JP3157125B2 - 低圧電線用分岐カバーおよび分岐接続部 - Google Patents

低圧電線用分岐カバーおよび分岐接続部

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JP3157125B2
JP3157125B2 JP19870197A JP19870197A JP3157125B2 JP 3157125 B2 JP3157125 B2 JP 3157125B2 JP 19870197 A JP19870197 A JP 19870197A JP 19870197 A JP19870197 A JP 19870197A JP 3157125 B2 JP3157125 B2 JP 3157125B2
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光章 柏本
勝行 高山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低圧電線(電力ケー
ブル)の分岐接続を行うための分岐カバーおよび該分岐
カバーを使用した低圧電線の分岐接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの分岐接続部を組み立てる
には、通常、幹線ケーブルの途中でケーブルシース、絶
縁体を段剥ぎしてケーブル導体を露出させるとともに、
分岐ケーブルの先端を上記と同様に段剥ぎしてケーブル
導体を露出させ、ケーブル導体同士を接続金具等で接続
し、上記ケーブル導体接続部分上にテープ巻きをして絶
縁・防水層を形成したり、あるいは、上記ケーブル導体
接続部分上に分岐スリーブを被せ、分岐スリーブの端部
とケーブル絶縁体に跨がって防水テープを巻いて防水層
を形成する方法が用いられる。上記方法は防水性が劣っ
たりあるいは作業性が悪いという欠点がある。そこで、
本発明者らは、先に図7(a)(b)に示す分岐カバー
1を用いた分岐接続部を提案した(実公昭53−520
60号公報)。
【0003】図7(a)(b)において、1は分岐カバ
ーであり、分岐カバー1は可撓性がある絶縁シート1a
から形成されており、その一部に筒状の分岐線引出し部
1bが設けられており、上記分岐線引出し部1bの穴は
絶縁シート1aを貫通している。図8は上記分岐カバー
を用いた分岐接続部の構成を示す図であり、図8に示す
分岐接続部は次のように形成される。 (1)幹線ケーブル2の途中でケーブルシース2b、絶
縁体2cを段剥ぎしてケーブル導体2aを露出させる。
また、分岐ケーブル3の先端を上記と同様に段剥ぎして
ケーブル導体3aを露出させる。 (2)分岐カバー1の分岐線引出し部1bに分岐ケーブ
ル3を挿入し、接続金具4でケーブル導体2aと導体3
aを圧縮接続する。 (3)分岐カバー1の絶縁シート1aを幹線ケーブル2
の外周に巻き付け、分岐カバー1と幹線ケーブル2およ
び分岐ケーブル3に跨がって防水テープ5a,5bを巻
いて防水処理層を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した分岐カバ
ーを使用した絶縁接続部は、絶縁カバー1を被せたの
ち、防水処理のために分岐カバー1と幹線ケーブルとに
跨がって防水テープ5a,5bを巻き付け防水層を形成
する必要があった。幹線ケーブルと分岐線の上に分岐カ
バーを取り付け、仮固定することは容易である。しか
し、防水テープを巻き付けるときは、筒部が邪魔してお
り、その根本部分の合わせ目は、何重にもいろいろな方
向から巻くことにより防水せねばならなかった。また、
テープの防水は安定性に問題があり、一か所でもやぶれ
ると、大きな欠陥となる恐れがあった。また、作業時間
がかかるという問題もあった。本発明は上記した従来技
術の問題点を解決するためになされたものであって、そ
の目的とするところは、分岐カバーの幹線ケーブル取り
付け面側に粘着層を設けて上記防水テープ巻きを不必要
とすることにより、作業性を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を次のように解決する。 (1)幹線ケーブルと分岐ケーブルを分岐接続するため
に使用される低電圧用分岐カバーを、次のように構成す
る。ゴム弾性を有する可撓性のある絶縁シートの一部に
一体に水密接続された筒部を設け、絶縁シートの筒部の
裏面側の上記筒部貫通穴を除いた全面に粘着層が設け、
粘着層の表面に取り外し可能なセパレータを貼り付け
る。 (2)上記(1)の分岐カバーを用い、次のようにして
幹線ケーブルに分岐ケーブルを分岐接続し、分岐接続部
を組み立てる。幹線ケーブルおよび分岐ケーブルを所定
の寸法に段剥ぎしてケーブル導体を露出させ、上記
(1)の分岐カバーの筒部に分岐ケーブルを挿入し、幹
線ケーブルのケーブル導体と分岐ケーブルのケーブル導
体とを接続する。ついで、上記(1)の分岐カバーのセ
パレータを剥がし、分岐カバーの絶縁シートを上記幹線
ケーブルの上記導体接続部およびその両側の幹線ケーブ
ルの外周に巻き付け、上記粘着層により絶縁シートを上
記幹線ケーブルに貼り付け、また絶縁シート同士も粘着
層により貼り付け、さらに、上記筒部と分岐ケーブルに
跨がって防水処理層を設ける。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の分岐カバーの一実
施例を示す図であり、同図(b)は同図(a)のA−A
断面図である。図1(a)(b)において、1は分岐カ
バーであり、分岐カバー1はゴム弾性を有する可撓性の
ある絶縁シート1aから構成され、絶縁シート1aの一
部に一体に水密接続された筒状の分岐線引出し部1bが
設けられており、本実施例においては、上記分岐線引出
し部1bは絶縁シート1aに対して斜めに取り付けられ
ている。上記筒状の分岐線引出し部1bの穴は上記シー
トを貫通しており、絶縁シート1aの分岐線引出し部1
bの裏面側には、分岐線引出し部1bの穴の部分を除い
て全面に粘着層1cが設けられ、上記粘着層の表面に取
り外し可能なセパレータ1dが設けられている。
【0007】図2は本実施例の分岐カバーを使用した分
岐接続部の構成を示す図であり、図2に示す分岐接続部
は次のように組み立てられる。 (1)幹線ケーブル2の途中でケーブルシース、絶縁体
を段剥ぎしてケーブル導体2aを露出させる。また、分
岐ケーブル3の先端を上記と同様に段剥ぎしてケーブル
導体3aを露出させる。 (2)図1に示す分岐カバー1の分岐線引出し部1bに
分岐ケーブル3を挿入する。 (3)幹線ケーブル2のケーブル導体2aと分岐ケーブ
ル3のケーブル導体3aをC型コネクタ等の接続金具4
で圧縮接続する。
【0008】(4)予め分岐ケーブルに挿入しておいた
分岐カバー1を接続金具4の取り付け位置まで戻し、絶
縁シート1aに貼り付けてあるセパレータ1dを剥が
し、絶縁シート1aを幹線ケーブル2に巻き付けカバー
同士を重ね合わせる。これにより、幹線ケーブル2と絶
縁シート1a及び絶縁シート1a同士が貼り付き、幹線
ケーブル2と分岐カバー1が一体となり、合わせ目が防
水され水密性および電気的性能が確保される。 (5)分岐ケーブル3と分岐線引出し部1bに掛けて防
水テープ等で防水処理層6を施し、分岐接続部の組み立
てを終了する。上記構造とすることにより、幹線ケーブ
ル2と分岐ケーブル3がなす又部の付近のカバーの合わ
せ目の防水を確実に行うことができる。また、幹線ケー
ブル2と分岐カバーに掛けて防水処理を行う必要がな
く、作業性を向上させることができる。
【0009】上記実施例では、分岐カバー1として、分
岐線引出し部1bを絶縁シート1aの対して斜めに設け
る場合について示したが、分岐カバーを以下の〜の
形状とすることもでき、要求される分岐接続構造に応じ
て分岐カバーを適宜選択することができる。なお、図3
〜図6において、(b)は同図(a)のA−A断面図を
示している。 図3に示すように、絶縁シート1aに対して分岐線
引き出し部1bを垂直に配置し、分岐線引出し部1bの
裏面側の分岐線引出し部1aの穴の部分を除いた全面に
粘着層1cを設け、その表面に取り外し可能なセパレー
タ1dを設ける。 図4に示すように、絶縁シート1aに対して垂直に
取り付けた2つの分岐線引き出し部1b,1b’を設
け、上記と同様、粘着層1cを設け、その上にセパレー
タ1dを貼り付ける。
【0010】 図5に示すように、絶縁シート1aに
対して斜めに配置した2つの分岐線引出し部1b,1
b’を設け、分岐線引出し部1b,1b’の方向を異な
った方向に向け、上記と同様、粘着層1cを設け、その
上にセパレータ1dを貼り付ける。 図6に示すように、絶縁シート1aに対して斜めに
配置した2つの分岐線引出し部1b,1b’を設け、分
岐線引出し部1b,1b’の方向を同方向に向け、上記
と同様、粘着層1cを設け、その上にセパレータ1dを
貼り付ける。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、分岐線引出し部を有する可撓性のある絶縁シートの
上記分岐線引出し部の裏面側に粘着層が設けられ、粘着
層の上にセパレータが貼り付けられた分岐カバーを用い
て、分岐接続部を組み立てるようにしたので、分岐カバ
ーの合わせ目には防水処理を施す必要がなく、分岐根本
付近の防水性がよくなる。さらに、テープを巻く部分が
分岐線引き出し部のみとなり、著しく作業性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分岐カバーの一実施例を示す図であ
る。
【図2】図1の分岐カバーを使用して組み立てた分岐接
続部の構成を示す図である。
【図3】分岐カバーの他の実施例を示す図である。
【図4】分岐カバーの他の実施例を示す図である。
【図5】分岐カバーの他の実施例を示す図である。
【図6】分岐カバーの他の実施例を示す図である。
【図7】従来の分岐カバーを示す図である。
【図8】従来の分岐カバーを使用して組み立てた分岐接
続部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 分岐カバー 1a 絶縁シート 1b 分岐線引出し部 1c 粘着層 1d セパレータ 2 幹線ケーブル 2a ケーブル導体 3 分岐ケーブル 3a 分岐ケーブル導体 4 接続金具 6 防水処理層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム弾性を有する可撓性のある絶縁シー
    トの一部に一体に水密接続された筒部を備え、上記筒部
    の穴が上記シートを貫通した低圧電線用分岐カバーであ
    って、 上記絶縁シートの筒部の裏面側の上記筒部貫通穴を除い
    た全面に粘着層が設けられ、上記粘着層の表面に取り外
    し可能なセパレータが貼り付けられていることを特徴と
    する低圧電線用分岐カバー。
  2. 【請求項2】 幹線ケーブルのケーブル導体と分岐ケー
    ブルのケーブル導体とを接続する導体接続部と、 可撓性のある絶縁シートと該絶縁シートの一部に一体に
    水密接続された筒部を有し、上記筒部の穴が上記シート
    を貫通しており、上記絶縁シートの筒部の裏面側の上記
    筒部貫通穴を除いた全面に粘着層が設けられた分岐カバ
    ーとを備え、 上記分岐カバーの絶縁シートは、上記幹線ケーブルの上
    記導体接続部およびその両側の幹線ケーブルの外周に巻
    き付けられ、上記粘着層により幹線ケーブルに貼り付け
    られ、 上記分岐カバーの筒部は、上記分岐ケーブルの外周に嵌
    められており、該筒部と分岐ケーブルに跨がって防水処
    理層が設けられていることを特徴とする低圧電線用分岐
    接続部。
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