JP3168246U - ミシンのルーパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】下ルーパの下ルーパ糸が掛け留められた上ルーパにおける下ルーパ糸の捕捉・解放のタイミングを自制御して美麗な縫目を形成することができるミシンのルーパ装置を提供する。【解決手段】上ルーパ7は、上ルーパの上死点から針が布を貫通する時点までは上ルーパに掛け留められた下ルーパ糸が上ルーパの後退に応じて上ルーパの剣先P1方向にゆるやかに滑り移動する第1の下ルーパ糸滑り領域LOと、布を貫通した時点からは上ルーパに掛け留められた下ルーパ糸が上ルーパの後退及びルーパ糸天秤の糸引きに応じて上ルーパの剣先方向に急速に滑り移動して抜けて外れる第2の下ルーパ糸滑り領域EXとからなる下ルーパ糸滑り背条面SLを有する。【選択図】図3

Description

本考案はミシンのルーパ装置に係わり、特にミシンの上ルーパの構造に特定形状を設けることにより下ルーパの下ルーパ糸が掛け留められた上ルーパにおける下ルーパ糸の捕捉・解放のタイミングを自己制御して美麗な縫目を形成するためのミシンのルーパ装置に関する。
従来から、ミシンのルーパ装置を使用するものとして、2本針の針糸、上ルーパのルーパ糸、下ルーパのルーパ糸を絡げて縁かがりを行なう2本針4本糸縁かがりオーバーロックミシンが知られている(特許文献1−特許文献3)。
図11に示すように、このミシンのルーパ装置において、上ルーパ50の上ルーパ駆動部51としては、所謂「ピボット・スライド」方式が採用されている。
ミシンモータMからタイミングベルトMBを介してはずみ車52とともに回転駆動される駆動軸53には、上ルーパ駆動傾斜カム54が固定され、上ルーパ駆動傾斜カム54には上ルーパ駆動二又55に取り付けられたカムフォロアであるローラ56が係合されている。上ルーパ駆動二又55は上ルーパ駆動軸57にピン58により枢着されている。
上ルーパ駆動軸57には上ルーパ駆動腕58aの一端が固定され、上ルーパ駆動腕58aの他端には上ルーパ取付軸59が枢着されている。上ルーパ取付軸59はフレームに回動可能に装着されたピボット60に摺動可能に軸支されている。上ルーパ取付軸59の上端には上ルーパ50が固定されている。
図11〜図13に示すように、上ルーパ50は、ルーパ糸通しのためのパイプ61を保持するためのルーパ基部62を備え、ルーパ基部62から突出しているピン63が上ルーパ駆動部51の上ルーパ取付軸59にネジ59aで位置調節自在に連結されている。
上ルーパ50は、ルーパ糸入口64からルーパ剣先糸出口65までルーパ糸通しのためのパイプ61がルーパ溝66に組み込まれ、パイプ61はルーパ基部62によって保持されている。
なお、静止された糸案内80と、これに対して揺動するルーパ糸天秤82と、揺動する上ルーパ50のルーパ糸導入口64aとにより上ルーパ糸天秤機能が実行される。
このように構成された上ルーパ50は、駆動軸53の回転に伴って、上ルーパ駆動傾斜カム54、ローラ56、上ルーパ駆動二又55、上ルーパ駆動軸57からなる上ルーパ駆動部51によって針11a、11bに対して楕円運動を行なう。
また、下ルーパ70を駆動するための下ルーパ駆動部71の構成において、駆動軸53には下ルーパ駆動傾斜カム72が固定され、下ルーパ駆動傾斜カム72には下ルーパ駆動二又73に取り付けられたカムフォロアであるローラ74が係合されている。下ルーパ駆動二又73は下ルーパ駆動軸75にピン76により枢着されている。下ルーパ駆動軸75には下ルーパ70が固定されている。
下ルーパ70は、ルーパ糸入口からルーパ剣先糸出口までルーパ糸通しのためのパイプ76aがルーパ溝76bに組み込まれている。
