JP3159122B2 - 自動車用電気接続箱 - Google Patents

自動車用電気接続箱

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JP3159122B2 JP12902397A JP12902397A JP3159122B2 JP 3159122 B2 JP3159122 B2 JP 3159122B2 JP 12902397 A JP12902397 A JP 12902397A JP 12902397 A JP12902397 A JP 12902397A JP 3159122 B2 JP3159122 B2 JP 3159122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用電気接続箱
に関し、特に、ロアケースとアッパーケース内に絶縁板
とバスバー(導電板)とを交互に多数積層配置した電気
接続箱において、これら絶縁板およびバスバーとロアケ
ースおよびアッパーケースとの隙間を無くして、ケース
内部で絶縁板およびバスバーにガタつきが発生しないよ
うにするものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車に搭載される電装品の急増
に伴い、自動車用電気接続箱の内部に収容される回路が
増加して、高密度配置となっており、図5に示すよう
に、ロアケース1とアッパーケース2の内部に、回路を
構成する導電板からなる多数のバスバー3を絶縁板4を
介して上下に積層した構成となっている。
【0003】具体的には、ロアケース1の周壁より突設
したバスバー載置部1aの上面に最下段の絶縁板4を載
置し、その上面に順次、バスバー3、絶縁板4ととを交
互に配置し、最上段の絶縁板4の上面に中継端子を搭載
した後、アッパーケース2を被せてロアケース1とロッ
ク結合している。
【0004】上記バスバー3と絶縁板4とは、図5に示
すように、絶縁板4から突設したリブ4aをバスバー3
に穿設した孔3aに挿入した後、リブ4aの先端をつぶ
してカシメ固着して、積層配置するバスバー3と絶縁板
4が隙間が発生してガタつきが生じないようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記絶
縁板4は樹脂成形品であるため、寸法にバラつきが発生
しやすく、しかも、多数枚を用いるため、全体的な寸法
誤差が大きくなりがちである。その場合、積層するバス
バー3と絶縁板4とはカシメ結合するために、これら積
層されるバスバー3と絶縁板4との間にはガタつきが発
生しないが、ロアケースおよびアッパーケースとの間に
ガタつきが発生しやすい。
【0006】特に、積層する全ての絶縁板の板厚寸法W
がマイナスとなった場合、絶縁板とバスバーとの積層体
全体と、ロアケースおよびアッパーケースとの間に隙間
が発生し、上記積層体の全体がケース内部でガタつくこ
ととなり、異音発生等の問題が生じる。
【0007】また、ロアケースとアッパーケースとを結
合するロックに支障があって、完全に結合がなされてい
ない場合には、上記積層体とケースとの間に隙間が発生
して積層体にガタつきが発生する問題がある。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
のであり、絶縁板に板厚寸法にバラツキが発生しても、
ロアケースとアッパーケースとの内部に積層配置するバ
スバーと絶縁体とにガタつきを発生させないようにする
ことを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ロアケースとアッパーケースとからなる
ケース内部に、バスバーと絶縁板とを交互に積層配置し
て収容しており、上記ロアケースの下面には、上向き段
状に突出させたバスバー載置部を設け、該バスバー載置
部にボルト孔を形成すると共に、該バスバー載置部と対
向する上記アッパーケースの上面に下向き段状に突出さ
せたバスバー押さえ部を設け、該バスバー押さえ部にボ
ルト孔を設け、かつ、上記ロアケースとアッパーケース
との間に積層するバスバーと絶縁板には、上下同一軸線
上にボルト孔を形成し、かつ、最上層のバスバーに上記
バスバー押さえ部との対向部位に上向き屈折部を設け
て、アッパーケースのボルト孔に嵌合させると共に該屈
折部に上記ボルト孔を設ける一方、最下層のバスバーに
は上記バスバー載置部との対向部位に下向き屈折部を設
けて、ロアケースのボルト孔に嵌合させると共に該屈折
部に上記ボルト孔を設け、上記ロアケース、アッパーケ
ース、バスバーおよび絶縁板のボルト孔にボルトを通し
てナットで締結固定し、該ボルトの頭部座部には最上層
のバスバーの屈折部を接触させると共に、ナットには最
下層のバスバーの屈折部をナット端面に接触させ、最上
層と最下層のバスバーを電気的に導通させる一方、他の
中間層のバスバーにはボルト軸部を非接触としているこ
とを特徴とする自動車用電気接続箱を提供している。
【0010】
【0011】上記のようにボルトとナットとで締結固定
すると、バスバーと絶縁板との積層体とロアケースおよ
びアッパーケースとの間に隙間を発生させず、よって、
上記積層体にガタつきが生じず、その結果、異音を発生
させない。また、仮にロアケースとアッパーケースとの
ロックに支障があっても、ボルトとナットとによりロア
ケースとアッパーケースとを締結しているため、ロアケ
ースとアッパーケースとの組みつけも確実に保持するこ
とができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図4を参照して説明する。
【0015】図中、10はロアケース、11はアッパー
ケースであり、ロアケース10の下面には、中央部に段
状に突出させたバスバー載置部10aを設け、該バスバ
ー載置部10aの中央にボルト孔10bを形成してい
る。
【0016】上記ロアケース10のバスバー載置部10
a上に、バスバー12と絶縁板13との積層体20を搭
載している。これら複数のバスバー12と絶縁板13と
の積層体20は、前述したように、絶縁板13より突設
したリブを上側のバスバー12の孔に挿入してカシメ結
合しており、よって、積層体20を構成するバスバー1
2と絶縁板13とガタが発生しないようにされている。
【0017】上記積層体20を配置したロアケース10
に対して、アッパーケース11を被せて、ロアケース1
0とアッパーケース11との間に積層体20を収容保持
している。上記アッパーケース11には、ロアケース1
0のバスバー載置部10aと上下対向する位置、即ち、
アッパーケース11の上面中央部に、下向きに段状に突
出させたバスバー押さえ部11aを設け、その中央部に
ボルト孔11bを形成している。
【0018】なお、アッパーケース11の上面には、上
記バスバー押さえ部11aの一方側に中継端子収容部1
1cを上向きに突設していると共に、他方側にコネクタ
収容部11dを上向きに突設している。
【0019】上記ロアケース10とアッパーケース11
の上下に対向するボルト孔10bと11bは図3および
図4に示すように、四角形状の孔としている。ロアケー
ス10のボルト孔10bには最下段のバスバー12Aに
形成した下向き屈折部12aを嵌合する一方、アッパー
ケース11のボルト孔11bには最上段のバスバー12
Bに形成した上向き屈折部12bを嵌合させている。ま
た、これら屈折部12aと12bの中央部にボルト孔1
2c、12dを形成している。
【0020】また、上記積層体20を構成する他のバス
バー12には、図1に示すように、上記バスバー12
A、12Bの屈折部12a、12bと上下同一位置とな
る部分に、夫々孔12eを形成している。さらに、積層
体20を構成する絶縁板13にも、上記孔12eよりも
小径の孔13aを形成し、これら孔13aの周囲にリブ
13bを突設して、上層のバスバー12の孔12eの内
周面をリブ13bで囲んでいる。これらリブ13bの上
面13cは上層の絶縁板13の下面に当接させている。
なお、最上段の絶縁板13は上層の最上段のバスバー1
2Bに上向き屈折部12bを設けているため、上記リブ
は突設していない。
【0021】このように、各絶縁板13の孔13aの周
囲のリブ13bを上下に連続させているため、積層体2
0には、連続したリブ13bにより内周面を囲んだ上下
貫通孔21をあけた構成としている。なお、上記上下バ
スバーの孔12c、12dの内径D1、上記貫通孔21
の内径D2(絶縁板13の孔13aの内径)、上記ロア
ケース10とアッパーケース11のボルト孔10b、1
1bの内径D3は、D1<D2<D3としている。
【0022】上記積層体20がロアケース10とアッパ
ーケース11との間に収容された状態で、ロアケース1
0とアッパーケース11との設けたボルト孔10b、1
1bと積層体20の上下貫通孔21とを連通させてい
る。
【0023】上記連通したボルト孔11b、貫通孔2
1、ボルト孔10bには、導電性を有する金属製のボル
ト22の軸部22aを通してロアケース10の下部より
ナット23で締め付け、該ナット23とボルト頭部22
bとの間で、ロアケース10、積層体20、アッパーケ
ース11とを締結固定している。
【0024】上記ボルト22の頭部22bはボルト孔1
1bよりも大きな座部22cを六角形状部22dの下端
に形成しており、該座部22cをアッパーケース11の
上面に押圧させている。また、軸部22aの外径D4は
最上段および最下段のバスバー12B、12Aの孔12
d、12cの内径D1と一致させ、軸部22aの外周面
を孔12d、12cの内周面と接触させている。
【0025】また、最上段のバスバー12Bの屈折部1
2bの上面はボルト22の座部22cと接触すると共
に、最下段のバスバー12Aの屈折部12aの下面はナ
ット23と接触する。よって、ボルト22の軸部22a
および座部22c、さらにナット23を介して、上下バ
スバー12Bと12Aとを電気的に導通させている。
【0026】
【0027】また、ボルト22と結合するナット23
は、上記実施形態では後つけとしているが、ロアケース
11に予めモールド成形で埋め込んでおいてもよい。
【0028】さらに、積層配置するバスバーと絶縁板と
は、ボルトとナットとで強固に結合されるため、必ずし
も、予めバスバーと絶縁板とを従来のようにカシメ固着
しなくてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、絶縁板とバスバーとを交互に積層配置する積
層体をロアケースとアッパーケースとにボルトとナット
により締結固定しているため、これらロアケースとアッ
パーケースとの内部でガタつきを発生させずに収容する
ことができる。
【0030】即ち、絶縁板に板厚にバラツキがあった場
合、あるいは、ロアケースとアッパーケースとのロック
に支障があった場合等のいずれの場合においても、ロア
ケースとアッパーケースとの間にガタつきなく収容で
き、積層体のガタつきにより異音が発生するのを防止で
きる。
【0031】さらに、ロアケースとアッパーケースとの
結合も、従来のロアケースとアッパーケースに設けたロ
ック部によるロック結合に加えて、ボルトとナットによ
る締結が付加されるため、より確実に組みつけ保持する
ことができる。
【0032】さらに、上下に配置するバスバーをボルト
を用いて電気接続することができ、バスバーの取り回し
も簡易化できる利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図2】 図1の実施形態の電気接続箱全体の断面図で
ある。
【図3】 図2の電気接続箱の平面図である。
【図4】 図3の要部拡大図である。
【図5】 従来の電気接続箱の概略断面図である。
【符号の説明】
10 ロアケース 10a バスバー載置部 10b ボルト孔 11 アッパーケース 11a バスバー押さえ部 11b ボルト孔 12 バスバー 12c、12d、12e 孔 13 絶縁板 13a 孔 13b リブ 20 積層体 21 貫通孔 22 ボルト 22a 軸部 22b 頭部 23 ナット
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/16 B60R 16/02 H02G 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロアケースとアッパーケースとからなる
    ケース内部に、バスバーと絶縁板とを交互に積層配置し
    て収容しており、 上記ロアケースの下面には、上向き段状に突出させたバ
    スバー載置部を設け、該バスバー載置部にボルト孔を形
    成すると共に、該バスバー載置部と対向する上記アッパ
    ーケースの上面に下向き段状に突出させたバスバー押さ
    え部を設け、該バスバー押さえ部にボルト孔を設け、 かつ、上記ロアケースとアッパーケースとの間に積層す
    るバスバーと絶縁板には、上下同一軸線上にボルト孔を
    形成し、かつ、 最上層のバスバーに上記バスバー押さえ部との対向部位
    に上向き屈折部を設けて、アッパーケースのボルト孔に
    嵌合させると共に該屈折部に上記ボルト孔を設ける一
    方、最下層のバスバーには上記バスバー載置部との対向
    部位に下向き屈折部を設けて、ロアケースのボルト孔に
    嵌合させると共に該屈折部に上記ボルト孔を設け、 上記ロアケース、アッパーケース、バスバーおよび絶縁
    板のボルト孔にボルトを通してナットで締結固定し、該
    ボルトの頭部座部には最上層のバスバーの屈折部を接触
    させると共に、ナットには最下層のバスバーの屈折部を
    ナット端面に接触させ、最上層と最下層のバスバーを電
    気的に導通させる一方、他の中間層のバスバーにはボル
    ト軸部を非接触としている ことを特徴とする自動車用電
    気接続箱。
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