JP3161006B2 - 粉末ゴム表面処理剤及びそれを用いた粉末ゴム団粒塊 - Google Patents

粉末ゴム表面処理剤及びそれを用いた粉末ゴム団粒塊

Info

Publication number
JP3161006B2
JP3161006B2 JP06026792A JP6026792A JP3161006B2 JP 3161006 B2 JP3161006 B2 JP 3161006B2 JP 06026792 A JP06026792 A JP 06026792A JP 6026792 A JP6026792 A JP 6026792A JP 3161006 B2 JP3161006 B2 JP 3161006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
treating agent
surface treating
powder
aggregate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06026792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05262886A (ja
Inventor
進 高橋
正市 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP06026792A priority Critical patent/JP3161006B2/ja
Publication of JPH05262886A publication Critical patent/JPH05262886A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3161006B2 publication Critical patent/JP3161006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、粉末ゴム表面処理剤
及びそれを用いた団粒塊に関し、特に粉粒状のゴム粉を
団粒塊化して弾性舗装体を構築するための粉末ゴム表面
処理剤、その団粒塊に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉粒状のゴムを用いて舗装体を構築する
方法には特開昭49ー126777号公報、特開昭50
ー34号公報、特公昭51ー20233号公報、特公平
2ー31165号公報等において、粉末ゴムの結合剤と
して液状ポリウレタンを用いる方法が開示されている。
【0003】しかし、これらの方法は、得られる団粒塊
は耐圧縮性を有するものの折り曲げによる柔軟性につい
ては乏しく割れを生じやすい難点がある。そこで、特開
昭63ー19303号公報にはポリブタジェン系ポリオ
ールで粉末状ゴムを前処理する方法が提案されている。
【0004】しかし、上記前処理剤で処理しても団粒塊
の柔軟性および割れについて未だ充分な解決が得られな
い。また、従来粉末ゴム団粒塊としては、上記のように
粉末状ゴムを前処理剤で処理して得られるものの外、ラ
テックス、樹脂エマルジョンなどを使用して得られるも
のが提案されているが、得られた団粒塊は、耐水性が不
足しているために屋外にて使用している間に団粒塊が崩
壊することがあり、舗装体として使用することができ
ず、屋内での使用や上下をシールして完全に密閉した状
態での使用に限定されている。さらにラテックス等を使
用するものは、団粒塊化に際して高温、高圧のプレス成
形が必要であったり、長期間の養生を必要とするという
問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、屋外使用を
行なうも、団粒塊の崩壊を無くし、柔軟性を有し、特に
スパイク等による歩行摩耗侵食の防止を計ることのでき
る舗装体を製造するに際し、耐水性に優れた粉末ゴム団
粒塊を得るための粉末ゴム表面処理剤及びこれを用いて
なる粉末ゴム団粒塊を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意研究の結果本発明を完成するに至
った。
【0007】即ち本発明は少なくとも有機モノカルボン
酸と有機モノカルボン酸金属塩とポリオール化合物とか
らなる粉末ゴム表面処理剤であって、特にポリオール化
合物としてポリエーテル化合物を用いることを特徴とす
る。さらに粉末ゴム表面処理剤を、特に粉末状ゴムに対
し0.5〜30重量部用いてなることを特徴とする粉末
ゴム団粒塊を提供する。
【0008】本発明の粉末ゴム団粒塊は本発明の特定組
成の粉末ゴム表面処理剤で前処理することによって耐久
性に優れるものである。
【0009】
【発明の構成】本発明において使用する粉末ゴム表面処
理剤の有機モノカルボン酸とは、例えばギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸、オクチル酸、ラウリル酸、ステアリン酸等
