JP3153850B2 - エチレン系重合体の製造方法 - Google Patents

エチレン系重合体の製造方法

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JP3153850B2 JP03130497A JP3130497A JP3153850B2 JP 3153850 B2 JP3153850 B2 JP 3153850B2 JP 03130497 A JP03130497 A JP 03130497A JP 3130497 A JP3130497 A JP 3130497A JP 3153850 B2 JP3153850 B2 JP 3153850B2
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエチレン系重合体の
製造方法に関する。さらに詳しくは、クロム化合物、ア
ルモキサン、有機金属アルコキシドおよび/または有機
金属シロキシドから成る新規な触媒を用いて、剛性と耐
環境応力亀裂(ESCR)のバランスおよび成形性に優
れたエチレン系重合体を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エチレン系重合体は、各種の成形品の樹
脂材料として、一般に広く用いられており、その成形方
法と用途によって要求される特性が異なっている。例え
ば、射出成形法によって成形される製品には分子量が比
較的低く、狭い分子量分布を有する重合体が適している
が、インフレーション成形やブロー成形などによって成
形される製品には、分子量が比較的高く、分子量分布の
広い重合体が適している。従来より、三酸化クロムをシ
リカなどの無機酸化物に担持させた、いわゆるフィリッ
プス系触媒を用いることにより、ブロー成形等に適した
広い分子量分布のエチレン系重合体が得られることは公
知である。また、特開平2−123108、特開平4−
18407、特開平5−230136などに開示された
チーグラー系触媒による一段または多段重合によって
も、ブロー成形等に適した広い分子量分布のエチレン系
重合体が得られる。
【0003】しかしながら近年、ブロー成形等に適した
エチレン系重合体に関して一層の高品質化が要望されて
いる。上記の触媒によって得られる広い分子量分布を有
するエチレン系重合体を使用してブロー成形物を製造し
た場合、該成形物は (1)剛性と耐環境応力亀裂(ESCR)のバランスが
十分ではない。 (2)成形に関しては溶融張力が十分でないため、ブロ
ー成形物の肉厚にムラがあるのみならず、成形物の表面
が荒れるため、外観上望ましくない。などの点のいづれ
かにおいて必ずしも満足すべきものではない。最近、特
表平7−503739に、クロム化合物およびアルモキ
サンから成る触媒によって分子量分布の広いエチレン系
重合体を得る方法が開示された。しかしながら、この方
法により得られるエチレン系重合体は、剛性と耐環境応
力亀裂(ESCR)のバランス、溶融張力共に十分なレ
ベルにあるとは言い難い。また、特開平2−10580
6、特開平2−185506には、三酸化クロムを無機
酸化物担体に担持させた固体触媒成分、アルモキサン、
有機アルミニウムアルコキシドまたは有機アルミニウム
シロキシドから成る触媒によって分子量分布の広いエチ
レン系重合体を得る方法が開示されている。しかしなが
ら、この方法により得られるエチレン系重合体も、剛性
と耐環境応力亀裂(ESCR)のバランス、溶融張力共
十分なレベルではない。更に、特開昭54−12029
0には、クロム酸エステルをシリカに担持後有機アルミ
ニウムアルコキシドで処理した固体成分とアルモキサン
からなる触媒によって分子量分布の広いエチレン系重合
体を得る方法が開示されている。しかしながら、この方
法により得られるエチレン系重合体も剛性と耐環境応力
亀裂(ESCR)のバランス、溶融張力ともに十分なレ
ベルにない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点が改良されて、剛性と耐環境応力亀裂(ESC
R)のバランス、および成形性に優れたエチレン系重合
体を効率よく製造する方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑みて鋭意検討した結果、クロム化合物、アルモキサ
ン、有機金属アルコキシドおよび/または有機金属シロ
キシドから成る触媒を用いることを特徴とするエチレン
系重合体の製造方法によって前記課題を解決した。すな
わち本発明は、[1] クロムカルボン酸塩、クロム−1,3−ジケト
化合物、クロム酸エステル及びクロムアミド化合物から
選ばれたクロム化合物、アルモキサン並びに有機アルミ
ニウムアルコキシド、有機アルミニウムシロキシド、有
機マグネシウムアルコキシド、有機ホウ素アルコキシド
から選ばれた有機金属アルコキシドおよび/または有機
金属シロキシドを、比表面積が50〜1000m 2
g、細孔体積が0.5〜3.0cm 3 /g、平均粒径が
10〜200μmの担体を用い、担体重量に対しクロム
原子として0.05〜5.0wt%担持させた触媒を用
いることを特徴とするエチレン系重合体の製造方法、[2] クロムカルボン酸塩、クロム−1,3−ジケト
化合物、クロム酸エステル及びクロムアミド化合物から
選ばれたクロム化合物を担体に担持した後、更にアルモ
キサン、有機金属アルコキシドおよび/または有機金属
シロキシドを担持した触媒を用いることを特徴とする
記[1]に記載のエチレン系重合体の製造方法、[3] クロムカルボン酸塩、クロム−1,3−ジケト
化合物、クロム酸エステル及びクロムアミド化合物から
選ばれたクロム化合物を担体に担持した後、アルモキサ
ンを、次に有機金属アルコキシドおよび/または有機金
属シロキシドの順に担持した触媒を用いることを特徴と
する上記[1]または[2]に記載のエチレン系重合体
の製造方法、
【0006】[4] 触媒におけるクロム化合物とアル
モキサンの配合比が、アルモキサン中のアルミニウム原
子/クロム原子の比として0.5〜100であり、有機
金属アルコキシドおよび/または有機金属シロキシド中
の金属原子とクロム原子のモル比が0.5〜100であ
り、かつアルモキサンと有機金属アルコキシドおよび/
または有機金属シロキシドのモル比が0.01〜100
である上記[1]ないし[3]のいずれかに記載のエチ
レン系重合体の製造方法、[5] 担体が無機金属酸化物および/または無機ハロ
ゲン化物である上記[1]ないし[4]のいずれかに記
載のエチレン系重合体の製造方法、[6] アルモキサンがアルキルアルモキサンである
記[1]1ないし[5]のいずれかに記載のエチレン系
重合体の製造方法。を開発することにより上記の目的を
達成した。
【0007】以下、本発明を具体的に説明する。本発明
の触媒に用いるクロム化合物(酸化クロムを除く)とし
ては、クロムカルボン酸塩、クロム−1,3−ジケト化
合物、クロム酸エステル、クロムアミド化合物が適切で
ある。クロムカルボン酸塩としては、一般式(1)また
は(2)で表されるクロム(II)またはクロム(III )
の化合物が挙げられる。
【0008】
【化1】
【化2】
【0009】(R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は各々水
素または炭素数1〜18の炭化水素基であり、同一であ
っても異なっていてもよい。) 具体例としては、蟻酸クロム(II)、酢酸クロム(I
I)、プロピオン酸クロム(II) 、酪酸クロム(II)、
ペンタン酸クロム(II)、ヘキサン酸クロム(II)、2
−エチルヘキサン酸クロム(II)、安息香酸クロム(I
I)、ナフテン酸クロム(II)、オレイン酸クロム(I
I)、シュウ酸クロム(II) 、蟻酸クロム(III)、酢酸
クロム(III )、プロピオン酸クロム(III )、酪酸ク
ロム(III )、ペンタン酸クロム(III )、ヘキサン酸
クロム(III )、2−エチルヘキサン酸クロム(III
)、安息香酸クロム(III )、ナフテン酸クロム(III
)、オレイン酸クロム(III )、シュウ酸クロム(III
)などが挙げられ、酢酸クロム(II)、2−エチルヘ
キサン酸クロム(II)、酢酸クロム(III )、2−エチ
ルヘキサン酸クロム(III )が好ましい。
【0010】クロム−1,3−ジケト化合物としては、
一般式(3)で表される、1,3−ジケト化合物を一つ
ないし3つ有するクロム(III )錯体である。 CrXkmn ・・・(3) (Xは1,3−ジケト型キレート配位子であり、Yおよ
びZはハロゲン、アルコキシ、アリールオキシ、アルキ
ル、アリール、アミドから選ばれ、同一であっても異な
っていてもよい。k+m+n=3、1≦k≦3であ
る。) 具体例としては、クロム−1,3−ブタンジオネート、
クロムアセチルアセトネート、クロム−2,4−ヘキサ
ンジオネート、クロム−2,4−ヘプタンジオネート、
クロム−2,4−オクタンジオネート、クロム−3,5
−オクタンジオネ−ト、クロムベンゾイルアセトネー
ト、クロム−1,3−ジフェニル−1,3−プロパンジ
オネート、クロム−2−メチル−1,3−ブタンジオネ
ート、クロム−2−エチル−1,3−ブタンジオネー
ト、クロム−2−フェニル−1,3−ブタンジオネー
ト、クロム−1,2,3−トリフェニル−1,3−プロ
パンジオネートなどが挙げられ、クロムアセチルアセト
ネートが好ましい。
【0011】クロム酸エステルとしては、一般式(4)
で表されるクロム(VI)の化合物である。
【化3】 (R6 、R7 、R8 、R9 、R10、R11は各々炭素数1
〜18の炭化水素基であり、同一であっても異なっても
いてもよい。M1 、M2 は各々炭素原子またはケイ素原
子を表す。) 具体例としては、M1 およびM2 が炭素の場合、ビス
(tert−ブチル)クロメート、ビス(1,1−ジメ
チルプロピル)クロメート、ビス(2−フェニル−2−
プロピル)クロメート、ビス(1,1−ジフェニルエチ
ル)クロメート、ビス(トリフェニルメチル)クロメー
ト、ビス(1,1,2,2−テトラメチルプロピル)ク
ロメート、ビス(1,1,2−トリメチルプロピル)ク
ロメートなどが挙げられ、ビス(tert−ブチル)ク
ロメートが好ましい。
【0012】また、M1 およびM2 がケイ素の場合、ビ
ス(トリメチルシリル)クロメート、ビス(トリエチル
シリル)クロメート、ビス(トリブチルシリル)クロメ
ート、ビス(トリイソペンチルシリル)クロメート、ビ
ス(トリー2ーエチルへキシルシリル)クロメート、ビ
ス(トリデシルシリル)クロメート、ビス(トリ(テト
ラデシル)シリル)クロメート、ビス(トリベンジルシ
リル)クロメート、ビス(トリフェネチルシリル)クロ
メート、ビス(トリフェニルシリル)クロメート、ビス
(トリトリルシリル)クロメート、ビス(トリキシリル
シリル)クロメート、ビス(トリナフチルシリル)クロ
メート、ビス(ジメチルフェニルシリル)クロメート、
ビス(ジフェニルメチルシリル)クロメート、ビス(ジ
メチルテキシルシリル)クロメート、ビス(ジメチルイ
ソプロピルシリル)クロメート、ビス(tert−ブチ
ルジメチルシリル)クロメート、ビス(トリ−tert
−ブチルシリル)クロメート、ビス(トリエチルフェニ
ルシリル)クロメート、ビス(トリメチルナフチルシリ
ル)クロメート、ポリジフェニルシリルクロメート、ポ
リジエチルシリルクロメートなどが挙げられ、ビス(ト
リフェニルシリル)クロメートが好ましい。
【0013】クロムアミド化合物としては、一般式
(5)または(6)で表されるクロム(II)またはクロ
ム(III )の化合物を挙げることができる。
【化4】 (R12、R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19
20、R21、R22、R23は、各々水素または炭素数1〜
18の炭化水素基であり、同一であっても異なっていて
もよい。M3 、M4 、M5 、M6 は炭素および/または
ケイ素原子、Lはエーテルまたはニトリルなどの配位子
を表し、0≦p≦2である。)
【0014】
【化5】 (R24、R25、R26、R27、R28、R29、R30、R31
32、R33、R34、R35、R36、R37、R38、R39、R
4041は各々水素または炭素数1〜18の炭化水素基
であり、同一であっても異なっていてもよい。M7 、M
8 、M9 、M10、M11、M12、は炭素および/またはケ
イ素原子である。)
【0015】具体例としては、ビス(ビストリメチルシ
リルアミド)クロム(II)−THF錯体、ビス(ビスト
リメチルシリルアミド)クロム(II)−ジエチルエーテ
ル錯体、ビス(メチルトリメチルシリルアミド)クロム
(II)−THF錯体、ビス(メチルトリメチルシリルア
ミド)クロム(II)−ジエチルエーテル錯体、ビス(t
ert−ブチルトリメチルシリルアミド)クロム(II)
−THF錯体、ビス(tert−ブチルトリメチルシリ
ルアミド)クロム(II)−ジエチルエーテル錯体、ビス
(フェニルトリメチルシリルアミド)クロム(II)−T
HF錯体、ビス(フェニルトリメチルシリルアミド)ク
ロム(II)−ジエチルエーテル錯体、トリス(ジメチル
アミド)クロム(III )、トリス(ジエチルアミド)ク
ロム(III )、トリス(ジイソプロピルアミド)クロム
(III )、トリス(メチルフェニルアミド)クロム(II
I )、 トリス(ジフェニルアミド)クロム(III )、ト
リス(ビストリメチルシリルアミド)クロム(III )、
トリス(ビストリエチルシリルアミド)クロム(III
)、トリス(ビストリフェニルシリルアミド)クロム
(III )などが挙げられ、トリス(ビストリメチルシリ
ルアミド)クロム(III)が好ましい。
【0016】アルモキサンは当分野でよく知られている
化合物であるが、その製法および構造はPolyhed
ron,9,429〜453(1990)、Ziegl
erCatalysts,G.Fink et al.
(Eds.)57〜82,Springer−Verl
ag(1995)などに詳しく記載されている。本発明
に用いられるアルモキサンとしては、下記一般式(7)
または(8)で表わされる化合物が挙げられる。
【化6】
【化7】 (R42は、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基などの炭化水素基であり、好ましく
は、メチル基、イソブチル基である。qは1から100
の数であり、好ましくは4以上、特に好ましくは8以上
である。) この種の化合物の製法は公知であり、例えば、結晶水を
有する塩類(硫酸銅水和物、硫酸アルミニウム水和物
等)のペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサ
ン、デカン、ベンゼン、トルエンなどの不活性炭化水素
溶媒の懸濁液にトリアルキルアルミニウムを添加して製
造する方法や、炭化水素溶媒中でトリアルキルアルミニ
ウムに、固体、液体あるいは気体状の水を作用させる方
法を例示することができる。
【0017】また、一般式(9)または(10)で示さ
れるアルモキサンを用いてもよい。
【化8】
【化9】 (R43はメチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基などの炭化水素基であり、好ましく
は、メチル基、イソブチル基である。また、R44はメチ
ル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基等の炭化水素基、あるいは塩素、臭素等のハロゲン
または水素、水酸基から選ばれ、R43とは異なった基を
示す。また、R44は同一でも異なっていてもよい。rは
通常1から100の数、好ましくは3以上の数であり、
r+sは2から101、好ましくは6以上である。)
【0018】一般式(9)あるいは(10)の化合物に
おいて、(O−Al(R43))r ユニットと(O−Al
(R44))s ユニットは、ブロック的に結合したもので
あっても、規則的あるいは不規則的にランダムに結合し
たものであっても良い。このようなアルモキサンの製法
は、前述した一般式のアルモキサンと同様であり、一種
類のトリアルキルアルミニウムの代わりに、2種類以上
のトリアルキルアルミニウムを用いるか、1種類以上の
ジアルキルアルミニウムモノハライドあるいはジアルキ
ルアルミニウムモノハイドライドなどを用いれは良い。
【0019】本発明に用いられる有機金属アルコキシド
および/または有機金属シロキシドとしては、周期律表
第2族または13族の有機金属アルコキシドおよび/ま
たは有機金属シロキシドのグループが挙げられ、一般式
(11)、(12)、(13)または(14)で表され
る化合物である。 R45 t A1(OR463-t ・・・(11) (R45、R46は炭素数1〜18の炭化水素基であり、同
一であっても異なっていてもよい。tは1または2であ
る。) R474849Si−O−AlR5051 ・・・(12) (R47、R48、R49、R50、R51は炭素数1〜18の炭
化水素基であり、同一であっても異なっていてもよ
い。) R52Mg(OR53) ・・・(13) (R52、R53は炭素数1〜18の炭化水素基であり、同
一であっても異なっていてもよい。) R54 u (OR553-u ・・・(14) (R54、R55は炭素数1〜18の炭化水素基であり、同
一であっても異なっていてもよい。uは1または2であ
る。)
【0020】一般式(11) R45 t、A1(OR463-t ・・・(11) (R45、R46は炭素数1〜18の炭化水素基であり、同
一であっても異なっていてもよい。 tは1または2で
ある。)で表される有機アルミニウムアルコキシドの具
体例としては、ジメチルアルミニウムメトキシド、ジメ
チルアルミニウムエトキシド、ジメチルアルミニウムイ
ソプロポキシド、ジメチルアルミニウムn−ブトキシ
ド、ジメチルアルミニウムイソブトキシド、ジエチルア
ルミニウムエトキシド、ジエチルアルミニウムイソプロ
ポキシド、ジエチルアルミニウムn−ブトキシド、ジエ
チルアルミニウムイソブトキシド、ジイソブチルアルミ
ニウムエトキシド、ジイソブチルアルミニウムイソプロ
ポキシド、ジイソブチルアルミニウムn−ブトキシド、
ジイソブチルアルミニウムイソブトキシド、ジn−ヘキ
シルアルミニウムエトキシド、ジn−ヘキシルアルミニ
ウムイソプロポキシド、ジn−ヘキシルアルミニウムn
−ブトキシド、ジn−ヘキシルアルミニウムイソブトキ
シド、メチルアルミニウムジメトキシド、メチルアルミ
ニウムジエトキシド、メチルアルミニウムジイソプロポ
キシド、メチルアルミニウムジn−ブトキシド、メチル
アルミニウムジイソブトキシド、エチルアルミニウムジ
エトキシド、エチルアルミニウムジイソポロポキシド、
エチルアルミニウムジn−ブトキシド、エチルアルミニ
ウムジイソブトキシド、イソブチルアルミニウムジエト
キシド、イソブチルアルミニウムジイソプロポキシド、
イソブチルアルミニウムジn−ブトキシド、イソブチル
アルミニウムジイソブトキシド、n−ヘキシルアルミニ
ウムジエトキシド、n−ヘキシルアルミニウムジイソプ
ロポキシド、n−ヘキシルアルミニウムジn−ブトキシ
ド、n−ヘキシルアルミニウムジイソブトキシドなどが
挙げられる。
【0021】これらのうちジメチルアルミニウムメトキ
シド、ジメチルアルミニウムエトキシド、ジメチルアル
ミニウムイソプロポキシド、ジメチルアルミニウムn−
ブトキシド、ジメチルアルミニウムイソブトキシド、ジ
エチルアルミニウムエトキシド、ジエチルアルミニウム
イソプロポキシド、ジエチルアルミニウムn−ブトキシ
ド、ジエチルアルミニウムイソブトキシド、ジイソブチ
ルアルミニウムエトキシド、ジイソブチルアルミニウム
イソプロポキシド、ジイソブチルアルミニウムn−ブト
キシド、ジイソブチルアルミニウムイソブトキシド、ジ
n−ヘキシルアルミニウムエトキシド、ジn−ヘキシル
アルミニウムイソプロポキシド、ジn−ヘキシルアルミ
ニウムn−ブトキシド、ジn−ヘキシルアルミニウムイ
ソブトキシドなどのモノアルコキシドが好ましい。
【0022】これらの化合物は公知の方法で容易に合成
することができる。例えば、一般式R45 3 A1で表され
るトリアルキルアルミニムと一般式R46OHで表される
アルコールとの反応により得る方法、または一般式R45
3 A1で表されるトリアルキルアルミニウムと一般式A
1(OR463 で表されるアルミニウムトリアルコキシ
ドとの交換反応により得る方法等があるが、本発明にお
いては前者が好ましい。
【0023】一般式(12): R474849Si−O−AlR5051 ・・・(12) (R47、R48、R49、R50、R51は炭素数1〜18の炭
化水素基であり、同一であっても異なっていても良
い。)で表される有機アルミニウムシロキシドの具体例
としては、トリメチルジメチルシロキシアラン、トリメ
チルジエチルシロキシアラン、トリメチルジイソブチル
シロキシアラン、トリメチルジn−ヘキシルシロキシア
ラン、トリエチルジメチルシロキシアラン、トリエチル
ジエチルシロキシアラン、トリエチルジイソブチルシロ
キシアラン、トリエチルジn−ヘキシルシロキシアラ
ン、トリフェニルジメチルシロキシアラン、トリフェニ
ルジエチルシロキシアラン、トリフェニルジイソブチル
シロキシアラン、トリフェニルジn−ヘキシルシロキシ
アランなどが挙げられる。
【0024】これらのうちトリメチルジメチルシロキシ
アラン、トリメチルジエチルシロキシアラン、トリメチ
ルジイソブチルシロキシアラン、トリメチルジn−ヘキ
シルシロキシアラン、トリエチルジメチルシロキシアラ
ン、トリエチルジエチルシロキシアラン、トリエチルジ
イソビチルシロキシアラン、トリエチルジn−ヘキシル
シロキシアランが好ましい。
【0025】上記のような有機アルミニウムシロキシド
は、 1)一般式R474849Si−OHで表されるシラノー
ル化合物と一般式R5051RAlで表される有機アルミ
ニウム化合物との反応、 2)環状シロキサンと一般式R5051RAlで表される
有機アルミニウム化合物との反応、 3)ポリシロキサンと一般式R5051RAlで表される
有機アルミニウム化合物との反応によって公知の方法で
合成することができる。
【0026】1)〜3)において、R47〜R51は一般式
474849Si−O−AlR5051におけるR47〜R
51と同一であり、Rは一般式R474849Si−O−A
lR5051におけるR47〜R51に準ずるものであり、反
応において置換される基を表している。
【0027】一般式(13): R52Mg (OR53) ・・・(13) (R52、R53は炭素数1〜18の炭化水素基であり、同
一であっても異なっていてもよい。)で表される有機マ
グネシウムアルコキシドの具体例としては、エチルマグ
ネシウムメトキシド、エチルマグネシウムエトキシド、
エチルマグネシウムイソプロポキシド、エチルマグネシ
ウムn−ブトキシド、エチルマグネシウムイソブトキシ
ド、エチルマグネシウムフェノキシド、ブチルマグネシ
ウムメトキシド、ブチルマグネシウムエトキシド、ブチ
ルマグネシウムイソプロポキシド、ブチルマグネシウム
n−ブトキシド、ブチルマグネシウムイソブトキシド、
ブチルマグネシウムフェノキシドなどが挙げられ、エチ
ルマグネシウムエトキシド、エチルマグネシウムイソプ
ロポキシド、エチルマグネシウムn−ブトキシド、エチ
ルマグネシウムイソブトキシドが好ましい。
【0028】これらの化合物は公知の方法で容易に合成
することができる。例えば、一般式R52 2 Mgで表され
るジアルキルマグネシウムと、一般式R53OHで表され
るアルコールとの反応により得る方法がある。
【0029】一般式(14): R54 U B(OR553-U ・・・(14) (R54、R551 は炭素数1−18の炭化水素期であり、
同一であっても異なっていてもよい。uは1または2で
ある。)で表される有機ホウ素アルコキシドの具体例と
しては、ジメチルメトキシボラン、ジメチルエトキシボ
ラン、ジメチルプロポキシボラン、ジメチルブトキシボ
ラン、ジエチルメトキシボラン、ジエチルエトキシボラ
ン、ジエチルプロポキシボラン、ジエチルブトキシボラ
ン、メチルジメトキシボラン、メチルジエトキシボラ
ン、メチルジプロポキシボラン、メチルジブトキシボラ
ン、エチルジメトキシボラン、エチルジエトキシボラ
ン、エチルジプロポキシボラン、エチルジブトキシボラ
ン、フェニルジメトキシボラン、フェニルジエトキシボ
ラン、フェニルジプロポキシボラン、フェニルジブトキ
シボラン、ジフェニルメトキシボラン、ジフェニルエト
キシボラン、ジフェニルプロポキシボラン、ジフェニル
ブトキシボランなどが挙げられる。
【0030】これらのうちジメチルメトキシボラン、ジ
メチルエトキシボラン、ジメチルプロポキシドボラン、
ジメチルブトキシボラン、ジエチルメトキシボラン、ジ
エチルエトキシボラン、ジエチルプロポキシボラン、ジ
エチルブトキシボランが好ましい。これらの化合物は公
知の方法で容易に合成することができる。例えば、一般
式R54MgX(Xはハロゲン)で表されるグリニャール
試薬または一般式R54Liで表される有機リチウム試薬
などと、一般式B(OR553 で表されるホウ酸エステ
ルとの交換反応により得る方法などがある。上記一般式
(11)、(12)、(13)、(14)で表される有
機金属アルコキシドおよび有機金属シロキシドは、単独
で用いてもよいし、2種類以上併用することもできる。
【0031】本発明の触媒は、無機酸化物または無機ハ
ロゲン化物のような、通常エチレン重合触媒の成分とし
てよく用いられる担体に担持させて用いる。担体に用い
る無機酸化物としては、周期律表第2、4、13または
14族の金属の酸化物であり、具体的には、マグネシ
ア、チタニア、ジルコニア、アルミナ、リン酸アルミニ
ウム、シリカ、シリカーチタニア、シリカ−ジルコニ
ア、シリカーアルミナまたはこれらの混合物等が挙げら
れる。本発明においては比表面積が50〜1000m2
/g、好ましくは200〜800m2 /g、細孔体積が
0.5〜3.0cm3 /g、好ましくは1.0〜2.5
cm3 /g、平均粒径が10〜200μm、好ましくは
50〜150μmのものが用いられる。
【0032】これらの無機酸化物は、モレキュラーシー
ブス流通下で乾燥した窒素ガス気流下で、温度100〜
900℃の範囲で10分〜24時間焼成したものが好ま
しく用いられる。充分な量の窒素ガスよる、固体の流動
状態下で焼成させることが好ましい。
【0033】担体に用いる無機ハロゲン化物としては、
周期律表第2または13族の金属のはハロゲン化物であ
り、塩化マグネシウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグ
ネシウム、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、塩化ガ
リウムまたはこれらの混合物などが挙げられる。上記構
成成分を用いて触媒を得る方法としては、クロム化合
物、アルモキサン、有機金属アルコキシドおよび/また
は有機金属シロキシド及び担体を予め触媒調製用の反応
器に導入して触媒を形成する方法が用いられる。なかで
も、クロム化合物を担体に担持後、アルモキサンと有機
金属アルコキシド及び/または有機金属シロキシドを担
持する方法が好ましい。更に好ましくは、クロム化合物
を担体に担持後、初めにアルモキサン、次に有機金属ア
ルコキシド及び/または有機金属シロキシドを担持する
方法が好ましい。
【0034】各構成成分の担持反応はプロパン、ブタ
ン、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シク
ロヘキサン、デカン、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの不活性炭化水素溶媒中で行うのが好ましい。担体1
gあたりの溶媒量は任意の量を用いることができる。ま
た、担持反応後、溶媒を真空下で除去または濾過によっ
て分離するなどの方法によって、担持された触媒を溶媒
と分離することもできる。担体に担持するクロム化合物
の量は、クロム原子が担体に対して0.05〜5.0w
t%、好ましくは0.05〜2.0wt%の担持量と成
るような量が好ましい。担持するアルモキサンの量は、
アルミニウム原子とクロム原子のモル比が0.5〜10
0となるような量が好ましい。担持する有機金属アルコ
キシドおよび/または有機金属シロキシドの量は、有機
金属アルコキシドおよび/または有機金属シロキシド中
の金属原子とクロム原子のモル比が0.5〜100とな
るような量が好ましい。アルモキサンと有機金属アルコ
キシドおよび/または有機金属シロキシドのモル比は
0.01〜100となるような量が好ましい。担持反応
温度は0℃〜溶媒の沸点、処理及び反応時間は5分〜2
4時間である。
【0035】本発明の方法を実施するにあたり、上記の
触媒を用いて本発明のエチレン系重合体の製造を実施す
るには、スラリー重合、溶液重合のような液相重合法あ
るいは気相重合法などで行うことができる。液相重合は
通常炭化水素溶媒中で実施されるが、炭化水素溶媒とし
てはプロパン、ブタン、イソブタン、ヘキサン、シクロ
ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの不活性炭化水素の単独または混合物が用いられる。
液相または気相重合における重合温度は、一般的には0
〜300℃であり、実用的には20〜200℃である。
また、分子量調節のために重合反応器内に水素などを共
存させることができる。さらに、必要に応じてプロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペン
テン、1−オクテンなどのα−オレフィンを単独または
2種類以上反応器に導入して共重合させることもでき
る。
【0036】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。なお、実施例および比較例にお
いて使用する測定方法を以下に示す。 a)物性測定のためのポリマーの前処理:東洋精機
(株)製プラストグラフを用い、添加剤としてチバガイ
ギー社製B225を0.2wt%添加し、窒素雰囲気
下、190℃、7分間混練した。 b)分子量、分子量分布:ゲル透過クロマトグラフ(G
PC)により測定し、数平均分子量(Mn)および重量
平均分子量(Mw)を求めた。分子量分布はMwのMn
に対する比率(Mw/Mn)で表され、Mw/Mnが大
きいほど分子量分布が広い。GPCにおける測定条件は
以下のようである。 ・装置:WATERS 50Cモデル ・カラム:Shodex−HT806M ・溶媒:1,2,4−トリクロロベンゼン ・温度:135℃ ・サンプル濃度:2mg/5ml ・単分散ポリチレンフラクションを用いてユニバーサル
評定 c)メルトフローレート:JIS K−7210の表
1、条件7に従い、温度190℃、荷重21.6kgf
における測定値をHLMFRとして示した。 d)密度:JIS K−7112に従い測定した。 e)溶融張力:東洋精機(株)製のメルトテンションテ
スターを用い、樹脂温度210℃、オリフィス径2.1
mm、オリフィス長さ8mm、押出し速度15mm/m
in、巻き取り速度6.5minの条件で測定した。 f)剛性:JIS K−7203に従って測定した曲げ
弾性率を剛性の値とした。 g)ESCR:JIS K−6760に従って測定した
BTL法によるF50値をESCRの値とした。
【0037】(実施例1) (1)トリメチルジエチルシロキシアランの合成 東ソー・アクゾ社製トリエチルアルミニウムの1.0m
o1/リットル−ヘキサン溶液44.4m1を0〜5℃
に冷却後、信越化学社製トリメチルシラノール5.6m
l(50mmol)を滴下した。その後25℃で30分
撹拌し、トリメチルジエチルシロキシアランの1.0m
ol/リットル−ヘキサン溶液とした。 (2)触媒調製 予め窒素で置換した100mlのフラスコに、500℃
で6時間焼成したクロスフィールド社製ES70グレー
ドシリカ(比表面積320m2 /g、細孔体積2.0c
3 /g、平均粒径40μm)4.0g、さらにn−ヘ
キサン40mlを加えスラリーとした。このスラリーに
STREM社製2−エチルヘキサン酸クロム(III )の
0.1mol/リットル−ヘキサン溶液1.5ml(ク
ロム原子担持量0.20wt%)を加え、25℃で15
分間撹拌した。この時間の終わりに東ソー・アクゾ社製
イソブチルアルモキサンの1.0mol/リットル−ヘ
キサン溶液を1.5ml加え、25℃で30分撹拌し
た。この時間の終わりに、さらに上記(1)で合成した
トリメチルジエチルシロキシアランの1.0mol/リ
ットル−ヘキサン溶液を0.5ml加え、25℃で30
分撹拌した。真空下で溶媒を除去して自由流動性のあ
る、担持された触媒を得た。
【0038】(3)気相重合 Eur.Polym.J.,Vol.21,245(1
985)に記載されているものと同様の、流動床反応器
に似せた垂直振動型反応器(容量150cm3、直径5
0mm、振動速度420回/分(7Hz)、振動距離6
cm)を作り気相重合を行った。予め窒素置換した反応
器に、上記(2)で得た触媒120mgを窒素雰囲気下
でアンプルに封入したものを入れ、85℃まで加熱して
から14kg/cm2 のエチレンを圧入した後、振動を
開始してアンプルを割ることによって重合を開始した。
反応器内のエチレンの圧力を維持するように、フレキシ
ブル継手を経由して必要に応じてエチレンを送給した。
89℃で2時間、重合反応を行ったのちエチレン送給を
中止し、反応器を室温まで冷却せしめ、ガス抜きし、内
容物を取り出した。白色粒子状のポリエチレンの収量は
20gであった。物性測定結果は表1に示した。
【0039】(実施例2)トリメチルジエチルシロキシ
アランの代わりに、東ソー・アクゾ社製ジエチルアルミ
ニウムエトキシドの1.0mol/リットル−ヘキサン
溶液を0.5ml加えた以外は、全て実施例1と同様に
触媒の調製を行い、重合反応を行った結果、22gのポ
リエチレンを得た。物性測定結果は表1に示した。
【0040】(実施例3)2−エチルヘキサン酸クロム
(III )の代わりに、和光純薬社製クロムアセチルアセ
トネートの0.1mol/リットル−トルエン溶液1.
5ml(クロム原子担持量0.20wt%)を加え、重
合温度を82℃とした以外は全て実施例1と同様に触媒
の調製を行い、重合反応を行った結果、18gのポリエ
チレンを得た。物性測定結果は表1に示した。
【0041】(実施例4)2−エチルヘキサン酸クロム
(III )の代わりに、和光純薬社製クロムアセチルアセ
トネートの0.1mol/リットル−トルエン溶液1.
5ml(クロム原子担持量0.20wt%)を加え、ト
リメチルジエチルシロキシアランの代わりに、東ソー・
アクゾ社製ジエチルアルミニウムエトキシドの1.0m
ol/リットル−ヘキサン溶液を0.5mlを加えた以
外は、全て実施例1同様に触媒の調製を行い、ついで重
合温度を82℃とした以外は全て実施例1と同様に重合
反応を行った結果、19gのポリエチレンを得た。物性
測定結果は表1に示した。
【0042】(実施例5) (1)ビス(トリフェニルシリル)クロメートの合成 米国特許2,863,891号に記載された方法に従っ
て、三酸化クロムとトリフェニルシラノールとの反応に
より、ビス(トリフェニルシリル)クロメートを合成し
た。 (2)触媒調製、重合 予め窒素で置換した100mlのフラスコに、500℃
で6時間焼成したクロスフィールド社製ES70グレー
ドシリカ(比表面積320m2 /g、細孔体積2.0c
3 /g、平均粒径40μm)4.0g、さらにn−ヘ
キサン40mlを加えスラリーとした。このスラリーに
上記(1)で合成したビス(トリフェニルシリル)クロ
メートの0.1mol/リットル−ヘキサン溶液1.5
ml(クロム原子担持量0.20wt%)を加え、25
℃で15分間撹拌した。この時間の終わりに東ソー・ア
クゾ社製メチルアルモキサンの1.0mol/リットル
−トルエン溶液を1.5ml加え、25℃で30分撹拌
した。この時間の終わりに、さらに実施例1の(1)で
合成したトリメチルジエチルシロキシアランの1.0m
ol/リットル−ヘキサン溶液を0.5ml加え、25
℃で30分撹拌した。真空下で溶媒を除去して自由流動
性のある、担持された触媒を得た。上記で得た触媒を用
い、重合温度を85℃とした以外は実施例1と同様に重
合反応を行った。その結果25gのポリエチレンを得
た。物性測定結果を表1に示した。
【0043】(実施例6)トリメチルジエチルシロキシ
アランの代わりに、東ソー・アクゾ社製ジエチルアルミ
ニウムエトキシドの1.0mol/リットル−ヘキサン
溶液を0.5ml加えた以外は、全て実施例5と同様に
触媒の調製を行い、同一の条件で重合を行った結果、3
0gのポリエチレンを得た。物性測定結果を表1に示し
た。
【0044】(実施例7) (1)ビス(tert−ブチル)クロメ−トの合成 Synth.Commun.,10,905(198
0)に記載された方法に従って、三酸化クロムとter
t−ブタノールとの反応により、ビス(tert−ブチ
ル)クロメートを合成した。 (2)触媒の調製、重合 実施例5において、トリメチルジエチルシロキシアラン
の代わりに東ソー・アクゾ社製ジエチルアルミニウムエ
トキシドの1.0mol/リットル−ヘキサン溶液を
0.5ml加え、更にビス(トリフェニルシリル)クロ
メートの代わりに、上記(1)で合成したビス(ter
t−ブチル)クロメートの0.1mol/リットル−ヘ
キサン溶液1.5ml(クロム原子担持量0.20wt
%)を加えた以外は、全て実施例5と同様に触媒の調製
を行い、同様に重合を行った結果、32gのポリエチレ
ンを得た。物性測定結果は表1に示した。
【0045】(実施例8) (1)ジエチルエトキシボランの合成 Justus Liebigs Ann.Chem.,
352(1975)に記載された方法に従って、N,N
−ジエチルピバルアミドを触媒として、トリエチルボラ
ンとエタノールとの反応により、ジエチルエトキシボラ
ンを合成した。 (2)触媒の調製、重合 ビス(トリフェニルシリル)クロメートの代わりに、実
施例7の(1)で合成したビス(tert−ブチル)ク
ロメートの0.1mol/リットル−ヘキサン溶液1.
5ml(クロム原子担持量0.20wt%)を、メチル
アルモキサンの代わりに、東ソー・アクゾ社製イソブチ
ルアルモキサンの1.0mol/リットル−ヘキサン溶
液を1.5ml加え、さらに、トリメチルジエチルシロ
キシアランの代わりに上記(1)で合成したジエチルエ
トキシボランの1.0mol/リットル−ヘキサン溶液
を0.5ml加えた以外は全て実施例5と同様に触媒の
調製を行い、同様に重合を行った結果、30gのポリエ
チレンを得た。物性測定結果は表1に示した。
【0046】(実施例9) (1)トリス(ビストリメチルシリルアミド)クロム
(III )の合成 J.Chem.Soc.(A),1433(1971)
に記載された方法に従って、無水酸塩化クロムとリチウ
ムビストリメチルシリルアミドとの反応により、トリス
(ビストリメチルシリルアミド)クロム(III )を合成
した。 (2)触媒の調製、重合 ビス(トリフェニルシリル)クロメートの代わりに、上
記(1)で合成したトリス(ビストリメチルシリルアミ
ド)クロム(III )の0.1mol/リットル−ヘキサ
ン溶液1.5ml(クロム原子担持量0.20wt%)
を加え、重合温度を92℃とした以外は、全て実施例5
と同様に触媒の調製を行い、同様に重合を行った結果、
22gのポリエチレンを得た。物性測定結果は表1に示
した。
【0047】(実施例10) (1)エチルマグネシウムエトキシドの合成 J.Chem.Soc.(A),1118(1968)
に記載された方法に従って、ジエチルマグネシウムとエ
タノールとの反応により、エチルマグネシウムエトキシ
ドを合成した。 (2)触媒の調製、重合 ビス(トリフェニルシリル)クロメートの代わりに、実
施例9の(1)で合成したトリス(ビストリメチルシリ
ルアミド)クロム(III )の0.1mol/リットル−
ヘキサン溶液1.5ml(クロム原子担持量0.20w
t%)を、またトリメチルジエチルシロキシアランの代
わりに上記(1)で合成したエチルマグネシウムエトキ
シドの1.0mol/リットル−ヘキサン溶液を0.5
ml加えた以外は、すべて実施例5と同様に触媒の調製
を行い、同様に重合を行った結果24gのポリエチレン
を得た。物性測定結果は表1に示した。
【0048】(実施例11) (スラリー重合)予め窒素で置換した撹拌機付き1リッ
トルオートクレーブ中に脱水n−ヘキサン500ml
と、実施例5において使用したクロスフィールド社製E
S70グレードシリカに代え、500℃で6時間焼成し
たデヴィソン社製952グレードシリカ(比表面積30
0m2 /g、細孔体積1.6cm3 /g、平均粒径80
μm)を用い、かつトリメチルジエチルシロキシアラン
に代え、東ソー・アクゾ社製ジエチルアルミニウムエト
キシドの1.0mol/リットル−ヘキサン溶液を0.
5ml加えたほかは実施例5と同様にして調製した自由
流動性のある触媒400mgを仕込んだ。オートクレー
ブを86℃まで昇温してから28kg/cm2 までエチ
レンを圧入し、この圧力を維持するように必要に応じて
エチレンを送給しながらスラリー重合を行った。外部か
ら冷却することによって重合温度を1時間88℃に維持
した。この時間の終わりにエチレン送給を中止し、オー
トクレーブを70℃に冷却せしめ、ガス抜きし、そして
内容物を取り出した。白色粒子状ポリエチレンの収量は
125gであった。物性測定結果は表1に示した。
【0049】(実施例12)実施例5において、ビス
(トリフェニルシリル)クロメートの代わりに、実施例
9の(1)で合成したトリス(ビストリメチルシリルア
ミド)クロム(III )の0.1mol/リットル−ヘキ
サン溶液1.5ml(クロム原子担持量0.20wt
%)を加えた以外は、全て実施例5と同様に触媒の調製
を行い、自由流動性のある触媒を得た。このようにして
調製した触媒を用い、重合温度を95℃とした以外は、
全て実施例11と同様にスラリー重合を行った。その結
果白色粒子状ポリエチレンを84g得られた。物性測定
結果は表1に示した。
【0050】(比較例1)トリメチルジエチルシロキシ
アランを添加しない以外は、すべて実施例1と同様に触
媒の調製を行い、重合を行った。その結果18gのポリ
エチレンを得た。物性測定結果は表1に示した。剛性と
ESCRのバランスが実施例1の場合よりも悪い結果と
なった。
【0051】(比較例2)トリメチルジエチルシロキシ
アランを添加しない以外は、全て実施例3と同様に触媒
の調製を行い、重合を行った。その結果15gのポリエ
チレンを得た。物性測定結果は表1に示した。剛性とE
SCRのバランスが実施例3の場合よりも悪く、溶融張
力の値も実施例3の場合よりも低かった。
【0052】(比較例3)トリメチルジェチルシロキシ
アランを添加しない以外は、全て実施例5と同様に触媒
の調製を行い、重合を行った。その結果20gのポリエ
チレンを得た。物性測定結果は表1に示した。剛性とE
SCRのバランスが実施例5の場合よりも悪く、溶融張
力の値も実施例5の場合よりも低かった。
【0053】(比較例4)ジエチルアルミニウムエトキ
シドを添加しない以外は、全て実施例7と同様に触媒の
調製を行い、重合を行った。その結果28gのポリエチ
レンを得た。物性測定結果は表1に示した。剛性とES
CRのバランスが実施例7の場合よりも悪く、溶融張力
の値も実施例7の場合よりも低かった。
【0054】(比較例5)トリメチルジエチルシロキシ
アランを添加しない以外は、全て実施例9と同様に触媒
の調製を行い、重合を行った。その結果18gのポリエ
チレンを得た。物性測定結果は表1に示した。剛性とE
SCRのバランスが実施例9の場合よりも悪く、溶融張
力の値も実施例9の場合よりも低かった。
【0055】(比較例6)比較例3の触媒を用い、それ
以外は全て実施例11と同様にスラリー重合を行った。
その結果104gのポリエチレンを得た。物性測定結果
は表1に示した。剛性とESCRのバランスが実施例1
1の場合よりも悪く、溶融張力の値も実施例11の場合
よりも低かった。
【0056】(比較例7)本発明におけるクロム化合
物、アルモキサン、有機金属アルコキシドおよび/また
は有機金属シロキシドからなる触媒を用いる代わりに、
三酸化クロムをシリカに坦持したフィリップス触媒
[W.R.Grace Corporationから購
入した969ID触媒(Cr担持量1.0wt%)]を
空気中で600℃、30時間焼成した触媒0.4gを単
独で用い、重合温度を102℃とした以外は、全て実施
例11と同様の条件で重合を行い、120gのポリエチ
レンを得た。物性測定結果は表1に示した。剛性とES
CRのバランスが実施例1〜12の場合よりも悪く、溶
融張力の値も実施例1〜12の場合よりも低かった。
【0057】(比較例8) (1)触媒調製 焼成していないクロスフィールド社製ES70グレード
シリカ30gに、クロム原子担持量が0.20wt%と
なるように、室温で三酸化クロム水溶液を加えて含浸さ
せた。水を蒸発させた後、空気中で600℃、30時間
焼成した。予め窒素で置換した100mlのフラスコ
に、上記三酸化クロム担持シリカ4.0g、更にn−ヘ
キサン40mlを加えスラリーとした。このスラリーに
東ソー・アクゾ社製イソブチルアルモキサンの1.0m
ol/リットル−ヘキサン溶液を1.5ml加え、25
℃で30分攪拌した。この時間の終わりに、更に実施例
1(1)で合成したトリメチルジエチルシロキシアラン
の1.0mol/リットル−ヘキサン溶液を0.5ml
加え、25℃で30分攪拌した。真空下で溶媒を除去し
て自由流動性のある、担持された触媒を得た。 (2)重合 すべて実施例1と同様の条件で重合を行い、10gのポ
リエチレンを得た。物性測定結果を表1に示した。剛性
とESCRのバランスが実施例1〜12の場合よりも悪
く、溶融張力の値も実施例1〜12の場合よりも低かっ
た。
【0058】(比較例9) (1)触媒調製 メチルアルモキサンを添加しない以外は、すべて実施例
6と同様に触媒の調製を行った。 (2)重合 上記(1)で得られた触媒400mg及び東ソー・アク
ゾ社製メチルアルモキサンの0.1mol/リットル−
トルエン溶液を1.5ml仕込んだ以外はすべて実施例
11と同様にスラリー重合を行った。その結果18gの
ポリエチレンを得た。実施例11に比べ、重合活性が著
しく低かった。物性測定結果は表1に示した。剛性とE
SCRのバランスが実施例11の場合より悪く、溶融張
力の値も実施例11の場合よりも低かった。
【0059】
【表1】
【0060】(実施例13)実施例7の重合において、
重合温度を95℃で行った以外は全て実施例7と同一の
条件で重合を行い、38gのポリエチレンを得た。物性
測定結果は表2に示した。 (実施例14)実施例7の重合において、水素を0.2
Kg/cm2 導入し、重合温度を78℃とした以外は、
全て実施例7と同一の条件で重合を行い、21gのポリ
エチレンを得た。物性測定結果は表2に示した。
【0061】(比較例10)実施例13との比較のため
に、ジエチルアルミニウムエトキシドを添加せず、重合
温度を95℃とした以外は、全て実施例7と同様に触媒
を調製し、重合を行い、32gのポリエチレンを得た。
物性測定結果は表2に示した。剛性とESCRのバラン
スが実施例13の場合よりも悪く、溶融張力の値も実施
例13の場合よりも低かった。
【0062】(比較例11)本発明におけるクロムK化
合物、アルモキサン、有機金属アルコキシドおよび/ま
たは有機金属シロキシドからなる触媒を用いる代わり
に、三酸化クロムをシリカに担持したフィリップス触媒
[W.R.Grace Corporatinから購入
した969MSB触媒(Cr担持量1.9wt%)を空
気中で820℃、18時間焼成した触媒]0.4gを単
独で用い、重合温度を100℃とした以外は全て実施例
11と同様に重合を行った。その結果150gのポリエ
チレンが得られた。物性測定結果は表2に示した。剛性
とESCRのバランスが実施例13、14の場合よりも
悪く、溶融張力の値も実施例13、14の場合よりも低
かった。
【0063】(実施例15)実施例6の重合において、
反応器に1−ヘキセン3mlをエチレンで加圧導入し、
共重合を行った以外は全て実施例6と同様の条件で重合
を行った。その結果35gのポリエチレンを得た。物性
測定結果は表2に示した。
【0064】
【表2】
【0065】
【発明の効果】本発明を実施することにより、剛性と耐
環境応力亀裂(ESCR)のバランスおよび成形性に優
れたエチレン系重合体を効率よく製造することができ、
工業的に価値がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に使用する触媒調製のフローチャ
ートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−25314(JP,A) 特開 平9−25312(JP,A) 特開 平9−136912(JP,A) 特開 平2−105806(JP,A) 特開 平2−185506(JP,A) 特開 昭54−120290(JP,A) 特開 平9−25313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 4/60 - 4/70

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロムカルボン酸塩、クロム−1,3−
    ジケト化合物、クロム酸エステル及びクロムアミド化合
    物から選ばれたクロム化合物、アルモキサン並びに有機
    アルミニウムアルコキシド、有機アルミニウムシロキシ
    ド、有機マグネシウムアルコキシド、有機ホウ素アルコ
    キシドから選ばれた有機金属アルコキシドおよび/また
    は有機金属シロキシドを、比表面積が50〜1000m
    2 /g、細孔体積が0.5〜3.0cm 3 /g、平均粒
    径が10〜200μmの担体を用い、担体重量に対しク
    ロム原子として0.05〜5.0wt%担持させた触媒
    を用いることを特徴とするエチレン系重合体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 クロムカルボン酸塩、クロム−1,3−
    ジケト化合物、クロム酸エステル及びクロムアミド化合
    物から選ばれたクロム化合物を担体に担持した後、更に
    アルモキサン、有機金属アルコキシドおよび/または有
    機金属シロキシドを担持した触媒を用いることを特徴と
    する請求項1に記載のエチレン系重合体の製造方法。
  3. 【請求項3】 クロムカルボン酸塩、クロム−1,3−
    ジケト化合物、クロム酸エステル及びクロムアミド化合
    物から選ばれたクロム化合物を担体に担持した後、アル
    モキサンを、次に有機金属アルコキシドおよび/または
    有機金属シロキシドの順に担持した触媒を用いることを
    特徴とする請求項1または2に記載のエチレン系重合体
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 触媒におけるクロム化合物とアルモキサ
    ンの配合比が、アルモキサン中のアルミニウム原子/ク
    ロム原子の比として0.5〜100であり、有機金属ア
    ルコキシドおよび/または有機金属シロキシド中の金属
    原子とクロム原子のモル比が0.5〜100であり、か
    つアルモキサンと有機金属アルコキシドおよび/または
    有機金属シロキシドのモル比が0.01〜100である
    請求項1ないし3のいずれかに記載のエチレン系重合体
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 担体が無機金属酸化物および/または無
    機ハロゲン化物である請求項1ないし4のいずれかに記
    載のエチレン系重合体の製造方法。
  6. 【請求項6】 アルモキサンがアルキルアルモキサンで
    ある請求項1ないしのいずれかに記載のエチレン系重
    合体の製造方法。
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