JP3157492U - 雪止め金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根上の雪と瓦とが固着した場合であっても落雪時に瓦が脱落することを防止でき、また、屋根に強固に固定し得る構造を備えた雪止め金具を提供する。【解決手段】屋根に取り付ける雪止め金具であって、垂木の長手方向に直交する方向にのびて、垂木に固定される固定部材20と、上端部において固定部材に係止する係止部材30と、垂木の長手方向に直交する方向にのびて、係止部材30の下端部に連結する雪止め部材40とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、住宅の屋根に取り付ける雪止め金具に関するものである。
一般的に積雪量が多い地域の住宅等の屋根には雪止め対策が施されており、例えば瓦の一部に半円弧状の突起を設けたり、瓦の表面に雪止め金具を別途取り付けたりしている。
従来知られている雪止め金具としては、例えば図6に示すように、フレーム2、このフレーム2の上端部に形成した瓦尻部引掛片3、フレーム2の下端部に形成した雪留板4、瓦頭部引掛片5等から概略構成されたものが知られている(特許文献1)。
この雪止め金具は、図7に示すように、瓦尻部引掛片3を瓦Aの上端部に引っ掛かけ、瓦頭部引掛片5を瓦Aの下端部に引っ掛けることで一枚の瓦に固定する構造になっている。そして、瓦に積もった雪を雪留板4によって下方に滑り落ちないように止める仕組みになっている。
特開2008−25185号公報
しかし、上述した雪止め金具では以下のような問題がある。
すなわち、例えば積雪量が多い場合には、雪の自重や雪から溶け出した水分の影響を受けて、雪が雪止め金具及び瓦に一体的に固着すると共に氷状に固化することがある。このような状態でさらに大量の積雪があった場合には、雪止め金具より下方にある雪が屋根から落下する際に、雪止め金具によって止められている雪も下方に引きずられ、雪止め金具を取り付けた瓦を引き剥がす方向に力が作用する。
一般的に瓦は屋根の桟材に載置されていたり、あるいは釘等で簡単に固定されているため、雪止め金具及び瓦が雪とともに屋根から脱落してしまうという問題があった。このような問題は雪止め金具を屋根の軒先近傍に取り付ける場合により顕著となる。
また、屋根上の雪による荷重はその大部分が屋根面全体に取り付けた瓦を介して垂木等の構造部材に分散され、残りの荷重を雪止め金具が受け止めている。
しかし、屋根にソーラーパネルを設置している場合、ソーラーパネル表面には雪を滑り落ちやすくする加工が施されているため、ソーラーパネル表面に降った雪は速やかに下方に滑り落ちていき、雪止め金具により止められる。つまり、ソーラーパネル表面に降った雪による大荷重の大部分を雪止め金具で受け止める必要があるため、雪止め金具を屋根に強固に固定しておく必要がある。
本考案は上記問題に鑑み、屋根上の雪と瓦とが固着した場合であっても落雪時に瓦が脱落することを防止できる雪止め金具を提供することを目的とする。また、屋根に強固に固定し得る構造を備えた雪止め金具を提供することを目的とする。
本考案は、屋根に取り付ける雪止め金具であって、垂木の長手方向に直交する方向にのびて当該垂木に固定される固定部材と、上端部において前記固定部材に係止する係止部材と、前記垂木の長手方向に直交する方向にのびて前記係止部材の下端部に連結する雪止め部材とを備えることを特徴とする。
また、垂木の長手方向に直交する方向にのびる第二雪止め部材を少なくとも一本備えることを特徴とする。
また、ソーラーパネルを設置した屋根に使用することを特徴とする。
本考案の雪止め金具は、建物の構造部材である垂木に固定部材を取り付け、この固定部材に係止部材と雪止め部材とを連結する構造なので、雪止め金具を屋根に強固に固定することができる。
また、ソーラーパネル表面に降った雪による大荷重を本考案の雪止め金具で確実に受け止めることができるので、ソーラーパネルを設置した屋根に使用することが特に適している。
雪止め金具の全体を示す斜視図である。 雪止め金具を屋根に取り付けた状態を示す斜視図である。 屋根の構造を示す斜視図である。 雪止め金具をソーラーパネルを設置した屋根に取り付けた状態を示す図である。 第二雪止め部材を用いる場合の雪止め金具の全体を示す斜視図である。 従来の雪止め金具の全体を示す斜視図である。 従来の雪止め金具を瓦に取り付けた状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本考案の雪止め金具10は、固定部材20、係止部材30、雪止め部材40を備える。
