JP3161699B2 - アーク放電利用機器用の直流電源装置 - Google Patents

アーク放電利用機器用の直流電源装置

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JP3161699B2
JP3161699B2 JP24994397A JP24994397A JP3161699B2 JP 3161699 B2 JP3161699 B2 JP 3161699B2 JP 24994397 A JP24994397 A JP 24994397A JP 24994397 A JP24994397 A JP 24994397A JP 3161699 B2 JP3161699 B2 JP 3161699B2
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秀雄 石井
晴雄 森口
亨 荒井
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアーク溶接
機やアーク切断機のようなアーク放電を利用する機器に
使用する直流電源装置に関し、特に様々な電源電圧でも
作動可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】アーク放電利用機器用の直流電源装置に
は、インバータ制御直流電源がある。インバータ制御直
流電源では、交流電圧を整流、平滑回路によって直流電
圧に変換する。この直流電圧をインバータによって高周
波電圧に変換する。この高周波電圧を変圧器によって降
圧し、降圧された高周波電圧を再び整流、平滑回路によ
って直流化して、アーク負荷に供給する。高周波電圧へ
の変換が、変圧器を小型化し、電源装置全体を小型化す
る。
【0003】世界中で使用されている交流電源の電圧に
は、様々な種類のものがある。100V及び200Vの
交流電源のいずれでも動作可能なインバータ制御直流電
源には、例えば特公平3−71218号公報に開示され
ているようなものがある。このインバータ制御直流電源
は、上述したようなインバータ制御直流電源の整流、平
滑回路とインバータとの間に、スイッチングトランジス
タとリアクトルとを備えた昇圧コンバータを設け、10
0Vの電圧が供給されているときも、200Vの電圧が
供給されているときでも、昇圧コンバータによって、一
定の電圧がインバータに供給されるようにしたものであ
る。
【0004】また、400Vと200Vの交流電源いず
れでも動作可能なインバータ制御直流電源の一例が、例
えば特許第2607997号の明細書に開示されてい
る。このインバータ制御直流電源では、交流電圧の整流
回路と、2つの平滑回路と、2つのインバータとが設け
られている。2つの平滑回路と2つのインバータとは、
互いに並列に接続されて、2つの並列回路を形成してい
る。整流回路に供給されている電圧が、400Vである
か200Vであるかを検出する検出回路が設けられ、こ
の検出回路が200Vの電圧を検出したとき、整流回路
の出力端子間に2つの並列回路が互いに並列に接続され
る。また、検出回路が400Vの電圧を検出したとき、
整流回路の出力端子間に2つの並列回路が直列に接続さ
れる。従って、整流回路に供給される電圧が200Vで
あっても、400Vであっても、2つのインバータに供
給される電圧は一定となる。これらインバータによって
生成された高周波電圧は、変圧器によって降圧され、整
流回路及び平滑回路によって直流電圧に変換され、アー
ク負荷に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように世界中
で使用されている交流電源の電圧には、様々なものがあ
り、例えば実効値が200V、208V、230V、2
40Vのいわゆる低圧系と、380V、415V、44
0V、460V、575Vの高圧系とがある。特公平3
−71218号公報に開示されている電源装置を、これ
らいずれの交流電圧が入力されても動作可能とするに
は、インバータが575Vの電圧を整流平滑した電圧を
高周波電圧に変換できるものとし、さらに昇圧部が、最
も低い200Vの電圧を整流した直流電圧を、575V
の交流電圧を整流、平滑した値に相当する直流電圧に変
換することができるものとする必要がある。従って、昇
圧コンバータの昇圧比率が約2.8と大きいので、昇圧
効率が悪くなる上に、昇圧コンバータに使用されている
スイッチングトランジスタのスイッチング効率も悪く、
またスイッチングトランジスタには大容量のものを使用
しなければならなかった。
【0006】また、特許第2607997号の電源装置
では、インバータと平滑コンデンサとからなる2つの並
列回路を直列または並列に切り換える構成であるので、
2種類の電圧にしか適用できず、しかもこれらの電圧の
うち高い方の電圧は、低い方の電圧の約2倍の電圧でな
ければならず、上記のような多数の電圧のいずれかが整
流回路に供給される場合には、使用できない。
【0007】本発明は、様々な値の交流電圧のうちいず
れが供給されても、動作可能なアーク放電利用機器の直
流電源装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
低圧系の複数の電圧及び高圧系の複数の電圧のうち1つ
を発生する交流電源が接続される入力整流部と、入力整
流部の出力電圧を昇圧し、昇圧された出力電圧を出力端
子間に生成する、スイッチング素子を含む昇圧部と、2
つの平滑コンデンサと、これら平滑コンデンサにそれぞ
れ並列に接続され、対応する前記平滑コンデンサの両端
間の電圧を高周波電圧に変換する2つのインバータとを
有する並列回路と、前記昇圧部の出力端子に、前記並列
回路を直列及び並列のうち選択された状態に切換接続す
る切換部と、1次巻線と2次巻線を有し、前記両インバ
ータの出力がそれぞれ1次巻線に供給されると共に、前
記2次巻線に変圧された高周波電圧を生成する変圧器
と、この変圧器の2次巻線に接続され、2次巻線に生成
された高周波電圧を、アーク負荷に供給するため、直流
化する直流化部と、前記入力整流部に供給されている電
圧が低圧系のとき、前記昇圧部の出力電圧を、前記低圧
系の各電圧のうち予め定めた電圧に対応するものに昇圧
させるように前記昇圧部を制御すると共に、前記両並列
回路を前記昇圧部の出力に並列に接続するように前記切
換部を切り換え、前記入力整流部に供給されている電圧
が高圧系のとき、前記昇圧部の出力電圧を、前記高圧系
の各電圧のうち予め定めた電圧に対応するものに昇圧さ
せるように前記昇圧部を制御すると共に、前記両並列回
路を前記昇圧部の出力に直列に接続するように前記切換
部を切り換える制御部とを、具備している。
【0009】請求項1記載の発明によれば、入力整流部
に供給されている交流電圧が低圧系の場合、その入力さ
れた交流電圧を整流した電圧を、昇圧部が、低圧系の各
電圧のうち予め定めた電圧に対応するもの、例えば該予
め定めた電圧を整流した電圧に相当する電圧に昇圧す
る。この昇圧された電圧は、互いに並列に接続された2
つの並列回路に供給される。各並列回路は、平滑コンデ
ンサとインバータとからなるので、昇圧された電圧が平
滑され、各インバータに供給されて、高周波電圧に変換
される。この高周波電圧は、変圧器によって降圧され、
直流化部によって直流化され、アーク負荷に供給され
る。
【0010】入力整流部に供給されている交流電圧が高
圧系の場合、その入力された交流電圧を整流した電圧
を、昇圧部が、低圧系の各電圧のうち予め定めた電圧に
対応するもの、例えば該予め定めた電圧を整流した電圧
に相当する電圧に昇圧する。この昇圧された電圧は、互
いに直列に接続された2つの並列回路に供給される。従
って、各並列回路には、昇圧された電圧を二分した電圧
が供給される。なお、高電圧系の各電圧のうち最高電圧
が入力供給部に供給されているときに、各インバータに
それぞれ供給される電圧が、低圧系の各電圧のうち最高
電圧が入力整流部に供給されているときに、インバータ
に供給される電圧にほぼ等しいか、それ以上の電圧で、
各インバータが動作可能であればよい。各並列回路に供
給された電圧は、平滑コンデンサによって平滑され、各
インバータによって高周波電圧に変換され、この高周波
電圧は、変圧器によって降圧され、直流化部によって直
流化され、アーク負荷に供給される。
【0011】請求項1記載の発明による直流電源装置
は、2種類よりも多くの交流電圧のうち、いずれの電圧
が供給されても、動作可能である。昇圧部も極端に大き
な比率で電圧を昇圧する必要がないので、昇圧部の効率
が向上するし、昇圧部に使用されるスイッチング素子の
スイッチング損失も小さくできるし、スイッチング素子
には小容量のものを使用できる。
【0012】なお、昇圧部は、前記昇圧部の出力電圧の
検出器と、低圧系の各電圧のうち予め定めた電圧、例え
ば最高電圧またはこれに近い電圧を整流した値に相当す
る第1の基準信号を発生する第1の基準信号源と、高圧
系の各電圧のうち予め定めた電圧、例えば最高電圧また
はこれに近い電圧を整流した値に相当する第2の基準信
号を発生する第2の基準信号源と、前記昇圧部の出力電
圧の検出器の出力信号と、第1及び第2の基準信号のう
ち選択されたものとの差が零になるように前記昇圧部を
制御する昇圧制御部と、前記入力整流部に供給されてい
る電圧の値を検知し、この検知された電圧が低圧系のと
き、第1の基準信号を前記昇圧制御部に供給し、前記検
知された電圧が高圧系のとき、第2の基準信号を前記昇
圧制御部に供給する電圧検知部とを、具備するものとで
きる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のア
ーク放電利用機器用の直流電源装置において、前記制御
部が、前記入力整流部に供給される電圧が低圧系である
か高圧系であるかを検出する電圧検出部と、使用する交
流電源が高圧系または低圧系であるかの設定を行う設定
部と、前記電圧検出部が低圧系の電圧を検出し、前記設
定部によって低圧系に設定されているときのみ、前記切
換部に、前記並列回路を前記昇圧部の出力端子間に並列
に接続させる切換制御部とを、有している。
【0014】請求項2記載の発明によれば、電圧検出部
が低圧系の電圧を検出し、設定部によって低圧系が設定
されているとき以外には、各並列回路は直列に接続され
ている。従って、高圧系の電圧が入力整流部に供給され
ているときに、誤って設定部によって低圧系が設定され
ていても、各並列回路は直列に接続されているので、各
並列回路に許容電圧以上の電圧が供給されることはな
く、各並列回路が破損することはない。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載のア
ーク放電利用機器用の直流電源装置において、前記入力
整流部の出力側と前記溶接負荷との間に開閉スイッチを
設け、前記制御部は、前記入力整流部に供給される電圧
が低圧系であるか高圧系であるかを検出する電圧検出部
と、使用する交流電源が高圧系または低圧系であるかの
設定を行う設定部と、前記電圧検出部で検出された電圧
が低圧系であり、前記設定部で設定された電圧が高圧系
であるときと、前記電圧検出部で検出された電圧が高圧
系であり、前記設定部で設定された電圧が低圧系である
とき、前記開閉スイッチを開放状態とする電源制御部と
を、有している。
【0016】請求項3記載の発明によれば、入力整流部
に供給されている電圧が低圧系であり、設定部で設定さ
れた電圧が誤って高圧系であっても、入力整流部に供給
されている電圧が高圧系であり、設定部で設定されてい
る電圧が誤って低圧系であっても、開閉スイッチが開放
状態とされているので、異常な電圧が並列回路に供給さ
れることはない。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載のア
ーク放電利用機器用の直流電源装置において、前記昇圧
部が、入力された低圧系または高圧系の電圧を、低圧系
及び高圧系の最低電圧に同じ倍率を乗算した値までそれ
ぞれ昇圧させる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、昇圧部が出
力する電圧は、低圧系及び高圧系の最低電圧に同じ倍率
を乗算した値であるので、例えば1つの基準信号を分圧
して2つの、即ち第1及び第2の基準信号を生成するこ
とができる。従って、昇圧部を、昇圧部の出力電圧の検
出器と、昇圧部の出力電圧の検出器の出力信号と、基準
信号との差が零になるように昇圧部を制御する昇圧制御
部と、入力整流部に供給されている電圧の値を検知し、
この検知された電圧が低圧系のとき、第1の基準信号を
前記昇圧制御部に供給し、検知された電圧が高圧系のと
き、第2の基準信号を昇圧制御部に供給する電圧検知部
とを、備えたものとすると、1つの基準信号源のみを設
ければよい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の1実施の形態のアーク溶
接機は、図1に示すように入力端子2a、2b、2cを
有している。これら入力端子2a、2b、2cには、低
圧系、例えば200V、208V、230V、240V
または高圧系、例えば380V、415V、460V、
575Vのうちいずれかの三相交流電源が接続される。
高圧系の各電圧は、低圧系の電圧の概ね2倍の電圧であ
る。
【0020】各入力端子2a乃至2cに供給された三相
交流電圧は、入力整流部4によって整流される。入力整
流部4は、整流ダイオード4a乃至4fを含むブリッジ
回路に構成されている。
【0021】入力整流部4の出力端子4P、4Nに生成
される出力電圧は、開閉スイッチング素子、例えばサイ
リスタ6を介して昇圧部、例えば昇圧コンバータ8に供
給されている。サイリスタ6の制御については後述す
る。
【0022】昇圧コンバータ8は、入力整流部4の出力
端子4Pに、サイリスタ6を介して一端が接続されたリ
アクトル10を有している。このリアクトル10の他端
は、半導体スイッチング素子、例えばIGBT12のコ
レクタに接続され、エミッタは、電流検出器14を介し
て入力整流部4の出力端子4Nに接続されている。電流
検出器14は、これに流れる電流を表す電流検出信号を
生成する。リアクトル10とIGBTのコレクタとの接
続点は、逆流防止用ダイオード16を介して昇圧コンバ
ータ8の出力端Pに接続されている。IGBT12のエ
ミッタと電流検出器14との接続点は昇圧コンバータ8
の出力端Nに接続されている。出力端P、N間には、電
圧検出器18が接続され、この電圧検出器18は、出力
端P、N間の電圧を表す電圧検出信号を生成する。
【0023】この電圧検出器18が出力する電圧検出信
号は、昇圧コンバータ制御部20に供給されている。ま
た、基準信号源、例えば低圧系用の基準電源22、高圧
系用の基準電源24のうち、後述するように選択された
一方が発生する基準電圧も、昇圧コンバータ制御部20
に供給されている。昇圧コンバータ制御部20は、IG
BT12のゲートに制御信号を供給して、IGBT12
にオン、オフ動作を繰り返させて、即ちスイッチング動
作させて、出力端P、Nに生成される出力電圧を昇圧さ
せる。即ち、IGBT12がオンのとき、リアクトル1
0に電流が流れ、エネルギーが蓄積される。IGBT1
2がオフのとき、リアクトル10に逆起電力が発生し、
これによる電圧と入力側整流部4からの電圧とが重畳さ
れて、昇圧が行われる。
【0024】電圧検出信号と基準電圧との差が零となる
ように、IGBT12がオン、オフされる周期を一定と
しつつ、IGBT12がオンとされる期間の制御、即ち
PWM制御が、昇圧コンバータ制御部20によって行わ
れる。従って、低圧系用の基準電源22が、例えば低圧
系の最高電圧240Vにルート2を乗算した値(約34
0V)に相当する低圧系用基準電圧を発生し、これが昇
圧コンバータ制御部20に供給され、入力端子2a乃至
2cに低圧系のいずれかの電圧が供給されているとき、
出力端P、Nには約340Vの一定電圧が発生する。
【0025】また、高圧系用の基準電源24が、例えば
高圧系の最高電圧575Vにルート2を乗算した値(約
813V)に相当する高圧系用基準電圧を発生し、これ
が昇圧コンバータ制御部20に供給され、入力端子2a
乃至2cに高圧系のいずれかの電圧が供給されていると
き、出力端P、Nには約813Vの一定電圧が発生す
る。
【0026】従って、低圧系の電圧が入力端子2a乃至
2cに供給されている場合、昇圧コンバータ8は、最大
でも200Vのルート2倍の電圧を240Vのルート2
倍の電圧に昇圧すればよいので、最大昇圧比率は約1.
2倍であり、高圧系の電圧が入力端子2a乃至2cに供
給されているとき、昇圧コンバータ8は、最大でも38
0Vのルート2倍の電圧を575Vのルート2倍の電圧
に昇圧すればよいので、最大昇圧比率は約1.4倍であ
る。もし、低圧系の電圧200Vのルート2倍を、高圧
系の最高電圧575Vのルート2倍まで昇圧しなければ
ならないなら、その昇圧比率は約2.8倍となり、昇圧
コンバータの負担は非常に大きい。
【0027】なお、電流検出器14からの電流検出信号
も昇圧コンバータ制御部20に供給されているが、これ
はIGBT12に流れる電流を抑制するために使用され
ている。
【0028】出力端P、N間には、切換部26が接続さ
れている。切換部26は、常開のリレー接点28a、常
閉のリレー接点28b、常開のリレー接点28cを、こ
の順に出力端PからNに直列に接続したものである。後
述するリレー回路28に電流が流れたとき、リレー接点
28a、28cが閉成され、リレー接点28bが開放さ
れる。
【0029】リレー接点28aの一端、即ち出力端Pに
並列回路30の一端が接続され、リレー接点28bと2
8cの接続点に並列回路30の他端が接続されている。
同様にリレー接点28cの一端、即ち出力端Nに並列回
路32の一端が接続され、リレー接点28b、28cの
接続点に並列回路32の他端が接続されている。従っ
て、リレー28に電流が流れていないとき、リレー接点
28a、28cが開放され、リレー接点28bが閉成さ
れているので、出力端P、N間に並列回路30、32が
直列に接続される。一方、リレー28に電流が流れてい
るとき、リレー接点28a、28cが閉成され、リレー
接点28bが開放されるので、並列回路30、32が出
力端P、N間に並列に接続される。
【0030】並列回路30は、平滑コンデンサ34とイ
ンバータ、例えばハーフブリッジ高周波インバータ36
とが並列に接続されたものである。ハーフブリッジ高周
波インバータ36は、直列に接続されたコンデンサ3
8、40と、直列に接続された半導体スイッチング素
子、例えばIGBT42、44とが並列に接続された公
知のものである。IGBT42、44にそれぞれ並列に
フライホイールダイオード46、48が接続されてい
る。
【0031】並列回路32も、平滑コンデンサ50とハ
ーフブリッジ高周波インバータ52とが並列に接続され
たものである。ハーフブリッジ高周波インバータ52
も、コンデンサ54、56、IGBT58、60、フラ
イホイールダイオード62、64を有している。なお、
ハーフブリッジ高周波インバータ36、52に代えて、
フルブリッジ高周波インバータを使用することもでき
る。
【0032】高周波インバータ36、52の出力である
高周波電圧は、変圧器66、68に供給されている。変
圧器66は、1つの1次巻線66Pと、これに密結合さ
れた2つの2次巻線66S1、66S2とを有し、変圧
器68も1つの1次巻線68Pと、これに密結合された
2つの2次巻線68S1、68S2とを有している。こ
れら変圧器66、68は、小型化を図るため、1つの鉄
心の異なる脚に、変圧器66の巻線66P、66S1、
66S2と、変圧器68の巻線68P、66S1、66
S2とが、粗結合の状態にそれぞれ巻回されている。無
論、変圧器66、68ごとに別の鉄心を使用してもよ
い。
【0033】高周波インバータ36の出力が変圧器66
の1次巻線66Pに供給され、高周波インバータ52の
出力が、変圧器68の1次巻線68Pに供給されてい
る。変圧器66の2次巻線66S1が、変圧器68の2
次巻線68S1と直列に接続され、この2次巻線68S
1は変圧器66の2次巻線66S2に直列に接続され、
この2次巻線66S2が、変圧器68の2次巻線68S
2と直列に接続されている。結果として、これら各巻線
66S1、66S2、68S1、68S2は電流バラン
サを形成している。なお、1次巻線66Pと2次巻線6
6S1、66S2との巻線比と、1次巻線68Pと2次
巻線68S1、66S2との巻線比は、同一にされてい
る。
【0034】変圧器66、68の1次巻線66P、68
Pに高周波インバータ36、52から供給された高周波
電圧は、変圧、例えば降圧されて、各2次巻線66S
1、66S2、68S1、68S2に誘起される。これ
ら誘起された高周波電圧は、直流化部70によって直流
化される。直流化部70は、出力整流部、例えば整流ダ
イオード72、74と、平滑回路、例えば平滑リアクト
ル76とを有している。そして、直流化部70によって
直流化された直流電圧は、アーク負荷、例えば母材78
とトーチ80との間に供給される。トーチ80を流れる
電流が、電流検出器82によって検出される。電流検出
器82が発生する電流検出信号は、インバータ制御部8
4に供給される。インバータ制御部84は、内蔵する基
準信号源が発生する基準信号に、電流検出信号が一致す
るように、即ち定電流となるように、各IGBT42、
44、58、60をPWM制御する。
【0035】また、一定の電圧に保持されている平滑コ
ンデンサ34の両端間の電圧が、DC/DCコンバータ
86によって変圧されて、昇圧コンバータ20、インバ
ータ制御部84にこれらの駆動電圧として供給されてい
る。
【0036】入力端子2a、2b間には、電圧リレー8
8が接続されている。この電圧リレー88は、入力端子
2a、2b、2cに供給されている電圧が低圧系に属す
る電圧である200V、208V、230Vまたは24
0Vの場合、電圧リレー88に付属する常開リレー接点
88a、88b、88dを閉成し、常閉リレー接点88
c、88eを開放する。一方、入力端子2a、2b、2
cに供給されている電圧が高圧系に属する電圧380
V、415V、460Vまたは575Vの場合、常開リ
レー接点88a、88b、88dを開放し、常閉リレー
接点88c、88eを閉成する。
【0037】常開リレー接点88dは、低圧系基準電源
22と昇圧コンバータ制御部20との間に設けられてい
るので、低圧系の電圧が入力端子2a、2b、2cに供
給されているとき、低圧系基準電源22の基準電圧が、
昇圧コンバータ20に供給されている。常閉リレー接点
88eは、高電圧系基準電源24と昇圧コンバータ制御
部20との間に設けられているので、高電圧系の電圧が
入力端子2a、2b、2cに供給されているとき、高電
圧系基準電源24の基準電圧が昇圧コンバータ20に供
給される。特に、高電圧系基準電源24は、常閉リレー
接点88eを介して昇圧コンバータ制御部20に供給さ
れ、この常閉リレー接点88eは、電圧リレー88が低
圧系の電圧を検出したときのみ、開放されるので、電圧
リレー88の故障で、リレー接点88d、88eが作動
しなくなったとき、高電圧系の電圧が供給されていて
も、各IGBTが破損するようなことはない。
【0038】入力端子2a、2b間には、設定部、例え
ば切換スイッチ90とリレー92との直列回路も接続さ
れている。切換スイッチ90は、入力端子2aに接続さ
れた接点90aと、開放された接点90bと、リレー9
2に接続された接触子90cとを有し、低圧系の電圧を
入力端子2a乃至2cに供給しようとするとき、作業員
によって接触子90cが接点90a(低圧系L側)に切
り換えられ、高電圧系の電圧を入力端子2a乃至2cに
供給しようとするとき、作業員によって接触子90cが
接点90b(高電圧系H側)に切り換えられる。
【0039】従って、低圧系Lに接触子90cが切り換
えられているとき、リレー92に電流が流れ、これに付
属する常開リレー接点92a、92bが閉成され、常閉
リレー接点92cが開放される。また高電圧系Hに接触
子90cが切り換えられているとき、リレー92には電
流が流れず、常開リレー接点92a、92bが開放さ
れ、常閉リレー接点92cが閉成される。
【0040】常開リレー接点92aは、上述した常開リ
レー接点88aと、上述したリレー28と直列回路を構
成し、この直列回路は、入力端子2a、2b間に接続さ
れている。上述したように低圧系の電圧が入力端子2a
乃至2cに供給されているとき、常開リレー接点88a
は閉成される。従って、切換スイッチ90が低圧系に切
り換えられており、かつ入力端子2a乃至2cに低圧系
の電圧が実際に供給されているときのみ、リレー28に
電流が流れ、リレー接点28a、28cが閉成され、リ
レー接点28bが開放され、並列回路30、32は昇圧
コンバータ8の出力端P、Nの両端間に接続される。
【0041】このとき、昇圧コンバータ8は、低圧系の
いずれの電圧が供給されていても、この供給電圧を上述
した約340Vの定電圧に変換しており、これらが並列
回路30、32に供給され、平滑回路34、50によっ
て平滑され、かつ高周波インバータ36、52によって
高周波電圧に変換され、変圧器66、68で変圧され、
直流化部70で直流化される。なお、このとき、高周波
インバータ36、52に変圧器56、58の1次巻線6
6P、68Pが接続されているので、これら1次巻線6
6P、68Pも並列に接続される。
【0042】また、入力端子2a乃至2cに高圧系の電
圧が供給されているにもかかわらず、誤って切換スイッ
チ90の接触子90cを低圧系L側に切り換えている場
合には、リレー接点88aが開放されているので、並列
回路30、32は、昇圧コンバータ8の出力端P、Nに
直列に接続された状態が維持される。従って、IGBT
42、44、58、60に耐圧以上の電圧が印加され
ず、これらが破損することはない。
【0043】無論、入力端子2a乃至2cに高圧系の電
圧が供給され、切換スイッチ90の接触子90cが高圧
系側に切り換えられている場合にも、昇圧コンバータ8
の出力端P、Nに直列に接続された状態が維持される。
この場合、昇圧コンバータは、高圧系の電圧を上述した
813Vの定電圧に変換しており、この電圧は、直列に
接続された並列回路30、32に供給される。従って、
各並列回路30、32の分担電圧は約406Vであり、
並列回路30、32を構成する平滑コンデンサ34、5
0、高周波インバータ36、52を、この406Vの電
圧で動作可能に耐電圧等を選択しておけば、並列回路3
0、32が直列に接続された場合でも、並列に接続され
た場合でも、動作可能である。
【0044】並列回路30、32が直列に接続されてい
る場合でも、平滑回路34、50によって平滑され、か
つ高周波インバータ36、53によって高周波電圧に変
換され、変圧器66、68で変圧され、直流化部70で
直流化される。なお、このとき、高周波インバータ3
6、52に変圧器66、68の1次巻線66P、68P
が接続されているので、高周波インバータ36、52が
直列に接続されたことにより、これら1次巻線66P、
68Pも直列に接続される。
【0045】リレー92の常開リレー接点88bは、電
圧リレー92の常開接点92bとサイリスタ駆動回路9
4と直列に、入力端子2a、2b間に接続され、リレー
92の常閉リレー接点88cは、電圧リレー92の常閉
接点92cとサイリスタ駆動回路94と直列に、入力端
子2a、2b間に接続されている。
【0046】従って、切換スイッチ90の接触子90c
を低圧側の接点90aに切り換えた状態で、入力端子2
a乃至2cに低圧系の電圧が供給されているとき、常開
リレー接点88b、92bが閉成され、常閉リレー接点
88c、92cが開放されるので、リレー接点88b、
92bを介してサイリスタ駆動回路94に電流が流れ
る。
【0047】また、切換スイッチ90の接触子90cを
高圧側の接点90bに切り換えた状態で、入力端子2a
乃至2cに高圧系の電圧が供給されているとき、常開リ
レー接点88b、92bが開放され、常閉リレー接点8
8c、92cが閉成されるので、リレー接点88c、9
2cを介してサイリスタ駆動回路94に電流が流れる。
【0048】サイリスタ駆動回路94は、これに電流が
供給されると動作し、その動作の開始時からサイリスタ
6の位相制御を開始して、徐々にコンデンサ34、50
を充電させ、コンデンサ34、50が完全に充電された
定常状態では、アノードファイヤ等によりサイリスタ6
を全導通させる。
【0049】切換スイッチ90の接触子90cが低圧側
の接点90a側に切り換えられているにもかかわらず、
入力端子2a乃至2cに高圧系の電圧が供給されている
とき、常開リレー接点88bが開放され、常閉リレー接
点88cが閉成されるが、常開リレー接点92bが閉成
され、常閉リレー接点92cが開放される。従って、常
開リレー接点88b、常開リレー接点92bの経路に
も、常閉リレー接点88c、常閉リレー接点92cの経
路にも電流が流れず、サイリスタ駆動回路94は動作せ
ず、サイリスタ6はオフ状態を維持する。
【0050】切換スイッチ90の接触子90cが高圧側
の接点90bに切り換えられているにもかかわらず、入
力端子2a乃至2cに低圧系の電圧が供給されていると
き、常開リレー接点88bが閉成され、常閉リレー接点
88cが開放され、常開リレー接点92bが開放され、
常閉リレー接点92cが閉成される。従って、常開リレ
ー接点88b、常開リレー接点92bの経路にも、常閉
リレー接点88c、常閉リレー接点92cの経路にも電
流が流れず、サイリスタ駆動回路94は動作せず、サイ
リスタ6はオフ状態を維持する。
【0051】このように切換スイッチ90による低圧系
または高圧系の設定に、実際に供給されている電圧が一
致したときのみ、サイリスタ6が導通する。従って、誤
った電圧で、この電源装置を動作させ、IGBT等を破
損することを防止できる。
【0052】なお、サイリスタ6は、入力整流部4と昇
圧コンバータ8との間に設けたが、入力整流部4とアー
ク負荷との間に任意の位置に設けることができる。ま
た、サイリスタ6に代えて、開閉スイッチを設けること
もできる。
【0053】電圧リレー88、切換スイッチ90、リレ
ー92、サイリスタ駆動回路94、リレー28が制御部
を構成し、特に電圧リレー88、切換スイッチ90、リ
レー92、28が、切換制御部を構成し、電圧リレー8
8、切換スイッチ90、リレー92、サイリスタ駆動回
路94が電源制御部を構成している。
【0054】上記の実施の形態では、高圧系において2
00Vのルート2倍の電圧を575Vのルート2倍まで
昇圧させたが、200Vのルート2倍の電圧を460V
のルート2倍まで昇圧させるようにすることもできる。
この場合、高圧系における最大昇圧比率は、約1.2倍
となり、低圧系における最大昇圧比率と等しくなる。従
って、昇圧コンバータ制御部20に供給する低圧系用の
基準電圧の約2倍が高圧系用の基準電圧となる。従っ
て、図2に示すように、例えば高圧系用の基準電圧を発
生する基準電源24のみを設け、これの電圧をリレー接
点88eを介して昇圧コンバータ制御部20に供給する
と共に、基準電源24の電圧を分圧する分圧器100を
基準電源24の両端に設け、この分圧器100の電圧を
低圧系用の基準電圧としてリレー接点88dを介して昇
圧コンバータ制御部20に供給するようにしてもよい。
これによって1種類の基準電源のみを設ければよい。
【0055】なお、この場合、高圧系の最高電圧である
575Vは、昇圧コンバータ8のIGBT12をオフと
することによって昇圧コンバータ8では昇圧せずに、入
力整流部8で整流し、平滑コンデンサ34、50に供給
する。
【0056】また、上記の実施の形態では、変圧器6
6、68の2次巻線66S1と68S1とを直列に接続
し、2次巻線66S2と68S2とを直列に接続してい
るので、インバータ36、52の入力電圧の変動やアー
ク負荷の短絡が生じても、変圧器66、68の2次側電
流は常に等しくなり、インバータ36、52の電流不平
行が防止され、IGBT42、44、58、60の破損
が防止される。
【0057】さらに、図3に示すように構成して、IG
BT42、44、58、60に印加される電圧の不平衡
を防止することもできる。即ち、変圧器66、68に、
1次巻線66p、68pと同程度の巻き数とした3次巻
線66t、68tを設け、この3次巻線66t、68t
に誘起された電圧を、ブリッジ接続されたダイオードか
らなる帰還整流部102、104で整流する。変圧器6
6側の3次巻線66tの誘起電圧を帰還整流部102で
整流したものを、インバータ52側に供給し、変圧器6
8側の3次巻線68tの誘起電圧を帰還整流部104で
整流したものを、インバータ36側に供給している。
【0058】例えば、インバータ36の印加電圧が低下
して、インバータ36、52の出力電圧に差が生じる
と、帰還整流部102の出力電圧が上記差に相当する値
だけ低下し、逆に帰還整流部104の出力電圧が上記差
に相当する値だけ上昇する。これによって、インバータ
36、52の印加電圧が等しくなり、これらの出力電圧
は等しくなる。
【0059】上記の実施の形態では、昇圧コンバータ8
の出力電圧を電圧検出器18によって検出し、その検出
信号を昇圧コンバータ制御部20に供給したが、平滑コ
ンデンサ34または50の電圧を検出し、この検出信号
を昇圧コンバータ制御部20に供給してもよい。この場
合、昇圧コンバータ制御部20に供給される基準電圧
も、平滑コンデンサ34と50とが並列に接続されてい
るときに、これらにそれぞれ生成したい電圧に相当する
ものと、平滑コンデンサ34と50とが直列に接続され
ているときに、これらにそれぞれ生成したい電圧に相当
するものとに変更される。
【0060】上記の実施の形態は、本発明をアーク溶接
機の電源装置に実施したものであるが、他のアーク放電
利用機器、例えばアーク切断機の電源装置に実施するこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態のアーク溶接機の電源装
置のブロック図である。
【図2】同アーク溶接機の変形の一例の一部を示す図で
ある。
【図3】同アーク溶接機の変形の他の例の一部を示す図
である。
【符号の説明】
4 入力整流部 6 サイリスタ(開閉スイッチ) 8 昇圧コンバータ(昇圧部) 26 切換部 28 リレー 30 32 並列回路 34 50 平滑コンデンサ 36 52 高周波インバータ 66 68 変圧器 70 直流化部 88 電圧リレー 90 切換スイッチ(設定部) 92 リレー 94 サイリスタ駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩野 国男 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3 号 株式会社三社電機製作所内 (56)参考文献 特開 平8−71749(JP,A) 特開 平2−41778(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/073 H02M 3/28 H02M 3/335 H02M 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧系の複数の電圧及び高圧系の複数の
    電圧のうち1つを発生する交流電源が接続される入力整
    流部と、 この入力整流部の出力電圧を昇圧し、昇圧された出力電
    圧を出力端子間に生成する、スイッチング素子を含む昇
    圧部と、 2つの平滑コンデンサと、これら平滑コンデンサにそれ
    ぞれ並列に接続され、対応する前記平滑コンデンサの両
    端間の電圧を高周波電圧に変換する2つのインバータと
    を有する並列回路と、 前記昇圧部の出力端子に、前記並列回路を直列及び並列
    のうち選択された状態に切換接続する切換部と、 1次巻線と2次巻線を有し、前記両インバータの出力が
    それぞれ1次巻線に供給されると共に、前記2次巻線に
    変圧された高周波電圧を生成する変圧器と、 この変圧器の2次巻線に接続され、2次巻線に生成され
    た高周波電圧を、アーク負荷に供給するため、直流化す
    る直流化部と、 前記入力整流部に供給されている電圧が低圧系のとき、
    前記昇圧部の出力電圧を、前記低圧系の各電圧のうち予
    め定めた電圧に対応するものに昇圧させるように前記昇
    圧部を制御すると共に、前記両並列回路を前記昇圧部の
    出力に並列に接続するように前記切換部を切り換え、前
    記入力整流部に供給されている電圧が高圧系のとき、前
    記昇圧部の出力電圧を、前記高圧系の各電圧のうち予め
    定めた電圧に対応するものに昇圧させるように前記昇圧
    部を制御すると共に、前記両並列回路を前記昇圧部の出
    力に直列に接続するように前記切換部を切り換える制御
    部とを、具備するアーク放電利用機器用の直流電源装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアーク放電利用機器用の
    直流電源装置において、前記制御部は、前記入力整流部
    に供給される電圧が低圧系であるか高圧系であるかを検
    出する電圧検出部と、使用する交流電源が高圧系または
    低圧系であるかの設定を行う設定部と、前記電圧検出部
    が低圧系の電圧を検出し、前記設定部によって低圧系に
    設定されているときのみ、前記切換部に、前記並列回路
    を前記昇圧部の出力端子間に並列に接続させる切換制御
    部とを、有するアーク放電利用機器用の直流電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアーク放電利用機器用の
    直流電源装置において、前記入力整流部の出力側と前記
    溶接負荷との間に開閉スイッチを設け、前記制御部は、
    前記入力整流部に供給される電圧が低圧系であるか高圧
    系であるかを検出する電圧検出部と、使用する交流電源
    が高圧系または低圧系であるかの設定を行う設定部と、
    前記電圧検出部で検出された電圧が低圧系であり、前記
    設定部で設定された電圧が高圧系であるときと、前記電
    圧検出部で検出された電圧が高圧系であり、前記設定部
    で設定された電圧が低圧系であるとき、前記開閉スイッ
    チを開放状態とする電源制御部とを、有するアーク放電
    利用機器用の直流電源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のアーク放電利用機器用の
    直流電源装置において、前記昇圧部は、入力された低圧
    系または高圧系の電圧を、低圧系及び高圧系の最低電圧
    に同じ倍率を乗算した値までそれぞれ昇圧させるアーク
    放電利用機器用の直流電源装置。
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