JP3153973B2 - ロングライフうどんの製造法 - Google Patents

ロングライフうどんの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロングライフうどんの製
造法、更に詳しくは冬期、寒冷地等においても品質劣化
が抑制され、優れた食感を保持し得るロングライフうど
んの製造法に関する。
【0002】
【従来技術】麺類の中にあって、即席麺はその簡便性、
保存性等から広く親しまれているが、腰がない、歯ごた
えがない、麺本来の食感からかけ離れている等の食感的
に多くの不満があり、該即席麺に代わって、その簡便
性、保存性等は保有したままで、食感的な不満を改善し
た麺として、ロングライフ麺或いは生タイプカップ麺と
呼ばれるタイプの麺が開発され、一般化しつつある。
【0003】該ロングライフ麺は、通常2〜6カ月の賞
味期間を有しており、その一つであるロングライフうど
んは、通常茹うどんを無菌パックすることにより上記賞
味期間内での長期保存を可能にしたものであり、本物志
向に適合し、喫食時は即席麺と同様に熱湯を注ぐだけで
可食状態に戻せる簡便性を併せ持っている。しかしなが
ら、一般に茹うどんは2〜3日も保存すると腰がなくな
ってまずくなる欠点がある。これは麺の表層部と内部と
の水分差、いわゆる水分勾配かなくなるためとされてい
る。従って、この茹うどんをパックしたロングライフう
どんもまた、当然に水分勾配による腰の維持は望むべく
もない。
【0004】本発明者らはかかるロングライフうどんの
問題点を改善する方法として、先に特定量の澱粉類を含
むと共に、可食状態に戻した時の澱粉質の溶出量及び麺
成分の膨潤度を特定範囲としたロングライフ麺を提案し
た(特願平4−232799号公報参照)。
【0005】しかるに、一般にロングライフうどん製品
は、常温で流通しているが、冬期の寒冷地等では気温が
氷点下に下がることは珍しくなく、かかる条件下では日
々の温度差や昼夜の温度差により、通常約70%の水分
を保有する茹うどんは、その部分的な凍結や冷凍−解凍
の繰返しが起こり、該過酷な条件下に長期保存される製
品では品質劣化が激しく、その食感も当然に損なわれ
る。上述の本発明者らの提案に係わる麺を含めて従来の
ロングライフうどん製品は、かかる過酷な条件での流通
につき考慮は払われておらず、満足な品質を有するもの
ではなかった。
【0006】また、従来の茹麺の中には、このような状
態に近い保存形態の麺としての冷凍麺があり、この冷凍
麺については、冷凍−解凍復元の過程における食感劣化
の改善のための種々の方法、例えばキサンタンガム等の
糊料を麺の表面にコーティングする方法(特開昭62−
19059号公報)や原料として小麦粉、卵白、タピオ
カ澱粉等を用いる方法(特開昭60−87747号公
報)等が提案されている。しかしながら、上記冷凍麺は
一度冷凍されると喫食時まで解凍されず、しかも冷凍、
解凍はなるべく品質に影響を与えないように急速冷凍、
急速解凍等の配慮がなされており、これは前述の冬期、
寒冷地等において遭遇する条件とは比較にならない。従
って、之等の方法をロングライフ麺製品に応用しても満
足な品質が得られるとは考えられない。
【0007】一方、特開昭59−125858号公報に
は、澱粉アセチルエステルの配合が茹麺の低温流通下で
の老化抑制に有効である旨記載されているが、該公報の
記載によれば、その実施例からも明らかな通りたかだか
0〜10℃で1〜10日間程度の保存条件における老化
抑制が認められるのみであり、この条件自体冬期、寒冷
地等におけるロングライフうどんの保存条件には遠く及
ばず、かかる技術を適用して満足できるロングライフう
どんを得ることもできない現状にある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した課題を克服して、殊に冬期、寒冷地等においても優
れた品質を保有するロングライフうどん及びその製造法
を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
より鋭意研究の結果、加工澱粉と特定の粒度を有する小
麦粉とを特定の比率で主原料とし且つ必須副原料として
グルテン、卵白及び天然ガムを加工澱粉に対し特定の関
係式を満たす条件下で用いる時には、上記寒冷地等にお
ける苛酷な条件下に長期間保存される場合も、品質劣化
がみごとに抑制され、優れた食感を有するロングライフ
うどんが得られることを見出し、ここに本発明を完成す
るに至った。
【0010】即ち、本発明は主原料として加工澱粉と1
45メッシュの篩を通過する区分が90重量%以上の粒
度を有する小麦粉とを、該加工澱粉と小麦粉との重量比
率が約65:35乃至22:78となる範囲で用い且つ
必須副原料としてグルテン、卵白及び天然ガムを上記加
工澱粉との併用割合がそれぞれ次式を満たす条件となる
量で用いることを特徴とするロングライフうどんの製造
法に係わる。
【0011】A=14x±10 A=40y±20 A=60z±20 (1) 〔但しAは加工澱粉の使用量(重量部)を、x、y及び
zはそれぞれグルテン、卵白及び天然ガムの使用量(乾
燥物基準、重量部)を示す。〕本発明によれば、殊に冬
期、寒冷地等における長期保存によっても、品質劣化が
みごとに抑制され、優れた食感を保有するロングライフ
うどんが得られる。
【0012】尚、以下の本明細書においては、上記ロン
グライフうどんの冬期、寒冷地等における過酷な条件下
での品質劣化を生じない性質を「低温耐性」という。
【0013】本発明においては、一方の主原料として加
工澱粉を利用する。該加工澱粉にはエステル化澱粉及び
エーテル化澱粉が包含され、之等の内でも特にアセチル
澱粉及びヒドロキシプロピル澱粉は好ましく、更にその
置換度が約0.04〜0.15であるアセチル澱粉及び
ヒドロキシプロピル澱粉が最も好ましい。尚、上記置換
度とは澱粉のグルコース残基一個当りの置換基の数を示
す。
【0014】上記好ましいアセチル化澱粉及びヒドロキ
シプロピル澱粉は、常法に従い澱粉に無水酢酸又は酢酸
ビニールモノマー及びプロピレンオキサイドを反応させ
て得られ、その置換度は用いる反応薬品の添加量により
適宜調節できるが、該置換度があまりに低すぎると低温
耐性に劣る傾向にある。逆に置換度が高すぎても効果的
には殆ど変わらず、むしろその製造面で経済的でない。
【0015】之等加工澱粉の製造に利用される原料澱粉
には、好ましくは馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、小麦澱
粉、サゴ澱粉、ワキシーコーンスターチ等が含まれ、之
等は一種単独で用いても、また2種以上併用してもよ
い。
【0016】また、上記アセチル化澱粉及びヒドロキシ
プロピル澱粉には、エステル化又はエーテル化と同時に
又は之等に先立って、メタリン酸塩、オキシ塩化リン、
アジピン酸等の架橋剤を用いて常法に従って処理して得
られる架橋変性させた架橋アセチル澱粉及び架橋ヒドロ
キシプロピル澱粉も包含される。之等架橋変性された加
工澱粉の利用によっても、本発明所期の低温耐性は充分
に付与され、之等の利用によれば、食感がやや硬めのロ
ングライフうどんが得られる傾向にある。
【0017】本発明においては、他方の主原料として1
45メッシュの篩を通過する区分が90重量%以上の粒
度を有する小麦粉を用いる。該小麦粉の粒度がこれより
粗いと、これを用いて得られる製品は低温耐性が劣るも
のとなる欠点がある。上記小麦粉は、粒度が上記条件を
満たしていれば、通常うどんの製造に使用されている小
麦粉のいずれでもよい。
【0018】上記特定粒度の小麦粉と加工澱粉との比率
は、約65:35乃至22:78の割合とする必要があ
り、加工澱粉の比率がこれより小さくなると低温耐性に
劣り、大きくなると食感的に劣ったものとなる。
【0019】本発明においては、上記加工澱粉と小麦粉
とを主原料とし、更に必須副原料としてグルテン、卵白
及び天然ガムを前記(1)式を満たす条件下で使用する
ことを必須とする。
【0020】上記必須副原料としてのグルテンは、いわ
ゆる活性グルテンで、冷凍品、乾燥品とも使用し得る
が、乾燥品の方が使用上簡便である。尚、前記(1)式
はこの乾燥品での関係式であり、冷凍品を用いる場合は
乾燥品に換算して使用量を決定すればよい。卵白として
も、生の卵白でも乾燥卵白でも適宜使用できるが、前記
(1)式は乾燥卵白での関係式であり、生の卵白を使用
する時には乾燥卵白に換算して用いるものとする。ま
た、天然ガムとしては通常のもの、例えばキサンタンガ
ム、グアーガム、タマリンド種子ガム、ローカストビー
ンガム、アルギン酸ソーダ、サイリュウムシードガム等
をいずれも使用でき、之等は1種単独でも2種以上混合
しても使用できる。
【0021】本発明のロングライフうどんは、前述の主
原料に必須副原料を添加して製造される。その際の製造
工程は従来の方法を踏襲することができる。
【0022】例えば代表的には、主原料に副原料の所定
量を添加して均一に混合し、これに主原料100重量部
に対し、約2〜3重量部の食塩を溶解した水溶液約40
重量部を加えて混捏後、以下常法に従い、製麺、茹、包
装、蒸煮殺菌することにより、本発明所期のロングライ
フうどん製品を製造できる。この際、卵白として生卵白
を用いる場合には、加水時に添加すると均一になり易く
好ましい。
【0023】本発明においては、また一般にロングライ
フうどんを製造する際に使用されている各種の添加剤、
例えば乳化油脂、pH調整剤、植物油、ビタミン、ミネ
ラル、アミノ酸等を、従来法と同様に、必要に応じて添
加使用することもできる。
【0024】かくして本発明により得られるロングライ
フうどんは、熱湯を加えて約2分程度放置するでけで可
食状態に戻すことができ、そのまま調味料を加えて温か
いうどんとして喫食できるし、更に冷やして冷やしうど
んとすることもできる。また、湯をきり、ソースを加え
て焼きうどん風として食することもできる。いずれにせ
よ、本発明により得られるロングライフうどんは、低温
耐性に優れたものであり、殊に冬期、寒冷地等での流通
に適しており、長期保存によっても品質劣化やそれによ
る食感の低下のない品質良好なものである。
【0025】
【実施例】以下、加工澱粉の製造例を参考例として挙
げ、次いで本発明における主原料及び必須副原料の配合
量を種々変化させて得られるうどんの品質を評価した実
験例を挙げ、更に本発明実施例を挙げる。尚、各例にお
いて部とあるは重量部を、%とあるは重量%を示す。
【0026】
【参考例1】水120部に硫酸ナトリウム20部を溶解
し、これにワキシーコーンスターチ100部と4%苛性
ソーダ水溶液25部とを加えて、4点の澱粉スラリーを
調製し、之等にプロピレンオキサイド1.6部、2.4
部、4.8部及び7.8部をそれぞれ添加し、40℃で
20時間反応させた後、硫酸で中和し、水洗、脱水、乾
燥して、試料No.1〜4の各エーテル化澱粉(ヒドロ
キシプロピル澱粉)を得た。之等の置換度はそれぞれ
0.032、0.045、0.089及び0.141で
あった。
【0027】
【参考例2】参考例1において、ワキシーコーンスター
チを小麦澱粉に替え、プロピレンオキサイドの添加量を
4部とする他は同様にして、置換度0.072のエーテ
ル化澱粉(ヒドロキシプロピル澱粉)を得た。これを試
料No.5とする。
【0028】
【参考例3】水120部に馬鈴薯澱粉100部を加えて
スラリーとし、これに3%苛性ソーダ水溶液を用いてp
H9.0〜9.5に保持しながら、無水酢酸7部を加え
てアセチル化し、硫酸で中和後、水洗、脱水、乾燥し
て、試料No.6のエステル化澱粉(アセチル澱粉)を
得た。その置換度は0.067であった。
【0029】
【参考例4】水120部にタピオカ澱粉100部を加え
てスラリーとし、これに3%苛性ソーダ水溶液を用いて
pH11.3〜11.5に保持しながら、トリメタリン
酸ソーダ0.01部を加え、39℃で5時間反応させた
後、硫酸を加えてpH9.5とし、25℃に冷却した。
次いで、これに参考例3と同様に無水酢酸7部を加えて
アセチル化して、試料No.7の架橋アセチル化澱粉を
得た。そのアセチル化度は置換度0.065であった。
【0030】
【実験例1】145メッシュの篩を通過する区分が9
5.5%の中力小麦粉60部と、上記参考例1で得られ
た各加工澱粉40部とを主原料とし、これにグルテン
2.7部、乾燥卵白1部、キサンタンガム0.6部、練
り込み用pH調整剤(トッププロトン1000、奥野製
薬社製)1部を添加混合後、食塩2部を水40部に溶解
した液を更に添加して混練し、製麺ロール及び回転切歯
(No.10)を用いて生うどんを製造した。
【0031】得られた生うどんを、茹釜用pH調整剤
(メンキングG、奥野製薬社製)を0.1%添加した熱
湯で、茹上り水分が約70%前後になるように茹上げ、
次いでこれを水洗いし、水切り後、浸漬用pH調整剤
(トッププロトン309、奥野製薬社製)を0.4%添
加した液に30秒浸漬した。その後、水を切り、植物油
をまぶした後、200gづつ合成樹脂フィルムで包装し
た。
【0032】包装した茹麺を、更に90〜100℃で5
0分加熱殺菌し、冷却後−5℃乃至0℃で2か月保存し
た後、熱湯を加えて2分間放置して調味料を加え、下記
の評価基準に従ってその食感を評価した。その結果を表
1に示す。
【0033】評価基準 ◎…粘り、滑らかさ、艶、喉越しが良好でうどんの食感
として優秀 ○…粘り、滑らかさ、艶、喉越しがかなり良好で、うど
んの食感として良好 △…ぼそぼそ感があって粘り、艶も少なく、うどんの食
感として劣る ×…ぼそぼそ感が強く、粘り、艶もなく、うどんの食感
として非常に劣る
【0034】
【表1】
【0035】
【実験例2】実験例1において、加工澱粉として試料N
o.3のエーテル化澱粉(置換度0.089)を用い、
主原料及び必須副原料の添加量を表2に示す量に変化さ