なお、静止された糸案内81と、これに対して揺動するルーパ糸天秤82と、揺動する下ルーパ70のルーパ糸入口85とにより下ルーパ糸天秤機能が実行される。
このように構成された下ルーパ70は、駆動軸53の回転に伴って、下ルーパ駆動傾斜カム72、ローラ74、下ルーパ駆動二又73、下ルーパ駆動軸75からなる下ルーパ駆動部71によって駆動され、下ルーパ70は針11a、11bに対して上ルーパ50に同期して揺動運動を行なう。
また、図11において、駆動軸53に設けられた針駆動偏心カム84から針11a、11bを担持する針留88の針駆動機構87を駆動するための針駆動ロッド86が設けられている。
そもそも、上述したルーパについて、縁かがりミシンのルーパの構造は長い歴史的経過を辿っており、縁かがりミシンの製造各社はルーパ形状及びその作動機構についてそれぞれ独自の形態を鋭意開発して実施している。
図12に、このようなルーパのうち上ルーパ50の形状の一例を示す。
上ルーパ50はルーパ基部62と一体的に形成され、ルーパ全身が実質的に直線状態で延在する下ルーパ糸滑り背条面68を有する。
このようなルーパ装置では、図13に示すように、針11a、11bが上死点から降下し最下点より上昇するとき針糸を下ルーパ70の剣先P2で掬い、針糸は下ルーパ70に掛け止られたまま、下ルーパ70が前進しながら上ルーパ50が最下点より上昇して下ルーパ70のパイプ76aから給糸される下ルーパ糸77を剣先P1で掬い、下ルーパ糸77が掛け留められた上ルーパ50が上死点に到達した後に後退降下するとき上死点より降下する針11a、11bが上ルーパ50のパイプ61から給糸される上ルーパ糸78を掬って布WKを貫通した後に、下ルーパ70は後退しながら掛け留めていた針糸が下ルーパ70より抜けて外れた後に、上ルーパ50が降下しながら上ルーパ50に掛け留められた下ルーパ糸T3が抜けて外れることにより縁かがり縫目を形成する(特許文献3、図19−図22)。
この場合、上ルーパ50が降下しながら上ルーパ50に掛け留められた下ルーパ糸T3が抜けて外れるようにする際に、上ルーパ50の下ルーパ糸滑り背条面68から嘴状に尖って延びている剣先部69が下ルーパ糸T3を引っ掛けているためなかなか外れないようになっている。したがって、上ルーパ50における下ルーパ糸T3の糸抜けタイミングが遅れるので、静止された糸案内80に対して揺動するルーパ糸天秤82及び上ルーパ50のルーパ糸導入口64aの揺動による糸締において糸締ムラを惹起して縫いあがった縫目110に不揃いを生じ縫品質が低下するという欠点がある(図14(b))。
なお、T11、T12、T2、T3はそれぞれ針11a、11bの針糸、上ルーパ50の上ルーパ糸、下ルーパ70の下ルーパ糸を示す。
また、上ルーパ50の剣先部69で引っ掛けてなかなか外れなかった下ルーパ糸T3がやっと外れて糸抜けされ下ルーパ糸T3が急に弾けて解放されるため、下ルーパ糸T3が本来持っている捩れや縫いによって発生する捩れによって糸暴れをもたらし縫目120に重なりを惹起する(図14(c))。したがって、縫目に縫目が重なったり、正常に縫目が続いた状態が混在し見苦しい縫目を生起してしまうという難点がある。
さらに、上ルーパ50はルーパ全身が実質的に直線状態で延在する形状に構成されているので、上ルーパ50が剣先より右下方に延在し上ルーパ50が針板上の押え金に衝突してしまうことから、結局、上ルーパ50が斜めに直線状に最大限上昇して上死点(最突出点)に達した状態時に針板上の押え金と上ルーパ50間の空間が狭い間隔(例えば押え上げ量4.5mm)となっている理由により極厚布を縫製できないという欠点がある。
特許第2865470号公報(=米国特許5327841号公報) 特許第3355214号公報 特許第3877829号公報
このように上述の上ルーパ構造では、糸抜けタイミングが遅れて天秤による糸締ムラを惹起することのみならず糸が急に弾けて解放されて糸が本来持っている捩れや縫いによって発生する捩れによって糸暴れをもたらすことから、下ルーパの下ルーパ糸が掛け留められた上ルーパにおける下ルーパ糸の捕捉・解放のタイミングが適切に実行されず、このため下ルーパ糸の挙動に支障をもたらすことから理想的で美麗な縫目を形成するには不十分となっている。
本考案は、これらの難点を解決するためになされたもので、縁かがりミシンの上ルーパの構造に特定形状を設けることにより下ルーパの下ルーパ糸が掛け留められた上ルーパにおける下ルーパ糸の捕捉・解放のタイミングを自制御して美麗な縫目を形成するためのミシンのルーパ装置を提供することを目的とする。
また、本考案は、上ルーパが上死点(最突出点)に達した状態時に針板と上ルーパ間の空間が長い間隔を形成して厚布を縫製できるミシンのルーパ装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本考案のミシンのルーパ装置は、針が上死点から降下し最下点より上昇するとき針糸を下ルーパの剣先で掬い、針糸は下ルーパに掛け止られたまま、下ルーパが前進しながら上ルーパが最下点より上昇して下ルーパの下ルーパ糸を掬い、下ルーパ糸が掛け留められた上ルーパが上死点に到達した後に後退降下するとき、上死点より降下する針が上ルーパの上ルーパ糸を掬って布を貫通した後に、下ルーパは後退しながら掛け留めていた針糸が下ルーパより抜けて外れた後に、上ルーパが降下しながら上ルーパに掛け留められた下ルーパ糸が抜けて外れることにより縁かがり縫目を形成するミシンのルーパ装置であって、上ルーパは、上ルーパの上死点から針が布を貫通する時点までは上ルーパに掛け留められた下ルーパ糸が上ルーパの後退に応じて上ルーパの剣先方向にゆるやかに滑り移動する第1の下ルーパ糸滑り領域と、布を貫通した時点からは上ルーパに掛け留められた下ルーパ糸が上ルーパの後退及びルーパ糸天秤の下ルーパ糸の糸引きに応じて上ルーパの剣先方向に急速に滑り移動して抜けて外れる第2の下ルーパ糸滑り領域とからなる下ルーパ糸滑り背条面を有する。
また、本考案のミシンのルーパ装置において、第1の下ルーパ糸滑り領域は、第1の下ルーパ糸滑り領域の背条面が実質的に直線状態で延在する形状とされ、第2の下ルーパ糸滑り領域の背条面は、第1の下ルーパ糸滑り領域から下方向に僅少の傾斜角度で傾斜して延在する形状とされる。
また、本考案のミシンのルーパ装置において、ルーパが上死点に到達した状態において、極厚布を縫製できる間隔を確保できるように第2の下ルーパ糸滑り領域は変曲部で第2の下ルーパ糸滑り領域から屈曲している。
また、本考案のミシンのルーパ装置において、上ルーパは、上ルーパ糸を糸通しするための上ルーパに設けた溝に埋設されているパイプが第2の下ルーパ糸滑り領域のルーパ剣先部に穿孔されたルーパ糸出口に向けて開口して構成され、ルーパ剣先部には、パイプが設けられている側面でルーパ剣先からルーパ糸出口の延長部の間において上ルーパに掛け留められた下ルーパ糸が抜けて外れる際にルーパ糸天秤の下ルーパ糸の糸引きテンションに対応して下ルーパ糸が抜けて外れた直後の糸暴れを防止するように下ルーパ糸の上ルーパ剣先からの糸抜けを制動する湾曲状凸部を設けるものである。
本考案のミシンのルーパ装置によれば、上ルーパの構造に特定形状を設けることにより下ルーパの下ルーパ糸が掛け留められた上ルーパにおける下ルーパ糸の捕捉・解放のタイミングを自己制御して従前には決して得られなかった極めて美麗な縫目を形成することができる。
また、本考案のミシンのルーパ装置によれば、上ルーパが上死点(最突出点)に達した状態時に針板と上ルーパ間の空間が広い間隔を形成して厚布を縫製できる。
本考案によるルーパ装置を適用した2本針4本糸縁かがりオーバーロックミシンを示す部分斜視図である。 本考案によるルーパ装置を適用したルーパ駆動部を示す斜視図である。 本考案によるルーパ装置を示す斜視図で、(a)はミシンの右前方向から見た状態、(b)はミシンの左後方向から見た状態を示す。 本考案によるルーパ装置の針最上死点時(≒0°)における縫目形成動作図である。 本考案によるルーパ装置の上ルーパ最突出点(≒45°)時における縫目形成動作図である。 本考案によるルーパ装置の上ルーパ最突出点(≒45°)時における一部拡大縫目形成動作図である。 本考案によるルーパ装置の針が上ルーパ糸を引掛けて降下した時点(≒80°)における縫目形成動作図。 本考案によるルーパ装置の下ルーパ糸が上ルーパ変曲点を通過する時点(≒95°)における縫目形成動作図である。 本考案によるルーパ装置の下ルーパ糸が上ルーパ湾曲状凸部に掛かっている時点(≒135°)における縫目形成動作図である。 本考案によるルーパ装置の下ルーパ糸が上ルーパ剣先部から抜け出る時点(≒155°)における縫目形成動作図である。 本考案によるルーパ装置の針最下死点(≒180°)の上下ルーパ糸締めタイミングにおける縫目形成動作図である。 従来のルーパ装置におけるルーパ駆動部を示す斜視図である。 従来のルーパ装置を示す斜視図で、(a)はミシンの右前方向から見た組み込み前の上ルーパとパイプの状態、(b)はミシンの左後方向から見た上ルーパを示す。 従来のルーパ装置におけるルーパ装置の下ルーパ糸が上ルーパ剣先部から抜け出る直前の時点における縫目形成動作図である。 縫いあがった縫目を示す図で、(a)は本考案のルーパ装置による縫目、(b)−(c)は従来のルーパ装置による縫目を表す。
以下、本考案のルーパ装置を2本針4本糸縁かがりオーバーロックミシンに適用した好ましい実施の形態例について図面を参照して詳述する。
図1に示すように、オーバーロックミシン1は、ベッドとアームを形成するフレーム2で構成されている。
ミシンモータMはフレーム2に装着され、駆動軸5はフレーム2に沿って水平方向に延びている。駆動軸5は、ミシンモータMによってタイミングベルトMBにより回転駆動される。
オーバーロックミシン1は、駆動軸5と同期して上下運動する針留11に固定され針板3を貫通して上下運動する針11a、11b、これらの針11a、11bを駆動する針駆動機構12、針板3上で布WKを押える布押え機構19、針板3の下側で針11a、11bの軌跡と交叉するように円弧状の軌跡を描いて往復運動する下ルーパ8、針板3の側方で下ルーパ8の軌跡と交叉するとともに針板3の上側で針11a、11bの軌跡と交叉するように楕円状の軌跡を描いて往復運動する上ルーパ7、布WKを1目毎に歩進させる布送り機構4で縫目形成装置20を構成している。
上ルーパ7、下ルーパ8はそれぞれルーパ駆動機構10によって駆動される。
縫目形成装置20の針駆動機構12、布送り機構4及びルーパ駆動機構10は駆動軸5によって駆動される。針駆動機構12、布送り機構4の具体的構造及び動作は公知(特許文献1−特許文献3)であるので、その詳細は説明を省略する。
ルーパ駆動機構10は上ルーパ7の上ルーパ駆動部14及び下ルーパ8の下ルーパ駆動部16から構成されている。
図2に示すように、上ルーパ7の上ルーパ駆動部14としては、所謂「ピボット・スライド」方式が採用されている。ミシンモータMからタイミングベルトMBを介してはずみ車6とともに回転駆動される駆動軸5には、上ルーパ駆動傾斜カム21が固定され、上ルーパ駆動傾斜カム21には上ルーパ駆動二又22に取り付けられたカムフォロアであるローラ23が係合されている。上ルーパ駆動二又22は上ルーパ駆動軸24にピン25により枢着されている。上ルーパ駆動軸24には上ルーパ駆動腕26の一端が固定され、上ルーパ駆動腕26の他端には上ルーパ取付軸27が枢着されている。上ルーパ取付軸27はフレーム2に回動可能に装着されたピボット28に摺動可能に軸支されている。上ルーパ取付軸27の上端には上ルーパ7が固定されている。
また、図1−図2において、駆動軸5に設けられた針駆動偏心カム41から針駆動機構12を駆動するための針駆動ロッド42が設けられている。
上ルーパ7のルーパ取付腕30から延びるピン31で上ルーパ7は上ルーパ駆動部14の上ルーパ取付軸27上端の取付孔にネジ27aで位置調節自在に固着される(図1−図3)。
上ルーパ7は、ルーパ剣先P1を有し、ルーパ糸入口34からルーパ剣先糸出口35までルーパ糸通しのためのパイプ37の一部がルーパ溝36に組み込まれて保持されている。
このように構成された上ルーパ7は、駆動軸5の回転に伴って、上ルーパ駆動傾斜カム21、上ルーパ駆動二又22、ローラ23、上ルーパ駆動軸24、上ルーパ駆動腕26、上ルーパ取付軸27からなる上ルーパ駆動部14によって駆動され、上ルーパ駆動腕26に枢着された上ルーパ取付軸27がピボット28の枢動穴を摺動することによりピボット28を運動基点として上ルーパ7が針11a、11bに対して楕円運動を行なう。
さらに、図2に示すように、下ルーパ8を駆動するための下ルーパ駆動部16の構成において、駆動軸5には下ルーパ駆動傾斜カム43が固定され、下ルーパ駆動傾斜カム43には下ルーパ駆動二又44に取り付けられたカムフォロアであるローラ45が係合されている。下ルーパ駆動二又44は下ルーパ駆動軸46にピン47により枢着されている。下ルーパ駆動軸46には下ルーパ8が固定されている。下ルーパ8は下ルーパ駆動部16(図1、図2)の下ルーパ駆動軸46に位置調節自在に連結される。
なお、静止された糸案内9aと、これに対して揺動するルーパ糸天秤9と、揺動する上ルーパ7のルーパ糸入口34に接続されるルーパ糸導入口9bとにより下ルーパ糸T3(図4)の糸引きを含む上ルーパ糸天秤機能が実行される(図1、図2、図9−図10)。
下ルーパ8は、ルーパ剣先P2を有し、ルーパ糸入口からルーパ剣先糸出口までルーパ糸通しのためのパイプ48の一部がルーパ溝8aに組み込まれている(図4、図5A)。
このように構成された下ルーパ8は、駆動軸5の回転に伴って、下ルーパ駆動傾斜カム43、下ルーパ駆動二又44、ローラ45、下ルーパ駆動軸46からなる下ルーパ駆動部16によって駆動され、下ルーパ8は針11a、11bに対して上ルーパ7に同期して揺動運動を行なう。
なお、静止された糸案内13aと、これに対して揺動するルーパ糸天秤9と、揺動する下ルーパ8のルーパ糸導入口13bとにより下ルーパ糸T4(図4)の糸引きを含む下ルーパ糸天秤機能が実行される(図1、図2、図4、図5(A))。
上ルーパ7のパイプ37及び下ルーパ8のパイプ48にそれぞれルーパ糸を糸通し行なうための具体的構造及び動作は公知(特許文献1、特許文献2)であるので、その詳細は説明を省略する。
本考案のミシンのルーパ装置は、針11a、11bが上死点から降下し最下点より上昇するとき針糸T11、T12を下ルーパ8の剣先P2で掬い、針糸T11、T12は下ルーパ8に掛け止められたまま、下ルーパ8が前進しながら上ルーパ7が最下点より上昇して下ルーパ8の下ルーパ糸T3を剣先P1で掬い、下ルーパ糸T3が掛け留められた上ルーパ7が上死点に到達した後に後退降下するとき上死点より降下する針11a、11bが上ルーパ7の上ルーパ糸T2を掬って布WKを貫通した後に、下ルーパ8は後退しながら掛け留めていた針糸T11、T12が下ルーパ8より抜けて外れた後に、上ルーパ7が降下しながら上ルーパ7に掛け留められた下ルーパ糸T3が抜けて外れることにより縁かがり縫目を形成する基本的機能を有するものである。
なお、このような縁かがり縫目自体の形成手法は公知である(特許文献3、図19−図22)。
そこで、本考案のミシンのルーパ装置において、図1、図2、図3(a)-(b)に示すように、上ルーパ7は、上ルーパ7の上死点から針11a、11bが布WKを貫通する時点までは上ルーパ7に掛け留められた下ルーパ糸T3が上ルーパ7の後退に応じて上ルーパ7の剣先方向にゆるやかに滑り移動する第1の下ルーパ糸滑り領域LOと、布を貫通した時点からは上ルーパ7に掛け留められた下ルーパ糸T3が上ルーパ7の後退及びルーパ糸天秤9による下ルーパ糸T3の糸引き(天秤作用)に応じて上ルーパ7の剣先方向に急速に滑り移動して抜けて外れる第2の下ルーパ糸滑り領域EXとからなる下ルーパ糸滑り背条面SLを有する。
また、本考案のミシンのルーパ装置において、第1の下ルーパ糸滑り領域LOは第1の下ルーパ糸滑り領域LOの背条面SL1が実質的に直線状態で延在する形状とされ、第2の下ルーパ糸滑り領域EXの背条面SL2が第1の下ルーパ糸滑り領域LOから変曲点IFを跨って下方向に僅少の傾斜角度θ1で傾斜して延在する形状とされる。本考案のミシンのルーパ装置において、僅少の傾斜角度θ1は図示の例においては12°である。なお、この僅少の傾斜角度θ1は10°〜14°、好ましくは11°〜13°に設定するのが好適である。この傾斜角度に設定する理由は、下ルーパ糸T3が第2の下ルーパ糸滑り領域EXにおいて上ルーパ7の剣先P1方向に急速に滑り移動させるためである。この傾斜角度より小さいと急速な滑り移動が実現できず、大きいと滑り移動があまりに急速になり過ぎて糸抜けタイミングがずれることになり、いずれも好ましくない。
さらに、本考案のミシンのルーパ装置において、上ルーパ7が上死点に到達した状態において、上ルーパ7の第2の下ルーパ糸滑り領域EXの背条面SL2に対向する腹条面SL3は実質的に直線状態で延在する形状とされ、針板上の押え金19と上ルーパ7間の空間を比較的広い間隔(例えば押え上げ量6.0mm)とし極厚布WKを縫製できる間隔を確保できるように第2の下ルーパ糸滑り領域EXは第1の下ルーパ糸滑り領域LOから屈曲している。上ルーパ7が上死点(最突出点)に到達した状態において、第1の下ルーパ糸滑り領域LOの背条面SL1が実質的に水平状態で延在する形状とされ、第2の下ルーパ糸滑り領域EXの背条面SL2が水平状態から下方向に僅少角度θ1傾斜して延在する形状とされる(図5(B))。
なお、第2の下ルーパ糸滑り領域EXの背条面SL2において、第1の下ルーパ糸滑り領域LOの背条面SL1の面とルーパ溝36の中心線CLとは傾斜角度θ2をもっている。傾斜角度θ2は、図示の例において、20°である。ルーパ溝36の中心線CLと腹条面SL3は実質的に平行とされている。
また、本考案のミシンのルーパ装置において、上ルーパ7は、上ルーパ糸を糸通しするための上ルーパ7に設けた溝36に埋設されているパイプ37が第2の下ルーパ糸滑り領域EXのルーパ糸剣先部P0に穿孔されたルーパ糸出口35に向けて開口して構成されている。また、ルーパ剣先部P0には、パイプ37が設けられている側面Sでルーパ剣先P1からルーパ糸出口35の延長部EPの間において上ルーパ7に掛け留められた下ルーパ糸T3が抜けて外れる際にルーパ糸天秤9の下ルーパ糸T3の糸引きテンションに対応して下ルーパ糸T3が抜けて外れた直後の糸暴れを防止するように下ルーパ糸T3の上ルーパ剣先P1からの糸抜けを制動する湾曲状凸部COを設けるものである。
このように構成されたルーパ装置において、針11a、11b、上ルーパ7のパイプ37及び下ルーパ8のパイプ48への糸通しが完了した後、駆動軸5の回転に伴って、針駆動機構12、布送り機構4及びルーパ駆動機構10の上ルーパ駆動部14及び下ルーパ駆動部16がそれぞれ駆動され、縫目形成装置20による縫目形成が以下のように実行される。
縫目形成にあたっては、針11a、11bが上死点から降下し最下点より上昇するとき針糸T11、T12を下ルーパ8の剣先P2で掬い、針糸T11、T12は下ルーパ8に掛け止られる(図4)。
針糸T11、T12は下ルーパ8に掛け止られたまま、下ルーパ8が前進しながら上ルーパ7が最下点より上昇して下ルーパ8のパイプ48から給糸される下ルーパ糸T3を剣先P1で掬って上ルーパ7が上死点(最突出点)に達し、下ルーパ糸T3は第1の下ルーパ糸滑り領域LOの背条面SL1から吊り下がる(図4−図5(A))。
下ルーパ糸T3が掛け留められた上ルーパ7が上死点に到達した後に後退降下するとき上死点より降下する針11a、11bが上ルーパ7のパイプ37から給糸される下ルーパ糸T3を掬う(図6)。
第1の下ルーパ糸滑り領域LOにおいて、下ルーパ糸T3は上ルーパ7の剣先P1方向にゆるやかに滑り移動する。
下ルーパ8の下ルーパ糸T3が第1の下ルーパ糸滑り領域LOから上ルーパ変曲点IFを通過する(図7)。
針11a、11bが上ルーパ7の下ルーパ糸T3を掬って布WKを貫通した後に下ルーパ8は後退しながら掛け留めていた針糸T11、T12が下ルーパ8より抜けて外れ、上ルーパ7が降下しながら第2の下ルーパ糸滑り領域EXの背条面SL2において、この第2の下ルーパ糸滑り領域EXは傾斜して延在する形状であることから、下ルーパ糸T3は上ルーパの剣先P1方向に急速に滑り移動するが、湾曲状凸部COによって下ルーパ糸T3の糸引きを制動する。上ルーパ7の湾曲状凸部COで掛け留められた下ルーパ糸T3は剣先P1方向への動きに制動がかかる(図8)。
更に、上ルーパ7が降下しながら上ルーパ7に掛け留められた下ルーパ糸T3が上ルーパ剣先から滑らかに抜けて外れた後に静止された糸案内9aに対して上ルーパ取付軸下端部に固着されて連動するルーパ糸天秤9は下ルーパ糸T3の糸引きを行ない糸締めすることにより縁かがり縫目を形成する(図9、図10)。
以上のステップが繰り返されて連続する縁かがり縫目が形成される。
このように、第2の下ルーパ糸滑り領域EXにおいて下ルーパ糸T3は上ルーパ7の剣先P1方向に急速に滑り移動することから、下ルーパ糸T3の糸抜けタイミングが遅れてルーパ糸天秤9による下ルーパ糸T3の糸締ムラを惹起することは回避される。
また、上ルーパ7の湾曲状凸部COで掛け留められた下ルーパ糸T3は剣先P1方向への動きに制動がかかってテンションが加えられながら滑らかに抜け出ることから、下ルーパ糸T3が急に弾けて解放された直後に下ルーパ糸T3が本来持っている捩れや縫いによって発生する捩れに起因する糸暴れを防止することができる。
これらの理由により、下ルーパ8の下ルーパ糸T3が掛け留められた上ルーパ7における下ルーパ糸T3の捕捉・解放のタイミングが自己制御されて適切に実行され、このため下ルーパ糸T3の挙動に支障をもたらすことが無くなるので理想的で美麗な縫目100を形成する(図14(a))。
さらに、上ルーパ7が上死点に到達した状態時(図5(B))において、第2の下ルーパ糸滑り領域は変曲部で第2の下ルーパ糸滑り領域から屈曲している形状に構成されているので針板と上ルーパ間の空間が広い間隔(例えば押え上げ量6.0mm)となっていることから厚い布を縫製できる。
以上の説明において、ルーパ装置は2本針4本糸縁かがりオーバーロックミシンについて記載したが、このルーパ装置は1本針3本糸縁かがりオーバーロックミシンにも等しく適用できるものである。
このように構成されたルーパ装置によれば、縁かがりミシンの上ルーパの構造に特定形状を設けることにより下ルーパの下ルーパ糸が掛け留められた上ルーパにおける下ルーパ糸の捕捉・解放のタイミングを自己制御して極めて美麗な縫目を形成することができる。
本考案におけるミシンのルーパ装置は、上ルーパの構造に特定形状を設けることにより下ルーパの下ルーパ糸が掛け留められた上ルーパにおける下ルーパ糸の捕捉・解放のタイミングを自己制御して従前には決して得られなかった極めて美麗な縫目を形成することができ、このため加圧気体を利用して自動的に糸通しするルーパを必須とする縁かがりミシンに好適に適用可能である。
7・・・上ルーパ
8・・・下ルーパ
11a、11b・・・針
T11、T12・・・針糸
T3・・・下ルーパ糸
T2・・・上ルーパ糸
WK・・・布
P1・・・剣先
P0・・・ルーパ剣先部
35・・・ルーパ剣先糸出口
36・・・ルーパ溝
37・・・パイプ
LO・・・第1の下ルーパ糸滑り領域
EX・・・第2の下ルーパ糸滑り領域
SL・・・下ルーパ糸滑り背条面
SL1・・・第1の下ルーパ糸滑り領域の背条面
SL2・・・第2の下ルーパ糸滑り領域の背条面
θ1・・・傾斜角度
S・・・側面
EP・・・延長部
CO・・・湾曲状凸部

Claims (4)

  1. 針が上死点から降下し最下点より上昇するとき針糸を下ルーパの剣先で掬い、前記針糸は前記下ルーパに掛け止られたまま、前記下ルーパが前進しながら上ルーパが最下点より上昇して前記下ルーパの下ルーパ糸を掬い、前記下ルーパ糸が掛け留められた前記上ルーパが上死点に到達した後に後退降下するとき上死点より降下する前記針が前記上ルーパの上ルーパ糸を掬って布を貫通した後に、前記下ルーパは後退しながら掛け留めていた針糸が前記下ルーパより抜けて外れた後に、前記上ルーパが降下しながら前記上ルーパに掛け留められた前記下ルーパ糸が抜けて外れることにより縁かがり縫目を形成するミシンのルーパ装置であって、
    前記上ルーパは、前記上ルーパの上死点から前記針が前記布を貫通する時点までは前記上ルーパに掛け留められた前記下ルーパ糸が前記上ルーパの後退に応じて前記上ルーパの剣先方向にゆるやかに滑り移動する第1の下ルーパ糸滑り領域と、前記布を貫通した時点からは前記上ルーパに掛け留められた前記下ルーパ糸が前記上ルーパの後退及び下ルーパ糸の糸引きに応じて前記上ルーパの剣先方向に急速に滑り移動して抜けて外れる第2の下ルーパ糸滑り領域とからなる下ルーパ糸滑り背条面を有することを特徴とするミシンのルーパ装置。
  2. 前記第1の下ルーパ糸滑り領域は、前記第1の下ルーパ糸滑り領域の背条面が実質的に直線状態で延在する形状とされ、前記第2の下ルーパ糸滑り領域の背条面は、前記第1の下ルーパ糸滑り領域から下方向に僅少の傾斜角度で傾斜して延在する形状とされることを特徴とする請求項1記載のミシンのルーパ装置。
  3. 前記上ルーパが前記上死点に到達した状態において、極厚布を縫製できる間隔を確保できるように前記第2の下ルーパ糸滑り領域は変曲部で前記第2の下ルーパ糸滑り領域から屈曲していることを特徴とする請求項1記載のミシンのルーパ装置。
  4. 前記上ルーパは、前記上ルーパ糸を糸通しするための前記上ルーパに設けた溝に埋設されているパイプが前記第2の下ルーパ糸滑り領域のルーパ剣先部に穿孔されたルーパ糸出口に向けて開口して構成され、
    前記ルーパ剣先部には、前記パイプが設けられている側面でルーパ剣先からルーパ糸出口の延長部の間において前記上ルーパに掛け留められた前記下ルーパ糸が抜けて外れる際に下ルーパ糸の糸引きテンションに対応して前記下ルーパ糸が抜けて外れた直後の糸暴れを防止するように前記下ルーパ糸の糸引きを制動する湾曲状凸部を設けることを特徴とする請求項1記載のミシンのルーパ装置。
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