のなかより選ばれるものであって常温で液状の低臭気の
ものが好ましい。
【0010】本発明において使用する粉末ゴム表面処理
剤の有機モノカルボン酸金属塩とは、例えばギ酸カリウ
ム、酢酸ナトリウムプロピオン酸カルシュウム、オクチ
ル酸カルシウム、オクチル酸鉛、ジブチルチンジラウレ
ート、スタンナスオクテート、ラウリル酸、ステアリン
酸カルシュウム等の中より選ばれるもの。
【0011】本発明において使用する粉末ゴム表面処理
剤のポリオール化合物とは、例えば、ポリエステルポリ
オール類、ポリエーテルポリオール類、ポリエステルポ
リアミドポリオール類、ポリカーボネートポリオール
類、ポリカプロラクトンポリエステルポリオール類、ポ
リブタジエンポリオール類、ポリペンタジエンポリオー
ル類、ひまし油系ポリオール、低分子量ジオール類、ト
リメチロールプロパン、グリセリン、ソルビトール、マ
ンニトール、ズルシトールなどより選ばれたものであ
る。この中で、好ましくは、分子量200〜10000
程度のポリエーテルポリオール類であって、低分子量ジ
オール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサ
ントリオール、トリエタノールアミン、ペンタエリスリ
トール、エチレンジアミン、トリレンジアミン、ジフェ
ニルメタンジアミン、テトラメチロールシクロヘキサ
ン、メチルグルコシド、2,2,6,6ーテトラキス
(ヒドロキシルメチル)シクロヘキサノール、ジエチレ
ントリアミン、ソルビトール、マンニトール、シュクロ
ース等を出発物質としてアルキレンオキサイド例えば、
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等を付加せ
しめたものである。
【0012】本発明で示す液状ポリウレタンとは、有機
イソシアネート化合物、例えば2,4−トリレンジイソ
シアネ−ト(TDIと略す)、65/35ーTDI、8
0/20−TDI、4,4´−ジフェニルメタンジイソ
シアネ−ト(MDIと略す)、ジアニシジンジイソシア
ネ−ト、トリデンジイソシアネ−ト、メタキシリレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、フ
ェニレンジイソシアネート、1,5ーナフタレンジイソ
シアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネ
ート、水添化MDI、水添化TDIなどの如き芳香族ジ
イソシアネート類、脂環族ジイソシアネート類の中より
選ばれた有機ポリイソシアネート化合物、もしくは、こ
れらの単独あるいはこれらの混合物にポリオールを、好
ましくはNCO/OH当量比1.5以上、より好ましく
は1.5〜20の比率で反応させたNCO基含有プレポ
リマーの単独あるいは混合物よりなる一液形のもの、ま
たは該イソシアネート化合物と反応する活性水素化合物
とを混合してなる二液形のものである。
【0013】本発明の粉末ゴム表面処理剤の粘度は、3
00〜20000cpsが好ましい。本発明の粉末ゴム
表面処理剤の使用量は、粉粒状ゴム100重量部に対し
て、0.5〜30重量部、好ましくは1〜5重量部を使
用するものである。この範囲よりも少ないと、ゴム団粒
化物の十分な結合力が得られない、また多すぎるとゴム
団粒化物が発泡状を示し、硬度が低くなる等をおこして
好ましくない。
【0014】本発明において使用する団粒化剤の硬化を
促進させるためにポリウレタン樹脂及びエポキシ樹脂に
使用されている硬化触媒として公知のものを使用するこ
とができる。
【0015】この硬化触媒としては、例えばトリメチル
アミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N−ジ
メチルラウリルアミン、Nージエチルラウリルアミン、
N,N′ーメチルピペラジン、N,N′ージメチルベン
ジルアミン、Nーメチルモルホリン、N-エチルモルホ
リン、トリエチレンジアミン、N-ペンタメチルエチレ
ントリアミン、N,N,N',N'ーテトラメチルプロピ
レンジアミン、N-ポリメチルポリエチレンポリアミン
などの第三級アミン類などの単独および混合物よりなる
ものであればいずれのものも使用できる。
【0016】これらの硬化触媒の使用量は、好ましくは
有機ポリイソシアネート化合物100重量部に対して
0.01〜1.0重量部、より好ましくは0.05〜
0.50重量部使用するものである。
【0017】本発明において使用する粉末ゴム粉として
は天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンゴム、ブタ
ジェンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ニトリル
ゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポ
リエチレン、ウレタンゴム、アクリルゴム、多硫化ゴ
ム、などから製造されたタイヤ、チューブなどのゴム製
品の粉砕物で0.001〜20mmの範囲のものであれ
ば単独またはおよび混合して使用することができる。
【0018】本発明の粉末ゴム団粒塊とは、粉粒状物の
形状を崩すことなく空隙を有する状態で、円柱状、方形
状、円盤状、板状などの如き粉粒状の粒子同士が集合固
結したものである。その大きさは1mm〜30cm×1
mm〜30cm×1mm〜30cm程度のものに成形し
たもの、あるいは板状にアスファルト表面やコンクリー
ト表面に混合物を直接施工するものである。 本発明の
表面処理剤は通常、乾燥した粉粒状ゴム物に添加混合し
て用いるが、粉粒状ゴム物に湿気を含む物でも良い。
【0019】本発明の粉末ゴム表面処理剤は、本発明の
効果を損なわない範囲で可塑剤、プロセスオイル、安定
剤、紫外線吸収剤を添加併用できる。可塑剤としては、
ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジエチル
フタレート、ジメチルフタレート、ジヘプチルフタレー
ト、ジフェニルフタレート、ジイソデシルフタレート、
ジトリデシルフタレート、ジウンデシルフタレート、ベ
ンジルフタレート、等のフタル酸誘導体;ジメチルイソ
フタレート、ジ(2ーエチルヘキシル)イソフタレート
等のイソフタル酸誘導体;ジ(2ーエチルヘキシル)テ
トラヒドロフタレート、ジオクチルテトラヒドロフタレ
ート等のテトラヒドロフタル酸誘導体;ジブチルアジペ
ート、ジオクチルアジペート、ジイソデシルアジペー
ト、ジイソノニルアジペート等のアジピン酸誘導体;ジ
イソオクチルアゼレート、ジイソオクチルアゼレート等
のアゼライン酸誘導体;ジブチルセバケート、ジオクチ
ルセバケート等のセバシン酸誘導体;ジブチルマレー
ト、ジメチルマレート、ジオクチルマレート等のマレイ
ン酸誘導体;ジブチルフマレート、ジオクチルフマレー
ト等のマレイン酸誘導体;トリオクチルトリメリテート
等のトリメリット酸誘導体;クエン酸誘導体;イタコン
酸誘導体;オレイン酸誘導体;リシノール酸誘導体;ス
テアリン酸誘導体;スルホン酸誘導体、グリコール誘導
体;グリセリン誘導体等が挙げられる。
【0020】本発明の表面処理剤による粉末ゴム団粒塊
の製造法としては、1)粉粒ゴムをモルタルミキサー、
デイスパー、ニーダーなどに投入し、攪拌しながら本発
明の表面処理剤を添加し全体がぬれ状を示すまで混合す
る。2)所定量の液状ポリウレタンを加え、更に均一に
成るまで混合する。3)混合物を所定形状のモールドに
投入し、軽くおさえて湿気により静置硬化させモールド
からとりだして団粒塊を製造する。4)叉は所定形状の
モールドに投入し、軽く押さえたあと水、温水、水蒸気
など水分を成形物に注ぎ静置硬化させモールドからとり
だして団粒塊を製造する。5)あるいは、進行方向に対
して直角の方向に設けた溝付きのベルトコンベヤー、金
網製のベルトコンベヤーなどの上に混合物を流しだし、
水、温水、水蒸気など水分を混合物に注ぎながらベルト
コンベヤー上で硬化させ団粒塊を製造する。6)さらに
は粉粒ゴムを表面処理剤で処理しバインダーを添加した
混合物をアスファルト表面または及びコンクリート表面
に直接所望厚に広げたあとローラー、金ごてなどで転圧
して板状に成形する。
【0021】
【実施例】本発明を実施例にて詳細に説明する。本発明
はこれら実施例のみに限定されるものではない。又、文
中「部」、「%」は、断わりのない限り重量基準であ
る。
【0022】〔実施例1〕1lフラスコに平均分子量2
000のポリオキシプロピレンジオール〔大日本インキ
化学工業(株)製商品名ハイプロックスDP−200
0〕1000gとステアリン酸50g、オクチル酸カル
シュウム30gを秤量混合して処理剤Aを調製した。次
にタイヤ粉900gに処理剤Aを20g加え均一に混合
したものに、平均分子量1000のポリオキシプロピレ
ンジオール〔大日本インキ化学工業(株)製商品名ハイ
プロックスDP−1000〕120gとTDI〔三菱化
成ダウ(株)製商品名TDI80〕80gとMDI〔三
菱化成ダウ(株)製商品名イソネート143L〕から合
成した一液形バインダー〔大日本インキ化学工業(株)
製商品名パンデックスTP−1221〕225gを加え
均一に混合したものを、厚さ15mmに離型紙上に施工
した。このものはこのままの状態で15時間静置すると
弾性を有する団粒塊を得ることができた。この団粒塊を
曲げても中央部から2つに割れ無い柔軟性の高いもので
あった。
【0023】〔実施例2〕1lフラスコに平均分子量4
00のポリオキシプロピレンジオール〔大日本インキ化
学工業(株)製商品名ハイプロックスDP−400〕1
000gと酢酸10g、酢酸第一錫5gを秤量混合して
処理剤Bを調製した。処理剤B20gを粒径1mmのゴ
ム粉900gに加えミキサーにて3分間混合した後、実
施例1の一液形バインダー225gを加えて均一に混合
したものを、JIS歩道板(30×30×5cm)に厚
さ1.5cmの厚さに打施した。このものは24時間経
過後端部をスパイクシューズにて踏みつけるも、破損し
ない強靱なものであった。
【0024】〔実施例3〕1lフラスコに平均分子量2
000のポリブタジェンジオール〔日本曹達化学工業
(株)製商品名ポリbdG−2000〕1000gとプ
ロセスオイル〔日本石油工業(株)ハイゾールSASー
296〕400g、オクチル酸10g、オクチル酸第一
錫20g、オクチル酸鉛30gを秤量混合して処理剤C
を調製した。処理剤C20gを粒径1mmのゴム粉90
0gに加えミキサーにて3分間混合した後、実施例1の
一液形バインダー125gを加えて均一に混合したもの
430gを、300×150×10mmの金形に充填し
100℃、20分プレス成形した。成形体を取り出し直
ちに180度におりまげるも、破損しない強靱なもので
あった。
【0025】〔実施例4〕実施例1で使用した処理剤A
の4.0gを粒径1mmのゴム粉900gに加えミキサ
ーにて3分間混合した後、実施例1の一液形バインダー
125gを加えて均一に混合したもの430gを、30
0×150×10mmの金形に充填し100℃、20分
プレス成形した。成形体を取り出し直ちに180度にお
り曲げるとゆっくりと表面部に亀裂が発生したが、破損
しないものであった。
【0026】〔実施例5〕実施例3で使用した処理剤C
の120gを粒径1mmのゴム粉900gに加えミキサ
ーにて3分間混合した後、実施例1の一液形バインダー
225gを加えて均一に混合したもの430gを、30
0×150×10mmの金形に充填し100℃、20分
プレス成形した。所定時間経過後金型から成形体を取り
出そうとするものの、成形体の端部が欠落するほど弱い
硬化状態のものであった。これを室温で翌日まで静置す
ることにより硬化した。静置後成形体を180度におり
曲げると中央部に亀裂が発生した。
【0027】〔比較例1〕実施例1のタイヤ粉900g
に平均分子量2000のポリオキシプロピレンジオール
〔大日本インキ化学工業(株)製商品名ハイプロックス
DP−2000〕90gを加えて均一に混合する、次に
実施例1で使用した一液形バインダー225gを加えて
均一に混合後、離型紙上に15mmの厚さに均一に広げ
硬化させた。
【0028】硬化物は弾性を有するものの、折り曲げる
と表面部分に亀裂が発生した。 〔比較例2〕1lフラスコに平均分子量2000のポリ
オキシプロピレンジオール〔大日本インキ化学工業
(株)製商品名ハイプロックスDP−2000〕100
0gとステアリン酸50g、を秤量混合して処理剤Dを
調製した。次にタイヤ粉900gに処理剤Dを20g加
え均一に混合したものに、実施例1の一液形バインダー
225gを加え均一に混合したものを、厚さ15mmに
離型紙上に施工した。このものはこのままの状態で15
時間静置すると弾性を有する団粒塊を得ることができ
た。この団粒塊は柔軟性の高いものであったがこれを曲
げると中央部に亀裂が発生した。
【0029】〔比較例3〕1lフラスコに平均分子量4
00のポリオキシプロピレンジオール〔大日本インキ化
学工業(株)製商品名ハイプロックスDP−400〕1
000gと酢酸第一錫5gを秤量混合して処理剤Eを調
製した。処理剤E20gを粒径1mmのゴム粉900g
に加えミキサーにて3分間混合した後、実施例1の一液
形バインダー225gを加えて均一に混合したものを、
JIS歩道板(30×30×5cm)に厚さ1.5cm
の厚さに打施した。このものは24時間経過後には弾性
体であったが、端部をスパイクシューズにて踏みつける
と、踵部分が欠落するものであった。
【0030】〔比較例4〕平均分子量2000のポリブ
タジエンポリオール〔出光石油化学(株)製商品名po
lybdRー45HT〕18gを粒型1mmのゴム粉9
00gに加えミキサーにて3分間混合した後、実施例1
の一液形バインダー225gを加えて均一に混合したも
のを、厚さ15mmの離型紙上に施工した。このものは
このままの状態で15時間静置すると弾性を有する団粒
塊を得ることができた。この団粒塊は柔軟性の高いもの
であったが、これを曲げると中央部に亀裂が発生した。
【0031】以上の結果から、本発明のゴム粉末表面処
理剤は、特にゴムチップ団粒塊に使用することで、団粒
塊に耐久性を付与するものであることが確認された。
【0032】
【発明の効果】本発明の粉末ゴム表面処理剤の使用によ
り得られた団粒塊は耐水性に優れるため、団粒塊の崩壊
が無く屋内使用のみの必要が無く、スパイクシューズな
どによる使用にも充分耐える柔軟性を有するものとする
ことができる。またかかる団粒塊化に際しては、多大な
設備の必要が無く、広範囲に適用することができる。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも有機モノカルボン酸と有機モノ
    カルボン酸金属塩とポリオール化合物とからなる粉末ゴ
    ム表面処理剤。
  2. 【請求項2】ポリオール化合物としてポリエーテル化合
    物を用いることを特徴とする請求項1記載の粉末ゴム表
    面処理剤。
  3. 【請求項3】粉末状ゴムを前記粉末ゴム表面処理剤で処
    理して得られることを特徴とする粉末ゴム団粒塊。
  4. 【請求項4】粉末ゴム表面処理剤が、粉粒状ゴム100
    重量部に対して、0.5〜30重量部使用して得られる
    請求項3記載の粉末ゴム団粒塊。
JP06026792A 1992-03-17 1992-03-17 粉末ゴム表面処理剤及びそれを用いた粉末ゴム団粒塊 Expired - Fee Related JP3161006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06026792A JP3161006B2 (ja) 1992-03-17 1992-03-17 粉末ゴム表面処理剤及びそれを用いた粉末ゴム団粒塊

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06026792A JP3161006B2 (ja) 1992-03-17 1992-03-17 粉末ゴム表面処理剤及びそれを用いた粉末ゴム団粒塊

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05262886A JPH05262886A (ja) 1993-10-12
JP3161006B2 true JP3161006B2 (ja) 2001-04-25

Family

ID=13137203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06026792A Expired - Fee Related JP3161006B2 (ja) 1992-03-17 1992-03-17 粉末ゴム表面処理剤及びそれを用いた粉末ゴム団粒塊

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3161006B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6055570B1 (ja) * 2015-06-19 2016-12-27 株式会社エフコンサルタント 樹脂組成物、及び、成形体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05262886A (ja) 1993-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2619109B2 (ja) 柔軟性にすぐれたポリウレタン系硬化性組成物
JPS6067524A (ja) 超軟質ポリウレタンエラストマ−の耐熱性改良方法
JPH07504702A (ja) 熱可塑性のポリウレタンエラストマー及びポリ尿素エラストマー
JP3131224B2 (ja) 加熱硬化性組成物
JP4225252B2 (ja) 靴底補修剤
JPH0585579B2 (ja)
JPS6090284A (ja) シ−ラント組成物
JP3161006B2 (ja) 粉末ゴム表面処理剤及びそれを用いた粉末ゴム団粒塊
JP3673876B2 (ja) 団粒固結剤、弾性舗装材組成物、固結塊及びそれを用いる施工法
JP3925731B2 (ja) 二液常温硬化型ウレタン塗膜防水材組成物
SK16532000A3 (sk) Plnená polyolová kompozícia
JP3601614B2 (ja) 一液性ポリウレタン樹脂組成物、接着剤、弾性舗装・床材組成物、固結塊
JPH0543643A (ja) 粉末ゴム団粒化剤、それを用いる成形物及び舗装構造体
JP4078931B2 (ja) 弾性舗装材及びそれによる固結塊の製造方法
JP3928626B2 (ja) 床材組成物、固結塊及びそれを用いる施工法
JPS5941501A (ja) ポリウレタン舗装材
JPH1060078A (ja) ゴム表面処理剤、結合剤、ゴム及びそれを用いるゴム構造物
JP3728671B2 (ja) 弾性舗装材組成物、弾性舗装構造体及びその施工法
JP4689895B2 (ja) 二液硬化型ウレタン組成物およびその製造方法
JP4663171B2 (ja) 二液硬化型ウレタン組成物およびその製造方法
JPS6258396B2 (ja)
JPH03277681A (ja) 団粒化剤、それを用いる団粒塊及びその製法
JP2003040967A (ja) 二液硬化型ウレタン組成物およびその製造方法
JPH11279517A (ja) 常温硬化性接着剤
JPH0859772A (ja) 熱硬化性組成物およびその硬化方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees