JP3159724B2 - シームレスカプセル製造方法および装置 - Google Patents
シームレスカプセル製造方法および装置Info
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Description
造技術、特にノズルから液流を噴出させることにより形
成される液滴によって製造されるシームレスカプセルの
製造方法および装置に関する。
ームレスカプセルを製造する技術において、特に通常の
軟カプセルより小さく、マイクロカプセルより大きなカ
プセルを製造するのに適した技術として、二重ノズル、
三重ノズルなどの多重ノズルから多層液流を気中または
液中に噴出させて多層液滴を形成させ、この多層液滴の
最外層液を硬化用液と反応させることにより、内層の液
を包封してシームレスカプセルを得る方法が広く知られ
ている。
層の液滴の外側部分を硬化用液中で硬化させて単層のシ
ームレスカプセルを製造する方法も用いられている。
スカプセル製造技術において、シームレスカプセルを形
成するための多層液滴の最外層液は、反応硬化方式によ
り硬化用液と化学反応して硬化すなわち固化するか、あ
るいは冷却硬化方式により硬化用液によって冷却されて
硬化すなわち固化するのであるが、いずれの硬化機構に
おいても硬化用液との接触時間が長くなるにつれて次第
に硬化が進行する。
と分離し、乾燥するなど次工程に送られるが、硬化が不
十分であると、粒子の変形、粒子相互の付着凝集、ある
いは硬化膜の破裂などの好ましくない現象が生じる。
には、粒子を硬化させるための硬化用液と多層液滴との
接触時間を十分に長くする必要がある。特に、冷却硬化
型の硬化機構の場合は硬化速度が遅いので、硬化のため
の接触時間を長くかけなければならない。
は、硬化用液の流速を遅くすることが考えられる。
よって接触時間を長くすることは以下の(A),(B)
などの問題があるので採用が困難である。
ノズルから噴出した多層液滴と硬化用液の流れとの相対
速度をなるべく小さくする必要があるので、硬化用液の
速度を小さくすれば液滴の噴出速度もそれに応じて小さ
くしなければならず、製造能力が低下する。
解決した場合、硬化用液中における液滴粒子の密度が大
きくなり、未硬化液滴どうしの付着が起こり易くなる。
触してから分離装置に至るまでの液滴搬送流路長を構造
的に十分長くすることによって接触時間を確保すること
が考えられていた。
さが徒に大きくなる欠点があり、特に冷却硬化型のカプ
セルにおいてこれが甚だしく、多層液滴硬化法によるシ
ームレスカプセル製造装置の難点の1つとなっていた。
の接触時間を十分に長くとることのできるシームレスカ
プセル製造技術を提供することにある。
実質的に長い流路長を得ることのできるシームレスカプ
セル製造技術を提供することにある。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
造方法においては、液滴の少なくとも最外部を硬化用液
との接触により硬化せしめてシームレスカプセルを製造
するに際して、前記硬化用液中の少なくとも一部におい
て、前記液滴を螺旋状に運動させながら落下させるもの
である。
製造装置は、液滴の少なくとも最外部を硬化用液との接
触により硬化せしめてシームレスカプセルを製造する装
置であって、液滴を気中で噴出するノズルと、少なくと
も一部が直立円筒状に形成された硬化用容器と、該硬化
用容器に対して接線方向に配向され、前記ノズルから噴
出された液滴を同伴して搬送する液滴搬送手段とを有
し、硬化用液を前記硬化用容器の接線方向に供給して液
滴が該硬化用容器中を螺旋状に落下するように構成した
ものである。
ル製造装置は、液滴の少なくとも最外部を硬化用液との
接触により硬化せしめてシームレスカプセルを製造する
装置であって、少なくとも一部を直立円筒状に形成され
た硬化用容器と、前記硬化用容器内に、その供給口が前
記硬化用容器の接線方向に配向され、硬化用液を前記硬
化用容器に対して接線方向から供給する硬化用液供給手
段と、前記硬化用液供給手段または硬化用容器の内部の
硬化用液中に噴出するノズルとからなり、前記ノズルか
ら前記硬化用液中に噴出された液滴が該硬化用容器中を
螺旋状に落下するように構成したものである。
セル製造装置は、液滴の少なくとも最外部を硬化用液と
の接触により硬化せしめてシームレスカプセルを製造す
る装置であって、少なくとも一部を直立円筒状に形成さ
れた硬化用容器と、前記硬化用容器内に回転可能に設け
られた硬化用液供給手段と、前記硬化用液供給手段を回
転させる回転駆動手段と、前記硬化用液供給手段または
硬化用容器の内部の硬化用液中に液滴を噴出するノズル
とからなるものである。
および装置によれば、液滴が硬化用液中の少なくとも一
部を落下する際に、螺旋状の軌跡を描いて運動しながら
降下するので、その降下中の液滴の流路長は非常に長く
なり、実質的に硬化用容器の長さの数倍となる。
容器は、液滴搬送手段の流路または硬化用液供給手段の
管路に比して内径が数倍の太さの円筒となるので、この
部分における硬化用液の線速は液滴搬送手段の流路また
は硬化用液供給手段の管路における線速より格段に遅く
なり、接触時間は液滴の実質経路長に比してもさらに長
くなる。
程度硬化が進行するように液滴搬送手段ないし硬化用液
供給手段の長さを選べば、液滴の相互付着の問題は回避
しうる。
化用液との接触時間が十分に長くなり、所望通りの高品
質のシームレスカプセルを得ることができる。
型となり、構造も簡単である。
に運動させるための硬化用液の螺旋状の流れを簡単な構
造で得ることができる。
カプセル製造装置に適用した一実施例を示す概略説明図
であり、図2は図1の実施例における硬化用容器の拡大
部分縦断面図、図3は硬化用容器の概略的拡大平面図で
ある。
造装置において、シームレスカプセルを形成するための
芯液(内層液)1は芯液用タンク2の中に貯留され、ま
たこの芯液1を被覆する皮膜液(外層液)3は被覆液用
タンク4の中に貯留されている。
ら管路6を経て多重ノズル7に圧送される一方、皮膜液
3はポンプ8により被覆液用タンク4から管路9を経て
前記多重ノズル7に圧送される。
されるよう構成されており、芯液1と皮膜液3とは、こ
の多重ノズル7から気中において噴出され、後述の硬化
用液の中に落下し、多層液滴形式のシームレスカプセル
SCとして形成される。
で多重ノズル7から噴出された多層液滴を硬化させるた
めの硬化用液10は、硬化用液タンク11の中に貯留さ
れ、バルブ12を経て所定の流量で傾斜状のU字溝13
(液滴搬送手段すなわち硬化用液流路)の中に流出さ
れ、さらに硬化用容器14の中に流下するようになって
いる。
有し、その中で液滴を冷却硬化させるために用いられる
ものであり、その上部の開口部には、前記U字溝13の
先端(下端)が斜め方向から該硬化用容器14の円筒断
面に対して好ましくは接線方向に挿入されている。
4の中に流入する硬化用液10は、図2および図3に示
すように、硬化用液の中でその内壁に沿って螺旋状の流
れ10Aを生成しながら流下し、その硬化用液10に同
伴された多層液滴も硬化用容器14内を螺旋状の軌跡に
沿って運動しながら降下する。
下方には管15が接続されており、硬化用容器14内で
冷却硬化されたシームレスカプセルSCは硬化用液10
と共に、前記管15を経て該硬化用容器14の底部から
分離タンク16に流出するよう構成されている。
7が設けられ、この傾斜多孔体17は、管15から流出
したシームレスカプセルSCを通過させない大きさの多
孔構造であるので、該傾斜多孔体17の上に流下したシ
ームレスカプセルSCは該傾斜多孔体17の傾斜面に沿
って前方に転がりながら移動し、製品回収容器18の中
に回収される。
下した硬化用液10は、該傾斜多孔体17の多孔を通過
して、分離タンク16の中に流下する。
19により管路20を経て冷却タンク21に圧送され
る。冷却タンク21内での硬化用液10は冷却器22で
所定の温度に冷却された後、ポンプ23により管路24
を経て硬化用液タンク11の中に戻される。
ク4からそれぞれ供給された芯液1と皮膜液3とは、加
振機7Aで加振される多重ノズル7から気中に噴出され
て多層液滴として形成される。
し、該U字溝13の中を流れている硬化用液10の流れ
に同伴されて該U字溝13の傾斜に沿って硬化用容器1
4の中に流下する。
状に対して接線方向に配向されているので、該U字溝1
3からの硬化用液10の流れは、硬化用容器14の中に
流入する際に、図2および図3の如く、硬化用容器14
の中で螺旋状の流れ10Aを生成しながら該硬化用容器
14内を降下する。
器14の中に流入する多層液滴もこの硬化用液10の螺
旋状の流れ10Aの軌跡に沿って螺旋状に運動しながら
降下する。
液滴の流路長は直線状の流路長に比べて非常に長くな
り、多層液滴と硬化用液10との接触時間は十分に長く
とることができる。
滴の硬化は十分に行われ、液滴粒子の変形や粒子相互の
付着凝集、硬化膜の破裂などの不具合を排除でき、高品
質のシームレスカプセルが得られる。
用容器14は、硬化用液供給手段である硬化用液供給筒
27の管路に比して内径が数倍の太さの円筒となるの
で、この部分における硬化用液の線速は硬化用液供給筒
27の管路における線速より格段に遅くなり、接触時間
は液滴の実質経路長に比してもさらに長くなる。
ある程度硬化が進行するように硬化用液供給筒27ない
し液滴搬送手段の長さを選べば、液滴の相互付着の問題
は回避しうる。
4から管15を経て分離タンク16の傾斜多孔体17上
で硬化用液10から分離され、回収タンク18の中に回
収される。
ムレスカプセル製造装置に適用した一実施例を示す概略
説明図であり、図5は図4の実施例における硬化用容器
の一実施例の拡大部分縦断面図、図6は図5の硬化用容
器の概略的拡大水平断面図である。
の実施例と対応する部分には同一の符号を付して、重複
説明は省略する。
プセル製造装置は液中ノズル式の構造であるので、多重
ノズル7は、硬化用液10で多層液滴を冷却硬化させる
ための硬化用液供給手段を形成する硬化用液供給筒27
の中に挿入され、この硬化用液供給筒27の中の硬化用
液10中に芯液1と皮膜液3とを後者が前者の全周囲を
被覆するように噴出させるように構成されている。
は硬化用容器25の上方から該硬化用容器25の中に挿
入されている。
管路24に接続される一方、その下部は、外側かつやや
下方に曲げられた供給口部27Aを有し、この供給口部
27Aは、硬化用容器25の円形断面形状に対して好ま
しくは接線方向に配向されている。
は硬化用液供給筒27内の多重ノズル7の周囲を通って
供給口部27Aから放出される際、硬化用容器25内で
螺旋状の流れ10Aを形成し、多層液滴をその流れ10
Aに同伴する。
から噴出された芯液1と皮膜液3とは硬化用液供給筒2
7内の硬化用液10の中において多層液滴として形成さ
れた後、硬化用液10に同伴されて、該硬化用液供給筒
27の供給口部27Aから硬化用容器25内に接線方向
から噴出され、硬化用容器25の中を硬化用液10の螺
旋状の流れ10Aと共に螺旋状に降下するにつれて硬化
用液10の働きで硬化され、シームレスカプセルSCと
して形成される。
レスカプセルSCは、硬化用容器25の出口端から管2
6を経て分離タンク16の傾斜多孔体17の上に硬化用
液10と共に流下し、該傾斜多孔体17で硬化用液10
から分離され、かつ該傾斜多孔体17の傾斜面上を転が
って製品回収容器18の中に回収される。
7の供給口部27Aから放出される硬化用液10は、硬
化用容器25の円筒形内壁面に対して接線方向から放出
されるので、硬化用容器25内で螺旋状の流れ10Aを
形成する。
27内の硬化用液10中に噴出されて形成される多層液
滴は、硬化用液供給筒27内で既に硬化用液10と接触
しながら、該硬化用液供給筒27においてはほぼ直線方
向下方に落下するが、供給口部27Aから放出された後
は硬化用容器25内で硬化用液10の螺旋状の流れ10
Aに沿って螺旋状に運動しながら降下し、硬化用液10
と長い時間にわたって接触する。
滴は硬化用液10と十分に長く接触し、変形や付着凝集
などのない、良好なシームレスカプセルSCを得ること
ができる。
用容器25は、硬化用液供給手段である硬化用液供給筒
27の管路に比して内径が数倍の太さの円筒となるの
で、この部分における硬化用液の線速は硬化用液供給筒
27の管路における線速より格段に遅くなり、接触時間
は液滴の実質経路長に比してもさらに長くなる。
ある程度硬化が進行するように硬化用液供給筒27ない
し液滴搬送手段の長さを選べば、液滴の相互付着の問題
は回避しうる。
すように、硬化用容器25内において硬化用液供給筒2
7の外部に別体として非同軸線状に配設してもよい。
カプセル製造装置に適用した他の実施例を示す概略説明
図であり、図8は図7の実施例における硬化用容器の一
実施例の拡大部分縦断面図、図9は図8の硬化用容器の
概略的拡大水平断面図である。
るが、実施例2の硬化用液供給筒27と違って、本実施
例3の硬化用液供給筒28は垂直軸線への回りで回転可
能に設けられている点で互いに異なる。
8は、硬化用容器25の軸心位置において、その外部に
位置しかつ硬化用液10の供給用の管路24が接続され
た固定の上部分28Aと、下端部が硬化用容器25内の
硬化用液10の中に挿入されかつそのモータの如き回転
駆動源29により垂直面内で回転可能な下部分28Bと
よりなる筒状体構造を有している。
上部はベアリング30を介して硬化用容器25の上壁に
対して互いに回転可能とされている。
器25内に旋回流すなわち螺旋状の流れ10Aを生成す
るよう外方向かつやや斜め下向きに配向された供給口部
28Cとして曲げ形状に形成されている。
1を介して硬化用液供給筒28の下部分28Bのスプロ
ケット32に伝動接続されている。
は硬化用液供給筒28の中において多重ノズル7から硬
化用液10中に噴出形成され、該硬化用液供給筒28内
ではほぼ直線方向下方に落下するが、回転駆動源29で
硬化用容器25と同心的に回転される硬化用液供給筒2
8の下部分28Bの供給口部28Cから噴出される硬化
用液10は硬化用容器25の内部の硬化用液10中で旋
回して螺旋状の流れ10Aを生成し、多層液滴はこの流
れ10Aに同伴されて螺旋状に運動しながら降下する。
なり、多層液滴は硬化用液10と十分長く接触し、良好
なシームレスカプセルSCを製造できる。
おける硬化用液の線速が遅くても、供給口部28Cの回
転によって液滴どうしの間隔が大きくなるので、相互付
着のおそれがないという利点もある。
7は硬化用液供給筒28内に設けること以外に、該硬化
用液供給筒28の外部に別体として非同軸線状に配設し
てもよい。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
三重ノズルなどでもよく、その多層液滴の生成のために
必要な振動方式も様々なものを利用できる。勿論、多重
ノズルの代わりに、1層のみの液滴を噴出する単ノズル
であってもよい。
層および外層の成分などについても任意である。
記実施例以外の他の構造であってもよい。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
れを生成し、液滴がその流れに同伴されるので、液滴は
硬化用容器内で螺旋状の軌跡に沿って降下する。
り、液滴と硬化用液との接触時間が十分長くとれ、液滴
は変形や、相互の付着凝集、破裂などの不具合を発生せ
ず、良好なシームレスカプセルを得ることができる。
が非常に長くなるにもかかわらず、硬化用容器などの装
置の寸法は小型で足り、構造も簡単である。
を硬化用容器に対して接線方向に配向することにより、
螺旋状の旋回流の形成を良好に行うことができる。
回転可能に設けることにより、硬化用の螺旋状の旋回流
を確実に形成することができる。
化用液との接触により硬化させてシームレスカプセルを
製造する場合に広く適用可能であるが、特に最外部を硬
化用液による冷却硬化で硬化させる場合において装置を
小型化できるなど、特に大きな効果を得ることができ
る。
造装置に適用した一実施例を示す概略説明図である。
拡大部分縦断面図である。
造装置に適用した一実施例を示す概略説明図である。
拡大部分縦断面図である。
る。
造装置に適用した他の実施例を示す概略的説明図であ
る。
断面図である。
る。
Claims (15)
- 【請求項1】 液滴の少なくとも最外部を硬化用液との
接触により硬化せしめてシームレスカプセルを製造する
に際して、前記硬化用液中の少なくとも一部において、
前記液滴を螺旋状に運動させながら落下させることを特
徴とするシームレスカプセル製造方法。 - 【請求項2】 前記液滴を搬送する前記硬化用液を硬化
用容器の円形断面に対して接線方向に供給することを特
徴とする請求項1記載のシームレスカプセル製造方法。 - 【請求項3】 前記液滴を搬送する前記硬化用液を硬化
用容器中で硬化用液供給筒を回転させながら噴出させる
ことを特徴とする請求項1記載のシームレスカプセル製
造方法。 - 【請求項4】 前記液滴の硬化が、前記硬化用液による
冷却固化により行われることを特徴とする請求項1記載
のシームレスカプセル製造方法。 - 【請求項5】 液滴の少なくとも最外部を硬化用液との
接触により硬化せしめてシームレスカプセルを製造する
装置であって、液滴を気中で噴出するノズルと、少なく
とも一部が直立円筒状に形成された硬化用容器と、該硬
化用容器に対して接線方向に配向され、前記ノズルから
噴出された液滴を同伴して搬送する液滴搬送手段とを有
し、硬化用液を前記硬化用容器の接線方向に供給して液
滴が該硬化用容器中を螺旋状に落下するように構成した
ことを特徴とするシームレスカプセル製造装置。 - 【請求項6】 前記液滴搬送手段が、前記ノズルから気
中に噴出された液滴を硬化用液の流れと共に前記硬化用
容器の中に接線方向から供給するように、前記硬化用容
器の上部の接線方向に配向された硬化用液流路よりなる
ことを特徴とする請求項5記載のシームレスカプセル製
造装置。 - 【請求項7】 前記液滴の硬化が、前記硬化用液による
冷却固化により行われることを特徴とする請求項5記載
のシームレスカプセル製造装置。 - 【請求項8】 液滴の少なくとも最外部を硬化用液との
接触により硬化せしめてシームレスカプセルを製造する
装置であって、少なくとも一部を直立円筒状に形成され
た硬化用容器と、前記硬化用容器内に、その供給口が前
記硬化用容器の接線方向に配向され、硬化用液を前記硬
化用容器に対して接線方向から供給する硬化用液供給手
段と、前記硬化用液供給手段または硬化用容器の内部の
硬化用液中に液滴を噴出するノズルとからなり、前記ノ
ズルから前記硬化用液中に噴出された液滴が該硬化用容
器中を螺旋状に落下するように構成したことを特徴とす
るシームレスカプセル製造装置。 - 【請求項9】 前記硬化用液供給手段の内部に、前記ノ
ズルが挿入されていることを特徴とする請求項8記載の
シームレスカプセル製造装置。 - 【請求項10】 前記硬化用容器の内部に、前記ノズル
が前記硬化用液供給手段とは別体として配設されている
ことを特徴とする請求項8記載のシームレスカプセル製
造装置。 - 【請求項11】 前記液滴の硬化が、前記硬化用液によ
る冷却固化により行われることを特徴とする請求項8記
載のシームレスカプセル製造装置。 - 【請求項12】 液滴の少なくとも最外部を硬化用液と
の接触により硬化せしめてシームレスカプセルを製造す
る装置であって、少なくとも一部を直立円筒状に形成さ
れた硬化用容器と、前記硬化用容器内に回転可能に設け
られた硬化用液供給手段と、前記硬化用液供給手段を回
転させる回転駆動手段と、前記硬化用液供給手段または
硬化用容器の内部の硬化用液中に液滴を噴出するノズル
とからなることを特徴とするシームレスカプセル製造装
置。 - 【請求項13】 前記硬化用液供給手段は、硬化用液の
供給用の管路を接続した固定の上部分と、前記回転駆動
手段により前記上部分とは独立に回転可能な下部分とか
らなる筒状体で形成され、前記下部分の先端部は外方向
に曲げられていることを特徴とする請求項12記載のシ
ームレスカプセル製造装置。 - 【請求項14】 前記硬化用液供給手段の内部に、前記
ノズルが挿入されていることを特徴とする請求項12記
載のシームレスカプセル製造装置。 - 【請求項15】 前記硬化用容器の内部に、前記ノズル
が前記硬化用液供給手段とは別体として非同軸線状に配
設されていることを特徴とする請求項12記載のシーム
レスカプセル製造装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08856091A JP3159724B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | シームレスカプセル製造方法および装置 |
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JPH04322741A JPH04322741A (ja) | 1992-11-12 |
JP3159724B2 true JP3159724B2 (ja) | 2001-04-23 |
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