JP3164524B2 - 車両後部の上部扉と下部扉のロック装置 - Google Patents
車両後部の上部扉と下部扉のロック装置Info
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Description
部扉のロック装置に関するものである。
及び特公平8−26707号公報には、車体の後部に設
けた上部扉及び下部扉と、前記上部扉の下部に設けた上
部ストライカと、前記下部扉の上縁に設けられ前記上部
ストライカが係合する上部ラッチ及び該上部ラッチのフ
ルラッチ係合段部に係合して該上部ラッチの逆転を防止
する上部ラチェットとを有する上部ロック装置と、前記
下部扉の側縁に設けられ前記車体の後部側部に固定の下
部ストライカが係合する下部ロック装置と、前記下部扉
に設けられ前記下部ロック装置の解除レバーを回動させ
るアウタハンドル機構とからなるものにおいて、前記上
部ロック装置の近傍位置には、上部扉を閉扉したときは
非連結状態となり上部扉を開扉したときは連結状態とな
るクラッチ継脱機構を設けて、上部扉が開扉していると
きはアウタハンドル機構を開扉操作すると前記下部ロッ
ク装置を解放できるが、上部扉が閉扉されているときは
アウタハンドル機構を開扉操作しても前記下部ロック装
置を解放できないようにした車両後部の上部扉と下部扉
のロック装置について記載されている。
部ロック装置の近傍位置に、前記クラッチ継脱機構を設
けているので、上部ロック装置の構成が複雑になり、製
造が面倒であるのみならず、狭い部分にクラッチ機構の
ある上部ロック装置を取付けなければならないので、取
付も面倒である。
1の後部に設けた上部扉2及び下部扉3と、前記上部扉
2の下部に設けた上部ストライカ4と、前記下部扉3の
上縁に設けられ前記上部ストライカ4が係合する上部ラ
ッチ7及び該上部ラッチ7のフルラッチ係合段部13に
係合して前記上部ラッチ7の逆転を防止する上部ラチェ
ット8とを有する上部ロック装置5と、前記車体1の後
側部に設けた下部ストライカ46と、前記下部扉3の側
縁に設けられ前記下部ストライカ46に係合する下部ラ
ッチ47及び該下部ラッチ47の逆転を防止する下部ラ
チェット48とを有する下部ロック装置31と、前記下
部扉3に設けられ前記下部ラチェット48を前記下部ラ
ッチ47より離脱させるアウタハンドル機構26とから
なるものにおいて、該アウタハンドル機構26と前記下
部ロック装置31の間にはクラッチ継脱機構32を設
け、該クラッチ継脱機構32は前記上部ラチェット8に
連結して前記上部扉2が閉扉のときは非連結状態となり
前記上部扉2が開扉のときは連結状態となるように構成
し、前記クラッチ継脱機構32は前記アウタハンドル機
構26に設けた車両後部の上部扉と下部扉のロック装置
としたものである。
1は車体、2は車体1の後部の上部扉(上部上下スイン
グ扉)、3は上部扉2の下側に設けられている下部扉
(下部左右スイング扉)であり、上部扉2の下端には上
部ストライカ4が固定され、下部扉3の上縁には上部扉
2を閉扉したとき、上部ストライカ4が係合する上部ロ
ック装置5が設けられる。
その金属ロックフレーム6にラッチ7とラチェット8と
スイッチ9等が取付けられている。前記ラッチ7は、軸
10で金属ロックフレーム6に軸止され、外周面には上
部扉2を閉扉したとき前記上部ストライカ4が係合する
係合溝11と、ラチェット8の爪12が係合してラッチ
7の逆転を防止するフルラッチ係合段部13が係合され
る。ラッチ7はバネ14により図3、4において常時右
転方向に付勢され、図4のフルラッチ状態でラチェット
8の爪12が外れると、図3の開扉状態に戻される。
フレーム6に軸止され、バネ16により常時爪12がラ
ッチ7に弾着するように付勢され、下端のアーム17に
は開扉のとき、スイッチ9をオンにするピン18が設け
られる(図3)。
材であり、20は中継フレーム、21はベルクランク
で、ベルクランク21はその中心を軸22により中継フ
レーム20に軸着し、第一アーム23には前記ラチェッ
ト8に至るロッド24が連結され、第二アーム25には
アウタハンドル機構26に至るロッド27が連結され、
第三アーム28にはプッシュ式キーシリンダ29に至る
ロッド30が連絡される(図2)。第一アーム23と第
二アーム25と第三アーム28は、略120°の間隔を
置いて三方に伸びている。前記中継部材19は下部扉3
に取付けられる。
操作すると、下部扉3の下部ロック装置(テールゲート
ロック装置とも呼ばれる)31を解放して下部扉3を開
扉する。しかし、上部扉2が閉扉されているときは、ア
ウタハンドル機構26を開扉操作しても下部扉3は開扉
されないようにアウタハンドル機構26にはクラッチ継
脱機構32を設けている。クラッチ継脱機構32の構造
について説明すると、図2において、33はアウタハン
ドルフレーム、34はアウタハンドルレバー、35はア
ウタハンドルレバー34の開扉操作で下動するロッド、
図7、8、10において、36はロッド35の下端が連
結されている第一レバーで、第一レバー36は図7にお
いて左端が軸37によりアウタハンドルフレーム33側
に軸止され、前記ロッド35は第一レバー36の右端側
に連結される。第一レバー36は金属板のプレス打抜加
工か合成樹脂の射出成形により形成しているが、右端の
下縁には直角に折曲げた略水平の当接片38を形成す
る。
るように設けた第二レバーであり、同様に金属板のプレ
ス打抜加工か合成樹脂の射出成形により形成し、その左
端側には前記ベルクランク21の第二アーム25に至る
前記ロッド27の一端部が連結され、第二アーム25が
回転してロッド27が移動すると第二レバー39は左右
動する。該第二レバー39の左端側には左右長孔40が
設けられて前記軸37は該左右長孔40に挿通されてい
る。前記第二レバー39の右端側の下側には前記第一レ
バー36の当接片38が下動したとき当接する係合部4
1が形成される。クラッチ継脱機構32は第二レバー3
9が左に摺動して図8のように係合部41が当接片38
の下側に臨むとクラッチ連結状態となり、アウタハンド
ルレバー34の開扉操作によりロッド35を下動させて
第一レバー36を軸37を中心に下動させると、第一レ
バー36の当接片38は係合部41を押して第二レバー
39を軸37を中心に下動させる。第二レバー39が右
に摺動して図7のように係合部41が当接片38より右
に外れるとクラッチ非連結状態となって、アウタハンド
ルレバー34の開扉操作によりロッド35を下動させて
第一レバー36を軸37を中心に下動させても、第一レ
バー36の当接片38は係合部41を押せず空振とな
る。
ー39と重合する図11の第三レバー42が設けられ
る。第三レバー42も金属板のプレス打抜加工か合成樹
脂の射出成形により形成される。第三レバー42の左端
側は軸37に軸止され、右端側には左右長孔43が設け
られて、左右長孔43には第二レバー39より突出する
突起44が係合している。突起44は合成樹脂の射出成
形によるときは簡単に成形される。第三レバー42の右
端側にはロッド45が取付けられ、ロッド45は下部ロ
ック装置31のラチェット48に連結している。
設けた下部ストライカ46と係合するラッチ47とラッ
チ47の逆転を防止する前記ラチェット48が設けら
れ、前記ロッド45はラチェット48に連結され、クラ
ッチ継脱機構32が連結状態のときアウタハンドルレバ
ー34を開扉操作するとラチェット48は外れて下部扉
3は開扉される。
て、これをプッシュすると、ロッド30を介して前記ベ
ルクランク21を左転させ、ロッド24を介してラチェ
ット8をラッチ7より離脱させるものである。また、更
にロッド27を介して図7の第二レバー39を左動さ
せ、クラッチ継脱機構32を連結状態にする。49はア
クチュエーターであり、前記プッシュ式キーシリンダ2
9にロッド50で連結され、前記プッシュ式キーシリン
ダ29を介してラチェット8かクラッチ継脱機構32に
連結される。
体1側の下部ストライカ46に下部扉3側のラッチ47
は係合して回転し、該ラッチ47のフルラッチ係合段部
にラチェット48が係合してラッチ47の逆転を防止し
て、下部扉3はフルラッチされる。
2の下縁に取付けられている上部ストライカ4は閉扉さ
れた下部扉3側の上縁に取付けられた上部ロック装置5
のラッチ7に係合してラッチ7を回転させ、ラッチ7の
フルラッチ係合段部13にラチェット8の爪12が係合
して上部扉2をフルラッチさせる。
と、上部扉2のラッチ7のフルラッチ係合段部13に係
合するラチェット8の回転(バネ16の弾力による回
転)で、これに取付けられているロッド24を引上げる
から、ロッド24の下端が係止されている中継部材19
のベルクランク21の第一アーム23を図6の状態から
図5の状態に右転させる。すると、ベルクランク21の
第二アーム25も右回動し、ロッド27を右動させて図
8の状態にあったクラッチ継脱機構32の第二レバー3
9を右動させ、図7のように第二レバー39の係合部4
1を第一レバー36の当接片38より外し、クラッチ継
脱機構32を非連結状態にする。
26のアウタハンドルレバー34を開扉操作してロッド
35を下動させ、ロッド35により軸37を中心に第一
レバー36を下動回転させても、当接片38は係合部4
1に当接せず空振りであるから第二レバー39および第
三レバー42は回転せず、下部扉3の下部ロック装置3
1のラチェット48はラッチ47より離脱しないので開
扉できない。即ち、上部扉2が閉扉しているときは、下
部扉3は開扉しない。
態では、ラチェット8の爪12はラッチ7の外周面に当
接してロッド24は押下げられているので、図6のよう
にロッド24により第一アーム23を押下げ、ベルクラ
ンク21を左転させてロッド27によりクラッチ継脱機
構32の第二レバー39を図8の状態にするので、第二
レバー39の係合部41は第一レバー36の当接片38
の下方に臨んでクラッチ連結状態となり、アウタハンド
ルレバー34を開扉操作してロッド35を下降させると
第一レバー36を介して第二レバー39の係合部41部
分を下降させて第二レバー39を軸37を中心に右転さ
せ、第二レバー39の突起44が第三レバー42の左右
長孔43に係合しているので、第三レバー42を下降さ
せ、ロッド45を介してラチェット48をラッチ47よ
り離脱させ開扉する。
2及び下部扉3と、前記上部扉2の下部に設けた上部ス
トライカ4と、前記下部扉3の上縁に設けられ前記上部
ストライカ4が係合する上部ラッチ7及び該上部ラッチ
7のフルラッチ係合段部13に係合して前記上部ラッチ
7の逆転を防止する上部ラチェット8とを有する上部ロ
ック装置5と、前記車体1の後側部に設けた下部ストラ
イカ46と、前記下部扉3の側縁に設けられ前記下部ス
トライカ46に係合する下部ラッチ47及び該下部ラッ
チ47の逆転を防止する下部ラチェット48とを有する
下部ロック装置31と、前記下部扉3に設けられ前記下
部ラチェット48を前記下部ラッチ47より離脱させる
アウタハンドル機構26とからなるものにおいて、該ア
ウタハンドル機構26と前記下部ロック装置31の間に
はクラッチ継脱機構32を設け、該クラッチ継脱機構3
2は前記上部ラチェット8に連結して前記上部扉2が閉
扉のときは非連結状態となり前記上部扉2が開扉のとき
は連結状態となるように構成し、前記クラッチ継脱機構
32は前記アウタハンドル機構26に設けた車両後部の
上部扉と下部扉のロック装置としたものであるから、ク
ラッチ継脱機構32は周囲の狭い上部ロック装置5では
なく周囲の広いアウタハンドル機構26に設けてあるの
で、設計製造共容易であり、かつ取付作業も容易であ
る。また、アウタハンドル機構26と下部ロック装置3
1の間にはクラッチ継脱機構32を設け、該クラッチ継
脱機構32は前記上部ロック装置5の上部ラチェット8
に連結して前記上部扉2が閉扉のときはクラッチ非連結
状態となり前記上部扉2が開扉のときはクラッチ連結状
態となるように構成したから、上部扉2が閉扉のとき無
理に下部扉3を開いて破損させない。また、前記クラッ
チ継脱機構32は前記アウタハンドル機構26に設けた
構成にしたので、取付容易である。
カ、5…上部ロック装置、6…金属ロックフレーム、7
…ラッチ、8…ラチェット、9…スイッチ、10…軸、
11…係合溝、12…爪、13…フルラッチ係合段部、
14…バネ、15…軸、16…バネ、17…アーム、1
8…ピン、19…中継部材、20…中継フレーム、21
…ベルクランク、22…軸、23…第一アーム、24…
ロッド、25…第二アーム、26…アウタハンドル機
構、27…ロッド、28…第三アーム、29…プッシュ
式キーシリンダ、30…ロッド、31…下部ロック装
置、32…クラッチ継脱機構、33…アウタハンドルフ
レーム、34…アウタハンドルレバー、35…ロッド、
36…第一レバー、37…軸、38…当接片、39…第
二レバー、40…左右長孔、41…係合部、42…第三
レバー、43…左右長孔、44…突起、45…ロッド、
46…下部ストライカ、47…ラッチ、48…ラチェッ
ト、49…アクチュエーター、50…ロッド。
Claims (1)
- 【請求項1】 車体1の後部に設けた上部扉2及び下部
扉3と、前記上部扉2の下部に設けた上部ストライカ4
と、前記下部扉3の上縁に設けられ前記上部ストライカ
4が係合する上部ラッチ7及び該上部ラッチ7のフルラ
ッチ係合段部13に係合して前記上部ラッチ7の逆転を
防止する上部ラチェット8とを有する上部ロック装置5
と、前記車体1の後側部に設けた下部ストライカ46
と、前記下部扉3の側縁に設けられ前記下部ストライカ
46に係合する下部ラッチ47及び該下部ラッチ47の
逆転を防止する下部ラチェット48とを有する下部ロッ
ク装置31と、前記下部扉3に設けられ前記下部ラチェ
ット48を前記下部ラッチ47より離脱させるアウタハ
ンドル機構26とからなるものにおいて、該アウタハン
ドル機構26と前記下部ロック装置31の間にはクラッ
チ継脱機構32を設け、該クラッチ継脱機構32は前記
上部ラチェット8に連結して前記上部扉2が閉扉のとき
は非連結状態となり前記上部扉2が開扉のときは連結状
態となるように構成し、前記クラッチ継脱機構32は前
記アウタハンドル機構26に設けた車両後部の上部扉と
下部扉のロック装置。
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JP35755896A JP3164524B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 車両後部の上部扉と下部扉のロック装置 |
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Family
ID=18454746
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JP35755896A Expired - Fee Related JP3164524B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 車両後部の上部扉と下部扉のロック装置 |
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