せる以外は同様にして、ロングライフうどんを製造し
た。
【0036】得られたうどんを、実験例1と同様にして
保存し、その後同様にして食感を評価した結果を、前記
表1と同様にして表2に併記する。
【0037】
【表2】
【0038】
【実験例3】実験例1において、加工澱粉として試料N
o.6のアセチル澱粉(置換度0.067)を用い、天
然ガムとしてキサンタンガムに換えてグアーガムを用
い、必須副原料の添加量を表3に示す量に変化させる以
外は同様にして、ロングライフうどんを製造した。
【0039】保存後の食感を実験例1と同様にして評価
した結果を表3に併記する。尚、表3には備考欄に必須
副原料の配合量が、前記(1)式を満すか否か(x、y
及びzが(1)式より多いか少いか)を不等式にて示
す。
【0040】
【表3】
【0041】
【実施例1】145メッシュの篩を通過する区分が9
3.3%の中力小麦粉70部と、試料No.5のエーテ
ル化澱粉30部とを主原料とし、これにグルテン2.3
部、乾燥卵白0.7部、キサンタンガム0.3部、タマ
リンド種子ガム0.2部及び乳化剤(エルメンプロ、扶
桑化学工業社製)1部を添加混合した後、食塩2部とp
H調整剤(エルメンpH、扶桑化学工業社製)2部とを
水40部に溶解した液を添加して混練し、その後製麺ロ
ール及び回転切刃(No.10)を用いて生うどんを製
造した。
【0042】得られた生うどんを熱湯中で茹上り水分が
約70%前後になるように茹上げ、次いでこれを水洗い
し、水切り後、浸漬用pH調整剤(エルディップ、扶桑
化学工業社製)を1.5%添加した液に30秒浸漬し
た。その後、水を切り、植物油をまぶした後、200g
づつ合成樹脂フィルムで包装し、この包装茹麺を更に9
0〜100℃で50分加熱殺菌して、ロングライフうど
んを得た。
【0043】これを冷却後冷凍し、そして5日間冷凍し
た後、常温に1日置いて解凍し、更に5日間冷凍し、1
日で解凍するサイクルを15回繰り返した後、熱湯を加
えて2分間放置し、調味料を加えて試食用本発明サンプ
ルとした。
【0044】尚、対照サンプルとして、145メッシュ
の篩を通過する区分が85.6%の中力小麦粉を用いた
他は同様にして製造、処理した対照うどんを試食させ
た。
【0045】その結果、本発明サンプルは粘り、滑らか
さ、艶、喉越しともに良好であったのに対し、対照品は
ぼそぼそ感があり、粘り、艶が劣り、うどんの食感とし
ては劣ったものであった。
【0046】
【実施例2】145メッシュの篩を通過する区分が9
6.7%の中力小麦粉63部と、試料No.3のエーテ
ル化澱粉25部及び試料No.7の架橋アセチル澱粉1
2部とを主原料とし、これにグルテン2.7部、乾燥卵
白0.9部、キサンタンガム0.3部及びサイリュウム
シードガム0.3部を用いた他は、実施例1と同様にし
てロングライフうどんを得た。
【0047】これを−5℃〜0℃に1ケ月保存した後、
実施例1と同様に冷凍−解凍を10回繰り返し、その
後、熱湯を加えて2分間放置し、湯を捨ててソースを加
え、焼きうどん風にして、試食用本発明サンプルとし
た。
【0048】その食感は粘り、滑らかさ、喉越しともに
良好で、焼きうどん風の食感として優れたものであっ
た。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主原料として加工澱粉と145メッシュ
    の篩を通過する区分が90重量%以上の粒度を有する小
    麦粉とを、該加工澱粉と小麦粉との重量比率が約65:
    35乃至22:78となる範囲で用い且つ必須副原料と
    してグルテン、卵白及び天然ガムを上記加工澱粉との併
    用割合がそれぞれ次式を満たす条件となる量で用いるこ
    とを特徴とするロングライフうどんの製造法。 A=14x±10 A=40y±20 A=60z±20 〔但しAは加工澱粉の使用量(重量部)を、x、y及び
    zはそれぞれグルテン、卵白及び天然ガムの使用量(乾
    燥物基準、重量部)を示す。〕
  2. 【請求項2】 加工澱粉が置換度約0.04〜0.15
    のアセチル澱粉及び/又はヒドロキシプロピル澱粉であ
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 加工澱粉の原料澱粉が馬鈴薯澱粉、タピ
    オカ澱粉、小麦澱粉、サゴ澱粉及びワキシーコーンスタ
    ーチからなる群から選ばれた一種又は二種以上である請
    求項2に記載の方法。
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