なお、以下の説明においては図1に示すように屋根50の傾斜方向、すなわち垂木51(図3参照)の長手方向を「上下方向」と表記し、屋根50に平行な面内であって上下方向に直交する方向を「左右方向」と表記し、屋根50に平行な面に対して直交する方向を「前後方向」と表記する。
固定部材20は、屋根50の左右方向にのびる板状の部材であり、棟から軒先へと上下方向にのびる垂木51に対して直交するように釘やビス等で垂木51に固定されている。
なお、垂木51とは、屋根50を構成する瓦53及び野地板52を支える構造部材をいい、複数の垂木51を屋根50の左右方向にほぼ等間隔で架設することで屋根50を支える構造になっている。図3には野地板52を取り外した状態の垂木51を示している。
固定部材20の材質としては耐候性及び強度に優れるステンレスが適しているが、特にこれに限定されるわけではなく、ステンレス以外の鉄や木材等を使用してもよい。
係止部材30は上下方向にのびる棒状の薄板部材であり、その上端に屈曲部31が形成されており、その下端に連結部32が形成されている。
屈曲部31の先端は後方に折れ曲がっており、折れ曲がった部分を上記固定部材20に引っ掛かけることで係止部材30が固定部材20に連結されるようになっている。
連結部32の先端は前方に折れ曲がっており、その突端部をボルト33及びナット(図示略)で締結することで、左右方向から見た場合にほぼ三角形状の開口部34が形成されている。
固定部材20の材質としては耐候性及び強度に優れるステンレスを用いるのが適しているが、特にこれに限定されるわけではなく、ステンレス以外の鉄を使用してもよい。
雪止め部材40は左右方向にのびる部材であり、屋根50面に対して並行な第一の面41と屋根50面に対して垂直な第二の面42とが直交することで左右方向から見た場合にほぼL字型に形成されている。本実施の形態では第一の面41と第二の面42とを一体に成形したL型鋼いわゆるアングル材を用いている。
雪止め部材40と係止部材30との連結は、上記連結部32の開口部34に雪止め部材40を挿入した後、ボルト33及びナットで締結することにより行われる。
雪止め効果を十分に発揮させるには図4に示すように雪止め部材40を屋根50の左端近傍から右端近傍にまで至る長さにすることが好ましい。また、図1及び図2では一本の雪止め部材40に対して一つの係止部材30を連結した状態を示しているが、実際には図4に示すように屋根50の左右方向の長さに応じて適当な間隔をあけて複数の係止部材30を一本の雪止め部材40に連結することになる。
次に、雪止め金具10を屋根50に取り付けるための施行方法について説明する。
まず、屋根50の瓦53を取り外し、垂木51に固定部材20を取り付ける。図3に示すように、通常垂木51の上面は野地板52で覆われており、さらに野地板52の表面には防水シート54が敷設されている。さらに、防水シート54の上面には左右方向にのびる桟材55が上下方向にほぼ等間隔で取り付けられている。そこで、固定部材20を上下2本の桟材55の間に配置した状態で、防水シート54及び野地板52を介して固定部材20を垂木51に釘打ち等の周知の方法により固定する。この場合、屋根50の左端から右端までの一列全ての瓦53を取り外した上で屋根50の左右両端近傍まで一本の固定部材20を取り付けてもよいし、あるいは左右方向一列の瓦53のうち複数箇所の瓦53を取り外し、各箇所において隣接する2本の垂木51に固定部材20を掛け渡して固定してもよい。
次に、予め雪止め部材40に複数の係止部材30を連結した状態で各係止部材30の屈曲部31を固定部材20に順次引っ掛けていく。この際に各係止部材30を瓦53の凸面53aの表面に配置し、係止部材30を瓦53の凸面53aの曲率に応じて若干曲げておくのが好ましい。これにより、係止部材30を瓦53の表面に密着させ、雪止め金具10のガタつきを抑制することができる。
また、係止部材30を固定部材20に引っ掛けた状態で、雪止め部材40が瓦53の上下方向の中心からやや下方に位置するように予め係止部材30の長さ及び固定部材20の取り付け位置を調整しておくのが好ましい。仮に雪止め部材40を瓦53の上端近傍に位置させた場合には、瓦53が厚みD(図1参照)を有することから、第二の面42の高さHから厚みDを引いた高さ(H−D)しか雪止めの効果を得られなくなるからである。すなわち、第二の面42の全体を利用して雪を止めるには、雪止め部材40を瓦53の上下方向の中心からやや下方に配置するのが好ましい。また、瓦53はその上下両端において桟材55で支持されているので、雪止め部材40が瓦53の中心付近に位置すると、雪の荷重が瓦53の中心部に作用することになり、瓦53が破損する可能性が高まるからである。また、雪止め部材40を瓦53の下端近傍に位置させた場合には雪の荷重によって瓦53の下端にひび割れや欠けが生じる可能性があるからである。
最後に、取り外した瓦53をもとの位置に戻し、必要に応じて桟材55に釘止め等することにより雪止め金具10の施行が完了する。
なお、この状態では図2に示すように固定部材20及び係止部材30の上部は瓦53の下面側に入り込んでおり外部から視認することはできず、係止部材30の下部と雪止め部材40のみが外部に露出することになる。このように雪止め金具10の一部のみが外部に露出するので、従来のように雪止め金具10を瓦53の上下両端で固定する場合と比較して、雪止め金具10の露出を減らすことができ、見栄えをよくすることができる。
なお、本実施の形態では軒先の先端から二列目の瓦53の表面に雪止め金具10を配置しているが、例えば軒先の先端から一列目の瓦53の表面に雪止め金具10を配置することもできる。従来のように雪止め金具10を瓦53の上下両端で固定する場合には、上述した通り雪が雪止め金具10及び瓦53に固着した状態で雪止め金具10から下方にある雪が屋根50から落下する際に、雪止め金具10及び瓦53が屋根50から脱落してしまう可能性がある。しかし、本考案では雪止め金具10を建物の構造部材である垂木51に取り付けているので、雪が雪止め金具10及び瓦53に固着している場合であっても、落雪時に雪止め金具10が屋根50から脱落する可能性は極めて低い。
このように、本考案の雪止め金具10は従来の雪止め金具10と比較してより軒先の先端に近い位置に配置することができる。つまり、雪止め金具10から上方にある屋根50の面積を広げることができるので、例えば図4に示すようにソーラーパネル60を設置した屋根50に用いる場合には従来と比較してより大面積のソーラーパネル60を設置することが可能となり、発電量を増やすことができる。
また、雪止め金具10を屋根50に強固に固定することになるので、ソーラーパネル60表面に降った雪を確実に止めることができる。
また、本実施の形態においては本考案の雪止め金具10を既存の住宅の屋根50に設置する場合について説明したが、これに限らず、住宅の新築時に設置してもよい。
また、粘土系、セメント系、スレート系、石系、金属系等、一般に知られている種々の瓦を用いた屋根に本考案の雪止め金具10を適用できる。
また、本実施の形態においては係止部材30の屈曲部31を固定部材20に引っ掛けることで係止部材30を固定部材20に連結することとしたが、これに限らず、例えばボルト33とナット、あるいは釘打ち等の周知の締結手段により係止部材30の上端を固定部材20に直接取り付けてもよい。また、係止部材30の連結部32も同様に、例えばボルト33とナットあるいは溶接等の周知の締結手段により係止部材30の下端を雪止め部材40に直接取り付けてもよい。
また、図5に示すように、雪止め金具10が左右方向にのびる第二雪止め部材70を少なくとも一本(図では2本)備えてもよい。屋根50への積雪量が多い場合には、上方にある雪止め部材40によって止められた雪は次第に第二の面42を乗り越えて屋根50上を下方に移動していき、下方にある第二雪止め部材70によって止められる。このように第二雪止め部材70を用いることにより、上方の雪止め部材40と下方の第二雪止め部材70の間の屋根面を利用して雪を蓄えながら止めることができるので、例えば1本の雪止め部材40のみを用いて第二の面42の高さHを高くする場合と比較して、より大量の雪を止めることができ、さらに瓦53一枚当りにかかる雪の加重を減らすことができるので、雪の荷重により瓦53が破損する可能性を抑えることができる。
屋根に強固に固定できる雪止め金具であり、特にソーラーパネルを設置した屋根に使用することが適している。
10 雪止め金具
20 固定部材
30 係止部材
40 雪止め部材
50 屋根
51 垂木
31 屈曲部
32 連結部
60 ソーラーパネル
70 第二雪止め部材

Claims (3)

  1. 屋根に取り付ける雪止め金具であって、
    垂木の長手方向に直交する方向にのびて当該垂木に固定される固定部材と、
    上端部において前記固定部材に係止する係止部材と、
    前記垂木の長手方向に直交する方向にのびて前記係止部材の下端部に連結する雪止め部材とを備えることを特徴とする雪止め金具。
  2. 前記垂木の長手方向に直交する方向にのびる第二雪止め部材を少なくとも一本備えることを特徴とする請求項1記載の雪止め金具。
  3. ソーラーパネルを設置した屋根に使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の雪止め金具。
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