B2 (ja) 2方向傾斜ユニットおよびそのユニットを使用したユニット式建物
JP3905164B2 (ja) ユニット式建物の小屋裏ユニットの製造方法
JPS61204450A (ja) 床パネル
JP2978445B2 (ja) ユニット住宅
JP2820474B2 (ja) 切妻屋根の家屋における飾り庇屋根の構築方法
JPH0734984Y2 (ja) 組立住宅のドーマ
JP2004124395A (ja) 屋根ユニットによる屋根構造
JP3871780B2 (ja) 屋根
JP2859088B2 (ja) 屋根ユニット
JPH03271446A (ja) 小屋組構造体
JPH0534206U (ja) ユニツトハウスを用いる2階建家屋
JPH11247337A (ja) 壁パネルの割付構造及び壁パネルの割付設計方法
JPS594743A (ja) 組み合せ小屋組構造
JPH09151536A (ja) 建築物
JPH0657845A (ja) ユニット式建物の耐火構造
JPH0518011A (ja) ユニツト住宅
JPH04155031A (ja) ユニット住宅
JPH0518009A (ja) ユニツト住宅の構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees