JP3159948U - 放熱器 - Google Patents

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陽介 渡辺
陽介 渡辺
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Abstract

【課題】放熱効率を向上させることができ、かつ、部品点数が少なく、簡易な構成で安価な放熱器を提供する。【解決手段】放熱器1Aは、支持基板10Aと、支持基板10Aの上面部11に立設される放熱フィン20Aと、上面部11に立設される放熱フィン20Aの一方と他方の側面を覆う側壁部31、31と、側壁部31、31の上端部に延設され、放熱フィン20Aの上側を覆う上壁部32Aと、を有する風洞30Aと、を有し、風洞30Aの上壁部32Aに形成された窓部32Aaにより送風機Fから供給された風を放熱フィン20Aの間に供給することによって熱を放熱する放熱器であって、支持基板10Aは、上面部11における放熱フィン20Aの固定位置よりも幅方向外側に、風洞30Aを固定するための風洞固定溝が凹設され、風洞30Aは、側壁部31の下端部により風洞固定溝に嵌合固定されている。【選択図】図1

Description

本考案は、例えば、トランジスタやLSI、マイクロプロセッサ等の、使用により発熱する部品(以下、「発熱部品」ともいう。)の冷却に用いる放熱器であって、特に、放熱フィンを備えた放熱器に関する。
従来の放熱器としては、支持基板と、支持基板の一面側に所定間隔で複数立設してなる薄板状の放熱フィンと、を備えて構成されたものが知られている。この放熱器によれば、支持基板の他面側に当接させた放熱部品から発生する熱が、支持基板および複数の放熱フィンに伝えられて、空気中に放熱されることになる。
このような放熱器の放熱効率を向上させるため、放熱器に近接させて送風ファン等の送風機を設け、この送風機から、複数の放熱フィンの間に風を供給することによって、複数の放熱フィン間に溜まった空気を排除する手法が用いられている。
このとき、複数の放熱フィンの間により効率良く風を供給するために、放熱器に風洞を設けたものがある。例えば、特許文献1には、放熱器の外側に風洞カバーを設け、冷却風が風洞カバーの外側に漏れないようにこの風洞カバーの内側に冷却風を発生するファンを設けたものが開示されている。
また、図11に示すのは、風洞を備えた従来の放熱器の一例である。
図11に示すように、従来の放熱器100は、支持基板110と、支持基板110の一面部111に所定間隔で複数立設される薄板状の放熱フィン120と、放熱フィン120の側面側と上側を覆うように設けられ、その下端部により、支持基板110の側面部113に取付部材140を介して取り付けられた断面視略U字状の風洞130と、を備えて構成されている。なお、支持基板110の他面部112には、発熱部品Hが当接される。
特開2002−280779号公報
ところで、放熱器の分野では、放熱効率を向上させることが重要な課題となっている。
そこで、放熱フィンのみならず、風洞を放熱部材として利用することができれば、放熱効率の向上が期待できるといえる。
また、放熱器は、出来る限り製造費用を抑えることが求められている。このため、製造工程数の削減、部品点数の削減、設備費用の節約などが重要な課題となっている。
しかしながら、従来の放熱器100は、風洞130が支持基板110の側面部113に取り付けられているところ、支持基板110の側面部113は発熱源(発熱部品)Hから遠いため熱が伝わりにくいことから、風洞130にも発熱部品Hからの熱が伝わりにくかった。このため、風洞130を放熱部材として機能させることができなかった。
また、風洞130を支持基板110に取り付ける際に、ねじやリベット等の取付部材140を使用する必要があるため、部品点数が増加し、製造コストが余分にかかっていた。
そこで、本発明は、放熱効率を向上させることができ、かつ、部品点数が少なく、簡易な構成で安価な放熱器を提供することを課題とする。
前記した課題を解決した請求項1に係る放熱器は、支持基板と、前記支持基板の一面部に立設される金属薄板でなる放熱フィンと、前記一面部に立設される前記放熱フィンの少なくとも一方の側面を覆う側壁部と、前記側壁部に延設される前記放熱フィンの上側を覆う上壁部と、を有する金属薄板でなる風洞と、を有し、前記放熱フィンの間に風が供給されることによって熱を放熱する放熱器であって、前記支持基板は、前記一面部における前記放熱フィンの固定位置よりも幅方向外側に、前記風洞を固定するための風洞固定溝が凹設され、前記風洞は、前記側壁部の下端部により前記風洞固定溝に嵌合固定されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、放熱器に、放熱フィンの少なくとも一方の側面と上側とを覆うように風洞を設けることによって、支持基板の一面部に立設された放熱フィンの間に、風を良好に供給することができる。
この風洞を、支持基板の一面部に凹設した風洞固定溝に嵌合固定したことにより、発熱部品で発生した熱を放熱フィンだけでなく、風洞にも良好に伝えることができる。このため、風洞により、発熱部品で発生した熱を放熱させることが可能となる。これにより、放熱器の放熱効率を向上させることができる。また、風洞を、支持基板の一面部に凹設した風洞固定溝に嵌合固定したことにより、取付部材等の部品を用いなくても、風洞を支持基板に強固に固定することができる。このため、部品点数を削減することができ、構成が簡易となり放熱器が安価となる。
請求項2に係る放熱器は、請求項1に記載の放熱器において、前記風洞の前記側壁部は、前記下端部が上端部側に折り返されて、その折り返された部分の厚み寸法が板厚の二倍以上の厚みを有し、高さ寸法が、前記風洞固定溝の深さ寸法より大きく形成され、幅寸法が、前記風洞固定溝の幅寸法と同等か若干小さく形成された折返し部を有し、前記折返し部の過半を占める前記被固定部が、前記風洞固定溝に嵌合固定されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、風洞に折返し部を有し、折返し部の過半を占める被固定部によって風洞固定溝に嵌合固定することにより、被固定部と風洞固定溝の両側壁部との密着度を向上させることができる。これにより、風洞と支持基板との間の熱伝導性を向上させることができ、ひいては、放熱器の放熱効率を向上させることができる。
ここで、折返し部は、幅寸法が、風洞固定溝の幅寸法と同等か若干小さく形成されているので、被固定部を風洞固定溝内に圧入すると、被固定部が風洞固定溝内で若干スプリングバックして風洞固定溝の両側壁部の全体を押圧する。これにより、被固定部を溝両側壁部により密着させることができ、溝両側壁部と被固定部との間に隙間が生じることを防止することができる。このため、風洞と、支持基板との密着度及び固定強度をより向上させることができる。さらに、折返し部の折り返し高さが、風洞固定溝の深さよりも大きいため、被固定部を風洞固定溝に嵌合したときに、折返し部の一部が、風洞固定溝の表面から上方に突出することになる。このため、風洞に、例えば、溝幅方向の押圧力や振動が作用したとしても、折返し部の突出した一部と、風洞の側壁部とが、風洞固定溝内で互いに支え合うことができるので、風洞の直立性を確保することができる。これにより、輸送中や使用中の振動等により、風洞が破損するのを防止することができる。
さらに、折返し部は、板厚の二倍以上の厚みを有するため、風洞を薄肉化した場合にも、風洞を支持基板に、容易にかつ安定的に固定することができる。
請求項3に係る放熱器は、請求項2に記載の放熱器において、前記支持基板は、前記風洞固定溝よりも幅方向外側に、前記風洞固定溝と平行に凹設され、深さ寸法が前記風洞固定溝の深さ以下に形成される凹状のかしめ溝部を有し、前記被固定部が、前記かしめ溝部の形成により前記風洞固定溝の溝両側壁部の全体に生じる押圧力によって挟みつけられて、かしめ固定されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、風洞固定溝の外側にかしめ溝部を形成することで、風洞固定溝に嵌合された風洞の被固定部が、風洞固定溝の両側壁部の全体によって両側から挟みつけられてかしめ固定されるので、風洞を支持基板により堅固に密着固定することができ、風洞が支持基板から脱落するのを防止できる。
請求項4に係る放熱器は、請求項1から請求項3に記載の放熱器において前記風洞は、前記上壁部に、前記風を前記放熱フィンの間に供給する供給通路となる切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、送風機が放熱器の上面側に設けられる場合に、供給通路を介して支持基板に立設された放熱フィンの全体により確実かつ良好に行き渡らせることができる。
請求項5に係る放熱器は、請求項1から請求項3に記載の放熱器において、前記風洞は、前記上壁部の端面に連続し、前記側壁部と直交する方向に設けられ、前記放熱フィンの端面側を覆う端壁部をさらに有し、前記端壁部に、前記風を前記放熱フィンの間に供給する供給通路となる切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、送風機が放熱器の端面側に設けられる場合に、風を、供給通路を介して支持基板に立設された放熱フィンの全体により確実かつ良好に行き渡らせることができる。
本考案の放熱器によれば、風洞によっても発熱部品で発生した熱を空気中に放熱させることができるので、放熱器の放熱効率を格段に向上させることができる。また、取付部材を用いることなく風洞を支持基板に取り付けることができるので、部品点数を削減することができ、構成が簡易となり、放熱器が安価となる。
本考案の第一実施形態に係る放熱器の全体構成を示す斜視図である。 (a)は、図1に示す放熱器を、奥行き長さ方向の一方側から見た正面図であり、(b)は、(a)の部分拡大図である。 本考案の第一実施形態に係る放熱器において、放熱フィンが支持基板に固定される様子を説明するための図である。 (a)は、本考案の第一実施形態に係る放熱器において、風洞が形成される様子を示す図であり、(b)は、本考案の第一実施形態の放熱器に係る風洞の他の構成および風洞が形成される様子を示す図である。 (a)は、本考案の第一実施形態の第一の変形例に係る放熱器を奥行き長さ方向の一方側から見た正面図であり、(b)は、本考案の第一実施形態の第二の変形例に係る放熱器を奥行き長さ方向の一方側から見た正面図である。 (a)は、本考案の第二実施形態に係る放熱器の一部を奥行き長さ方向の一方側から見た正面図であり、(b)は、本考案の第二実施形態の第一の変形例に係る放熱器の一部を奥行き長さ方向の一方側から見た正面図である。 (a)は、本考案の第二実施形態の第二の変形例に係る放熱器の一部を奥行き長さ方向の一方側から見た正面図であり、(b)は、本考案の第二実施形態の第三の変形例に係る放熱器の一部を奥行き長さ方向の一方側から見た正面図である。 本考案の第三実施形態に係る放熱器を奥行き長さ方向の一方側から見た正面図である。 本考案の第三実施形態に係る放熱器において、放熱フィンが支持基板に固定される様子および風洞が支持基板に固定される様子を説明するための図である。 本考案の第四実施形態に係る放熱器を奥行き長さ方向の一方側から見た正面図である。 従来の放熱器を奥行き長さ方向の一方側から見た正面図である。
<第一実施形態>
次に、本考案の第一実施形態に係る放熱器について、図1および図2を参照して説明する。なお、以下の説明において上下左右の方向は、紙面の方向と同じとする。なお、幅方向とは左右方向を示すものとする。また、以下の説明において、「断面」とは、正面図を垂直方向に切断したときの断面を指すものとする。
図1および図2に示すように、第一実施形態に係る放熱器1Aは、支持基板10Aと、支持基板10Aに立設される放熱フィン20Aと、放熱フィン20Aの一部を覆う風洞30Aと、を有して構成されている。
支持基板10Aは、放熱器1Aの基台となるものであり、所定の厚みで形成される金属製の矩形状部材であり、予め上面部11に複数凹設されるフィン固定溝13Aと、フィン固定溝13Aの両側の上面部11に設けられるかしめ溝部15と、上面部11における幅方向最も外側のかしめ溝部15、15よりもさらに外側に凹設される風洞固定溝14、14と、風洞固定溝14、14の外側の上面部11、11に設けられるかしめ溝部16、16と、を有している。なお、図2(a)に示すように、支持基板10Aの下面部12には、半導体素子等の発熱部品Hが当接される。また、支持基板10Aの長さ寸法L1及び幅寸法W1(図1参照)は、放熱器1Aが使用される発熱部品に合わせて適宜設定することができる。
フィン固定溝13Aは、上面部11から所定間隔でそれぞれ立ち下がる左右の側壁部13Aa、13Aaと、この側壁部13Aa、13Aaの間に配置される底部13Abと、を有してなる。底部13Abは、一定の深さで支持基板10Aの長さL1(図1参照)方向に沿い、上面部11に対して略平行に形成されている。本実施形態では、底部13Abの形状が円弧状に形成されており、フィン固定溝13Aの全体が、断面視略U字状となっている。
フィン固定溝13Aは、図2(b)に示すように、その幅寸法W2が、放熱フィン20Aの折返し部20A1の厚み寸法T2と略同寸法、または、若干大きく形成されている。また、フィン固定溝13Aは、その深さ寸法D1が、放熱フィン20Aの折返し部20A1の高さ寸法H1よりも小さく、かつ、被固定部20A2の高さ寸法H2と略同寸法に形成されている。
風洞固定溝14は、上面部11から所定間隔でそれぞれ立ち下がる左右の側壁部14a、14aと、この側壁部14a、14aの間に配置される底部14bと、を有してなる。底部14bは、一定の深さで支持基板10Aの長さL1方向に沿い、上面部11に対して略平行に形成されている。本実施形態では、底部14bの形状が円弧状に形成されており、風洞固定溝14の全体が、断面視略U字状となっている。
風洞固定溝14は、その幅寸法W3が、風洞30Aの折返し部33の厚み寸法T4と略同寸法、または、若干大きく形成されている。また、風洞固定溝14は、その深さ寸法D2が、風洞30Aの折返し部33の高さ寸法H3よりも小さく、かつ、被固定部33aの高さ寸法H4と略同寸法に形成されている。
かしめ溝部15は、フィン固定溝13Aの両側の上面部11に対し、押圧されてなる溝であり、ここでは、断面視略V字状に形成されている。かしめ溝部15は、その深さ寸法D3が、フィン固定溝13Aの深さ寸法D1を1としたときに、1/8以上1以下であることが好ましい。この範囲とすると、フィン固定溝13Aの側壁部13Aa、13Aaの全体にかしめ溝部15の形成による押圧力を十分に伝えることができる。
かしめ溝部16は、風洞固定溝14の外側の上面部11に対し、押圧されて形成される溝であり、ここでは、断面視略V字状に形成されている。かしめ溝部16は、その深さ寸法D4(図2(b)参照)が、風洞固定溝14の深さ寸法D2を1としたときに、1/8以上1以下であることが好ましい。この範囲とすると、風洞固定溝14の側壁部14a、14aの全体にかしめ溝部16の形成による押圧力を十分に伝えることができる。
このような支持基板10Aは、銅、銅合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの熱伝導性の高い素材からなる金属板を、例えば、押出加工することにより、その上面部11(一面部)に、フィン固定溝13Aを所定間隔で複数本凹設するとともに、フィン固定溝13Aの幅方向の両端部付近に風洞固定溝14をそれぞれ凹設し、所望の長さに裁断することにより形成することができる。なお、フィン固定溝13Aと風洞固定溝14の寸法は適宜調整することができる。
放熱フィン20Aは、銅、銅合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の熱伝導性の高い素材からなる矩形状の薄板部材であり、その下端部20Ab(一端部)を長さ方向全体に亘って、上端部20Aa(他端部)に向かって所定量折り返した折返し部20A1を有している。
折返し部20A1は、その厚み寸法T2が板厚T1の略二倍となっている。なお、折り返しの際に最も曲げ応力がかかる屈曲部分は、金属薄板の剛性により幅方向外側に若干膨らんでいる。
また、折返し部20A1は、その高さ寸法H1が、フィン固定溝13Aの深さ寸法D1よりも大きく形成されており、その過半を占める被固定部20A2が、フィン固定溝13Aの両側の上面部11が圧潰されてなるかしめ溝部15の形成により、フィン固定溝13Aにかしめ固定されている。つまり、被固定部20A2の高さ寸法H2は、フィン固定溝13Aの深さ寸法D1と略同寸法となっている。また、折返し部20A1のうち、被固定部20A2を除く部分20A3は、フィン固定溝13Aの開口部が形成される上面部11から上方に突出した状態となっている。
このように構成された放熱フィン20Aは、金属薄板の下端部をプレス加工等により折り曲げて折返し部20A1を成形し、支持基板10Aの形成寸法に合わせて裁断することにより形成することができる。
放熱フィン20Aは、厚み寸法を、例えば0.5〜0.6mm程度で形成すると、放熱フィン20Aを薄肉化することができる。また、この厚みとすると、折返し部20A1を形成しやすくなると共に、被固定部20A2をフィン固定溝13Aに嵌合したときに適度なスプリングバック効果が得られ、フィン固定溝13Aの側壁部13Aa、13Aaに、被固定部20A2をより良好に密着させることができる。
風洞30Aは、放熱フィン20Aを覆うようにして設けられたものであり、銅、銅合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の熱伝導性の高い素材からなる金属薄板でなり、ここでは、支持基板10Aの上面部11に立設される側壁部31、31と、側壁部31、31のそれぞれの上端部に連続し、放熱フィン20Aの上方に、支持基板10Aの上面部11に対し略平行に設けられる上壁部32Aと、を有し、断面視略逆U字状となっている。
側壁部31、31は、放熱フィン20Aの側面側を覆うものであり、支持基板10Aに固定されており、支持基板10Aに固定された状態で、高さが、支持基板10Aに固定された放熱フィン20Aの高さよりも大きくなっている。なお、風洞30Aの一方側の側壁部31と他方側の側壁部31とを区別しない場合は、側壁部31と表記する。
側壁部31は、ここでは、その下端部31bを長さ方向全体に亘って、上端部31aに向かって外側に所定量折り返された折返し部33を有し、折返し部33の過半を占める被固定部33aによって、風洞固定溝14に嵌合固定されている。
折返し部33は、その厚み寸法T4が板厚T3の略二倍となっている。なお、折り返しの際に最も曲げ応力がかかる屈曲部分は、金属薄板の剛性により幅方向外側に若干膨らんでいる。
また、折返し部33は、その高さ寸法H3が、風洞固定溝14の深さ寸法D2よりも大きく形成されており、その過半を占める被固定部33aが、上面部11を圧潰されてなるかしめ溝部16の形成により、風洞固定溝14にかしめ固定されている。つまり、被固定部33aの高さ寸法H4は、風洞固定溝14の深さ寸法D2と略同寸法となっている。また、折返し部33のうち、被固定部33aを除く部分33bは、風洞固定溝14の開口部分から上方に突出した状態となっている。
折返し部33は、その高さ寸法H3が、風洞固定溝14の深さ寸法D2を1としたときに、5/4以上2以下であることが好ましい。この範囲内とすると、折返し部33の形成が容易であり、また、かしめ溝部16の形成により、後記する風洞固定溝14の側壁部14a、14aの全体に押圧力を良好に作用させることができる。
上壁部32Aは、放熱フィン20Aの上側を覆うものであり、ここでは、支持基板10Aの上面部11と略平行に延びる平板部であり、一方の側面と他方の側面がそれぞれ側壁部31、31の上端部31a、31aに連続している。上壁部32Aは、ここでは、窓部32Aaが形成されている。
再び図1に示すように、窓部32Aaは、破線で示す送風機Fからの風を放熱フィン20Aの間に供給する供給通路となるものであり、上壁部32Aの一部が切り欠かれて形成されている。なお、窓部32Aaは、その下方に設けられる放熱フィン20Aの間に送風機Fからの風を十分に導くことができれば良く、形成位置、形状および大きさは、送風機Fの設置位置、形状および大きさ等に応じて適宜変更することができる。例えば、図1では、窓部32Aaが送風機Fよりも大きく図示しているが、送風機Fで窓部32Aaの表面が覆われる寸法としても良い。
このように構成された風洞30Aは、例えば、次のようにして形成することができる。つまり、図4(a)に示すように、金属製の板状部材における上壁部32Aとなる部分の一部をプレス加工などにより打ち抜いて窓部32Aaを形成し、この板状部材の一方の端部と他方の端部に折返し部33をそれぞれ形成し、この一方の端部と他方の端部とを互いに近接させるように、所定の折り曲げ位置(ここでは破線で示す)で略垂直方向に折り曲げることで、側壁部31、31と、上壁部32Aと、を有する風洞30Aを形成することができる。
風洞30Aは、厚み寸法を、例えば0.5〜0.6mm程度で形成すると、風洞30Aを薄肉化することができる。また、この厚みとすると、折返し部33を形成しやすくなると共に、被固定部33aを風洞固定溝14に嵌合したときに適度なスプリングバッグ効果が得られるので、被固定部33aと風洞固定溝14の側壁部14a、14aとの密着度をより向上させることができる。
次に、放熱器1Aを製造する工程で、放熱フィン20Aおよび風洞30Aが支持基板10Aに固定される態様を説明する。
まず、放熱フィン20Aが支持基板10Aに固定される態様について説明する。
図3(a)に示すように、支持基板10Aのフィン固定溝13Aに、放熱フィン20Aの被固定部20A2を上方から挿入する。このとき、折返し部20A1の高さ寸法H1(図2(b)参照)がフィン固定溝13Aの深さ寸法D1(図2(b)参照)よりも大きく形成されているため、被固定部20A2をフィン固定溝13Aに挿入すると、折返し部20A1における被固定部20A2を除く部分20A3が、フィン固定溝13Aの開口部13Adが形成される上面部11から上方に突出した状態となる。なお、フィン固定溝13Aは、被固定部20A2の板厚T3と略同寸法、または、若干大きく形成されているので、被固定部20A2をフィン固定溝13内に圧入すると、被固定部20A2がフィン固定溝13A内で多少スプリングバックし、側壁部13Aa、13Aa側への押圧力が作用する。
このような状態で、図3(b)に示すように、放熱フィン20Aの間に、図示しないプレス機等に装着された、先端部40Aaが断面視V字状に尖ったかしめ刃40Aを挿入し、フィン固定溝13Aの両側の上面部11を所定量圧潰し、かしめ刃40Aの先端部40Aaの形状に沿って押し広げるように変形させて、断面視略V字状のかしめ溝部15を形成する。このとき、図示しないプレス機等にかしめ刃40Aを複数装着しておくと、複数の上面部11を、同時に圧潰することができるので好ましい。
このようにして、かしめ溝部15を形成する際の押圧力が、フィン固定溝13Aの側壁部13Aa、13Aaに加えられることで、つまり、側壁部13Aa、13Aaに溝内側方向への押圧力が作用することで、側壁部13Aa、13Aaの全体によって、フィン固定溝13A内に嵌合された被固定部20A2が両側から挟みつけられてかしめ固定されることで、放熱フィン20Aが支持基板10Aに堅固に密着固定される。
続けて、風洞30Aが支持基板10Aに固定される態様について説明する。
図3(c)に示すように、支持基板10Aに固定された放熱フィン20Aの上方から支持基板10Aの風洞固定溝14に風洞30Aの側壁部31の被固定部33aを挿入する。このとき、折返し部33の高さ寸法H3(図2(b)参照)が風洞固定溝14の深さ寸法D2(図2(b)参照)よりも大きく形成されているため、被固定部33aを風洞固定溝14に挿入すると、折返し部33における被固定部33aを除く部分33bが、風洞固定溝14の開口部分から上方に突出した状態となる。なお、風洞固定溝14は、折返し部33の厚み寸法T4と略同寸法、または、若干大きく形成されているので、被固定部33aを風洞固定溝14内に圧入すると、被固定部33aが風洞固定溝14内で若干スプリングバックすることで、側壁部14a、14a側への押圧力が作用する。
このような状態で、図3(d)に示すように、側壁部31の外側に、図示しないプレス機等に装着された、先端部40Baが断面視V字状に尖ったかしめ刃40Bを挿入し、風洞固定溝14の外側の上面部11を所定量圧潰し、かしめ刃40Bの先端部40Baの形状に沿って押し広げるように変形させて、断面視略V字状のかしめ溝部16を形成する。
このようにして、かしめ溝部16を形成する際の押圧力が、風洞固定溝14の側壁部14a、14aに加えられることで、つまり、側壁部14a、14aに溝内側方向への押圧力が作用することで、側壁部14a、14aの全体によって、風洞固定溝14内に嵌合された被固定部33aが両側から挟みつけられてかしめ固定されることで、風洞30Aが支持基板10Aに堅固に密着固定される。
以上のようにして、放熱フィン20Aを支持基板10Aに固定し、次に、風洞30Aを支持基板10Aに固定することで放熱器1Aが製造される。
以上のような第一実施形態に係る放熱器1Aによれば、次のような作用が得られる。なお、放熱フィン20Aを支持基板10Aにかしめ固定することによる作用と、風洞30Aを支持基板10Aにかしめ固定することによる作用は共通するので、以下では、風洞30Aを支持基板10Aにかしめ固定することによる作用を例にとって説明する。
第一実施形態に係る放熱器1Aによれば、ねじやリベット等の取付部材(図示せず)を用いることなく、風洞30Aを支持基板10Aに堅固に密着固定することができるので、部品点数を削減することができ、放熱器1Aが安価となる。
また、風洞30Aを支持基板10Aの上面部11に凹設した風洞固定溝14に嵌合固定することで、支持基板10Aから風洞30Aに、発熱部品H(図2(a)参照)で発生した熱を良好に伝えることができるので、風洞30Aから発熱部品H(図2(a)参照)で発生した熱を空気中に放熱することができる。これにより、放熱器1Aの放熱効率を格段に向上させることができる。
また、風洞30Aに折返し部33を有し、折返し部33の過半を占める被固定部33aによって風洞固定溝14にかしめ固定されているので、つまり、風洞固定溝14の外側にかしめ溝部16を有することで、風洞固定溝14に嵌合された被固定部33aが、側壁部14a、14aの全体によって両側から挟みつけられてかしめ固定されているので、風洞30Aを支持基板10Aにより堅固に密着固定することができる。これにより、風洞30Aが支持基板10Aから脱落するのを防止できる。
またこのとき、折返し部33の高さが、風洞固定溝14の深さよりも大きく形成されており、その一部が風洞固定溝14から突出しているので、風洞固定溝14にかしめ溝部16を形成する際の押圧力が加えられても、風洞固定溝14の一部に押圧力が偏って伝わることを防止することができ、風洞固定溝14の側壁部14a、14aの全体に均等に押圧力を生じさせることができる。また、風洞30Aと、支持基板10Aとの密着度及び固定強度を向上させることができる。これにより、風洞30Aと、支持基板10Aとの間の熱伝導性を向上させることができ、ひいては、放熱器1Aの放熱効率を向上させることができる。また、風洞30Aの耐振性を向上させることができるので、輸送中や使用中の振動等により、風洞30Aが破損したり外れたりするのを防止することができる。さらに、風洞30Aの直立性を確保することができるので、外観が良好となる。
以上、本考案の第一実施形態について説明したが、本考案は、第一実施形態に記載した内容に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
放熱器1Aでは、支持基板10Aのフィン固定溝13A間の上面部11に対し、押圧してなるかしめ溝部15と、支持基板10Aの風洞固定溝14の外側の上面部11に対し、押圧してなるかしめ溝部16と、を有しているが、これに限られるものではない。例えば、予め支持基板10Aの上面部11にかしめ用溝を設け、このかしめ用溝が圧潰されてなるかしめ溝部を有していても良い。かしめ用溝を設けることで、かしめ刃のブレを防ぎ、安定的にかしめを行うことができる。
放熱器1Aでは、風洞30Aの折返し部33を外側に向けて形成したが、これに限られるものではなく、内側に向けても良いし、一方と他方の折返し部33の向きが異なっていても良い。風洞30Aの折返し部33を外側に向けて形成すると、プレス機のかしめ刃が挿入しやすくなるため好ましい。
放熱器1Aでは、放熱フィン20Aを金属薄板の下端部に折返し部20A1を形成することで断面視略I字状に形成したが、これに限られず、例えば、二つの放熱フィン20A、20Aの折返し部20A1(被固定部20A2)を外側に向けて、上端部20Aa、20Aaを平板部で連結して断面視略逆U字状とし、一方の被固定部20A2を一のフィン固定溝13Aに固定し、他方の被固定部20A2を一のフィン固定溝13Aに隣り合う他のフィン固定溝13Aに固定しても良い。
放熱器1Aでは、風洞30Aに折返し部33を設け、被固定部33aにより風洞固定溝14に嵌合固定されることで、風洞30Aを支持基板10Aに固定したが、これに限られるものではない。例えば、風洞30Aの板厚を調整し、折返し部33を設けないこととしても良い。この場合、風洞30Aの厚さを、0.7〜1.2mmで形成すると好ましい。また、風洞固定溝14は、風洞30Aの板厚と略同等とする。このようにすると、折返し部33を設けなくても、風洞30Aの下端部を風洞固定溝14に密着させることができ、風洞30Aを支持基板10Aに堅固に密着固定することができる。また、風洞30Aに十分な剛性が得られるので、風洞30Aの直立性および耐振動性を確保することができる。なお、放熱フィン20Aについても同様に板厚を調整し、折返し部33を設けないこととしても良い。
<第二実施形態>
次に、本考案の第二実施形態に係る放熱器1A´について図4(b)および適宜図1、図2を参照して説明する。第二実施形態に係る放熱器1A´(図1参照)は、支持基板10Aと、放熱フィン20Aと、風洞30A´と、を有して構成される。風洞30A´以外の構成は、第一実施形態で説明したとおりであるので、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
風洞30A´は、図4(b)に示すように、支持基板10Aに嵌合固定された放熱フィン20Aの一方の側面側と他方の側面側とをそれぞれ覆う側壁部31、31と、当該放熱フィン20Aの上側を覆う上壁部32A´と、当該放熱フィン20Aの一方の端面側を覆う端壁部34と、を有して構成される。風洞30A´は、風洞30Aの上壁部32Aの構成を変更すると共に端壁部34を追加したものであるので、その他の風洞30Aと共通する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
上壁部32A´は、支持基板10Aに固定された放熱フィン20Aの上側を覆うものであり、一方の側面と他方の側面が側壁部31、31に連続し、一方の端面が端壁部34に連続し、長さが、支持基板10Aの長さと略同等であり、幅が、支持基板10Aの幅よりも若干小さく、長矩形状に構成されている。
端壁部34は、支持基板10Aに固定された放熱フィン20Aの一方の端面側を覆うものであり、上壁部32A´に連続し、上壁部32A´の一方の端面を略90度下方に折り曲げてなる矩形状部材である。つまり、端壁部34は、側壁部31、31と直交する方向に設けられており、その幅が、側壁部31、31間の幅と略同等であり、高さが、側壁部31、31の高さと略同等となっている。
また、端壁部34は、送風機F(図1参照)からの風を放熱フィン20Aの間に供給する供給通路となる窓部34aを有している。窓部34aの構成は基本的には第一実施形態の上壁部32Aで説明した窓部32Aaと同様であるので、詳しい説明は省略する。
このような放熱器1A´によれば、送風機F(図1参照)を端壁部34側に設けた場合に、風洞30A´の端壁部34に形成された窓部34aを通じて、送風機F(図1参照)からの風を放熱フィン20A間に良好に供給することができる。
なお、ここでは、端壁部34を放熱フィン20Aの一方の端面に設けたが、これに限られず、送風機F(図1参照)の設置位置に応じて他方の端面に設けても良く、また、一方および他方の端面に設けても良い。
また、第一実施形態では、放熱フィンを放熱フィン20Aとしたがこれに限られるものではない。以下、放熱フィン20Aに替えて他の放熱フィンを適用した放熱器の例を図5〜図9を参照して説明する。なお、以下では第一実施形態に係る放熱器1Aと共通する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
放熱器1Bは、図5(a)に示すように、支持基板10Aと、放熱フィン20Bと、風洞30Aと、を有して構成される。
放熱フィン20Bは、銅、銅合金、アルミニウムまたはアルミニウム合金等の熱伝導性の高い素材からなる矩形状の薄板部材であり、底部20Bbで折り返し状に折れ曲がっており断面視略I字状になっている。つまり、放熱フィン20Bは、金属薄板が底部20Bbで折り返し状に折れ曲がって二枚重ね合わされてなり、全体の厚み寸法T5が、板厚T1の略二倍となっている。なお、折り返しの際に最も曲げ応力がかかる屈曲部分は、金属薄板の剛性により幅方向外側に若干膨らんでいる。放熱フィン20Bは、その屈曲部分(被固定部20B2)が、支持基板10Aのフィン固定溝13Aに固定されることで、支持基板10Aに固定される。
放熱器1Bによれば、放熱器1Aで説明した作用に加え、放熱フィン20Bを、板厚T1の二倍の厚みを有する構成としたことにより、放熱フィン20Bを形成する金属薄板を薄肉化した場合であっても、フィン効率の低下を抑えることができ、結果として、放熱器1Bの放熱効率を向上させることができる。
なお、放熱器1Bでは、放熱フィン20Bを断面視略I字状としたが、図5(b)に示すような断面視略V字状の放熱フィン20B´としても良い。
放熱フィン20B´は、放熱フィン20Bが支持基板10Aのフィン固定溝13Aに固定された状態で、さらに、放熱フィン20Bの上端部20Ba側から、先端部が断面視略V字状に尖ったかしめ刃(図示せず)を上端部20Ba、20Baの間に挿入して、放熱フィン20Bをかしめ刃の先端部(図示せず)の形状に沿って幅方向に広げることによって形成することができる。これにより、放熱フィン20Bに対し表面積を拡大することができるので、放熱効率をより向上させることができる。
放熱器1Cは、図6(a)に示すように、支持基板10Cと、支持基板10Cに立設される金属薄板でなる放熱フィン20Cと、放熱フィン20Cを覆うように支持基板10Cに立設される風洞30Aと、を有してなる。放熱器1Cは、第一実施形態に係る放熱器1Aに対し、放熱フィンの構成およびこれに対応させて支持基板の構成を変更したものである。
支持基板10Cは、放熱器1Cの基台となるものであり、フィン固定溝13Cと、風洞固定溝14、14と、かしめ溝部15Cと、かしめ溝部16、16と、を有している。
フィン固定溝13Cは、上面部11から立ち下がる左側壁部13Ca1と右側壁部13Ca2と、左側壁部13Ca1と右側壁部13Ca2の間に設けられる底部13Cbと、を有し、断面視コ字状に形成されている。フィン固定溝13Cは、幅寸法が、内部に嵌合される放熱フィン20Cの厚みに応じて設定される点以外は、フィン固定溝13Aと同様の構成である。
また、かしめ溝部15Cは、フィン固定溝13Cの一方側の上面部11に対し、押圧されてなる溝であり、ここでは、断面視略V字状となっている。なお、かしめ溝部15Cは、その深さ寸法D6が、フィン固定溝13Cの深さ寸法D5を1としたときに、1/8以上1以下であることが好ましい。
放熱フィン20Cは、複数の第一放熱フィン21aと、複数の第二放熱フィン22aで構成されている。
第一放熱フィン21aは、薄板部材であり、頂部21a3で折り返し状に折れ曲がって断面視略逆V字状となっており、一端部21a1が、一のフィン固定溝13Cに固定され、他端部21a2が、上面部11を挟んで隣に凹設される他のフィン固定溝13Cに固定されている。このようにすると、剛性を向上させることができる。
第二放熱フィン22aは、薄板部材であり、第一放熱フィン21aの幅方向外側にそれぞれ配置され、下端部22a1によりフィン固定溝13Cに固定されている。
なお、第一放熱フィン21aと、第二放熱フィン22aの厚さ、長さ及び高さは適宜設定することができる。ここで、図6(a)に示す距離P1は、距離P2よりも大きくなっている。これによると、送風機F(図1参照)からの風を、距離P1で示される領域と距離P2で示される領域の双方に、バランス良く供給することができる。距離P1を距離P2の1.5倍以上3倍以下、より好ましくは、1.6倍以上2倍以下とすると、放熱効率を、効果的に向上させることができる。
また、図6(a)に示す距離P3と、距離P4とを、略同等とすると好ましい。これによれば、距離P3、距離P4で示されるそれぞれの空間にバランス良く風を供給することができる。
このような放熱フィン20Cは、第一放熱フィン21aと、第二放熱フィン22aとをフィン固定溝13Cにそれぞれ配置し、このフィン固定溝13Cの隣の上面部11に、先端部が例えばV字状に尖ったかしめ刃(いずれも図示せず)を挿入し、上面部11を所定量圧潰し、かしめ溝部15Cを形成することで、フィン固定溝13Cにかしめ固定することができる。
放熱器1Cによれば、第一実施形態の放熱器1Aの作用に加え、一つのフィン固定溝13に第一放熱フィン21aと第二放熱フィン21bとを固定することができるので、放熱器1Cの放熱面積を増やすことができ、ひいては、放熱器1Cの放熱効率を向上させることができる。また、放熱フィン20Cの設置数に応じてフィン固定溝13Cの設置数を増やす必要がないため、放熱器1Cの構造が簡素となる。
放熱器1Dは、図6(b)に示すように、支持基板10Cと、放熱フィン20Dと、風洞30Aと、を有して構成される。
放熱フィン20Dは、第一放熱フィン21aと、第一放熱フィン21aの頂部21a3の上方で閉じた形状となる第二放熱フィン22dと、の複数組で構成されている。
第二放熱フィン22dは、第一放熱フィン21aの一方の外側に固定されて上方に延びる第一放熱面23aと、第一放熱フィン21aの他方の外側に固定されて上方に延びる第二放熱面23bと、第一放熱面23aと第二放熱面23bの上端側をつなぐように、第一放熱フィン21aの頂部21a3の上方で水平方向に延びる第三放熱面23cとにより断面視略逆U字状となっている。
ここで、第二放熱フィン22dの上端部である第三放熱面23cは、第一放熱フィン21aの頂部21a3よりも高くなっている。
第二放熱フィン22dは、第一放熱面23aの端部23a1が、一のフィン固定溝13Cに固定され、第二放熱面23bの端部23b1が、一のフィン固定溝13Cの隣に凹設されるフィン固定溝13Cに固定されている。第一放熱フィン21aと第二放熱フィン22dは、放熱器1Cで説明したのと同様の手法で支持基板10Cに固定することができる。
放熱器1Dによれば、第二実施形態に係る放熱器1Cの作用に加え、第二放熱フィン22dを、第一放熱フィン21aの頂部21a3の上方で閉じた形状としたことにより、第二放熱フィン22eの剛性を向上させることができ、第二放熱フィン22dの耐振性を向上させることができる。また、放熱器1Dによれば、第二実施形態に係る放熱器1Cに対し、放熱フィンを構成する部品点数を削減することができ、放熱器1Dが安価となる。
なおここでは、放熱フィン20Dの第二放熱フィン22dの形状は、第一放熱フィン21aの上方で閉じた形状であれば良く、例えば断面視略逆V字状としても良い。
なお、例えば、第一放熱フィン21aの放熱面21a4の外側の面に、第二放熱フィン22aの板厚と略同等の高さのダボを設け、第二放熱フィン22aの第一放熱部23aと第二放熱部23bに、ダボに対応する貫通孔を設け、ダボを貫通孔に嵌め込むことで、第一放熱フィン21aと第二放熱フィン22aとを支持基板10Cに固定する前に予め一体としておいても良い。これによれば、第一放熱フィン21aと第二放熱フィン22aとの位置合わせが必要なくなるので、より簡単に支持基板10Cに固定することができる。また、第一放熱フィン21aと第二放熱フィン22aとをより密着させることができるので、熱伝導性を良好にすることができる。
放熱器1Eは、図7(a)に示すように、支持基板10Eと、放熱フィン20Dと、風洞30Aと、を有して構成される。
支持基板10Eは、フィン固定溝13Eと、風洞固定溝14、14と、かしめ溝部15Cと、かしめ溝部16C、16Cと、を有している。
フィン固定溝13Eは、上面部から立ち下がる上面部11から立ち下がる左側壁部13Ea1と右側壁部13Ea2と、左側壁部13Ea1と右側壁部13Ea2との間に設けられる底部13Ebと、を有して構成される。フィン固定溝13Eは、底部13Ebの幅以外は、フィン固定溝13Cと同様である。
放熱フィン20Dは、第一放熱フィン21aと、第二放熱フィン22eと、を有して構成される。
第二放熱フィン22eは、金属薄板が底部22e2で折り返し状に折れ曲がって二枚重ね合わされてなり、全体の厚み寸法が、板厚の略二倍となっている。なお、折り返しの際に最も曲げ応力がかかる屈曲部分は、金属薄板の剛性により幅方向外側に若干膨らんでいる。
放熱フィン20Dは、第一放熱フィン21aの一方の端部(一端部21a1または他端部21a2)と、第二放熱フィン22eとが、放熱フィン20Cを支持基板10Cに嵌合するのと同様の手法により一つのフィン固定溝13Eに固定される。
これによれば、第二放熱フィン22eを板厚の二倍の厚みを有するように構成したことで、フィン効率を向上させることができる。
放熱器1Fは、図7(b)に示すように、支持基板10Eと、放熱フィン20Fと、風洞30Aと、を有して構成される。
放熱フィン20Fは、第一放熱フィン21aと、第一放熱フィン21aの頂部21aの上方で閉じた形状となる第二放熱フィン22fと、を有して構成される。
第二放熱フィン22fは、薄板部材であり、第一放熱フィン21aの一方の外側に固定されて上方に延びる第一放熱面24aと、第一放熱フィン21aの他方の外側に固定されて上方に延びる第二放熱面24bと、第一放熱面24aと第二放熱面24bの上端側をつなぐように、第一放熱フィン21aの頂部21a3の上方で水平方向に延びる第三放熱面24cとにより断面視略逆U字状となっている。また、第二放熱フィン22fは、第一放熱面24aが底部24a2で折り返し状に折れ曲がり、第三放熱面24cが底部24c2で折り返し状に折れ曲がり、それぞれ厚み寸法が板厚の略二倍となっている。なお、折り返しの際に最も曲げ応力がかかる屈曲部分は、金属薄板の剛性により幅方向外側に若干膨らんでいる。
放熱フィン20Fは、第二実施形態において説明した放熱フィン20Cを支持基板10Cに固定するのと同様の手法により、支持基板10Eに固定することができる。
放熱器1Fによれば、第二実施形態に係る放熱器1Cの作用および変形例1に係る放熱器1Dの作用に加え、第二放熱フィン22fを板厚の二倍の厚みを有するように構成したことで、フィン効率を向上させることができる。
放熱器1Gは、図8および図9に示すように、支持基板10Gと、放熱フィン20Gと、風洞30Aと、を有して構成される。
支持基板10Gは、フィン固定溝13Gと、係合部18、18と、かしめ溝部19、19と、風洞固定溝14、14と、かしめ溝部16、16と、かしめ溝部19と、を有している。
フィン固定溝13Gは、図9(a)に示すように、支持基板10Gの上面部11から下面部12側へ向かって複数本凹設され、上面部11から所定間隔で立ち下がる側壁部13Ga、13Gaと、側壁部13Ga、13Gaの間に設けられる底部13Gbと、を有して形成される。
側壁部13Gaは、支持基板10Aの上面部11に対して略垂直に立ち下がる立下り部13Ga1と、立下り部13Ga1の下端部に連続して形成される、底部13Gbに向かうにつれて拡径するテーパ部13Ga2と、テーパ部13Ga2の下端部に連続して形成されるアールを有するコーナ部13Ga3と、で形成されている。
底部13Gbは、支持基板10Gの上面部11と略平行な平板状に形成され、少なくとも一部に、底部13Gbと平行して形成され、底部13Gbよりも高さを高くした畝部13Gbを有して構成される。
係合部18は、後記する放熱フィン20Gの最外フィン底部27と、この最外フィン底部27に連続する連結部26と、を係合するものであり、風洞固定溝14、14の内側に設けられている。係合部18は、上面部11から垂直方向に立ち下がる係合側壁部18aと、係合側壁部18aから連続して形成される上面部11に対して略平行な係合底部18bと、を有している。
かしめ溝部19は、最外フィン底部27を係合部18に固定するためのものであり、上面部11に対し圧潰されてなる溝であり、係合部18の外側に形成されている。
放熱フィン20Gは、支持基板10Gに対して略平行なフィン底部24と、支持基板10Gに対して略平行なフィン頂部25と、フィン底部24とフィン頂部25を連結する、支持基板10Gに対して略垂直な連結部26と、を複数組有して構成されており、いわゆるコルゲート状になっている。なお、フィン底部24とフィン頂部25は交互に複数形成されている。また、放熱フィン20Gの最も外側の連結部26には、他のフィン底部24よりも短く、上面部11と略平行に放熱フィン20Gの幅方向外側に向かって延びる最外フィン底部27が形成されている。
放熱フィン20Gは、被固定部28によってフィン固定溝13Gに固定される。被固定部28の連結部26の外壁部間の寸法は、フィン固定溝13Gの開口側の幅と略同等か若干小さく形成される。これにより、被固定部28をフィン固定溝13Gにスムーズに挿入することができる。
次に、放熱フィン20Gがフィン固定溝13Gに固定される様子について図9(a)から(c)を参照して説明する。
図9(a)に示すように、被固定部28が、フィン固定溝13Gの畝部13Gb1の上方まで嵌合された状態で、図9(b)に示すように、連結部26、26の間から、先端部に凹部40Caを有するかしめ刃40Cの先端部で、被固定部28をフィン固定溝13Gの畝部13Gb1に向けて押圧する。これにより、被固定部28が、畝部13Gb1の形状に沿って密着するとともに、畝部13Gb1からフィン固定溝13Gの底部13Gbの幅方向に押し広げられていき、コーナ部13Ga3の形状に沿って密着する。さらに、コーナ部13Ga3から上方へ押し上げられて、テーパ部13Ga2および立下り部13Ga1の形状に沿って密着する。かしめ刃40Cの先端部の凹部40Caは、畝部13Gb1の下端部の幅および高さと被固定部28の厚みを考慮して、被固定部28を畝部13Gb1の形状に沿って密着させることのできる幅および深さとすることが好ましい。
また、これと同時に、図9(b)に示すように、最も外側の連結部26と最外フィン底部27を係合部18に嵌合し、かしめ刃40Dの先端部40Daで、係合部18の外側の上面部11を押圧してかしめ溝部19を形成することで上面部11が最外フィン底部27の上に広がるように変形する。これにより、図9(c)に示すように、最外フィン底部27が係合部18に嵌合固定される。
また、この状態で、図9(d)に示すように、風洞30Aの被固定部33aを風洞固定溝14に嵌合し、例えば、かしめ刃40Dの先端部40Daで風洞固定溝14の外側の上面部11を押圧してかしめ溝部15を形成することで、被固定部33aを風洞固定溝14内にかしめ固定することができる。
放熱器1Gによれば、第一実施形態に係る放熱器1Aの作用に加え、放熱フィン20Gを一部材で構成することにより、部品点数を削減することができ、放熱器1Gが安価となる。また、被固定部28をフィン固定溝13Gの形状に沿って密着させることにより、放熱フィン20Gと支持基板10Gとの密着面積を増加させることができ、熱伝導性を向上させることができる。また、放熱フィン20Gの支持基板10Gへの固定強度を向上させることができる。
放熱器1Hは、支持基板10Hと、支持基板10Hの上面部11に連続して所定間隔で複数立設される薄板状の放熱フィン20Hと、風洞30Aと、を有して構成される。
支持基板10Hは、風洞固定溝14、14と、かしめ溝部15、15を有しており、風洞固定溝14、14の内側には、放熱フィン20Hが幅方向に間隔を空けて複数立設されている。なお、放熱フィン20Hの形成間隔、厚さおよび高さは、適宜設定することができる。
支持基板10Hおよび放熱フィン20Hは、例えば、押出加工により一体的に形成することができる。
以上のような構成の放熱器1Hによれば、第一実施形態に係る放熱器の作用に加え、支持基板10Hと放熱フィン20Hとが一体的に形成されているので、部品点数を削減することができると共に、放熱フィン20Hを支持基板10Hに固定する必要がなくなるので、構成が簡易となり、放熱器1Hが安価となる。
1A〜1H 放熱器
10A、10C、10E、10H 支持基板
11 上面部
12 下面部
13A、13C、13E、13G フィン固定溝
14 風洞固定溝
15 かしめ溝部
16 かしめ溝部
17 畝部
20A〜20H 放熱フィン
21a 第一放熱フィン
22a、22d、22e、22f 第二放熱フィン

Claims (5)

  1. 支持基板と、
    前記支持基板の一面部に立設される金属薄板でなる放熱フィンと、
    前記一面部に立設される前記放熱フィンの少なくとも一方の側面を覆う側壁部と、前記側壁部に延設される前記放熱フィンの上側を覆う上壁部と、を有する金属薄板でなる風洞と、を有し、前記放熱フィンの間に風が供給されることによって熱を放熱する放熱器であって、
    前記支持基板は、前記一面部における前記放熱フィンの固定位置よりも幅方向外側に、前記風洞を固定するための風洞固定溝が凹設され、
    前記風洞は、前記側壁部の下端部により前記風洞固定溝に嵌合固定されている
    ことを特徴とする放熱器。
  2. 前記風洞の前記側壁部は、
    前記下端部が上端部側に折り返されて、その折り返された部分の厚み寸法が板厚の二倍以上の厚みを有し、高さ寸法が、前記風洞固定溝の深さ寸法より大きく形成され、幅寸法が、前記風洞固定溝の幅寸法と同等か若干小さく形成された折返し部を有し、
    前記折返し部の過半を占める前記被固定部が、前記風洞固定溝に嵌合固定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の放熱器。
  3. 前記支持基板は、
    前記風洞固定溝よりも幅方向外側に、前記風洞固定溝と平行に凹設され、深さ寸法が前記風洞固定溝の深さ以下に形成される凹状のかしめ溝部を有し、
    前記被固定部が、前記かしめ溝部の形成により前記風洞固定溝の溝両側壁部の全体に生じる押圧力によって挟みつけられて、かしめ固定されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の放熱器。
  4. 前記風洞は、
    前記上壁部に、前記風を前記放熱フィンの間に供給する供給通路となる切り欠き部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の放熱器。
  5. 前記風洞は、
    前記上壁部の端面に連続し、前記側壁部と直交する方向に設けられ、前記放熱フィンの端面側を覆う端壁部をさらに有し、
    前記端壁部に、前記風を前記放熱フィンの間に供給する供給通路となる切り欠き部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の放熱器。
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JP2012049167A (ja) * 2010-08-24 2012-03-08 Mitsubishi Electric Corp 電力半導体装置

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