JP3168220U - ブラジャーその他のファンデーションの***当接部に装着するカップ成形体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブラジャーやその他の女性用のランジェリーの薄手の生地やその上に着用する夏季の薄手のブラウスなどの上着からも通気性を良好とした孔の部分を見え難くしたカップ成形体を提供する。【解決手段】ブラジャーのバストと当接する部分のカップ形状部に挿着するための微小な連続気泡のウレタンフォームのカップ成形体で、全面に5〜8mmの間隔で、表裏に開口する1.5〜2mm径の小孔の通気孔4aを分散して設け、全面の通気性を微小な連続気泡より良好なものとし、身体に装着した際に最も汗をかく***形状下部のカップ立上り部5に、15〜20mm間隔で6〜8mm径の大径の通気孔4bを設けて、この部分の通気性を最も良好なものとしているウレタンフォームからなるカップ成形体である。【選択図】図1
Description
この考案はブラジャーその他のファンデーションの女性の***と当接する部分に装着するカップ成形体であって、連続気泡からなるウレタンフォーム板状体をモールド成形によりカップ状に形状化したモールドカップであって、約10mm前後の間隔で表裏に開口する約2mmm径の通気孔をカップ成形体の全面に設け、全面の通気性を良好とすると共に、ブラジャーやファンデーションなどを身体に装着した際に最も汗をかく***下端部周辺の通気性をより良好なものとしたウレタンフォームからなるカップ成形体に関する。
従来、ブラジャーは***を安定にサポートし、かつ、***形状を格好よく補整する作用を有するものとして女性に必須の下着である。現在、常用されているブラジャーの大多数は、***のカップ部形状に成形したウレタンフォームなどからなるカップ成形体をブラジャーのカップ部に内蔵したり、あるいは***に沿う***形状の立ち上り部の周縁部のアンダーバスト形状を補うパットを内蔵している。すなわち、***形状をしたカップ成形体をブラジャーのカップ部に内装することにより、***を安定にサポートし、さらに***の形状を補整したり、あるいは***形状下部のカップ立上り部のアンダーバストの形状に沿って形成されたパッドを、ブラジャーのカップ部に装着することによりバストの形状を補整したりしている。これらのブラジャーを構成する生地の内部に内蔵されたカップ成形体やパッドは女性の***にフィットして***を下方から支え、左右の***を中央に寄せて持ち上げる形状に形成されており、***の形状を補整し、***の形を美しくあるいは豊かに見せる機能を有するものである(例えば、特許文献1参照)。
このように、ブラジャーに内装したウレタンフォームなどから成形されたカップ成形体やパッドは***を豊かに見せることができ、バストのサポート機能として優れている。しかし、例えば夏季の高湿度下では、カップ成形体やパッドの素材であるウレタンフォームは、その気泡が微小で緻密であるので、たとえ気泡が連続気泡に成形されていても通気性は十分でなく阻害される。そのために蒸れて必ずしも装着感触の満足できるものではなかった。
そこで、ブラジャーに内装または装着してバストを豊かに見せると共に、***の形状を補整してより美しく保ち、さらに***をサポートする機能が高く、***に苦痛を与えることなく、装着感触に優れたカップ成形体やパッドの通気性を一層良好なものとし、蒸れを解消する機能をより向上させたウレタンフォームからなるカップ成形体あるいはパッドを考案者らは開発している(例えば、特許文献2参照。)。ところで、この開発によるものはカップ成形体の全面に20個ないし40個からなる径2mmないし8mmの表裏に開口する通気孔を分散させて有するものである。しかし、これらの通気孔はカップ成形体の全面に均等に同じ径の通気孔として設けているので、通気孔が小径である径2mmまたはその前後の径の場合は、夏季に最も汗をかく***形状下部のカップ立上り部の通気性は十分でない。一方、カップ成形体の全面に大径である径8mmまたはその前後の径の通気孔を設けた場合は、通気孔の径が大きいので、ブラジャーやその他のファンデーションの***当接部にカップ成形体を装着した際に、これらカップ成形体の大径である径8mmまたはその前後の径の通気孔がブラジャーやそのファンデーションの薄手の表面生地から透けて見えることとなり、さらに夏季にそれらのブラジャーファンデーションの上に着用した薄手のブラウスなどの上着からも透けて見えるなどの不具合が生ずる恐れがあった。
この考案は、ブラジャーやその他の女性用のランジェリーなどのファンデーションのバスト当接部分であるカップ形状部に装着するためのカップ成形体において、微小な連続気泡からなるウレタンフォームから形成された通気性のあるカップ成形体の全面の通気性をより良好とすると共に、さらにブラジャーやファンデーションなどを身体に装着した際に、最も汗をかく***形状下部のカップ立上り部の通気性を最も良好なものとしたウレタンフォームからなるモールドカップ成形体を提供することである。しかも、ブラジャーやその他の女性用のランジェリーの薄手の生地やその上に着用する夏季の薄手のブラウスなどの上着からもそれらの通気性を最も良好とした部分を見え難くしたカップ成形体を提供することである。
上記の課題を解決するための、本考案の第1の手段は、ブラジャーやその他のファンデーションのバストと当接する部分のカップ形状部に挿着するためのカップ成形体である。このカップ成形体は、微小な連続気泡のウレタンフォームからなり、さらに、このウレタンフォームのカップ成形体の全面に5mmないし8mm前後の間隔で、表裏に開口する1.5mmないし2mm径の小孔からなる通気孔を分散して設け、全面の通気性を微小な連続気泡より良好なものとしている。さらに、ブラジャーやファンデーションなどを身体に装着した際に最も汗をかく***形状下部のカップ立上り部に、15mmないし20mm間隔で6mmないし8mm径の大径からなる通気孔を設けて、この部分の通気性を最も良好なものとしている。この第1の手段は、以上の構成からなるウレタンフォームからなるカップ成形体である。
本考案の第2の手段は、ウレタンフォームからなるカップ成形体は微小な連続気泡のウレタンフォームの表裏に編地からなる薄布を貼付して有する、第1の手段のウレタンフォームからなるカップ成形体である。
本考案のブラジャーやその他の女性用のファンデーションのバストと当接する部分のカップ形状部に装着するカップ成形体は微小な連続気泡のウレタンフォームから形成されているが、カップ形状部を有するブラジャーやその他の女性用のファンデーションの身体への装着感を良好とするために、微小な連続気泡のウレタンフォームにさらにその全面に1.5〜2mm径の小径からなる通気孔を5〜8mm間隔で分散して形成して通気性を微小な連続気泡より良好とし、さらに特に最も汗をかきやすい***形状下部のカップ立上り部に、約15mmないし20mm間隔で約6mmないし8mm径のより大径の通気孔を設けているので、これらの通気孔による通気性が良好となり、夏季にブラジャーなどに本考案のカップ成形体を装着しても、汗でむれることがなく、さらにこれらの通気孔が薄手のブラウスなどの上着を通して見えることがない。しかも、このカップ成形体は***形状下部のカップ立上り部に大径の通気孔を設けているので***の陰となり、夏季に着用した薄手のブラウスなどの上着を通して、これらの大径の通気孔が見えることがない。
さらに、本考案のカップ成形体は微小な連続気泡のウレタンフォームの表裏に編地からなる薄布を貼付して有するので、直接肌に接しても違和感がなく、また、薄手のブラウスなどの上着を通してより一層に外部からこれらの通気孔が見えないものとなっている。
以下に、この考案の実施の形態を図面を参照して説明する。先ず、本考案の第1の手段の実施の形態について説明する。この考案は、ブラジャー2やその他のファンデーションのバストと当接するカップ形状部3に装着するためのカップ成形体1である。このカップ成形体1は微小な連続気泡を全面に形成して有するウレタンフォームからなる例えば厚さ20mmの板状体をモールド成形すなわちモールドにより加熱して、図1に示す形状のカップ成形体1の外周部を最も薄く加圧成形し、微小な連続気泡を全面に残した状態で有するウレタンフォームからなるカップ成形体1としている。この場合、モールド成形する前に、これらの通気孔4を厚さ20mmの板状体に機械的に開口して形成し、この通気孔を有する厚さ20mmの板状体を上記のようにモールド成形して、図1に示すカップ成形体1とする。
すなわち、図1に示す微小な連続気泡のウレタンフォームからなるカップ成形体1は、その全面の表裏に開口した通気孔4を分散して有している。これらの通気孔4は、カップ成形体1のほぼ全面に約5mmないし8mmの間隔で表裏に開口した1.5mmないし2mm径の小径の通気孔4aと、***形状下部のカップ立上り部に約15mmないし20mmの間隔で表裏に開口した6mmないし8mm径の大径の通気孔4bからなっている。このうちの小径の通気孔4aはカップ成形体1の全面の通気性を微小な連続気泡よりも良好なものとし、大径の通気孔4bはブラジャーやファンデーションなどを身体に装着した際に最も汗をかくカップ成形体1の***形状下部3aのカップ立上り部5の通気性を最も良好なものとしている。
ところで、図1に示すカップ成形体1のほぼ全面に有する小径の通気孔4aは大きさが1.5〜2mm径と小さいので、ブラジャーに装着したときブラジャーの表面の生地により、たとえ夏季に薄手のブラウスを着用しても、このブラウスを通して透けて見えることはない。一方、大径の通気孔4bは大きさが6〜8mm径と大きいので、カップ成形体1の中央部に設けた場合は、ブラジャーに装着したときブラジャーの表面の生地を通して見えやすく、たとえその上にブラジャーを装着しても薄手のブラジャーであれば、これらの大径の通気孔4bが透けて見えることとなる。しかし、本願考案の場合は、図1に示すように、***形状下部3aのカップ立上り部5の部分にのみ、これらの大径の通気孔4bを設けているので、***の下部の立上り部の傾いた部分で大径の通気孔4bは斜めになっているので、夏季にその上にブラウスを着用すると、たとえ薄手のブラウスであってもこれらの大径の通気孔4は外部から見えにくくなっている。さらに、夏場に最も汗をかく***の下部立上り部の部分に、カップ成形体1の大径の通気孔4を配置しているので、蒸れることなくブラジャーを装着することができる。
次いで、本考案の第2の手段の実施の形態について説明する。第2の実施の形態のカップ成形体1は、第1の実施の形態のカップ成形体1の表裏に、編地からなる薄布6、例えば、ポリエステル繊維の薄布6を貼付して形成したカップ成形体1である。この編地からなる薄布6の貼付は、微小な連続気泡を全面に形成して有し、さらに小径の通気孔4aと大径の通気孔4bを予め規定の位置に開口して設けた、ウレタンフォームからなる例えば厚さ20mmの板状体の表裏に、さらに編地からなる薄布6を重ねて配置した後、モールド成形すなわちモールドにより加熱成形してモールド成形することで、ウレタンフォームの表裏に編地からなる薄布6を熱融着して形成している。
このように、本考案の第2の手段の実施の形態のカップ成形体1は、ウレタンフォームの表裏に編地からなる薄布6を有するので、肌触りが良好であり、したがって、直接肌に接しても違和感がない。また、通気孔4は編地からなる薄布6により覆われているので外見からは見え難く、図3に示すブラジャー2のカップ形状部3に挿着すると通気孔4はより一層に見え難くなっている。したがって、さらに夏季に薄手のブラウスなどの上着を着用すると、大径の通気孔4bは***形状下部3aのカップ立上り部5の部分に位置して斜めに傾いているので、なお一層に外部から見え難いものになっている。さらに、この第2に手段のカップ成形体1においても、夏場に最も汗をかく***の下部立上り部の部分に、カップ成形体1の大径の通気孔4を配置しているので、蒸れることなくブラジャーを装着することができる。
1 カップ成形体
1a モールドカップ
2 ブラジャー
3 カップ形状部
3a ***形状下部
4 通気孔
4a 小径の通気孔
4b 大径の通気孔
5 カップ立上り部
6 編地からなる薄布
1a モールドカップ
2 ブラジャー
3 カップ形状部
3a ***形状下部
4 通気孔
4a 小径の通気孔
4b 大径の通気孔
5 カップ立上り部
6 編地からなる薄布
Claims (2)
- ブラジャーやその他の女性用のファンデーションのバスト当接する部分のカップ形状部に装着するためのカップ成形体において、微小な連続気泡のウレタンフォームからなり、さらにこのウレタンフォームのカップ成形体の全面に5mmないし8mm前後の間隔で1.5mmないし2mm径の表裏に開口する通気孔をカップの全面に設けて全面の通気性を微小な連続気泡よりも良好とし、さらにブラジャーやファンデーションなどを身体に装着した際に最も汗をかく***形状下部の立上り部の周縁部に15mmないし20mm間隔で6mmないし8mm径の大径の通気孔を設けてこの部分の通気性を最も良好なものとしていることを特徴とするウレタンフォームからなるカップ成形体。
- ウレタンフォームからなるカップ成形体は微小な連続気泡のウレタンフォームの表裏に編地からなる薄布を貼付して有することを特徴とする請求項1に記載のウレタンフォームからなるカップ成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011001541U JP3168220U (ja) | 2011-03-23 | 2011-03-23 | ブラジャーその他のファンデーションの***当接部に装着するカップ成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011001541U JP3168220U (ja) | 2011-03-23 | 2011-03-23 | ブラジャーその他のファンデーションの***当接部に装着するカップ成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3168220U true JP3168220U (ja) | 2011-06-02 |
Family
ID=54879224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011001541U Expired - Lifetime JP3168220U (ja) | 2011-03-23 | 2011-03-23 | ブラジャーその他のファンデーションの***当接部に装着するカップ成形体 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3168220U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019119535A1 (zh) * | 2017-12-21 | 2019-06-27 | 鄢颖 | 一种内垫 |
WO2019161533A1 (en) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | Regina Miracle International (Group) Limited | Bra cup for a brassiere and manufacturing method thereof |
-
2011
- 2011-03-23 JP JP2011001541U patent/JP3168220U/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2019119535A1 (zh) * | 2017-12-21 | 2019-06-27 | 鄢颖 | 一种内垫 |
WO2019161533A1 (en) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | Regina Miracle International (Group) Limited | Bra cup for a brassiere and manufacturing method thereof |
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