JP3157960B2 - 極性検出回路 - Google Patents

極性検出回路

Info

Publication number
JP3157960B2
JP3157960B2 JP20513193A JP20513193A JP3157960B2 JP 3157960 B2 JP3157960 B2 JP 3157960B2 JP 20513193 A JP20513193 A JP 20513193A JP 20513193 A JP20513193 A JP 20513193A JP 3157960 B2 JP3157960 B2 JP 3157960B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
current
input terminal
output
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20513193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0755851A (ja
Inventor
幸博 荒谷
竹彦 梅山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP20513193A priority Critical patent/JP3157960B2/ja
Priority to US08/271,970 priority patent/US5557220A/en
Publication of JPH0755851A publication Critical patent/JPH0755851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3157960B2 publication Critical patent/JP3157960B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/14Indicating direction of current; Indicating polarity of voltage

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は極性検出回路に関し、
特に、ホームバスの伝送路等、直流電圧を伝送する複数
本の伝送路の直流電圧の極性を検出する極性検出回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10はホームバス等の伝送路及び伝送
路に接続された機器を示すブロック図である。図10に
おいて、50a〜50nは直流電圧を受けて動作する各
種機能を備えた機器、51,52は機器50a〜50n
に接続し、機器50a〜50nに直流電圧を供給すると
ともに各機器50a〜50n間の信号をその直流電圧に
重畳して伝達する伝送路である。図に示すように、伝送
路51,52の間には機器50a〜50nの出力する信
号に加えて直流電圧が印加されている。
【0003】通常、機器50a〜50nは伝送路51,
52に脱着自在に接続される。そして、伝送路51,5
2に印加される直流電圧の極性は伝送路51,52の外
観からは見分けられない場合が多く、例えば、伝送路5
1の方が伝送路52より常に高いとは限っておらず、直
流電圧の供給がなされていない場合もある。そのため、
機器50a〜50nはそれぞれ伝送路51,52に印加
された直流電圧の極性を検出するための回路を備えてい
るのが一般的である。極性検出を行う極性検出回路の出
力は、特に、送信・受信回路のデータの送受信の際に用
いられる。
【0004】図11は、図10の点線で囲まれた機器5
0aを拡大した図である。機器50aは、伝送路51,
52の極性検出(伝送路51,52のどちらの電位が高
いかの検出)を行うための極性検出回路60、伝送路5
1,52を通じて他の機器とデータの送受信を行うため
の送信回路62及び受信回路61、ブリッジ回路を通し
て伝送路51,52から直流電圧を取り込むための電源
回路63を備えて構成されている。
【0005】機器50aは、任意に伝送路51,52と
接続された場合でも、電源回路63によって直流電圧を
取り込むことができ、また、伝送路51,52の極性を
極性検出回路60で検出できるので、送信回路62,受
信回路61を用いて伝送路51,52を使ったデータの
送受信が可能となる。
【0006】次に、図11で示した従来の極性検出回路
60の回路図の一例を、図12に示す。図12におい
て、76は一方端を伝送路52に接続し、極性検出回路
60に流れる電流を制限するための電流制限用抵抗、7
2,73は電流制限用抵抗76の他方端と伝送路51と
の間に接続された保護用ダイオードである。
【0007】また、69は電流制限用抵抗76の他方端
にアノードを接続したダイオード、67はダイオード6
9のカソードに発光ダイオードのアノードを接続し、伝
送路51に発光ダイオードのカソードを接続し、フォト
トランジスタのエミッタを接地したフォトカプラー、7
4はフォトカプラー67のフォトトランジスタのコレク
タに一方端を接続し、電源電位VCCに他方端を接続した
プルアップ抵抗である。
【0008】また、70は電流制限用抵抗76の他方端
にカソードを接続したダイオード、68はダイオード7
0のアノードに発光ダイオードのカソードを接続し、伝
送路51に発光ダイオードのアノードを接続し、フォト
トランジスタのエミッタを接地したフォトカプラー、7
5はフォトカプラー68のフォトトランジスタのコレク
タに一方端を接続し、電源に他方端を接続したプルアッ
プ抵抗である。
【0009】次に、極性検出回路60の動作を図13を
用いて説明する。図13は伝送路51,52の電位及び
伝送路51,52の電位差を示す図である。
【0010】図13に示した状態Se4の場合、即ち、
伝送路51,52の電位が共に0Vであり、それにバイ
ナリデータが重畳されている。しかし、伝送路51,5
2の電位差がダイオード69とフォトカプラー67の発
光ダイオードのしきい値電圧の和以上にその絶対値が大
きくなることはないので、電流制限用抵抗76、ダイオ
ード69及びフォトカプラー67を通して伝送路52か
ら伝送路51へ電流は流れない。また、伝送路51,5
2の電位差がダイオード70とフォトカプラー68の発
光ダイオードのしきい値電圧の和以上にその絶対値が大
きくなることはないので、フォトカプラー68、ダイオ
ード70及び電流制限用抵抗76を通して伝送路51か
ら伝送路51へ電流は流れない。その結果、信号出力端
77,78から出力される出力信号は共にハイレベルで
ある。
【0011】状態Se5の場合、即ち、伝送路51が伝
送路52に対して電圧が高く、ダイオード70とフォト
カプラー68の発光ダイオードのしきい値電圧の和以上
にその電圧の絶対値が大きい場合には、伝送路51から
フォトカプラー68、ダイオード70及び電流制限用抵
抗76を通して伝送路52へ電流が流れる。その結果、
信号出力端78から出力される出力信号はローレベルに
なる。また、伝送路51が伝送路52に対して電圧が高
く、ダイオード69及びフォトカプラー67の発光ダイ
オードに対して逆方向電圧となるため、電流制限用抵抗
76、ダイオード69及びフォトカプラー67を通して
伝送路52から伝送路51へ電流は流れず、信号出力端
77から出力される出力信号はハイレベルである。
【0012】次に、状態Se6の場合、即ち、伝送路5
1が伝送路52に対して電圧が低く、ダイオード69と
フォトカプラー67の発光ダイオードのしきい値電圧の
和以上にその絶対値が大きい場合には、伝送路52から
電流制限用抵抗76、ダイオード69及びフォトカプラ
ー67を通して伝送路51へ電流が流れる。その結果、
信号出力端77より出力される出力信号はローレベルに
なる。また、伝送路52が伝送路51に対して電圧が高
く、ダイオード70及びフォトカプラー68の発光ダイ
オードに対して逆方向電圧となるため、電流制限用抵抗
76、ダイオード70及びフォトカプラー68を通して
伝送路52から伝送路51へ電流は流れず、信号出力端
78から出力される出力信号はハイレベルである。
【0013】なお、伝送路51,52は、フォトカプラ
