JP3164667U - 雨水取水継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の竪樋に対応可能であって、集水装置にたまったゴミの除去を簡単に行えるようにしてメンテナンス容易とし、さらに集水タンクへの過剰な流入によるトラブルを確実に防止することができる雨水取水継手を提供することを目的とする。【解決手段】竪樋に嵌合接続して取水する筒状取水継手の上端を、上竪樋部挿入部、下端を下竪樋接続部とし、取水継手の内部上方にゴミ受け部となる、通孔を有する仕切部を設け、内部下方に設けた仕切部から上方へオーバーフロー用内筒を、下方へは下竪樋係合用内筒を連通形成する。取水継手内周面とオーバーフロー用内筒との間に水受け凹所を形成するとともに、雨水取り出し開口部の略中央とオーバーフロー用内筒の上端が同程度の高さになるように、取水用継手の外面部に水受け凹所と連通する雨水取り出し開口部を設けるのである。【選択図】図1

Description

本考案は雨水を効果的に取水できる雨水取り出し装置に関するものである。より詳しくは、雨水を有効利用するために竪樋に取り付けて、流化する雨水を途中で外部に取り出し、バケツやタンクに貯めておく雨水取水装置に使用する継手に関するものである。
水不足の問題や地球環境保全の意識が高まるにつれて、雨水を資源として有効利用しようとする考え方が支持されている。
各家庭においても雨水を容易に取水できるような装置が検討され、簡易な構造を有する装置が提案されている。
たとえば特許文献1には雨水取り入れ装置が記載されている。
これは、家屋等の雨水を流化させる竪樋の途中に雨水取水継手を取り付ける構成であって、上端部が上樋接続筒部、下端部が下樋接続筒部となった取水用継手筒であって、内部に設けられた仕切り部から上方へ向けてオーバーフロー用内筒が突設されており、仕切り部よりも上位置に雨水取り出し口部を取り付けた構造となっている。
また、特許文献2には同じく竪樋の途中に取り付ける雨水取水継手であって、内部にゴミ取り部を備えると共に、取水排出部から排出した雨水を貯水するタンクの高さを支持する高さ調整機構を有するタンク支持台を有する発明が記載されている。
特開2006−156948号公報 特開2005−9155号公報
特許文献1記載の雨水取水装置は、着脱自在に樋に接続することで内部にたまった落ち葉の除去等が容易にできる等の利点を有する。一方、オーバーフロー用内筒の上端を雨水取り出し口部の上端よりも上方に位置するように突出させてあるため、降水量の比較的少ない場合は効率よく雨水タンクに取水することができるが、降水量が多くなると過剰な量の雨水が一度に雨水タンクに流入する恐れが生じる。
特許文献2記載の雨樋用集水装置は、既存の雨樋にも容易に後付けでき、ゴミ詰まりを解消してメンテナンスの容易化を図っているが、集水タンクへの貯水量の調整は集水タンク支持台の高さ調整機構によって行っており装置全体が大掛かりなものとなってコスト高を生じ、一般家庭で手軽に利用しにくいものとなっている。
そこで、本考案では既存の竪樋に対応可能であって、集水装置にたまったゴミの除去を簡単に行えるようにしてメンテナンス容易としさらに集水タンクへの過剰な流入によるトラブルを確実に防止することができる雨水取水継手を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本考案では、雨水が流下する竪樋間に嵌合接続して取水する
筒状取水継手の上端を、雨樋の竪樋を部分的に切断して得られる上竪樋部挿入部、下端を下竪樋接続部とする。
取水継手の内部上方にゴミ受け部となる、通孔を有する仕切部を設け、内部下方に設けた仕切部から上方へオーバーフロー用内筒を、下方へは下竪樋係合用内筒を継手本体と同軸上に連通形成する。
取水継手内周面とオーバーフロー用内筒との間に水受け凹所を形成するとともに、取水用継手の外面部に水受け凹所と連通する雨水取り出し開口部を設ける。さらに、下部仕切から雨水取り出し開口部の略中央部までの高さとオーバーフロー用内筒の上端までの高さを同程度に設定するのである。
オーバーフロー用内筒の上端部を雨水取水口の略中央高さに設定し、貯水タンクに貯水できる上限水位と同じ高さにしたため、必要量になるまで雨水を効率よく取水できる一方で、取水量が必要量に達すると確実にオーバーフローして排水できる。
一般家庭で使用されている径が60mm、75mmの既存の雨樋に対応可能で汎用性が高く、しかも極めて容易に後付け可能である。
径が大きめに形成されているので集水継手の上方に設けたゴミ受け仕切部に手が届き、たまったゴミや落ち葉を取り除きやすく、ゴミ等の除去のたびに取水継手を取り外す必要がなくメンテナンス性に優れている。
雨水取水継手の縦断面図。 雨水取水継手を取り付けた竪樋及び貯水タンクの説明図。 a雨水取水継手の取り付け手順説明図における手順1。
b同、手順2
c同、手順3
d同、手順4
本考案を実施するための最適な実施形態について図面を参照しながら詳説する。
図1が、請求項1記載の雨水取水継手(以下、単に「取水継手」と略す)の縦断面図である。
本考案にかかる取水継手は、家屋に取り付けた竪樋を流下する雨水を途中で外部に取りだして有効利用するものであるため、竪樋に嵌合接続して使用される。
取水継手1の継手本体2は内径83mmの円筒であって、家庭に設置されている、一般的な竪樋の径、60mm、75mmに対応可能となっているため既存の雨樋に後付け施工が容易である。
継手本体2の下端から三分の一程度の箇所に下部仕切3が設けられており、当該仕切部3から上方へはオーバーフロー用内筒部5が突設されており、下方へは下部竪樋係合用内筒6が、それぞれ継手本体2と同心円状に連通して設けられている。下部竪樋係合用内筒6に下部竪樋を係合すると継手本体2のがたつきを防止する効果を奏する。
継手本体2の内周面とオーバーフロー用内筒部5の外周面との間には水受け凹所7が形成され、竪樋を流下してくる雨水が集水される。
継手本体2の上端から三分の一程度の箇所には、ランダムに形成した多数の通孔8を有する、上部仕切4が一体的に形成されており、落ち葉やゴミ等をせき止めて継手本体2のゴミ詰まりを防止する。
上部仕切4が雨水を流下させつつ、落ち葉等のゴミをせき止める効果を有すれば、当該仕切4の通孔の形成状態や形状、大きさは限定されない。
継手本体2の径が一般的な竪樋の径より大きめに形成されているため、継手本体2と上部竪樋との隙間に手を差し込むことができる。従って、上部仕切4でせき止められたゴミを取水継手1を取り外すことなく容易に取り除くことができるのである。
継手本体2の下方外周には、継手本体2に直行して連通する円形状雨水取り出し口9が設けられており、ここに取り合いソケット10を嵌合しソケット一端と貯水タンクとをホースを介して接続するのである。
この時、雨水取り出し口9の略中心高さとオーバーフロー用内筒5の上端位置を同程度になるように位置決めしておく。
上部竪樋を通って取水継手1へ流入した雨水の一部は水受け凹所7に集水され、ある程度たまると雨水取り出し口9から排出され貯水タンクへと貯水される。
一方、設定された取水量になると、オーバーフロー用内筒部5の上端の開口に達するため、上部竪樋から流化する雨水は全量がオーバーフロー用内筒部5から下部竪樋に流れて外部に排水される。
これは、前述のようにオーバーフロー用内筒5の上端高さが雨水取り出し口9の略中央に位置するように位置決めされているからである。
本考案にかかる取水継手は、必要量の雨水を効率よく取水する一方で、雨水取り出し口9から必要以上に取水される事がなく、過剰な雨水は貯水タンクへ流れ込むことなくオーバーフロー用内筒内を通って下部下樋へと排出されるのである。
すなわち、過剰な雨水が貯水タンク等に一度に流入することによって生じるトラブルを未然に回避できるのである。
継手本体2、上下仕切3、4、上下内筒5、6の材質としては、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂が一般的であるが、これに制限されるものではなくその他の素材を使用することも可能である。
図2が実際に取水継手1を竪樋に取り付け、貯水タンクと接続した状態を示す説明図である。
竪樋11は一般住宅の建物外壁12に複数の固定バンド13で支持されている。
取水継手2の本体に切欠設けられた雨水取り出し口9に差し込み取り付けた取り合いソケット10にホース14の一端を差し込んでホースバンド等(図示せず)で固定する。
ホース14の他端は貯水タンク15に開口した取り付け口に嵌合、接続するのである。
このときホース14を略水平にして貯水タンク15に接続する。取水内筒5の上端部は貯水タンク15に貯水可能な上限水位を示している。
貯水タンクには市販のタンクや、大型バケツ等、使用者の雨水の使用目的等に合わせて適宜選択使用することで、取水装置全体のコストを大幅に低減することができる。
また、貯水タンク15は載置台16に載置することで高さ調節を行うことが容易となる。
次に図3を参照しながら取水継手の取り付け手順について説明する。
取水継手1は、新築住宅への新規施工も容易であるが、施工済みの竪樋に対する後付け施工も極めて容易である。
まず最初に図3aに示すように竪樋17を部分的に切断し、上部竪樋18と下部竪樋19とに分ける。切断線20は使用する貯水タンクに貯水可能な最大水位21から約5、6cm上方とする。切断した下部竪樋19を一端下に降ろし(図3b)、上部竪樋18の下端18aに取水継手22の上端開口部を差し込む(図3c)。続いて下部竪樋19の上端19aを取水継手22の下端開口部から差し込み、係合内筒(図示せず)に係合固定するのである(図3d)。
下部竪樋19が係合内筒に接続、取水継手22と同軸上に位置決めされるため下部竪樋19をがたつかずに取水継手22に固定できる。
このように取り付けられた雨水取水継手によれば、上側竪樋部から流下する雨水が継手本体に入るとその一部が上部筒体と継手本体との間に形成された集水凹所に入って集水されていく。ある程度の高さまで集水すると、排水部から外部へ排出されホースを通って貯水タンクへと流入する。
そして、貯水タンクが満杯になって上限水位まで達すると、上限水位と同じ高さにオーバーフロー用内筒の上端部が設定されているため、オーバーフロー用内筒を通って下部竪樋へと排出される。従って、雨水が一度に貯水タンクへ過剰に流入してトラブルを生じることがない。
貯水タンクへ集水された雨水は、庭木への水やりや洗車など必要な時に使用される。別途貯水タンク下部に蛇口を取り付ければ排水の際に便利である。
以上、実施例について詳説したが、本考案はこの実施形態に限定されるものではなく、構成の要旨を逸脱しない範囲で各部の形状、素材、大きさ等適宜変更、変形が可能である。
本考案は雨水が流下する竪樋に取り付けて雨水を取水する装置として利用可能である。
1、22、取水継手 2、継手本体
3、下部仕切 4、上部仕切
5、オーバーフロー用内筒 6、下部竪樋係合内筒
7、水受け凹所 8、通孔
9、雨水取り出し口 10、取り合いソケット
11、竪樋 14、ホース
15、貯水タンク
18、上部竪樋 19、下部竪樋
20、切断箇所 21、水位

Claims (1)

  1. 上端に上竪樋挿入部、下端に下竪樋接続部を有する、雨水が流下する竪樋間に嵌合接続する取水継手において、
    内部上方に通孔を有する上部仕切を設けてゴミ受け部とし、
    内部下方に設けた下部仕切から上方へオーバーフロー用内筒を、下方へ下竪樋係合用内筒を連通形成し、
    取水継手内周面とオーバーフロー用内筒との間に水受け凹所を形成すると共に、
    取水用継手の外面部に水受け凹所と連通する雨水取り出し開口部を設け、
    下部仕切から、オーバーフロー用内筒の上端までと雨水取り出し開口部の略中央部までを同高さに形成したことを特徴とする取水継手。
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