ー67,68によって信号出力端77,78より先の回
路とは絶縁されている。また、ダイオード70とフォト
カプラー68のしきい値電圧、及びダイオード69とフ
ォトカプラー67のしきい値電圧が、伝送路51,52
に重畳された信号によって信号出力端77,78から出
力される極性検出のための信号に影響が出ないようにな
働きをする不感帯を設ける役割を果たしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の極性検出回路は
以上のように構成されているので、フォトカプラー等の
個別部品を用いており、部品点数が多くなるため装置が
大型化するとともに高価な装置になるという問題点があ
った。
【0015】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、極性検出回路を集積化すること
により部品点数を削減することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る極性検
出回路は、第1の伝送路に接続される第1の入力端子
と、第2の伝送路に接続される第2の入力端子と、前記
第1の入力端子に接続され、前記第1の入力端子の電位
に応じた電流を出力する第1の電圧−電流変換回路と、
前記第2の入力端子に接続され、前記第2の入力端子の
電位に応じた電流を出力する第2の電圧−電流変換回路
と、前記第1及び第2の電圧−電流変換回路からの電流
を受け、前記第1及び第2の入力端子の電位の差に応じ
た電圧を出力する電圧発生手段と、前記電圧発生手段が
出力する前記電圧が、所定の範囲内にあるか、該所定の
範囲の下限値より小さいか、該所定の範囲の上限値より
大きいかを判別して、その判別結果を出力する判別回路
とを備えて構成されている。
【0017】第2の発明に係る極性検出回路は、第1の
発明の極性検出回路において、前記判別回路は、基準電
圧が入力される第1の入力端、前記電圧発生手段が出力
する電圧が入力される第2の入力端、及び出力端を持
ち、所定のオフセット電圧の下で前記第1及び第2の入
力端の電圧比較を行い、その比較結果の信号を前記出力
端から出力する第1の比較器と、前記基準電圧が入力さ
れる第2の入力端、前記電圧発生手段が出力する電圧が
入力される第1の入力端、及び出力端を持ち、所定のオ
フセット電圧の下で前記第1及び第2の入力端の電圧比
較を行い、その比較結果の信号を前記出力端から出力す
る第2の比較器とを有する。
【0018】第3の発明に係る極性検出回路は、第1の
発明の極性検出回路において、前記電圧発生手段は、前
記第1及び第2の電圧−電流変換回路に接続され、前記
該1及び第2の電圧−電流変換回路が出力する前記電流
を入力し、それらの電流の加算あるいは減算を行って、
前記第1及び第2の入力端子の電位差に応じた電流を出
力する加算手段と、前記加算手段に接続され、前記加算
手段の出力した電流を電圧に変換して出力する電流−電
圧変換手段とを有し、前記判別回路は、基準電圧が入力
される第1の入力端、前記電流−電圧変換手段が出力す
る電圧が入力される第2の入力端、及び出力端を持ち、
所定のオフセット電圧の下で前記第1及び第2の入力端
の電圧比較を行い、その比較結果の信号を前記出力端か
ら出力する第1の比較器と、前記基準電圧が入力される
第2の入力端、前記電流−電圧変換手段が出力する電圧
が入力される第1の入力端、及び出力端を持ち、所定の
オフセット電圧の下で前記第1及び第2の入力端の電圧
比較を行い、その比較結果の信号を前記出力端から出力
する第2の比較器とを有し、前記電流−電圧変換手段
は、前記基準電圧を基準に、前記加算手段の出力した電
流を電圧に変換して出力することを特徴とする。
【0019】第4の発明に係る極性検出回路は、第1の
伝送路に接続される第1の入力端子と、第2の伝送路に
接続される第2の入力端子と、前記第1の入力端子に接
続され、前記第1の入力端子の電位に応じた電流を出力
する第1の電圧−電流変換回路と、前記第2の入力端子
に接続され、前記第2の入力端子の電位に応じた電流を
出力する第2の電圧−電流変換回路と、前記第1及び第
2の電圧−電流変換回路からの電流を受け、第1の基準
電圧と該第1の基準電圧と異なる第2の基準電圧との間
の電圧を基準として、前記第1及び第2の入力端子の電
位の差に応じた電圧を出力する電圧発生手段と、前記電
圧発生手段が出力する前記電圧と前記第1及び第2の基
準電圧との大小関係を判別して、その判別結果を出力す
る判別回路とを備えて構成されている。
【0020】第5の発明に係る極性検出回路は、第1あ
るいは第4の発明の極性検出回路であって、前記第1の
入力端子は、第1の抵抗手段を介して前記第1の伝送路
に接続され、前記第2の入力端子は、第2の抵抗手段を
介して前記第2の伝送路に接続される。
【0021】
【作用】第1の発明における第1の電圧−電流変換回路
は、第1の伝送路の電位に応じた電流をアナログ加算手
段に対して出力する。同様に、第2の電圧−電流変換回
路は、第2の伝送路の電位に応じた電流を電圧発生手段
に対して出力する。そして、電圧発生手段は、この電流
によって第1及び第2の伝送路の電位差に応じた電圧を
発生する。
【0022】そのため、判別回路が、電圧発生手段の出
力電圧が、所定の範囲内にあるか、該所定の範囲の下限
値より小さいか、該所定の範囲の上限値より大きいかを
判別することによって、電流−電圧変換手段の出力電
圧、即ち、第1及び第2の伝送路の電位差が判別結果に
反映してはならない不感帯の範囲にあるのか、それ以外
なのかを区別して出力することができる。
【0023】このように、第1の発明の極性検出回路
は、第1及び第2の伝送路の電位差の判定結果として、
第1の伝送路の方が電位が高いのか、第2の伝送路の方
が電位が高いのか、あるいは第1及び第2の伝送路の電
位を同じとして扱うべきかの3つの状態の検出を行え
る。
【0024】第2の発明における第1及び第2の比較器
は、それぞれの所定のオフセット電圧の下で第1及び第
2の入力端の電圧比較を行う。例えば、それぞれの第2
の入力端を基準として、第1の比較器の所定のオフセッ
ト電圧を−5V、第2の比較器の所定のオフセット電圧
を−5Vとすると、この判別回路は、第1及び第2の入
力端に入力される電圧の差が−5V以下と、−5Vから
5Vまでと、5V以上の3つの場合で異なった信号の組
み合わせを第1及び第2の比較器の出力端から出力す
る。
【0025】また、それぞれの第2の入力端を基準とし
て、第1の比較器の所定のオフセット電圧を−5V、第
2の比較器の所定のオフセット電圧を2.5Vとする
、この判別回路は、第1及び第2の入力端に入力され
る電圧の差が−5V以下と、−5Vから−2.5Vまで
と、−2.5V以上の3つの場合で異なった信号の組み
合わせを第1及び第2の比較器の出力端から出力する。
【0026】このように、第1及び第2の比較器が出力
する信号の組み合わせによって、第1及び第2の伝送路
間に電位差がないとする場合と、第1の伝送路の電位が
高いとする場合と、第2の伝送路の電位が高いとする場
合とを分けて認識することができる。
【0027】また、このような比較器はトランジスタ等
の集積回路化に適した素子で構成することが容易であ
る。
【0028】第3の発明における加算手段は、第1およ
び第2の電流−電圧変換回路が出力するそれぞれの電流
をその方向も考慮しながら加算することによって第1及
び第2の伝送路間の電位差に応じた電流を出力すること
ができる。
【0029】さらに、電圧に変換して判別回路において
電圧で比較できるようにする。電流−電圧変換手段は、
基準電圧を中心にして、加算手段の出力した電流を電圧
に変換する。第1及び第2の比較器の所定のオフセット
電圧によって、判別回路が行う比較のための所定の範囲
の上限及び下限が定まるが、電流−電圧変換手段は、確
実に、その範囲内の基準電圧を中心に出力電圧を変化さ
せることができる。
【0030】第4の発明における第1の電圧−電流変換
回路は、第1の伝送路の電位に応じた電流をアナログ加
算手段に対して出力する。同様に、第2の電圧−電流変
換回路は、第2の伝送路の電位に応じた電流を電圧発生
手段に対して出力する。そして、電圧発生手段は、この
電流によって第1及び第2の伝送路の電位差に応じた電
圧を、第1及び第2の基準電圧の間の電圧を基準に発生
する。
【0031】また、判別回路が、電圧発生手段の出力電
圧が、第1及び第2の基準電圧との大小関係を判別する
ことによって、例えば、第1の基準電圧が第2の基準電
圧より高いとすると、第1の基準電圧より高いか、第1
の基準電圧と第2の基準電圧との間にあるか、第2の基
準電圧より低いかの3つの状態を判別することができ
る。
【0032】このように、第1及び第2の比較器が出力
する信号の組み合わせによって、第1及び第2の伝送路
間に電位差がないとする場合と、第1の伝送路の電位が
高いとする場合と、第2の伝送路の電位が高いとする場
合とを分けて認識することができる。
【0033】また、このような比較器はトランジスタ等
の集積回路化に適した素子で構成することが容易であ
る。
【0034】第5の発明における第1及び第2の抵抗手
段によって、第1及び第2の伝送路から見た極性検出回
路の入力インピーダンスを大きくすることができる。
【0035】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図について説
明する。図1はこの発明の第1実施例による極性検出機
能を持った極性検出回路の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1及び2は図10で説明した伝送路
51,52と同様の伝送路であり、100は伝送路1,
2から受ける直流電圧の極性を検出する機能を有する極
性検出回路、3及び4は極性検出回路100に設けら
れ、伝送路1,2にそれぞれ接続される入力端子、5は
入力端子3,4に接続され、伝送路1,2の電位に応じ
て、入力端子3,4から伝送路1,2へ流れる電流を検
出してそれに応じた電圧を出力する電流検出回路部、
6,7は電流検出回路部5の出力する電圧を入力して電
流検出回路部5の出力する電圧を判別するためのコンパ
レータである。コンパレータ6,7は、比較回路を構成
しており、コンパレータ6,7のそれぞれの出力信号
8,9が比較回路の出力となる。
【0036】また、電流検出回路部5は、入力端子3に
接続され、入力端子3の電位に応じた電流を出力する電
圧−電流変換回路21と、入力端子4に接続され、入力
端子4の電位に応じた電流を出力する電圧−電流変換回
路22と、電圧−電流変換回路21,22に接続され、
入力される電圧−電流変換回路21,22の出力電流の
加算あるいは減算を行い、そのアナログ演算によって得
られた電流を出力する電流加(減)算回路(以下、加算
回路ともいう)と、加算回路23に接続され、加算回路
23が出力する電流を、所定の電位(基準電圧発生回路
25の出力電位)を基準として、出力電圧14に変換す
る電流−電圧変換回路24と、基準となる基準電圧12
を発生する基準電圧発生回路25とで構成されている。
【0037】そして、コンパレータ6は、基準電圧発生
回路25と電流−電圧変換回路24とに接続され、例え
ば、反転入力端子に電流−電圧変換回路24の出力電圧
14を入力しするとともに、非反転入力端子に基準電圧
発生回路25の出力する基準電圧12を入力する。ま
た、コンパレータ7は、基準電圧発生回路25と電流−
電圧変換回路24とに接続され、例えば、非反転入力端
子に電流−電圧変換回路24の出力電圧14を入力する
とともに、反転入力端子に基準電圧発生回路25の出力
する基準電圧12を入力する。なお、コンパレータ6,
7、基準電圧発生回路25及び電流−電圧変換回路24
は、伝送路1,2の電位差の極性を検出するためそれぞ
れ所定の電位を基準として動作する。例えば、コンパレ
ータ6,7、基準電圧発生回路25及び電流−電圧変換
回路24は、共通に接地電位に接続される。
【0038】さらに、コンパレータ6,7のオフセット
電圧は、0Vよりも低く設定されている。従って、コン
パレータ6,7のオフセット電圧と0Vとの間が、比較
回路の不感帯となる。この様子を図5に示す。即ち、図
5に示した特性がコンパレータ6,7の特性である。図
において、V1 はコンパレータの非反転入力端子に入力
される電圧、V2 はコンパレータの反転入力端子に入力
される電圧を意味している。また、I21,I22はコンパ
レータの反転及び非反転入力端子に入力された電圧に応
じてながれ、コンパレータの出力信号を発生するための
内部の電流を意味する。つまり、図から、V1 −V2
0ボルトより低いところで出力信号を発生するための電
流I21,I22が切り替わっており、コンパレータは出力
信号のハイレベル、ローレベルの切替えを0ボルトより
低いところで行っていることが分かる。
【0039】次に、極性検出回路100の動作の一例を
図2を用いて説明する。説明を分かりやすくするため
に、ここでは、伝送路1,2の電位が同じ時は電圧−電
流変換回路21,22が同じ大きさの電流を出力するも
のとする。また、電流−電圧変換回路24は基準電圧発
生回路25の基準電圧12に、変換した電圧を加えるよ
うな構成であるとする。
【0040】例えば、図2の状態Se1に示すように、
伝送路1,2の電位が接地電位(0V)にあるとする。
これらの電位は入力端子3を介して電圧−電流変換回路
21、及び入力端子4を介して電圧−電流変換回路22
に入力される。電圧−電流変換回路21,22から、接
地電位に応じた同じ大きさの電流が出力される。ところ
で、加算回路23は、伝送路1,2が同じ電位にあると
き、電圧−電流変換回路21,22の電流の向きが異な
る場合にはそれらの加算を行い、電圧−電流変換回路2
1,22の電流の向きが同じ場合にはそれらの減算を行
うように設定する。そのため、このように伝送路1,2
の電位が同じ(0V)場合には、加算回路23から出力
される電流は0アンペアである。
【0041】そして、電流−電圧変換回路24は、加算
回路23からの電流が零であるため、出力電圧14とし
て、基準電圧発生回路25が出力する基準電圧12と同
じ電圧を出力する。この電流−電圧変換回路24の出力
を受けるコンパレータ6,7は、ともに、反転入力端子
及び非反転入力端子が同じ電位(電位差0V)なのでハ
イレベルを出力する。
【0042】次に、状態Se2のような場合、即ち、伝
送路2の電位が接地電位にあり、伝送路1の電位が電位
Eにある場合を想定する。この時、伝送路1,2の電位
に応じて電圧−電流変換回路21,22は電流を出力す
るが、電圧−電流変換回路21の方の電流が大きくな
る。そして、加算回路23から出力される電流は、電圧
−電流変換回路21の出力電流の向きと同じ向きの電流
である。この電流を電流−電圧変換回路24で変換して
出力される出力電圧14は、加算回路23より出力され
る電流に応じた電圧を基準電圧12から差し引くことと
なり、基準電圧発生回路25の基準電圧12よりも小さ
くなる。そのため、コンパレータ7の反転入力端子の電
位より非反転入力端子の電位の方が高くなり、かつその
電位差の絶対値がオフセット電圧の絶対値より大きくな
り、コンパレータ7はローレベルを出力する。また、コ
ンパレータ6の非反転入力端子の電位の方が反転入力端
子の電位よりも高く、従って出力はハイレベルとなる。
コンパレータ6の出力がハイレベルで、コンパレータ7
の出力がローレベルであるため、伝送路1の電位のほう
が伝送路2の電位よりも高いと判断できる。
【0043】次に、状態Se3のような場合、即ち、伝
送路1の電位が接地電位にあり、伝送路2の電位が電位
Eにある場合を想定する。この時、伝送路1,2の電位
に応じて電圧−電流変換回路21,22は電流を出力す
るが、電圧−電流変換回路22の方の電流が大きくな
る。そして、加算回路23から出力される電流は、電圧
−電流変換回路22の出力電流の向きと同じ向きの電流
である。この電流を電流−電圧変換回路24で変換して
出力される出力電圧14は、加算回路23より出力され
る電流に応じた電圧を基準電圧12に加えることとな
り、基準電圧発生回路25の出力する基準電圧12より
も大きくなる。そのため、コンパレータ6の反転入力端
子の電位が非反転入力端子の電位よりも高くなり、かつ
その電位差の絶対値がオフセット電圧の絶対値より大き
くなり、コンパレータ6はローレベルを出力する。ま
た、コンパレータ7の非反転入力端子の電位の方が反転
入力端子の電位よりも高く、従って出力はハイレベルと
なる。コンパレータ6の出力がローレベルで、コンパレ
ータ7の出力がハイレベルであるため、伝送路2の電位
のほうが伝送路1の電位よりも高いと判断できる。
【0044】図1で示した極性検出回路100の各部の
構成の一例を示す回路図を図3に示す。図3において、
図1と同一符号は図1と同一もしくは相等する部分を示
す。
【0045】図3において、20は、一定の電圧を発生
して、電圧−電流変換回路21,22に与える定電圧源
である。定電圧源20は、トランジスタQ1〜Q3と定
電流源cc1とで構成されている。定電流源cc1は、
電源電位VCCに接続された入力端と、出力端とを有して
おり、入力端から出力端へ一定の電流I0 を流す。NP
NトランジスタQ1は、定電流源cc1の出力端にコレ
クタとベースを接続している。PNPトランジスタQ2
は、NPNトランジスタQ1のエミッタにエミッタを接
続しいてる。NPNトランジスタQ3は、接地電位GN
Dにエミッタを接続するとともに、PNPトランジスタ
Q2のベース及びコレクタにコレクタを接続している。
従って、NPNトランジスタQ1のコレクタ及びPNP
トランジスタQ2のコレクタには、接地電位GNDを基
準としてそれぞれ一定の電圧が発生している。
【0046】電圧−電流変換回路21は、トランジスタ
Q4〜Q9で構成されている。PNPトランジスタQ4
は、エミッタを電源電位VCCに接続するとともに、自己
のベースとコレクタを互いに接続している。PNPトラ
ンジスタQ5は、エミッタを電源電位VCCに接続すると
ともに、ベースをPNPトランジスタQ4のベースに接
続している。図から分かるように、PNPトランジスタ
Q4,Q5はカレントミラー回路を形成している。NP
NトランジスタQ6は、PNPトランジスタQ4のコレ
クタにコレクタを接続するとともに、入力端子3にエミ
ッタを接続している。また、NPNトランジスタQ6
は、NPNトランジスタQ1のコレクタにベースを接続
しており、そのため、ベースの電位は一定に保たれる。
【0047】NPNトランジスタQ8は、エミッタを接
地電位GNDに接続するとともに、自己のベースとコレ
クタを互いに接続している。NPNトランジスタQ9
は、エミッタを接地電位GNDに接続するとともに、N
PNトランジスタQ8のベースにベースを接続してい
る。また、NPNトランジスタQ8,Q9もカレントミ
ラー回路を形成している。そして、カレントミラー回路
の出力であるNPNトランジスタQ9のコレクタとPN
PトランジスタQ5のコレクタが互いに接続されてい
る。PNPトランジスタQ7は、NPNトランジスタQ
8のコレクタにコレクタを接続するとともに、入力端子
3にエミッタを接続している。また、PNPトランジス
タQ7は、PNPトランジスタQ2のコレクタにベース
を接続しており、そのため、ベースの電位は一定に保た
れる。
【0048】電圧−電流変換回路22は、トランジスタ
Q12〜Q19で構成されている。PNPトランジスタ
Q10は、エミッタを電源電位VCCに接続するととも
に、自己のベースとコレクタを互いに接続している。P
NPトランジスタQ11は、エミッタを電源電位VCC
接続するとともに、ベースをPNPトランジスタQ10
のベースに接続している。図から分かるように、PNP
トランジスタQ10,Q11はカレントミラー回路を形
成している。また、PNPトランジスタQ16は、エミ
ッタを電源電位VCCに接続するとともに、自己のベース
とコレクタを互いに接続している。PNPトランジスタ
Q17は、エミッタを電源電位VCCに接続するととも
に、ベースをPNPトランジスタQ16のベースに接続
している。そして、PNPトランジスタQ16,Q17
もカレントミラー回路を形成している。
【0049】NPNトランジスタQ12は、PNPトラ
ンジスタQ10のコレクタにコレクタを接続するととも
に、入力端子3にエミッタを接続している。また、NP
NトランジスタQ12は、NPNトランジスタQ1のコ
レクタにベースを接続しており、そのため、ベースの電
位は一定に保たれる。
【0050】一般的な半導体集積回路において、入力電
圧が負になると寄生素子が働く場合がある。しかし、こ
の極性検出回路100においては、NPNトランジスタ
Q6,Q12のエミッタの電位が、そのベースの電位か
らベース・エミッタ間電圧分だけ下がった電位にクラン
プされるため、極性検出回路100の入力電圧が負にな
ることはない。
【0051】NPNトランジスタQ14は、エミッタを
接地電位GNDに接続するとともに、自己のベースとコ
レクタを互いに接続している。NPNトランジスタQ1
5は、エミッタを接地電位GNDに接続するとともに、
NPNトランジスタQ14のベースにベースを接続して
いる。また、NPNトランジスタQ14,Q15もカレ
ントミラー回路を形成している。NPNトランジスタQ
18は、エミッタを接地電位GNDに接続するととも
に、自己のベースとコレクタを互いに接続している。N
PNトランジスタQ19は、エミッタを接地電位GND
に接続するとともに、NPNトランジスタQ18のベー
スにベースを接続している。また、NPNトランジスタ
Q18,Q19もカレントミラー回路を形成している。
【0052】PNPトランジスタQ13は、NPNトラ
ンジスタQ14のコレクタにコレクタを接続するととも
に、入力端子3にエミッタを接続している。また、PN
PトランジスタQ13は、PNPトランジスタQ2のコ
レクタにベースを接続しており、そのため、ベースの電
位は一定に保たれる。
【0053】そして、カレントミラー回路の出力端であ
るNPNトランジスタQ15のコレクタと、カレントミ
ラー回路の入力端であるPNPトランジスタQ16のコ
レクタが互いに接続されている。また、カレントミラー
回路の出力端であるPNPトランジスタQ11のコレク
タと、カレントミラー回路の入力端であるNPNトラン
ジスタQ18のコレクタが互いに接続されている。そし
て、カレントミラー回路の出力端であるPNPトランジ
スタQ17のコレクタと、カレントミラー回路の出力端
であるNPNトランジスタQ19のコレクタが互いに接
続されている。この電圧−電流変換回路21,22の電
流出力端子は、それぞれ、NPNトランジスタQ9のコ
レクタとNPNトランジスタQ19のコレクタに設けら
れている。
【0054】伝送路1の電位と電源電位VCCとの関係
で、NPNトランジスタQ6に流れる電流I3 の大きさ
が決まり、伝送路1の電位と接地電位GNDとの関係
で、PNPトランジスタQ7に流れる電流I5 が決ま
る。そして、伝送路1から入力端子3に入力される電流
1 は、電流I3 と電流I5 の差になる。また、PNP
トランジスタQ4のエミッタ・コレクタ間に流れる電流
3 と、PNPトランジスタQ5のエミッタ・コレクタ
間に流れる電流I4 とは比例関係にある。従って、比例
定数をαとすると、I3 =α・I4 という式が成り立
つ。同様に、電流I5 と電流I6 との間の比例定数をα
とすると、I5 =α・I6 という式が成り立つ。そし
て、NPNトランジスタQ9のコレクタからは電流I4
と電流I6 との差に相当する電流が出力される。従っ
て、この電流の大きさは、α・I1 となる。
【0055】また、伝送路2の電位と電源電位VCCとの
関係で、NPNトランジスタQ12に流れる電流I7
大きさが決まり、伝送路2の電位と接地電位GNDとの
関係で、PNPトランジスタQ13に流れる電流I9
決まる。そして、伝送路2に入力端子4から流れだす電
流I2 は、電流I7 と電流I9 の差になる。また、PN
PトランジスタQ10のエミッタ・コレクタ間に流れる
電流I7 と、PNPトランジスタQ11のエミッタ・コ
レクタ間に流れる電流I8 と、NPNトランジスタQ1
9のエミッタ・コレクタ間に流れる電流I12とは比例関
係にある。従って、比例定数をβとすると、I7 =β・
12という式が成り立つ。同様に、電流I9 と電流I11
との間の比例定数をβとすると、I9 =β・I11という
式が成り立つ。そして、NPNトランジスタQ9のコレ
クタからは電流I12と電流I11との差に相当する電流が
出力される。従って、この電流の大きさは、β・I2
なる。
【0056】そして、電圧−電流変換回路22は、電圧
−電流変換回路21に比べてカレントミラー回路を二つ
余分に接続することで、例えば伝送路1,2が同じ電位
のとき、電圧−電流変換回路21の出力電流と方向が逆
向きの電流を出力することができるように構成されてい
る。
【0057】そのため、電流加(減)算回路23は、電
圧−電流変換回路21,22の電流出力端子を接続する
だけの簡単な構成とできる。そして、この加算回路23
の出力する電流は、α・I1 +β・I2 である。
【0058】次に、基準電圧発生回路25は、抵抗R
1,R2と定電流源cc2とNPNトランジスタQ20
とで構成されている。抵抗R1は、一方端を電源電位V
CCに接続するとともに、他方端を定電流源cc2の入力
端に接続している。定電流源cc2は、接地電位GND
に出力端を接続し、抵抗R1の他方端から電源電位に一
定の電流を流す。NPNトランジスタQ20は、コレク
タを電源電位VCCに接続するとともに、ベースを抵抗R
1の他方端に接続し、エミッタから基準電圧12を出力
する。抵抗R2は、NPNトランジスタQ20のエミッ
タに一方端を接続するとともに、接地電位GNDに他方
端を接続している。
【0059】電流−電圧変換回路24は、加算回路23
の出力端及びNPNトランジスタQ20のエミッタに一
方端を接続するとともに、NPNトランジスタQ20の
エミッタに他方端を接続した抵抗R3で構成されてい
る。そして、電流−電圧変換回路は、入力される電流
(α・I1 +β・I2 )をNPNトランジスタQ20の
エミッタの電位を基準として電圧に変換している。
【0060】次に、比較回路の構成について図4を用い
て説明する。図4は、図1におけるコンパレータ6,7
の構成を示す回路図である。図において、30は非反転
入力端子、31は反転入力端子、32は出力端子であ
る。非反転入力端子30には、抵抗R5の一方端が接続
されている。PNPトランジスタQ30は、抵抗R5の
他方端にベースを接続するとともに、接地電位GNDに
コレクタを接続している。PNPトランジスタQ31
は、反転入力端子31にベースを接続するとともに、接
地電位GNDにコレクタを接続している。
【0061】PNPトランジスタQ32,Q33は互い
のエミッタを結合したトランジスタペアである。そし
て、それらエミッタには、定電流源cc3を通して電源
電位VCCから一定の電流が供給されている。このPNP
トランジスタQ32,Q33のベースには、それぞれ、
PNPトランジスタQ30,Q31のエミッタが接続さ
れている。NPNトランジスタQ34,Q35はカレン
トミラー回路を形成しており、そのため、NPNトラン
ジスタQ34,Q35のエミッタは、ともに接地電位G
NDに接続され、互いのベースが結合されており、そし
て、NPNトランジスタQ34のコレクタとベースが接
続されている。PNPトランジスタQ32,Q33のコ
レクタが、それぞれ、NPNトランジスタQ34,Q3
5のコレクタと接続されている。そして、PNPトラン
ジスタQ32,Q33のコレクタからは、それぞれ、非
反転入力端子及び反転入力端子から入力される電圧に応
じた電流I21,I22が出力される。
【0062】NPNトランジスタQ36は、NPNトラ
ンジスタQ35のコレクタにベースを接続するととも
に、接地電位GNDにエミッタを接続している。このN
PNトランジスタQ36のコレクタには、定電流源cc
4を通して電源電位VCCから一定の電流が供給されてい
る。そして、NPNトランジスタQ37は、ベースをN
PNトランジスタQ36のコレクタに接続し、コレクタ
を出力端子32に接続し、エミッタを接地電位GNDに
接続している。また、抵抗R4が、電源電位VCCとNP
NトランジスタQ37のコレクタとの間に接続されてい
る。
【0063】以上のように構成されたコンパレータ6,
7は、図5に示すような特性を有している。コンパレー
タ6,7は、非反転入力端子30の電圧V1 から反転入
力端子31の電圧V2 を引いた値(V1 −V2 )が負に
なるところで出力が零となる特性を持っている。即ち、
抵抗R5の働きによって、入力オフセット電圧が負にな
っている。
【0064】第1実施例で説明した動作をさせるよう
に、図4に示した回路をコンパレータ6として用いた場
合は、非反転入力端子30に、図3に示した基準電圧1
2を入力するとともに、反転入力端子31に、図3に示
した出力電圧14を入力する。また、コンパレータ7と
して用いる場合は、コンパレータ6の場合とは逆に、非
反転入力端子30に出力電圧14を入力するとともに、
反転入力端子31に基準電圧12を入力する。
【0065】なお、コンパレータ7として、正の入力オ
フセット電圧を持ったコンパレータを用いて、そのコン
パレータの反転入力端子に出力電圧14を入力するとと
もに、非反転入力端子に基準電圧12を入力するように
しても、上記実施例と同様の効果を生じる。
【0066】また、コンパレータ7として、コンパレー
タ6よりも小さな負の入力オフセット電圧を持ったコン
パレータを用いて、そのコンパレータの反転入力端子に
出力電圧14を入力するとともに、非反転入力端子に基
準電圧12を入力するようにしても、上記実施例と同様
の効果を生じる。
【0067】次に、この発明の第2実施例について図6
を用いて説明する。図6はこの発明の第2実施例による
極性検出回路の構成を示すブロック図である。図におい
て、極性検出回路100aは、第1実施例の極性検出回
路100の入力端子3,4と伝送路1,2との間に抵抗
10,11を設けた構成となっている。そのため、伝送
路1,2から見た極性検出回路100aの入力インピー
ダンスが極性検出回路100よりも大きくなっており、
入力端子3,4に入力される電流を制限することができ
る。従って、伝送路1,2と極性検出回路100aの内
部回路との絶縁性を向上させることができる。
【0068】次に、この発明の第3実施例について図7
乃至図9を用いて説明する。図7は、この発明の第3実
施例による極性検出回路の構成を示すブロック図であ
る。第3実施例の極性検出回路100bが第2実施例の
極性検出回路100aと異なる点は、電流−電圧変換回
路24aと基準電圧発生回路25a及びコンパレータ6
a,7aで構成された部分である。
【0069】第1あるいは第2実施例において、電流−
電圧変換回路24aは、基準電圧発生回路25aが発生
する基準電圧に、変換した電圧を加えてコンパレータ
6,7に出力した。この時、基準電圧発生回路は一種類
の基準電圧しか発生しなかった。そして、不感帯を設け
るために、コンパレータ6,7がオフセット電圧を0V
からずらした設定とすることが必要であった。
【0070】第3の実施例においては、基準電圧発生か
25aが、3種類の大きさの異なる基準電圧を発生する
とともに、電流−電圧変換回路24aがこの基準電圧の
中間の基準電圧を基準として電圧に変換し、これら大き
い方と小さい方の2つの基準電圧12,13と変換され
た出力電圧14とを比較回路で比較することによって、
不感帯を設けて伝送路1,2の電位差の判定が可能とな
っている。
【0071】そのため、基準電圧発生回路25aが出力
する大きい方の基準電圧12はコンパレータ6aの非反
転入力端子に入力され、小さい方の基準電圧13はコン
パレータ7aの反転入力端子に入力されている。そし
て、電流−電圧変換回路24aが出力する出力電圧14
はコンパレータ6aの反転入力端子及びコンパレータ7
aの非反転入力端子に入力されている。
【0072】次に、電流−電圧変換回路24aと基準電
圧発生回路25aの構成を図8に示す。図8において、
定電圧源20,電圧−電流変換回路21,22及び電流
加(減)算回路23の構成は第1及び第2実施例と同様
である。基準電圧発生回路25aは、抵抗R6〜R10
及びNPNトランジスタQ40〜Q42で構成されてい
る。抵抗R6は一方端を電源電位VCCに接続している。
NPNトランジスタQ40は、ベース及びコレクタを抵
抗R6の他方端に接続している。抵抗R7は一方端をN
PNトランジスタQ40のエミッタに接続している。N
PNトランジスタQ41は、コレクタ及びベースを抵抗
R7の他方端に接続するとともに、エミッタを接地電位
GNDに接続している。そして、NPNトランジスタQ
41のコレクタから基準電圧13が出力される。
【0073】また、抵抗R8は、一方端を電源電位VCC
に接続するとともに、他方端を抵抗R9の一方端に接続
している。抵抗R9は他方端をNPNトランジスタQ4
1のコレクタに接続している。そして、抵抗R9の一方
端から基準電圧12が出力される。
【0074】そして、NPNトランジスタQ42は、コ
レクタを電源電位VCCに接続し、ベースを抵抗R6の他
方端に接続し、エミッタを抵抗R10の一方端に接続し
ている。抵抗R10は、他方端を接地電位GNDに接続
し、その一方端に基準電圧12,13の間の基準電圧を
発生している。
【0075】電流−電圧変換回路24aは、抵抗R11
で構成されている。そして、抵抗R11は、一方端を抵
抗R10の一方端に接続するとともに、加算回路23の
出力する電流(α・I1 +β・I2 )をその他方端に入
力している。
【0076】例えば、図2の状態Se1に示すように、
伝送路1,2の電位が接地電位(0V)にあるとする。
これらの電位は入力端子3を介して電圧−電流変換回路
21、及び入力端子4を介して電圧−電流変換回路22
に入力される。電圧−電流変換回路21,22から、接
地電位に応じた同じ大きさの電流が出力される。ところ
で、加算回路23は、第1実施例で説明したように、出
力される電流(α・I1 +β・I2 )は、0アンペアで
ある。
【0077】そして、電流−電圧変換回路24aは、加
算回路23からの電流が零であるため、出力電圧14と
して、基準電圧発生回路25aが出力する基準電圧12
と基準電圧13との中間の電圧を出力する。この電流−
電圧変換回路24aの出力を受けるコンパレータ6a,
7aは、共に、反転入力端子の電位が非反転入力端子の
電位より低く、そのためハイレベルを出力する。
【0078】次に、状態Se2のような場合、即ち、伝
送路2の電位が接地電位にあり、伝送路1の電位が電位
Eにある場合を想定する。この時、伝送路1,2の電位
に応じて電圧−電流変換回路21,22は電流を出力す
るが、電圧−電流変換回路21の方の電流が大きくな
る。そして、加算回路23から出力される電流(α・I
1 +β・I2 )は、図に示した電圧−電流変換回路21
の出力電流αI1 の向きと同じ向きの電流である。この
電流を電流−電圧変換回路24aで変換して出力される
出力電圧14は、基準電圧発生回路25aの出力する基
準電圧13よりも小さい。そのため、コンパレータ7a
の反転入力端子の電位が非反転入力端子の電位よりも高
くなり、コンパレータ7aはローレベルを出力する。コ
ンパレータ6aの反転入力端子の電位が非反転入力端子
の電位より低くなり、コンパレータ6aはハイレベルを
出力する。コンパレータ6aがハイレベルで、コンパレ
ータ7aがローレベルであるため、伝送路1の電位が伝
送路2の電位よりも高いと判断することができる。
【0079】ここで、コンパレータ7aがローレベルを
出力するためには、中間の基準電圧と基準電圧発生回路
25が発生する基準電圧13との差をV13とし、抵抗R
11の抵抗値をr11とすると、V13<r11・(α・I1
+β・I2 )となる必要がある。これによって不感帯の
一部が形成される。
【0080】次に、状態Se3のような場合、即ち、伝
送路1の電位が接地電位にあり、伝送路2の電位が電位
Eにある場合を想定する。この時、伝送路1,2の電位
に応じて電圧−電流変換回路21,22は電流を出力す
るが、電圧−電流変換回路22の方の電流が大きくな
る。そして、加算回路23から出力される電流(α・I
1 +β・I2 )は、電圧−電流変換回路22の出力電流
βI2 の向きと逆の向きの電流である。この電流を電流
−電圧変換回路24aで変換して出力される出力電圧1
4は、基準電圧発生回路25aの基準電圧12よりも大
きくなる。そのため、コンパレータ6aの反転入力端子
の電位が非反転入力端子の電位より高くなり、コンパレ
ータ6aはローレベルを出力する。コンパレータ7aの
反転入力端子の電位が非反転入力端子の電位より低くな
り、コンパレータ7aはハイレベルを出力する。コンパ
レータ6aがローレベルで、コンパレータ7aがハイレ
ベルであるため、伝送路2の電位が伝送路1の電位より
も高いと判断することができる。
【0081】ここで、コンパレータ6aがローレベルを
出力するためには、基準電圧発生回路25が発生する基
準電圧12と中間の基準電圧との差をV12とすると、V
12>r11・(α・I1 +β・I2 )となる必要がある。
これによって不感帯の一部が形成される。従って、不感
帯は、V12>r11・(α・I1 +β・I2 )>V13で与
えられる範囲となる。
【0082】次に、第3実施例で用いられるコンパレー
タ6a,7aの構成を図9に示す。コンパレータ6a,
7aは入力オフセット電圧を0Vとしても差し支えない
ので、図4に示したコンパレータの回路図から抵抗R5
を取り除いた構成となっている。また、図9において、
35は非反転入力端子、36は反転入力端子、37は出
力端子である。
【0083】図9に示したコンパレータをコンパレータ
6aとして用いる場合は、基準電圧12を非反転入力端
子35に入力するとともに、出力電圧14を反転入力端
子36に入力する。図9に示したコンパレータをコンパ
レータ7aとして用いる場合は、基準電圧13を反転入
力端子36に入力するとともに、出力電圧14を非反転
入力端子35に入力する。
【0084】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明の極
性検出回路によれば、第1の入力端子に接続され、第1
の入力端子の電位に応じた電流を出力する第1の電圧−
電流変換回路と第2の入力端子に接続され、第2の入力
端子の電位に応じた電流を出力する第2の電圧−電流変
換回路とを備えているので、第1及び第2の電圧−電流
変換回路が第1及び第2の伝送路の電位差をいったん電
流に置き換えて取り出すので、任意の第1及び第2の伝
送路の電位に対して対応することができる。
【0085】さらに、第1及び第2の電圧−電流変換回
路からの電流を受け、第1及び第2の入力端子の電位の
差に応じた電圧を出力する電圧発生手段と、電圧発生手
段が出力する前記電圧が、所定の範囲内にあるか、該所
定の範囲の下限値より小さいか、該所定の範囲の上限値
より大きいかを判別して、その判別結果を出力する判別
回路とを備えているので、所定の範囲を不感帯として、
信号の重畳されている第1及び第2の伝送路の電位を判
別することができる。そして、これら第1及び第2の電
流−電圧変換回路、電圧発生回路及び判別回路は集積化
することが容易で極性検出回路の部品点数を削減するこ
とができるという効果がある。
【0086】請求項2記載の発明の極性検出回路によれ
ば、判別回路は、基準電圧が入力される第1の入力端、
電圧発生手段が出力する電圧が入力される第2の入力
端、及び出力端を持ち、所定のオフセット電圧の下で第
1及び第2の入力端の電圧比較を行い、その比較結果の
信号を出力端から出力する第1の比較器と、基準電圧が
入力される第2の入力端、電圧発生手段が出力する電圧
が入力される第1の入力端、及び出力端を持ち、所定の
オフセット電圧の下で第1及び第2の入力端の電圧比較
を行い、その比較結果の信号を出力端から出力する第2
の比較器とを備えいるので、例えば、第1及び第2の比
較器のオフセット電圧を不感帯として用いることがで
き、このような比較器で構成された判別回路は集積化す
ることが簡単で極性検出回路の部品点数の削減が容易に
行えるという効果がある。
【0087】請求項3記載の発明の極性検出回路によれ
ば、判別回路は、基準電圧が入力される第1の入力端、
電流−電圧変換手段が出力する電圧が入力される第2の
入力端、及び出力端を持ち、所定のオフセット電圧の下
で第1及び第2の入力端の電圧比較を行い、その比較結
果の信号を出力端から出力する第1の比較器と、基準電
圧が入力される第2の入力端、電流−電圧変換手段が出
力する電圧が入力される第1の入力端、及び出力端を持
ち、所定のオフセット電圧の下で第1及び第2の入力端
の電圧比較を行い、その比較結果の信号を出力端から出
力する第2の比較器とを有し、電流−電圧変換手段は、
基準電圧を基準に、加算手段の出力した電流を電圧に変
換して出力するので、例えば、第1及び第2の比較器の
オフセット電圧を不感帯として用いた構成とするとき、
電流−電圧変換手段は、確実に、不感帯を中心として出
力を変化させることができるので、製造が容易になると
いう効果がある。
【0088】請求項4記載の極性検出回路によれば、第
1の入力端子に接続され、第1の入力端子の電位に応じ
た電流を出力する第1の電圧−電流変換回路と、第2の
入力端子に接続され、第2の入力端子の電位に応じた電
流を出力する第2の電圧−電流変換回路と、を備えてい
るので、第1及び第2の電圧−電流変換回路が第1及び
第2の伝送路の電位差をいったん電流に置き換えて取り
出すので、任意の第1及び第2の伝送路の電位に対して
対応することができる。
【0089】さらに、第1及び第2の電圧−電流変換回
路からの電流を受け、第1の基準電圧と該第1の基準電
圧と異なる第2の基準電圧との間の電圧を基準として、
第1及び第2の入力端子の電位の差に応じた電圧を出力
する電圧発生手段と、電圧発生手段が出力する電圧と第
1及び第2の基準電圧との大小関係を判別して、その判
別結果を出力する判別回路とを備えて構成されているの
で、所定の範囲を不感帯として、信号の重畳されている
第1及び第2の伝送路の電位を判別することができる。
そして、これら第1及び第2の電流−電圧変換回路、電
圧発生回路及び判別回路は集積化することが容易で極性
検出回路の部品点数を削減することが容易に行えるとい
う効果がある。
【0090】請求項5記載の極性検出回路は、第1の抵
抗手段を介して第1の伝送路に接続され、第2の抵抗手
段を介して第2の伝送路に接続されるので、第1及び第
2の伝送路から見た極性検出回路の入力インピーダンス
を大きくすることができ、極性検出回路に入力される電
流を小さくすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による極性検出回路の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した極性検出回路の動作を説明するた
めの図である。
【図3】この発明の第1実施例による電流検出回路の構
成を示す回路図である。
【図4】この発明の第1実施例による比較回路の構成を
説明するための回路図である。
【図5】図4に示した回路の動作を説明するための特性
図である。
【図6】この発明の第2実施例による極性検出回路の構
成を示すブロック図である。
【図7】この発明の第3実施例による極性検出回路の構
成を示すブロック図である。
【図8】この発明の第3実施例による電流検出回路の構
成を示すブロック図である。
【図9】この発明の第3実施例による比較回路の構成を
説明するための回路図である。
【図10】極性検出回路が用いられる機器を説明するた
めのブロック図である。
【図11】極性検出回路が用いられる機器の構成を説明
するためのブロック図である。
【図12】従来の極性検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図13】従来の極性検出回路の動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1,2 伝送路 3,4 入力端子 5,5a 電流検出回路 6,7,6a,7a コンパレータ 21,22 電圧−電流変換回路部 23 電流加(減)算回路 Q1〜Q42 トランジスタ R1〜R11 抵抗 cc1〜cc4 定電流源 50a〜50n 機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/00 - 19/32 H01L 21/64 - 21/66

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の伝送路に接続される第1の入力端
    子と、 第2の伝送路に接続される第2の入力端子と、 前記第1の入力端子に接続され、前記第1の入力端子の
    電位に応じた電流を出力する第1の電圧−電流変換回路
    と、 前記第2の入力端子に接続され、前記第2の入力端子の
    電位に応じた電流を出力する第2の電圧−電流変換回路
    と、 前記第1及び第2の電圧−電流変換回路からの電流を受
    け、前記第1及び第2の入力端子の電位の差に応じた電
    圧を出力する電圧発生手段と、 前記電圧発生手段が出力する電圧が、所定の範囲内にあ
    るか、該所定の範囲の下限値より小さいか、該所定の範
    囲の上限値より大きいかを判別して、その判別結果を出
    力する判別回路とを備える、極性検出回路。
  2. 【請求項2】 前記判別回路は、 基準電圧が入力される第1の入力端、前記電圧発生手段
    が出力する電圧が入力される第2の入力端、及び出力端
    を持ち、所定のオフセット電圧の下で前記第1及び第2
    の入力端の電圧比較を行い、その比較結果の信号を前記
    出力端から出力する第1の比較器と、 前記基準電圧が入力される第2の入力端、前記電圧発生
    手段が出力する電圧が入力される第1の入力端、及び出
    力端を持ち、所定のオフセット電圧の下で前記第1及び
    第2の入力端の電圧比較を行い、その比較結果の信号を
    前記出力端から出力する第2の比較器とを有する、請求
    項1記載の極性検出回路。
  3. 【請求項3】 前記電圧発生手段は、 前記第1及び第2の電圧−電流変換回路に接続され、前
    記該1及び第2の電圧−電流変換回路が出力する電流を
    入力し、それらの電流の加算あるいは減算を行って、前
    記第1及び第2の入力端子の電位差に応じた電流を出力
    する加算手段と、 前記加算手段に接続され、前記加算手段の出力した電流
    を電圧に変換して出力する電流−電圧変換手段とを有
    し、 前記判別回路は、 基準電圧が入力される第1の入力端、前記電流−電圧変
    換手段が出力する電圧が入力される第2の入力端、及び
    出力端を持ち、所定のオフセット電圧の下で前記第1及
    び第2の入力端の電圧比較を行い、その比較結果の信号
    を前記出力端から出力する第1の比較器と、 前記基準電圧が入力される第2の入力端、前記電流−電
    圧変換手段が出力する電圧が入力される第1の入力端、
    及び出力端を持ち、所定のオフセット電圧の下で前記第
    1及び第2の入力端の電圧比較を行い、その比較結果の
    信号を前記出力端から出力する第2の比較器とを有し、 前記電流−電圧変換手段は、前記基準電圧を基準に、前
    記加算手段の出力した電流を電圧に変換して出力するこ
    とを特徴とする、請求項1記載の極性検出回路。
  4. 【請求項4】 第1の伝送路に接続される第1の入力端
    子と、 第2の伝送路に接続される第2の入力端子と、 前記第1の入力端子に接続され、前記第1の入力端子の
    電位に応じた電流を出力する第1の電圧−電流変換回路
    と、 前記第2の入力端子に接続され、前記第2の入力端子の
    電位に応じた電流を出力する第2の電圧−電流変換回路
    と、 前記第1及び第2の電圧−電流変換回路からの電流を受
    け、第1の基準電圧と該第1の基準電圧と異なる第2の
    基準電圧との間の電圧を基準として、前記第1及び第2
    の入力端子の電位の差に応じた電圧を出力する電圧発生
    手段と、 前記電圧発生手段が出力する電圧と前記第1及び第2の
    基準電圧との大小関係を判別して、その判別結果を出力
    する判別回路とを備える、極性検出回路。
  5. 【請求項5】 前記第1の入力端子は、第1の抵抗手段
    を介して前記第1の伝送路に接続され、 前記第2の入力端子は、第2の抵抗手段を介して前記第
    2の伝送路に接続される、請求項1あるいは請求項4記
    載の極性検出回路。
JP20513193A 1993-08-19 1993-08-19 極性検出回路 Expired - Fee Related JP3157960B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20513193A JP3157960B2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 極性検出回路
US08/271,970 US5557220A (en) 1993-08-19 1994-07-08 Polarity detector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20513193A JP3157960B2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 極性検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0755851A JPH0755851A (ja) 1995-03-03
JP3157960B2 true JP3157960B2 (ja) 2001-04-23

Family

ID=16501952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20513193A Expired - Fee Related JP3157960B2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 極性検出回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5557220A (ja)
JP (1) JP3157960B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6469547B1 (en) * 1998-12-10 2002-10-22 Level One Communications, Inc. Offset window detector
US6750920B1 (en) * 1999-03-16 2004-06-15 Ati International Srl Method and apparatus for adjusting bias and amplitude of a video signal
TW560137B (en) * 2001-09-12 2003-11-01 Via Tech Inc Transferring method for termimethod and related apparatus for detecting connection polarity of network transmission lines
US7164721B2 (en) * 2002-12-20 2007-01-16 Intel Corporation Simultaneous bidirectional signal subtraction
JP3971368B2 (ja) * 2003-11-18 2007-09-05 株式会社東芝 信号強度検波回路およびそれを用いた増幅率制御システム。
US7274916B2 (en) * 2004-07-23 2007-09-25 Texas Instruments Incorporated Differential signal receiver and method
CN101009963B (zh) * 2006-01-28 2011-06-01 昂宝电子(上海)有限公司 用于冷阴极荧光灯的宽量程模拟电压处理的***与方法
TW200944050A (en) * 2008-04-02 2009-10-16 Arc Solid State Lighting Corp A signal reading method based on DMX512 Protocol
JP5634280B2 (ja) * 2011-01-27 2014-12-03 Fdk株式会社 極性検出回路
RU2546078C1 (ru) * 2014-04-23 2015-04-10 Федеральное Государственное Бюджетное Образовательное Учреждение Высшего Профессионального Образования "Донской Государственный Технический Университет" (Дгту) МНОГОЗНАЧНЫЙ СУММАТОР ПО МОДУЛЮ k

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816396A (ja) * 1981-07-20 1983-01-31 パイオニア株式会社 電圧−電流変換回路
KR910009557B1 (ko) * 1987-03-31 1991-11-21 미쓰비시 뎅끼 가부시끼가이샤 동기신호 처리회로
JP2870277B2 (ja) * 1991-01-29 1999-03-17 日本電気株式会社 ダイナミック型ランダムアクセスメモリ装置
US5097147A (en) * 1991-02-01 1992-03-17 Tektronix, Inc. Limited amplitude signal trigger circuit
US5289166A (en) * 1991-10-04 1994-02-22 Lambda Electronics Inc. Voltage detector
KR930008554A (ko) * 1991-10-25 1993-05-21 김광호 콤페레이터

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0755851A (ja) 1995-03-03
US5557220A (en) 1996-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3157960B2 (ja) 極性検出回路
US3697782A (en) Two-state zero-crossing detector
JP3588388B2 (ja) 試験回路配置
KR950007691B1 (ko) 데이타 형성회로
US6292342B1 (en) Voltage protection circuit for semiconductor test system
US4423292A (en) Detector circuit for communication lines
CN215297481U (zh) 一种交流电网电压检测***
US4524246A (en) SLIC II--common-mode current rejection
US4360709A (en) Loop detecting circuit
EP1430314B1 (en) A minimum detector
JP2963287B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP3285191B2 (ja) 検相回路
JPH0996650A (ja) 電圧検出回路
JPH02201272A (ja) 最大値又は最小値検出装置
SU1725384A1 (ru) Трехстабильный аналоговый коммутатор
JPH0453346B2 (ja)
JPH09200037A (ja) 電流モード論理回路
JPS6242661A (ja) 給電電流制限回路
KR100187936B1 (ko) 교차 코일형 아날로그 지시계기 제어장치의 반전반파 정류회로
GB2034997A (en) Voltage difference detector
CN112798849A (zh) 一种交流电网电压检测***
KR100189774B1 (ko) 전원전압의 변화에 무관한 펄스변환회로
RU1804695C (ru) Двухтактный эмиттерный повторитель
CN115088178A (zh) 变频器
JPH06164338A (ja) ウィンドウコンパレータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080209

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090209

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees